JPH07161098A - 磁気記録再生装置 - Google Patents
磁気記録再生装置Info
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- JPH07161098A JPH07161098A JP30391793A JP30391793A JPH07161098A JP H07161098 A JPH07161098 A JP H07161098A JP 30391793 A JP30391793 A JP 30391793A JP 30391793 A JP30391793 A JP 30391793A JP H07161098 A JPH07161098 A JP H07161098A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 テープカセットを迅速且つ的確に装着すると
共に、構造の簡素化を実現し得るようにした磁気記録再
生装置を提供する。 【構成】 大きさが異なる複数種類のテープカセットに
対応して移動可能に構成されたリール台8S ,8 T を
備え、装着されたテープカセット100から磁気テープ
101を引き出して、これを回転ドラム2に巻き付けて
記録再生を行い得るように構成されいる。装着されるべ
きテープカセットに対応する複数の位置の中間位置に
て、リール台8S ,8 T を待機させ、テープカセット
100がメカニズムシャーシ1に装着された後に、その
テープカセット100の大きさの判断を行って、リール
台8S ,8 T をテープカセット100に対応する位置
へ移動させるようにしたものである。テープカセット1
00をメカニズムシャーシ1に装着するために要する時
間を格段に短縮することができる。
共に、構造の簡素化を実現し得るようにした磁気記録再
生装置を提供する。 【構成】 大きさが異なる複数種類のテープカセットに
対応して移動可能に構成されたリール台8S ,8 T を
備え、装着されたテープカセット100から磁気テープ
101を引き出して、これを回転ドラム2に巻き付けて
記録再生を行い得るように構成されいる。装着されるべ
きテープカセットに対応する複数の位置の中間位置に
て、リール台8S ,8 T を待機させ、テープカセット
100がメカニズムシャーシ1に装着された後に、その
テープカセット100の大きさの判断を行って、リール
台8S ,8 T をテープカセット100に対応する位置
へ移動させるようにしたものである。テープカセット1
00をメカニズムシャーシ1に装着するために要する時
間を格段に短縮することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大きさが異なる複数種
類、少なくとも2種類のテープカセットを使用可能なビ
デオテープレコーダ(VTR)等の磁気記録再生装置に
関する。
類、少なくとも2種類のテープカセットを使用可能なビ
デオテープレコーダ(VTR)等の磁気記録再生装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】大きさが異なる複数種類のテープカセッ
トに対応し得るように構成された従来の磁気記録再生装
置では、装着されたテープカセットに対応し得るように
移動可能に構成されたリール台を備えている。かかる磁
気記録再生装置において、先ずいずれかのテープカセッ
トをカセットホルダへ挿入した際、所謂カセコン(カセ
ットコンパートメント)等によってそのテープカセット
の大きさの判断が行なわれる。そして、その判断に基づ
いてリール台を所定位置に移動させ、この後にテープカ
セットをメカニズムシャーシに装着するようになってい
た。
トに対応し得るように構成された従来の磁気記録再生装
置では、装着されたテープカセットに対応し得るように
移動可能に構成されたリール台を備えている。かかる磁
気記録再生装置において、先ずいずれかのテープカセッ
トをカセットホルダへ挿入した際、所謂カセコン(カセ
ットコンパートメント)等によってそのテープカセット
の大きさの判断が行なわれる。そして、その判断に基づ
いてリール台を所定位置に移動させ、この後にテープカ
セットをメカニズムシャーシに装着するようになってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来装
置では、テープカセットがメカニズムシャーシに装着さ
れる前に、テープカセットの大きさを判断する必要があ
り、例えばポップアップ式のカセコン等の場合では、特
にテープカセットをカセットホルダへ挿入して直ちに、
そのテープカセットをダウン(装着)すると、テープカ
セットの大きさを判断するために長時間を要するという
問題があった。また、テープカセットの大きさが判断さ
れた場合でも、装着されたテープカセットに対応する所
定位置にリール台を移動させるまでは、そのテープカセ
