JPH0997489A - 光ディスク用ラベルシート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要に応じて貼り換えが可能で、貼り換え時
にディスクを破壊する危険性がなく、しかも、通常使用
時に剥がれ生じない光ディスク用ラベルシートを得る。 【解決手段】 光ディスクの記録再生光入射面の反対側
に貼り付けて使用する光ディスク用ラベルシートであっ
て、光ディスクと同形状の支持体片面に粘着剤が塗工し
てある光ディスク用ラベルシートにおいて、前記粘着剤
塗工面側に粘着剤を塗工しない部分を設けるかまたは、
前記粘着剤塗工面側に粘着剤塗工面内で粘着力が最大の
個所の粘着力を１としたとき粘着力が０．５以下となる
部分を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ＣＤ、ＣＤ−ＲＯ
Ｍ、ＣＤ−Ｒ、ＣＤ−Ｅ等のＣＤ系統の光ディスク、あ
るいは光学的記録再生をディスクのいずれか片面側から
のみ行う光ディスクに用いられるラベルシートに関す
る。

【０００２】

【従来の技術】ＣＤ（コンパクトディスク）やＣＤ−Ｒ
ＯＭは、追記や書き換えができないため、内容表示等を
行なうレーベル（ラベル）面は、ディスク製造時に印刷
すればよい。しかし、記録・追記のできるＣＤ−Ｒや書
き換えの出来るＣＤ−Ｅに関しては、ディスク製造時に
は記録内容は分からないため、内容表示を行なうラベル
印刷を製造時に行なうことはできない。したがって、デ
ィスク記録後に内容表示を行なうために、ディスクのラ
ベル面（非光学記録面）へのペン等での書き込みや記録
内容の記入・印刷等を行なったラベルの貼り付けを行な
う必要がある。

【０００３】しかし、ＣＤ−Ｒのマルチセッションライ
ト等による追記やＣＤ−Ｅでの内容の書き換えを行なっ
た場合には、ペン等で書き込んだ内容や貼り付けたラベ
ルに記載してある内容を変更する必要が生じる。このよ
うな場合、変更された内容の記入・印刷等を行なった新
たなラベルを上から貼り付けてもいいのであるが、追記
や書き換えのたびにラベルを上から貼り付けていたので
は、複数枚のラベルによりＣＤの厚みが規格値を超えて
しまって、記録再生に問題が生じてしまう。

【０００４】したがって、やはりディスク１枚に貼り付
けるラベルは１枚だけで、追記や書き換えを行なった場
合にはラベルを貼り換えるというのが適当な方法であ
る。ラベルを貼り換えるには、貼ってあるラベルを剥が
す必要があるが、例えば基板の上に有機色素記録層、反
射層（Ａｕ層）及び保護層を設けたＣＤ−Ｒにおいて
は、記録層が有機色素であるため（図２の層構成参
照）、保護層とＡｕ層の密着力に比較して、Ａｕ層と有
機色素層との密着力はかなり弱いため、強い粘着力を持
つラベルだとラベルを剥がすときにディスクを破壊して
しまう（ラベルに保護層とＡｕ層がくっついたまま有機
色素層から剥がれてしまう）という事態も起りうる。

【０００５】破壊が生じないまでも、Ａｕ層と有機色素
層の一部が剥がれかけてデータエラーが生じやすくなる
という場合もある。また、こういう強い粘着力を持つラ
ベルでは、貼るときにはエア等が混入した場合に修正が
困難であるという問題点もある。

【０００６】一方、「何度も繰り返し使用できる粘着メ
モ用紙」程度の粘着力を持つラベルを使用すれば、上記
の様な問題は防げ、貼り換えが簡単ではあるが、今度は
使用中に意図しない場合に剥がれてしまうという問題が
ある。また、通常のラベルでは、貼り付ける時に光ディ
スクの情報記録領域にあたる部分も押さえつけるため、
押さえ方によってはデータエラーが生じやすくなるとい
う場合もある。

