JP2013005458A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract


【課題】基板のレイアウトの自由度の向上を図ることができる電子機器を提供する。
【解決手段】一つの形態に係る電子機器は、筐体と、前記筐体に収容された表示装置と、前記筐体の端部に収容され、該端部の延びた方向で該端部の中央からずれて位置するとともに、撮像方向を前記筐体の中央側に傾けて実装されたカメラとを備える。
【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、カメラを有した電子機器に関する。
カメラを有した携帯機器が提供されている。
特開2002−374434号公報
電子機器は、筐体内の基板のレイアウトの自由度の向上を図ることができると好ましい。
本発明の目的は、基板のレイアウトの自由度の向上を図ることができる電子機器を提供することである。
実施形態によれば、電子機器は、筐体と、前記筐体に収容された表示装置と、前記筐体の端部に収容され、該端部の延びた方向で該端部の中央からずれて位置するとともに、撮像方向を前記筐体の中央側に傾けて実装されたカメラとを備える。
一つの実施形態に係るテレビジョン受像機の正面図。 図1中に示されたカメラモジュールを示す背面図。 図2中に示された筐体とカメラモジュールのF3−F3線に沿う断面図。 図2中に示された筐体とカメラモジュールのF4−F4線に沿う断面図。 図2中に示された筐体とカメラモジュールのF5−F5線に沿う断面図。 図2中に示された筐体とカメラモジュールのF6−F6線に沿う断面図。 上記実施形態と関連したカメラモジュールを示す断面図。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1乃至図6は、一つの実施形態に係るテレビジョン受像機1を開示している。テレビジョン受像機1は、例えば据え付けて使用される電子機器の一例である。図1に示すように、テレビジョン受像機1は、例えばテレビ台Tの上に置いて使用される据え置きタイプであり、ディスプレイ本体2と、スタンド3とを有する。なお、テレビジョン受像機1は、例えば壁に据え付けられる壁掛けタイプや、その他の種類のものでもよい。
ディスプレイ本体2は、筐体4を有する。筐体4は、例えば扁平状に形成されるとともに、略鉛直に起立した姿勢でスタンド3に支持される。筐体4は、フロントベゼル5と、バックカバー(図示しない)とを有する。フロントベゼル5は、例えば、筐体4の前壁6と、周壁7の一部とを構成する。前壁6は、略鉛直に起立するとともに、ユーザーに向かい合う。
筐体4には、表示装置8が収容されている。表示装置8は、例えば液晶パネルであるが、これに限定されるものではない。表示装置8は、表示画面8aを有する。表示画面8aは、筐体4の前壁6の開口部6aを通じて、外部に露出されている。
図1に示すように、筐体4は、第1乃至第4の端部11,12,13,14を有する。第1の端部11は、筐体4の下端部であり、スタンド3の近くに位置している。第1の端部11は、略水平方向に延びている。第2の端部12は、筐体4の上端部であり、第1の端部11とは反対側に位置し、第1の端部11と略平行に延びている。第3及び第4の端部13,14は、筐体の左右の端部であり、略鉛直方向に延び、第1の端部11と第2の端部12との間を繋いでいる。
図1に示すように、複数のモジュール及び基板は、第1の端部11に集中して実装されている。これにより、第2乃至第4の端部12,13,14の額縁を、第1の端部11の額縁に比べて細く、すっきりとした構造にすることができる。これはテレビジョン受像機1の小型化やデザイン性の向上に寄与する。
図1に示すように、第1の端部11には、例えば第1及び第2のスピーカ21,22、LED/リモコン基板23、第1及び第2の3D赤外線基板24,25、カメラモジュール26、人感センサー27、タッチセンサー28が設けられている。
