JP2000333386A - バックアップ電源システム - Google Patents

バックアップ電源システム

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JP2000333386A
JP2000333386A JP11137193A JP13719399A JP2000333386A JP 2000333386 A JP2000333386 A JP 2000333386A JP 11137193 A JP11137193 A JP 11137193A JP 13719399 A JP13719399 A JP 13719399A JP 2000333386 A JP2000333386 A JP 2000333386A
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JP
Japan
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power supply
fuel cell
storage battery
fuel
switch
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JP11137193A
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Naoki Kato
直樹 加藤
Tetsuo Murao
哲郎 村尾
Chuichi Aoki
忠一 青木
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NTT Power and Building Facilities Inc
Original Assignee
NTT Power and Building Facilities Inc
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02B90/10Applications of fuel cells in buildings
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

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  • Stand-By Power Supply Arrangements (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓄電池の大容量化を招くことなく、しかも騒
音、振動、有害ガスなどの不具合を生じることなく、負
荷への無瞬断による長時間給電が可能なバックアップ電
源システムを提供する。 【解決手段】 燃料電池20を設け、蓄電池12の放電
能力が所定値以上の場合は無停電電源装置10から負荷
2への通電を行い、蓄電池12の放電能力が所定値未満
に低下した場合に燃料電池20を起動するとともに燃料
電池20から負荷への通電を行って無停電電源装置10
から負荷2への通電を遮断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電源の故障にか
かわらず負荷への電力供給を継続するバックアップ電源
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】商用電源、あるいは太陽電池や風力発電
等の自立電源による負荷への電力供給が停電した場合
に、無瞬断で負荷へ電力をバックアップする手法とし
て、通常、蓄電池や、蓄電池にインパータやコンパータ
等の電力変換装置を電気的に接続した電源システムが用
いられる。
【0003】例えば、通信端末機器やパソコン等の比較
的小容量な負荷に対しては、商用電源のバックアップ用
電源として、シール鉛蓄電池やニッケルカドミウム電
池、ニッケル水素電池等の蓄電池とインバータとを一体
化した無停電電源装置(いわゆるUPS)が広く使用さ
れている。
【0004】また、オフィスビルや通信ビル、エ場等で
使用している機器、装置類の全般に渡るような比較的大
容量の負荷に対しては、商用電源のバックアップ用電源
として、シール鉛蓄電池や液式鉛蓄電池にインパータや
コンバータ等の電力変換装置を電気的に接続した電源シ
ステムが用いられている。なお、直流電力を使用する通
信装置等への給電では、蓄電池からの出力が電力変換装
置を介さずに直接負荷に供給される場合もある。
【0005】このようなバックアップ電源システムにお
いて、停電時に負荷への電力供給を無瞬断で長時間行う
ための手法として、従来より、蓄電池の大容量化や、デ
ィーゼルエンジン等のエンジン発電装置を蓄電池の後段
