JP2000333567A - 魚釣用スピニングリール - Google Patents
魚釣用スピニングリールInfo
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01K—ANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
- A01K89/00—Reels
- A01K89/02—Brake devices for reels
- A01K89/027—Brake devices for reels with pick-up, i.e. for reels with the guiding member rotating and the spool not rotating during normal retrieval of the line
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01K—ANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
- A01K89/00—Reels
- A01K89/01—Reels with pick-up, i.e. with the guiding member rotating and the spool not rotating during normal retrieval of the line
- A01K89/0117—Anti-reverse mechanisms
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Environmental Sciences (AREA)
- Animal Husbandry (AREA)
- Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ロータの逆転防止状態と逆転可能状態との切り
換えを簡単且つスムーズに行なえるとともに、魚の急激
な引き込みに対して釣糸を迅速且つ滑らかに繰り出すこ
とができる軽量でコンパクトな魚釣用スピニングリール
の提供を目的としている。 【解決手段】リール本体1aに回転可能に支持されたロ
ータ8と、リール本体に支持され且つロータの回転によ
って釣糸が巻回されるスプール10と、ロータの釣糸繰
り出し方向への逆回転を防止する逆転防止装置と、リー
ル本体に支持された操作部材5の移動操作によってロー
タの逆回転に制動力を付与する制動装置とを具備する魚
釣用スピニングリールにおいて、スプールに制動力を付
与しながらスプールの釣糸繰り出し方向への回転を許容
するドラグ機構を備え、前記操作部材の移動操作によっ
て逆転防止装置によるロータの逆転防止状態が解除され
ることを特徴とする。
換えを簡単且つスムーズに行なえるとともに、魚の急激
な引き込みに対して釣糸を迅速且つ滑らかに繰り出すこ
とができる軽量でコンパクトな魚釣用スピニングリール
の提供を目的としている。 【解決手段】リール本体1aに回転可能に支持されたロ
ータ8と、リール本体に支持され且つロータの回転によ
って釣糸が巻回されるスプール10と、ロータの釣糸繰
り出し方向への逆回転を防止する逆転防止装置と、リー
ル本体に支持された操作部材5の移動操作によってロー
タの逆回転に制動力を付与する制動装置とを具備する魚
釣用スピニングリールにおいて、スプールに制動力を付
与しながらスプールの釣糸繰り出し方向への回転を許容
するドラグ機構を備え、前記操作部材の移動操作によっ
て逆転防止装置によるロータの逆転防止状態が解除され
ることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は魚釣用スピニングリ
ールに関する。
ールに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、魚釣用スピニングリールには、
ロータの釣糸繰り出し方向(逆転方向)への回転を防止
する逆転防止装置が設けられている。この逆転防止装置
は、切換機構の操作によって、作動状態(ロータ逆転防
止状態;ON)と非作動状態(ロータ逆転可能状態;O
FF)とに切換えられる。
ロータの釣糸繰り出し方向(逆転方向)への回転を防止
する逆転防止装置が設けられている。この逆転防止装置
は、切換機構の操作によって、作動状態(ロータ逆転防
止状態;ON)と非作動状態(ロータ逆転可能状態;O
FF)とに切換えられる。
【0003】ところで、このようなスピニングリール
は、掛かった魚を走らせながら釣るために、逆転防止装
置がOFFに切換えられた(ロータが逆転可能状態に設
定された)状態で使用される場合がある。しかしなが
ら、この場合、掛かった魚が沖や根に向かって走ると、
ハンドルやロータが高速で逆回転するため、直ちに巻き
取り動作に移行することができず、また、走った魚が急
に停止すると、ロータがオーバーランして、バックラッ
シュ現象(糸ふけ)等が生じる虞がある。
は、掛かった魚を走らせながら釣るために、逆転防止装
置がOFFに切換えられた(ロータが逆転可能状態に設
定された)状態で使用される場合がある。しかしなが
ら、この場合、掛かった魚が沖や根に向かって走ると、
ハンドルやロータが高速で逆回転するため、直ちに巻き
取り動作に移行することができず、また、走った魚が急
に停止すると、ロータがオーバーランして、バックラッ
シュ現象(糸ふけ)等が生じる虞がある。
【0004】そのため、スピニングリールの中には、ロ
ータの逆回転に制動力を付与する制動機構を備えたもの
がある。この制動機構は、例えば、ロータの逆回転動作
に連動して回転する制動板と、リール本体の脚部に設け
られ且つ制動板に制動力を付与するブレーキレバーとを
備えており、ブレーキレバーの操作によって制動板に所
望の押圧力を付与してロータの逆回転に制動力を付与す
るようになっている。このような制動機構によれば、魚
種、魚のファイト状況等、釣り状況に応じてロータの逆
回転を制御することができるため、掛かった魚をトラブ
ルなく捕り込むことが可能となる。
ータの逆回転に制動力を付与する制動機構を備えたもの
がある。この制動機構は、例えば、ロータの逆回転動作
に連動して回転する制動板と、リール本体の脚部に設け
られ且つ制動板に制動力を付与するブレーキレバーとを
備えており、ブレーキレバーの操作によって制動板に所
望の押圧力を付与してロータの逆回転に制動力を付与す
るようになっている。このような制動機構によれば、魚
種、魚のファイト状況等、釣り状況に応じてロータの逆
回転を制御することができるため、掛かった魚をトラブ
ルなく捕り込むことが可能となる。
【0005】前記制動機構を有するスピニングリール
は、例えば、実開昭58−135271号公報や特開平
9−252693号公報等に開示されている。これらの
公報に開示されたスピニングリールは、制動板に制動力
を付与するブレーキレバーとともに、スプールに制動力
を付与しながらスプールの釣糸繰り出し方向への回転を
許容する(スプールの回転力を制御する)ドラグ機構
と、リール本体の後端に設けられ且つロータの逆転防止
状態と逆転可能状態とを切り換えるための切換レバーと
を備えている。
は、例えば、実開昭58−135271号公報や特開平
9−252693号公報等に開示されている。これらの
公報に開示されたスピニングリールは、制動板に制動力
を付与するブレーキレバーとともに、スプールに制動力
を付与しながらスプールの釣糸繰り出し方向への回転を
許容する(スプールの回転力を制御する)ドラグ機構
と、リール本体の後端に設けられ且つロータの逆転防止
状態と逆転可能状態とを切り換えるための切換レバーと
を備えている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、実開昭58
−135271号公報や特開平9−252693号公報
