JP2008052834A - 情報記録媒体 - Google Patents

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Minoru Takeda
実 武田
Tatsumi Ito
達巳 伊藤
Masato Ando
真人 安藤
Koji Ashizaki
浩二 芦崎
Takahiro Toyoda
高博 豊田
Seiji Kobayashi
誠司 小林
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Abstract

【課題】レーベル面等の印刷面に印刷可能な情報記録媒体において、印刷面に複数回繰り返して異なる図柄や文字等を印刷できるようにすることにより、印刷面に印刷した図柄や文字等の修正や変更を容易に行うことを可能とする。
【解決手段】本発明は、データの記録が可能な情報記録媒体10において、データ記録面10aと反対側の印刷面20a側に接着層24A、24B、24C、24Dを介して積層された複数のシート層22A、22B、22C、22D、22Eを有し、シート層22A、22B、22C、22D、22Eは、合成樹脂を主成分とするベース層222Aと、ベース層222Aの表面に形成され無機微粒子及びバインダを含むインク受容層224Aと、を含み、各シート層層22A、22B、22C、22Dは、接着された直下のシート層22B、22C、22D、22Eと剥離可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報記録媒体に関し、特に、CD−R、CD−RW等のデータの記録が可能な記録型光ディスクのレーベル面に印刷可能な情報記録媒体に関する。
近年、大容量のデータのバックアップや、音楽、映画やドラマのような映像等の記録を行うために、CD−R(Compact Disk Recordable)、CD−RW(Compact Disk Rewritable)、DVD−R、DVD+R(Digital Versatile Disk Recordable)、DVD−RW、DVD+RW(Digital Versatile Disk Rewritable)、DVD−RAM(Digital Versatile Disk Random Access Memory)等のデータの記録が可能な光ディスク等の情報記録媒体に対し、パーソナルコンピュータやDVDレコーダ等により、テキスト、音楽、映像等のデータを光ディスク等の情報記録媒体に記録することが広く行われている。この際、ユーザが記録媒体に記録したデータの内容を容易に認識できるように、専用のプリンタや印刷ヘッドが内蔵された光ディスク装置等の情報記録装置を用いて、記録したデータの内容を象徴的に示す図柄や文字等(例えば、曲名やドラマのタイトルや映画のワンシーンの画像等)をディスクのデータ記録面の反対側のレーベル面等の印刷面に印刷することも行われている。
このようなレーベル面に印刷可能なディスクは、一般的に、レーベル面全体が無地の白色であり、ディスク専用のインクジェットプリンタ等を用いて容易に印刷できるような材料で表面が覆われ、ユーザが図柄や文字等のデータファイルをプリンタにインプットした後に印刷動作を実行すれば、自動的に所望の位置に図柄や文字等が印刷されるようになっている(例えば、特許文献1及び特許文献2を参照)。
特開2005−182933号公報 特開2003−242750号公報
しかしながら、仮にユーザが誤ったデータファイルの図柄や文字を印刷したり、誤って不適切な位置に図柄や文字を印刷したりした場合には、従来のディスク等の情報記録媒体では修正を施すことが極めて困難である、という問題があった。
また、例えば、CD−RWやDVD−RW等の記録書き換え可能なディスクでは、以前に記録したデータを消去して、新たなデータを記録する場合には、データの記録書き換えに対応して、以前のレーベル面に印刷された図柄等を消去して、新たに記録したデータに対応する図柄等に変更するために印刷し直す必要が生じる場合があるが、このようなことも従来のディスク等の情報記録媒体では極めて困難である、という問題があった。
そこで、本発明は、このような従来のレーベル印刷可能なディスク等の記録媒体の問題に鑑みてなされたもので、レーベル面に印刷可能な記録型光ディスク等の記録媒体において、レーベル面に複数回繰り返して異なる図柄や文字等を印刷できるようにすることにより、レーベル面に印刷した図柄や文字等の修正や変更を容易に行うことを可能とすることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、データの記録が可能な情報記録媒体において、データ記録面と反対側の印刷面側に接着層を介して積層された複数のシート層を有し、このシート層は、合成樹脂を主成分とするベース層と、ベース層の表面に形成され無機微粒子及びバインダを含むインク受容層と、を含み、各シート層は、接着された直下のシート層と剥離可能である情報記録媒体が提供される。