に設置した二段階での給電方式が採用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、蓄電池の大
容量化は、蓄電池の質量および体積の増加につながり、
設置場所の制限もあって、実現が困難である。また、エ
ンジン発電装置を用いた発電では、騒音や振動が大き
く、NOxやSOx等の有害なガスが発生するという問
題がある。
【0007】この発明は前記の事情を考慮したもので、
その目的とするところは、蓄電池の大容量化を招くこと
なく、しかも騒音、振動、有害ガスなどの不具合を生じ
ることなく、負荷への無瞬断による長時間給電が可能な
バックアップ電源システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明のバ
ックアップ電源システムは、蓄電池を有する電力供給装
置と;運転信号を受けることにより起動して電力を発生
する燃料電池と;蓄電池の放電能力が所定値以上の場合
に電力供給装置から負荷への通電を行い、蓄電池の放電
能力が所定値未満に低下した場合に燃料電池に対する運
転信号を送出するとともに燃料電池から負荷への通電を
行って電力供給装置から負荷への通電を遮断する切換装
置と;を備える。
【0009】請求項2に係る発明のバックアップ電源シ
ステムは、請求項1に係る発明において、電力供給装置
が、交流電源の電圧を整流する整流器と;この整流器の
出力により充電される蓄電池と;整流器の出力電圧また
は蓄電池の放電電圧を交流電力に変換するインバータ
と;を備える。燃料電池は、燃料が充填された燃料ボン
ベと;この燃料ボンベから供給される燃料と空気との化
学反応により直流電力を発生する燃料電池セルスタック
と;この燃料電池セルスタックに空気を供給するファン
と;燃料電池セルスタックの出力を交流電力に変換する
インバータと;これら燃料電池セルスタック、ファン、
およびインバータを切換装置から送出される運転信号に
応じて起動する制御部と;を備える。切換装置は、電力
供給装置から負荷への通電を行うための第1通電路と;
この第1通電路に設けた第1スイッチと;燃料電池から
負荷への通電を行うための第2通電路と;この第2通電
路に設けた第2スイッチと;蓄電池の電圧をその蓄電池
の放電能力として捕らえその放電能力が所定値以上か所
定値未満かを検出する検出部と;この検出部の検出結果
が所定値未満の場合に燃料電池に対する運転信号を送出
する信号送出部と;この信号送出部から運転信号が送出
されるまで第1スイッチをオンして第2スイッチをオフ
し、運転信号が送出さると燃料電池の起動に要する一定
時間後に第2スイッチをオンして第1スイッチをオフす
る制御部と;を備える。
【0010】請求項3に係る発明のバックアップ電源シ
ステムは、請求項1に係る発明において、電力供給装置
が、太陽電池の出力を所定レベルの直流電圧に変換する
コンバータと;このコンバータの出力により充電される
蓄電池と;を備える。燃料電池は、燃料が充填された燃
料ボンベと;この燃料ボンベから供給される燃料と空気
との化学反応により直流電力を発生する燃料電池セルス
タックと;この燃料電池セルスタックに空気を供給する
ファンと;燃料電池セルスタックの出力を所定レベルの
直流電圧に変換するコンバータと;これら燃料電池セル
スタック、ファン、およびコンバータを切換装置から送
出される運転信号に応じて起動する制御部と;を備え
る。切換装置は、電力供給装置から負荷への通電を行う
ための第1通電路と;この第1通電路に設けた第1スイ
ッチと;燃料電池から負荷への通電を行うための第2通
電路と;この第2通電路に設けた第2スイッチと;蓄電
池の電圧をその蓄電池の放電能力として捕らえその放電
能力が所定値以上か所定値未満かを検出する検出部と;
この検出部の検出結果が所定値未満の場合に燃料電池に
対する運転信号を送出する信号送出部と;この信号送出
部から運転信号が送出されるまで第1スイッチをオンし
て第2スイッチをオフし、運転信号が送出さると燃料電
池の起動に要する一定時間後に第2スイッチをオンして
第1スイッチをオフする制御部と;を備える。
【0011】請求項4に係る発明のバックアップ電源シ
ステムは、請求項2または請求項2に係る発明におい
て、燃料電池が、交換可能な燃料ボンベを複数備え、こ
れら燃料ボンベから燃料電池セルスタックへの燃料供給
を選択的に切換える構成を持つ。
【0012】
【発明の実施の形態】[1]以下、この発明の第1実施
例について図面を参照して説明する。まず、基本的な構
成を図1に示す。電源1に電力供給装置として無停電電
源装置(いわゆるUPS)10が接続され、その無停電
電源装置10の出力が切換装置30に供給される。
【0013】無停電電源装置10は、電力変換装置11
