JP2000339772A - 光ディスク、および光ディスクのラベル層形成装置 - Google Patents

光ディスク、および光ディスクのラベル層形成装置

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JP2000339772A
JP2000339772A JP11150279A JP15027999A JP2000339772A JP 2000339772 A JP2000339772 A JP 2000339772A JP 11150279 A JP11150279 A JP 11150279A JP 15027999 A JP15027999 A JP 15027999A JP 2000339772 A JP2000339772 A JP 2000339772A
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Yoshihiko Masakawa
仁彦 正川
Kunio Yamamiya
国雄 山宮
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易に剥離可能なラベル層を有する光ディス
クを提供する。 【解決手段】 基板2上に積層した記録層3および保護
層4を有し、基板2側から光ビームを照射して情報を記
録再生する光ディスク1において、保護層4の表面に、
弱粘着層6、フィルム層7およびインク受理層8を有す
る積層構造、または弱粘着剤を混合したフィルム層12
とインク受理層13とを有する積層構造、あるいは弱粘
着剤を混合したインク受理層16の単層構造から成るラ
ベル情報を記録するためのラベル層5,11,15を剥
離可能に設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ラベル情報を記
録可能なラベル層を有する光ディスク、およびラベル層
を光ディスクに形成するための光ディスクのラベル層形
成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光ディスクとして、例えばユーザ
側で、所望の情報を追記できるCD−RやDVD−R、
情報を消去して再記録できるCD−RWやDVD−RW
等が用いられるようになってきている。このような光デ
ィスクとして、保護層上に予めラベル層を一体的に設
け、このラベル層の表面(ラベル面)にユーザがタイト
ル等の記録内容を示すラベル情報を記入するようにした
ものが市販されている。
【0003】また、例えば特開平10−302440号
公報には、ラベル層が無い状態で提供される光ディスク
に対して、ユーザがカラープリンタ等でラベルへの記入
を行った後に、そのラベルを光ディスクの保護層上に貼
り付けるようにした光ディスク用剥離紙付きラベルシー
トが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
ように、保護層上に予めラベル層が一体的に設けられて
いる光ディスクにあっては、光ディスクへの記録内容等
の変更毎に、ラベル面のラベル情報を消去して、新たに
記録内容に応じたラベル情報を記入することになるた
め、記録内容の変更が多数回に及ぶとラベル面が汚れて
記載したラベル情報が読み取りにくくなると言う問題が
生じることになる。また、ラベル情報を記載する部分の
ラベル層が消去の繰り返しで薄くなったり、剥がれたり
して、保護層を損傷し易くなり、これがため光ディスク
の記録層に悪影響を与えると言う問題がある。
【0005】これに対し、後者のように、光ディスクに
ラベルを貼り付けるものにあっては、ラベル情報の変更
が生じた場合、光ディスクから前のラベル情報が記録さ
れているラベルを剥離し、変更後のラベル情報を記録し
た新たなラベルを貼り付ければ良いので、上記のような
問題は生じない。しかし、この光ディスク用剥離紙付き
ラベルシートにあっては、ラベルはカラープリンタで印
刷可能なインク受理層からなり、その裏面に粘着材が塗
られて構成されているため、光ディスクに強固に貼着さ
れる。
【0006】このため、光ディスクからラベルを剥がす
際に、ラベルが破れて完全に剥がすのに手間と時間がか
かったり、また保護層まで一緒に剥がして光ディスク自
体を破損してしまうおそれがある。
【0007】この発明は、このような従来の問題点に着