第1及び第2のスピーカ21,22及び人感センサー27は、それぞれ「モジュール」の一例である。LED/リモコン基板23、並びに第1及び第2の3D赤外線基板24,25は、それぞれ「基板」の一例である。なお図1では、説明の便宜上、筐体4の一部を切り取り、上記モジュール及び基板を露出させて図示している。
第1及び第2のスピーカ21,22は、第1の端部11の左右の両端部近傍に分かれて配置されている。第1及び第2のスピーカ21,22は、例えば下方に向けて実装されている。
LED/リモコン基板23は、リモコン操作の信号を受信する。LED/リモコン基板23は、第1のスピーカ21と、筐体4の中心線Cとの間に配置されている。なお中心線Cは、筐体4の水平方向の中心を、鉛直方向に横切る中心線である。LED/リモコン基板23は、例えば中心線Cから所定の範囲内に配置されている。LED/リモコン基板23が筐体4の中央近くに位置すると、筐体4に向けて使用されることが多いリモコンからの信号を受信しやすくなる。
本実施形態に係るテレビジョン受像機1は、立体的な映像を見ることができる3Dテレビである。3D赤外線基板24,25(いわゆる3D IR基板)は、ユーザーが装着したアクティブシャッターメガネに向けて制御信号を送り、3次元ディスプレイを実現する。
詳しく述べると、表示装置8の表示画面8aには、例えば右目用の画像と左目用の画像とが高速で切り替えられて表示される。3D赤外線基板24,25は、表示画面8aの画像の切り替えに同期して、ユーザーが装着したアクティブシャッターメガネに向けて、メガネの左目部分と右目部分とを交互に遮る信号を出す。これにより両目にはそれぞれ残像が残り、3次元ディスプレイが実現される。
第1及び第2の3D赤外線基板24,25が互いに近くに配置されると、視野角が狭くなり、例えばテレビの正面からずれた位置ではアクティブシャッターメガネが反応しにくくなる場合もある。そのため、2枚の3D赤外線基板24,25は、例えば所定間隔だけ互いに離して配置される。
第1の3D赤外線基板24は、第1の端部11の中央部に配置されている。本実施形態では、第1の3D赤外線基板24の一部は、例えば中心線Cに重なる。第1の3D赤外線基板24は、後述するカメラ35よりも、第1の端部11の中央近くに位置している。第2の3D赤外線基板25は、中心線Cを間に挟んで、第1の3D赤外線基板24とは反対側に配置されている。なお、3D赤外線基板24,25は、必ず複数設けられる必要は無く、例えば1枚だけ設けられてもよい。ただし、複数枚の3D赤外線基板24,25を設けると、3次元ディスプレイの視野角を広げることができる。
人感センサー27は、カメラモジュール26と、第2の3D赤外線基板25との間に設けられている。人感センサー27は、例えばケーブルまたはフレキシブルプリント基板でカメラモジュール26に接続されている。タッチセンサー28は、第2のスピーカ22と重なる位置に設けられている。
カメラモジュール26は、例えばユーザーの顔認証を行うためにユーザーの顔を撮影する。テレビジョン受像機1には、ユーザー認証モジュール31と、制御モジュール32とが設けられている。ユーザー認証モジュール31は、カメラモジュール26が撮影した画像の信号を受け取り、ユーザーの顔認証を行う。制御モジュール32は、例えば、顔認証によって特定されてユーザーに向けて、該ユーザーの好みの画質や該ユーザーが録画予約した録画物を表示する。なお、ユーザー認証モジュール31及び制御モジュール32は、例えば筐体4に収容された回路基板33によって実現される。回路基板33は、「制御部」の一例である。
なお、カメラモジュール26は、表示画面8aに向かい合うユーザーの映像を収集することができる。カメラモジュールは、例えばSkype(登録商標)のビデオ通話(テレビ電話)のための映像を収集するものや、その他の用途に用いられるものでもよい。
