JPH06133462A - 系統連系システム - Google Patents
系統連系システムInfo
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- JPH06133462A JPH06133462A JP4280015A JP28001592A JPH06133462A JP H06133462 A JPH06133462 A JP H06133462A JP 4280015 A JP4280015 A JP 4280015A JP 28001592 A JP28001592 A JP 28001592A JP H06133462 A JPH06133462 A JP H06133462A
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- power
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
- Y02E10/56—Power conversion systems, e.g. maximum power point trackers
Abstract
(57)【要約】
【目的】 商用電力系統からの交流電力の消費を極力低
減させて商用電力系統からの交流電力の節約を図った系
統連系システムを提供する。 【構成】 太陽電池1の出力が第1所定値以上の場合に
のみ、該太陽電池1から発生する直流電力を商用周波数
の交流電力に変換出力するインバータ動作を行うDC/
ACインバータ2と、該DC/ACインバータ2から出
力される交流電力を2次側に絶縁伝達するトランス3
と、該トランス3の2次側と商用電力系統5との間に直
列接続された開閉器4と、前記商用電力系統5における
故障を検出し、その故障検出時に前記開閉器4を開放さ
せる保護継電装置7と、前記太陽電池1の出力が前記第
1所定値より低い第2所定値以上の場合に、前記太陽電
池1の出力電圧を所定電圧に変換出力し、その出力を前
記DC/ACインバータ2、及び保護継電装置7に供給
する制御電源8,13を備える。
減させて商用電力系統からの交流電力の節約を図った系
統連系システムを提供する。 【構成】 太陽電池1の出力が第1所定値以上の場合に
のみ、該太陽電池1から発生する直流電力を商用周波数
の交流電力に変換出力するインバータ動作を行うDC/
ACインバータ2と、該DC/ACインバータ2から出
力される交流電力を2次側に絶縁伝達するトランス3
と、該トランス3の2次側と商用電力系統5との間に直
列接続された開閉器4と、前記商用電力系統5における
故障を検出し、その故障検出時に前記開閉器4を開放さ
せる保護継電装置7と、前記太陽電池1の出力が前記第
1所定値より低い第2所定値以上の場合に、前記太陽電
池1の出力電圧を所定電圧に変換出力し、その出力を前
記DC/ACインバータ2、及び保護継電装置7に供給
する制御電源8,13を備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、商用交流電源を有する
商用電力系統と、需要家等に設けられてその商用電力系
統に連系される太陽電池を備えた分散電源装置とを連系
して負荷に電力を供給するようにした系統連系システム
に関する。
商用電力系統と、需要家等に設けられてその商用電力系
統に連系される太陽電池を備えた分散電源装置とを連系
して負荷に電力を供給するようにした系統連系システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の系統連系システムとして
は種々のものが採用されているが、近年では太陽電池を
用いた数kWの比較的小容量の分散電源装置と、商用電
力系統とを連系して負荷に電力を供給する系統連系シス
テムが考えられている。
は種々のものが採用されているが、近年では太陽電池を
用いた数kWの比較的小容量の分散電源装置と、商用電
力系統とを連系して負荷に電力を供給する系統連系シス
テムが考えられている。
【0003】図2に、従来の系統連系システムの概略構
成図を示す。図において、21は太陽光のエネルギーを
直接直流電圧に変換する太陽電池、22はその太陽電池
21から出力される直流電力を交流に変換するためのD
C/ACインバータであり、このDC/ACインバータ
22の出力側はトランス23、開閉器24を直列に介し