等に開示されている構成では、切換レバーによってロー
タの逆転が防止されている状態でも、ドラグを調整する
ことによってスプールの回転力を調整すれば、魚の急激
な引き込みに対応することができる。すなわち、ドラグ
を利かせて、釣糸にかかる力をスプールの回転によって
逃がし、釣糸をスプールから滑り出させることにより、
ハリス切れや身切れによる魚のバレを防止できる。
−135271号公報や特開平9−252693号公報
等に開示されている構成では、切換レバーによってロー
タの逆転が防止されている状態でも、ドラグを調整する
ことによってスプールの回転力を調整すれば、魚の急激
な引き込みに対応することができる。すなわち、ドラグ
を利かせて、釣糸にかかる力をスプールの回転によって
逃がし、釣糸をスプールから滑り出させることにより、
ハリス切れや身切れによる魚のバレを防止できる。
【0007】しかしながら、ロータの逆転防止状態と逆
転可能状態との切り換えは、切換レバーによってしか行
なうことができない。そのため、実釣時の状況変化によ
り、ロータの逆転防止状態から逆転可能状態に切換えて
ロータの制動機構を働かせたい場合(ブレーキレバーに
よるブレーキ操作に移行したい場合)、または、逆転可
能状態から逆転防止状態に切換える場合には、ブレーキ
レバーを操作する手と反対の手の指で切換レバーを操作
しなければならず、操作性が非常に悪く、魚とのやりと
りを容易且つ迅速に行なうことができない。特に、ブレ
ーキレバーを操作する手と反対の手で玉網等を持ってい
る場合には、切換レバーの操作を行なうことができず、
魚をバラしてしまう虞がある。
転可能状態との切り換えは、切換レバーによってしか行
なうことができない。そのため、実釣時の状況変化によ
り、ロータの逆転防止状態から逆転可能状態に切換えて
ロータの制動機構を働かせたい場合(ブレーキレバーに
よるブレーキ操作に移行したい場合)、または、逆転可
能状態から逆転防止状態に切換える場合には、ブレーキ
レバーを操作する手と反対の手の指で切換レバーを操作
しなければならず、操作性が非常に悪く、魚とのやりと
りを容易且つ迅速に行なうことができない。特に、ブレ
ーキレバーを操作する手と反対の手で玉網等を持ってい
る場合には、切換レバーの操作を行なうことができず、
魚をバラしてしまう虞がある。
【0008】そこで、実開平1−82766号公報や特
開平9−23790号公報には、ブレーキレバーの操作
と連動して切換レバーがロータ逆転可能位置に自動的に
切り換えられる機構が開示されている。すなわち、実開
平1−82766号公報や特開平9−23790号公報
に開示されたスピニングリールは、ロータの逆転時にの
み一方向クラッチを介してロータと一体的に回転する制
動板と、リール本体の脚部に設けられ且つ制動板に制動
力を付与するブレーキレバーと、ロータと一体に回転す
る逆転防止歯車とを備えている。また、このスピニング
リールは、逆転防止歯車に係止爪を係止させてロータの
逆転を防止する逆転防止位置と逆転防止歯車から係止爪
を外してロータの逆転を許容する逆転可能位置との間で
切換えられる切換レバーを有している。そして、切換レ
バーが逆転防止位置に位置している状態でブレーキレバ
ーが引き上げ操作されると、それに連動して切換レバー
が逆転可能位置に切換えられ、係止爪が逆転防止歯車か
ら外されるようになっている。
開平9−23790号公報には、ブレーキレバーの操作
と連動して切換レバーがロータ逆転可能位置に自動的に
切り換えられる機構が開示されている。すなわち、実開
平1−82766号公報や特開平9−23790号公報
に開示されたスピニングリールは、ロータの逆転時にの
み一方向クラッチを介してロータと一体的に回転する制
動板と、リール本体の脚部に設けられ且つ制動板に制動
力を付与するブレーキレバーと、ロータと一体に回転す
る逆転防止歯車とを備えている。また、このスピニング
リールは、逆転防止歯車に係止爪を係止させてロータの
逆転を防止する逆転防止位置と逆転防止歯車から係止爪
を外してロータの逆転を許容する逆転可能位置との間で
切換えられる切換レバーを有している。そして、切換レ
バーが逆転防止位置に位置している状態でブレーキレバ
ーが引き上げ操作されると、それに連動して切換レバー
が逆転可能位置に切換えられ、係止爪が逆転防止歯車か
ら外されるようになっている。
【0009】しかし、実開平1−82766号公報や特
開平9−23790号公報に開示されたスピニングリー
ルの場合、ロータの逆転防止状態から逆転可能状態への
切換えは、切換レバーおよびブレーキレバーの両者で行
なうことができるが、ロータの逆転可能状態から逆転防
止状態への切換えは切換レバーによってしか行なうこと
ができない。したがって、逆転可能状態から逆転防止状
態に切換える場合には、前述した実開昭58−1352
71号公報や特開平9−252693号公報等に開示さ
れたスピニングリールと同様の問題がある。また、リー
ル本体に2つのレバー(ブレーキレバーと切換レバー)
が設けられているため、部品点数が多く、リールの小型
化および軽量化を図ることができない(これは、実開昭
58−135271号公報や特開平9−252693号
公報等においても言える問題である)。
開平9−23790号公報に開示されたスピニングリー
ルの場合、ロータの逆転防止状態から逆転可能状態への
切換えは、切換レバーおよびブレーキレバーの両者で行
なうことができるが、ロータの逆転可能状態から逆転防
止状態への切換えは切換レバーによってしか行なうこと
ができない。したがって、逆転可能状態から逆転防止状
態に切換える場合には、前述した実開昭58−1352
71号公報や特開平9−252693号公報等に開示さ
れたスピニングリールと同様の問題がある。また、リー
ル本体に2つのレバー(ブレーキレバーと切換レバー)
が設けられているため、部品点数が多く、リールの小型
化および軽量化を図ることができない(これは、実開昭
58−135271号公報や特開平9−252693号
公報等においても言える問題である)。
【0010】また、実開平1−82766号公報や特開
平9−23790号公報に開示されたスピニングリール
には、スプールの回転力を制御するドラグ機構が設けら
れていない。したがって、ロータの逆転防止状態から逆
転可能状態への切換えをブレーキレバーによって行なう
場合であっても、実際に魚信(魚の当たり)があってか
らロータが逆転可能状態に完全に切り換えられるまでに
は若干のタイムラグがあるため、その間に魚が急激に方
向転換したりすると、仕掛けが魚の引きに耐え切れず、
ハリス切れや魚の身切れで、魚をバラしてしまうことが
ある。
平9−23790号公報に開示されたスピニングリール
には、スプールの回転力を制御するドラグ機構が設けら
れていない。したがって、ロータの逆転防止状態から逆
転可能状態への切換えをブレーキレバーによって行なう
場合であっても、実際に魚信(魚の当たり)があってか
らロータが逆転可能状態に完全に切り換えられるまでに
は若干のタイムラグがあるため、その間に魚が急激に方
向転換したりすると、仕掛けが魚の引きに耐え切れず、
ハリス切れや魚の身切れで、魚をバラしてしまうことが
ある。
【0011】また、一般に、ドラグ機構が設けられてい
ないスピニングリールでは、ロータの逆転防止状態から
逆転可能状態に切り換えられると、釣糸にテンションが
かかっている状態でいきなりロータが逆転を始める結果
となるため、ロータの勢いある回転によってバックラッ
シュが生じてしまう場合がある。
ないスピニングリールでは、ロータの逆転防止状態から
逆転可能状態に切り換えられると、釣糸にテンションが
かかっている状態でいきなりロータが逆転を始める結果
となるため、ロータの勢いある回転によってバックラッ
シュが生じてしまう場合がある。
【0012】本発明は前記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、ロータの逆転防止状
