JP2000335423A - カート - Google Patents

カート

Info

Publication number
JP2000335423A
JP2000335423A JP11144447A JP14444799A JP2000335423A JP 2000335423 A JP2000335423 A JP 2000335423A JP 11144447 A JP11144447 A JP 11144447A JP 14444799 A JP14444799 A JP 14444799A JP 2000335423 A JP2000335423 A JP 2000335423A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main frame
stay
cart
stays
wheels
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11144447A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Ito
浩司 伊藤
Masahiko Nishibe
雅彦 西部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PAJIERO SEIZO KK
Original Assignee
PAJIERO SEIZO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PAJIERO SEIZO KK filed Critical PAJIERO SEIZO KK
Priority to JP11144447A priority Critical patent/JP2000335423A/ja
Publication of JP2000335423A publication Critical patent/JP2000335423A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handcart (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カートあるいはテーブル・椅子等への展開を
簡単なワンタッチ操作にて行なえるようにする。 【解決手段】 4辺形状の形態からなるものであって平
面状の枠組みを形成するメーンフレーム1を基礎に、当
該メーンフレーム1の長手方向両端部のところに折りた
たみ及び展開が自在なようにステー2、2’を設ける。
メーンフレーム1のところであって平面視において当該
メーンフレーム1のほぼ全面を被うようにキャンバス3
を設ける。メーンフレーム1の長手方向の一端部側であ
ってその平面視における両側面部のところに車輪5を着
脱可能なように設ける。メーンフレーム1とステー2、
2’との間に、ステー2、2’が展開された状態におい
て当該ステー2、2’の展開状態を保持するロック装置
6を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、折りたたみ収納及
び展開の可能なカートに関するものであり、特に、折り
たたんだ状態で車のトランクルーム内等に収納すること
ができるとともに、目的地において、所定の形態に展開
してフォールディングカートとして、あるいは、テーブ
ル等としても利用することのできるようにした車載用カ
ートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこのような車載用のフォールディ
ングカートとしては、例えば特開平10−109648
号公報記載のようなものが挙げられる。このものは、平
板状のものであって、そのほぼ全面にわたってキャンバ
スの張られた載置台を基礎に、この下面の4角のところ
にキャスタが設けられるとともに、上記載置台の4角の
一部のところには取外し可能な取手部及び中間取手部等
が組付けられることによって、キャスタ付きのフォール
ディングカートが形成されるようになっているものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このもの
は、上記取手部及び中間取手部等を取外しあるいは組付
ける(組立てる)ことによってフォールディングカート
を形成させたり、あるいは、場合によってはテーブルま
たは椅子等を形成させるようにしているものである。そ
して、上記取手部あるいは中間取手部の組付け(組立
て)に当っては、パイプ状部材の端末部にて形成された
係合穴と、上記取手部等の先端部に形成されたボス部と
を嵌合結合させることによって、その作業が行なわれる