【０００７】なお、実開昭６３−２２６１６号公報には
ＣＤ面に光ディスクと同形状の薄膜剛質の保護フィルム
を貼り付けることが記載されているが、貼り換えや剥が
す面からの記載はなんら見られない。また、特開平２−
９６９４４号公報にはＣＤ−ＲＯＭのディスク面に演奏
順情報の変更に伴い貼り換えることが可能なバーコード
シールを用いる記載が見られるが、詳細な記載はなく貼
り換え性がどの程度のものか不明である。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
光ディスク用ラベルシートは貼り換えを行なうには種々
の問題点を有している。本発明は、このような状況に鑑
みてなされてもので、通常使用時にはラベルの剥がれは
生じないが、必要に応じて、容易に貼り換えが可能で、
貼り換え時にディスクを破壊する危険性のない光ディス
ク用ラベルシートを提供することを目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明によれば、第一
に、光ディスクの記録再生光入射面の反対側に貼り付け
て使用する光ディスク用ラベルシートであって、光ディ
スクと同形状の支持体片面に粘着剤が塗工してある光デ
ィスク用ラベルシートにおいて、前記粘着剤塗工面に粘
着剤を塗工しない部分を設けることを特徴とする光ディ
スク用ラベルシートが提供される。第二に、上記第一に
記載した光ディスク用ラベルシートにおいて、前記粘着
剤を塗工しない部分が、少なくとも光ディスクの情報記
録領域に対応する部分の全てを含むことを特徴とする光
ディスク用ラベルシートが提供される。第三に、上記第
一に記載した光ディスク用ラベルシートにおいて、前記
粘着剤を塗工しない部分が少なくとも光ディスクの情報
記録領域の最内周部分より外側領域に対応する部分の全
てを含むことを特徴とする光ディスク用ラベルシートが
提供される。第四に、上記第一に記載した光ディスク用
ラベルシートにおいて、前記光ディスクが反射層の上に
保護層を有し、必要に応じてラベル印刷層を設けた光デ
ィスクのとき、前記粘着剤を塗工しない部分が少なくと
も該反射層および保護層の両方を有する領域に対応する
部分の全てを含むことを特徴とする光ディスク用ラベル
シートが提供される。第五に、光ディスクの記録再生光
入射面の反対側に貼り付けて使用する光ディスク用ラベ
ルシートであって、光ディスクと同形状の支持体片面に
粘着剤が塗工してある光ディスク用ラベルシートにおい
て、前記粘着剤塗工面側に粘着剤塗工面内で粘着力が最
大の個所の粘着力を１としたとき粘着力が０．５以下と
なる部分を設けることを特徴とする光ディスク用ラベル
シートが提供される。第六に、上記第五に記載した光デ
ィスク用ラベルシートにおいて、前記粘着剤塗工面内で
粘着力が最大の個所の粘着力を１としたとき粘着力が
０．５以下となる部分が、少なくとも光ディスクの情報
記録領域に対応する部分の全てを含むことを特徴とする
光ディスク用ラベルシートが提供される。第七に、上記
第五に記載した光ディスク用ラベルシートにおいて、前
記粘着剤塗工面内で粘着力が最大の個所の粘着力を１と
したとき粘着力が０．５以下となる部分が、少なくとも
光ディスクの情報記録領域の最内周部分より外側領域に
対応する部分の全てを含むことを特徴とする光ディスク
用ラベルシートが提供される。第八に、上記第五に記載
した光ディスク用ラベルシートにおいて、前記光ディス
クが反射層の上に保護層を有し、必要に応じてラベル印
刷層を設けた光ディスクのとき、前記粘着剤塗工面内で
粘着力が最大の個所の粘着力を１としたとき粘着力が
０．５以下となる部分が、該反射層および保護層の両方
を有する領域に対応する部分の全てを含むことを特徴と
する光ディスク用ラベルシートが提供される。第九に、
上記第一〜第八に記載したいずれかの光ディスク用ラベ
ルシートにおいて、内径が直径１５ｍｍ以上４４ｍｍ以
下、外径が直径１１４ｍｍ以上１２０ｍｍ以下のリング
状の形状であることを特徴とする光ディスク用ラベルシ
ートが提供される。第十に、上記第一〜第八に記載した
いずれかの光ディスク用ラベルシートにおいて、内径が
直径１５ｍｍ以上４４ｍｍ以下、外径が直径７４ｍｍ以
上８０ｍｍ以下のリング状の形状であることを特徴とす
る光ディスク用ラベルシートが提供される。第十一に、
上記第一〜第八に記載したいずれかの光ディスク用ラベ
ルシートにおいて、前記支持体の粘着剤塗工面側の反対
面が吸水性を有することを特徴とする光ディスク用ラベ
ルシートが提供される。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
上述したように、本発明による光ディスク用ラベルシー
トは、上記第一に記載した構成のように、光ディスクと
同形状のラベルシートの全面に粘着剤を塗工するのでな
く、粘着剤を塗工しない部分を設けるか、あるいは、上
記第五に記載した構成のように、粘着剤を塗工した個所
で最大の粘着力を有する個所の粘着力の１／２以下の粘
着力を持つ部分、すなわち粘着力の弱い部分を設けるも
ので、これにより貼り換える場合に非常に剥がしやすい
ラベルシートが得られる。

