JP2000333146A - 携帯テレビ電話端末 - Google Patents

携帯テレビ電話端末

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JP2000333146A
JP2000333146A JP11136400A JP13640099A JP2000333146A JP 2000333146 A JP2000333146 A JP 2000333146A JP 11136400 A JP11136400 A JP 11136400A JP 13640099 A JP13640099 A JP 13640099A JP 2000333146 A JP2000333146 A JP 2000333146A
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camera
speaker
housing
display panel
terminal
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JP11136400A
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English (en)
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Jiyunichi Ujii
淳一 氏井
Masato Nakajima
正人 中島
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 モニターを見ながら使用した場合にも通信相
手に違和感のない画像を送ることができ、また使用性に
優れた携帯テレビ電話端末を提供することを課題として
いる。 【解決手段】 カメラ12とモニター11とを備えた携
帯テレビ電話端末10において、カメラ12と受話スピ
ーカとをモニター11の上部に配置し、かつこれらを下
方のモニター11側に所定角度傾斜して設ける構成とし
た。また、これに伴って、携帯テレビ電話端末10の前
面側の上部の稜線10lfを、最大外形部分10loに
比較して下方に位置させる構成とした。さらに、カメラ
12を、筐体10aに形成された開口部31に対し、筐
体10a側に位置決め固定する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラとモニター
とを有し、無線公衆回線網を用いて画像および音声の送
受信が行われる携帯テレビ電話端末に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の携帯テレビ電話端末は、画像の入
出力部となるカメラとモニター、そして音声の入出力部
となるマイクとスピーカとを有している。そして、公衆
回線網を介して、カメラで入力した画像情報とマイクで
入力した音声情報とを通信相手に送信するとともに、通
信相手から送信された画像情報と音声情報を受信して、
これに基づいてモニターに画像を表示し、スピーカから
音声を出力する。これによって、いわゆるテレビ電話通
信が行えるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の携帯テレビ電話端末には、以下のような
問題が存在する。このような携帯テレビ電話端末では、
カメラとモニターとを端末に一体に備えようとした場
合、使用者は通信相手から送信された画像を見ながら通
話を行うため、モニターに対面した状態で通話を行う。
このとき、カメラはモニターを見ている使用者の顔を映
すことになるが、例えば、モニターの下側にカメラが位
置していると、カメラでは使用者の顔を下から見上げる
ような形で撮影することになり、通信相手に送信される
顔の画像が不自然なものとなってしまう。
【0004】また、使用者の視線はモニターに向いてい
るため、カメラとモニターとが離れていると使用者の視
線がカメラから大きくずれることになり、この場合も、
通信相手の見る画像は不自然なものとなる。
【0005】この他、このような携帯テレビ電話端末
は、カメラとモニター、スピーカとマイク、その他にも
操作用のキー等が配置されることとなるため、使いやす
く機能的な配置が要求され、それと同時に端末の小型化
が常に要求されているのは言うまでもない。
【0006】本発明は以上のような点を考慮してなされ
たもので、モニターを見ながら使用した場合にも通信相
手に違和感のない画像を送ることができ、また使用性に
優れた携帯テレビ電話端末を提供することを課題として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
相手方端末との間で画像データおよび音声データを送受
信するデータ送受信手段を有した携帯テレビ電話端末の
