JP2000337220A - 車両用エンジンの吸気口の配置構造 - Google Patents

車両用エンジンの吸気口の配置構造

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JP2000337220A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラジエータRからの高温の空気がエンジンE
の吸気口Eaに流入することを防止する。 【解決手段】 エンジンEの吸気口Eaを、車両前方か
ら見て、ラジエータRのファンRFの車両前方から見た
回転方向(左方)とは反対方向のエンジンルームの側部
(右側部)に配置する。また、エンジンルームの吸気口
Eaの配置部とは反対側の、水滴を含んだ空気が流れ易
くなる側部(左側部)に配置するダイヤフラムアクチュ
エータ1の前方に冷却水用リザーブタンクTを配置し、
ダイヤフラムアクチュエータ1に水がかかりにくくなる
ようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用エンジンの
吸気口の配置構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両のエンジンルームに配置する
エンジンの吸気口はエンジンルームに配置され、また、
エンジンルームの前端にはファン付きのラジエータが配
置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来は、ラジエータか
らの高温の空気がエンジンの吸気口に流入することがあ
り、これを防止することが望まれている。# 本発明
は、かかる要望に適合した車両用エンジンの吸気口の配
置構造を提供することを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明は、車両のエンジンルームに配置するエンジンの
吸気口を、車両前方から見て、エンジンルームの前端に
配置するラジエータのファンの車両前方から見た回転方
向とは反対方向のエンジンルームの側部に配置してい
る。
【0005】ラジエータからの空気はファンの回転方向
に偏向される。そして、本発明では、ファンの回転方向
と反対方向の側部にエンジンの吸気口を配置しているた
め、ラジエータからの高温の空気が吸気口に流入するこ
とが防止される。
【0006】ところで、大気開放口を有する通気制御部
とダイヤフラム部とで構成されるダイヤフラムアクチュ
エータをエンジンルームに設ける場合、ダイヤフラムア
クチュエータはレイアウト上エンジンの吸気口とは反対
側の側部に配置せざるを得なくなる。その結果、ダイヤ
フラムアクチュエータの配置部に水滴を含んだ空気が流
れ易くなる。この場合、ダイヤフラムアクチュエータの
前方に冷却水用リザーブタンクを配置しておけば、ダイ
ヤフラムアクチュエータに水がかかりにくくなり、有利
である。また、ダイヤフラムアクチュエータに、通気制
御部との間に所定の容積空間を確保して該通気制御部を
覆うカバーを設け、該カバー内に通気制御部の大気開放
口を開口させれば、大気開放口からの水の侵入を防止で
き、有利である。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は車両のエンジンルームを示
している。エンジンルームの前端にはラジエータRが配
置されている。ラジエータRのファンRFは車両前方か
ら見て左回転するようになっており、ラジエータRから
の空気は図1の矢印で示すようにファンRFの回転方
向、即ち、車両前方から見て左方に偏向する。そこで、
ラジエータRからの高温空気がエンジンEの吸気口Ea
に流入しないよう、吸気口Eaを、車両前方から見て、
ファンRFの回転方向とは反対方向のエンジンルームの
側部、即ち、右側部に配置している。
【0008】また、エンジンルームには、定速走行装置
用アクチュエータたるダイヤフラムアクチュエータ1が
設けられている。このダイヤフラムアクチュエータ1
は、図2に示す如く、通気制御部2とダイヤフラム部3
とで構成されている。ダイヤフラム部3は、ダイヤフラ
ム3aで画成される圧力室3bを備えており、該圧力室
3bにダイヤフラム3aを付勢するばね3cを収納する
と共に、該圧力室3bと反対側の大気圧室を通してダイ