ようになっているものである。従って、その組立作業が
煩雑にならざるを得ない。また、組立作業中に指が挟ま
れる等の危険にさらされるおそれがある。また、組立後
の剛性を確保するためには嵌合部における嵌合精度を上
げる必要がある。更には、収納時におけるスペース確保
の都合上、車輪(キャスタ)の径をあまり大きく採れな
いと言う問題点がある。このような問題点を解決するた
めに、ワンタッチ操作にてフォールディングカートある
いはテーブル等への展開、または車載のための収納等を
簡単に行なえるようにした車載用カートを提供しようと
するのが、本発明の目的(課題)である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては次のような手段を講ずることとし
た。すなわち、請求項1記載の発明においては、車載用
のカートに関して、4辺形状の形態からなるメーンフレ
ームと、当該メーンフレームの、その長手方向の両端部
のところに、それぞれが上記メーンフレームに対して相
対回転運動が可能なように、かつ、ワンタッチ操作にて
折りたたみ及び展開が可能なように設けられるものであ
って、展開時には上記メーンフレームに対してほぼ直角
な状態に固定されるステーと、上記4辺形状メーンフレ
ームの長手方向の一端部側であって、その平面視におけ
る両側面部のところに、着脱が可能なように設けられる
車輪と、からなるようにするとともに、このような構成
からなるものにおいて、上記車輪の設けられる側のステ
ーを上記メーンフレームに対してほぼ直角な状態に展開
させ、かつ、固定するとともに、上記車輪の設けられる
側とは反対側の端部のところに設けられるステーを上記
メーンフレームと平行に折りたたむことによって、上記
メーンフレームに対してほぼ直角に固定されたステー上
に荷物を搭載して当該荷物を運ぶことのできるようにし
た構成を採ることとした。このような構成を採ることに
より、本発明のものにおいては、折りたたんだ状態で収
納されているものを、目的地において、そのステーのう
ちの一方のもの(車輪が設けられる側)を展開させるこ
とによって、簡単にフォールディングカートを形成させ
ることができるようになる。そして、このようなステー
の展開作業はワンタッチ操作にて簡単に行なうことがで
きる。また、このようにして展開されたステーの上に荷
物を搭載することによって荷物の運搬をすることができ
るようになる。
【0005】次に、請求項2記載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は上記請求項1記載の
ものと同じである。その特徴とするところは、カートを
棚状に展開させることによって、テーブルあるいは椅子
等としても利用することができるようにしたことであ
る。すなわち、車載用のカートに関して、4辺形状の形
態からなるメーンフレームと、当該メーンフレームの、
その長手方向の両端部のところに、それぞれが上記メー
ンフレームに対して相対回転運動が可能なように、か
つ、ワンタッチ操作にて折りたたみ及び展開が可能なよ
うに設けられるものであって、展開時には上記メーンフ
レームに対してほぼ直角な状態に固定されるステーと、
上記4辺形状メーンフレームの長手方向の一端部側であ
って、その平面視における両側面部のところに着脱が可
能なように設けられる車輪と、上記メーンフレームのと
ころに設けられるものであって、その平面視において当
該メーンフレームのほぼ全面を覆うように設けられるキ
ャンバスと、からなるようにするとともに、このような
構成からなるものにおいて、上記両ステーを共に上記メ
ーンフレームに対してほぼ直角な状態に展開させ、か
つ、この状態で固定することによってテーブルあるいは
椅子を形成させるようにした構成を採ることとした。こ
のような構成を採ることにより、フォールディングカー
トとして荷物を所定の目的地に運んだ後は、両ステーを
展開して、かつ、この位置(状態)に固定することによ
って、テーブルまたは椅子を形成させることができるよ
うになる。そして、この両ステーの展開作業は、ワンタ
ッチ操作にて簡単に行なうことができる。
【0006】次に、請求項3記載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は上記請求項2記載の
ものと同じである。すなわち、請求項2記載のカートに
おいて、上記両ステーを上記4辺形状のメーンフレーム
に対してほぼ直角な状態に展開させてテーブルあるいは
椅子を形成させたときに、上記車輪を上記メーンフレー
ムの端部から取り外ずして上記いずれか一方のステーの
側面部に装着し、収納することのできるようにした構成
を採ることとした。このような構成を採ることにより、