筐体の前面側に、撮像機能を有したカメラと、画像デー
タを表示する表示パネルとが備えられ、前記カメラの撮
像レンズの光軸が、前記表示パネルのパネル面に直交す
る方向に対し、該表示パネル側に定められた角度傾斜し
て配設されていることを特徴としている。
【0008】請求項2に係る発明は、前記角度が10度
から15度であることを特徴としている。
【0009】カメラの撮像レンズの光軸を、表示パネル
に対して、例えば10度から15度といった所定角度だ
け傾斜させて設けるようにした。これにより、カメラの
光軸はモニターを見ている使用者の顔に向けられること
となる。
【0010】請求項3に係る発明は、前記カメラが前記
表示パネルの周囲部に配置されていることを特徴として
いる。
【0011】請求項4に係る発明は、前記カメラの撮像
レンズが、前記携帯テレビ電話端末の筐体に形成された
開口部から外部に露出して臨むよう設けられるととも
に、前記カメラが前記筐体に固定されることによって、
前記撮像レンズと前記開口部との位置決めがなされてい
ることを特徴としている。
【0012】カメラを筐体に固定するようにしたので、
筐体に形成された開口部とカメラとの芯ズレを防止する
ことができる。
【0013】請求項5に係る発明は、前記音声データを
出力する受話スピーカが前記カメラと並列して前記携帯
テレビ電話端末の外周部に配置されるとともに、前記受
話スピーカが前記表示パネルに直交する方向に対し、前
記表示パネル側に定められた角度傾斜して設けられ、前
記受話スピーカとカメラとが設けられている部分におい
て、前記端末の外形稜線が、前記筐体の最大外形部分に
対して前記端末の中央部側に位置するよう形成されてい
ることを特徴としている。
【0014】このように、端末の外周部側の受話スピー
カとカメラとが設けられている部分において、端末の外
形稜線をその背面側の外形稜線に対して中央部側に位置
させることにより、この部分において、端末が実際より
も小さく感じられる。
【0015】請求項6に係る発明は、前記携帯テレビ電
話端末には、前記表示パネルに画像データを表示させた
状態で使用するときに前記音声データを出力させるため
のハンズフリー用スピーカが前記表示パネルの背面側に
備えられるとともに、前記筐体の前面側には、前記表示
パネルの外周部近傍に、ダミースピーカが形成されてい
ることを特徴としている。
【0016】このような端末は、表示パネルに画像を表
示させて使用者が表示パネルに向いた状態、いわゆるハ
ンズフリー状態で使用する場合に、表示パネルの背面側
に設けられたハンズフリー用スピーカから音声データが
出力されるようになっている。このとき、表示パネルの
外周部近傍に設けられた、例えば凹部、スリット、孔等
のダミースピーカが形成されているので、表示パネルを
見ている使用者にとっては、これら凹部、スリット、孔
等のダミースピーカが、あたかもスピーカであるかのよ
うに視覚的に認識し、実際には表示パネルの背面側のハ
ンズフリー用スピーカから音声が出力されているにもか
かわらず、ダミースピーカから音声が出力されているか
のように感じる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る携帯テレビ電
話端末の実施の形態の一例を、図1ないし図14を参照
して説明する。図1ないし図14に示すものは、例えば
PHS回線を介して、通常の音声情報による電話通信だ
けでなく、画像情報をやりとりすることによって、いわ
ゆるテレビ電話通信を行うことのできる携帯テレビ電話
端末10である。ここで、図1は、前記携帯テレビ電話
端末10の外観を説明する正図面であり、図2及び図3
は、前記携帯テレビ電話端末10の外観を説明するそれ
ぞれ側面図である。
【0018】図1から図3に示すように、携帯テレビ電
話端末10には、その筐体10aの前面に、液晶板から
なるモニター(表示パネル)11が設けられている。こ
のモニター11は、筐体10aの上下方向(長手方向)
に長い縦長の画面を有し、画像をカラー表示できるよう
になっている。このモニター11には、電話番号、電界
ピクトなど携帯電話端末における通信機能情報及び画像
情報の両方あるいはいずれか一方が表示されるようにな
っている。
【0019】筐体10aには、その正面側の上部に、カ
メラ12が設けられており、このカメラ12によって画
像が撮影されるようになっている。また、モニター11
の下方側には操作用の複数のキー13が設けられてお
り、これらキー13を押下することにより、各種の操作
を行うことができるようになっている。また、操作用の
キー13は、筐体10aの一側部にも設けられている。
【0020】筐体10aには、その上部のカメラ12の
側部に受話スピーカ15が設けられ、下方にマイク16
が設けられており、マイク16によって音声入力が行わ
れ、受話スピーカ15から相手方の音声、着信音、アラ
