JP2000337665A - 空気調和機の室外機 - Google Patents

空気調和機の室外機

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JP2000337665A
JP2000337665A JP14277199A JP14277199A JP2000337665A JP 2000337665 A JP2000337665 A JP 2000337665A JP 14277199 A JP14277199 A JP 14277199A JP 14277199 A JP14277199 A JP 14277199A JP 2000337665 A JP2000337665 A JP 2000337665A
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JP
Japan
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plate
motor
outdoor unit
fan
support plate
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JP14277199A
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English (en)
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Fukuji Tsukada
福治 塚田
Keiji Tanaka
慶治 田中
Hideki Okuzono
秀樹 奥園
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】流路抵抗低減のために、モータ支持板には開口
部が設けられるが、開口部の面積を大きくすれば、モー
タ支持板の強度が低下するという課題がある。 【解決手段】モータ支持板を筐体の底板と送風機との
間、すなわち筐体の下半分、あるいは筐体の天板と送風
機との間、すなわち筐体の上半分に設ける構成とする。
さらにモータ支持板を2枚の主板で構成して、この主板
間にファン駆動用モータの回転軸方向の重心が位置する
ようにファン駆動用モータを取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機の室外
機に関し、室外機の送風機を支持するモータ支持板によ
る流路抵抗を低減し、かつ、送風機から筐体に伝播して
発生するモータ電磁振動音を低減するのに好適な構造で
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の前面吹き出し形空気調和機の室外
機のモータ支持板は、例えば図13および図14に示す
ように、モータ支持板1の中央部にファン駆動用モータ
5を支持して、モータ支持板の下端,上端をそれぞれ底
板7,前板9に取り付けるであった構造であった。
【0003】図14は図13を室外機の前面(a視)か
ら見た図であり、ここでは、前板9,天板10,ファン
ガード12を省略して示している。モータ支持板1は、
ファン駆動用モータ5の取り付け孔14とファン駆動用
モータ5の脚を取り付けるための締結部16、流路抵抗
低減のための開口部15を有する構造であった。
【0004】さらに、流路抵抗が大きくなるという上記
構造を解決する手段として、例えば、特開平9−96425号
公報、特開昭60−820385号公報記載のものがある。
【0005】特開平9−96425号公報では、ベルマウスと
支持ロッドとモータ取り付け部とからなる筐体の前面部
材を樹脂の一体成型によって形成し、モータ取り付け部
にファン駆動用モータ5を支持するものである。
【0006】特開昭60−820385号公報では、筐体の前板
に取り付けられるファンガードと一体に形成されたモー
タ取り付け脚にファン駆動用モータを支持するものであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前面吹き出し形空気調
和機の室外機では、ファン駆動用モータを支持するファ
ン支持板が流路抵抗となり流体性能を低下させる一因と
なっている。流体性能の低下は送吸風ファンの回転数増
加にもたらし、結果的に送風騒音の増加となる。
【0008】前面吹き出し形の空気調和機の室外機で
は、図14で示した室外機の前面から見たときのモータ
支持板が流路抵抗となる。そのため、従来の技術で述べ
たように、開口部を設けて流路抵抗の低減を図ってい
る。開口部の面積を大きくすれば、モータ支持板の面積
が小さくなり、流路抵抗の低減が図れる。
【0009】しかし、強度上の観点からは、開口部の面
積増加は強度低下につながるため好ましくなく、流路抵
抗低減と強度確保は相反する技術課題となっている。
【0010】また、従来の図13のようなモータ支持板