および蓄電池12を備える。電力変換装置11は、電源
1の電圧(交流電圧)を直流電圧に変換し、その直流電
圧を所定周波数の交流電力に変換する。蓄電池12は、
電力変換装置11の直流電圧によりフロート充電され、
電力変換装置11の直流電圧出力が無くなると放電す
る。
【0014】燃料電池20は、切換装置30から運転信
号を受けることにより起動して電力を発生するもので、
燃料電池セルスタック21、電力変換装置22、および
蓄電池23、運転・停止制御部24を備える。燃料電池
セルスタック21は、燃料(水素)と空気(酸素)とを
電気化学的に反応させて電気エネルギ(直流電力)を発
生する。ここでの反応生成物は水(水蒸気)であり、有
害なガス発生のないクリーンな発電が可能である。電力
変換装置22は、燃料電池セルスタック21から発せら
れる直流電力を交流電力に変換する。
【0015】蓄電池23は、当該燃料電池20の起動用
電圧(直流電圧)を得るために用意されている。運転・
停止制御部24は、切換装置30から発せられる運転信
号に応じて当該燃料電池20を起動する。
【0016】切換装置30は、上記蓄電池12の放電能
力が所定値以上の場合は無停電電源装置10から負荷2
への通電を行い、蓄電池12の放電能力が所定値未満に
低下した場合に燃料電池20に対する運転信号を送出す
るとともに燃料電池20から負荷2への通電を行って無
停電電源装置10から負荷2への通電を遮断するもの
で、無停電電源装置10から負荷2への通電を行うため
の第1通電路3a、この第1通電路3aに設けた第1ス
イッチ31、燃料電池20から負荷2への通電を行うた
めの第2通電路3b、この第2通電路3bに設けた第2
スイッチ32を備え、さらに切換制御部33、蓄電池電
圧検出部34、運転・停止信号送出部35を備える。
【0017】蓄電池電圧検出部34は、蓄電池12の電
圧をその蓄電池12の放電能力として捕らえ、その放電
能力が所定値以上か所定値未満かを検出する。運転・停
止信号送出部35は、蓄電池電圧検出部34の判定結果
が所定値未満の場合に燃料電池20に対する運転信号を
送出する。
【0018】切換制御部33は、無停電電源装置10の
出力または燃料電池20の出力により動作し、運転・停
止信号送出部35から運転信号が送出されるまで第1ス
イッチ31をオンして第2スイッチ32をオフし、運転
・停止信号送出部35から運転信号が送出されると燃料
電池20の起動に要する一定時間が経過した後に第2ス
イッチ32をターンオンして第1スイッチ31をターン
オフする。
【0019】具体的な構成を図2に示す。電源1は、A
C100Vの商用交流電源である。無停電電源装置10
の電力変換装置11は、電源1の電圧(交流電圧)を整
流器11aで直流電圧に整流し、その整流電圧をインバ
ータ11bにより所定周波数の交流電力に変換する。蓄
電池12として、シール鉛蓄電池が用いられる。
【0020】燃料電池20の電力変換装置22として、
AC100Vへの電力変換を行うインバータ22が用い
られる。
【0021】また、燃料電池20は、燃料である水素が
充填された複数の水素ボンベ(燃料ボンベ)25a,2
5bを交換可能に備えるとともに、これら水素ボンベ2
5a,25bから燃料電池セルスタック21への燃料供
給を制御するための開閉弁26a,26b,27、およ
び燃料電池セルスタック21に空気を供給するファン2
8を備える。
【0022】開閉弁26a,26bを操作することで、
水素ボンベ25a,25bから燃料電池セルスタック2
1への燃料供給を選択的(交互)に切換えることができ
る。この切換により、燃料電池セルスタック21の長時
間運転が可能である。容量が減少した水素ボンベをその
非使用時に別の充填済みボンベと交換すれば、運転時間
をさらに延長することができる。
【0023】開閉弁27は、起動時に運転・停止制御部
24によって開放され、運転停止時に運転・停止制御部
24により閉成される。ファン28は、起動時に運転・
停止制御部24によって起動され、運転停止時に運転・
停止制御部24により停止される。
【0024】第1スイッチ31および第2スイッチ32
としてそれぞれ交流スイッチが用いられ、それに伴い、
切換装置30の名称が同期切換装置30となる。
【0025】つぎに、上記の構成の作用を図3のフロー
チャートを参照して説明する。商用交流電源1が正常な
場合(ステップ101のNO)、商用交流電源1の電圧
が整流器11aで直流電圧に整流され、その整流電圧が
インバータ11bで交流電圧Voに変換されて切換装置
30に供給される。同時に、整流器11aの整流電圧に
より蓄電池12がフロート充電される。
【0026】切換装置30では交流スイッチ31がオ
ン、交流スイッチ32がオフの状態にあり、交流電圧V