テーブルあるいは椅子として利用するときには、上記4
辺形状メーンフレームの端部に装着されていた車輪をス
テーの側面部に移動させて装着収納することができるよ
うになり、テーブルあるいは椅子として利用する際には
上記車輪が邪魔にならないようにすることができる。従
って、車輪を比較的大径のものとすることができ、カー
トとして利用するときには、その運搬機能を飛躍的に向
上させることができるようになる。その結果、砂利道等
の悪路においてもカートとしての機能を最大限に引き出
すことができるようになる。
【0007】次に、請求項4記載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は上記請求項1ないし
請求項3記載のものと同じである。その特徴とするとこ
ろは、展開時のステーを固定するロック装置に関する点
である。すなわち、本発明においては、請求項1ないし
請求項3記載のカートに関して、上記ステーを上記4辺
形状のメーンフレームに対してほぼ直角な状態に展開さ
せるとともに、この状態に固定するロック装置を、上記
メーンフレーム内に設けられるものであって当該メーン
フレームの長手方向に対してその直角方向に進退運動を
するとともに所定のストローク範囲内にて、その突出量
が規制されるように設置されるロックピンと、同じく上
記メーンフレーム内に設けられるものであって上記ロッ
クピンを常にメーンフレームから突出させるように駆動
するスプリングと、上記ステーの一部に設けられるもの
であって、当該ステーが上記メーンフレームに対してほ
ぼ直角の状態に展開されたときに上記ロックピンの先端
部と係合するように形成された係合部と、からなるよう
にした構成を採ることとした。このような構成を採るこ
とにより、本発明のものにおいては、ステーのメーンフ
レームへの固定及び支持が確実に行なわれることとな
り、カートあるいはテーブル等として展開された状態に
おいて、全体の剛性が高められることとなる。従って、
重い荷物の運搬が可能となるとともに、椅子、棚等とし
ても大きな荷重に耐え得ることとなる。また、このよう
なステーの展開及び固定が簡単なワンタッチ操作にて行
なえるようになり、操作性の向上及び安全性の向上を図
ることができるようになる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
1ないし図6を基に説明する。本実施の形態に関するも
のの、その構成は、図1及び図2に示す如く、平面状の
枠組みを形成するメーンフレーム1と、当該メーンフレ
ーム1の長手方向両端部のところに折りたたみ及び展開
が自在なように設けられるステー2、2’と、上記メー
ンフレーム1のところに設けられるものであって平面視
において当該メーンフレーム1のほぼ全面を被うように
設けられるキャンバス3と、上記メーンフレーム1の長
手方向の一端部側であってその平面視における両側面部
のところに設けられる車輪5と、上記メーンフレーム1
とステー2、2’との間に設けられるものであってステ
ー2、2’が展開された状態において当該ステー2、
2’の展開状態を保持するロック装置6と、からなるこ
とを基本とするものである。
【0009】このような構成からなるものにおいて、上
記メーンフレーム1は、パイプ状素材にて形成されるよ
うになっているものであり、その平面視においてU字状
の形態を有するようになっているものである。そして、
このようなU字状形態の一部を形成する平行フレーム部
11の先端部側、すなわち、U字状形態からなるパイプ
状フレームの開放先端部111のところには、車輪5が
着脱自在なように取付けられるようになっているもので
ある。また、このようなU字状メーンフレーム1の、そ
のほぼ全面にわたってはキャンバス3が張り付けられる
ようになっているものであり、このキャンバス3の部分
が、テーブルあるいは椅子として展開されたときに、物
の載置台あるいはシートクッション部を形成するように
なっているものである。
【0010】このような構成からなるU字状メーンフレ
ーム1の、その平行フレーム部11の長手方向両端部付
近に設けられるステー2、2’は、パイプ状の部材にて
形成されるようになっているものであり、図1及び図2
に示す如く、上記メーンフレーム1と同様、U字状の形
態からなるものである。このようなU字状部材からなる
ステー2、2’の、そのU字状開放先端部のところが、
上記メーンフレーム1の平行フレーム部11のところに
相対回転運動が可能なように取付けられるようになって
いるものである。なお、このようなステー2、2’の上
記メーンフレーム1への取付部は、図5及び図6に示す
如く、L字状のエルボ部材21を介して形成されるよう
になっているものである。