【００１１】また、上記粘着剤非塗工部分あるいは弱粘
着力部分として、上記第二あるいは上記第六に記載した
構成のように、粘着剤塗工側に光ディスクの情報記録領
域に対応する部分全て（従って記録領域最外周の外側部
分は含まない）をその部分に当てることにより、言い替
えれば粘着剤塗工部を支持体内径の非情報記録領域のみ
としたことから情報記録領域に対応した部分に粘着剤が
塗工されていないためラベルシート貼り付け時の押さえ
つけによるデータエラーの発生を増加させない。

【００１２】さらに、粘着剤非塗工部分あるいは弱粘着
力の部分として、上記第三あるいは上記第七に記載した
構成のように、ある半径位置より外側の個所（従って記
録領域最外周の外側部分も含む）をその部分に当てるこ
とにより、ある半径より外側は粘着剤非塗工あるいは弱
粘着としたためラベルシートを剥がしやすく貼り付けも
容易なラベルシートが得られる。

【００１３】また、光ディスクが反射層の上に保護層を
有し、必要に応じてラベル印刷層を設けた光ディスクの
ときは、上記第四あるいは上記第八に記載した構成のよ
うに、反射層および保護層の両方に対応した部分を粘着
剤非塗工部分、あるいは弱粘着力部分とすることにより
ラベルシートを剥がすとき光ディスクを破壊する心配が
ないラベルシートが得られる。

【００１４】また、上記第九あるいは第十に記載した構
成のように、上記粘着剤非塗工部分あるいは弱粘着力部
分を有するいろいろのラベルシートを市販ＣＤまたはＣ
Ｄシングルのサイズに合わせることにより最適サイズの
ラベルシートが得られる。また、上記第十一に記載した
構成のように、支持体の粘着剤塗工面側の反対面を吸水
性にすることにより水性インクを使用しうるラベルシー
トが得られる。

【００１５】本発明では強粘着部分と弱粘着部分を、上
述のように非記録領域と記録領域あるいはある半径位置
より内側と外側としたが、強粘着部分の外側に弱粘着部
分があり、さらにその外側に強粘着部分があるというよ
うに、強粘着部分と弱粘着部分を繰り返す構成も考えら
れてよい。本発明のラベルシートは、ＣＤ系統の光ディ
スクに限らず、光学的記録再生をディスクのどちらか片
面側からのみ行なう光ディスクであれば、いずれの光デ
ィスクにも使用可能である。

【００１６】次に本発明による光ディスク用ラベルシー
トの材料について述べる。まず、ラベルシートの支持体
としては、各種の紙や、透明フィルム、色付き透明フィ
ルム、不透明フィルム、これらの紙やフィルムに各種加
工を施したものや紙とフィルムの複合体等が挙げられ
る。