図1に示すように、カメラモジュール26は、第1の端部11の中央に対して、該第1の端部11の長手方向にずれた位置に設けられている。すなわち本実施形態では、カメラモジュール26は、第1の端部11の中央に対して、略水平方向にずれた位置に設けられている。具体的には、カメラモジュール26は、第1の3D赤外線基板24と第2の3D赤外線基板25との間、さらに言えば、第1の3D赤外線基板24と人感センサー27との間に設けられている。
図3に示すように、カメラモジュール26は、カメラ35と、このカメラ35が実装された基板36(カメラ用基板)とを有する。カメラ35及び基板36は、筐体4の前壁6に対して傾斜して取り付けられている。カメラ35及び基板36は、カメラ35の撮像方向Dを筐体4の中央側に傾けて実装されている。すなわち本実施形態では、カメラ35は、撮像方向Dを上向きに傾けて実装されている。
具体的な実装構造について説明すると、図4に示すように、筐体4の前壁6は、第1及び第2のリブ41,42を有する。第1及び第2のリブ41,42は、それぞれ「支持部」の一例である。第1及び第2のリブ41,42は、筐体4の内面S1から基板36の端部に向いて突出している。
基板36は、第1及び第2の面36a,36bを有する。第1の面36aは、例えば前面であり、カメラ35が取り付けられている。第2の面36bは、例えば背面(後面)であり、第1の面36aとは反対側に位置する。また、基板36は、第1及び第2の端部45,46を有する。第1の端部45は、例えば上端部である。第2の端部46は、例えば下端部であり、第1の端部45とは反対側に位置する。
第1のリブ41は、基板36の第1の端部45に対応して設けられ、基板36の第1の端部45を支持する。第1のリブ41は、基板36の第1の面36aを受ける第1の段差部41aを有する。第2のリブ42は、基板36の第2の端部46に対応して設けられ、基板36の第2の端部46を支持する。第2のリブ42は、基板36の第1の面36aを受ける第2の段差部42aを有する。
図4に示すように、第2の段差部42aは、第1の段差部41aに比べて、筐体4の内面S1の近くに位置している。このため、第2の段差部42aに支持された基板36の第2の端部46は、第1の段差部41aに支持された基板36の第1の端部45に比べて前側に位置し、これによりカメラ35及び基板36が傾いた姿勢で支持されている。
図5に示すように、筐体4の前壁6は、第1及び第2のフック51,52を有する。第1のフック51は、「第1の係合部」の一例である。第1のフック51は、筐体4の内面S1から基板36の第1の端部45に向けて突出し、第1の端部45を支持している。第2のフック52は、「第2の係合部」の一例である。第2のフック52は、筐体4の内面S1から基板36の第2の端部46に向いて突出し、第2の端部46を支持している。
第1のフック51は、筐体4の内面S1に繋がる基端部51aと、筐体4の内面S1とは反対側から基板36の第1の端部45の第2の面36bに当接する第1の当接部51bとを有する。すなわち、基板36の第1の端部45は、第1の当接部51bと第1の段差部41aとの間に挟まれ、これにより第1の端部45の位置が固定される。
同様に、第2のフック52は、筐体4の内面S1に繋がる基端部52aと、筐体4の内面S1とは反対側から基板36の第2の端部46の第2の面36bに当接する第2の当接部52bとを有する。すなわち、基板36の第2の端部46は、第2の当接部52bと第2の段差部41bとの間に挟まれ、これにより第2の端部46の位置が固定される。
第1及び第2のフック51,52は、例えばフロントベゼル5と一体にプラスチック材料で形成され、弾性変形可能である。基板36は、例えば第1及び第2のフック51,52の外側から第1及び第2の当接部51b,52bの内側に向けて押し込まれることで取り付けられる。
すなわち、基板36の押し込みに伴い、第1及び第2のフック51,52が外側(図5中の上側と下側)に弾性変形し、第1の当接部51bと第2の当接部52bとの間に基板36が通る空間が生じる。基板36が第1の当接部51bと第2の当接部52bとの間を通り抜けると、第1及び第2のフック51,52は元の位置に弾性力で復帰する。これにより、第1及び第2の当接部51b,52bが基板36の第2の面36bに当接する。