【0011】具体的には、U字状のパイプ状部材からな
るステー2、2’の、その開放先端部のところにはL字
状のエルボ部材21の一端側が剛結合状に取付けられる
とともに、当該エルボ部材21のL字状部の他端側は、
上記メーンフレーム1のところに相対回転運動が可能な
ように取付けられる(連結される)ようになっているも
のである。すなわち、ステー2、2’は、図3に示す如
く、支点(O21点)を介して上記メーンフレーム1に対
して相対回転運動が可能なように支持されるとともに、
これによって、各ステー2、2’は上記メーンフレーム
1に対して、その折りたたみ及び展開が可能なように取
付けられるようになっているものである。また、上記エ
ルボ部材21の上記支点(O21点)が設けられる側とは
反対の側のL字状部のところ、すなわち、ステー2、
2’が剛結合されるところにはストッパ211が設けら
れるようになっており、ステー2、2’が、図3の実線
図示のように展開された(拡げられた)状態において、
ステー2、2’とメーンフレーム1との位置関係が、ほ
ぼ直角状に規制(固定)されるようになっているもので
ある。
【0012】また、このような構成からなるエルボ部材
21の、その折れ曲がり部のところには、図5及び図6
に示す如く、上記エルボ部材21の一部に形成された係
合穴(係合部)216と、上記メーンフレーム1のとこ
ろに設けられたロックピン66等と、からなるロック装
置6が形成されるようになっているものである。このロ
ック装置6の具体的構成は、図4に示す如く、U字状の
メーンフレーム1の一部を形成する平行フレーム部11
のところに設けられるものであって当該平行フレーム部
11に対して、その直角方向に進退運動をするように設
けられるロックピン66と、同じく平行フレーム部11
内に設けられるものであって上記ロックピン66を、上
記平行フレーム部11の外側に押出すように駆動するス
プリング65と、これらロックピン66と係合するもの
であって上記エルボ部材21の一部に設けられた係合穴
(係合部)216と、からなることを基本とするもので
ある。
【0013】このような構成からなるものにおいて、上
記ロックピン66は、その先端部666が上記エルボ部
材21の係合穴216と係合しやすく成るように半球面
状に形成されているものである。また、当該先端部66
6から所定量隔たったところには上記平行フレーム部1
1に対する突出量、すなわち、平行フレーム部11の直
角方向へのストローク量を規制するためのフランジ66
1が設けられるようになっている。そして、このフラン
ジ661のところにはコイルスプリング状のスプリング
65が設置されるようになっているものである。このよ
うな構成からなるロックピン66が、上記ステー2、
2’の展開時において、当該ステー2、2’の延長上に
設けられたエルボ部材21の係合穴216と係合するこ
とによってロック装置6のロック機能が発揮されるよう
になっているものである。また、このようなロック状態
において、上記ロックピン66の先端部666のところ
を上記スプリング65のばね反力に抗した状態で押し付
けながら上記ステー2、2’を、図3の二点鎖線図示状
態に折りたたむことによって、上記ロック装置6のロッ
ク状態を解除させることができるようになっているもの
である。
【0014】次に、このような構成からなるメーンフレ
ーム1の一端部側に設けられるものであってカートとし
ての荷物運搬機能を発揮する車輪5は、図1及び図3に
示す如く、ホイール51と、当該ホイール51を相対回
転運動可能なように支持するシャフト52と、当該シャ
フト52の一端側に形成された雄ネジ部525とネジ結
合して本車輪5を上記U字状メーンフレーム1の平行フ
レーム部11の、その先端部111等に取付ける(装着
する)役目を果すロックナット55と、からなることを
基本とするものである。このような基本構成から成るも
のにおいて、上記ロックナット55は、図3に示す如
く、上記シャフト52の雄ネジ部525とネジ結合する
雌ネジ部を主体に形成されるものであり、その外周部の
ところには、本ロックナット55のネジ廻し操作を円滑
にするためのつまみ部555が設けられるようになって
いるものである。そして、当該車輪5は、カートが形成
される場合には、図1に示す如く、U字状メーンフレー
ム1を形成する平行フレーム部11の先端部111のと
ころに装着されるようになっているものである。そして
更に、当該カートがテーブルあるいは椅子等として利用
される際には、上記車輪5は上記メーンフレーム1の先
端部111から取り外されて、図2及び図3に示す如
く、いずれか一方のステー2の、その側面部のところに
形成されたブラケット25に装着され、かつ、収納され
るようになっているものである。