【００１７】フィルムの材質としては、例えば、「プラ
スチックフィルム−−加工と応用−−」（技報堂出版）
にあげられている各種材質のフィルム等が使用できる
が、引き裂き強さの強いフィルムが特に好ましい。一例
として、ポリエチレンテレフタレートやポリカーボネー
トがあげられる。厚さは、１μｍ以上３００μｍ以下
で、１０μｍ以上１５０μｍが好ましく、２０μｍ以上
１００μｍ以下が特に好ましい。

【００１８】粘着剤（感圧性接着剤）としては、例え
ば、「工業材料」（日刊工業新聞社）第３５巻第１０号
の９２〜９８Ｐに述べられているような水系型アクリル
系粘着剤、溶剤型アクリル系粘着剤、ホットメルト型粘
着剤、シリコーン系粘着剤、液状硬化型粘着剤、水系型
ゴム系根愛知、溶剤型ゴム系粘着剤等、および同誌の９
８Ｐ．の各参考文献中に述べられているもの等が使用で
きる。

【００１９】粘着剤を塗工した支持体は、剥離紙上に貼
り付ける。剥離紙は紙に剥離剤を塗ったものであり、例
としては、上質紙にポリエチレンを貼りあわせ、その上
にシリコーンを塗ったもの、グラシン紙にシリコーンを
塗ったもの、コート紙にシリコーンを塗ったもの等があ
げられる。支持体の粘着剤を塗工した面と反対の面に吸
水性を持たせるためには、支持体そのものが吸水性を有
していても良いし、吸水性を持たせるための各種加工を
施しても良い。

【００２０】

【実施例】以下に、本発明を実施例により更に詳細に説
明する。

【００２１】実施例１ 厚さ３０μｍのポリエチレンテレフタレートの透明フィ
ルムを内径１６ｍｍ、外径１１８ｍｍのリング状にカッ
トし、中心より半径８〜１７ｍｍの範囲にアクリル系の
粘着剤を塗布し（図１参照）、これを剥離紙（シリコー
ンが塗布されたコート紙）上に貼り付けた。このフィル
ム上に油性ペンで文字を記入し、フィルムから剥離紙を
剥離し、ＣＤケースに入れた状態のＣＤ−Ｒの保護層上
に貼り付けた。粘着剤はフィルムの内周部のみに塗布さ
れているため内周部を押さえるだけで、情報記録領域に
対応した部分には手を触れずにラベルシートを貼り付け
ることができた。このＣＤ−Ｒを再生装置で回転させて
みたところ、内周部にしか粘着剤が塗布されていないに
もかかわらず、回転中のラベルシートの浮き等は見られ
ず、ラベルシートを貼り付ける前と同様の品質の信号再
生が可能であった。また、このラベルシートは通常のハ
ンドリング等で剥がれることはなかった。また、このラ
ベルシートの貼り換えを行なってみたところ、外周部か
ら容易に剥がすことができ、簡単に貼り換えを行なうこ
とができた。

【００２２】実施例２ 実施例１と同じ材質、同じ形状の透明フィルムを用い、
中心より半径８〜１７ｍｍの範囲にアクリル系の粘着剤
を塗布し、中心より半径１７〜５９ｍｍの範囲に粘着メ
モ用紙に用いられる粘着剤（溶剤不溶性の粘着微細球入
りのもの）を塗布し、これを剥離紙（シリコーンが塗布
されたコート紙）上に貼り付けた。この二つの粘着剤の
粘着力の比率を測定したところ、１：０．２であった。
剥離紙上に貼り付けたフィルム上に油性ペンで文字を記
入し、ＣＤケースに入れた状態のＣＤ−Ｒの保護層上に
貼り付けた。このＣＤ−Ｒを再生装置で回転させてみた
ところ、回転中のラベルシートの浮き等は見られず、ラ
ベルシートを貼り付ける前と同様の品質の信号再生が可
能であった。また、このラベルシートは通常のハンドリ
ング等で剥がれることはなかった。また、このラベルシ
ートを剥がして見たところ、外周部から容易に剥がすこ
とができ、また、剥がした後に再度信号再生を行なって
見たところ、データエラーの増加は見られなかった。