ーム等が発せられるようになっている。また、筐体10
aの上端には、伸縮可能なアンテナ17が設けられてお
り、内蔵された図示しないデータ送受信手段が、アンテ
ナ17を介して画像データ及び音声データの通信を行う
ようになっている。さらに、筐体10aの他側部には、
コンセント等のAC電源にアダプタを介して接続される
外部電源接続部18及びイヤホン等が接続される外部音
声出力部19が設けられている。
【0021】また、筐体10aには、その裏面側に、バ
ッテリーが収納された収納部に着脱される電池蓋14が
設けられており、この電池蓋14には、所定角度の範囲
内にて回動可能に連結されたスタンド14aが設けられ
ている。そして、このスタンド14aを回動させて角度
を広げることにより、筐体10aが設置面に対して傾斜
した状態に支持されるようになっている。
【0022】このような筐体10aにおいて、カメラ1
2はモニター11の外周部、斜め上方に配置されてい
る。図4に示すように、このとき、カメラ12の撮像レ
ンズ12aの光軸Bは、モニター11の表面に直交する
方向Aに対し、モニター11側、つまり下向きに所定角
度、例えば10〜15度傾斜して配置されている。つま
り、カメラ12の撮像レンズ12aはモニター11の表
面に対して斜め下方に向いているのである。これによ
り、カメラ12では、モニター11を見ている使用者の
顔を斜め上方から撮影する状態となり、違和感のない画
像を得ることが可能となっている。
【0023】図5に示すように、このようなカメラ12
は、撮像レンズ12aと、その背面側に設けられた基板
部12bとから構成されている。図6に示すように、基
板部12bは、所定の回路が形成されたプリント基板p
が例えば三つ折りに折り畳まれた構成となっており、図
4に示したように、その一端部paが、筐体10aの内
部に収められたメイン基板30に電気的に接続されてい
る。
【0024】図7および図8に示すように、筐体10a
には、カメラ12の撮像レンズ12aがその前面に露出
するよう、撮像レンズ12aの形状(ここでは円形)に
対応した開口部31が形成されている。そして、図8に
示したように、この開口部31の裏面側には、カメラ1
2を保持するための保持部32が後方に向けて突出形成
されており、この保持部32の先端部には、カメラ12
を前記した所定の角度で保持するための傾斜面32aが
形成されている。そして、この傾斜面32aにカメラ1
2の基板部12bを押し当て、さらに、図9に示すよう
に、開口部31の背面側に形成された係止爪33にカメ
ラ12をはめ込むことにより、カメラ12が位置決め固
定されるようになっている。
【0025】このようにして、カメラ12が、筐体10
aに形成された係止爪33および保持部32によって固
定されるようになっているので、図10に示すように、
撮像レンズ12aの先端部が開口部31に対して芯ズレ
することなく精度良く位置決めされるようになってい
る。これに対して、カメラ12を、例えば筐体10aの
内部に収められるメイン基板30等、筐体10a以外に
固定する構成とした場合には、メイン基板30等と筐体
10aとの組付誤差等により、開口部31に対してカメ
ラ12の撮像レンズ12aの先端部が芯ズレしてしまう
可能性もある。
【0026】また、カメラ12に並べて配置された受話
スピーカ15は、筐体10aに形成されたスピーカ孔3
5と、その背面側に設けられたスピーカユニット36と
から構成されている。このとき、図11に示すように、
スピーカユニット36は、前記カメラ12と同様に若干
下向き(例えばモニター11の方向Aに対して下向きに
4度)に配置されている。スピーカユニット36は、図
12に示す筐体10aのスピーカ孔35の背面側に一体
に設けられた保持部37に、図13に示す保持部材38
を介して、下方に所定角度傾斜した状態で保持固定され
るようになっている。保持部材38は例えばゴム製で、
スピーカユニット36の前面側に向けて筒状部38aが
突出形成されたものであり、図11に示したように、筒
状部38aの先端が筐体10aにスピーカ孔35の背面
側において当接するようになっている。これにより、ス
ピーカユニット36から発せられる音声がスピーカ孔3
5以外の部分に拡散するのを防止するようになってい
る。図14は、上記のカメラ12および受話スピーカ1
5が、筐体10aの内部において、並列されて設けられ
た状態を示す正面図である。
【0027】ところで、図4あるいは図11に示すよう
に、筐体10aの外周面の前面10afは、この前記カ
メラ12と受話スピーカ15とが下向きに設けられてい
るのに伴って、モニター11が設けられている部分から
上方にいくに従い前傾した形状を成している。
【0028】さらに、この筐体10aの前面10af側
の上部において、前記カメラ12と受話スピーカ15と
が下向きに設けられることによって、上面10auも下
