JPH02245462A - 蒸発燃料損失防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は蒸発燃料損失防止装置として使われるキャニス
タに係り、特にキャニスタ大気口部の防水化を図ったキ
ャニスタに関するものである。

〔従来の技術〕

従来キャニスタは大気口が開いたままのため、走行中の
水しぶき・泥水飛散による侵入影響が高く、また、エン
ジンルーム内洗浄時の放水等により外部からキャニスタ
の大気導入室に泥水等が入る場合がある。

〔発明が解決しようとする課題〕

大気導入室に泥水が侵入すると目皿板のパンチングされ
た部分からフィルタの表面に泥水が付着し、助長するこ
とによりキャニスタ自体の圧力損失が増加し、 （１）燃料ＴＡＮＫ内の圧力が増加し、燃料ＴＡＮにに
負担がかかることで亀裂・変形等により寿命を短かくす
る。

（２）吸気管に設けられるパージ切換弁の誤動作がある
。

本発明の目的はこれらの問題をキャニスタ大気口部に設
けた遮水壁あるいは遮水チューブにより解消し、キャニ
スタとして機能を保持することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的は従来の機能を満たし得る範囲内でキヤニスタ
大気導入室と外部を遮断することにより達成される。

〔作用〕

本発明は外部から侵入する泥水等をキャニスタ大気口部
に設けた段差状の壁で侵入を妨げる遮水壁あるいは遮水
チューブで構成することにより、キャニスタの機能を保
持し、他への弊害を解消するものである。

尚、遮水壁を設けることによりキャニスタへの弊害とし
て初期の圧力損失の増加が予想されるが、これはキャニ
スタ大気口部の内径を広げるか、もしくは遮水チューブ
の内径を広げたものをキャニスタ大気口部に固定するこ
とで従来の圧力損失レベルにできるので問題はない。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図により説明する。

実施例の構成および動作はキャニスタケース１内部の一
側と他側に設けた目皿板５・フィルタ４の間に吸着剤２
を充填した吸着剤室３を設け、燃料タンク９より発生す
る燃料蒸発ガスをキャニスタケース１の一端面と前記−
個目皿板５との間に設けた燃料蒸発ガス流入口１２を通
し、吸着剤室３で捕獲する吸着システムになっている。

また、流出口に連通ずる燃料蒸発ガス導入室６を設は吸
着剤室３で捕獲した燃料蒸発ガスをキャニスタケース１
の他端面と前記地目皿板５との間に大気口に連通ずる大
気導入室７からの空気を導入し、吸気管１３を介してエ
ンジンに吸引するシステムであり、本発明は大気導入室
７の大気口部に段差状の壁８を設は泥水の侵入を妨げる
ものである。

第２図はチューブ１０に遮水壁８を設け、これをキャニ
スタの大気口部に固定したものであり、キャニスタの外
観形状を変更せずに簡易に取付けられる。

第３図は横置きを考慮した場合の一実施例であるが、泥
水が侵入してもオリフィス１１を介し、外部に流出でき
る様にした。

本実施例によれば、この遮水壁８を設けることにより、
キャニスタの圧力損失の増加を防止でき、尚かつ、寿命
向上が図れるので効果大である。

〔発明の効果〕

本発明によれば、キャニスタ大気口部に遮水壁あるいは
遮水チューブを構成することにより、泥水の侵入を防止
できるのでキャニスタ自体の寿命向上効果は大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す断面図、第２図は遮水
チューブを固定した部分の断面図、第３図は横置きを考
慮した遮水チューブ断面図、第４図は１００　’ｍ１ｌ
ｅ実車走行キャニスタの圧力損失の程度を想定した図で
ある。 １・・・キャニスタケース、２・・・吸着剤、３・・・
吸着剤室、４・・・フィルタ、５・・・目皿板、６・・
・燃料蒸発ガス導入室、７・・・大気導入室、８・・・
遮水壁、９・・・燃料タンク、１０・・・チューブ、１
１・・・オリフィス、１２・・・燃料蒸発ガス流入口、
１３・・・吸気管。 第１図 ／３

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、キヤニスタケース内部の一側と他側に設けた目皿板
   の間に吸着剤を充填した吸着剤室を限定し、ケースの一
   端面と前記一側目皿板との間に燃料蒸発ガスの流入口及
   び流出口に連通する燃料蒸発ガス導入室を規定し、ケー
   スの他端面と前記他側目皿板との間に大気口に連通する
   大気導入室を規定したキヤニスタにおいて、前記大気口
   部に遮水壁あるいは遮水チューブを構成した蒸発燃料損
   失防止装置。