【0015】次に、このような構成からなる本実施の形
態のものについての、そのカートあるいはテーブル等へ
の展開操作手順等について説明する。まず、図1に示す
ようなカートへの展開手順について説明する。そのため
には、図3の二点鎖線図示状態の収納状態にあるステー
2、2’のうちの一方のもの、すなわち、平行フレーム
部11の先端部111に近い側(開放端部側)のものを
上記メーンフレーム1に対してほぼ直角の状態(図3の
実線図示状態)に展開する。そして、このとき、上記ス
テー2の上記メーンフレーム1との連結部周りに設けら
れたロック装置6のロックピン66を上記ステー2の延
長上に設けられたエルボ部材21の係合穴216に係合
させ、ステー2を固定する。このような状態において、
ステー2のブラケット25のところに取付けられていた
(図3参照)車輪5を取外し、図1に示す如く、メーン
フレーム1の平行フレーム部11の、その先端部111
のところに装着する。具体的には、車輪5を形成するシ
ャフト52を上記メーンフレーム1の先端部111のと
ころに設けられたベアリング部115(図2及び図3参
照)のところに装着するとともに、このようなシャフト
52の雄ネジ部525のところに、上記ロックナット5
5を取り付け、かつ、締結する。これによって、車輪5
の装着が完了することとなる。また、図1に示す如く、
ブラケット25のところに取り付けられていた(二点鎖
線図示)スタンド29を取り外して、ステー2の水平部
のところに取り付ける。これによってカートを、図1に
示す如く、立てておくことができるようになる。これら
によって、図1に示すようなカートが形成され、ステー
2のところには、荷物9を搭載することができるように
なる。
【0016】次に、このような構成からなるカートを棚
状に展開させて、図2に示すようなテーブルあるいは椅
子等を形成させるに当っては、図3の二点鎖線図示状態
に折りたたまれていたもう一方のステー2’をも、実線
図示状態の如く、上記メーンフレーム1に対してほぼ直
角の状態に展開させる。そして、このとき、上記カート
形成の場合と同様、ロック装置6を作動させ、両ステー
2、2’を上記メーンフレーム1に対して図3の実線図
示の如く固定させる。そして更に、このとき、上記ロッ
ク装置6のロック作動と同時に、ストッパ211も作動
させ、これらによって上記ステー2、2’を上記メーン
フレーム1の平行フレーム部11に対して完全に固定さ
せるようにする。その結果、図2に示すようなテーブル
あるいは椅子が形成されることとなる。このような状態
における上記メーンフレーム1及び当該メーンフレーム
1に張り付けられたキャンバス3をもって、載置台ある
いはシートクッション部を形成させることができるよう
になり、これらは可成りの荷重(重さ)にも耐え得るこ
ととなる。
【0017】次に、このような構成からなる本実施の形
態のものについての、その作用等について説明する。ま
ず、折りたたまれた状態で収納されているものを、目的
地において、そのステー2、2’のうちの一方のもの
(車輪が設けられている側)を図3の実線図示状態に展
開させるとともに、上記車輪5をメーンフレーム1の先
端部111のところに装着する。これによって、簡単に
フォールディングカートが形成されることとなる。そし
て、このようなステー2の展開作業はワンタッチ操作に
て簡単に行なうことができる。また、このようにして展
開されたステー2の上に荷物9を搭載することによって
荷物の運搬をすることができるようになる(図1参
照)。
【0018】また、このようなフォールディングカート
として荷物9を所定の目的地に運んだ後は、両ステー
2、2’を図3の実線図示の如く展開させて、かつ、こ
の位置(状態)に固定することによって、更には上記メ
ーンフレーム1の先端部111に取付けられていた車輪
5を図2及び図3に示すようにステー2のブラケット2
5のところに収納することによってテーブルまたは椅子
を形成させることができるようになる。そして、この両
ステー2、2’の展開作業は、ワンタッチ操作にて簡単
に行なうことができる。また、このとき、上記車輪5
を、上記一方のステー2の側面部に設けられたブラケッ
ト25のところに装着することができるようにしたの
で、テーブルあるいは椅子として利用するときには、上
記車輪5を邪魔にならないように収納することができる
ようになる。従って、車輪5を比較的大径のものとする
ことができ、カートとして利用するときには、その運搬
機能を飛躍的に向上させることができるようになる。す
なわち、砂利道等の悪路においてもカートとしての機能
を最大限に引き出すことができるようになる。
【0019】また、このようなステー2、2’の延長上