ットをダウンさせることができないという問題があっ
た。
置では、テープカセットがメカニズムシャーシに装着さ
れる前に、テープカセットの大きさを判断する必要があ
り、例えばポップアップ式のカセコン等の場合では、特
にテープカセットをカセットホルダへ挿入して直ちに、
そのテープカセットをダウン(装着)すると、テープカ
セットの大きさを判断するために長時間を要するという
問題があった。また、テープカセットの大きさが判断さ
れた場合でも、装着されたテープカセットに対応する所
定位置にリール台を移動させるまでは、そのテープカセ
ットをダウンさせることができないという問題があっ
た。
【0004】本発明はかかる問題点に鑑み、テープカセ
ットを迅速且つ的確に装着し、しかも構造の簡素化を有
効に実現し得るようにした磁気記録再生装置を提供する
ことを目的とする。
ットを迅速且つ的確に装着し、しかも構造の簡素化を有
効に実現し得るようにした磁気記録再生装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気記録再生装
置は、大きさが異なる複数種類のテープカセットに対応
して移動可能に構成されたリール台を備え、装着された
テープカセットから磁気テープを引き出して、これを回
転ドラムに巻き付けて記録再生を行い得るように構成さ
れているが、特に、装着されるべき前記テープカセット
に対応する複数の位置の中間位置にて、前記リール台を
待機させ、前記テープカセットがメカニズムシャーシに
装着された後に、そのテープカセットの大きさの判断を
行って、前記リール台をそのテープカセットに対応する
位置へ移動させるようにしたものである。
置は、大きさが異なる複数種類のテープカセットに対応
して移動可能に構成されたリール台を備え、装着された
テープカセットから磁気テープを引き出して、これを回
転ドラムに巻き付けて記録再生を行い得るように構成さ
れているが、特に、装着されるべき前記テープカセット
に対応する複数の位置の中間位置にて、前記リール台を
待機させ、前記テープカセットがメカニズムシャーシに
装着された後に、そのテープカセットの大きさの判断を
行って、前記リール台をそのテープカセットに対応する
位置へ移動させるようにしたものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、テープカセットの装着によっ
てリール台のリールが一旦押し下げられることを有効に
利用して、リール台を上記のように中間位置にて待機さ
せ、テープカセットが装着された後に、この装着された
テープカセットの大きさが判断され、この後即座にリー
ル台を所定位置へ移動させることができる。これにより
テープカセットをメカニズムシャーシに装着するために
要する時間を格段に短縮することができる。
てリール台のリールが一旦押し下げられることを有効に
利用して、リール台を上記のように中間位置にて待機さ
せ、テープカセットが装着された後に、この装着された
テープカセットの大きさが判断され、この後即座にリー
ル台を所定位置へ移動させることができる。これにより
テープカセットをメカニズムシャーシに装着するために
要する時間を格段に短縮することができる。
【0007】
【実施例】以下、図1乃至図8に基づき、本発明による
磁気記録再生装置の好適な実施例を説明する。
磁気記録再生装置の好適な実施例を説明する。
【0008】図1は、本発明の特徴を最も良く表してい
る。なお、本実施例では、装置に装填されるべきテープ
カセットは、大小2種類あるものとする。図において、
1は本発明装置のメカニズムシャーシ、2はメカニズム
シャーシ1上の適所に配置されたヘッドを有する回転ド
ラム、3はそれぞれ回転ローラ、4はキャプスタン、5
はそれぞれ固定ポスト、6はピンチローラであり、これ
らによりテープパスが形成される。大テープカセット1
00から引き出された磁気記録媒体である磁気テープ1
01は、キャプスタン4及びピンチローラ6により所定
方向に送られる。
る。なお、本実施例では、装置に装填されるべきテープ
カセットは、大小2種類あるものとする。図において、
1は本発明装置のメカニズムシャーシ、2はメカニズム
シャーシ1上の適所に配置されたヘッドを有する回転ド
ラム、3はそれぞれ回転ローラ、4はキャプスタン、5
はそれぞれ固定ポスト、6はピンチローラであり、これ
らによりテープパスが形成される。大テープカセット1
00から引き出された磁気記録媒体である磁気テープ1
01は、キャプスタン4及びピンチローラ6により所定
方向に送られる。
【0009】また、7S は大テープカセット100のサ
プライ側(以下、サプライ側の部材に対して「S」を付
記するものとする)のリールハブ102S を回転させる
リール、8S はリール7S を支持するリール台、9S は
リール台8S をガイドする一対のガイドレールであり、
