JP2000333780A - 小物収納部付き車両用シート - Google Patents

小物収納部付き車両用シート

Info

Publication number
JP2000333780A
JP2000333780A JP11147236A JP14723699A JP2000333780A JP 2000333780 A JP2000333780 A JP 2000333780A JP 11147236 A JP11147236 A JP 11147236A JP 14723699 A JP14723699 A JP 14723699A JP 2000333780 A JP2000333780 A JP 2000333780A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
recess
vehicle
divided
small article
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11147236A
Other languages
English (en)
Inventor
Kota Horisawa
宏太 堀沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ikeda Bussan Co Ltd filed Critical Ikeda Bussan Co Ltd
Priority to JP11147236A priority Critical patent/JP2000333780A/ja
Publication of JP2000333780A publication Critical patent/JP2000333780A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】使い勝手がよく、また、見栄えを損ねることの
ない小物収納部付き車両用シートを提供する。 【解決手段】 シートバック2及びシートクッション3
からなり、前記シートバック2に小物収納部19を設け
ている車両用シート1において、前記シートバック2
を、シート表面側に凹所14を形成しているメインシー
ト部12と、前記凹所14内に配置した分割シート部1
3とで構成し、前記分割シート部13を、前記凹所14
内で片側のヒンジ部15を介し回転自在に保持すると共
に、前記小物収納部19を分割シート部13の背面側に
設け、前記分割シート部13が前記ヒンジ部15を支点
とし回転されて前記凹所14内から引き出されると、前
記小物収納部19が車室内に露出されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車内に持ち込んだ
小物類を収納整理しておくことができる小物収納部付き
車両用シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の室内は、車体前後に配置される
複数のシートが主体となり、残された空間を使い易さや
居住性の観点から如何に満足させるかが設計課題とな
る。車室内に設けられる収納部ないしは小物入れも重要
な要素であり、持ち込まれる小物類を散乱させず、かつ
使い易く整頓する上で少しでも多いことが好ましい。従
来の小物入れには、車内に初めから標準装備されている
ものから、後付け方式で別途用意されるものまで様々な
ものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、別途用意さ
れるものでは、車室内に露出して設けられるものが多
く、見栄えを損ね易い。これに対して、標準装備される
ものでは、その車のデザインに合わせて設計をすること
ができるので、一般に見栄えも良くすることができる。
こうした理由から、最初から小物入れを如何に体裁良
く、またスペースを有効に利用して少しでも多く設ける
かが課題となる。従来はこのような背景から、シート自
体に収納部(例えば、シートバック背面の収納部)を付
設した構造もあるものの、その収納部は一般的に車室内
に露出されるものであり、また、より多くの収納部を設
けたいという要求もある。
【0004】本発明は上記した事情に鑑みなされたもの
である。その目的は、車室設計を変更せずに、使い勝手
がよく、また、見栄えを損ねることのない小物収納部付
き車両用シートを提供することにある。更に他の目的
は、以下に説明する内容の中で順次明らかにして行く。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、図面に例示される如く、シートバック2及び
シートクッション3からなり、前記シートバック2に小
物収納部19を設けている車両用シート1において、前
記シートバック2を、シート表面側に凹所14を形成し
ているメインシート部12と、前記凹所14内に配置し
た分割シート部13とで構成し、前記分割シート部13
を、前記凹所14内で片側のヒンジ部15を介し回転自
在に保持すると共に、前記小物収納部19を分割シート
部13の背面側に設け、前記分割シート部13が前記ヒ
ンジ部15を支点とし回転されて前記凹所14内から引
き出されると、前記小物収納部19が車室内に露出され
るよう構成したものである。
【0006】以上の構造によれば、分割シート部13を
片側のヒンジ部15を支点に回転操作し、自由端側を凹
所14内から引き出すと、小物収納部19が車室に露出
し、その小物収納部19を使用することができる。逆
に、分割シート部13は自由端側を後側に回転させる
と、凹所14内に配置されて小物収納部19も凹所14
内に隠されることになる。また、この構造では、適用さ
れる車両用シート1として、車室後側に配置されるベン
チタイプのリアシートであり、前記シートバック2の凹
所14を中間部を除いて少なくとも左側又は右側の中央
部分に形成していることがより好ましい。これは、凹所
14用のスペースを確実にかつより広く確保し易いこ
と、小物収納部19を分割シート部13を回転操作によ
り引き出す際に乗員の邪魔になり難いこと、前席の乗員
でも小物収納部19を利用し易いこと、等の利点がある
からである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例につい
て図面を参照しながら説明する。この形態例は、好適な
具体例であり技術的に好ましい種々の限定が付されてい
るが、本発明の技術的範囲を制約するものではない。
【0008】図1乃至図4は本発明を適用した車両用シ
ート例を示しており、図1及び図2はそれぞれ異なる使
用状態で示す車両用シートの概略的な要部斜視図、図3