目してなされたもので、その第1の目的は、容易に剥離
可能なラベル層を有する光ディスクを提供しようとする
ものである。
【0008】さらに、この発明の第2の目的は、上記の
ラベル層を光ディスクの保護層上に容易に形成できる光
ディスクのラベル層形成装置を提供しようとするもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、請求項1に係る発明は、基板上に積層した記録
層および保護層を有し、前記基板側から光ビームを照射
して情報を記録再生する光ディスクにおいて、前記保護
層の表面に、弱粘着層、フィルム層およびインク受理層
を有する積層構造、または弱粘着剤を混合したフィルム
層とインク受理層とを有する積層構造、あるいは弱粘着
剤を混合したインク受理層を有する単層構造から成るラ
ベル情報を記録するためのラベル層を剥離可能に設けた
ことを特徴とするものである。
【0010】請求項1に係る発明によると、ラベル層は
弱粘着層あるいは弱粘着剤を介して光ディスクの保護層
に接着されるので、保護層に何らの損傷を与えることな
く、容易に剥離することが可能となる。
【0011】上記第2の目的を達成するため、請求項2
に係る発明は、基板上に積層した記録層および保護層を
有し、前記基板側から光ビームを照射して情報を記録再
生する光ディスクの前記保護層の表面に、弱粘着層、フ
ィルム層およびインク受理層を有する積層構造、または
弱粘着剤を混合したフィルム層とインク受理層とを有す
る積層構造、あるいは弱粘着剤を混合したインク受理層
の単層構造から成るラベル情報を記録するためのラベル
層を剥離可能に形成する光ディスクのラベル層形成装置
であって、前記ラベル層を構成する各形成剤を選択的に
噴射する噴射ヘッド部と、前記光ディスクを着脱自在に
保持するディスク保持手段と、該ディスク保持手段に保
持される光ディスクと前記噴射ヘッド部とを相対的に二
次元駆動する駆動手段とを有し、前記駆動手段により前
記ディスク保持手段に保持された光ディスクと前記噴射
ヘッド部とを相対的に二次元駆動しながら、前記噴射ヘ
ッド部から前記ラベル層を構成する形成剤を噴射して、
前記光ディスクの保護層の表面に剥離可能な前記ラベル
層を形成するよう構成したことを特徴とするものであ
る。
【0012】請求項2に係る発明によると、光ディスク
と噴射ヘッド部とを相対的に二次元駆動しながら、噴射
ヘッド部からラベル層を構成する形成剤を噴射すること
で、光ディスクの保護層の表面に剥離可能なラベル層を
自動的に形成することが可能となる。
【0013】請求項3に係る発明は、請求項2に記載の
光ディスクのラベル層形成装置において、前記駆動手段
に対して、前記噴射ヘッド部と前記ラベル層にラベル情
報を記録する記録ヘッド部とを交換自在に装着可能と
し、前記記録ヘッド部の装着下において、前記駆動手段
により前記ディスク保持手段に保持された光ディスクと
前記記録ヘッド部とを相対的に二次元駆動しながら、前
記光ディスクのラベル層に所望のラベル情報を記録し得
るよう構成したことを特徴とするものである。
【0014】請求項3に係る発明によると、噴射ヘッド
部に代えて記録ヘッド部を駆動手段に装着することで、
ラベル層形成装置をラベル層の記録装置として機能させ
ることができ、これにより光ディスクに形成されたラベ
ル層に所望のラベル情報を自動的に記録することが可能
となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態について説明する。図1は、この発明に係る
光ディスクの第1実施の形態を示す部分拡大断面図であ
る。この光ディスク1は、基板2上に積層した記録層3
および保護層4を有し、基板2側から光ビームを照射し
て情報を記録再生するものである。なお、図1では、図
面を簡略化するために記録層3を一層で示しているが、
この記録層3は例えばCD−Rでは基板2側から順次積
層された記録(色素)層および反射層の二層で構成さ
れ、CD−RWでは基板2側から順次積層された誘電
層、記録(相変化記録)層、誘電層および反射層の四層
で構成される。また、保護層4は、例えば紫外線硬化型
樹脂で構成されている。
【0016】この実施の形態では、保護層4の表面に剥
離可能にラベル情報を記録するためのラベル層5を設け
る。ラベル層5は、保護層4側から弱粘着層6、フィル
