JP2000331402A - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JP2000331402A
JP2000331402A JP11141725A JP14172599A JP2000331402A JP 2000331402 A JP2000331402 A JP 2000331402A JP 11141725 A JP11141725 A JP 11141725A JP 14172599 A JP14172599 A JP 14172599A JP 2000331402 A JP2000331402 A JP 2000331402A
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Japan
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cassette
tape
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small
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JP11141725A
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English (en)
Inventor
Hisanori Tsubaki
久則 椿
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 標準カセットと小型カセットとでテープの引
出し位置が異なる場合にあって、テープ経路の補正を安
価にできる。 【解決手段】 標準カセットC1と小型カセットC2と
を選択的に挿入可能なカセットホルダ10を設け、カセ
ットホルダ10をカセット挿入位置からカセット装着位
置に移動して標準カセットC1と小型カセットC2とを
選択的にカセット装着位置に位置させ、標準カセットC
1又は小型カセットC2の開口部62,63内を待機位
置とするテープガイド部材61をローデング位置に移動
することによってテープローデングを行う装置におい
て、標準カセットC1の開口部62内の位置で、且つ、
小型カセットC2の装着エリア外の位置に補助テープガ
イド64,65を設け、テープローデング位置では小型
カセットC2から引き出されるテープTのテープ経路を
補助テープガイド64,65で補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大きさの異なる標
準カセットと小型カセットとを選択的に装着可能な記録
再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】DVC大型カセット(標準カセット)と
DVC小型カセットとを選択的に装着可能な記録再生装
置にあっては、双方の開口部の大きさ、位置を共通化し
ている。このような記録再生装置では、テープの引き出
し位置が同じであるので、共通のテープガイドで適正な
テープ経路が共に得られるため、テープ経路の補正が必
要ない。しかし、かかる装置は、供給側リールと巻取側
リールの位置を装着カセットの種類によって共に移動す
る必要があるため、リール台移動機構やリール駆動機構
が非常に複雑となる。
【0003】リール台移動機構やリール駆動機構の構成
を単純化する場合には、標準カセットと小型カセットと
では双方の開口部の大きさ、位置が一般に異なることに
なる。すると、双方のカセットによってテープの引き出
し位置が異なるため、共通のテープガイドで適正なテー
プ経路を共に得ることができない。具体的には、一般に
は小型カセットのテープ引出し口が中心寄りとなり、カ
セットの引出し口でテープがカセットのケース等に接触
する。
【0004】この対策として、従来では小型カセット
(例えばVHS−Cカセット)の内部にテープガイドを
設けたものが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例では、小型カセットの内部全てにテープガイドを設
ける必要があるので、システム全体として見た場合には
非常にコストアップになるという問題がある。
【0006】そこで、本発明は、前記した課題を解決す
べくなされたものであり、標準カセットと小型カセット
とでテープの引出し位置が異なる場合にあって、テープ