ヤフラム部3のケーシング外に突出する、ダイヤフラム
3aに連結したロッド3dを設け、該ロッド3dにアク
セルペダルに連結されるワイヤ3eを係止している。
【0009】また、通気制御部2は、大気開放口2aと
負圧導入口2bとを有するケーシング内に、前記圧力室
3bを大気開放口2aに連通するベントバルブ2cとセ
ーフティバルブ2d、及び圧力室3bを負圧導入口2b
に連通するバキュームバルブ2eから成る3個の電磁弁
を備えている。負圧導入口2bはチェックバルブ4aを
介設した管路4を介してエンジンの吸気通路に接続され
ており、バキュームバルブ2eを開くと吸気負圧が圧力
室3bに導入され、ダイヤフラム3aの引き方向への動
きでスロットル開度を増加する方向にアクセルペダルが
駆動される。また、ベントバルブ2cを開くと圧力室3
bに大気が導入され、圧力室3bの負圧が減少して、ダ
イヤフラム3aの押し方向への動きによりスロットル開
度を減少する方向にアクセルペダルが駆動される。セー
フティバルブ2dは定速走行装置の作動解除時や異常時
に開く。そして、これらバルブ2c、2d、2eは電子
制御回路により適正な車速が得られるように制御され
る。尚、ベントバルブ2cとセーフティバルブ2dの大
気開放口2a側のポートには夫々フィルタ2fが装着さ
れ、また、負圧導入用の管路4には負圧を蓄えるアキュ
ムレータ4bが接続されている。
【0010】このようなダイヤフラムアクチュエータ1
において、大気開放口2aから水が侵入すると、通気制
御部2に悪影響が及ぶ。特に、エンジンEの吸気口Ea
を上記の如く配置すると、レイアウト上吸気口Eaと反
対側に配置せざるを得ないダイヤフラムアクチュエータ
1の配置部(前方から見てエンジンルームの左側部)に
は水滴を含んだ空気が流れ易くなり、ダイヤフラムアク
チュエータ1の防水対策が必要になる。そのため、本実
施形態ではダイヤフラムアクチュエータ1の前方に冷却
水用リザーブタンクTを配置して、ダイヤフラムアクチ
ュエータ1に水がかかりにくくしている。
【0011】また、ダイヤフラムアクチュエータ1に、
図3乃至図5に示す如く、通気制御部2との間に所定の
容積空間を確保して該通気制御部2を覆うカバー5を取
付け、該カバー5内の空間に大気開放口2aを開口させ
ている。そのため、通気制御部2内への大気開放口2a
からのエア吸引時にカバー5外からの水滴を含んだ空気
がカバー5内を通過してそのまま大気開放口2aに吸引
されることはなく、大気開放口2aからの水の侵入が阻
止される。
【0012】また、ダイヤフラム部3のケーシング外面
に取付用ステー6を固定し、該ステー6の一端部6aと
他端部6bとを、図1に示す如く、エンジンルームの車
両前方から見て左側のフロントホイールハウスWHとダ
ンパハウジングDHとにボルト止めして、ダイヤフラム
アクチュエータ1をカバー5で覆われる通気制御部2を
外側に向けた状態でエンジンルームの一側部に取付けて
いる。
【0013】尚、ダイヤフラムアクチュエータ1の上記
した取付状態では通気制御部2の大気開口2aと負圧導
入口2bとの突設面が略前方を向くと共に、大気開放口
aが負圧導入口2bより上方に位置している。また、前
記ステー6には、負圧導入口2bに配管される管路4の
途中のチェックバルブ4aと、負圧導入口2bの近傍か
ら導出されるバルブ2a、2b、2c用のハーネス7の
端部のコネクタ7aとが保持されている。図中3fは、
ダイヤフラム部3のケーシング外面にステー6と共締め
して取付けた、ワイヤ3eのアウタチューブを係止する
ブラケット,4cはチェックバルブ4aの外面に突設し
たアキュムレータ4b用の接続口である。
【0014】尚、本実施例では、車体への干渉を防止し
たりステー6の一端部6aのボルト止めに際しての工具
の挿入空間を確保する上で、カバー5の外端面の後側半
部5aはあまり外方に膨出できないため、該外端面の前
側半部5bを外方に大きく膨出させてカバー5内の空間
の容積を拡大している。
【0015】また、通気制御部2の大気開放口2aと負
圧導入口2bの突設面に対向するカバー5の前側壁の上
半部5cを前方に膨出させて、その内部に大気開放口2
aを収納し、更に、該上半部5cの内面に大気開放口2
aに至る迷路状の流路を形成するリブ5dを突設し、大
気開放口2aへの水の侵入を一層効果的に防止できるよ