かかる構成を有することにより、レーベル面等の印刷面に印刷した図柄や文字等の修正や変更を行う場合には、既に図柄等が印刷された最表面のシート層を直下のシート層から剥離させることにより、新たに最表面に表出したシート層に所望の図柄等を印刷することができる。このようにして、積層されたシート層の層数分だけ繰り返して異なる図柄や文字等を印刷することができる。したがって、ユーザの過誤による場合や光ディスクに記録されているデータを書き換えた場合などであっても、これらに対応して、レーベル面等の印刷面に印刷した図柄や文字等の修正や変更を容易に行うことが可能となる。
また、上記情報記録媒体において、接着層とインク受容層との接着力は、インク受容層とベース層との接着力よりも低いことが好ましい。
かかる構成を有することにより、例えば、最表層のシート層を剥離させる際に、接着層とシート層とは付着したままで、その下地のシート層のインク受容層をベース層に付着して脱離させることなく、最表層のシート層をその下地のシート層から剥離させることができる。したがって、最表層に位置するシート層を剥離させても、その下地のシート層のインク受容層は脱離せずに残っているので、新たに最表層となったシート層へのレーベル印刷も問題なく行うことができる。
また、上記接着層としては、例えば、アクリル系樹脂(水性アクリル樹脂、変性アクリル樹脂等)又は天然ゴムや、ブタジエンゴムやクロロプレンゴムなどの合成ゴムや、可塑剤を含む樹脂等のゴム状物質を主成分とする粘着剤が挙げられる。
かかる構成を有することにより、接着層が適度な粘着力を有するため、レーベル面等の印刷面に印刷した図柄や文字等の修正や変更を行いたい場合には、ユーザが、既に図柄等が印刷された最表面のシート層を指で摘むなどして直下のシート層から容易に剥離させることができる。
また、本発明に係る情報記録媒体において、上記シート層の厚みは、15〜40μmであることが好ましい。シート層の厚みが15μm未満であると、シート層が下地層からの剥離の際に破れやすくなるため好ましくなく、シート層の厚みが40μm超であると、ディスク等の記録媒体の厚みの規格を超えてしまうため好ましくない。
また、上記情報記録媒体において、印刷面側から見て最下層のシート層には、最下層のシート層であることを示す表示(マーキングなど)がされていてもよい。
かかる構成を有することにより、ユーザは、上記表示がされたシート層が印刷可能な最後のシート層であることを視覚的に容易に認識することができる。
また、上記情報記録媒体において、シート層の周縁部に、シート層の直下のシート層からの剥離を補助する剥離補助部が形成されていてもよい。このような剥離補助部材としては、例えば、シート層の周縁部に形成された切り欠き(切れ込み)や指で摘めるようなタブ等が挙げられる。
かかる構成を有することにより、各シート層の剥離をさらに容易にすることができ、特に、複数のシート層を一度に剥離させずに、最表面のシート層のみを剥離させることが容易となる。
本発明によれば、レーベル面等の印刷面に印刷可能な記録型光ディスク等の情報記録媒体において、印刷面に互いに剥離可能な複数のシート層を積層することにより、積層されたシート層の層数分だけ繰り返して異なる図柄や文字等を印刷することが可能となる。したがって、ユーザの過誤による場合や記録媒体に記録されているデータを書き換えた場合などであっても、これらに対応して、印刷面に印刷した図柄や文字等の修正や変更を容易に行うことができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本発明に係る情報記録媒体としては、例えば、CD−R(Compact Disk Recordable)、CD−RW(Compact Disk Rewritable)、DVD−R、DVD+R(Digital Versatile Disk Recordable)、DVD−RW、DVD+RW(Digital Versatile Disk Rewritable)、DVD−RAM(Digital Versatile Disk Random Access Memory)、BD(Blu−Ray Disk)、HD−DVD(High Definition Digital Versatile Disk)等のデータの記録が可能な光ディスクや、フレキシブルディスク、DAT等の磁気記録媒体や、MO(Magneto−Optical Disk)、MD(Mini Disk)等の光磁気記録媒体や、その他、カード状の光記録媒体や、メモリカードなどの記録媒体など、任意の記録媒体が挙げられる。以下の本発明の第1から第3の実施形態においては、上記記録媒体のうち、光ディスクを例に挙げて説明する。