に設けられるものであって、これらステー2、2’のメ
ーンフレーム1への取り付け部周りを形成するエルボ部
材21のところには、図5及び図6に示すようなストッ
パ211及びロック装置6が設けられるようになってい
るので、上記ステー2、2’の展開時においては、これ
らストッパ211及びロック装置6を作動させることに
よって、上記ステー2、2’のメーンフレーム1への固
定及び支持を確実に行なわせることができるようにな
る。その結果、カートあるいはテーブル等として展開さ
せた状態において、全体の剛性を高めることができるよ
うになり、重い荷物の運搬が可能となるとともに、椅
子、棚等としても大きな荷重に耐えられるようになる。
また、このようなステーの展開及び固定が簡単なワンタ
ッチ操作にて行なえるようになり、操作性の向上及び安
全性の向上を図ることができるようになる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、車載用のカートに関し
て、4辺形状の形態からなるメーンフレームと、当該メ
ーンフレームの、その長手方向の両端部のところに、そ
れぞれが上記メーンフレームに対して相対回転運動が可
能なように、かつ、ワンタッチ操作にて折りたたみ及び
展開が可能なように設けられるものであって、展開時に
は上記メーンフレームに対してほぼ直角な状態に固定さ
れるステーと、上記4辺形状メーンフレームの長手方向
の一端部側であって、その平面視における両側面部のと
ころに、着脱が可能なように設けられる車輪と、からな
るとともに、このような構成からなるものにおいて、上
記車輪の設けられる側のステーを上記メーンフレームに
対してほぼ直角な状態に展開させ、かつ、固定するとと
もに、上記車輪の設けられる側とは反対側の端部のとこ
ろに設けられるステーを上記メーンフレームと平行に折
りたたむことによって上記メーンフレームに対してほぼ
直角に固定されたステー上に荷物を搭載して当該荷物を
運ぶことのできるようにした構成を採ることとしたの
で、折りたたまれた状態で収納されているものを、目的
地において、そのステーのうちの一方のもの(車輪が設
けられる側)を展開させることによって、簡単にフォー
ルディングカートを形成させることができるようになっ
た。そして、このようなステーの展開作業はワンタッチ
操作にて簡単に行なうことができるとともに、このよう
にして展開されたステーの上に荷物を搭載することによ
って荷物の運搬をすることができるようになった。
【0021】また、フォールディングカートとして荷物
を所定の目的地に運んだ後は、両ステーを展開して、か
つ、この位置(状態)に固定することによって、テーブ
ルまたは椅子を形成させることができるようになるとと
もに、このような両ステーの展開作業を、ワンタッチ操
作にて簡単に行なうことができるようになった。また、
テーブルあるいは椅子を形成させたときに、上記車輪を
上記メーンフレームの端部から取り外ずして上記いずれ
か一方のステーの側面部に装着し、収納することができ
るようにしたので、テーブルあるいは椅子として利用す
るときには、上記車輪が邪魔にならないようにすること
ができるようになった。従って、車輪を比較的大径のも
のとすることができるようになった。その結果、カート
として利用するときには、その運搬機能を飛躍的に向上
させることができるようになり、砂利道等の悪路におい
てもカートとしての機能を最大限に引き出すことができ
るようになった。
【0022】また、上記ステーの延長上に設けられるも
のであって、これらステーのメーンフレームへの取り付
け部周りを形成するエルボ部材のところには、ストッパ
及びロック装置を設けるようにしたので、上記ステーの
展開時においては、これらストッパ及びロック装置を作
動させることによって、上記ステーのメーンフレームへ
の固定及び支持を確実に行なわせることができるように
なった。その結果、カートあるいはテーブル等として展
開させた状態において、全体の剛性を高めることができ
るようになり、重い荷物の運搬が可能となるとともに、
椅子、棚等としても大きな荷重に耐え得るようになっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のものがカートとして展開(形成)され
た状態におけるその全体構成を示す斜視図である。
【図2】本発明のものがテーブルあるいは椅子として展
開(形成)された状態におけるその全体構成を示す斜視
図である。
【図3】本発明にかかるものの展開及び収納(折りたた
み)の状態を示す図である。
【図4】本発明にかかるロック装置の全体構成を示す断
面図である。
【図5】本発明にかかるロック装置の、その作動状態を
示す斜視図である。
