JPH0351879Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0351879Y2 JPH0351879Y2 JP1983007709U JP770983U JPH0351879Y2 JP H0351879 Y2 JPH0351879 Y2 JP H0351879Y2 JP 1983007709 U JP1983007709 U JP 1983007709U JP 770983 U JP770983 U JP 770983U JP H0351879 Y2 JPH0351879 Y2 JP H0351879Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arc
- contacts
- arc extinguishing
- contact
- movable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 6
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 5
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 2
- 238000010008 shearing Methods 0.000 description 2
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 1
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Breakers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は回路しや断器、限流器、電磁開閉器
などの開閉器に関するものである。
などの開閉器に関するものである。
第1図〜第3図は従来の回路しや断器を示す断
面図で、それぞれ異なつた動作状態を示してい
る。
面図で、それぞれ異なつた動作状態を示してい
る。
1はカバー、2はベースで、カバー1とベース
2とで容器3を構成する。4は固定接触子で、固
定導体5を有し、その一端に固定接点6を有し、
他端は外部導体(図示せず)に接続されるように
端子部になつている。7は可動接触子で、可動導
体8を有し、その一端に固定接点6に対向した可
動接点9を有している。10は可動接触子装置、
11は可動子腕でクロスバー12に固定され各極
同時に開閉されるようになされている。13は消
弧室で消弧板14が側板15により保持されてい
る。16はトグルリンク機構で上リンク17と下
リンク18より構成されている。上リンク17の
一端はクレドル19に、また他端は下リンク18
の一端にそれぞれ軸20,21により連結されて
いる。なお下リンク18の他端は上記可動接触子
装置10の可動子腕11に連結されている。22
は起倒形操作ハンドル、23は作動ばねでトグル
リンク機構16の軸21と上記操作ハンドル22
との間に架張されている。24,25は、それぞ
れ熱動および電磁引きはずし機構で、作動時には
それぞれバイメタル26および可動鉄心27によ
りトリツプバー28を反時計方向に回動させるよ
うになつている。29は一端が上記トリツプバー
28に係止され他端はクレドル19と係止してい
るラツチである。
2とで容器3を構成する。4は固定接触子で、固
定導体5を有し、その一端に固定接点6を有し、
他端は外部導体(図示せず)に接続されるように
端子部になつている。7は可動接触子で、可動導
体8を有し、その一端に固定接点6に対向した可
動接点9を有している。10は可動接触子装置、
11は可動子腕でクロスバー12に固定され各極
同時に開閉されるようになされている。13は消
弧室で消弧板14が側板15により保持されてい
る。16はトグルリンク機構で上リンク17と下
リンク18より構成されている。上リンク17の
一端はクレドル19に、また他端は下リンク18
の一端にそれぞれ軸20,21により連結されて
いる。なお下リンク18の他端は上記可動接触子
装置10の可動子腕11に連結されている。22
は起倒形操作ハンドル、23は作動ばねでトグル
リンク機構16の軸21と上記操作ハンドル22
との間に架張されている。24,25は、それぞ
れ熱動および電磁引きはずし機構で、作動時には
それぞれバイメタル26および可動鉄心27によ
りトリツプバー28を反時計方向に回動させるよ