態と逆転可能状態との切り換えを簡単且つスムーズに行
なえるとともに、魚の急激な引き込みに対して釣糸を迅
速且つ滑らかに繰り出すことができる軽量でコンパクト
な魚釣用スピニングリールを提供することにある。
であり、その目的とするところは、ロータの逆転防止状
態と逆転可能状態との切り換えを簡単且つスムーズに行
なえるとともに、魚の急激な引き込みに対して釣糸を迅
速且つ滑らかに繰り出すことができる軽量でコンパクト
な魚釣用スピニングリールを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1に記載された発明は、リール本体に回転可
能に支持されたロータと、リール本体に支持され且つ前
記ロータの回転によって釣糸が巻回されるスプールと、
ロータの釣糸繰り出し方向への逆回転を防止する逆転防
止装置と、リール本体に支持された操作部材の移動操作
によってロータの逆回転に制動力を付与する制動装置と
を具備する魚釣用スピニングリールにおいて、スプール
に制動力を付与しながらスプールの釣糸繰り出し方向へ
の回転を許容するドラグ機構を備え、前記操作部材の移
動操作によって逆転防止装置によるロータの逆転防止状
態が解除されることを特徴とする。
に、請求項1に記載された発明は、リール本体に回転可
能に支持されたロータと、リール本体に支持され且つ前
記ロータの回転によって釣糸が巻回されるスプールと、
ロータの釣糸繰り出し方向への逆回転を防止する逆転防
止装置と、リール本体に支持された操作部材の移動操作
によってロータの逆回転に制動力を付与する制動装置と
を具備する魚釣用スピニングリールにおいて、スプール
に制動力を付与しながらスプールの釣糸繰り出し方向へ
の回転を許容するドラグ機構を備え、前記操作部材の移
動操作によって逆転防止装置によるロータの逆転防止状
態が解除されることを特徴とする。
【0014】また、請求項2に記載された発明は、請求
項1に記載された発明において、前記操作部材の移動操
作によって、逆転防止装置が作動され、ロータの逆回転
が防止されることを特徴とする。
項1に記載された発明において、前記操作部材の移動操
作によって、逆転防止装置が作動され、ロータの逆回転
が防止されることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
一実施形態について説明する。
一実施形態について説明する。
【0016】図1および図3に示すように、本実施形態
の魚釣用スピニングリール1は、リール本体1aと、リ
ール本体1aから延出する脚部1bと、脚部1bの端部
に形成され且つ図示しない釣竿に取り付けられる竿取付
部1cとを有している。リール本体1a内にはハンドル
軸2が回転可能に支持されており、リール本体1aから
突出するハンドル軸2の端部には図示しないハンドルが
固定されている。
の魚釣用スピニングリール1は、リール本体1aと、リ
ール本体1aから延出する脚部1bと、脚部1bの端部
に形成され且つ図示しない釣竿に取り付けられる竿取付
部1cとを有している。リール本体1a内にはハンドル
軸2が回転可能に支持されており、リール本体1aから
突出するハンドル軸2の端部には図示しないハンドルが
固定されている。
【0017】ハンドル軸2にはドライブギア3が取り付
けられており、このドライブギア3には、ハンドル軸2
に対して直交する方向に延在し且つ軸受け11を介して
回転可能に支持されたピニオンギア13が噛合してい
る。このピニオンギア13の先端部には、ベール6およ
び釣糸案内装置15を備えたロータ8が一体的に取り付
けられている。
けられており、このドライブギア3には、ハンドル軸2
に対して直交する方向に延在し且つ軸受け11を介して
回転可能に支持されたピニオンギア13が噛合してい
る。このピニオンギア13の先端部には、ベール6およ
び釣糸案内装置15を備えたロータ8が一体的に取り付
けられている。
【0018】また、ピニオンギア13の内部には、ハン
ドル軸2と直交する方向に摺動可能に支持されたスプー
ル軸9が挿通されており、スプール軸9の先端部には釣
糸が巻回されるスプール10が着脱可能に取付けられて
いる。また、ドライブギア3には、オシレーティング機
構19が係合している。このオシレーティング機構19
は、ハンドル軸2がハンドルの回転操作によって回転さ
れた時、スプール軸9を軸方向に沿って往復駆動する。
ドル軸2と直交する方向に摺動可能に支持されたスプー
ル軸9が挿通されており、スプール軸9の先端部には釣
糸が巻回されるスプール10が着脱可能に取付けられて
いる。また、ドライブギア3には、オシレーティング機
構19が係合している。このオシレーティング機構19
は、ハンドル軸2がハンドルの回転操作によって回転さ
れた時、スプール軸9を軸方向に沿って往復駆動する。
【0019】このような構成では、ハンドルを回転操作
してハンドル軸2を回転させると、オシレーティング機
構19を介してスプール軸9に取り付けられたスプール
10が前後に往復動するとともに、ドライブギア3および
ピニオンギア13を介してロータ8が回転駆動する。し
たがって、スプール10には、釣糸案内装置15を介し
て、釣糸が均等に巻回される。
してハンドル軸2を回転させると、オシレーティング機
構19を介してスプール軸9に取り付けられたスプール
10が前後に往復動するとともに、ドライブギア3および
ピニオンギア13を介してロータ8が回転駆動する。し
たがって、スプール10には、釣糸案内装置15を介し
て、釣糸が均等に巻回される。
【0020】また、リール本体1aには、ロータ8の逆
回転に制動力を付与する制動機構と、ロータ8の逆回転
を防止する逆転防止機構とが設けられている。これらの
機構は、支軸7を介して脚部1bに回動可能に取り付け
られた操作レバー5によって操作される。操作レバー5
の一端部には指が引掛けられる操作部5aが形成されて
いる。また、リール本体1a内に位置する操作レバー5
の他端部には、ビス12を介して押圧プレート14が取
り付けられている。押圧プレート14の端部には、後述
する制動機構のブレーキシュー17を押圧する押圧部1
4aが形成されている。
回転に制動力を付与する制動機構と、ロータ8の逆回転
を防止する逆転防止機構とが設けられている。これらの
機構は、支軸7を介して脚部1bに回動可能に取り付け
られた操作レバー5によって操作される。操作レバー5
の一端部には指が引掛けられる操作部5aが形成されて
いる。また、リール本体1a内に位置する操作レバー5
の他端部には、ビス12を介して押圧プレート14が取
り付けられている。押圧プレート14の端部には、後述
する制動機構のブレーキシュー17を押圧する押圧部1
4aが形成されている。
【0021】なお、後述するが、操作レバー5が図1に
示す初期位置からA方向に押し上げ操作されると、押圧
部14aによってブレーキシュー17が押圧されて制動
機構が働くとともに、操作レバー5が初期位置からB方
向に押し下げ操作されると、逆転防止機構が働くように
なっている。また、押圧プレート14とリール本体1a
のブラケット18との間には、操作レバー5を初期位置
に常時保持する引張りバネ16が設けられている。した
がって、操作レバー5を支軸7を中心にA方向(時計回
り)に押し上げ操作した後、その操作力を解除すると、
バネ16の付勢力によって操作レバー5が初期位置に復
帰される。
示す初期位置からA方向に押し上げ操作されると、押圧
部14aによってブレーキシュー17が押圧されて制動
機構が働くとともに、操作レバー5が初期位置からB方
向に押し下げ操作されると、逆転防止機構が働くように
なっている。また、押圧プレート14とリール本体1a
のブラケット18との間には、操作レバー5を初期位置
に常時保持する引張りバネ16が設けられている。した
がって、操作レバー5を支軸7を中心にA方向(時計回