(本発明の第1の実施形態に係る光ディスクの構成)
まず、図1に基づいて、本発明の第1の実施形態に係る光ディスク1の概略的な構成について説明する。なお、図1は、本発明の第1の実施形態に係る光ディスク1の概略的な構成を示す断面図である。
図1に示すように、本実施形態に係る光ディスク1は、データの記録が可能な光ディスクであって、ディスク基板10のデータ記録面10a(光ディスク1へのデータの読み取りや書き込みを行う面)と反対側のレーベル面20a側に、レーベル層20を有する。レーベル層20は、接着層24A、24B、24C、24D、25Eを介して積層された複数のシート層22A、22B、22C、22D、22Eから構成されている。各シート層22A、22B、22C、22D、22Eは、接着された直下のシート層(例えば、シート層24Aはシート層24B)と剥離可能に形成されている。
ディスク基板10は、耐熱性に優れ、照射レーザ光に対する透明性が高く、かつ平面方向の寸法安定性の高い材料により略円盤状に形成されており、公知の各種光ディスク用の基板材料であるポリカーボネート樹脂、アクリル系樹脂等を使用することができる。このディスク基板10の中央部には、光ディスク装置(図示せず)のスピンドルモータのハブ部に嵌合させるためのチャッキング孔10bが形成されている。
また、ディスク基板10とレーベル層20との間には、記録再生層12が設けられている。記録再生層12は、公知のROM型の記録層や、その他色素系記録層、光磁気記録層、相変化記録相等の各種記録層を適用することができ、CD−R、DVD+R、DVD−R等のライト・ワンス型の光ディスクや、CD−RW、DVD−RW、DVD+RW、DVD−RAM等の繰り返し書き換え可能な光ディスクのように、光ピックアップ14等の光学ヘッドから所定の波長のレーザ光を照射することにより、信号の記録や再生を行う機能を有している。本実施形態においては、ディスク基板10の表面に微細な案内溝10cが形成され、この案内溝10cが形成されたディスク基板10上に各種記録再生層12が積層されている。
なお、レーベル層20の中央部には、ディスク基板10に形成されたチャッキング孔10bに対応して、略円形の開口部20bが形成されている。この開口部20bの径は、チャッキング孔10bの径と同じか、それよりも若干大きく形成されている。
次に、図2に基づいて、本実施形態に係るレーベル層20の構成について詳細に説明する。なお、図2(a)は、図1に記載されたレーベル層20の一部を拡大した断面図であり、図2(b)は、(a)に記載されたシート層の詳細な構成を示す断面図である。
図2(a)に示すように、本実施形態に係るシート層20は、接着層24A、24B、24C、24Dを介して積層された5層のシート層22A、22B、22C、22D、22Eから構成されている。ここで、本実施形態に係るレーベル層20においては、5層のシート層22A、22B、22C、22D、22Eから構成されているが、シート層の層数は5層に限られず、レーベル層全体の厚みを考慮して任意の層数とすることができる。
次に、シート層22A、22B、22C、22D、22Eの詳細な構成について説明するが、説明の便宜上、最表層のシート層22Aを例に挙げて説明する。図2(b)に示すように、シート層22Aは、接着層24Aに接着されているベース層222Aと、ベース層222Aの表面に形成されたインク受容層224Aと、からなる。
ベース層222Aは、光ディスク基板10の形状に合わせて略ドーナツ形状に形成されている。このベース層222Aは、合成樹脂を主成分とし、その材質としては、例えば、紙や、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリカーボネート(PC)等の熱可塑性合成樹脂フィルム、ポリオレフィン等の熱可塑性合成樹脂を使用した合成紙、上記熱可塑性合成樹脂フィルムとアルミニウム等の金属箔をラミネートしたラミネートフィルム等を用いることができ、これらの合成樹脂を均一な厚みでディスク形状に成形することによりベース層222Aを形成することができる。