うになつている。29は一端が上記トリツプバー
28に係止され他端はクレドル19と係止してい
るラツチである。
クレドル19がラツチ29に係止した状態で操
作ハンドル22を閉路位置に倒せば、トグルリン
ク機構16が伸長して軸21がクレドル19に係
止され、可動接点9は固定接点6に接合する。こ
の状態が第1図である。ついで操作ハンドル22
を開路位置に倒せば、トグルリンク機構16は屈
曲して可動接点9を固定接点6より開離させ、可
動子腕11がクレドル軸30に係止される。この
状態が第2図である。また前記第1図に示す閉路
状態で回路に過電流が流れると、熱動引きはずし
機構24あるいは電磁引きはずし機構25が作動
してクレドル19とラツチ29の係合が解除さ
れ、クレドル軸30を中心に時計方向にクレドル
19が回転しストツパ軸31に係止する。クレド
ル19と上リンク17の連結点が上記作動ばね2
3の作用線を越えるため、作動ばね23のばね力
によつてトグルリンク機構16が屈曲してクロス
バー12により各極連動して自動しや断を行な
う。この状態が第3図である。
作ハンドル22を閉路位置に倒せば、トグルリン
ク機構16が伸長して軸21がクレドル19に係
止され、可動接点9は固定接点6に接合する。こ
の状態が第1図である。ついで操作ハンドル22
を開路位置に倒せば、トグルリンク機構16は屈
曲して可動接点9を固定接点6より開離させ、可
動子腕11がクレドル軸30に係止される。この
状態が第2図である。また前記第1図に示す閉路
状態で回路に過電流が流れると、熱動引きはずし
機構24あるいは電磁引きはずし機構25が作動
してクレドル19とラツチ29の係合が解除さ
れ、クレドル軸30を中心に時計方向にクレドル
19が回転しストツパ軸31に係止する。クレド
ル19と上リンク17の連結点が上記作動ばね2
3の作用線を越えるため、作動ばね23のばね力
によつてトグルリンク機構16が屈曲してクロス
バー12により各極連動して自動しや断を行な
う。この状態が第3図である。
次に回路しや断器が電流しや断時に発生するア
ークの振舞いについて説明する。
ークの振舞いについて説明する。
今、可動接点9と固定接点6とが接触している
場合においては、その電力は電源側より固定導体
5、固定接点6、可動接点9および可動導体8を
順次経由して負荷側へ供給される。この状態にお
いて、短絡電流等大電流がこの回路に流れると、
前述したように、可動接点9を固定接点6から開
離させる。この際、上記固定および可動接点6,
9間にはアーク32が発生し、固定および可動接
点6,9間にはアーク電圧が発生する。このアー
ク電圧は、固定接点6からの可動接点9の開離距
離が増大するに従つて上昇し、また、同時にアー
ク32が消弧板14の方向へ磁気力によつて引き
付けられ伸長するために、更に上昇する。このよ
うにして、アーク電流は電流零点を迎えてアーク
を消弧し、しや断が完結する。
場合においては、その電力は電源側より固定導体
5、固定接点6、可動接点9および可動導体8を
順次経由して負荷側へ供給される。この状態にお
いて、短絡電流等大電流がこの回路に流れると、
前述したように、可動接点9を固定接点6から開
離させる。この際、上記固定および可動接点6,
9間にはアーク32が発生し、固定および可動接
点6,9間にはアーク電圧が発生する。このアー
ク電圧は、固定接点6からの可動接点9の開離距
離が増大するに従つて上昇し、また、同時にアー
ク32が消弧板14の方向へ磁気力によつて引き
付けられ伸長するために、更に上昇する。このよ
うにして、アーク電流は電流零点を迎えてアーク
を消弧し、しや断が完結する。
しかしながら、上記のような従来の回路しや断
器では、消弧板14は第4図のような形状をして
おり、接点側中央部に大略U字形の切欠溝14d
が設けられ、その両端に一対の脚部14cが形成
されている。したがつて、脚部14cが第4図に
示すように接点6,9の両側に延びて配設される
ので、小電流しや断においてアーク発生直後に脚
部14cにアーク32の脚が形成され、アーク長
が伸長せず、しや断不能を起こすことがあつた。
さらにアーク32が伸長しないことによつて、ア
ーク32が接点表面上に長時間膠着して接点消耗
の増大をきたすことがあつた。
器では、消弧板14は第4図のような形状をして
おり、接点側中央部に大略U字形の切欠溝14d
が設けられ、その両端に一対の脚部14cが形成
されている。したがつて、脚部14cが第4図に