ム層7およびインク受理層8を積層して構成する。ここ
で、弱粘着層6は、保護層4に対して粘着力が比較的弱
い、例えばアクリル樹脂系弱粘着剤あるいは紫外線硬化
型弱粘着剤をもって構成する。また、フィルム層7は、
下層の弱粘着層6に比較的強固に接着するように、透明
なポリエステル樹脂に熱可塑性樹脂を添加して構成する
か、あるいは下層の弱粘着層6の引張力よりも大きい接
着力で接着した透明なラミネート層をもって構成する。
このフィルム層7は、その厚さを例えば30〜80ミク
ロン以下とする。インク受理層8は、例えばインクジェ
ット記録用のインクを受理できる材料で、厚さ10ミク
ロン以下に形成する。
【0017】このようなラベル層5は、例えば上記の特
開平10−302440号公報に記載されているよう
に、剥離紙付きラベルシートとして提供して、ユーザに
おいて光ディスク1の保護層4上に貼着したり、あるい
は後述するこの発明に係るラベル形成装置を用いて光デ
ィスク1の保護層4上に自動的に形成することができ
る。また、ラベル層5に所望のラベル情報を記録するに
あたっては、光ディスク1にラベル層5が設けられてい
る状態で、ユーザが手書きで記録したり、あるいは特開
平11−5332号公報に開示されているように、イン
クジェットプリンタで記録したり、さらには、ラベル層
5が剥離紙付きラベルシートとして提供される場合にあ
っては、ラベルシートの状態でカラープリンタ等でラベ
ル情報を記録した後、光ディスク1の保護層4上に貼着
することができる。
【0018】図1に示す光ディスク1によれば、ラベル
層5は、保護層4に接着する層が粘着力の比較的弱い弱
粘着層6で、この弱粘着層6とラベル情報の記録層とな
るインク受理層8との間に、弱粘着層6に対して比較的
強固に接着したフィルム層7を介在させて構成されてい
るので、保護層4に対して容易に剥離することができ
る。したがって、前のラベル層5を剥離して新たなラベ
ル層5を貼着あるいは形成する操作を繰り返しても、保
護層4や光ディスク1自体を何ら損傷することもない。
また、弱粘着層6とインク受理層8との間にフィルム層
7が介在しているので、弱粘着層6を構成する弱粘着剤
のインク受理層8への浸透も有効に防止でき、これによ
りインク受理層8上に、手書きあるいはインクジェット
プリンタ等でラベル情報を明瞭に記録することができ
る。
【0019】図2は、この発明に係る光ディスクの第2
実施の形態を示す部分拡大断面図である。この実施の形
態は、光ディスク1の保護層4の表面に剥離可能に設け
るラベル層11を、保護層4側から弱粘着剤を混合した
フィルム層12と、インクジェット記録用のインク受理
層13とを積層して構成したもので、その他の構成は第
1実施の形態と同様である。ここで、フィルム層12
は、弱粘着剤として保護層4に対する粘着力が比較的弱
く、かつインク受理層13に対する粘着力が比較的強い
例えば紫外線硬化型接着剤を用い、これを発泡樹脂に混
合して構成する。したがって、保護層4には、弱粘着剤
が点在して接触することになるので、第1実施の形態に
おけるよりも、ラベル層11を保護層4に対してより容
易に剥離することができる。
【0020】なお、このラベル層11も、第1実施の形
態の場合と同様に、剥離紙付きラベルシートとして提供
して、ユーザにおいて光ディスク1の保護層4上に貼着
したり、あるいは後述するようなラベル形成装置を用い
て光ディスク1の保護層4上に自動的に形成することが
できる。また、ラベル層11に所望のラベル情報を記録
するにあたっても、同様に、光ディスク1にラベル層1
1が設けられている状態で、ユーザが手書きで記録した
り、あるいはインクジェットプリンタで記録したり、さ
らには、ラベル層11が剥離紙付きラベルシートとして
提供される場合には、ラベルシートの状態でカラープリ
ンタ等でラベル情報を記録した後、光ディスク1の保護
層4上に貼着することができる。
【0021】図3は、この発明に係る光ディスクの第3
実施の形態を示す部分拡大断面図である。この実施の形
態は、光ディスク1の保護層4の表面に剥離可能に設け
るラベル層15を、インク受理層16の単層構造とした
もので、その他の構成は第1実施の形態と同様である。
ここで、インク受理層16は、例えばポリエステル樹脂
および/または熱可塑性樹脂に、弱粘着剤と、インクを
