JP2000340062A - スイッチ - Google Patents
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Abstract
部にパネル背面側から脱着されるスイッチ部からなり、
操作部とスイッチ部とを連結および連結解除する連結操
作レバーを備えてあるスイッチにおいて、連結操作レバ
ーを連結位置に確実に保持できるように工夫すること
で、不測なスイッチ脱落事故を未然に回避できるように
する。 【解決手段】 連結操作レバー21を連結位置に固定す
るレバーロック部材31を、パネル表裏方向に沿って脱
着するとともに、レバーロック部材31は、スイッチ部
3に備えられたスイッチ取付け台8への係合によってそ
のロック状態を維持するよう構成してある。
Description
る押しボタンスイッチやキースイッチなどのスイッチ
で、特には、操作部とスイッチ部とが着脱できる分離型
のスイッチに関する。
に取り付けられた操作部に対して、スイッチ部をパネル
背面側から装着して固定するとともに、必要に応じてス
イッチ部を操作部から取り外してスイッチ部のメンテナ
ンスや交換を行え得るように構成したものが知られてい
る。そして、この種スイッチにおいては、操作部にスイ
ッチ部を装着した後、連結操作レバーを連結位置に操作
してその装着状態を維持し、連結操作レバーを連結解除
位置に操作することでスイッチ部を操作部から分離する
ことができるようになっている。
おいては、連結操作レバーを所定の連結位置に操作して
おけば、凹凸部の係合を利用した位置決めデテント手段
によってレバー位置が安定維持されるようにはなってい
るのであるが、無造作なレバー操作によって確実に連結
位置に操作されない状態となったり、スイッチ部に脱着
操作の際に隣接する他のスイッチの連結操作レバーに触
れて、所定の連結位置からずれてしまったりするおそれ
がある。そして、このような不確実なレバー操作状態の
ままで使用していると、繰り返しスイッチ操作力を受け
ている間に発生する振動などによって、連結操作レバー
が次第にズレ動いてしまって、ついにはスイッチが勝手
に脱落してしまうような事態に陥るおそれもあった。
たものであって、連結操作レバーを連結位置に確実に保
持できるように工夫することで、不測なスイッチ脱落事
故を未然に回避することを主たる目的とするものであ
る。
達成するために、次のように構成している。
から操作可能にパネルに取り付けられる操作部と、この
操作部にパネル背面側から脱着されるスイッチ部とから
なり、前記操作部とスイッチ部とを連結するとともに、
その連結を解除する連結操作レバーを備えてあるスイッ
チにおいて、前記連結操作レバーを連結位置に固定する
レバーロック部材を、パネル前後方向に沿って脱着自在
に装着することを特徴とする。
1に係る発明において、前記レバーロック部材は、前記
スイッチ部への係合によってそのロック状態を維持する
ものである。
2に係る発明において、前記レバーロック部材は、前記
スイッチ部に備えられたスイッチ取付け台に係合して前
記ロック状態を維持する係合部を備えている。
1ないし3のいずれかに係る発明において、前記レバー
ロック部材は、前記連結操作レバーに形成された操作孔
に嵌入される嵌入部を備えている。
1ないし4のいずれかに係る発明において、前記操作部
は、押圧操作される押しボタンを備えている。
と、パネルに取り付けた操作部にパネル背面側より所望
のスイッチ部を連結した後、連結操作レバーを連結位置
に移動させ、この連結操作レバーにレバーロック部材を
作用させて連結操作レバーを連結解除位置への不測な移
動を阻止しておく。スイッチ部の交換やメンテナンスに
際しては、レバーロック部材を外して連結操作レバーを
連結解除位置へ移動させることで、スイッチ部を操作部
から取り外すことができる。しかも、レバーロック部材
を脱着する場合には、このレバーロック部材をパネル前
後方向に移動操作することになるので、複数のスイッチ
が近接してパネルに並列配備されていても、隣接するス
イッチがレバーロック部材の脱着に邪魔になることがな
い。