向きに傾斜して形成され、この上面10auと前面10
afとの境界部分となる稜線(外形稜線)10lfは、
筐体10aの最大外形部分10loよりも、若干下方
(携帯テレビ電話端末10の中心部寄り)に位置するよ
う形成されている。これにより、図1に示したように、
この筐体10aを前方から見た場合に、その前面10a
f側の上部の稜線10lfが、筐体10aの最大外形部
分10loよりも若干下側(内側)に位置するしている
ので、筐体10aが実際よりも小型に見えるという視覚
的効果が得られる。
【0029】また、このような筐体10aには、いわゆ
るテレビ電話通信を行う場合に、モニター11に向き合
って相手方の画像を見つつ、モニター11を見ている使
用者自身の顔をカメラ12で撮影しながら使用すること
になる。このような使用形態は、携帯テレビ電話端末1
0の受話スピーカ15を耳に押し当て、マイク16を口
の近くに位置させた状態で使用する通常の電話の使用形
態とは異なる、いわゆるハンズフリー状態である。この
ようなハンズフリー状態においては、耳に近接させた状
態で用いる受話スピーカ15からの音声は、モニター1
1に向かっている使用者までは届かない。このため、図
4および図7に示したように、筐体10a内には、モニ
ター11側の背面側にハンズフリー用スピーカ39が設
けられている。このハンズフリー用スピーカ39は、筐
体10aの背面側を振動させることにより音声を外部出
力するものである。
【0030】さらに、図1に示したように、モニター1
1の周辺には、例えばその下部の両側に、二個一対のダ
ミースピーカ孔(ダミースピーカ)40,40が形成さ
れている。このダミースピーカ孔40,40は、スピー
カとしての機能、つまり実際に音声を出力する機能を果
たすものではない。しかしながら、モニター11の背面
側に設けられたハンズフリー用スピーカ39(図4参
照)から音声を出力させると、モニター11を見ている
使用者にとっては、この二つのダミースピーカ孔40,
40が、あたかもスピーカであるかのように視覚的に認
識し、実際には表示パネルの背面側のハンズフリー用ス
ピーカ39(図4参照)から音声が出力されているにも
かかわらず、ダミースピーカ孔40,40から音声が発
せられているように感じられ、その結果、違和感のない
使用感を得ることが可能となっている。なお、このダミ
ースピーカ孔40は二個一対に限るものではなく、一つ
でもよいし、あるいは三つ以上形成するようにしてもよ
い。また、その形状や配置等も図示したものに限定する
ものではなく、例えばモニター11の両側、下側、上側
等、如何なる部分に形成するようにしてもよい。また、
必ずしもダミースピーカ孔40である必要もなく、単な
る凹部やスリット等としてもよいし、またその部分だけ
筐体10aの他の部分と色(色の明るさを含む)を変え
たり、さらには撥水ネット等を張るようにしてもよい。
また、このダミースピーカ孔40を通して、筐体10a
内に収められたハンズフリー用スピーカ39からの音声
を実際に外部に出力するようにしても良い。
【0031】上記したような携帯テレビ電話端末10で
は、カメラ12がモニター11の外周部に設けられ、し
かも下方に所定角度傾斜して設けられているので、カメ
ラ12で撮影した画像は、モニター11を見ている使用
者の顔を違和感なく撮影することが可能となっている。
しかも、カメラ12はモニター11の上部に設けられて
いるので、モニター11を見ている使用者の顔を上方か
ら見下ろして撮像する形態となり、下方から見上げる場
合等に加えて違和感の少ない画像を得ることができる。
【0032】また、モニター11の上方に設けられたカ
メラ12に並べて受話スピーカ15が設けられており、
これらを上下別々に配置する場合に比較して装置の小型
化に貢献することができる。加えて、受話スピーカ15
は、元々、携帯テレビ電話端末10の上部に設けられて
いるのが一般的であり、この点においても合理的な設定
が成されていると言える。
【0033】また、上記の例では、図10に示したよう
に、携帯テレビ電話端末10の幅方向の中心部に位置し
て携帯テレビ電話端末10の長手方向に延在する中心線
Cに対し、受話スピーカ15の方がカメラ12よりも近
寄って配置されている。これにより、モニター11の無
い通常の携帯電話と同様、受話スピーカ15を耳に押し
当て、マイク12に口を近づけて通話を行う場合に、受
話スピーカ15が中央部寄りにあるため、形態テレビ電
話端末10を耳に近接させて使用する際に受話スピーカ
15を確実に耳に押し当てることができ、違和感なく使
用することができる。
【0034】さらに、カメラ12は、筐体10aに形成
された開口部31に対し、筐体10a側に形成された係
止爪33および保持部32によって位置決め固定されて
いるので、開口部31とカメラ12の撮像レンズ12a