示すように接点6,9の両側に延びて配設される
ので、小電流しや断においてアーク発生直後に脚
部14cにアーク32の脚が形成され、アーク長
が伸長せず、しや断不能を起こすことがあつた。
さらにアーク32が伸長しないことによつて、ア
ーク32が接点表面上に長時間膠着して接点消耗
の増大をきたすことがあつた。
上記のような問題点を改善する手段として、た
とえば第5図で示すように、消弧板14の接点側
中央部に設けたU字形の切欠溝14dの基底部
に、突出量の小さい複数の突起14fを設け、接
点6,9間に発生したアークをこの突起14fに
転移させるようにしたものが開示されている(実
開昭57−152721号公報参照)。
とえば第5図で示すように、消弧板14の接点側
中央部に設けたU字形の切欠溝14dの基底部
に、突出量の小さい複数の突起14fを設け、接
点6,9間に発生したアークをこの突起14fに
転移させるようにしたものが開示されている(実
開昭57−152721号公報参照)。
しかしながら、上記両接点6,9間の近傍に
は、上記突起14fだけでなく、これら両接点
6,9間の両側には取付用の一対の脚部14c,
14cが形成されているので、接点6,9間で発
生したアークは、上記突起14fよりも、この一
対の脚部14c,14cに先に転移する確率が高
く、第4図に示された従来の消弧板と同様に、上
記脚部14c,14cにアークが転移すると、そ
の配置関係によつて転移したアークのアーク長が
伸長せず、小電流しや断時にしや断不能を起した
り、アークが接点上に長時間膠着して接点消耗の
原因になる欠点がある。
は、上記突起14fだけでなく、これら両接点
6,9間の両側には取付用の一対の脚部14c,
14cが形成されているので、接点6,9間で発
生したアークは、上記突起14fよりも、この一
対の脚部14c,14cに先に転移する確率が高
く、第4図に示された従来の消弧板と同様に、上
記脚部14c,14cにアークが転移すると、そ
の配置関係によつて転移したアークのアーク長が
伸長せず、小電流しや断時にしや断不能を起した
り、アークが接点上に長時間膠着して接点消耗の
原因になる欠点がある。
この考案は上記のような従来の欠点を除去する
ためになされたものであつて、消弧板の形状を工
夫することにより、しや断不能およびそれに伴う
接点消耗の生じにくい開閉器を提出することを目
的としている。
ためになされたものであつて、消弧板の形状を工
夫することにより、しや断不能およびそれに伴う
接点消耗の生じにくい開閉器を提出することを目
的としている。
以下、この考案の実施例を図面にもとづいて説
明する。第6図は消弧板を示している。消弧板1
4は磁性体からなり、両側部には爪14eを形成
してあるとともに、接点側中央部には消弧室13
の側板15,15への取付側両側部よりも両接点
6,9に向つて突出する突出片14bを形成して
ある。この消弧板14は、その両側部の爪14e
を第7図に示すような絶縁物からなる側板15の
貫通孔15aに挿入して爪14eをかしめること
によつて、一対の側板15間に固定指示される。
一対の側板15とその間に支持された複数の消弧
板14とにより消弧室13が構成される。
明する。第6図は消弧板を示している。消弧板1
4は磁性体からなり、両側部には爪14eを形成
してあるとともに、接点側中央部には消弧室13
の側板15,15への取付側両側部よりも両接点
6,9に向つて突出する突出片14bを形成して
ある。この消弧板14は、その両側部の爪14e
を第7図に示すような絶縁物からなる側板15の
貫通孔15aに挿入して爪14eをかしめること
によつて、一対の側板15間に固定指示される。
一対の側板15とその間に支持された複数の消弧
板14とにより消弧室13が構成される。
第8図、第9図はこの考案の実施例の要部を示
している。消弧室13の消弧板14は上述のよう
に突出片14bを有しており、この突出片14b
が接点6,9の方へ向つて突出しているので、小
電流しや断直後のアークの脚はまず突出片14b
に形成される。いつたんアークが突出片14bに
形成されると、接点6,9の開極動作が進行して
ゆくにつれてアークは消弧板14の奥深く引き伸
ばされて良好なしや断を達成することができる。
また、接点6,9間のアークが伸長されることに
より、アークの脚は即座に接点表面上より転流さ
れるので、接点消耗を軽減することができる。
している。消弧室13の消弧板14は上述のよう
に突出片14bを有しており、この突出片14b