されたレバーロック部材は、スイッチ部に係合支持され
て、連結操作レバーを連結位置に固定した状態を維持す
る。
ーロック部材の係合部を、スイッチ部に備えられたスイ
ッチ取り付け台に係合させて、連結操作レバーを連結位
置に固定した状態を維持する。
のスイッチが並べて配備された際に、連結操作レバーの
操作孔にドライバーなど工具の先を引っ掛けて操作する
ことができるとともに、この操作孔にレバーロック部材
の嵌入部を嵌入して、連結操作レバーを連結位置に固定
することができる。
部に押し操作が加えられる度に振動などが発生しても、
レバーロック部材で固定された連結操作レバーは連結位
置からズレ動くことはない。
に基づいて説明する。
押しボタンスイッチAを後方から見た斜視図が、図2に
その平面図が、また、図3にその要部を縦断した側面図
がそれぞれ示されており、この押しボタンスイッチA
は、例えば、非常停止用スイッチとして用いられるもの
であり、各種機器のパネル1に取り付けられる操作部2
と、この操作部2にパネル背面側から脱着されるスイッ
チ部3とから構成されている。
して固定される円筒状の支持ケース4と、これの前部に
装着された押しボタン5とからなり、前記支持ケース4
をパネル1に前面から挿通して環状段部4aに当て付け
支持した状態で、パネル背面側への突出部位に装着した
ナット6を締め込むことで、支持ケース4がパネル1に
固定されるようになっている。
に対して前後にスライド移動可能かつ回動可能に外嵌装
着されるとともに、前方側に向けてスライド突出付勢さ
れており、この付勢力に抗して押しボタン5を押し込み
操作すると、内装されたロック手段によって図2中の仮
想線で示す押し込み位置にロックされ、押し込み位置の
ボタン5をその前面に付された矢印マークの方向(図8
参照)に少し回動すると、押し込みロックが解除されて
元の位置にスライド復帰されるようになっている。そし
て、図7の分解斜視図に示すように、支持ケース4の内
部には、押しボタン5の前後動に応じて前後に直線変位
する円筒状の操作スリーブ7が内嵌されている。
うに、スイッチ取付け台8と、これに装着支持される左
右のスイッチ本体9とで構成されており、このスイッチ
取付け台8が前記操作部2における支持ケース4の連結
端部4bにパネル背面側から脱着可能となっている。
チ取付け台8の前面には、操作部連結用として略円形の
開口10が形成されており、その背部の左右に前記スイ
ッチ本体9が縦向き姿勢で脱着可能に装着されている。
背部の上部には、後向き片持ち状の3個の係止片11が
左右に並列して設けられるとともに、図6に示されるよ
うに各係止片11にはそれぞれ係止孔12が形成され、
さらに、スイッチ取付け台8における背部の下部には、
3個の係止孔13が左右に並列して設けられている。ま
た、スイッチ本体9の上下端面には、上下の前記係止孔
12,13に係入可能な係止突起14,15が形成され
ており、左右両端の係合孔12,13対を用いて左右2
個のスイッチ本体9がスイッチ取付け台8に位置決め係
合連結されるようになっている。なお、左右中間の係合
孔12,13対には必要に応じてランプユニットが装着
され、押しボタン5の操作状態をそのボタン中央に備え
た透光窓5aを通してランプ表示することが可能となっ
ている。
部11aが形成されており、スイッチ本体9をスイッチ
取付け台8から取り外す場合に、ドライバーなどの工具
の先端をスイッチ本体9の上面と前記爪部と11aの間
に差し込んで、係止片11をこじ上げ変形させて上部の
係止突起14を上部の係止孔12から容易に離脱させる
ことができるよう構成されている。
れた操作突起16を押し込み操作することで、内装され
たスイッチ機構の接点切り換えを行うよう構成されたも
のであり、常開タイプ(NO)と常閉タイプ(NC)が
用意され、使用条件に応じて任意に使い分けることがで
きるようになっている。なお、スイッチ本体9の内部に
は、図2に示される外部配線用の端子ネジ17が上下一
対設けられるとともに、スイッチ本体9の上下面には配
線挿入用の開口18が、また、スイッチ本体9の後面の
上下にはネジ操作孔19が形成されている。