の構成では、送風機の回転軸方向の重心がオーバーハン
グしてモータ支持板1に支持されるため、回転ふれまわ
りによる振動が大きくなる問題がある。さらに、モータ
支持板1の上端が前板9に取り付けられるため、ファン
駆動用モータ5の電磁振動がモータ支持板1から前板9
に伝播して電磁振動音が大きくなる問題がある。
【0011】また、流路抵抗低減のための特開平9−964
25号公報,特開昭60−820385号公報記載の構造は、送吸
風ファンの下流側にファン駆動用モータが位置するため
に、流路抵抗の大幅な低減が可能であるが、前面部材の
強度確保のために支持ロッド等が大きくならざるを得な
い。従って、送吸風ファンの2次音であるガード音が増
大するという問題がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、モータ支持板を筐体の底板と送風機との
間、あるいは筐体の天板と送風機との間に設ける構成と
したもので、これにより、室外機の前面から見たときの
モータ支持板の面積を従来に比べて半減でき、流路抵抗
の低減が図れる。
【0013】さらに、モータ支持板を2枚の対向する板
で構成して、ファン駆動用モータの回転軸方向の重心が
2枚の板の間に位置するようにファン駆動用モータをモ
ータ支持板に取り付けることにより、回転ふれまわりに
よる振動の低減も可能となる。
【0014】送吸風ファンの2次音であるガード音につ
いては、ファンガード部は図13で示した構造と変わら
ないため、増加することはない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
から図2を参照して説明する。
【0016】図1,図2は本発明の実施形態の一例を示
す前面吹き出し形空気調和機の室外機を示すものであ
る。
【0017】まず、室外機の構成を図1を参照して説明
する。
【0018】本発明の主要部であるモータ支持板1は主
板2a,2bと補助板3で構成され、主板2a,2bの
上端でファン駆動用モータ5の取り付け脚6を支持し、
補助板3で底板6に取り付けられている。ここに示すモ
ータ支持板は主板2a,2bと補助板3が一体で形成さ
れたものである。熱交換器8は底板7の背面側に置かれ
る。筐体は底板7,前板9,天板10と側板(図示せ
ず)で構成されている。また、底板7には室外機を設置
するための脚11が設けられている。なお、12はファ
ンガードである。
【0019】前吹き出し形の室外機は、背面(熱交換器
8)側から空気を吸い込み、熱交換器8を通り、前面
(前板9)側に吹き出すものである。これから、本発明
の主要部であるモータ支持板1が流路上に存在し、流路
抵抗になっていることがわかる。
【0020】図2は図1を室外機の前面(a側)から見
たものである。図では、送吸風ファン4と前板9を省略
して図示している。13は圧縮機等が置かれる機械室で
ある。先に述べた流路を考慮すると、図2で示すモータ
支持板1の領域が流路抵抗となっていることがわかる。
【0021】図1ならびに図2を用いて本発明の効果を
述べる。
【0022】図1に示したように、モータ支持板1をフ
ァン駆動用モータ5と底板6との間、すなわち筐体の下
半分に設けてファン駆動用モータ5を支持することで、
ファン駆動用モータ5と天板8との間、すなわち筐体の
上半分にはモータ支持板1は存在しなくなる。このた
め、従来の技術で述べた図10ならびに図11のモータ
支持板1に比べて、室外機の前面から見たときのモータ
支持板1の領域を半減でき、その結果、流路抵抗を低減
できる。
【0023】また、モータ支持板1は主板2a,2bの
上端でファン駆動用モータ5の両端部を支持するため、
ファン駆動用モータ5の回転軸方向の重心は必ず主板2
a−2b間に位置することになる。このため、重心位置
のオーバーハングによる回転ふれまわり振動を低減する
ことが可能となる。
【0024】さらに、モータ支持板1は底板7のみに取
り付けられるため、ファン駆動用モータ5の電磁加振力
は、モータ支持板1,底板7から脚11までの比較的剛
性の高い部位を伝播していく成分が大部分となり、剛性
の低い前板9に伝播しにくくなる。その結果、筐体から
の発生する電磁振動音を低減することができる。
【0025】図3,図4は本発明の他の実施形態を示す
空気調和機の室外機を示す図である。
【0026】図3はモータ支持板1を天板8とファン駆
動用モータ5との間、すなわち筐体の上半分に設けたも
のである。このような構成でも、図4に示すように室外
機の前面(a視)から見たときのモータ支持板1の領域
を半減でき、流路抵抗の低減が可能である。さらに、フ
ァン駆動用モータ5の回転軸方向の重心は必ず主板2a
−2b間に位置することになり、重心位置のオーバーハ
ングによる回転ふれまわり振動を低減することが可能と
なる。
【0027】図5,図6は本発明の他の実施形態を示す
空気調和機の室外機を示す図である。