て商用電力系統25に接続されている。26は商用電力
系統25において電圧異常、周波数異常の故障が発生し
ていないかどうか検出し、系統故障時には開閉器24を
開放して太陽電池21等を商用電力系統25から切り離
す保護継電装置である。27はDC/ACインバータ2
2、及び保護継電装置26の制御電源回路であり、商用
電力系統25からの交流電圧を所定電圧に変換してDC
/ACインバータ22、及び保護継電装置26に動作用
電力を供給している。28は太陽電池21の出力電圧を
検出し、その電圧に応じた信号を出力する電圧検出手段
であり、その電圧検出手段28からの出力信号がDC/
ACインバータ22に入力されている。そして、DC/
ACインバータ22では、この入力信号に基づいて太陽
電池21の発電電力が所定出力以上となる場合のみDC
/ACインバータ22のインバータ動作を起動させてい
る。
成図を示す。図において、21は太陽光のエネルギーを
直接直流電圧に変換する太陽電池、22はその太陽電池
21から出力される直流電力を交流に変換するためのD
C/ACインバータであり、このDC/ACインバータ
22の出力側はトランス23、開閉器24を直列に介し
て商用電力系統25に接続されている。26は商用電力
系統25において電圧異常、周波数異常の故障が発生し
ていないかどうか検出し、系統故障時には開閉器24を
開放して太陽電池21等を商用電力系統25から切り離
す保護継電装置である。27はDC/ACインバータ2
2、及び保護継電装置26の制御電源回路であり、商用
電力系統25からの交流電圧を所定電圧に変換してDC
/ACインバータ22、及び保護継電装置26に動作用
電力を供給している。28は太陽電池21の出力電圧を
検出し、その電圧に応じた信号を出力する電圧検出手段
であり、その電圧検出手段28からの出力信号がDC/
ACインバータ22に入力されている。そして、DC/
ACインバータ22では、この入力信号に基づいて太陽
電池21の発電電力が所定出力以上となる場合のみDC
/ACインバータ22のインバータ動作を起動させてい
る。
【0004】これらの太陽電池21、DC/ACインバ
ータ22、トランス23、開閉器24、保護継電装置2
6、制御電源回路27、及び電圧検出手段28は、各需
要家等に設けられた分散電源装置30を構成している。
これにより、分散電源装置30と商用電力系統25を連
系させ、家庭内負荷29に電力供給を行わせている。
ータ22、トランス23、開閉器24、保護継電装置2
6、制御電源回路27、及び電圧検出手段28は、各需
要家等に設けられた分散電源装置30を構成している。
これにより、分散電源装置30と商用電力系統25を連
系させ、家庭内負荷29に電力供給を行わせている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来システムでは、DC/ACインバータ22、及び
保護継電装置26に動作用電力を供給する制御電源回路
27が、商用電力系統25からの交流電力を用いている
ので、太陽電池21の発電電力に関係なく常に商用電力
系統25からの交流電力が消費されていた。
た従来システムでは、DC/ACインバータ22、及び
保護継電装置26に動作用電力を供給する制御電源回路
27が、商用電力系統25からの交流電力を用いている
ので、太陽電池21の発電電力に関係なく常に商用電力
系統25からの交流電力が消費されていた。
【0006】特に、夜間などのように長時間に亘って日
射量が極端に低下する場合、DC/ACインバータ22
のインバータ動作を停止させているにも拘かわらず、制
御電源回路27から供給されているDC/ACインバー
タ22、及び保護継電装置26の動作用電力が消費さ
れ、商用電力系統25からの交流電力が浪費されてい
た。
射量が極端に低下する場合、DC/ACインバータ22
のインバータ動作を停止させているにも拘かわらず、制
御電源回路27から供給されているDC/ACインバー
タ22、及び保護継電装置26の動作用電力が消費さ
れ、商用電力系統25からの交流電力が浪費されてい
た。
【0007】本発明は、斯かる点に鑑みてなされたもの
であって、商用電力系統からの交流電力の消費を極力低
減させて商用電力系統からの交流電力の節約を図った系
統連系システムを提供する。
であって、商用電力系統からの交流電力の消費を極力低
減させて商用電力系統からの交流電力の節約を図った系