経路の補正を安価にできる記録再生装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、大き
さの異なる標準カセットと小型カセットとを選択的に挿
入可能なカセットホルダを設け、このカセットホルダを
カセット挿入位置からカセット装着位置に移動して前記
標準カセットと前記小型カセットとを選択的にカセット
装着位置に位置させると共に、この装着位置に位置する
前記標準カセット又は前記小型カセットの開口部内を待
機位置とするテープガイド部材を設け、このテープガイ
ド部材をローデング位置に移動することによってテープ
ローデングを行う記録再生装置において、前記標準カセ
ットの開口部内の位置で、且つ、前記小型カセットの装
着エリア外の位置に補助テープガイドを設け、前記テー
プローデング状態では前記小型カセットから引き出され
るテープが前記補助テープガイドに巻き付きテープ経路
を補正するように構成したことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0009】図1〜図10は本発明を記録再生装置であ
る磁気記録再生装置に適用した場合が示され、図1は磁
気記録再生装置のテープローデング状態の概略要部平面
図、図2(a)は磁気記録再生装置の標準カセット装着
状態で、且つ、テープアンローデング状態の概略要部平
面図、図2(b)は磁気記録再生装置の標準カセット装
着状態の概略要部正面図、図3は磁気記録再生装置の標
準カセット挿入状態の概略要部側面図、図4は磁気記録
再生装置の標準カセット挿入状態の部分正面図、図5は
磁気記録再生装置の標準カセット装着状態で、且つ、テ
ープローデング状態の概略要部平面図、図6(a)は磁
気記録再生装置の小型カセット装着状態で、且つ、テー
プアンローデング状態の概略要部平面図、図6(b)は
磁気記録再生装置の小型カセット装着状態の概略要部正
面図、図7は磁気記録再生装置の小型カセット挿入状態
の概略要部側面図、図8は磁気記録再生装置の小型カセ
ット挿入状態の部分正面図、図9は磁気記録再生装置の
小型カセット装着状態で、且つ、テープローデング状態
の概略要部平面図、図10は小型カセット用位置決めピ
ン付近の断面図である。
【0010】図1〜図10において、装置本体1は、下
面のベースプレート2とこの両側から立設された一対の
側面プレート3,3とを有し、ベースプレート2上には
ドラム4やヘッド5が設けられている。一対の側面プレ
ート3,3内にはカセットホルダ10が配置され、この
カセットホルダ10はそのガイドピン11が側面プレー
ト3のガイド溝12にガイドされることによってカセッ
ト挿入位置(図3及び図7の実線位置)とカセット装着
位置(図3及び図7の仮想線位置)との間を移動するよ
うに構成されている。カセットホルダ10の詳しい移動
行程は、カセット挿入位置からカセット引き込み位置ま
での水平移動と、カセット引き込み位置からカセット装
着位置までの垂直移動とから成る。
【0011】カセットホルダ10内には大きさ、リール
間ピッチ、位置決め孔の位置及びテープ引出し口の位置
が異なる標準カセットC1と小型カセットC2とを選択
的に挿入できるように構成され、かかるカセットの挿
入、又は、その反対のカセットの排出はカセット挿入位
置でなされるように設けられている。
【0012】カセットホルダ10の側面プレートにはカ
セット種類検出部材13が回転自在に支持され、このカ
セット種類検出部材13はカセットホルダ10と一体に
移動する。このカセット種類検出部材13の上部にはカ
セット押圧部14が設けられ、カセット種類検出部材1
3の下部にはアーム係合部15が設けられている。カセ
ット種類検出部材13はカセット押圧部14がカセット
ホルダ10内に突出し、且つ、アーム係合部15が回転
アーム23に係合しない第1位置と、カセット押圧部1
4がカセットホルダ10内から退出し、且つ、アーム係
合部15が回転アーム23に係合する第2位置との間で
回転移動し、カセット種類検出部材13はねじりコイル
バネ24によって第1位置側に付勢されている。
【0013】回転アーム23は、ベースプレート2の支
持ピン25を支点として回転自在に支持されており、そ
の一端側に前記カセット種類検出部材13のアーム係合
部15に係合可能な係合凹部23aが設けられ、他端側
に連結ピン23bが設けられている。回転アーム23は