吸収する充填剤としてのフィラー17(例えば、酸化マ
グネシウム)とを混入し、フィラー17がインク受理層
16の表面に析出して梨地状となるように構成する。し
たがって、この実施の形態においても、弱粘着剤が点在
して保護層4に接触することになるので、第2実施の形
態と同様に、ラベル層15を保護層4に対してより容易
に剥離することができる。また、ラベル層15がインク
受理層16の単層構造から成るので、簡単かつ安価に形
成できる。
【0022】なお、このラベル層15も、上述した実施
の形態の場合と同様に、剥離紙付きラベルシートとして
提供して、ユーザにおいて光ディスク1の保護層4上に
貼着したり、あるいは後述するようなラベル形成装置を
用いて光ディスク1の保護層4上に自動的に形成するこ
とができる。また、ラベル層15に所望のラベル情報を
記録するにあたっても、同様に、光ディスク1にラベル
層15が設けられている状態で、ユーザが手書きで記録
したり、あるいはインクジェットプリンタで記録した
り、さらには、ラベル層15が剥離紙付きラベルシート
として提供される場合には、ラベルシートの状態でカラ
ープリンタ等でラベル情報を記録した後、光ディスク1
の保護層4上に貼着することができる。
【0023】図4は、この発明に係る光ディスクのラベ
ル層形成装置の第1実施の形態を示す概略図である。こ
のラベル層形成装置は、光ディスクの保護層表面に剥離
可能に、図1に示した三層構造のラベル層5を形成する
もので、光ディスク1はその保護層4を上面としてディ
スク回転手段を構成するスピンドルモータ21に着脱自
在に保持して、矢印で示す方向に回転駆動する。また、
スピンドルモータ21によって回転駆動される光ディス
ク1の上方には、ガイド部材22に摺動可能に支持する
と共に、スクリュウネジ23に係合して噴射ヘッド部2
4を設け、スクリュウネジ23をモータ25により回転
することにより、噴射ヘッド部24をディスク径方向に
移動させるようにする。
【0024】噴射ヘッド部24には、図1に示したラベ
ル層5の各層、すなわち弱粘着層6、フィルム層7およ
びインク受理層8を形成するための各形成剤を収容する
タンク(図示せず)に接続して噴射ヘッド26,27,
28を保持し、これら噴射ヘッド26,27,28から
対応する形成剤を選択的に噴射させるようにする。
【0025】また、スピンドルモータ21によって回転
駆動される光ディスク1の上方の適宜の位置には、光デ
ィスク1上に噴射された形成剤を乾燥するための加温器
29や、膜厚を検出するための例えばフォトリフレクタ
等よりなる膜厚検出器30を設ける。
【0026】以下、図4に示すラベル層形成装置の動作
を図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。
先ず、ラベル層の無い光ディスク1を保護層4を上面と
して装填して、スピンドルモータ21により回転させる
(ステップS1)。その状態で、モータ25の駆動によ
り噴射ヘッド部24をディスク径方向に往動あるいは往
復移動させながら、例えば噴射ヘッド26から弱粘着層
の形成剤、例えばアクリル樹脂系弱粘着剤あるいは紫外
線硬化型弱粘着剤を光ディスク1の保護層4上に噴射
し、その膜厚を膜厚検出器30で監視すると共に、加温
器29で適宜加温して所定膜厚の弱粘着層6を形成する
(ステップS2)。
【0027】次に、光ディスク1の回転下において、噴
射ヘッド部24をディスク径方向に往動あるいは往復移
動させながら、例えば噴射ヘッド27からフィルム層の
形成剤、例えば透明なポリエステル樹脂に熱可塑性樹脂
を添加してなる形成剤を弱粘着層6上に噴射し、その膜
厚を膜厚検出器30で監視すると共に、加温器29で適
宜加温して所定膜厚のフィルム層7を形成する(ステッ
プS3)。
【0028】その後、同様にして、光ディスク1の回転
下において、噴射ヘッド部24をディスク径方向に往動
あるいは往復移動させながら、例えば噴射ヘッド28か
らインクジェット記録用のインク受理層の形成剤をフィ
ルム層7に噴射し、その膜厚を膜厚検出器30で監視す
ると共に、加温器29で適宜加温して所定膜厚のインク
受理層8を形成する(ステップS4)。
【0029】以上の工程により、光ディスク1の保護層
4上に剥離可能なラベル層5を形成したら、スピンドル
モータ21の回転を停止させて、光ディスク1を取り出