統連系システムを提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、太陽電池と、
該太陽電池の出力を検出する出力検出手段と、該出力検
出手段により検出された前記太陽電池の出力が第1所定
値以上の場合にのみ、該太陽電池から発生する直流電力
を商用周波数の交流電力に変換出力するインバータ動作
を行うDC/ACインバータと、該DC/ACインバー
タから出力される交流電力を2次側に絶縁伝達するトラ
ンスと、該トランスの2次側と商用電力系統との間に直
列接続された開閉器と、前記商用電力系統における故障
を検出し、その故障検出時に前記開閉器を開放させる保
護継電装置と、前記太陽電池の出力が前記第1所定値よ
り低い第2所定値以上の場合に、前記太陽電池の出力電
圧を所定電圧に変換出力し、その出力を前記DC/AC
インバータ、及び保護継電装置に供給する制御電源と、
を備えた分散電源装置を前記商用電力系統に連系して負
荷に電力を供給する系統連系システムである。
該太陽電池の出力を検出する出力検出手段と、該出力検
出手段により検出された前記太陽電池の出力が第1所定
値以上の場合にのみ、該太陽電池から発生する直流電力
を商用周波数の交流電力に変換出力するインバータ動作
を行うDC/ACインバータと、該DC/ACインバー
タから出力される交流電力を2次側に絶縁伝達するトラ
ンスと、該トランスの2次側と商用電力系統との間に直
列接続された開閉器と、前記商用電力系統における故障
を検出し、その故障検出時に前記開閉器を開放させる保
護継電装置と、前記太陽電池の出力が前記第1所定値よ
り低い第2所定値以上の場合に、前記太陽電池の出力電
圧を所定電圧に変換出力し、その出力を前記DC/AC
インバータ、及び保護継電装置に供給する制御電源と、
を備えた分散電源装置を前記商用電力系統に連系して負
荷に電力を供給する系統連系システムである。
【0009】
【作用】本発明によれば、DC/ACインバータ、及び
保護継電装置の制御電源として、太陽電池からの直流電
力を用いるので、商用電力系統からの交流電力の消費が
低減されると共に、夜間などのように長時間に亘って日
射量が極端に低下する場合における商用電力系統からの
交流電力の浪費を無くし得る。
保護継電装置の制御電源として、太陽電池からの直流電
力を用いるので、商用電力系統からの交流電力の消費が
低減されると共に、夜間などのように長時間に亘って日
射量が極端に低下する場合における商用電力系統からの
交流電力の浪費を無くし得る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の系統連系システムの一実施例
を示す図面に基づいて説明する。図1は、本発明の系統
連系システムの概略構成図である。
を示す図面に基づいて説明する。図1は、本発明の系統
連系システムの概略構成図である。
【0011】図において、1は太陽光のエネルギーを直
接直流電力に変換する太陽電池であり、定格出力電力が
3kWのものを用いている。2はその太陽電池1からの
直流電力を交流に変換するDC/ACインバータであ
り、そのDC/ACインバータ2の出力側は、トランス
3、開閉器4を直列に介して商用電力系統5に接続さ
れ、太陽電池1、DC/ACインバータ2、トランス
3、開閉器4などが設けられた分散電源装置20と商用
電力系統5を連系させて家庭内負荷6に電力供給してい
る。
接直流電力に変換する太陽電池であり、定格出力電力が
3kWのものを用いている。2はその太陽電池1からの
直流電力を交流に変換するDC/ACインバータであ
り、そのDC/ACインバータ2の出力側は、トランス
3、開閉器4を直列に介して商用電力系統5に接続さ
れ、太陽電池1、DC/ACインバータ2、トランス
3、開閉器4などが設けられた分散電源装置20と商用
電力系統5を連系させて家庭内負荷6に電力供給してい
る。
【0012】ここで、トランス3は、DC/ACインバ
ータ2からの交流電力を2次側に絶縁伝達するために設
けられている。また、開閉器4は保護継電装置7からの
信号に基づいてその開閉動作が行われ、分散電源装置2
0を商用電力系統5に連系、あるいは解列させている。
ータ2からの交流電力を2次側に絶縁伝達するために設
けられている。また、開閉器4は保護継電装置7からの
信号に基づいてその開閉動作が行われ、分散電源装置2