前記カセット種類検出部材13より押圧力を受けること
によって図2に示す位置と図6に示す位置との間で回転
移動する。回転アーム23とベースプレート2との間に
はねじりコイルバネ26が介在され、このねじりコイル
バネ26は回転アーム23の回転移動途中において向き
を逆転することによって図2に示す位置では反時計回転
方向に、図6に示す位置では時計回転方向に回転アーム
23を付勢する。
【0014】スライドプレート27は、その長孔27a
にベースプレート2のガイドピン28が挿入されてお
り、スライドプレート27は図2の矢印A,B方向にス
ライド自在に構成されている。このスライドプレート2
7の一端側には長孔(特に、符号を付けず)が形成さ
れ、この長孔に回転アーム23の連結ピン23bが挿入
されている。スライドプレート27は回転アーム23の
回転に連動して図2の矢印A,B方向にスライドする。
【0015】又、スライドプレート27の中央部にはリ
ールロック解除ピン29が支持台30を介して固定さ
れ、このリールロック解除ピン29はスライドプレート
27のスライド移動によって位置が移動される。リール
ロック解除ピン29の移動位置は標準カセットC1と小
型カセットC2とのリールロック解除位置に対応して設
定され、このリールロック解除ピン29の移動量に基づ
いてスライドプレート27のスライド移動量が決定され
ている。
【0016】一対のリール台31,32は、その一方の
リール台31がベースプレート2上に回転自在に配置さ
れ、他方のリール台32がリール台取付け部材33の一
端(自由端)側に回転自在に配置されている。このリー
ル台取付け部材33の他端はベースプレート2の支持ピ
ン34を支点として回転自在に支持されていると共に、
リール台取付け部材33の中央部には連結ピン35を介
してスライドプレート27の延設部27bが連結されて
いる。
【0017】リール台取付け部材33は、スライドプレ
ート27のスライド移動によって回転し、これによって
他方のリール台32の位置が変位される。スライドプレ
ート27とリール台取付け部材33との連結位置、つま
り、連結ピン35の位置は、標準カセットC1と小型カ
セットC2との一対のリール(図示せず)間隔の差に対
応して設定されている。
【0018】小型カセット用の位置決めピン手段36
は、装着される小型カセットC2の位置決め孔(図示せ
ず)に対応するベースプレート2上の2カ所に配置され
ている。つまり、図10に詳しく示すように、ベースプ
レート2上に円筒状のピン支持部材37が固定され、こ
のピン支持部材37内に位置決めピン38が上下方向に
移動自在に配置されている。この位置決めピン38の下
面にはロッド39が固定され、このロッド39の下端鍔
部39aはピン支持部材37より下方に突出している。
ピン支持部材37内のロッド39にはコイルバネ40が
挿入され、このコイルバネ40は位置決めピン38とピ
ン支持部材37の下面との間に介在されている。このコ
イルバネ40のバネ力によって位置決めピン38は図1
0に示す小型カセット係合位置に位置されている。
【0019】又、ロッド39の下端鍔部39aの真下位
置は前記スライドプレート27のピン移動規制部27c
の移動軌跡に設定され、スライドプレート27が図6の
位置ではピン移動規制部27cが下端鍔部39aの真下
位置に位置して位置決めピン38の下方向に移動が阻止
される。このスライドプレート27が図2の位置ではピ
ン移動規制部27cが下端鍔部39aの真下位置よりシ
フトした位置に位置して位置決めピン38の下方向に移
動が許容される。更に、ロッド39の下端鍔部39aの
真下位置に対応するベースプレート2の箇所にはロッド
逃げ孔41が形成されている。
【0020】また、標準カセット用の位置決めピン(図
示せず)は、装着される標準カセットC1の位置決め孔
(図示せず)に対応するベースプレート20上に配置さ
れている。
【0021】リール台駆動手段42は、キャプスタンモ
ータ43と、この軸に固定された第1プーリ44と、こ
の第1プーリ44に一端側が掛けられた駆動ベルト45
と、この駆動ベルト45の他端側に掛けられた第2プー
リ46と、この第2プーリ46と同軸で固定されたギア
47と、このギア47に噛み合い、且つ、揺動プレート
48に固定された揺動ギア49と、この揺動ギア49に
選択的に噛み合う一対の供給側ギア50及び巻取側ギア