り)に押し上げ操作した後、その操作力を解除すると、
バネ16の付勢力によって操作レバー5が初期位置に復
帰される。
【0022】図7および図8に拡大して示すように、ロ
ータ8の逆回転に制動力を付与する制動機構は、一方向
クラッチ20を介してピニオンギヤ13に取り付けられ
たブレーキロータ(回転体)31と、このブレーキロー
タ31の表面に取り付け固定されたリング状の制動体3
3とを備えている。
ータ8の逆回転に制動力を付与する制動機構は、一方向
クラッチ20を介してピニオンギヤ13に取り付けられ
たブレーキロータ(回転体)31と、このブレーキロー
タ31の表面に取り付け固定されたリング状の制動体3
3とを備えている。
【0023】図3および図5に詳しく示されるように、
制動体33は、外側に位置する制動板(制動部)33A
と、内側に位置する逆転防止板(逆転防止部)33Bと
からなる。制動板33Aはビス90を介してブレーキロ
ータ31の表面に取り付け固定され、逆転防止板33B
はビス91を介してブレーキロータ31の表面に取り付
け固定されている。この場合、制動板33Aの表面と逆
転防止板33Bの表面は略面一になっている。また、制
動板33Aと逆転防止板33Bは互いに異なった材料に
よって形成されている。すなわち、制動板33Aは、熱
安定性が良好で且つ寿命が長く、しかも、ブレーキ鳴き
の少ない材料、例えば青銅や燐青銅などによって形成さ
れている。また、逆転防止板33Bは、耐衝撃性に優
れ、硬度の高い材料、例えばステンレス鋼や炭素鋼など
によって形成されている。
制動体33は、外側に位置する制動板(制動部)33A
と、内側に位置する逆転防止板(逆転防止部)33Bと
からなる。制動板33Aはビス90を介してブレーキロ
ータ31の表面に取り付け固定され、逆転防止板33B
はビス91を介してブレーキロータ31の表面に取り付
け固定されている。この場合、制動板33Aの表面と逆
転防止板33Bの表面は略面一になっている。また、制
動板33Aと逆転防止板33Bは互いに異なった材料に
よって形成されている。すなわち、制動板33Aは、熱
安定性が良好で且つ寿命が長く、しかも、ブレーキ鳴き
の少ない材料、例えば青銅や燐青銅などによって形成さ
れている。また、逆転防止板33Bは、耐衝撃性に優
れ、硬度の高い材料、例えばステンレス鋼や炭素鋼など
によって形成されている。
【0024】また、リール本体1aのフレーム1fに
は、制動板33Aを跨ぐように配された圧接片35が支
持されている。また、フレーム1fには、制動板33A
と圧接可能な方向に摺動する例えば木製のブレーキシュ
ー17が移動可能に保持されている。
は、制動板33Aを跨ぐように配された圧接片35が支
持されている。また、フレーム1fには、制動板33A
と圧接可能な方向に摺動する例えば木製のブレーキシュ
ー17が移動可能に保持されている。
【0025】一方向クラッチ20は、ピニオンギア13
に対して回り止め嵌合された内輪21と、内輪21の外
側に配された保持器27と、保持器27の外側に配され
た外輪25とを有している。保持器27は複数の転動部
材27a(図5および図6参照)を保持しており、各転
動部材27aは保持器27に設けられたバネ部材によっ
て一方向に付勢されている。また、外輪25の内周面に
は、各転動部材27aがフリーに回転できるフリー回転
領域と、各転動部材27aの回転を阻止する楔領域とが
形成されている。このような構成の一方向クラッチ20
は、ピニオンギア13とともに内輪21が正回転する
(ロータ8が糸巻き取り方向に回転する)と、保持器2
7の転動部材27aが外輪25のフリー回転領域に位置
され、内輪の21の回転力が外輪25に伝達されない。
しかし、ピニオンギア13とともに内輪21が逆回転す
る(ロータ8が糸繰り出し方向に回転する)と、保持器
27の転動部材27aが外輪25の楔領域に位置され、
内輪21の回転力が外輪25に伝達される。
に対して回り止め嵌合された内輪21と、内輪21の外
側に配された保持器27と、保持器27の外側に配され
た外輪25とを有している。保持器27は複数の転動部
材27a(図5および図6参照)を保持しており、各転
動部材27aは保持器27に設けられたバネ部材によっ
て一方向に付勢されている。また、外輪25の内周面に
は、各転動部材27aがフリーに回転できるフリー回転
領域と、各転動部材27aの回転を阻止する楔領域とが
形成されている。このような構成の一方向クラッチ20
は、ピニオンギア13とともに内輪21が正回転する
(ロータ8が糸巻き取り方向に回転する)と、保持器2
7の転動部材27aが外輪25のフリー回転領域に位置
され、内輪の21の回転力が外輪25に伝達されない。
しかし、ピニオンギア13とともに内輪21が逆回転す
る(ロータ8が糸繰り出し方向に回転する)と、保持器
27の転動部材27aが外輪25の楔領域に位置され、
内輪21の回転力が外輪25に伝達される。
【0026】外輪25の外周には保持体29が圧入嵌合
されている。また、保持体29の外周にはブレーキロー
タ31が回転不能に嵌合されている。具体的には、保持
体29の外周面には、保持体29の周方向に沿って互い
に所定の間隔で配置された複数の径方向突出部29a…
が形成されており、突出部29a,29a間には、ブレ
ーキロータ31からスプール軸9の軸方向に沿って延出
する複数の延出部31aのそれぞれが嵌合している。す
なわち、ブレーキロータ31は、突出部29aと延出部
31aとの噛み合いによって保持体29に対して回転不
能に嵌合されるとともに、保持体29に対して軸方向に
のみ移動できるようになっている。
されている。また、保持体29の外周にはブレーキロー
タ31が回転不能に嵌合されている。具体的には、保持
体29の外周面には、保持体29の周方向に沿って互い
に所定の間隔で配置された複数の径方向突出部29a…
が形成されており、突出部29a,29a間には、ブレ
ーキロータ31からスプール軸9の軸方向に沿って延出
する複数の延出部31aのそれぞれが嵌合している。す
なわち、ブレーキロータ31は、突出部29aと延出部
31aとの噛み合いによって保持体29に対して回転不
能に嵌合されるとともに、保持体29に対して軸方向に
のみ移動できるようになっている。
【0027】なお、ブレーキロータ31は、操作レバー
5からブレーキシュー17を介して作用する押圧力が解
除されると、図示しないバネの付勢力により保持体29
に沿って軸方向に移動され、図1に示される初期位置に
戻されるようになっている。
5からブレーキシュー17を介して作用する押圧力が解
除されると、図示しないバネの付勢力により保持体29
に沿って軸方向に移動され、図1に示される初期位置に
戻されるようになっている。
【0028】一方向クラッチ20を介したピニオンギア
13とブレーキロータ31との以上のような連結構造に
よれば、ブレーキロータ31と保持体29は、ピニオン
ギア13が逆回転した時にのみ、一方向クラッチ20を
介してピニオンギア13(したがってロータ8)と直結
され、ロータ8と一体に回転する。
13とブレーキロータ31との以上のような連結構造に
よれば、ブレーキロータ31と保持体29は、ピニオン
ギア13が逆回転した時にのみ、一方向クラッチ20を
介してピニオンギア13(したがってロータ8)と直結
され、ロータ8と一体に回転する。
【0029】ブレーキロータ31の裏面の周縁部には、
周方向に互いに所定の間隔で配置された複数(例えば8
個)の係合突部40が突出形成されている。各係合突部
40には、ロータ8が逆回転した時に後述する係合爪4
3aを係合突部40間の隙間に案内するテーパ面40a
と、係合突部40間の隙間に位置した係合爪43aと当
接するストッパ面40bとが形成されている。
周方向に互いに所定の間隔で配置された複数(例えば8
個)の係合突部40が突出形成されている。各係合突部
40には、ロータ8が逆回転した時に後述する係合爪4