【0028】図5は、主板2aと補助板3aでモータ支
持板1aを、主板2bと補助板3bでモータ支持板1b
を構成したものである。このような構成でも、図6に示
すように室外機の前面(a視)から見たときのモータ支
持板1の領域を半減でき、流路抵抗の低減が可能であ
る。さらに、ファン駆動用モータ5の回転軸方向の重心
は必ずモータ支持板1a−1b間に位置することにな
り、重心位置のオーバーハングによる回転ふれまわり振
動を低減することが可能となる。
【0029】図7,図8は本発明の主要部であるモータ
支持板1の強度向上のための構成を示す図である。
【0030】図7はモータ支持板1の強度向上を図るた
めに、補強部材19を追加したものである。ここでは、
主板2a,2bと補助板3を結合する平板を補強部材1
9として追加した例を示す。図8は図7を室外機の前面
(a視)から見たものである。図に示すように補強部材
17を追加した場合、室外機の前面から見たモータ支持
板1の領域が増加する量は補強部材の(高さ)×(板
厚)の領域で、モータ支持板全体の領域からみれば微増
であり、流路抵抗を増加させることなく、モータ支持板
1の強度を向上することが可能である。さらに、室外機
の前面から見たモータ支持板1の領域内であれば、主板
2a−2b間を結合する補強部材をどの位置に追加して
も、流路抵抗を増加させることなく、モータ支持板1の
強度を向上することが可能である。
【0031】図9は本発明の他の実施形態を示す空気調
和機の室外機を示す図である。
【0032】図9は、1枚の主板2と1枚の補助板3か
ら構成されたモータ支持板1でファン駆動用モータ5を
支持したものである。この際、ファン駆動用モータ5の
回転軸方向の重心位置付近にモータの取り付け脚6を設
けて主板2で支持する構造としている。1枚の主板2で
モータ支持板の強度が確保できれば、室外機の前面(a
視)から見たときのモータ支持板1の領域を半減でき、
流路抵抗の低減が可能である。
【0033】さらに、主板付近にファン駆動用モータ5
の回転軸方向の重心が位置するようにファン駆動用モー
タ5を取り付けるため、重心位置のオーバーハングによ
る回転ふれまわり振動を低減することが可能となる。強
度を確保する方法としては、先に述べたように室外機の
前面から見たモータ支持板1の領域内に補強部材を追加
すればよい。
【0034】図10,図11は本発明の他の実施形態を
示す空気調和機の室外機を示す図である。
【0035】図10は、2本の支持脚17a,17bと
モータ固定板18とから構成され、モータ固定板18で
ファン駆動用モータ5を支持したものである。図11は
図10を室外機の前面(a視)から見たものである。こ
こで支持脚17a,17bはU字形に成形され、その底
辺で底板7に結合される。このような構成でも、流路抵
抗の低減が可能である。さらに、ファン駆動用モータ5
の回転軸方向の重心は必ず支持脚17a−17b間に位
置することになり、重心位置のオーバーハングによる回
転ふれまわり振動を低減することが可能となる。
【0036】ここでは、2本の支持脚の例を示したが、
例えば支持脚17a,17bを2分割して4本にするな
どモータ支持板を何本の支持脚で構成しても構わない。
また、図10に示した支持脚は丸棒,パイプなどどのよ
うな断面でも構わない。
【0037】図12は本発明の他の実施形態を示す空気
調和機の室外機を示す図である。
【0038】図12には、8a,8bで構成される上下
2段の熱交換器を設けた空気調和機の室外機を示す。モ
ータ支持板1は下端を底板7に取り付け、上端を前記熱
交換器8aと8bの間に挟み込み固定している。このよ
うな構成でも、室外機の前面(a視)から見たときのモ
ータ支持板1の領域を低減することができ、流路抵抗の
低減が可能である。
【0039】図13,図14は従来例による空気調和機
の室外機の構成を示す図である。
【0040】
【発明の効果】本発明により、モータ支持板の流路抵抗
を低減して、流体性能の向上が可能となる。その結果、
ファン回転数低減による送風騒音の低騒音化が図れる。
また、ファン駆動用モータの回転軸方向の重心をモータ
支持板の主板間に位置するようにファン駆動用モータを
取り付けることができ、重心のオーバーハング取り付け
による回転ふれまわり振動の低減が図れる。さらに筐体
に伝播するファン駆動用モータの電磁振動が低減でき、
筐体から発生する電磁振動音の低減も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す空気調和機の室外機
の構成図である。
【図2】図1を前面から見た正面図である。
【図3】本発明の他の実施の形態を示す空気調和機の室
外機の構成図である。
【図4】図3を前面から見た正面図である。
【図5】本発明の他の実施の形態を示す空気調和機の室
外機の構成図である。
【図6】本発明の他の実施の形態を示す空気調和機の室
外機の構成図である。