oが第1通電路3aおよび交流スイッチ31を通して負
荷2に供給される。
【0027】商用交流電源1に停電(瞬時停電を含む)
等の故障が発生すると(電源出力停止;ステップ101
のYES)、無停電電源装置10の蓄電池12が放電
し、その放電電圧がインバータ11bで交流電圧Voに
変換されて切換装置30に供給される。切換装置30に
供給された交流電圧Voは、第1通電路3aおよび交流
スイッチ31を通して負荷2に無瞬断で供給される。こ
うして蓄電池12からの給電がなされることにより(ス
テップ102)、商用交流電源1の故障にかかわらず、
負荷2の運転を継続することができる。
【0028】この蓄電池12からの給電に際し、蓄電池
12の端子電圧Eが蓄電池電圧検出部34で検出され
(ステップ103)、その検出電圧Eと予め定められた
設定値(放電能力低下の判定値)Eaとが比較される
(ステップ104)。
【0029】蓄電池12の放電が進んで検出電圧Eが設
定値Ea未満に低下すると(ステップ104のYE
S)、つまり蓄電池12の放電能力が所定値未満に低下
すると、運転・停止信号送出部35から運転信号が送出
され、燃料電池20が起動される(ステップ105)。
そして、燃料電池20の起動に要する一定時間が経過し
た後、燃料電池20から交流電力が出力され、それが切
換装置30に供給される。
【0030】同期切換制御部33は、運転・停止信号送
出部35から運転信号が送出された後、燃料電池20の
起動に要する上記一定時間が経過したところで、交流ス
イッチ32をターンオンして交流スイッチ31をターン
オフする。この交流スイッチ31,32の切換により、
燃料電池20の交流電力が第2通電路3bおよび交流ス
イッチ32を通して負荷2に無瞬断で供給される。
【0031】蓄電池(シール鉛蓄電池)12が複数のセ
ルで構成されている場合の1セル当りの電圧(セル電
圧)Vsの変化、および負荷2への出力電圧Voの経時
変化の例を図4に示している。
【0032】1セル当りの電圧Vsが放電能力低下の判
定値である1.8Vまで低下したとき(時間ta)、運
転信号が送出されて燃料電池20が起動される。この起
動に要する一定時間が経過し、無停電電源装置10の出
力と燃料電池20の出力との間で同期が確立された時点
で(時間tb)、負荷2への給電が無停電電源装置10
の出力から無瞬断で燃料電池20の出力に切換わる。以
後、燃料電池20による負荷2への給電が継続される。
【0033】水素ボンベ25a,25bの水素残量が少
なくなると(時間tc)、水素ボンベ25a,25bが
充填済みの水素ボンベと交互に交換される。この交換に
より、負荷2への給電が止まることなく継続される。
【0034】以上のように、燃料電池20を設けること
により、商用交流電源1が故障した場合の交流電力の供
給時間いわゆるバックアップ時間を大幅に増大すること
ができる。とくに、無停電電源装置10の蓄電池12と
しては、商用交流電源1が故障してから燃料電池20が
出力開始するまでの時間(起動時間)だけバックアップ
できればよく、よって大容量化は全く不要であり、設置
場所に困らない。
【0035】従来のようなエンジン発電装置も不要であ
り、よって騒音や振動がなく、NOxやSOx等の有害
なガスが発生することもない。
【0036】[2]第2実施例について説明する。図5
に示すように、電源として太陽電池4が設置され、その
太陽電池4に対し、電力供給装置としてコンバータ40
および蓄電池(シール鉛蓄電池)41が設けられる。太
陽電池4は、太陽光のエネルギを直流電力に変換する。
この太陽電池4の出力がコンバータ40で所定レベルの
直流電圧に変換され、その直流電圧が切換装置30に供
給されるとともに蓄電池41に印加される。
【0037】燃料電池20において、インバータ22に
代えてコンバータ29が設けられる。コンバータ29
は、燃料電池セルスタック21から発せられる直流電力
を所定レベルの直流電圧に変換する。他の構成は第1実
施例と同じである。
【0038】作用を説明する。太陽電池4が正常な場
合、太陽電池4の出力がコンバータ40で所定レベルの
直流電圧に変換され、その直流電圧が切換装置30に供
給される。同時に、コンバータ40から出力される直流
電圧により蓄電池41がフロート充電される。
【0039】切換装置30ではスイッチ31がオン、ス
イッチ32がオフの状態にあり、コンバータ40から出
力される直流電圧が第1通電路3aおよびスイッチ31
を通して負荷2に供給される。
【0040】太陽電池4に故障が発生すると(電源出力
停止)、蓄電池41が放電し、その放電電圧(直流電
圧)が切換装置30に供給される。切換装置30に供給
された直流電圧は、第1通電路3aおよびスイッチ31