【図6】本発明にかかるロック装置及びストッパ周りの
全体構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 メーンフレーム 11 平行フレーム部 111 先端部 115 ベアリング部 2 ステー 21 エルボ部材 211 ストッパ 216 係合部(係合穴) 25 ブラケット 29 スタンド 2’ ステー 3 キャンバス 5 車輪 51 ホイール 52 シャフト 525 雄ネジ部 55 ロックナット 555 つまみ部 6 ロック装置 65 スプリング 66 ロックピン 661 フランジ 666 先端部 9 荷物

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4辺形状の形態からなるメーンフレーム
    と、当該メーンフレームの、その長手方向の両端部のと
    ころに、それぞれが上記メーンフレームに対して相対回
    転運動が可能なように、かつ、ワンタッチ操作にて折り
    たたみ及び展開が可能なように設けられるものであっ
    て、展開時には上記メーンフレームに対してほぼ直角な
    状態に固定されるステーと、上記4辺形状メーンフレー
    ムの長手方向の一端部側であって、その平面視における
    両側面部のところに着脱が可能なように設けられる車輪
    と、からなるとともに、このような構成からなるものに
    おいて、上記車輪の設けられる側のステーを上記メーン
    フレームに対してほぼ直角な状態に展開させ、かつ、固
    定するとともに、上記車輪の設けられる側とは反対側の
    端部のところに設けられるステーを上記メーンフレーム
    と平行な状態に折りたたみ、これによって、上記メーン
    フレームに対してほぼ直角に固定されたステー上に荷物
    を搭載して当該荷物を運ぶことのできるようにした構成
    からなることを特徴とするカート。
  2. 【請求項2】 4辺形状の形態からなるメーンフレーム
    と、当該メーンフレームの、その長手方向の両端部のと
    ころに、それぞれが上記メーンフレームに対して相対回
    転運動が可能なように、かつ、ワンタッチ操作にて折り
    たたみ及び展開が可能なように設けられるものであっ
    て、展開時には上記メーンフレームに対してほぼ直角な
    状態に固定されるステーと、上記4辺形状メーンフレー
    ムの長手方向の一端部側であって、その平面視における
    両側面部のところに着脱が可能なように設けられる車輪
    と、上記メーンフレームのところに設けられるものであ
    って、その平面視において当該メーンフレームのほぼ全
    面を覆うように設けられるキャンバスと、からなるとと
    もに、このような構成からなるものにおいて、上記両ス
    テーを共に上記メーンフレームに対してほぼ直角な状態
    に展開させ、かつ、この状態で固定することによってテ
    ーブルあるいは椅子を形成させることのできるようにし
    たことを特徴とするカート。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のカートにおいて、上記両
    ステーを上記4辺形状のメーンフレームに対してほぼ直
    角な状態に展開させてテーブルあるいは椅子を形成させ
    たときに、上記車輪を上記メーンフレームの端部から取
    り外ずして上記いずれか一方のステーの側面部に装着
    し、収納することのできるようにした構成からなること
    を特徴とするカート。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3記載のカートに
    おいて、上記ステーを上記メーンフレームに対してほぼ
    直角な状態に展開させるとともに、この状態に固定する
    ロック装置を、上記メーンフレーム内に設けられるもの
    であって当該メーンフレームの長手方向に対してその直
    角方向に進退運動をするとともに所定のストローク範囲
    内にて、その突出量が規制されるように設置されるロッ
    クピンと、同じく上記メーンフレーム内に設けられるも
    のであって上記ロックピンを常にメーンフレームから突
    出させるように駆動するスプリングと、上記ステーの一
    部に設けられるものであって、当該ステーが上記メーン
    フレームに対してほぼ直角の状態に展開されたときに上
    記ロックピンの先端部と係合するように形成された係合
    部と、からなるようにしたことを特徴とするカート。