リール台8S は、ガイドレール9S に対してスライド可
能に係合している。更に、10S は一方のガイドレール
9S の至近位置に配置された一組のローラ、11S は各
ローラ10S 間に張架されたベルトであり、このベルト
11S はリール台8S とその適所にて結合している。
プライ側(以下、サプライ側の部材に対して「S」を付
記するものとする)のリールハブ102S を回転させる
リール、8S はリール7S を支持するリール台、9S は
リール台8S をガイドする一対のガイドレールであり、
リール台8S は、ガイドレール9S に対してスライド可
能に係合している。更に、10S は一方のガイドレール
9S の至近位置に配置された一組のローラ、11S は各
ローラ10S 間に張架されたベルトであり、このベルト
11S はリール台8S とその適所にて結合している。
【0010】上記リール7S 〜ベルト11S の構成に対
応して、テイクアップ側(以下、テイクアップ側の部材
に対して「T」を付記するものとする)において上記と
同様に構成されている。即ち、リール7T ,リール台8
T ,ガイドレール9T ,ローラ10T 及びベルト11T
が図示のように配置されている。
応して、テイクアップ側(以下、テイクアップ側の部材
に対して「T」を付記するものとする)において上記と
同様に構成されている。即ち、リール7T ,リール台8
T ,ガイドレール9T ,ローラ10T 及びベルト11T
が図示のように配置されている。
【0011】12はローラ10T と直結するギヤ、13
はウォームギヤ、14はモータである。ウォームギヤ1
3はモータ14と直結し、且つギヤ12と噛合してい
る。15は小テープカセット200(図5参照)を検出
するための小カセット検出スイッチ、16は大テープカ
セット100を検出するための大カセット検出スイッチ
である。装置のそれぞれ内側に配置されているローラ1
0S 及びローラ10T は、互いに係合(例えば噛合)し
ており、回転力が相互間で伝達され得るようになってい
る。
はウォームギヤ、14はモータである。ウォームギヤ1
3はモータ14と直結し、且つギヤ12と噛合してい
る。15は小テープカセット200(図5参照)を検出
するための小カセット検出スイッチ、16は大テープカ
セット100を検出するための大カセット検出スイッチ
である。装置のそれぞれ内側に配置されているローラ1
0S 及びローラ10T は、互いに係合(例えば噛合)し
ており、回転力が相互間で伝達され得るようになってい
る。
【0012】ここで、図3及び図4は、リール台8S 又
はリール台8T まわりの構成例を示している。なお、図
3及び図4は、図1及び図2に示される状態に対応して
いる。図において、17S はリールモータであり、リー
ル7S と直結して一体となっており、該リール7S を回
転させ得るようになっている。また18S はリール台8
S に立設されたガイドピンであり、リール7S 及びリー
ルモータ17S は、このガイドピン18S にガイドされ
て上下動し得るようになっている。19S はリール台8
S とリールモータ17S の間に介着されたバネであり、
リール7S 及びリールモータ17S を上方へ付勢する。
なお、図3及び図4においてサプライ側の図示例として
説明したが、テイクアップ側においても、このサプライ
側と同様な構造となっている。
はリール台8T まわりの構成例を示している。なお、図
3及び図4は、図1及び図2に示される状態に対応して
いる。図において、17S はリールモータであり、リー
ル7S と直結して一体となっており、該リール7S を回
転させ得るようになっている。また18S はリール台8
S に立設されたガイドピンであり、リール7S 及びリー
ルモータ17S は、このガイドピン18S にガイドされ
て上下動し得るようになっている。19S はリール台8
S とリールモータ17S の間に介着されたバネであり、
リール7S 及びリールモータ17S を上方へ付勢する。
なお、図3及び図4においてサプライ側の図示例として
説明したが、テイクアップ側においても、このサプライ
側と同様な構造となっている。
【0013】本実施例による磁気記録再生装置は、上記
のように構成されており、次にその作用を説明する。
のように構成されており、次にその作用を説明する。
【0014】先ず、リール7S 及びリール7T は、通常
では、大テープカセット100のリール穴(リールハブ
102S ,102T )に対応する位置と、小テープカセ
ット200のリール穴(リールハブ202S ,20
2T )に対応する位置とのほぼ中間点位置に停止してい
る。つまり、図示されていないカセコンにより大テープ
カセット100がメカニズムシャーシ1に装着された直
後は、図1に示すようにリール7S 及びリール7T は、
大テープカセット100のリール穴に対してずれた位置