ここで、図5に示すように、第1の当接部51bと筐体4の内面S1との間の距離L1は、第2の当接部52bと筐体4の内面S1との間の距離L2よりも大きい。このため、第1のフック51は、第2のフック52に比べて弾性変形しやすい。換言すれば、第1の当接部51bは、第2の当接部52bに比べて、外側(すなわち2つのフック51,52の間の距離を広げる側)に移動しやすい。
図2に示すように、第1及び第2のリブ41,42は、折曲部41b,42bを有する。折曲部41b,42bは、カメラモジュール26の長手方向の端部に当接し、カメラモジュール26を側方から支持する。図6に示すように、筐体4は、カメラモジュール26の長手方向の異なる端部に当接し、折曲部41b,42bとは反対側からカメラモジュール26を支持する第3のリブ54を有する。カメラモジュール26は、第1乃至第3のリブ41,42,54に囲まれ、横方向の位置が定まる。
図3及び図6に示すように、筐体4の前壁6は、カメラ35に対応した位置に、開口部61を有する。カメラ35の少なくとも一部(すなわち先端部)は、開口部61に挿入され、前壁6の内面S1よりも外側(前側)に位置する。すなわち、カメラ35の少なくとも一部は、前壁6の厚さtの途中まで入り込んでいる。
図3に示すように、筐体4の前壁6には、シート62が取り付けられる取付部63を有する。取付部63は、前壁6の表側の表面S2に対して、例えばシート62の厚さに対応して窪んでいる。前壁6の厚さtは、例えば2mm〜3mmである。シート62は、前壁6の厚さt(すなわち筐体4の肉厚)よりも薄い。シート62の厚さは、例えば1mmである。
シート62は、取付部63に取り付けられ、開口部61を覆う。これにより、カメラ35は、シート62に覆われ、外部に直接露出されていない。シート62は、光透過部65(受光部)と、遮光部66とを有する。光透過部65は、カメラに対応した部分に設けられ、光透過性を有した窓部分である。カメラ35は、光透過部65を通して、外部を撮影可能である。遮光部66は、カメラ35に対応していない部分に設けられ、遮光性を有し、シート62に覆われた部分を外部から隠す。
シート62は、例えば透明な材料(例えばプラスチック材料)で形成された本体部
71と、この本体部71に設けられた遮光性の印刷72(印刷層)とを有する。印刷72は、シート62においてカメラ35に対応した部分を除いて設けられている。印刷72は、例えばシート62の裏面に設けられている。この印刷72が設けられた部分が上記遮光部66となり、印刷72が設けられていない部分が上記光透過部65となる。なお、印刷72は、シート62の表側の表面に設けられてもよい。印刷72は、例えば黒色または銀色の印刷であるが、これに限定されるものではない。
このような構成によれば、基板のレイアウトの自由度の向上を図ることができる。
例えば携帯電話のなかには、ケースの中央からずれた位置にカメラモジュールを備えたものもある。しかしながら、携帯電話は、通常、撮影時には手で保持され、任意の位置にカメラを自由に位置させたり、任意の方向にカメラを自由に傾けたりすることができる。このため、携帯電話のような携帯型電子機器においては、カメラの位置は重要でなく、カメラはどこに配置されても性能や使いやすさにほとんど影響を与えない。
一方で、テレビジョン受像機1のような据え付けタイプの電子機器では、カメラの位置を撮影時に自由に動かすことは困難で、カメラの位置は固定されている。そのため、多くの場合テレビジョン受像機の正面にユーザーが座ることを考えると、カメラは、筐体の下端部の中央に設けるべきと考えられる。