0を商用電力系統5に連系、あるいは解列させている。
【0013】保護継電装置7は、商用電力系統5での故
障、具体的には商用電力系統5の電圧信号を取り込み、
商用電力系統5において電圧異常、周波数異常が発生し
ていないかどうか検出し、系統故障時には開閉器4を開
放させている。また、この保護継電装置7は、系統故障
時以外においてもDC/ACインバータ2からの後述す
る起動信号9、若しくは停止信号10の入力に応じて開
閉器4を開閉動作させると共に、DC/ACインバータ
2に対して開閉器4を閉成させた場合には閉成信号11
を出力している。
障、具体的には商用電力系統5の電圧信号を取り込み、
商用電力系統5において電圧異常、周波数異常が発生し
ていないかどうか検出し、系統故障時には開閉器4を開
放させている。また、この保護継電装置7は、系統故障
時以外においてもDC/ACインバータ2からの後述す
る起動信号9、若しくは停止信号10の入力に応じて開
閉器4を開閉動作させると共に、DC/ACインバータ
2に対して開閉器4を閉成させた場合には閉成信号11
を出力している。
【0014】一方、DC/ACインバータ2は、その出
力側の電圧信号を取り込み、商用電力系統5、及びトラ
ンス3での故障を検出する保護機能を有しており、故障
検出時には太陽電池1からの直流電力を交流に変換する
インバータ動作を停止させる。また、太陽電池1には、
その出力を検出する出力検出手段としての電圧検出手段
12が接続されており、太陽電池1の出力電圧に応じた
信号が電圧検出手段12からDC/ACインバータ2に
入力されている。そして、DC/ACインバータ2は、
電圧検出手段12からの入力信号が、太陽電池1の出力
電圧がDC/ACインバータ2を商用電力系統5に連係
運転可能となる第1所定値(本実施例では160V)以
上に相当する値となっているかどうかによってインバー
タ動作を起動、若しくは停止させている。
力側の電圧信号を取り込み、商用電力系統5、及びトラ
ンス3での故障を検出する保護機能を有しており、故障
検出時には太陽電池1からの直流電力を交流に変換する
インバータ動作を停止させる。また、太陽電池1には、
その出力を検出する出力検出手段としての電圧検出手段
12が接続されており、太陽電池1の出力電圧に応じた
信号が電圧検出手段12からDC/ACインバータ2に
入力されている。そして、DC/ACインバータ2は、
電圧検出手段12からの入力信号が、太陽電池1の出力
電圧がDC/ACインバータ2を商用電力系統5に連係
運転可能となる第1所定値(本実施例では160V)以
上に相当する値となっているかどうかによってインバー
タ動作を起動、若しくは停止させている。
【0015】また、保護継電装置7、及びDC/ACイ
ンバータ2の制御電源として、太陽電池1の出力電圧を
所定電圧に変換出力する第1電源回路8、及び第2電源
回路13が夫々用いられている。そして、保護継電装置
7からの信号の入力に従って動作する直流用電磁リレー
により開閉器4の開閉動作を行わせている。尚、第1、
及び第2電源回路8,13として、太陽電池1の出力電
圧が第2所定値(本実施例では70V)以上の場合に作
動する電源回路を用いている。
ンバータ2の制御電源として、太陽電池1の出力電圧を
所定電圧に変換出力する第1電源回路8、及び第2電源
回路13が夫々用いられている。そして、保護継電装置
7からの信号の入力に従って動作する直流用電磁リレー
により開閉器4の開閉動作を行わせている。尚、第1、
及び第2電源回路8,13として、太陽電池1の出力電
圧が第2所定値(本実施例では70V)以上の場合に作
動する電源回路を用いている。
【0016】即ち、太陽電池1の出力電圧がDC/AC
インバータ2を商用電力系統5に連係運転可能となる第
1所定値より低い第2所定値以上の場合に、第1、及び
第2電源回路8,13から保護継電装置7、及びDC/
ACインバータ2に動作用電力の供給を行うので、DC
/ACインバータ2を商用電力系統5に連係運転させる
場合には、確実に動作用電力の供給が行われることにな
る。
インバータ2を商用電力系統5に連係運転可能となる第
1所定値より低い第2所定値以上の場合に、第1、及び
第2電源回路8,13から保護継電装置7、及びDC/
ACインバータ2に動作用電力の供給を行うので、DC
/ACインバータ2を商用電力系統5に連係運転させる