す(ステップS5)。なお、ステップS2,S3および
S4での各膜の形成工程において、スピンドルモータ2
1による光ディスク1の回転速度は、各膜の成膜特性等
に応じて適宜変更することができる。
【0030】このように、図4に示したラベル層形成装
置によれば、光ディスク1の保護層4の表面に剥離可能
なラベル層5を自動的に形成することができる。したが
って、ラベル情報の変更が生じた場合には、前のラベル
層5を剥離した状態で、光ディスク1をラベル層形成装
置に装填することにより新たなラベル層5を形成できる
ので、ラベル層5を剥離紙付きラベルシートとして提供
する場合に比べ、貼着の手間が省ける。なお、このよう
にして光ディスク1に形成されるラベル層5に所望のラ
ベル情報を記録するにあたっては、手書きあるいはイン
クジェットプリンタ等で記録すればよい。
【0031】なお、図2に示した二層構造のラベル膜1
1を形成する場合には、噴射ヘッド部24にフィルム層
12の形成剤を噴射する噴射ヘッドと、インク受理層1
3の形成剤を噴射する噴射ヘッドとを設けることによ
り、同様にして光ディスク1の保護層4上に剥離可能な
ラベル膜11を自動的に形成することができる。また、
図3に示した単層構造のラベル膜15を形成する場合に
は、噴射ヘッド部24にインク受理層16の形成剤を噴
射する噴射ヘッドを設けることにより、同様にして光デ
ィスク1の保護層4上に剥離可能なラベル膜15を自動
的に形成することができる。
【0032】図6は、この発明に係る光ディスクのラベ
ル膜形成装置の第2実施の形態を示す概略図である。こ
の実施の形態では、図4に示した構成において、光ディ
スク1に形成されているラベル層に所望のラベル情報を
記録するためのインクジェットの記録ヘッド部31と、
ラベル層を形成するための噴射ヘッド部24とを、ガイ
ド部材22およびスクリュウネジ23に対して交換自在
に装着可能とし、記録ヘッド部31の装着下において、
スピンドルモータ21により光ディスク1を回転させる
と共に、モータ25により記録ヘッド部31をディスク
径方向に移動させながら、光ディスク1のラベル層に所
望のラベル情報を記録し得るようにしたものである。
【0033】したがって、この実施の形態によれば、噴
射ヘッド部24に代えて記録ヘッド部31を装着するこ
とにより、ラベル層形成装置をラベル層の記録装置とし
て機能させることができるので、ラベル層の形成後、記
録ヘッド部31に交換することで、形成されたラベル層
に直ちに所望のラベル情報を自動的に記録することがで
きる。また、図1,図2,図3に示したラベル層5,1
1,15が、剥離紙付きラベルシートとして提供される
場合には、光ディスクにラベル層を貼着した状態で装填
することで、あるいはラベル層が光ディスクに固定的に
設けられている場合には、そのまま光ディスクを装填す
ることで、所望のラベル情報を自動的に記録することが
できる。
【0034】なお、この発明は、上述した実施の形態に
のみ限定されるものではなく、幾多の変形または変更が
可能である。例えば、光ディスク1の保護層4の表面
に、ラベル層が剥離し易いシリコン層等を予め形成し、
その上にラベル層をコートするようにすることもでき
る。このようにすれば、より簡単にラベル層を剥離する
ことができる。また、図4,図5では、光ディスク1を
回転させ、噴射ヘッド部24あるいは記録ヘッド部31
をディスク径方向に移動させることにより二次元駆動す
るようにしたが、光ディスク1を静止させ、噴射ヘッド
部24あるいは記録ヘッド部31を直交する方向に二次
元駆動したり、噴射ヘッド部24あるいは記録ヘッド部
31を静止させ、光ディスク1を回転させることなく、
直交する方向に二次元駆動するようにすることもでき
る。
【0035】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係る発明によ
れば、ラベル層を、それを構成する弱粘着層あるいは弱
粘着剤を介して光ディスクの保護層上にコートさせるよ
うにしたので、容易に剥離することができる。したがっ
て、ラベル層のコートおよび剥離を繰り返しても、保護
層や光ディスク自体に何らの損傷を与えることがないの
で、光ディスクを長期間に亘って安定して使用すること
ができる。
【0036】また、請求項2に係る発明によれば、光デ