【００２３】比較例１ 実施例２と同じ材質、同じ形状の透明フィルムを用い、
中心より半径８〜５９ｍｍの範囲に実施例２の内側で用
いたものと同じアクリル系の粘着剤を塗布し、これを剥
離紙上に貼り付けた。このフィルム上に油性ペンで文字
を記入し、ＣＤケースに入れた状態のＣＤ−Ｒの保護層
上に貼り付けた。このＣＤ−Ｒを再生装置で回転させて
みたところ、回転中のラベルシートの浮き等は見られ
ず、ラベルシートは貼り付ける前と同様の品質の信号再
生が可能であった。また、このラベルシートを剥がして
見たところ、記録領域に対応した個所はやや剥がしづら
く、剥がした後に、中周の記録層の一部が少し浮いたよ
うに見える部分が発生した。この部分のエラーを測定し
たところ、剥がす前と比較してデータエラーが１０〜２
０倍に増加した個所があった。

【００２４】比較例２ 実施例２と同じ材質、同じ形状の透明フィルムを用い、
中心より半径８〜５９ｍｍの範囲に実施例２の外側で用
いたものと同じ粘着剤（溶媒不溶性の粘着微細球入りの
もの）を塗布し、これを剥離紙上に貼り付けた。このフ
ィルム上に油性ペンで文字を記入し、ＣＤケースに入れ
た状態のＣＤ−Ｒの保護層上に貼り付けた。このＣＤ−
Ｒを再生装置で回転させてみたところ、回転中のラベル
シートの一部に浮きが見られた。また、このラベルシー
トは通常のハンドリングを繰り返すうちに部分的に剥が
れてしまった。

【００２５】

【発明の効果】以上のように、上記第一に記載した構成
によれば、粘着剤が塗工しない部分を設けたためラベル
シートを貼り換えるとき非常に剥がしやすい光ディスク
用ラベルシートが得られる。上記第二に記載した構成に
よれば、情報記録領域に対応する部分の全てに粘着剤が
塗工されていないためラベルシート貼り換え時の押え付
けによるデータエラーの増加するおそれがない光ディス
ク用ラベルシートが得られる。上記第三に記載した構成
によれば、ある半径位置より外側には粘着剤が塗工され
ていないため上記第一に記載した構成で得られるよりも
さらに剥がしやすく、また、貼り付けも容易な光ディス
ク用ラベルシートが得られる。上記第四に記載した構成
によれば、光ディスクの反射層および保護層のある部分
に対応した個所には粘着剤が塗工されていないためラベ
ルシートを剥がすとき光ディスクを破壊する心配がな
い。上記第五に記載した構成によれば、粘着力の弱い部
分を設けたため貼り換えるとき非常に剥がしやすい光デ
ィスク用ラベルシートが得られる。上記第六に記載した
構成によれば、情報記録領域に対応する部分全てを粘着
力を弱くしたためラベルシートを貼り換えるときの押さ
え付けによるデータエラーの増加するおそれがない光デ
ィスク用ラベルシートが得られる。上記第七に記載した
構成によれば、ある半径位置より外側の個所の粘着力を
弱くしたため上記第五に記載した構成の場合よりさらに
剥がしやすく、また、貼り付けも容易な光ディスク用ラ
ベルシートが得られる。上記第八に記載した構成によれ
ば、光ディスクの反射層および保護層のある部分に対応
した個所の粘着力を弱くしたためラベルシートを剥がす
とき光ディスクを破壊する心配がない。上記第九に記載
した構成によれば、上記第一〜第七に記載したいずれか
の構成でＣＤに使用するのに最適なサイズのラベルシー
トが得られる。上記第十に記載した構成によれば、上記
第一〜第七に記載したいずれかの構成でＣＤシングルに
使用するのに最適なサイズのラベルシートが得られる。
上記第十一に記載した構成によれば、水性インクを使用
して容易に印刷あるいは筆記することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の光ディスク用ラベルシートの実施例を
示す平面図である。