51と、この一対のギア50,51にそれぞれ噛み合う
供給側リール台31の歯部52及び巻取側リール台32
の歯部53とから構成されている。
【0022】一方、テープローデング機構は、標準カセ
ットC1及び小型カセットC2内に収納された状態であ
るテープアンローデング位置のテープTをカセット内か
ら引出し、テープTをドラム4やヘッド5に巻き付ける
テープローデング位置に移動し、又、この逆にテープロ
ーデング位置のテープTをカセット内の収納状態である
テープアンローデング位置に移動するものであり、ベー
スプレート2上に固定のテープガイド部材60とベース
プレート2上を移動するテープガイド部材61とを有す
る。固定のテープガイド部材60は、標準カセットC1
や小型カセットC2の装着エリア外の位置に位置されて
いる。移動のテープガイド部材61は、図5や図9にて
仮想線で示す待機位置と、図5や図9にて実線で示すロ
ーデング位置との間で移動自在に構成され、待機位置で
は、標準カセットC1の開口部62と小型カセットC2
の開口部62とがオーバラップする位置に位置される。
【0023】又、テープローデング機構は、キャプスタ
ンモータ43により回転されるキャプスタン6と、この
キャプスタン6に圧接されるピンチローラ7とを有し、
再生、記録モード等にはキャプスタン6とピンチローラ
7間にテープTが介在され、キャプスタン6の回転によ
ってテープTが走行される。
【0024】更に、テープローデング機構は、上記した
テープガイド部材60,61とは別に補助テープガイド
64,65を有し、この補助テープガイド64,65は
装着された標準カセットC1の開口部62内の位置で、
且つ、小型カセットC2の装着エリア外の位置に設けら
れている。そして、標準カセットC1のテープローデン
グ時には障害とならず、且つ、テープTには巻き付けさ
れずにテープ経路の変更に寄与せず、又、小型カセット
C2のテープローデング位置ではカセットのケースから
引き出されたテープTが最初に巻き付き、テープTがカ
セットのケース等に接触しないようにテープ経路を補正
する。
【0025】上記構成において、カセット非装着状態に
あっては一対のリール台31,32のピッチ間隔を調整
する手段は図6に示す状態にある。この状態において、
図3にて実線で示すように、標準カセットC1がカセッ
トホルダ10内に挿入されると、標準カセットC1がカ
セット種類検出部材13のカセット押圧部14を押圧す
る。この押圧によってカセット種類検出部材13が図4
の仮想線位置からねじりコイルバネ24のバネ力に抗し
て回転してカセット種類検出部材13のアーム係合部1
5が図5の実線位置である係合位置に変位する。
【0026】そして、標準カセットC1がカセットホル
ダ2内に完全に挿入されると、カセットホルダ10がカ
セット引き込み位置に移動し、この移動過程でカセット
種類検出部材13のアーム係合部15が回転アーム23
を押圧し、回転アーム23がねじりコイルバネ26のバ
ネ力に抗して反時計回転方向に回転する。
【0027】この回転アーム23の回転によりスライド
プレート27が矢印B方向にスライド移動してリール台
取付け部材33が時計回転方向に回転して巻取側リール
台32が図2の位置まで変位する。つまり、一対のリー
ル台31,32の間隔が標準カセットC1に対応する寸
法となる。又、上述のスライドプレート27の移動によ
ってリールロック解除ピン20も矢印B方向に移動して
図2の位置まで移動する。さらに、上述のスライドプレ
ート27の移動によってピン移動規制部材27cも矢印
B方向に移動して図2及び図10の位置まで移動する。
【0028】カセットホルダ10がカセット引き込み位
置まで移動すると、次に、カセットホルダ10がカセッ
ト引き込み位置から図3にて仮想線で示すカセット装着
位置に移動し、この移動過程で標準カセットC1のリー
ルに一対のリール台31,32が挿入され、一対のリー
ル台31,32によって標準カセットC1のリールが回
転可能状態とされる。又、上述の移動過程でリールロッ
ク解除ピン20が標準カセットC1のリール解除孔に挿
入されてリールロック(図示せず)が解除される。又、
上述の移動過程で標準カセットC1の蓋(図示せず)の
下端面が標準カセット用蓋開口部材(図示せず)で押圧
されて該蓋が開口される。更に、上述の移動過程で標準
カセットC1の下面が小型カセット用の位置決めピン3
8を押圧し、図10に示すように、この押圧力によって