【図7】本発明の主要部材であるモータ支持板の強度向
上のための構造を示す構成図である。
【図8】図7を前面から見た正面図である。
【図9】本発明の他の実施の形態を示す空気調和機の室
外機の構成図である。
【図10】本発明の他の実施の形態を示す空気調和機の
室外機の構成図である。
【図11】図10を前面から見た正面図である。
【図12】本発明の他の実施の形態を示す空気調和機の
室外機の構成図である。
【図13】従来例による空気調和機の室外機のモータ支
持板の構成を示す構成図である。
【図14】図13を前面から見た正面図である。
【符号の説明】
1,1a,1b…モータ支持板、2,2a,2b…モー
タ支持板の主板、3,3a,3b…モータ支持板の補助
板、4…送吸風ファン、5…ファン駆動用モータ、6…
ファン駆動用モータの取付脚、7…底板、8…熱交換
器、9…天板、10…前板、11…脚、12…ファンガ
ード、13…機械室、14…モータ支持板のモータ取り
付け孔、15…モータ支持板の開口部、16…モータ支
持板のモータ締結部、17a,17b…支持脚、18…
モータ固定板、19…補強部材。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送吸風手段と熱交換手段ならびにこれらを
    支持する筐体から成り、筐体の底板上の背面側に置かれ
    た熱交換器の前面に送風機を設ける前面吹き出し形の空
    気調和機の室外機において、送吸風ファンとファン駆動
    用モータを有する前記送風機を支持するモータ支持板
    を、筐体の底板とファン駆動用モータとの間に設けたこ
    とを特徴とする空気調和機の室外機。
  2. 【請求項2】送吸風手段と熱交換手段ならびにこれらを
    支持する筐体から成り、筐体の底板上の背面側に置かれ
    た熱交換器の前面に送風機を設ける前面吹き出し形の空
    気調和機の室外機において、送吸風ファンとファン駆動
    用モータを有する前記送風機を支持するモータ支持板
    を、筐体の天板とファン駆動用モータとの間に設けたこ
    とを特徴とする空気調和機の室外機。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載のものにおいて、モー
    タ支持板は熱交換器に平行に設けられた2枚の対向する
    主板と筐体の底板または天板に結合される補助板から成
    り、前記2枚の主板間にファン駆動用モータの回転軸方
    向の重心が位置するように前記モータ支持板にファン駆
    動用モータを支持したことを特徴とする空気調和機の室
    外機。
  4. 【請求項4】請求項1又は2記載のものにおいて、モー
    タ支持板は熱交換器に平行に設けられた1枚の主板と筐
    体の底板または天板に結合される補助板から成り、前記
    主板付近にファン駆動用モータの回転軸方向の重心が位
    置するように前記モータ支持板にファン駆動用モータを
    支持したことを特徴とする空気調和機の室外機。
  5. 【請求項5】請求項3又は4記載のものにおいて、モー
    タ支持板の主板と補助板を一体で成形したことを特徴と
    する空気調和機の室外機。
  6. 【請求項6】請求項1又は2記載のものにおいて、モー
    タ支持板は複数本の支持脚とモータ固定板から成り、前
    記支持脚は筐体の底板または天板とモータ固定板とを結
    合して、前記モータ固定板でファン駆動用モータを支持
    したことを特徴とする空気調和機の室外機。
  7. 【請求項7】送吸風手段と熱交換手段ならびにこれらを
    支持する筐体から成り、筐体の底板上の背面側に置かれ
    た熱交換器の前面に送風機を設ける前面吹き出し形の空
    気調和機の室外機において、前記室外機は上下複数段に
    分割された熱交換器を有し、送吸風ファンとファン駆動
    用モータを有する前記送風機を支持するモータ支持板の
    上端を前記熱交換機の間に固定したことを特徴とする空
    気調和機の室外機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100468472B1 (ko) * 2002-09-30 2005-01-27 삼성전자주식회사 공기조화기의 실외기
CN100362282C (zh) * 2004-11-09 2008-01-16 三星电子株式会社 空气调节器
JP2013036703A (ja) * 2011-08-10 2013-02-21 Fujitsu General Ltd 空気調和機の室外機
CN105937802A (zh) * 2016-06-08 2016-09-14 珠海格力电器股份有限公司 一种电机支架及空调室外机

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