そこで比較のため、筐体4の第1の端部11の中央にカメラモジュール26を配置する構造を考える。この場合、カメラモジュール26が、第1の端部11の中央に位置するため、残りのスペースを有効活用しにくく、他の基板やモジュールのレイアウトの自由度が制限されてしまう。このため、数多くの基板やモジュールを実装しにくいとともに、実装した基板やモジュールであっても、視野角などを観点から最適な実装位置に配置できない可能性もある。このため、テレビジョン受像機1の性能の向上を図りにくい。
一方で、本実施形態の構成によれば、カメラ35は、筐体4の端部11の中央に対して該端部11の長手方向にずれた位置に設けられている。すなわち、本実施形態のテレビジョン受像機1は、カメラ35の位置を敢えて筐体4の端部11の中央からずらすことで、筐体4内のスペースの有効利用が可能にしている。これにより、LED/リモコン基板23に加え、2枚の3D赤外線基板24,25や人感センサー27など、数多くの基板やモジュールが実装可能になるとともに、それら実装した基板やモジュールを、視野角などを観点から好ましい実装位置に配置することも可能になる。このため、テレビジョン受像機1の性能の向上を図りやすくなる。
また本実施形態では、カメラ35は、撮像方向Dを上側に傾けて実装されている。このため、テレビジョン受像機1から少し離れた位置でユーザーが立ったときでも、そのユーザーの顔をカメラで撮影することが可能になる。このため、例えばユーザー認証機能やその他の機能を通じて、より幅広い機能をユーザーに対して提供することができる。
本実施形態では、カメラ35が取り付けられた基板36と、筐体4の内面S1から突出し、基板36の第1の端部45を支持した第1のフック51と、筐体4の内面S1から突出し、基板36の第2の端部46を支持した第2のフック52とを有する。このような構成によれば、比較的簡単な構成で、斜めに傾けられたカメラ35を支持することができる。
本実施形態では、第1のフック51は、筐体4の内面S1とは反対側から基板36の第1の端部45に当接した第1の当接部51bを有する。第2のフック52は、筐体4の内面S1とは反対側から基板36の第2の端部46に当接した第2の当接部52bを有する。
ここで比較のため、前壁6に対して傾いていないカメラの実装構造を考える。この場合、筐体4の内面S1に近付けてカメラ35を配置すると、第1及び第2のフック51,52の長さ(ストローク)がそれだけ短くなる。なお「フックの長さ」とは、ここでは筐体4の内面S1と当接部51b,52bとの間の距離を指す。フック51,52の長さが短くなると、フック51,52が硬くなり(弾性変形しにくくなり)、外側に広がりにくくなる。そのため、カメラ35をフック51,52の内側に取り付けにくくなる。
一方で、本実施形態では、傾けて実装されたカメラ35の姿勢を利用し、第1のフック51の長さを、第2のフック52の長さよりも大きく確保している。すなわち、第1の当接部51bと筐体4の内面S1との間の距離L1は、第2の当接部52bと筐体4の内面S1との間の距離L2よりも大きい。この構成によれば、第1のフック51が弾性変形しやすく、筐体4の内面S1に近付けてカメラ35を配置する場合であっても、カメラ35の取り付けやすさを向上させることができる。
また比較のため、図7を参照して、筐体4の内面S1に沿ってカメラ101を実装した構造について考える。この場合、図7に示すように、前壁6を構成するフロントベゼル102は、一般的には成形品であるので、ある程度の厚さtを有する。そのためカメラ101は、少なくとも前壁6の厚さtだけ、外部に対して筐体4の内側に奥まって位置する。
ここで、カメラ101の視野角Aは放射状の広がりを持つため、カメラ101の視野角Aを確保するためには、前壁6の窓部103は、比較的大きな幅W2(例えば直径)を必要とする。幅W2が大きな窓部103が前壁6に設けられると、この窓部103が前壁6のなかで目立ち、テレビジョン受像機のデザイン性を低下させてしまう。