を通して負荷2に無瞬断で供給される。こうして蓄電池
41からの給電がなされることにより、太陽電池4の故
障にかかわらず、負荷2の運転を継続することができ
る。
【0041】この蓄電池41からの給電に際し、蓄電池
41の端子電圧Eが蓄電池電圧検出部34で検出され、
その検出電圧Eと予め定められた設定値(放電能力低下
の判定値)Eaとが比較される。
【0042】蓄電池41の放電が進んで検出電圧Eが設
定値Ea未満に低下すると、つまり蓄電池12の放電能
力が所定値未満に低下すると、運転・停止信号送出部3
5から運転信号が送出され、燃料電池20が起動され
る。そして、燃料電池20の起動に要する一定時間が経
過した後、燃料電池20から所定レベルの直流電圧が出
力され、それが切換装置30に供給される。
【0043】切換制御部33は、運転・停止信号送出部
35から運転信号が送出された後、燃料電池20の起動
に要する上記一定時間が経過したところで、スイッチ3
2をターンオンしてスイッチ31をターンオフする。こ
のスイッチ31,32の切換により、燃料電池20の交
流電力が第2通電路3bおよび交流スイッチ32を通し
て負荷2に無瞬断で供給される。
【0044】蓄電池(シール鉛蓄電池)41が複数のセ
ルで構成されている場合の1セル当りの電圧(セル電
圧)Vsの変化、および負荷2への出力電力Ioの経時
変化の例を図6に示している。
【0045】1セル当りの電圧Vsが放電能力低下の判
定値である1.8Vまで低下したとき(時間ta)、運
転信号が送出されて燃料電池20が起動される。この起
動に要する一定時間が経過し、蓄電池41の放電と燃料
電池20の出力との間で同期が確立された時点で(時間
tb)、負荷2への給電が蓄電池41の放電から無瞬断
で燃料電池20の出力に切換わる。以後、燃料電池20
による負荷2への給電が継続される。
【0046】水素ボンベ25a,25bの水素残量が少
なくなると(時間tc)、水素ボンベ25a,25bが
充填済みの水素ボンベと交互に交換される。この交換に
より、負荷2への給電が止まることなく継続される。
【0047】以上のように、燃料電池20を設けること
により、太陽電池4が故障した場合の交流電力の供給時
間いわゆるバックアップ時間を大幅に増大することがで
きる。とくに、蓄電池41としては、太陽電池4が故障
してから燃料電池20が出力開始するまでの時間(起動
時間)だけバックアップできればよく、よって大容量化
は全く不要であり、設置場所に困らない。
【0048】従来のようなエンジン発電装置も不要であ
り、よって騒音や振動がなく、NOxやSOx等の有害
なガスが発生することもない。
【0049】なお、この発明は上記各実施例に限定され
るものではなく、要旨を変えない範囲で種々変形実施可
能である。
【0050】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、燃
料電池を設け、蓄電池の放電能力が所定値以上の場合は
電力供給装置から負荷への通電を行い、蓄電池の放電能
力が所定値未満に低下した場合に燃料電池を起動すると
ともに燃料電池から負荷への通電を行って電力供給装置
から負荷への通電を遮断する構成としたので、蓄電池の
大容量化を招くことなく、しかも騒音、振動、有害ガス
などの不具合を生じることなく、負荷への無瞬断による
長時間給電が可能なバックアップ電源システムを提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の基本的な構成を示すブロック図。
【図2】第1実施例の具体的な構成を示すブロック図。
【図3】第1実施例の作用を説明するためのフローチャ
ート。
【図4】第1実施例における蓄電池の1セル当りの電圧
の変化および負荷への出力電圧の経時変化の例を示す
図。
【図5】第2実施例の構成を示すブロック図。
【図6】第2実施例における蓄電池の1セル当りの電圧
の変化および負荷への出力電圧の経時変化の例を示す
図。
【符号の説明】
1…商用交流電源 2…負荷 4…太陽電池 10…無停電電源装置 12…蓄電池 20…燃料電池 30…切換装置 31…第1スイッチ 32…第2スイッチ 33…切換制御部 34…蓄電池電圧検出部 35…運転・停止信号送出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 忠一 東京都港区芝浦三丁目4番1号 株式会社 エヌ・ティ・ティファシリティーズ内 Fターム(参考) 5G015 FA08 GA04 GA08 GB03 HA02 HA04 HA15 JA05 JA32 JA34 JA52 JA64 5H027 AA02 KK51 MM26 MM27