場合には、確実に動作用電力の供給が行われることにな
る。
【0017】以上のように、DC/ACインバータ2、
及び保護継電装置7の動作のために太陽電池1の直流電
力が用いられるので、商用電力系統5からの電力が消費
がされない。さらに、保護継電装置7を直流電源により
動作させているので、開閉器4の開閉動作を行わせるの
に直流用電磁リレーを用いることができるので、交流用
電磁リレーに比較してリレーの小型化できると共に、交
流用電磁リレーのようにうなり音が発生することなく、
低騒音化を図ることができる。
及び保護継電装置7の動作のために太陽電池1の直流電
力が用いられるので、商用電力系統5からの電力が消費
がされない。さらに、保護継電装置7を直流電源により
動作させているので、開閉器4の開閉動作を行わせるの
に直流用電磁リレーを用いることができるので、交流用
電磁リレーに比較してリレーの小型化できると共に、交
流用電磁リレーのようにうなり音が発生することなく、
低騒音化を図ることができる。
【0018】次に、上記のように構成された系統連系シ
ステムのDC/ACインバータ2の起動、及び停止動作
について説明する。
ステムのDC/ACインバータ2の起動、及び停止動作
について説明する。
【0019】先ず、DC/ACインバータ2の起動動作
について説明する。DC/ACインバータ2のインバー
タ動作が停止している状態において、DC/ACインバ
ータ2に入力される電圧検出手段12からの出力信号
が、太陽電池1の出力電圧がDC/ACインバータ2を
商用電力系統5に連係運転可能となる160V以上を示
している場合、先ずDC/ACインバータ2から保護継
電装置7へ起動信号9を出力する。
について説明する。DC/ACインバータ2のインバー
タ動作が停止している状態において、DC/ACインバ
ータ2に入力される電圧検出手段12からの出力信号
が、太陽電池1の出力電圧がDC/ACインバータ2を
商用電力系統5に連係運転可能となる160V以上を示
している場合、先ずDC/ACインバータ2から保護継
電装置7へ起動信号9を出力する。
【0020】そして、保護継電装置7では、商用電力系
統5での故障が検出されていない場合、起動信号9の入
力に従い開閉器4を閉成させた後、DC/ACインバー
タ2へ閉成信号11を出力する。その後、DC/ACイ
ンバータ2において、保護継電装置7からの閉成信号1
1の入力に従いインバータ動作を起動させる。
統5での故障が検出されていない場合、起動信号9の入
力に従い開閉器4を閉成させた後、DC/ACインバー
タ2へ閉成信号11を出力する。その後、DC/ACイ
ンバータ2において、保護継電装置7からの閉成信号1
1の入力に従いインバータ動作を起動させる。
【0021】このように、DC/ACインバータ2のイ
ンバータ動作を起動させる場合、保護継電装置7を動作
させて開閉器4を閉成させた後、DC/ACインバータ
2のインバータ動作を起動させるので、開閉器4の開放
状態によりDC/ACインバータ2が商用電力系統5な
どにおいて故障が発生したものと誤検出することがな
い。
ンバータ動作を起動させる場合、保護継電装置7を動作
させて開閉器4を閉成させた後、DC/ACインバータ
2のインバータ動作を起動させるので、開閉器4の開放
状態によりDC/ACインバータ2が商用電力系統5な
どにおいて故障が発生したものと誤検出することがな
い。
【0022】次に、DC/ACインバータ2の停止動作
について説明する。DC/ACインバータ2のインバー
タ動作中に、太陽電池1の出力電圧がDC/ACインバ
ータ2を商用電力系統5に連係運転できない160V以
下に低下した場合、DC/ACインバータ2では、即座
にインバータ動作を停止させた後、保護継電装置7へ停
止信号10を出力する。そして、保護継電装置7では、
DC/ACインバータ2からの停止信号10の入力に従
い開閉器4を開放させる。
について説明する。DC/ACインバータ2のインバー
タ動作中に、太陽電池1の出力電圧がDC/ACインバ
ータ2を商用電力系統5に連係運転できない160V以
下に低下した場合、DC/ACインバータ2では、即座
にインバータ動作を停止させた後、保護継電装置7へ停
止信号10を出力する。そして、保護継電装置7では、
DC/ACインバータ2からの停止信号10の入力に従
い開閉器4を開放させる。
【0023】このように、日射量の低下等により太陽電