インク受容層224Aは、例えばシリカやアルミナ等の無機微粒子が少量のバインダにより支持された層であり、上記無機微粒子を少量のバインダに分散させた塗料をベース層222A上に均一に塗布することにより形成することができる。このインク受容層224Aに含まれるバインダ樹脂としては、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エチルセルロース、ポリスチレン、スチレン系共重合体、フェノキシ樹脂、ポリエステル、芳香族ポリエステル、ポリウレタン、ポリカーボネート、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステル、アクリル酸系共重合体、マレイン酸系共重合体、ポリビニルアルコール、変性ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、デンプン等が挙げられる。
なお、本実施形態においては、シート層22Aがベース層222Aとインク受容層224Aとからなる例を挙げたが、シート層22Aは、ベース層222Aとインク受容層224A以外の層を含んでいてもよく、例えば、ベース層222Aとインク受容層224Aとの接着性を高めるための下塗り層や、インク受容層224Aを保護するための保護層などを含むことができる。
接着層24A、24B、24C、24Dは、インク受容層224B、224C、224D、224Eをそれぞれベース層222B、222C、222D、222Eから脱離させることなく、接着された各シート層22A、22B、22C、22Dを剥離可能な粘着力を有することが好ましい。
各接着層24A、24B、24C、24Dがこのような接着力を有することにより、レーベル面20aに印刷した図柄や文字等の修正や変更を行いたい場合には、ユーザが、既に図柄等が印刷された最表面のシート層(例えばシート層22A)を指で摘むなどして直下のシート層(例えばシート層22B)から容易に剥離させることができる。例えば、最表面、即ち第1層目のシート層22Aをその下地である第2層目のシート層22Bから剥離させる場合に、第1層目のシート層22Aと第2層目のシート層22Bの上部にあるインク受容層224Bとの粘着力が2〜4の値(N/10mm)であるならば、ユーザは第1層目のシート層22Aを指で摘むなどして容易に剥離させることができる。
接着層24A、24B、24C、24Dが上述したような粘着力を有するためには、例えば、接着層24A、24B、24C、24Dが、アクリル系樹脂またはゴム状物質を主成分とする粘着剤を含むことが好ましい。また、ゴム状物質としては、例えば、天然ゴムや、ブタジエンゴムやクロロプレンゴムなどの合成ゴムや、可塑剤を含む樹脂などが挙げられる。
また、接着層24A、24B、24C、24Dと、その直下のインク受容層224B、224C、224D、224Eとの接着力は、該インク受容層224B、224C、224D、224Eとそのすぐ下に位置するベース層222B、222C、222D、222Eとの接着力よりも低いことが好ましい。
各接着層24A、24B、24C、24Dがこのような接着力を有することにより、例えば、最表層の第1層目のシート層22Aを剥離させる際に、接着層24Aとシート層22Aとは付着したままで、その下地のシート層22Bのインク受容層224Bをベース層222Bに付着して脱離させることなく、シート層22Aをシート層22Bから剥離させることができる。したがって、最表層に位置するシート層(例えば、シート層22A)を剥離させても、その下地のシート層(例えば、シート層22B)のインク受容層(例えば、インク受容層224B)は脱離せずに残っているので、シート層22Bへのレーベル印刷も問題なく行うことができる。
また、上記シート層22A、22B、22C、22D、22Eの厚みは、15〜40μmであることが好ましく、20μm程度であることがより好ましい。シート層22A、22B、22C、22D、22Eの厚みが15μm未満であると、シート層が下地層からの剥離の際に破れやすくなるため好ましくなく、シート層22A、22B、22C、22D、22Eの厚みが40μm超であると、ディスクの厚みの規格を超えてしまうため好ましくない。
このように、本実施形態に係るシート層22A、22B、22C、22D、22Eの厚みは薄いものであるため、これを光ディスク1のレーベル面20a側に複数層積層したとしても、十分にディスクの規格内に収まるものである。例えば、厚さ5μm程度の接着層を介して厚さ20μm程度のシート層(このうち、例えば、ベース層の厚みが10μm程度で、インク受容層の厚みが10μm程度とすることができる)を5層(22A、22B、22C、22D、22E)積層したとしても、レーベル層20全体の厚みは120μm程度にしかならない。
また、本実施形態に係るシート層22A、22B、22C、22D、22Eは、薄いものであっても十分な強度と耐候性を有するものであり、上記範囲内(15μm〜40μm)であれば、十分実用に耐え得るものである。
(本発明の第1の実施形態に係る光ディスクのレーベル面への印刷方法)