チ本体9を装着使用する場合、各スイッチ本体9の操作
突起16が、前記操作部2の支持ケース4に組み込まれ
た前記操作スリーブ7の後端の対角部位に対向され、押
しボタン5が押し込み操作されることで操作スリーブ7
を介して両スイッチ本体9の操作突起16が同時に押し
込み操作されるようになっている。
た開口10の内部には、操作部2の支持ケース4とスイ
ッチ取付け台8とを連結および連結解除するための連結
操作レバー21が組み込まれている。
1は環状基部21aから径方向外方に向けて延出された
ものであり、スイッチ取付け台11の前部上面に形成さ
れた左右に長いスリット22から上方に突出されてい
る。前記環状基部21aは、前記開口10と同径の内周
を有するとともに、開口の中心c周りに左右回動可能に
支持されており、スリット22の両端がその回動限界と
なっている。そして、連結操作レバー21の先端にはド
ライバーなどを差し込むための操作孔23が形成される
とともに、その少し基部側にはデテント孔24が形成さ
れている。また、スイッチ取付け台8の上部前面には、
連結操作レバー21が左右の回動限界に到達した時に前
記デテント孔24に係入される小突起25が形成されて
おり、左右の回動限界にある連結操作レバー21がデテ
ント孔24と小突起25との係合によって軽く位置決め
保持されるようになっている。
10は、操作部2における支持ケース4の連結用端部4
bの外形形状に対応して部分的に大径部を有する形状に
形成されており、一定回動位相でのみ支持ケース4の連
結用端部4bを開口10に相対挿入することができるよ
うになっている。そして、前記連結用端部4bの外周の
上下二箇所には、図7および図8に示されるように周方
向に沿う係合溝26が形成されるとともに、前記連結操
作レバー21における環状基部21aの内周における対
角部位には一対の係合爪部27が設けられており、図9
(a)に示すように、連結操作レバー21が一方の回動
限界である連結解除位置fに回動されている時には、前
記係合爪部27が開口10から退入されて、支持ケース
4の連結用端部4bを開口10に挿抜することができ、
図9(b)に示すように、連結操作レバー21が他方の
回動限界である連結位置rに回動されると、前記係合爪
部27が開口10内に突出し、開口10に挿入されてい
る連結用端部4bの各係合溝26に各係合爪部27が係
合して、支持ケース4の連結用端部4bとスイッチ部3
のスイッチ取付け台8との相対分離が阻止されるように
なっている。
とはなく、本発明では、連結位置rに操作された前記連
結操作レバー21が不用意に連結解除位置fに向けてず
れ動くのを阻止するために、図5に示すようなレバーロ
ック部材31を導入している。
付け台8を左右から抱き込む左右一対の位置決め片32
を備えた下向きコの字形状に形成されたものであり、そ
の左右中間部には後方に突出する係合部としての連結片
33と、前方に突出する嵌入部としてのピン部34が連
設されている。
における中央の係止片11の爪部11aを係入する孔3
5が形成されるとともに、連結片33の先端下面には、
前記爪部11aをに下方から係合する係合突起36が設
けられており、連結操作レバー21が連結位置rにある
状態で、このレバーロック部材31を後方からスイッチ
取付け台8に嵌め付け操作して、ピン部34を連結操作
レバー21の操作孔23に係入するとともに、スイッチ
取付け台8における中央の係止片11に連結片33を係
合させることで、連結位置rに操作された前記連結操作
レバー21が不用意に連結解除位置f側にずれ動くのを
阻止することが可能となっている。
バー21の操作孔23より若干大径に形成されるととも
に、ピン部34の先端側にはスリット37が形成され
て、このスリット37を介しての左右弾性変形によって
ピン径が多少減縮可能となっており、ピン部34の先端
部が連結操作レバー21の操作孔23を通過する際に縮
径変形し、通過すると復元してピン部34の後方への抜
け出しに抵抗がもたらされるようになっている。
とも可能である。
ー21の横幅の相当する幅の凹部を形成して、連結位置