JP11144447A 1999-05-25 1999-05-25 カート Pending JP2000335423A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11144447A JP2000335423A (ja) 1999-05-25 1999-05-25 カート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11144447A JP2000335423A (ja) 1999-05-25 1999-05-25 カート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000335423A true JP2000335423A (ja) 2000-12-05

Family

ID=15362454

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11144447A Pending JP2000335423A (ja) 1999-05-25 1999-05-25 カート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000335423A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101522137B1 (ko) * 2014-02-07 2015-05-28 한국교통대학교산학협력단 다용도 카트
CN105235718A (zh) * 2015-10-23 2016-01-13 李玉明 新型多功能组合式生活出行手拉车
KR20200120797A (ko) * 2019-04-11 2020-10-22 송홍전 테이블 기능을 갖는 운반용 카트
KR102195449B1 (ko) * 2019-09-27 2020-12-28 주식회사 다온 핸드카트

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101522137B1 (ko) * 2014-02-07 2015-05-28 한국교통대학교산학협력단 다용도 카트
CN105235718A (zh) * 2015-10-23 2016-01-13 李玉明 新型多功能组合式生活出行手拉车
KR20200120797A (ko) * 2019-04-11 2020-10-22 송홍전 테이블 기능을 갖는 운반용 카트
KR102209909B1 (ko) * 2019-04-11 2021-02-01 송홍전 테이블 기능을 갖는 운반용 카트
KR102195449B1 (ko) * 2019-09-27 2020-12-28 주식회사 다온 핸드카트

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7273243B2 (en) Seat for a rear row of seats in a vehicle
US7475900B2 (en) Baby stroller frame
US7441794B2 (en) Foldable stroller
US20210146816A1 (en) Fold up table for a vehicle tailgate
US4917401A (en) Parcel cart
JP2000335423A (ja) カート
US10160390B2 (en) Net pocket apparatus for vehicle
JP3541602B2 (ja) 車両用シート装置
JPH0127954Y2 (ja)
JP3006800U (ja) 折たたみ式荷車
JPS5849872Y2 (ja) 車両の座席装置
JP2001030814A (ja) 折り畳みリアシート
JPH0318286Y2 (ja)
JP4037783B2 (ja) チップアップシートの保持構造
JPH09188167A (ja) 車両用折り畳み式シートのロッキング装置
JPH0628353Y2 (ja) 車両用折畳みシート
JPH0733945Y2 (ja) 乗物用補助座席の支持構造
JPH0349063Y2 (ja)
WO2022168133A1 (en) Foldable device for transporting bicycles on motor vehicles
CN114906194A (zh) 一种折叠车
JP2000302044A (ja) ハンドカート及びそれに使用される籠
JP3992915B2 (ja) 自動車
KR100315193B1 (ko) 자동차용 접이식 보조시트
KR200205665Y1 (ko) 자동차용 시트의 접힘 구조
JPH0537866Y2 (ja)