次に、図3及び図4に基づいて、本実施形態に係る光ディスクのレーベル面への印刷方法について説明する。なお、図3は、本実施形態に係る光ディスク1への印刷例を示す説明図であり、図4は、レーベル面に印刷した図柄や文字等の修正・変更方法を示す説明図である。
ユーザが、光ディスク1に大容量のデータのバックアップや、音楽、映画やドラマのような映像等の記録を行った場合には、この内容を直ぐに認識できるように、光ディスク1に記録したデータの内容に対応した図柄や文字を、光ディスク1のレーベル面20aに印刷する場合がある。ここで、例えば、図3(a)に示したように、ユーザが誤ったデータファイルの図柄や文字を印刷したり(本実施形態では、第1層目のシート層22Aに誤った情報が印刷されている)、誤って不適切な位置に図柄や文字を印刷したりする場合がある。また、例えば、光ディスク1の記録容量が一杯になったため、古い記録データ(例えば、「今日の料理」)を消去して新たなデータ(例えば、テレビ番組の録画など)を書き込む際に、図3(b)に示したように、第1層目のシート層22A上のレーベル面は図柄や文字で一杯になっているような場合がある。また、レーベル面が図柄や文字で一杯になっていない場合であっても、新たに印刷する図柄や文字等がその前に印刷されている図柄や文字等と重なったりすることがないように、レーベル印刷の際に位置決めをする必要があるが、このような位置決めはユーザにとって煩雑な作業であり、新たにすべての図柄や文字を印刷し直した方が簡単である。
このような場合には、図4に示すように、ユーザは、誤った情報を含む図柄や文字が印刷されたシート層22Aや、図柄や文字で一杯になったレーベル面を有するシート層22Aを、第2層目のシート層22Bから剥離することにより、新たに何も印刷されていない無地の第2層目のシート層22Bが、光ディスク1のレーベル面側の最表面に表出することになる。したがって、ユーザは、この何も印刷されていないシート層22Bに、再度正確な印刷用データファイル、または、新たに光ディスク1に記録するデータの内容に対応した印刷用データファイルを、新しいシート層(例えば、シート層22B)の表面にインクジェットプリンタ等を用いて印刷することができる。そして、さらにレーベル面に印刷した図柄や文字に変更や修正を加えたい場合には、同様の動作を繰り返して、最表面のシート層22Bを、第3層目のシート層22Cから剥離させることにより、新たに第3層目のシート層22Cに所望の図柄や文字を印刷することができる。このようにして、積層されているシート層の数だけ(本実施形態の場合には、4回)レーベル面に印刷された図柄や文字の修正や変更を行うことができる。
このように、本実施形態に係る光ディスク1によれば、レーベル面20aに互いに剥離可能な複数のシート層22A、22B、22C、22D、22Eが積層されているので、レーベル面20aに印刷した図柄や文字等の修正や変更を行う場合には、既に図柄等が印刷された最表面のシート層(例えば、シート層22A)を直下のシート層(例えば、シート層22B)から剥離させることにより、新たに最表面に表出したシート層(例えば、シート層22B)に所望の図柄等を印刷することができる。このようにして、積層されたシート層の層数分だけ繰り返して異なる図柄や文字等を印刷することができる。したがって、ユーザの過誤による場合や光ディスク1に記録されているデータを書き換えた場合などであっても、これらに対応して、レーベル面20aに印刷した図柄や文字等の修正や変更を容易に行うことが可能となる。
(本発明の第2の実施形態に係る光ディスクの構成)
次に、図5に基づいて、本発明の第2の実施形態に係る光ディスク2の構成について説明する。なお、図5は、本実施形態に係る光ディスク2の特徴的な構成を示す説明図である。
本実施形態に係る光ディスク2は、基本的には第1の実施形態に係る光ディスク1と同様であるが、レーベル面20a側から見て最下層のシート層(例えば、第5層目のシート層22E)には、そのシート層(22E)が最下層のシート層であることを示す表示がされている点が異なる。
最下層のシート層であることを示す表示は、例えば、図5に示すように、本実施形態に係る光ディスク2においては、第4層目のシート層22Dを剥離したことにより表面に現れた最下層のシート層22Eの表面に、シート層22Eが最下層であることを示す「LAST」の表示がされている。ただし、この表示は、図柄、文字、記号等、特に限定はされず、例えば、他の文字、記号、図柄、他のシート層と色が異なるなど、任意の表示を使用することができる。
このように、最下層のシート層にそのシート層が最下層であることを示す表示をすることにより、ユーザは、上記表示がされたシート層(例えば、シート層22E)が印刷可能な最後のシート層であることを視覚的に容易に認識することができる。