池1の発電電力が所定出力以下になった場合には、DC
/ACインバータ2のインバータ動作を停止させて連系
から解列させるだけでなく、開閉器4をも開放させてい
る。従って、DC/ACインバータ2のインバータ動作
が停止状態の場合に、トランス3へ商用電力系統5から
の電力が供給されず、無駄な電力消費を抑えることがで
きる。
池1の発電電力が所定出力以下になった場合には、DC
/ACインバータ2のインバータ動作を停止させて連系
から解列させるだけでなく、開閉器4をも開放させてい
る。従って、DC/ACインバータ2のインバータ動作
が停止状態の場合に、トランス3へ商用電力系統5から
の電力が供給されず、無駄な電力消費を抑えることがで
きる。
【0024】また、DC/ACインバータ2のインバー
タ動作中に、商用電力系統5での故障がDC/ACイン
バータ2、及び保護継電装置7において検出された場
合、DC/ACインバータ2では、即座にインバータ動
作を停止させると共に、保護継電装置7では開閉器4を
開放させる。
タ動作中に、商用電力系統5での故障がDC/ACイン
バータ2、及び保護継電装置7において検出された場
合、DC/ACインバータ2では、即座にインバータ動
作を停止させると共に、保護継電装置7では開閉器4を
開放させる。
【0025】このように、商用電力系統5での故障検出
時に、開閉器4を開放させるだけでなく、DC/ACイ
ンバータ2のインバータ動作を停止させて連系から解列
させる。従って、商用電力系統5での故障検出を、DC
/ACインバータ2、及び保護継電装置7の両方で行
い、故障検出時にDC/ACインバータ2を商用電力系
統5から確実に解列することができる。
時に、開閉器4を開放させるだけでなく、DC/ACイ
ンバータ2のインバータ動作を停止させて連系から解列
させる。従って、商用電力系統5での故障検出を、DC
/ACインバータ2、及び保護継電装置7の両方で行
い、故障検出時にDC/ACインバータ2を商用電力系
統5から確実に解列することができる。
【0026】尚、上記実施例では、DC/ACインバー
タ2、及び保護継電装置7の制御電源として、第1、及
び第2電源回路8,13を用いる場合について説明した
が、一つの電源回路を共用させても構わない。
タ2、及び保護継電装置7の制御電源として、第1、及
び第2電源回路8,13を用いる場合について説明した
が、一つの電源回路を共用させても構わない。
【0027】また、上記実施例の他に、保護継電装置7
に補助制御電源としての蓄電池を内蔵させ、太陽電池1
の出力電圧がDC/ACインバータ2を商用電力系統5
に連係運転可能な第1所定値以上の場合には、第1電源
回路8から保護継電装置7に動作用電力と蓄電池の充電
用電力を供給し、太陽電池1の出力電圧がDC/ACイ
ンバータ2を商用電力系統5に連係運転できない第1所
定値以下に低下した場合には、第1電源回路8から保護
継電装置7に動作用電力の供給を停止させ、蓄電池の充
電用電力の供給のみを行わせても構わない。
に補助制御電源としての蓄電池を内蔵させ、太陽電池1
の出力電圧がDC/ACインバータ2を商用電力系統5
に連係運転可能な第1所定値以上の場合には、第1電源
回路8から保護継電装置7に動作用電力と蓄電池の充電
用電力を供給し、太陽電池1の出力電圧がDC/ACイ
ンバータ2を商用電力系統5に連係運転できない第1所
定値以下に低下した場合には、第1電源回路8から保護
継電装置7に動作用電力の供給を停止させ、蓄電池の充
電用電力の供給のみを行わせても構わない。
【0028】これにより、太陽電池1の出力低下により
DC/ACインバータ2のインバータ動作が停止状態の
場合に、保護継電装置7に供給する必要のない動作用電
力の消費を無くし、太陽電池1からの少ない出力を有効
に蓄電池の充電に充てることができる。従って、第1電
源回路8の故障発生時においても、蓄電池から保護継電
装置7に動作用電力が供給され、商用電力系統5での故
障検出を行うので、系統故障発生時には確実に開閉器4
を開放させることができる。
DC/ACインバータ2のインバータ動作が停止状態の
場合に、保護継電装置7に供給する必要のない動作用電
力の消費を無くし、太陽電池1からの少ない出力を有効
に蓄電池の充電に充てることができる。従って、第1電
源回路8の故障発生時においても、蓄電池から保護継電
装置7に動作用電力が供給され、商用電力系統5での故