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓄電池を有する電力供給装置と、 運転信号を受けることにより起動して電力を発生する燃
    料電池と、 前記蓄電池の放電能力が所定値以上の場合に前記電力供
    給装置から負荷への通電を行い、前記蓄電池の放電能力
    が所定値未満に低下した場合に前記燃料電池に対する運
    転信号を送出するとともに前記燃料電池から負荷への通
    電を行って前記電力供給装置から負荷への通電を遮断す
    る切換装置と、 を具備したことを特徴とするバックアップ電源システ
    ム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のバックアップ電源シス
    テムにおいて、 前記電力供給装置は、交流電源の電圧を整流する整流器
    と、この整流器の出力により充電される蓄電池と、前記
    整流器の出力電圧または前記蓄電池の放電電圧を交流電
    力に変換するインバータとを備え、 前記燃料電池は、燃料が充填された燃料ボンベと、この
    燃料ボンベから供給される燃料と空気との化学反応によ
    り直流電力を発生する燃料電池セルスタックと、この燃
    料電池セルスタックに空気を供給するファンと、前記燃
    料電池セルスタックの出力を交流電力に変換するインバ
    ータと、これら燃料電池セルスタック、ファン、および
    インバータを前記切換装置から送出される運転信号に応
    じて起動する制御部とを備え、 前記切換装置は、前記電力供給装置から負荷への通電を
    行うための第1通電路と、この第1通電路に設けた第1
    スイッチと、前記燃料電池から負荷への通電を行うため
    の第2通電路と、この第2通電路に設けた第2スイッチ
    と、前記蓄電池の電圧をその蓄電池の放電能力として捕
    らえその放電能力が所定値以上か所定値未満かを検出す
    る検出部と、この検出部の検出結果が所定値未満の場合
    に前記燃料電池に対する運転信号を送出する信号送出部
    と、この信号送出部から運転信号が送出されるまで前記
    第1スイッチをオンして前記第2スイッチをオフし、運
    転信号が送出さると前記燃料電池の起動に要する一定時
    間後に第2スイッチをオンして第1スイッチをオフする
    制御部とを備える、 ことを特徴とするバックアップ電源システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のバックアップ電源シス
    テムにおいて、 前記電力供給装置は、太陽電池の出力を所定レベルの直
    流電圧に変換するコンバータと、このコンバータの出力
    により充電される蓄電池とを備え、 前記燃料電池は、燃料が充填された燃料ボンベと、この
    燃料ボンベから供給される燃料と空気との化学反応によ
    り直流電力を発生する燃料電池セルスタックと、この燃
    料電池セルスタックに空気を供給するファンと、前記燃
    料電池セルスタックの出力を所定レベルの直流電圧に変
    換するコンバータと、これら燃料電池セルスタック、フ
    ァン、およびコンバータを前記切換装置から送出される
    運転信号に応じて起動する制御部とを備え、 前記切換装置は、前記電力供給装置から負荷への通電を
    行うための第1通電路と、この第1通電路に設けた第1
    スイッチと、前記燃料電池から負荷への通電を行うため
    の第2通電路と、この第2通電路に設けた第2スイッチ
    と、前記蓄電池の電圧をその蓄電池の放電能力として捕
    らえその放電能力が所定値以上か所定値未満かを検出す
    る検出部と、この検出部の検出結果が所定値未満の場合
    に前記燃料電池に対する運転信号を送出する信号送出部
    と、この信号送出部から運転信号が送出されるまで前記
    第1スイッチをオンして前記第2スイッチをオフし、運
    転信号が送出さると前記燃料電池の起動に要する一定時
    間後に第2スイッチをオンして第1スイッチをオフする
    制御部とを備える、 ことを特徴とするバックアップ電源システム。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3に記載のバック
    アップ電源システムにおいて、 前記燃料電池は、交換可能な燃料ボンベを複数備え、こ
    れら燃料ボンベから燃料電池セルスタックへの燃料供給
    を選択的に切換える構成を持つことを特徴とするバック
    アップ電源システム。
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