(本発明の第3の実施形態に係る光ディスクの構成)
次に、図6に基づいて、本発明の第3の実施形態に係る光ディスク3の構成について説明する。なお、図6は、本実施形態に係る光ディスク3の特徴的な構成を示す説明図である。
本実施形態に係る光ディスク3は、基本的には第1の実施形態に係る光ディスク1と同様であるが、シート層22A、22B、22C、22D(ただし、最下層のシート層22Eは除く)の周縁部に、直下のシート層22B、22C、22D、22Eからの剥離を補助する剥離補助部が形成されている点が異なる。
かかる剥離補助部としては、例えば、図6(a)に示したような、シート層(例えば、22A)の周縁部に形成された略V字状の切り欠き228aや、図6(b)に示したような、シート層の周縁部に突出して形成されたタブ228bなどがある。ただし、剥離補助部としては、上記の例に限られず、各シート層の剥離を補助する機能を有するもの、特に、複数のシート層をまとめて剥離させてしまうことを防止できるものであれば、任意の形状のものを採用することができる。
このように、剥離補助部を形成することにより、各シート層の剥離をさらに容易にすることができ、特に、複数のシート層を一度に剥離させずに、最表面のシート層のみを剥離させることが容易となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明の第1の実施形態に係る光ディスクの概略的な構成を示す断面図である。 (a)は、図1に記載されたレーベル層の一部を拡大した断面図であり、(b)は、(a)に記載されたシート層の詳細な構成を示す断面図である。 同実施形態に係る光ディスクへの印刷例を示す説明図である。 同実施形態におけるレーベル面に印刷した図柄や文字等の修正・変更方法を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る光ディスクの特徴的な構成を示す説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る光ディスクの特徴的な構成を示す説明図である。
符号の説明
1 光ディスク
10 光ディスク基板
10a データ記録面
12 記録再生層
14 光ピックアップ
20 レーベル層
20a レーベル面
22A、22B、22C、22D、22E シート層
24A、24B、24C、24D、24E 接着層
222A ベース層
224A インク受容層
226 最下層表示
228a 切り欠き
228b タブ

Claims (6)

  1. データの記録が可能な情報記録媒体において、
    データ記録面と反対側の印刷面側に接着層を介して積層された複数のシート層を有し、
    前記シート層は、合成樹脂を主成分とするベース層と、前記ベース層の表面に形成され無機微粒子及びバインダを含むインク受容層と、を含み、
    前記各シート層は、接着された直下のシート層と剥離可能であることを特徴とする、情報記録媒体。
  2. 前記接着層と前記インク受容層との接着力は、前記インク受容層と前記ベース層との接着力よりも低いことを特徴とする、請求項1に記載の情報記録媒体。
  3. 前記接着層は、アクリル系樹脂またはゴム状物質を主成分とする粘着剤を含むことを特徴とする、請求項1に記載の情報記録媒体。
  4. 前記シート層の厚みは、15〜40μmであることを特徴とする、請求項1に記載の情報記録媒体。
  5. 前記印刷面側から見て最下層のシート層には、最下層のシート層であることを示す表示がされていることを特徴とする、請求項1に記載の情報記録媒体。
  6. 前記シート層の周縁部に、前記シート層の直下のシート層からの剥離を補助する剥離補助部が形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の情報記録媒体。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000339772A (ja) * 1999-05-28 2000-12-08 Olympus Optical Co Ltd 光ディスク、および光ディスクのラベル層形成装置
JP2001290427A (ja) * 2000-04-06 2001-10-19 Emuzu Create:Kk ラベルシール
JP2004142130A (ja) * 2002-10-22 2004-05-20 Konica Minolta Holdings Inc 転写記録体、認証記録媒体、認証記録媒体作成方法及び認証記録媒体発行装置

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