3aを係合突部40間の隙間に案内するテーパ面40a
と、係合突部40間の隙間に位置した係合爪43aと当
接するストッパ面40bとが形成されている。
【0030】一方、ロータ8には、回動部材43がピン
42を介してブレーキロータ31側に向けて回動自在に
支持されている。回動部材43の一端には、係合突部4
0間の隙間に係合可能な係合爪43aが屈曲形成されて
いる。また、ロータ8には、ブレーキロータ31側に向
けて、回動部材43の各方向への回動を規制する2つの
ボスが突出形成されている。また、回動部材43にはU
字状に切り込まれた溝43bが形成されており、この溝
43bには、保持体29に抱き付くように巻回保持され
たリーフスプリング45の端部が固定されている。
42を介してブレーキロータ31側に向けて回動自在に
支持されている。回動部材43の一端には、係合突部4
0間の隙間に係合可能な係合爪43aが屈曲形成されて
いる。また、ロータ8には、ブレーキロータ31側に向
けて、回動部材43の各方向への回動を規制する2つの
ボスが突出形成されている。また、回動部材43にはU
字状に切り込まれた溝43bが形成されており、この溝
43bには、保持体29に抱き付くように巻回保持され
たリーフスプリング45の端部が固定されている。
【0031】ロータ8の逆転を防止する逆転防止機構
は、操作レバー5の他端部もしくは押圧プレート14に
突出形成された作動体50と、支軸52に回動可能に支
持され且つ作動体50によって回動される制御カム54
と、リール本体1aのフレーム1fに移動可能に保持さ
れ且つ制御カム54の回動によって制動体33の逆転防
止板33Bに向けて移動される係止爪56と、逆転防止
板33Bの内周面に形成され且つ係止爪56と噛み合う
複数の係止溝33aとから成る。制御カム54は、作動
体50と当接する第1および第2の当接部54a,54
bと、係止爪56と当接する第3の当接部54cとを有
している。第1の当接部54aと第2の当接部54bと
の間には作動体50が位置され、また、第3の当接部5
4cは係止爪56の端部から側方に突出する突出部56
aと当接している。制御カム54は、制御カム54とブ
ラケット18との間に設けられた振り分けバネ58によ
って回動方向に常時付勢されている。また、係止爪56
は、支軸52に巻回保持されたバネ57によって、逆転
防止板33Bの係止溝33aと噛み合う方向に常時付勢
されている。
は、操作レバー5の他端部もしくは押圧プレート14に
突出形成された作動体50と、支軸52に回動可能に支
持され且つ作動体50によって回動される制御カム54
と、リール本体1aのフレーム1fに移動可能に保持さ
れ且つ制御カム54の回動によって制動体33の逆転防
止板33Bに向けて移動される係止爪56と、逆転防止
板33Bの内周面に形成され且つ係止爪56と噛み合う
複数の係止溝33aとから成る。制御カム54は、作動
体50と当接する第1および第2の当接部54a,54
bと、係止爪56と当接する第3の当接部54cとを有
している。第1の当接部54aと第2の当接部54bと
の間には作動体50が位置され、また、第3の当接部5
4cは係止爪56の端部から側方に突出する突出部56
aと当接している。制御カム54は、制御カム54とブ
ラケット18との間に設けられた振り分けバネ58によ
って回動方向に常時付勢されている。また、係止爪56
は、支軸52に巻回保持されたバネ57によって、逆転
防止板33Bの係止溝33aと噛み合う方向に常時付勢
されている。
【0032】前記構成では、操作レバー5が図1に示さ
れる初期位置に位置している場合、振り分けバネ58の
付勢力(制御カム54に対しこれを図中反時計回りに回
動させる方向に作用する)によって制御カム54の第1
の当接部54aが作動体50に当接されるとともに、係
止爪56の突出部56aと当接する第3の当接部54c
がバネ57の付勢力に抗して係止爪56を逆転防止板3
3Bから離間させた状態に保持する。また、操作レバー
5が初期位置からB方向に押し下げ操作されると、作動
体50が振り分けバネ58の付勢力に抗して制御カム5
4を図中時計回りに回動させる。この時、振り分けバネ
58は、制御カム54の回動に伴って揺動するが、その
デットポイントを超えた時点で制御カム54に対しこれ
を時計回りに回動させる方向で付勢力を付与するように
なる。したがって、その後、制御カム54は、作動体5
0によらず、振り分けバネ58の付勢力によって時計回
りに回動することとなる。これにより、第1の当接部5
4aが作動体50から離間するとともに、第3の当接部
54cに当接する係止爪56が逆転防止板33Bに向け
て移動される。そして、逆転防止板33Bの係止溝33
aに係止爪56が噛み合い(図5参照)、第2の当接部
54bが作動体50と当接した時点で、制御カム54の
回動が停止される。すなわち、係止溝33aと係止爪5
6との噛み合い状態が保持され、また、操作レバー5が
B方向に押し下げられたロータ逆転防止位置に保持され
る。
れる初期位置に位置している場合、振り分けバネ58の
付勢力(制御カム54に対しこれを図中反時計回りに回
動させる方向に作用する)によって制御カム54の第1
の当接部54aが作動体50に当接されるとともに、係
止爪56の突出部56aと当接する第3の当接部54c
がバネ57の付勢力に抗して係止爪56を逆転防止板3
3Bから離間させた状態に保持する。また、操作レバー
5が初期位置からB方向に押し下げ操作されると、作動
体50が振り分けバネ58の付勢力に抗して制御カム5
4を図中時計回りに回動させる。この時、振り分けバネ
58は、制御カム54の回動に伴って揺動するが、その
デットポイントを超えた時点で制御カム54に対しこれ
を時計回りに回動させる方向で付勢力を付与するように
なる。したがって、その後、制御カム54は、作動体5
0によらず、振り分けバネ58の付勢力によって時計回
りに回動することとなる。これにより、第1の当接部5
4aが作動体50から離間するとともに、第3の当接部
54cに当接する係止爪56が逆転防止板33Bに向け
て移動される。そして、逆転防止板33Bの係止溝33
aに係止爪56が噛み合い(図5参照)、第2の当接部
54bが作動体50と当接した時点で、制御カム54の
回動が停止される。すなわち、係止溝33aと係止爪5
6との噛み合い状態が保持され、また、操作レバー5が
B方向に押し下げられたロータ逆転防止位置に保持され
る。
【0033】また、本実施形態のスピニングリール1に
は、スプール10に制動力を付与しながらスプール10
の釣糸繰り出し方向への回転を許容する(スプールの回
転力を制御する)フロントドラグ方式のドラグ機構が設
けられている。このドラグ機構において、スプール10
は、図2に拡大して示されるように、ベアリング103
を介して支持部材104に回転可能に支持されている。
支持部材104は、ピン105を介してスプール軸9に
回り止め固定されている。支持部材104には、スプー
ル10と圧接可能な圧接板106が一体的に固定されて
いる。また、ドラグ機構は、ドラグ調整ツマミ100
と、スプール10とドラグ調整ツマミ100との間に配
設された複数の摩擦板101とを備えている。
は、スプール10に制動力を付与しながらスプール10
の釣糸繰り出し方向への回転を許容する(スプールの回
転力を制御する)フロントドラグ方式のドラグ機構が設
けられている。このドラグ機構において、スプール10
は、図2に拡大して示されるように、ベアリング103
を介して支持部材104に回転可能に支持されている。
支持部材104は、ピン105を介してスプール軸9に
回り止め固定されている。支持部材104には、スプー
ル10と圧接可能な圧接板106が一体的に固定されて
いる。また、ドラグ機構は、ドラグ調整ツマミ100
と、スプール10とドラグ調整ツマミ100との間に配
設された複数の摩擦板101とを備えている。