は図1のA−A線矢視方向に沿って断面した図、図4は
図3のB−B線に沿って断面した図である。図1乃至図
4において、この車両用シート1は、乗用車の車室に装
備されるシートのうち、3人掛け用のベンチタイプのリ
アシートであり、シートバック2及びシートクッション
3とを有している。シートクッション3は従来品と同
じ。
【0009】シートバック2は、ヘッドレスト4付きの
背もたれ部5,6と、アームレスト8付きの中間背もた
れ部7を有している。本発明はその片側の背もたれ部6
に適用されている。すなわち、この背もたれ部6は、中
間背もたれ部7及び背もたれ部5に一体化されたメイン
シート部12を構成しており、シート表面側(車室内
側)に開口している凹所14が設けられている。そし
て、背もたれ部6には、通常、分割シート部13がその
凹所14を埋める状態で一体的に配置されて、図2に示
すようにメインシート部12の表面と面一の状態で保持
されている。
【0010】なお、アームレスト8は、中間背もたれ部
7の凹部に格納され、必要に応じてシートクッション3
上に配置される。図3及び図4中、符号12aはクッシ
ョンパッドである。このクッションパッド12aは、イ
ンサートされた心材12bを有し、表皮12cにより被
覆処理されている。符号9はボード材であり、シートバ
ック2の背面側に装着されて支持材と背面処理を兼ねて
いる。
【0011】また、凹所14内には奥部にカバー材10
が配置されている。このカバー材10は、背面をボード
材9に密着した状態に設けられており、分割シート部1
3のヒンジ部15を支持している。すなわち、分割シー
ト部13は、メインシート部12と同様に、クッション
パッド13aと、ヒンジ部15に対応する片側に内蔵さ
れたブラケット13bと、表面を被覆処理している表皮
13cとにより基本形状を形成している。そして、分割
シート13は、凹所14内にあって、片側が前記カバー
材10とブラケット11bとを利用し、間を連結してい
るヒンジ軸つまりヒンジ部15を介して回転可能に取り
付けられ、ヒンジ部15を支点として凹所14から前方
へ片開き状に配置される。この回転により、分割シート
部13は、上述した凹所14内を埋めて配置された状態
となる格納位置(図2参照)と、ヒンジ部15と反対側
つまり自由端側が凹所14内から大きく引き出されて背
面側を車室内に露出する引き出し位置(図1及び図3参
照)とに切り替え配置される。また、自由端側には、分
割シート部12bを引き出す際に使用される引き紐16
が取り付けられている。
【0012】加えて、分割シート部13の背面側には、
図4に示す如く比較的軟質な平板材18が装着されてお
り、この平板板18を利用して小物収納部19が設けら
れている。小物収納部19は、レザーやビニール材等を
縫製して作られており、上下に2つのポケット20を設
けた簡易なものである。ポケット20は、小物17を差
し込み方式で収納するもので、分割シート部13が小物
17をポケット20に収納した状態で格納位置に配置可
能になっている。なお、ポケット20は、分割シート部
13の表皮13cの背面側に直に付設することも可能で
ある。ポケット20は、スライド式フスナー材などによ
り開閉可能に処理されることもある。
【0013】以上のように構成された車両用シート1で
は、図2の状態から、乗員が引き紐16を掴んで手前側
に強く引くと、分割シート部13がヒンジ部15を支点
として手前側つまり上記引き出し位置まで回動され、図
1及び図3に示すように小物収納部19を車室内に露出
して、ポケット20に小物類を出し入れすることができ
る。図1は、このようにして小物17をポケット20に
収納した状態を示している。また、小物17の出し入れ
が終わったら、分割シート部13を後側つまり上記格納
位置まで回転させる。すると、分割シート部13は、凹
所14内に弾性的に押し込まれて、小物収納部19が隠
された状態になると共に、凹所14を埋めてメインシー
ト部12と面一の状態に保持される。分割シート部13
の格納位置において、乗員は背もたれ部6の分割シート
部13を意識することなく、背もたれ部5と同様に通常
の保持部として使用することができる。
【0014】したがって、この構造では、分割シート部
13を前側に回転させて凹所14内から引き出すと、分
割シート部13の背面側に設けられた小物収納部19を
使用することができ、後側に回転させて元の位置(格納
位置)に戻すと小物収納部19を凹所14内に隠してお
くことができるので、見栄えを損ねることなく、小物入
れ部や収納部を持つ車両用シート1が得られる。また、
この形態例のように、リヤシートに適用した場合では、
比較的大きな小物収納部19が追加可能になることに加
え、分割シート部13を引くことによってフロント側の
座席を利用している乗員でも、小物収納部19を容易に
使用することができる。
【0015】以上の形態例では、分割シート部13が凹
所14内の格納位置で弾性的な圧装状態となって保持さ
れるため専用の保持手段を省略したが、これに限られ
ず、分割シート部13の格納位置を保持する簡易な保持
まいしはロック手段を必要に応じて設けることもある。
また、収納部をより多く追加したい場合は、本発明をシ
ートバック2の背もたれ部6と共にもう一方の背もたれ
部5にも適用することになる。なお、以上の形態例では
リヤシートに適用した場合について説明したが、本発明
はリヤシートに限ることなくベンチシートタイプのフロ
ントシート等にも同様にして適用することができるもの
である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の小物収納
部付き車両用シートでは、分割シート部を前側に回転さ
せて凹所内から引き出すと、小物収納部を使用すること
ができ、後側に回転させて元の位置(格納位置)に戻す
と小物収納部を凹所内に隠しておくことが可能なことか
ら、見栄えを損ねることなく、小物収納部を車室内に室
内設計を変更することなく比較的容易に追加することが
できる。これにより、車室空間がより使い易く居住性を
向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した車両用シートを示す概略要部
斜視図である。
【図2】上記車両用シートを通常状態で示す概略要部斜
視図である。
【図3】図1のA−A線断面矢視図である。
【図4】図3のB−B線断面図である。
【符号の説明】
1は車両シート 2はシートバック 3はシートクッション 5,6,7は背もたれ部 12はメインシート部 13は分割シート部 14は凹所 15はヒンジ部 19は小物収納部 20はポケット 17は小物