【図２】ＣＤ−Ｒの層構成の一例を示す説明図である。

【符号の説明】

１…基板、２…有機色素記録層、３…反射層、４…保護
層、５…粘着剤塗布個、１０…光ディスク用ラベルシー
ト。

Claims (11)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 光ディスクの記録再生光入射面の反対側
   に貼り付けて使用する光ディスク用ラベルシートであっ
   て、光ディスクと同形状の支持体片面に粘着剤が塗工し
   てある光ディスク用ラベルシートにおいて、前記粘着剤
   塗工面に粘着剤を塗工しない部分を設けることを特徴と
   する光ディスク用ラベルシート。
2. 【請求項２】 前記粘着剤を塗工しない部分が、少なく
   とも光ディスクの情報記録領域に対応する部分の全てを
   含むことを特徴とする請求項１記載の光ディスク用ラベ
   ルシート。
3. 【請求項３】 前記粘着剤を塗工しない部分が、少なく
   とも光ディスクの情報記録領域の最内周部分より外側領
   域に対応する部分の全てを含むことを特徴とする請求項
   １記載の光ディスク用ラベルシート。
4. 【請求項４】 前記光ディスクが反射層の上に保護層を
   有し、必要に応じてラベル印刷層を設けた光ディスクの
   とき、前記粘着剤を塗工しない部分が少なくとも該反射
   層および保護層の両方を有する領域に対応する部分の全
   てを含むことを特徴とする請求項１記載の光ディスク用
   ラベルシート。
5. 【請求項５】 光ディスクの記録再生光入射面の反対側
   に貼り付けて使用する光ディスク用ラベルシートであっ
   て、光ディスクと同形状の支持体片面に粘着剤が塗工し
   てある光ディスク用ラベルシートにおいて、前記粘着剤
   塗工面側に粘着剤塗工面内で粘着力が最大の個所の粘着
   力を１としたとき粘着力が０．５以下となる部分を設け
   ることを特徴とする光ディスク用ラベルシート。
6. 【請求項６】 前記粘着剤塗工面内で粘着力が最大の個
   所の粘着力を１としたとき粘着力が０．５以下となる部
   分が、少なくとも光ディスクの情報記録領域に対応する
   部分の全てを含むことを特徴とする請求項５記載の光デ
   ィスク用ラベルシート。
7. 【請求項７】 前記粘着剤塗工面内で粘着力が最大の個
   所の粘着力を１としたとき粘着力が０．５以下となる部
   分が、少なくとも光ディスクの情報記録領域の最内周部
   分より外側領域に対応する部分の全てを含むことを特徴
   とする請求項５記載の光ディスク用ラベルシート。
8. 【請求項８】 前記光ディスクが反射層の上に保護層を
   有し、必要に応じてラベル印刷層を設けた光ディスクの
   とき、前記粘着剤塗工面内で粘着力が最大の個所の粘着
   力を１としたとき粘着力が０．５以下となる部分が、該
   反射層および保護層の両方を有する領域に対応する部分
   の全てを含むことを特徴とする請求項５記載の光ディス
   ク用ラベルシート。
9. 【請求項９】 内径が直径１５ｍｍ以上４４ｍｍ以下、
   外径が直径１１４ｍｍ以上１２０ｍｍ以下のリング状の
   形状であることを特徴とする請求項１〜８記載のいずれ
   かの光ディスク用ラベルシート。
10. 【請求項１０】 内径が直径１５ｍｍ以上４４ｍｍ以
    下、外径が直径７４ｍｍ以上８０ｍｍ以下のリング状の
    形状であることを特徴とする請求項１〜８記載のいずれ
    かの光ディスク用ラベルシート。
11. 【請求項１１】 前記支持体の粘着剤塗工面側の反対面
    が吸水性を有することを特徴とする請求項１〜８記載の
    いずれかの光ディスク用ラベルシート。