にある。
では、大テープカセット100のリール穴(リールハブ
102S ,102T )に対応する位置と、小テープカセ
ット200のリール穴(リールハブ202S ,20
2T )に対応する位置とのほぼ中間点位置に停止してい
る。つまり、図示されていないカセコンにより大テープ
カセット100がメカニズムシャーシ1に装着された直
後は、図1に示すようにリール7S 及びリール7T は、
大テープカセット100のリール穴に対してずれた位置
にある。
【0015】次にこの状態において、大カセット検出ス
イッチ16によって、装着されたカセットが大テープカ
セット100であるか否かが判断される。この判断情報
に基づき、図示されていない制御回路がモータ14を起
動させ、これによりウォームギヤ13及びこれと噛合す
るギヤ12が所定方向に回転する。そしてギヤ12の回
転によりローラ10T が回転すると共に、ベルト11T
は2つのローラ10Tのまわりを周回する。この場合、
ローラ10T は、前述のようにローラ10S と係合して
おり、従って、サプライ側のベルト11S が同時に作動
する。
イッチ16によって、装着されたカセットが大テープカ
セット100であるか否かが判断される。この判断情報
に基づき、図示されていない制御回路がモータ14を起
動させ、これによりウォームギヤ13及びこれと噛合す
るギヤ12が所定方向に回転する。そしてギヤ12の回
転によりローラ10T が回転すると共に、ベルト11T
は2つのローラ10Tのまわりを周回する。この場合、
ローラ10T は、前述のようにローラ10S と係合して
おり、従って、サプライ側のベルト11S が同時に作動
する。
【0016】このように2つのベルト11S 及びベルト
11T が、同時に所定方向に作動することにより、リー
ル台8S 及びリール台8T は、それぞれ図1に示される
ように矢印A方向へ移動する。そして、リール台8S 及
びリール台8T が、大テープカセット100に対応する
位置まで移動すると(図2)、リール7S 及びリール7
T は、その位置でそれぞれ待機している大テープカセッ
ト100のリール穴と噛み合う。
11T が、同時に所定方向に作動することにより、リー
ル台8S 及びリール台8T は、それぞれ図1に示される
ように矢印A方向へ移動する。そして、リール台8S 及
びリール台8T が、大テープカセット100に対応する
位置まで移動すると(図2)、リール7S 及びリール7
T は、その位置でそれぞれ待機している大テープカセッ
ト100のリール穴と噛み合う。
【0017】ここで、図3及び図4を参照して、上記の
場合におけるリール台8S 及びリール台8T まわりの動
作を説明する。大テープカセット100がメカニズムシ
ャーシ1に装着された直後は、図3に示したように、相
互に一体化構成されているリール7S 及びリールモータ
17Sは、大テープカセット100によって押圧され、
バネ19S の弾力に抗してガイドピン18S に沿って、
押し下げられている。そして、上述したようにリール台
8S が、大テープカセット100に対応する位置まで移
動すると、バネ19S によって上方に付勢されているリ
ール7S 及びリールモータ17S が、ガイドピン18S
に沿って押し上げられる結果、図4に示すようにリール
7S が大テープカセット100のリール穴に押入され、
両者が噛み合う。
場合におけるリール台8S 及びリール台8T まわりの動
作を説明する。大テープカセット100がメカニズムシ
ャーシ1に装着された直後は、図3に示したように、相
互に一体化構成されているリール7S 及びリールモータ
17Sは、大テープカセット100によって押圧され、
バネ19S の弾力に抗してガイドピン18S に沿って、
押し下げられている。そして、上述したようにリール台
8S が、大テープカセット100に対応する位置まで移
動すると、バネ19S によって上方に付勢されているリ
ール7S 及びリールモータ17S が、ガイドピン18S
に沿って押し上げられる結果、図4に示すようにリール
7S が大テープカセット100のリール穴に押入され、
両者が噛み合う。
【0018】なお、テイクアップ側においても、これと
同様な動作が行われ、即ちリール台8T が、大テープカ
セット100に対応する位置まで移動することにより、
そのリール7T が大テープカセット100のリール穴と
噛み合う。
同様な動作が行われ、即ちリール台8T が、大テープカ
セット100に対応する位置まで移動することにより、
そのリール7T が大テープカセット100のリール穴と
噛み合う。
【0019】次に、図5乃至図8を参照して、小テープ
カセット200が装着された場合について説明する。な
お、図7及び図8は、リール台8S 又はリール台8T ま
わりの構成例を示しているが、図5及び図6に示される
状態に対応している。