が接点6,9の方へ向つて突出しているので、小
電流しや断直後のアークの脚はまず突出片14b
に形成される。いつたんアークが突出片14bに
形成されると、接点6,9の開極動作が進行して
ゆくにつれてアークは消弧板14の奥深く引き伸
ばされて良好なしや断を達成することができる。
また、接点6,9間のアークが伸長されることに
より、アークの脚は即座に接点表面上より転流さ
れるので、接点消耗を軽減することができる。
以上述べたように、この考案によれば消弧板の
接点側中央部に消弧室への取付側両側部よりも接
点側に向つて長く突出する突出片を設けたので、
アークが常に上記中央部の突出片に吸引されてい
るから、各消弧板を保持する側板15から遠い位
置がアークスポツトの熱により加熱されることに
なり、消弧板の熱容量の多くが有効にアーク冷却
に活用されるので、アーク遮断性能が向上する効
果を生じる。
接点側中央部に消弧室への取付側両側部よりも接
点側に向つて長く突出する突出片を設けたので、
アークが常に上記中央部の突出片に吸引されてい
るから、各消弧板を保持する側板15から遠い位
置がアークスポツトの熱により加熱されることに
なり、消弧板の熱容量の多くが有効にアーク冷却
に活用されるので、アーク遮断性能が向上する効
果を生じる。
第1図〜第3図は従来の回路しや断器を示す正
面断面図、第4図は従来の消弧室を示す平面図、
第5図は従来の他の消弧室を示す斜視図、第6図
はこの考案における消弧板の斜視図、第7図は側
板の正面図、第8図はこの考案の実施例である回
路しや断器の要部を示す平面図、第9図は同正面
図である。 6…固定接点、9…可動接点、14…消弧板、
14b…突出片、なお、図中同一符号は同一また
は相当部分を示す。
面断面図、第4図は従来の消弧室を示す平面図、
第5図は従来の他の消弧室を示す斜視図、第6図
はこの考案における消弧板の斜視図、第7図は側
板の正面図、第8図はこの考案の実施例である回
路しや断器の要部を示す平面図、第9図は同正面
図である。 6…固定接点、9…可動接点、14…消弧板、
14b…突出片、なお、図中同一符号は同一また
は相当部分を示す。
Claims (1)
- 少なくとも一対の固定接点および可動接点と、
これら両接点間に発生するアークを消弧するため
の複数の消弧板からなる消弧室とを有する開閉器
において、上記各消弧板の接点側中央部に上記消
弧室への取付側両側部よりも上記両接点側に向つ
て長く突出する突出片を設けたことを特徴とする
開閉器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP770983U JPS59113947U (ja) | 1983-01-20 | 1983-01-20 | 開閉器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP770983U JPS59113947U (ja) | 1983-01-20 | 1983-01-20 | 開閉器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59113947U JPS59113947U (ja) | 1984-08-01 |
JPH0351879Y2 true JPH0351879Y2 (ja) | 1991-11-08 |
Family
ID=30139234
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP770983U Granted JPS59113947U (ja) | 1983-01-20 | 1983-01-20 | 開閉器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59113947U (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0316169Y2 (ja) * | 1981-03-23 | 1991-04-08 |
-
1983
- 1983-01-20 JP JP770983U patent/JPS59113947U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59113947U (ja) | 1984-08-01 |
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