【0034】このようなドラグ機構では、バネ102の
付勢力に抗してドラグ調整ツマミ100が締込み操作さ
れると、その締込み力に応じた押圧力で、スプール10
が摩擦板101により圧接板106に圧接され、スプー
ル10の回転が規制されるとともに、ドラグ調整ツマミ
100が緩められると、その緩め具合に応じてスプール
10の回転が許容される。
付勢力に抗してドラグ調整ツマミ100が締込み操作さ
れると、その締込み力に応じた押圧力で、スプール10
が摩擦板101により圧接板106に圧接され、スプー
ル10の回転が規制されるとともに、ドラグ調整ツマミ
100が緩められると、その緩め具合に応じてスプール
10の回転が許容される。
【0035】次に、前記構成のスピニングリール1の動
作について説明する。
作について説明する。
【0036】まず、操作レバー5が図1に示す初期位置
に保持された状態で、ハンドルを介してピニオンギア1
3を正回転させると、ピニオンギア13に取り付けられ
たロータ8も一体で正回転する(糸巻き取り方向に回転
する)。しかしながら、この時、ブレーキロータ31
は、一方向クラッチ20の前記連結作用により回転しな
い。また、ロータ8に支持されこれとともに正回転する
回動部材43は、リーフスプリング45の作用によって
逆回転方向に力を受け、ピン42を中心に回動してその
一端部がロータ8の前記ボスに当て付いて、係合爪43
aがブレーキロータ31の係合突部40から離間するよ
うに内側に退避される(図8参照)。したがって、回動
部材43は、ブレーキロータ31に何等規制されること
なく、ロータ8とともに自由に正回転する。よって、こ
の状態で、操作レバー5をA方向に押し上げ操作して、
ブレーキシュー17と圧接片35との間で制動体33の
制動板33Aを挟圧しても(この場合、ブレーキロータ
31はブレーキシュー17による押圧力によって保持体
29に沿って軸方向に移動する)、ロータ8には制動力
が全く作用しない。
に保持された状態で、ハンドルを介してピニオンギア1
3を正回転させると、ピニオンギア13に取り付けられ
たロータ8も一体で正回転する(糸巻き取り方向に回転
する)。しかしながら、この時、ブレーキロータ31
は、一方向クラッチ20の前記連結作用により回転しな
い。また、ロータ8に支持されこれとともに正回転する
回動部材43は、リーフスプリング45の作用によって
逆回転方向に力を受け、ピン42を中心に回動してその
一端部がロータ8の前記ボスに当て付いて、係合爪43
aがブレーキロータ31の係合突部40から離間するよ
うに内側に退避される(図8参照)。したがって、回動
部材43は、ブレーキロータ31に何等規制されること
なく、ロータ8とともに自由に正回転する。よって、こ
の状態で、操作レバー5をA方向に押し上げ操作して、
ブレーキシュー17と圧接片35との間で制動体33の
制動板33Aを挟圧しても(この場合、ブレーキロータ
31はブレーキシュー17による押圧力によって保持体
29に沿って軸方向に移動する)、ロータ8には制動力
が全く作用しない。
【0037】また、操作レバー5が初期位置に保持され
た状態で、ピニオンギア13が逆回転されると、ピニオ
ンギア13に取り付けられたロータ8も一体で逆回転す
る(糸繰り出し方向に回転する)。この時、ブレーキロ
ータ31も一方向クラッチ20の前記連結作用によりロ
ータ8とともに逆回転する。したがって、この状態で、
操作レバー5をA方向に押し上げ操作することにより、
ブレーキシュー17と圧接片35との間で制動板33A
を挟圧し、ブレーキロータ31の回転に制動をかける
と、ブレーキロータ31と直結状態で一体に回転するロ
ータ8にも一方向クラッチ20を介して操作レバー5の
回動量に応じた制動力がタイムラグを生じることなく作
用する。この場合、一方向クラッチ20の外輪25の楔
領域には、ブレーキロータ31に付与される制動力とロ
ータ8の回転力とが互いに反対方向に作用するが、これ
らの力が一方向クラッチ20の許容荷重範囲内であれ
ば、ロータ8とブレーキロータ31は互いに対して回転
しない。つまり、制動時でもロータ8とブレーキロータ
31とが一体に回転する。したがって、ロータ8と一体
に回転する回動部材43の係合爪43aはブレーキロー
タ31と噛み合わず、ロータ8の回転力(例えば魚が引
く力)は全て一方向クラッチ20により受けられる。し
かし、外輪25の楔領域に作用する力(ロータ8の回転
力およびブレーキロータ31に作用する制動力)が一方
向クラッチ20の許容荷重を超えると、一方向クラッチ
20が滑り、ブレーキロータ31に対してロータ8が回
転し始める。これにより、ロータ8と一体で逆回転して
いる回動部材43は、リーフスプリング45の作用によ
って正回転方向に力を受け、ピン42を中心に回動して
その一端部がロータ8の前記ボスに当て付いて、係合爪
43aがブレーキロータ31の係合突部40間に突出す
るようになる。その結果、ロータ8とブレーキロータ3
1とが噛み合い、これらが一体となって逆回転する。し
たがって、その後、ブレーキロータ31に作用する制動
力は、一方向クラッチ20を介することなく、直接にロ
ータ8に作用し、ロータ8の回転力(例えば魚が引く
力)は全てブレーキロータ31により受けられる。
た状態で、ピニオンギア13が逆回転されると、ピニオ
ンギア13に取り付けられたロータ8も一体で逆回転す
る(糸繰り出し方向に回転する)。この時、ブレーキロ
ータ31も一方向クラッチ20の前記連結作用によりロ
ータ8とともに逆回転する。したがって、この状態で、
操作レバー5をA方向に押し上げ操作することにより、
ブレーキシュー17と圧接片35との間で制動板33A
を挟圧し、ブレーキロータ31の回転に制動をかける
と、ブレーキロータ31と直結状態で一体に回転するロ
ータ8にも一方向クラッチ20を介して操作レバー5の
回動量に応じた制動力がタイムラグを生じることなく作
用する。この場合、一方向クラッチ20の外輪25の楔
領域には、ブレーキロータ31に付与される制動力とロ
ータ8の回転力とが互いに反対方向に作用するが、これ
らの力が一方向クラッチ20の許容荷重範囲内であれ
ば、ロータ8とブレーキロータ31は互いに対して回転
しない。つまり、制動時でもロータ8とブレーキロータ
31とが一体に回転する。したがって、ロータ8と一体
に回転する回動部材43の係合爪43aはブレーキロー
タ31と噛み合わず、ロータ8の回転力(例えば魚が引
く力)は全て一方向クラッチ20により受けられる。し
かし、外輪25の楔領域に作用する力(ロータ8の回転
力およびブレーキロータ31に作用する制動力)が一方
向クラッチ20の許容荷重を超えると、一方向クラッチ
20が滑り、ブレーキロータ31に対してロータ8が回
転し始める。これにより、ロータ8と一体で逆回転して
いる回動部材43は、リーフスプリング45の作用によ
って正回転方向に力を受け、ピン42を中心に回動して
その一端部がロータ8の前記ボスに当て付いて、係合爪
43aがブレーキロータ31の係合突部40間に突出す
るようになる。その結果、ロータ8とブレーキロータ3
1とが噛み合い、これらが一体となって逆回転する。し
たがって、その後、ブレーキロータ31に作用する制動
力は、一方向クラッチ20を介することなく、直接にロ
ータ8に作用し、ロータ8の回転力(例えば魚が引く
力)は全てブレーキロータ31により受けられる。
【0038】一方、操作レバー5をB方向に押し下げ操
作すると、前述したように、作動体50を介して制御カ
ム54が図中時計回りに回動される。これにより、第3
の当接部54cに当接する係止爪56が逆転防止板33
Bに向けて移動され、逆転防止板33Bの係止溝33a
に係止爪56が噛み合ってブレーキロータ31の回転が
阻止される(図5参照)。したがって、この状態で、ハ
ンドルを介してピニオンギア13を逆回転させようとし
ても、一方向クラッチ20を介してピニオンギア13に
直結されたブレーキロータ31の回転が阻止されている