ィスクの保護層上に容易に剥離可能なラベル層を自動的
に形成することができるので、ラベル層を剥離紙付きラ
ベルシートとして提供する場合に比べ、コートの手間を
省くことができる。
【0037】さらに、請求項3に係る発明によれば、ラ
ベル層形成装置をラベル層の記録装置としても機能させ
ることができるので、それぞれ専用のラベル層形成装置
および記録装置を用いる場合に比べ安価にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る光ディスクの第1実施の形態
を示す部分拡大断面図である。
【図2】 同じく、第2実施の形態を示す部分拡大断面
図である。
【図3】 同じく、第3実施の形態を示す部分拡大断面
図である。
【図4】 この発明に係る光ディスクのラベル層形成装
置の第1実施の形態を示す概略図である。
【図5】 図4の動作を説明するためのフローチャート
である。
【図6】 この発明に係る光ディスクのラベル膜形成装
置の第2実施の形態を示す概略図である。
【符号の説明】
1 光ディスク 2 基板 3 記録層 4 保護層 5 ラベル層 6 弱粘着層 7 フィルム層 8 インク受理層 11 ラベル層 12 フィルム層 13 インク受理層 15 ラベル層 16 インク受理層 17 フィラー 21 スピンドルモータ 22 ガイド部材 23 スクリュウネジ 24 噴射ヘッド部 25 モータ 26,27,28 噴射ヘッド 29 加温器 30 膜厚検出器 31 記録ヘッド部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に積層した記録層および保護層を
    有し、前記基板側から光ビームを照射して情報を記録再
    生する光ディスクにおいて、 前記保護層の表面に、弱粘着層、フィルム層およびイン
    ク受理層を有する積層構造、または弱粘着剤を混合した
    フィルム層とインク受理層とを有する積層構造、あるい
    は弱粘着剤を混合したインク受理層の単層構造から成る
    ラベル情報を記録するためのラベル層を剥離可能に設け
    たことを特徴とする光ディスク。
  2. 【請求項2】 基板上に積層した記録層および保護層を
    有し、前記基板側から光ビームを照射して情報を記録再
    生する光ディスクの前記保護層の表面に、弱粘着層、フ
    ィルム層およびインク受理層を有する積層構造、または
    弱粘着剤を混合したフィルム層とインク受理層とを有す
    る積層構造、あるいは弱粘着剤を混合したインク受理層
    の単層構造から成るラベル情報を記録するためのラベル
    層を剥離可能に形成する光ディスクのラベル層形成装置
    であって、 前記ラベル層を構成する各形成剤を選択的に噴射する噴
    射ヘッド部と、 前記光ディスクを着脱自在に保持するディスク保持手段
    と、 該ディスク保持手段に保持される光ディスクと前記噴射
    ヘッド部とを相対的に二次元駆動する駆動手段とを有
    し、 前記駆動手段により前記ディスク保持手段に保持された
    光ディスクと前記噴射ヘッド部とを相対的に二次元駆動
    しながら、前記噴射ヘッド部から前記ラベル層を構成す
    る形成剤を噴射して、前記光ディスクの保護層の表面に
    剥離可能な前記ラベル層を形成するよう構成したことを
    特徴とする光ディスクのラベル層形成装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動手段に対して、前記噴射ヘッド
    部と前記ラベル層にラベル情報を記録する記録ヘッド部
    とを交換自在に装着可能とし、前記記録ヘッド部の装着
    下において、前記駆動手段により前記ディスク保持手段
    に保持された光ディスクと前記記録ヘッド部とを相対的
    に二次元駆動しながら、前記光ディスクのラベル層に所
    望のラベル情報を記録し得るよう構成したことを特徴と
    する請求項2に記載の光ディスクのラベル層形成装置。
JP11150279A 1999-05-28 1999-05-28 光ディスク、および光ディスクのラベル層形成装置 Pending JP2000339772A (ja)

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