カセット200が装着された場合について説明する。な
お、図7及び図8は、リール台8S 又はリール台8T ま
わりの構成例を示しているが、図5及び図6に示される
状態に対応している。
【0020】先ず、リール台8S 及びリール台8T は、
大テープカセット100に対応する位置と小テープカセ
ット200に対応する位置との中間点に位置している。
この状態で小テープカセット200が、図示されていな
いカセコンによりメカニズムシャーシ1に装着された直
後は、図5(及び図7)に示すように、リール7S 及び
リール7T は、小テープカセット200のそれぞれリー
ル穴と噛み合っていない。
大テープカセット100に対応する位置と小テープカセ
ット200に対応する位置との中間点に位置している。
この状態で小テープカセット200が、図示されていな
いカセコンによりメカニズムシャーシ1に装着された直
後は、図5(及び図7)に示すように、リール7S 及び
リール7T は、小テープカセット200のそれぞれリー
ル穴と噛み合っていない。
【0021】そして小カセット検出スイッチ15によっ
て、装着されたカセットが小テープカセット200であ
ると判断されると、この判断情報によりモータ14が起
動して、大テープカセット100が装着された場合と同
様な動作が行われ、リール台8S 及びリール台8T がそ
れぞれ移動する。この場合には、大テープカセット10
0が装着された場合とは逆に、リール台8S 及びリール
台8T は、図5に示されるようにそれぞれ矢印B方向へ
移動する。そして、リール台8S 及びリール台8T が、
小テープカセット200に対応する位置まで移動すると
(図6)、リール7S 及びリール7T は、その位置でそ
れぞれ待機している小テープカセット200のリール穴
と噛み合う(図8参照)。
て、装着されたカセットが小テープカセット200であ
ると判断されると、この判断情報によりモータ14が起
動して、大テープカセット100が装着された場合と同
様な動作が行われ、リール台8S 及びリール台8T がそ
れぞれ移動する。この場合には、大テープカセット10
0が装着された場合とは逆に、リール台8S 及びリール
台8T は、図5に示されるようにそれぞれ矢印B方向へ
移動する。そして、リール台8S 及びリール台8T が、
小テープカセット200に対応する位置まで移動すると
(図6)、リール7S 及びリール7T は、その位置でそ
れぞれ待機している小テープカセット200のリール穴
と噛み合う(図8参照)。
【0022】上記の場合、大テープカセット100又は
小テープカセット200がメカニズムシャーシ1から排
出されると、リール7S 及びリール7T は、もとの位
置、即ち大テープカセット100のリール穴に対応する
位置と、小テープカセット200のリール穴に対応する
位置との中間点位置に復帰する。
小テープカセット200がメカニズムシャーシ1から排
出されると、リール7S 及びリール7T は、もとの位
置、即ち大テープカセット100のリール穴に対応する
位置と、小テープカセット200のリール穴に対応する
位置との中間点位置に復帰する。
【0023】このように大テープカセット100又は小
テープカセット200を装着する場合、リール台8S 及
びリール台8T を、大テープカセット100に対応する
位置と小テープカセット200に対応する位置との中間
点で待機させておくことにより、大テープカセット10
0及び小テープカセット200のいずれかにより、リー
ル7S 及びリール7T が一旦押し下げられる。そして大
テープカセット100又は小テープカセット200の装
着後、それらの大きさが判断されることにより、リール
台8S 及びリール台8T が所定位置に移動する。
テープカセット200を装着する場合、リール台8S 及
びリール台8T を、大テープカセット100に対応する
位置と小テープカセット200に対応する位置との中間
点で待機させておくことにより、大テープカセット10
0及び小テープカセット200のいずれかにより、リー
ル7S 及びリール7T が一旦押し下げられる。そして大
テープカセット100又は小テープカセット200の装
着後、それらの大きさが判断されることにより、リール
台8S 及びリール台8T が所定位置に移動する。
【0024】なお、上記実施例において、リール台8S
及びリール台8T が移動する際の同期化を図るために、
内側に配置されているローラ10S 及びローラ10
T は、回転力を相互間で伝達し得るように係合する。こ
の構成例の場合の他に、例えば、2つのベルト11S 及
びベルト11T を1本化して、この1本のベルトを合計
4つのローラ10S 及びローラ10T 間にたすき掛けに
して巻回することにより、上記実施例の場合と同様にリ
ール台8S 及びリール台8T を同期させることが可能で
ある。また、特に2種類の大テープカセット100及び
小テープカセット200に対応させる例を説明したが、