ため、ピニオンギア13したがってロータ8は逆回転し
ない。無論、この状態でピニオンギア13を正回転させ
れば、一方向クラッチ20を介したブレーキロータ31
とピニオンギア13との直結状態が解除されるため、ロ
ータ8は正回転することができる。
作すると、前述したように、作動体50を介して制御カ
ム54が図中時計回りに回動される。これにより、第3
の当接部54cに当接する係止爪56が逆転防止板33
Bに向けて移動され、逆転防止板33Bの係止溝33a
に係止爪56が噛み合ってブレーキロータ31の回転が
阻止される(図5参照)。したがって、この状態で、ハ
ンドルを介してピニオンギア13を逆回転させようとし
ても、一方向クラッチ20を介してピニオンギア13に
直結されたブレーキロータ31の回転が阻止されている
ため、ピニオンギア13したがってロータ8は逆回転し
ない。無論、この状態でピニオンギア13を正回転させ
れば、一方向クラッチ20を介したブレーキロータ31
とピニオンギア13との直結状態が解除されるため、ロ
ータ8は正回転することができる。
【0039】なお、操作レバー5を初期位置に戻すと、
作動体50および振り分けバネ58によって制御カム5
4が図中反時計回りに回動され、制御カム54の第3の
当接部54cと当接する係止爪56がバネ57の付勢力
に抗して初期位置に戻される(図1参照)。これによ
り、逆転防止板33Bの係止溝33aと係止爪56との
噛み合いが外れ、ブレーキロータ31の回転が可能とな
る。
作動体50および振り分けバネ58によって制御カム5
4が図中反時計回りに回動され、制御カム54の第3の
当接部54cと当接する係止爪56がバネ57の付勢力
に抗して初期位置に戻される(図1参照)。これによ
り、逆転防止板33Bの係止溝33aと係止爪56との
噛み合いが外れ、ブレーキロータ31の回転が可能とな
る。
【0040】ところで、操作レバー5がB方向に押し下
げ操作されてロータ8の逆回転が防止されている状態
で、急激な魚の引き込みがあった場合には、釣糸を迅速
且つ滑らかに繰り出してハリス切れを防止することが重
要である。特にハリスが細い場合には、釣糸の瞬時の繰
り出し操作が要求される。しかし、実際には、魚信(魚
の当たり)があってからロータ8が逆転可能状態に完全
に切り換えられるまで、すなわち、操作者が魚の急激な
引き込みに反応してB方向に押し下げられた操作レバー
5を図1に示される初期位置に戻すまでには、若干のタ
イムラグがあるため、その間に仕掛けが魚の引きに耐え
切れず、ハリス切れや魚の身切れで、魚がバレてしまう
場合がある。また、仮に、タイムラグが短く、即座にロ
ータ8を逆転可能状態に切り換えることができたとして
も、釣糸にテンションがかかっている状態でいきなりロ
ータ8が逆転を始めると、その反動で魚が針から外れた
り、バックラッシュが生じてしまう場合がある。
げ操作されてロータ8の逆回転が防止されている状態
で、急激な魚の引き込みがあった場合には、釣糸を迅速
且つ滑らかに繰り出してハリス切れを防止することが重
要である。特にハリスが細い場合には、釣糸の瞬時の繰
り出し操作が要求される。しかし、実際には、魚信(魚
の当たり)があってからロータ8が逆転可能状態に完全
に切り換えられるまで、すなわち、操作者が魚の急激な
引き込みに反応してB方向に押し下げられた操作レバー
5を図1に示される初期位置に戻すまでには、若干のタ
イムラグがあるため、その間に仕掛けが魚の引きに耐え
切れず、ハリス切れや魚の身切れで、魚がバレてしまう
場合がある。また、仮に、タイムラグが短く、即座にロ
ータ8を逆転可能状態に切り換えることができたとして
も、釣糸にテンションがかかっている状態でいきなりロ
ータ8が逆転を始めると、その反動で魚が針から外れた
り、バックラッシュが生じてしまう場合がある。
【0041】こうした事態を回避するため、本実施形態
のスピニングリール1では、操作レバー5の切換操作が
完了してロータ8が逆転可能状態になるまでの間、ドラ
グ機構を利用して釣糸にかかるテンションを逃がすこと
が可能である。すなわち、予めドラグを利かせておき、
ロータ8の逆回転が防止されている状態で急激な魚の引
き込みがあった場合には、操作レバー5の切換操作が完
了してロータ8が逆転可能状態になるまでの間、釣糸に
かかる力をスプール8の回転によって逃がし(釣糸をス
プール8から滑り出させ)、操作レバー5が初期位置に
戻ってロータ8の逆回転が可能になった段階で、今度
は、操作レバー5をA方向に操作することにより制動機
構を働かせて魚との微妙なやりとりに対応することがで
きる。つまり、逆転防止状態で魚がかかった時にドラグ
を利かせてタイムラグによる不都合を回避し、ドラグに
よって釣糸が滑り出している時に操作レバー5によって
ロータ8の逆転防止状態を解除するようにすれば、スプ
ール10による釣糸繰り出し状態からロータ8の逆回転
に制動力を付与するブレーキ操作へとスムーズに移行で
き、魚のバレを防止して掛かった魚をトラブルなく捕り
込むことが可能となる。
のスピニングリール1では、操作レバー5の切換操作が
完了してロータ8が逆転可能状態になるまでの間、ドラ
グ機構を利用して釣糸にかかるテンションを逃がすこと
が可能である。すなわち、予めドラグを利かせておき、
ロータ8の逆回転が防止されている状態で急激な魚の引
き込みがあった場合には、操作レバー5の切換操作が完
了してロータ8が逆転可能状態になるまでの間、釣糸に
かかる力をスプール8の回転によって逃がし(釣糸をス
プール8から滑り出させ)、操作レバー5が初期位置に
戻ってロータ8の逆回転が可能になった段階で、今度
は、操作レバー5をA方向に操作することにより制動機
構を働かせて魚との微妙なやりとりに対応することがで
きる。つまり、逆転防止状態で魚がかかった時にドラグ
を利かせてタイムラグによる不都合を回避し、ドラグに
よって釣糸が滑り出している時に操作レバー5によって
ロータ8の逆転防止状態を解除するようにすれば、スプ
ール10による釣糸繰り出し状態からロータ8の逆回転
に制動力を付与するブレーキ操作へとスムーズに移行で
き、魚のバレを防止して掛かった魚をトラブルなく捕り
込むことが可能となる。
【0042】以上説明したように、本実施形態のスピニ
ングリール1は、ロータ8の逆回転に制動力を付与する
ブレーキレバーおよびロータ8の逆転防止状態を解除す
る解除レバーとして機能する操作レバー5を備えるとと
もに、スプール10に制動力を付与しながらスプール1
0の釣糸繰り出し方向への回転を許容するドラグ機構を
備えているため、魚の急激な引き込みに対して釣糸を迅
速且つ滑らかに繰り出すことができる。すなわち、実際
に当たりがあってからロータ8が逆転可能状態に切り換
えられるまでの間、ドラグ機構によってスプール10の
釣糸繰り出し方向への回転が許容されるため、魚が急激
に方向転換した場合でも、ハリス切れや魚の身切れで魚
がバレることが防止される。特に、魚を身切れさせるこ
となく取り込むことができることは、キャッチ・アンド
・リリースを行なう場合に有益である。また、ドラグ機
構の作用により、釣糸にテンションがかかった状態でロ
ータ8が急に逆回転するといった事態を回避できるた
め、バックラッシュも防止できる。
ングリール1は、ロータ8の逆回転に制動力を付与する
ブレーキレバーおよびロータ8の逆転防止状態を解除す
る解除レバーとして機能する操作レバー5を備えるとと
もに、スプール10に制動力を付与しながらスプール1
0の釣糸繰り出し方向への回転を許容するドラグ機構を
備えているため、魚の急激な引き込みに対して釣糸を迅
速且つ滑らかに繰り出すことができる。すなわち、実際
に当たりがあってからロータ8が逆転可能状態に切り換
えられるまでの間、ドラグ機構によってスプール10の
釣糸繰り出し方向への回転が許容されるため、魚が急激
に方向転換した場合でも、ハリス切れや魚の身切れで魚