位置決めピン38がコイルバネ40のバネ力に抗して下
方に変位することによって標準カセットC1の移動が許
容される。そして、標準カセットC1の位置決め孔に標
準カセット用の位置決めピンが挿入され、これによって
標準カセットC1が装着位置に位置決めされる。
【0029】標準カセットC1が装着位置に位置される
と、待機位置に位置するテープガイド部材61がテープ
ローデング位置側に移動し、この移動に伴なってテープ
Tが引き出される。そして、テープガイド部材61がテ
ープローデング位置まで移動されると、テープTがドラ
ムやヘッド5に巻き付く等の所定のテープ経路上に配置
される。ここで、補助テープガイド64,65は標準カ
セットC1の開口部62内に位置し、図5に示すよう
に、テープローデング動作の障害とならず、且つ、テー
プTには巻き付けされない。従って、従来と同様のテー
プ経路が得られる。
【0030】カセットイジェクトモードが選択される
と、前記とは逆にカセットホルダ10がカセット装着位
置からカセット引き込み位置を経てカセット挿入位置に
移動される。そして、このカセット引き込み位置からカ
セット挿入位置への移動過程で、カセット種類検出部材
13のアーム係合部15が回転アーム23を押圧し、回
転アーム23がねじりコイルバネ26のバネ力に抗して
時計回転方向に回転する。
【0031】この回転アーム23の回転によりスライド
プレート27が矢印A方向にスライド移動してリール台
取付け部材33が反時計回転方向に回転して巻取側リー
ル台32が図4の位置まで変位する。つまり、一対のリ
ール台31,32の間隔が小型カセットC2に対応する
寸法となる。又、上述のスライドプレート27の移動に
よってリールロック解除ピン20も矢印A方向に移動し
て図6の位置まで移動する。さらに、上述のスライドプ
レート27の移動によってピン移動規制部材27cも矢
印A方向に移動して図6の位置まで移動する。
【0032】次に、図7にて実線で示すように、小型カ
セットC2がカセットホルダ10内に挿入されると、小
型カセットC2がカセット種類検出部材13のカセット
押圧部14を押圧しない。従って、カセット種類検出部
材13が図8の位置(第1位置)を保持し、カセット種
類検出部材13のアーム係合部15が非係合位置を保持
する。
【0033】そして、小型カセットC2がカセットホル
ダ10内に完全に挿入されると、カセットホルダ10が
カセット引き込み位置に移動し、この移動過程では回転
アーム22の回転がなされない。カセットホルダ10が
カセット引き込み位置まで移動し、さらに、カセット引
き込み位置から図7に示すカセット装着位置に移動す
る。
【0034】この移動過程で小型カセットC2のリール
に一対のリール台31,32が挿入され、一対のリール
台31、32によって小型カセットC2のリールが回転
可能状態とされる。又、上述の移動過程でリールロック
(図示せず)が解除される。又、上述の移動過程で小型
カセットC2の蓋(図示せず)の下端面が小型カセット
用蓋開口部材(図示せず)で押圧されて該蓋が開口され
る。更に、上述の移動過程で小型カセットC2の位置決
め孔に小型カセット用の位置決めピン38が挿入され、
これによって小型カセットC2が装着位置に位置決めさ
れる。つまり、スライドプレート27のピン移動規制部
27cがロッド39の下端鍔部39aの真下位置に位置
しているので、位置決めピン38の下方への移動が規制
されるため、小型カセットC2の位置決め孔に小型カセ
ット用の位置決めピン38が挿入される。
【0035】小型カセットC2が装着位置に位置される
と、待機位置に位置するテープガイド部材61がテープ
ローデング位置側に移動し、この移動に伴なってテープ
Tが引き出される。そして、テープガイド部材61がテ
ープローデング位置まで移動されると、テープTがドラ
ムやヘッド5に巻き付く等の所定のテープ経路上に配置
される。ここで、補助テープガイド64、65は小型カ
セットC2の装着エリア外に位置され、テープローデン
グ位置ではテープTが巻き付けられる。そして、図9に
示すように、補助テープガイド64,65によってテー
プTがカセットのケース等に接触しないようにテープ経
路が補正されるため、テープTがカセットのケース等に
接触することに起因する不都合が生じない。
【0036】カセットイジェクトモードが選択される
と、前記とは逆にカセットホルダ10がカセット装着位