の先端部とが芯ズレすることもなく、外観仕上げを優れ
たものとすることができる。
【0035】加えて、カメラ12をモニター11の外周
部の近接した位置に設けたので、モニター11を見てい
る使用者の顔をカメラ12で撮影したときに得られた画
像において、使用者の視線が大きくずれている等の違和
感が生じるのを防止することができる。
【0036】また、カメラ12と受話スピーカ15とを
下向きに設けたことに伴って、携帯テレビ電話端末10
の前面側の上部の稜線10lfを、最大外形部分10l
oに比較して下方(内側)に位置させる構成とした。こ
れにより、携帯テレビ電話端末10が実際よりも小型に
見えるという視覚的効果を得ることもできる。
【0037】さらには、モニター11の外周部に二個一
対のダミースピーカ孔40,40を設けるようにしたの
で、モニター11を見ている使用者にとっては、モニタ
ー11の背面側に設けられたスピーカユニット36から
出力される音声が、あたかもこれら二個一対のダミース
ピーカ孔40,40から出力するように感じられ、これ
によっても違和感のない使用感を得ることが可能となっ
ているのである。
【0038】なお、上記実施の形態において、カメラ1
2をモニター11の上部に設ける構成としたが、例えば
携帯テレビ電話端末10全体を縦型ではなく横型とする
場合等に、モニター11の側方にカメラ12を配置する
等してもよい。このように、モニター11に対するカメ
ラ12の位置関係は、前記携帯で示した上部に限るもの
ではなく、他の如何なる場所であってもよい。ただしこ
の場合、モニター11を見ている使用者を撮像したとき
に違和感のない画像が得られるよう、カメラ12をモニ
ター11に対して傾斜させて配置させるのが好ましい。
ただし、その傾斜角度も、上記した10度から15度に
限るものではなく、また、傾斜させる方向も適宜変更す
ることが可能である。受話スピーカ15についても同様
であり、その位置や傾斜角度等、上記したものに限定す
るものではない。
【0039】加えて、カメラ12や受話スピーカ15を
所定角度で保持する構造については、上記したものに限
るものではなく、いかなる構造で保持固定するようにし
ても良い。また、受話スピーカ15については、保持部
材38でスピーカユニット36を保持する構成について
言及したが、カメラ12についても同様に、撮像レンズ
12aをゴム製等、防水シール性を有した材質の部材で
保持あるいはカバーするようにしてもよい。
【0040】さらに、上記実施の形態では、携帯テレビ
電話端末10で使用する電話回線としてPHS回線を用
いる例を挙げたが、これのみに限定する意図はなく、P
HS回線以外の、その地域に設定されている他の種々の
規格による携帯電話回線等を用いるようにしても良い。
【0041】これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない
範囲内であれば、いかなる構成を採用しても良く、また
上記したような構成を適宜選択的に組み合わせたものと
しても良いのは言うまでもない。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る携
帯テレビ電話端末によれば、カメラの撮像レンズの光軸
を表示パネルに対して、所定角度を傾斜して設けるよう
にした。さらに、請求項2に係る携帯テレビ電話端末に
よれば、より具体的にはカメラの傾斜角度を10度から
15度とした。これにより、カメラはモニターを見てい
る使用者の顔に向けられることとなる。したがって、撮
像された使用者の画像は、違和感のないものとなる。
【0043】請求項3に係る携帯テレビ電話端末によれ
ば、カメラを表示パネルの周囲部に配置することによ
り、撮像される使用者の視線が大きくずれることがな
い。
【0044】請求項4に係る携帯テレビ電話端末によれ
ば、カメラを筐体に固定するようにしたので、筐体に形
成された孔とカメラとの芯ズレを防止することができ、
端末の外観仕上を優れたものとすることができる。
【0045】請求項5に係る携帯テレビ電話端末によれ
ば、端末の外周部側の受話スピーカとカメラとが設けら
れた部分において、端末の外形稜線が前記筐体の最大外
形部分に対して中央部側に位置している。これにより、
受話スピーカおよびカメラが設けられている部分におい
て、端末が実際より小さく感じられるという視覚的効果
が得られる。
【0046】請求項6に係る携帯テレビ電話端末によれ
ば、表示パネルに画像させた状態で使用するとき、つま
り、いわゆる表示パネルに向かってハンズフリー状態で
使用する場合に、表示パネルの背面側に設けられたハン
ズフリー用スピーカから音声データが出力されるように
なっている。このとき、表示パネルの外周部近傍に設け
られた凹部、スリット、孔等のダミースピーカが形成さ
れているので、表示パネルを見ている使用者にとって