がバレることが防止される。特に、魚を身切れさせるこ
となく取り込むことができることは、キャッチ・アンド
・リリースを行なう場合に有益である。また、ドラグ機
構の作用により、釣糸にテンションがかかった状態でロ
ータ8が急に逆回転するといった事態を回避できるた
め、バックラッシュも防止できる。
【0043】また、本実施形態のスピニングリール1に
おいて、操作レバー5は、ブレーキレバーおよびロータ
8の逆転防止状態を解除する解除レバーとして機能する
だけでなく、ロータ8を逆転防止状態に設定する逆転防
止レバーとしても機能する。すなわち、ロータ8に正回
転のみならず逆回転をも許容する第1の状態(初期状
態)と、ロータ8の逆回転に制動力を付与する第2の状
態と、ロータ8の逆回転を防止する第3の状態とを1つ
の操作レバー5によって切り換えることができるように
なっている。したがって、従来のように、逆転防止のた
めの切換レバーをブレーキレバーとは別に設ける必要が
ない。その結果、ロータ8の逆転防止状態と逆転可能状
態との切り換えを簡単且つスムーズに行なえるととも
に、部品点数を削減することができ、リールの軽量化お
よび小型化を図ることができる。
おいて、操作レバー5は、ブレーキレバーおよびロータ
8の逆転防止状態を解除する解除レバーとして機能する
だけでなく、ロータ8を逆転防止状態に設定する逆転防
止レバーとしても機能する。すなわち、ロータ8に正回
転のみならず逆回転をも許容する第1の状態(初期状
態)と、ロータ8の逆回転に制動力を付与する第2の状
態と、ロータ8の逆回転を防止する第3の状態とを1つ
の操作レバー5によって切り換えることができるように
なっている。したがって、従来のように、逆転防止のた
めの切換レバーをブレーキレバーとは別に設ける必要が
ない。その結果、ロータ8の逆転防止状態と逆転可能状
態との切り換えを簡単且つスムーズに行なえるととも
に、部品点数を削減することができ、リールの軽量化お
よび小型化を図ることができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の魚釣用ス
ピニングリールによれば、ロータの逆転防止状態と逆転
可能状態との切り換えを簡単且つスムーズに行なえると
ともに、魚の急激な引き込みに対して釣糸を迅速且つ滑
らかに繰り出すことができる。また、軽量化および小型
化を図ることができる。
ピニングリールによれば、ロータの逆転防止状態と逆転
可能状態との切り換えを簡単且つスムーズに行なえると
ともに、魚の急激な引き込みに対して釣糸を迅速且つ滑
らかに繰り出すことができる。また、軽量化および小型
化を図ることができる。
【図1】本発明の一実施形態に係るスピニングリールの
一部断面を付した側面図である。
一部断面を付した側面図である。
【図2】図1のスピニングリールのスプール部分の拡大
断面図である。
断面図である。
【図3】図1のスピニングリールの後部の拡大断面図で
ある。
ある。
【図4】図1のD−D線に沿う断面図である。
【図5】図1のB−B線に沿う断面図である。
【図6】図1のC−C線に沿う断面図である。
【図7】ロータ逆転時における図1のA−A線に沿う断
面図である。
面図である。
【図8】ロータ正転時における図1のA−A線に沿う断
面図である。
面図である。
1…スピニングリール 1a…リール本体 5…操作レバー(操作部材) 8…ロータ 10…スプール
Claims (2)
- 【請求項1】 リール本体に回転可能に支持されたロー
タと、リール本体に支持され且つ前記ロータの回転によ
って釣糸が巻回されるスプールと、ロータの釣糸繰り出
し方向への逆回転を防止する逆転防止装置と、リール本
体に支持された操作部材の移動操作によってロータの逆
回転に制動力を付与する制動装置とを具備する魚釣用ス
ピニングリールにおいて、 スプールに制動力を付与しながらスプールの釣糸繰り出
し方向への回転を許容するドラグ機構を備え、前記操作
部材の移動操作によって逆転防止装置によるロータの逆
転防止状態が解除されることを特徴とする魚釣用スピニ
ングリール。 - 【請求項2】 前記操作部材の移動操作によって、逆転
防止装置が作動され、ロータの逆回転が防止されること
を特徴とする請求項1に記載の魚釣用スピニングリー
ル。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11148181A JP2000333567A (ja) | 1999-05-27 | 1999-05-27 | 魚釣用スピニングリール |
TW089110110A TW426502B (en) | 1999-05-27 | 2000-05-25 | Spinning reel for fishing |
KR1020000028532A KR100574309B1 (ko) | 1999-05-27 | 2000-05-26 | 낚시용 스피닝 릴 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11148181A JP2000333567A (ja) | 1999-05-27 | 1999-05-27 | 魚釣用スピニングリール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000333567A true JP2000333567A (ja) | 2000-12-05 |
Family
ID=15447067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11148181A Pending JP2000333567A (ja) | 1999-05-27 | 1999-05-27 | 魚釣用スピニングリール |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000333567A (ja) |
KR (1) | KR100574309B1 (ja) |
TW (1) | TW426502B (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104642271A (zh) * | 2013-11-19 | 2015-05-27 | 株式会社岛野 | 纺车式绕线轮 |
KR20190113536A (ko) | 2018-03-28 | 2019-10-08 | 글로브라이드 가부시키가이샤 | 낚시용 스피닝 릴 |
-
1999
- 1999-05-27 JP JP11148181A patent/JP2000333567A/ja active Pending
-
2000
- 2000-05-25 TW TW089110110A patent/TW426502B/zh not_active IP Right Cessation
- 2000-05-26 KR KR1020000028532A patent/KR100574309B1/ko active IP Right Grant
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104642271A (zh) * | 2013-11-19 | 2015-05-27 | 株式会社岛野 | 纺车式绕线轮 |
KR20190113536A (ko) | 2018-03-28 | 2019-10-08 | 글로브라이드 가부시키가이샤 | 낚시용 스피닝 릴 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TW426502B (en) | 2001-03-21 |
KR20010066802A (ko) | 2001-07-11 |
KR100574309B1 (ko) | 2006-04-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040511 |