うにしている。
【0016】ここで、カバー5内の空間は当然のことな
がらダイヤフラムアクチュエータ1と同等高さに設けら
れるため被水しにくく、更に、本実施形態ではカバー5
の開口端とダイヤフラムアクチュエータ1との間に略全
周に亘って隙間を確保して、カバー5の下部が万一被水
してもカバー5の上部の隙間を介してカバー5内の空間
が大気開放されるようにしており、被水に対するタフネ
ス性が一層向上する。
【0017】カバー5は、図5及び図6に示す如く、後
側壁に突設した上下1対のボス部5e、5eにおいてダ
イヤフラム部3の通気制御部2側の端面にねじ止めされ
ている。ここでカバー5の前側壁の上半部5cは上記の
如く前方に膨出しているためここにねじ止め用のボス部
は形成できず、また、前側壁の下半部は、図4に示す如
く、負圧導入口2bとハーネス7を外部に露出する切欠
き形状に形成されているためここにもねじ止め用のボス
部は形成できない。従って、このままではカバー5が後
側部で片持ち支持されることになって振動を生じ易くな
る。そこで、本実施例では、図4及び図7に示す如く、
前側壁の下半部に爪片5fを一体成形し、該爪片5fを
通気制御部2の外縁の突縁2gに係合させて、カバー5
の振動を防止し得るようにしている。
【0018】また、本実施形態では、図4及び図5に示
す如く、カバー5の下面に水抜き穴5gを形成して、カ
バー5内に万一水が侵入しても水抜き穴5gからカバー
5外に水を排出し得るようにし、且つ、水抜き穴5gの
下方に前記ステー6を臨ませて、下方から飛散してくる
水を該ステー6で遮り、水抜き穴5gへの水の侵入を防
止し得るようにした。また、カバー5の下面に水抜き穴
5gの前方に位置させて防水壁5hを垂設し、前方から
飛散してくる水が水抜き穴5gに侵入することも防止で
きるようにした。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ラジエータからの高温の空気がエンジンの吸
気口に流入することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一例を示すエンジンルームの概略平
面図
【図2】 エンジンルームに配置したダイヤフラムアク
チュエータの概略断面図
【図3】 カバーを装着したダイヤフラムアクチュエー
タの平面図
【図4】 図3の矢印IV方向から見た側面図
【図5】 図4のV−V線截断面図
【図6】 図5の矢印VI方向から見た側面図
【図7】 図4のVII−VII線拡大截断面図
【符号の説明】
E エンジン Ea 吸気口 R ラジエータ RF ファン T 冷却水用リザーブタンク 1 ダイヤフラムア
クチュエータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のエンジンルームに配置するエンジ
    ンの吸気口を、車両前方から見て、エンジンルームの前
    端に配置するラジエータのファンの車両前方から見た回
    転方向とは反対方向のエンジンルームの側部に配置する
    ことを特徴とする車両用エンジンの吸気口の配置構造。
  2. 【請求項2】 前記吸気口を配置する側部とは反対側の
    エンジンルームの側部に、大気開放口を有する通気制御
    部とダイヤフラム部とで構成されるダイヤフラムアクチ
    ュエータを配置すると共に、ダイヤフラムアクチュエー
    タの前方に冷却水用リザーブタンクを配置することを特
    徴とする請求項1に記載の車両用エンジンの吸気口の配
    置構造。
  3. 【請求項3】 前記吸気口を配置する側部とは反対側の
    エンジンルームの側部に、大気開放口を有する通気制御
    部とダイヤフラム部とで構成されるダイヤフラムアクチ
    ュエータを配置すると共に、ダイヤフラムアクチュエー
    タに、通気制御部との間に所定の容積空間を確保して該
    通気制御部を覆うカバーを設け、該カバー内に通気制御
    部の大気開放口を開口させることを特徴とする請求項1
    に記載の車両用エンジンの吸気口の配置構造
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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