障検出を行うので、系統故障発生時には確実に開閉器4
を開放させることができる。
【0029】
【発明の効果】以上述べた通り本発明によれば、DC/
ACインバータ、及び保護継電装置の制御電源として太
陽電池からの直流電力を用いるので、商用電力系統から
の交流電力の消費が低減されると共に、夜間などのよう
に長時間に亘って日射量が極端に低下する場合における
商用電力系統からの交流電力の浪費を無くし得る。
ACインバータ、及び保護継電装置の制御電源として太
陽電池からの直流電力を用いるので、商用電力系統から
の交流電力の消費が低減されると共に、夜間などのよう
に長時間に亘って日射量が極端に低下する場合における
商用電力系統からの交流電力の浪費を無くし得る。
【0030】従って、商用電力系統からの交流電力の消
費を極力低減させて商用電力系統からの交流電力の節約
を図った系統連系システムを提供することができる。
費を極力低減させて商用電力系統からの交流電力の節約
を図った系統連系システムを提供することができる。
【図1】本発明の一実施例を示す系統連系システムの概
略構成図である。
略構成図である。
【図2】従来の系統連系システムの概略構成図である。
1 太陽電池 2 DC/ACインバータ 3 トランス 4 開閉器 5 商用電力系統 6 家庭内負荷 7 保護継電装置 8 第1電源回路(制御電源) 12 電圧検出手段(出力検出手段) 13 第2電源回路(制御電源) 20 分散電源装置
Claims (2)
- 【請求項1】太陽電池と、該太陽電池の出力を検出する
出力検出手段と、該出力検出手段により検出された前記
太陽電池の出力が第1所定値以上の場合にのみ、該太陽
電池から発生する直流電力を商用周波数の交流電力に変
換出力するインバータ動作を行うDC/ACインバータ
と、該DC/ACインバータから出力される交流電力を
2次側に絶縁伝達するトランスと、該トランスの2次側
と商用電力系統との間に直列接続された開閉器と、前記
商用電力系統における故障を検出し、その故障検出時に
前記開閉器を開放させる保護継電装置と、前記太陽電池
の出力が前記第1所定値より低い第2所定値以上の場合
に、前記太陽電池の出力電圧を所定電圧に変換出力し、
その出力を前記DC/ACインバータ、及び保護継電装
置に供給する制御電源と、を備えた分散電源装置を前記
商用電力系統に連系して負荷に電力を供給することを特
徴とする系統連系システム。 - 【請求項2】前記保護継電装置は、前記DC/ACイン
バータのインバータ動作が停止時に前記開閉器を開放さ
せることを特徴とする請求項1記載の系統連系システ
ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4280015A JPH06133462A (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | 系統連系システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4280015A JPH06133462A (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | 系統連系システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06133462A true JPH06133462A (ja) | 1994-05-13 |
Family
ID=17619116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4280015A Pending JPH06133462A (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | 系統連系システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06133462A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1992
- 1992-10-19 JP JP4280015A patent/JPH06133462A/ja active Pending
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