の連結操作レバー21を前記凹部に係入して固定するこ
とも可能である。
イッチ、セレクタスイッチやその他の分離型スイッチに
適用することが可能である。
によれば以下に示すような効果が期待できる。
ク部材の装着によって連結操作レバーを連結位置に確実
に固定できるので、使用中の連結操作レバーがスイッチ
操作時に振動などによって勝手にずれ動いて、スイッチ
部が操作部から脱落してしまうような事故の発生を未然
に防止でき、信頼性の高い使用状態を実現できる。
さえすれば、連結操作レバーを連結解除位置に動かして
スイッチ部を操作部から分離することができ、スイッチ
部の交換やメンテナンスを従来と同様に容易に行うこと
ができ、この種スイッチの機能を何ら損なうことなく便
利に使用できる。
左右上下に大きいスペースを必要としないので、複数の
スイッチを近接してパネルに並列配備しても、隣接する
スイッチがレバーロック部材の脱着の邪魔になることが
なく、取扱い性に優れたものとなる。
ク部材自体をスイッチ部への係脱により脱着できるの
で、ネジを用いた締め込みロックなどの煩わしい操作を
必要とすることなく簡単迅速にレバーロック部材の脱着
を行うことができ、一層取扱い性に優れたものとなる。
ク部材を、スイッチ部に備えられたスイッチ取付け台を
利用して脱着できるので、ネジを用いた締め込みロック
などの煩わしい操作を必要とすることなく簡単迅速にレ
バーロック部材の脱着を行うことができ、一層取扱い性
に優れたものとなる。
バーを連結位置に固定した状態では、連結操作レバーの
操作孔にレバーロック部材の嵌入部が嵌入されているの
で、この操作孔にドライバーなどの工具を挿入して連結
操作レバーをすることが不能となり、レバーロックをか
けたままで誤って連結操作レバーを無理に操作して損傷
させてしまうようなおそれがなく、信頼性の面でも優れ
たものとなる。
しボタン操作に伴う振動などが繰り返し発生しても、レ
バーロックをかけた連結操作レバーが連結位置からズレ
動くことはなく、スイッチ部の不測なズレ動きや脱落の
おそれなく確実な押しボタン操作を実行する上で有効と
なる。
斜視図
から見た斜視図
から見た斜視図
イッチ取付け台の正面図 (b)連結操作レバーが連結位置にあるスイッチ取付け
台の正面図
Claims (5)
- 【請求項1】 前面側から操作可能にパネルに取り付け
られる操作部と、この操作部にパネル背面側から脱着さ
れるスイッチ部とからなり、前記操作部とスイッチ部と
を連結するとともに、その連結を解除する連結操作レバ
ーを備えてあるスイッチにおいて、 前記連結操作レバーを連結位置に固定するレバーロック
部材を、パネル前後方向に沿って脱着自在に装着するこ
とを特徴とするスイッチ。 - 【請求項2】 前記レバーロック部材は、前記スイッチ
部への係合によってそのロック状態を維持する請求項1
記載のスイッチ。 - 【請求項3】 前記レバーロック部材は、前記スイッチ
部に備えられたスイッチ取付け台に係合して前記ロック
状態を維持する係合部を備える請求項2記載のスイッ
チ。 - 【請求項4】 前記レバーロック部材は、前記連結操作
レバーに形成された操作孔に嵌入される嵌入部を備える
請求項1ないし3のいずれかに記載のスイッチ。 - 【請求項5】 前記操作部は、押圧操作される押しボタ
ンを備える請求項1ないし4のいずれかに記載のスイッ
チ。
Priority Applications (1)
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JP14912099A JP3991508B2 (ja) | 1999-05-28 | 1999-05-28 | スイッチ |
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Publications (2)
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Family Applications (1)
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