一方で、本実施形態では、図6に示すように、カメラ35の少なくとも一部は、筐体4の開口部61に挿入され、筐体4の内面S1よりも外側(前側)に位置している。このため、カメラ35の視野角Aを確保するための光透過部65(窓部)の幅W1(例えば直径)を、図7の構造に比べて小さくすることができる。このため、光透過部65が前壁6のなかで目立ちにくくなり、テレビジョン受像機1のデザイン性を向上させることができる。
また、カメラ35の少なくとも一部が、筐体4の開口部61に挿入され、筐体4の内面S1よりも外側(前側)に位置していると、カメラ35の背後にスペースを確保しやすく、テレビジョン受像機1の高密度実装を実現することができる。
本実施形態では、開口部61を覆うシート62をさらに備えている。これにより、筐体4の開口部61に挿入されたカメラ35がシート62に覆われ、外部から目立ちにくくなる。これはテレビジョン受像機1のデザイン性の向上に寄与する。また、前壁6よりも薄いシート62であれば、それだけカメラ35を筐体4の外側に近付けて配置することができ、光透過部65が小さくてもカメラ35の視野角Aを確保することができる。
本実施形態では、シート62は、カメラ35に対応した部分に光透過性を有するとともに、カメラ35に対応していない部分に遮光性を有する。これにより、カメラ35に対応していない部分を外部から隠すことができ、テレビジョン受像機1のデザイン性を向上させることができる。
本実施形態では、シート62は、透明であるとともに、カメラ35に対応した部分を除いて遮光性の印刷72を有する。この構成によれば、比較的簡単な構成で、光透過部65と遮光部66とを有したシート62を得ることができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具現化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
例えば、カメラ35の実装構造は、リブ41,42及びフック51,52を用いたものに限らず、その他の構造であってもよい。また、シート62は、省略することも可能である。
次に、いくつかの電子機器について付記する。
一つの形態に係るテレビジョン受像機は、筐体と、前記筐体に収容された表示装置と、前記筐体の端部の中央に対して該端部の長手方向にずれた位置に設けられたカメラとを備える。
一つの形態に係るテレビジョン受像機は、筐体と、前記筐体に収容された表示装置と、前記筐体の端部に設けられ、撮像方向を該筐体の中央側に傾けて実装されたカメラとを備える。
一つの形態に係る電子機器は、開口部が設けられた筐体と、前記開口部に挿入され、前記筐体の内面よりも外側に位置した部分を有したカメラとを備える。この電子機器の一例は、テレビジョン受像機である。
以下に、いくつかのテレビジョン受像機について付記する。
[1]、筐体と、前記筐体に収容された表示装置と、前記筐体の下端部に収容された基板と、前記筐体の下端部の中央に対して略水平方向にずれた位置に設けられ、撮像方向を上向きに傾けて実装されたカメラと、を備えたテレビジョン受像機。
[2]、[1]の記載において、前記カメラよりも前記基板は、前記筐体の下端部の中央近くに位置したテレビジョン受像機。
[3]、[1]または[2]の記載において、前記カメラが取り付けられたカメラ用基板と、前記筐体の内面から突出し、前記カメラ用基板の上端部を支持した第1の係合部と、前記筐体の内面から突出し、前記カメラ用基板の下端部を支持した第2の係合部と、をさらに備えたテレビジョン受像機。
[4]、[3]の記載において、前記第1の係合部は、前記筐体の内面とは反対側から前記カメラ用基板の上端部に当接した第1の当接部を有し、前記第2の係合部は、前記筐体の内面とは反対側から前記カメラ用基板の下端部に当接した第2の当接部を有し、前記第1の係合部及び前記第2の係合部は、それぞれ弾性変形可能であり、前記第1の当接部と前記筐体の内面との間の距離は、前記第2の当接部と前記筐体の内面との間の距離よりも大きいテレビジョン受像機。
[5]、[1]または[4]の記載において、前記筐体は、開口部が設けられ、前記カメラの少なくとも一部は、前記開口部に挿入され、前記筐体の内面よりも外側に位置したテレビジョン受像機。