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートバック及びシートクッションから
    なり、前記シートバックに小物収納部を設けた車両用シ
    ートにおいて、 前記シートバックを、シート表面側に凹所を形成してい
    るメインシート部と、前記凹所内に配置した分割シート
    部とで構成し、 前記分割シート部を、前記凹所内で片側のヒンジ部を介
    し回転自在に保持すると共に、前記小物収納部を分割シ
    ート部の背面側に設け、 前記分割シート部が前記ヒンジ部を支点とし回転されて
    前記凹所内から引き出されると、前記小物収納部が車室
    内に露出されるようにした、ことを特徴とする小物収納
    部付き車両用シート。
  2. 【請求項2】 車室後側に配置されるベンチタイプのリ
    アシートであり、前記シートバックの凹所を中間部を除
    いて少なくとも左側又は右側の中央部分に形成している
    請求項1に記載の小物収納部付き車両用シート。
JP11147236A 1999-05-26 1999-05-26 小物収納部付き車両用シート Pending JP2000333780A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11147236A JP2000333780A (ja) 1999-05-26 1999-05-26 小物収納部付き車両用シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11147236A JP2000333780A (ja) 1999-05-26 1999-05-26 小物収納部付き車両用シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000333780A true JP2000333780A (ja) 2000-12-05

Family

ID=15425662

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11147236A Pending JP2000333780A (ja) 1999-05-26 1999-05-26 小物収納部付き車両用シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000333780A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9789826B2 (en) Vehicle seat
JP2009196605A (ja) 車両用シート
US6027164A (en) Combination seat and armrest with storage compartments
JPH07215133A (ja) 車両用コンソールボックス
JP2000333780A (ja) 小物収納部付き車両用シート
JP3137892B2 (ja) 自動車用デッキボードの構造
JP2002283897A (ja) 物入れ付車両用シート
JP2000325181A (ja) 車両シートのアームレスト
GB2413270A (en) Vehicle seat assembly
CN217623246U (zh) 后排扶手及汽车
JP2886100B2 (ja) 車両用シート
JPS6024666Y2 (ja) 自動車のリヤパ−セルトレイ
JP2003135206A (ja) 車両用アームレスト
JP3040992U (ja) コンソールボックス
JPH0625167Y2 (ja) 自動車用リヤシート装置
JP2002370571A (ja) アームレストの物入れ構造
JP2019001245A (ja) 車両用シートのトランクスルー構造
JP2002095546A (ja) シートバックのテーブル構造
JPH0625168Y2 (ja) 自動車用リヤシート装置
JPH09301014A (ja) 自動車の助手席の構造
JP2532637Y2 (ja) アームレスト
JP3041867U (ja) コンソールボックス
KR890004569Y1 (ko) 승용차용 다용도 박스
KR19990033268A (ko) 후방시트백의 물품보관함 겸용 암레스트
JP2003125893A (ja) アームレスト構造