置からカセット引き込み位置を経てカセット挿入位置に
移動される。そして、このカセット引き込み位置からカ
セット挿入位置への移動過程で、カセット種類検出部材
13のアーム係合部15が回転アーム23に係合されな
いため、回転アーム23等は図6の位置を保持する。
【0037】以上、本発明においては、標準カセットC
1と小型カセットC2とでテープTの引出し位置が異な
る場合にあって、補助テープガイド64,65をカセッ
ト側ではなく装置側に設けることによって共に適正なテ
ープ経路を得ることができるため、システム全体として
テープ経路の補正を安価にできる。
【0038】尚、前記実施形態によれば、本発明を磁気
記録再生装置に適用した場合を示したが、磁気式以外の
各種カセット式記録再生装置に適用できる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、標準カセットと小型カセットとを選択的に装着
し、テープローデングを行う記録再生装置において、標
準カセットの開口部内の位置で、且つ、小型カセットの
装着エリア外の位置に補助テープガイドを設け、テープ
ローデング位置では小型カセットから引き出されるテー
プが補助テープガイドに巻き付きテープ経路を補正する
ように構成したので、補助テープガイドをカセット側で
はなく装置側に設ければ良いため、標準カセットと小型
カセットとでテープの引出し位置が異なる場合にあっ
て、テープ経路の補正を安価にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示し、磁気記録再生装置の
テープローデング状態の概略要部平面図である。
【図2】本発明の実施形態を示し、(a)は磁気記録再
生装置の標準カセット装着状態で、且つ、テープアンロ
ーデング状態の概略要部平面図、(b)は磁気記録再生
装置の標準カセット装着状態の概略要部正面図である。
【図3】本発明の実施形態を示し、磁気記録再生装置の
標準カセット挿入状態の概略要部側面図である。
【図4】本発明の実施形態を示し、磁気記録再生装置の
標準カセット挿入状態の部分正面図である。
【図5】本発明の実施形態を示し、磁気記録再生装置の
標準カセット装着状態で、且つ、テープローデング状態
の概略要部平面図である。
【図6】本発明の実施形態を示し、(a)は磁気記録再
生装置の小型カセット装着状態で、且つ、テープアンロ
ーデング状態の概略要部平面図、(b)は磁気記録再生
装置の小型カセット装着状態の概略要部正面図である。
【図7】本発明の実施形態を示し、磁気記録再生装置の
小型カセット挿入状態の概略要部側面図である。
【図8】本発明の実施形態を示し、磁気記録再生装置の
小型カセット挿入状態の部分正面図である。
【図9】本発明の実施形態を示し、磁気記録再生装置の
小型カセット装着状態で、且つ、テープローデング状態
の概略要部平面図である。
【図10】本発明の実施形態を示し、小型カセット用の
位置決めピン付近の断面図である。
【符号の説明】
10 カセットホルダ 61 テープガイド部材 62,63 開口部 64,65 補助テープガイド C1 標準カセット C2 小型カセット T テープ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大きさの異なる標準カセットと小型カセ
    ットとを選択的に挿入可能なカセットホルダを設け、こ
    のカセットホルダをカセット挿入位置からカセット装着
    位置に移動して前記標準カセットと前記小型カセットと
    を選択的にカセット装着位置に位置させると共に、この
    装着位置に位置する前記標準カセット又は前記小型カセ
    ットの開口部内を待機位置とするテープガイド部材を設
    け、このテープガイド部材をローデング位置に移動する
    ことによってテープローデングを行う記録再生装置にお
    いて、 前記標準カセットの開口部内の位置で、且つ、前記小型
    カセットの装着エリア外の位置に補助テープガイドを設
    け、前記テープローデング状態では前記小型カセットか
    ら引き出されるテープが前記補助テープガイドに巻き付
    きテープ経路を補正するように構成したことを特徴とす
    る記録再生装置。
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