[6]、[5]の記載において、前記筐体の肉厚よりも薄く、前記開口部を覆うシートをさらに備えたテレビジョン受像機。
[7]、[6]の記載において、前記シートは、前記カメラに対応した部分に光透過性を有するとともに、前記カメラに対応していない部分に遮光性を有したテレビジョン受像機。
[8]、[6]または[7]の記載において、前記シートは、透明であるとともに、前記カメラに対応した部分を除いて遮光性の印刷を有したテレビジョン受像機。
[9]、筐体と、前記筐体に収容された表示装置と、前記筐体の端部の中央に対して該端部の長手方向にずれた位置に設けられたカメラと、を備えたテレビジョン受像機。
[10]、筐体と、前記筐体に収容された表示装置と、前記筐体の端部に設けられ、撮像方向を該筐体の中央側に傾けて実装されたカメラと、を備えたテレビジョン受像機。
D…撮像方向、S1…内面、1…テレビジョン受像機、4…筐体、8…表示装置、11…端部、24,25…3D赤外線基板、26…カメラモジュール、35…カメラ、36…基板、45…第1の端部、46…第2の端部、51…第1のフック、51b…第1の当接部、52…第2のフック、52b…第2の当接部、61…開口部、62…シート、65…光透過部、66…遮光部、72…印刷。

Claims (10)

  1. 筐体と、
    前記筐体に収容された表示装置と、
    前記筐体の端部に収容され、該端部の延びた方向で該端部の中央からずれて位置するとともに、撮像方向を前記筐体の中央側に傾けて実装されたカメラと、
    を備えた電子機器。
  2. 請求項1の記載において、
    前記筐体は、前記カメラが露出する開口部が設けられた壁を有し、
    前記開口部は、前記壁に対して斜めに設けられた電子機器。
  3. 請求項2の記載において、
    前記カメラの少なくとも一部は、前記開口部に挿入され、前記カメラは、前記壁の内面よりも外側に位置した部分を含む電子機器。
  4. 請求項2または請求項3の記載において、
    前記壁の外面に取り付けられ、前記開口部を覆うシートをさらに備え、
    前記シートは、前記壁の外面と略平行に取り付けられた電子機器。
  5. 請求項4の記載において、
    前記シートは、前記開口部の外形よりも小さな透光部と、該透光部の周りに位置して前記開口部の縁を外部から隠す遮光部とを有した電子機器。
  6. 請求項4または請求項5の記載において、
    前記シートは、前記壁の厚さよりも薄い電子機器。
  7. 請求項4または請求項6の記載において、
    前記壁の外面は、前記シートの厚さに対応した凹部が設けられ、
    前記シートは、前記凹部に取り付けられ、前記シートの表面は、前記筐体の表面と略同一平面上に位置した電子機器。
  8. 請求項1または請求項7の記載において、
    前記筐体内に設けられ、前記カメラを支持した第1段差部及び第2段差部を備え、
    前記第1段差部よりも前記第2段差部が前記筐体の内面の近くに位置することで、前記カメラが傾いた姿勢に保持された電子機器。
  9. 請求項1または請求項8の記載において、
    前記カメラが取り付けられたカメラ用基板と、
    前記筐体内に設けられ、前記カメラ用基板の第1端部を支持した第1当接部と、
    前記筐体内に設けられ、前記カメラ用基板の第2端部を支持した第2当接部と、
    を備え、
    前記第1当接部よりも前記第2当接部が前記筐体の内面の近くに位置することで、前記カメラが傾いた姿勢に保持された電子機器。
  10. 請求項9の記載において、
    前記筐体の内面から突出し、前記第1当接部を弾性支持した第1係合部と、
    前記筐体の内面から突出し、前記第2当接部を弾性支持した第2係合部と、
    を備えた電子機器。
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