は、このダミースピーカから音声が出力されているかの
ように感じる。その結果、表示パネルに表示される、例
えば相手の画像を見ながら、相手の音声がその周囲から
出力されているように感じるため、違和感のない使用感
を得ることが可能となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る携帯テレビ電話端末の一例を示
す図であって、同端末の外観を示す正面図である。
【図2】 図1の右側面図である。
【図3】 図1の左側面図である。
【図4】 前記端末においてカメラが設けられている部
分を示す側断面図である。
【図5】 前記カメラを示す側面図である。
【図6】 同カメラを構成する基板を示す図であり、
(a)基板を展開した状態を示す図、(b)基板を折り
畳んだ状態を示す図である。
【図7】 前記端末の筐体を示す正面図である。
【図8】 同筐体のカメラが収められる部分の側断面図
である。
【図9】 同筐体のカメラおよびスピーカが収められる
部分の平断面図である。
【図10】 同筐体に前記カメラおよびスピーカが収め
られた状態を示す図である。
【図11】 前記端末においてカメラが設けられている
部分を示す側断面図である。
【図12】 前記筐体のスピーカが収められる部分の側
断面図である。
【図13】 前記スピーカの構造を示す側面図である。
【図14】 前記カメラおよびスピーカが、筐体の内部
において、並列されて設けられた状態を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
10 携帯テレビ電話端末 10a 筐体 10lf 稜線(外形稜線) 10lo 最大外形部分 11 モニター(表示パネル) 12 カメラ 12a 撮像レンズ 15 受話スピーカ 31 開口部 39 ハンズフリー用スピーカ 40 ダミースピーカ孔(ダミースピーカ) A 直交する方向 B 光軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C064 AA01 AC02 AC06 AC12 AC22 AD08 5K067 AA21 BB04 DD52 EE02 FF02 FF23 FF38 KK17

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手方端末との間で画像データおよび音
    声データを送受信するデータ送受信手段を有した携帯テ
    レビ電話端末の筐体の前面側に、撮像機能を有したカメ
    ラと、画像データを表示する表示パネルとが備えられ、 前記カメラの撮像レンズの光軸が、前記表示パネルのパ
    ネル面に直交する方向に対し、該表示パネル側に定めら
    れた角度傾斜して配設されていることを特徴とする携帯
    テレビ電話端末。
  2. 【請求項2】 前記角度が10度から15度であること
    を特徴とする請求項1記載の携帯テレビ電話端末。
  3. 【請求項3】 前記カメラが前記表示パネルの周囲部に
    配置されていることを特徴とする請求項1または2記載
    の携帯テレビ電話端末。
  4. 【請求項4】 前記カメラの撮像レンズが、前記携帯テ
    レビ電話端末の筐体に形成された開口部から外部に露出
    して臨むよう設けられるとともに、前記カメラが前記筐
    体に固定されることによって、前記撮像レンズと前記開
    口部との位置決めがなされていることを特徴とする請求
    項1から3のいずれかに記載の携帯テレビ電話端末。
  5. 【請求項5】 前記音声データを出力する受話スピーカ
    が前記カメラと並列して前記携帯テレビ電話端末の外周
    部に配置されるとともに、前記受話スピーカが前記表示
    パネルに直交する方向に対し、前記表示パネル側に定め
    られた角度傾斜して設けられ、 前記受話スピーカとカメラとが設けられている部分にお
    いて、前記端末の外形稜線が、前記筐体の最大外形部分
    に対して前記端末の中央部側に位置するよう形成されて
    いることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載
    の携帯テレビ電話端末。
  6. 【請求項6】 前記携帯テレビ電話端末には、前記表示
    パネルに画像データを表示させた状態で使用するときに
    前記音声データを出力させるためのハンズフリー用スピ
    ーカが前記表示パネルの背面側に備えられるとともに、 前記筐体の前面側には、前記表示パネルの外周部近傍
    に、ダミースピーカが形成されていることを特徴とする
    請求項1から5のいずれかに記載の携帯テレビ電話端
    末。
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