この場合に限らず大きさが異なる3種類以上のテープカ
セットに対応させることも可能である。
及びリール台8T が移動する際の同期化を図るために、
内側に配置されているローラ10S 及びローラ10
T は、回転力を相互間で伝達し得るように係合する。こ
の構成例の場合の他に、例えば、2つのベルト11S 及
びベルト11T を1本化して、この1本のベルトを合計
4つのローラ10S 及びローラ10T 間にたすき掛けに
して巻回することにより、上記実施例の場合と同様にリ
ール台8S 及びリール台8T を同期させることが可能で
ある。また、特に2種類の大テープカセット100及び
小テープカセット200に対応させる例を説明したが、
この場合に限らず大きさが異なる3種類以上のテープカ
セットに対応させることも可能である。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、リ
ール台を中間位置で待機させ、テープカセットの装着に
よって押し下げられたリールが、そのテープカセットの
リール穴の位置まで移動して自動的に噛み合うようにし
たことにより、カセコン等によってテープカセットの大
きさを判断しないで済み、テープカセットをメカニズム
シャーシへ迅速に装着することができる。従って、従来
不可欠であったテープカセット判断のための構成部品を
省略すると共に、構造の簡素化を図り、その結果コスト
を格段に安くすることができる等の利点を有している。
ール台を中間位置で待機させ、テープカセットの装着に
よって押し下げられたリールが、そのテープカセットの
リール穴の位置まで移動して自動的に噛み合うようにし
たことにより、カセコン等によってテープカセットの大
きさを判断しないで済み、テープカセットをメカニズム
シャーシへ迅速に装着することができる。従って、従来
不可欠であったテープカセット判断のための構成部品を
省略すると共に、構造の簡素化を図り、その結果コスト
を格段に安くすることができる等の利点を有している。
【図1】本発明の磁気記録再生装置の一実施例における
大テープカセット装着時の状態を示す平面図である。
大テープカセット装着時の状態を示す平面図である。
【図2】本発明の磁気記録再生装置の一実施例における
大テープカセットに対応するリール台の移動時の状態を
示す平面図である。
大テープカセットに対応するリール台の移動時の状態を
示す平面図である。
【図3】本発明の磁気記録再生装置に係る図1の状態に
対応するリール台まわりの側面図である。
対応するリール台まわりの側面図である。
【図4】本発明の磁気記録再生装置に係る図2の状態に
対応するリール台まわりの側面図である。
対応するリール台まわりの側面図である。
【図5】本発明の磁気記録再生装置における小テープカ
セット装着時の状態を示す平面図である。
セット装着時の状態を示す平面図である。
【図6】本発明の磁気記録再生装置における小テープカ
セットに対応するリール台の移動時の状態を示す平面図
である。
セットに対応するリール台の移動時の状態を示す平面図
である。
【図7】本発明の磁気記録再生装置に係る図5の状態に
対応するリール台まわりの側面図である。
対応するリール台まわりの側面図である。
【図8】本発明の磁気記録再生装置に係る図6の状態に
対応するリール台まわりの側面図である。
対応するリール台まわりの側面図である。
1 メカニズムシャーシ 2 回転ドラム 3 回転ローラ 4 キャプスタン 5 固定ポスト 6 ピンチローラ 7S ,7T リール 8S ,8T リール台 9S ,9T ガイドレール 10S ,10T ローラ 11S ,11T ベルト 12 ギヤ 13 ウォームギヤ 14 モータ 15 小カセット検出スイッチ 16 大カセット検出スイッチ 17S リールモータ 18S ガイドピン 19S バネ 100 大テープカセット 200 小テープカセット
Claims (2)
- 【請求項1】 大きさが異なる複数種類のテープカセッ
トに対応して移動可能に構成されたリール台を備え、装
着されたテープカセットから磁気テープを引き出して、
これを回転ドラムに巻き付けて記録再生を行い得るよう
に構成された磁気記録再生装置において、 装着されるべき前記テープカセットに対応する複数の位
置の中間位置にて、前記リール台を待機させ、前記テー
プカセットがメカニズムシャーシに装着された後に、そ
のテープカセットの大きさの判断を行って、前記リール
台をそのテープカセットに対応する位置へ移動させるよ
うにしたことを特徴とする磁気記録再生装置。 - 【請求項2】 前記リール台を所望位置に移動させ得る
リール台位置制御手段と、前記メカニズムシャーシに装
着された前記テープカセットの大きさを判断するカセッ
ト検出手段と、を備え、 前記カセット検出手段の検出信号によって、前記リール
台位置制御手段を介して前記リール台を所定位置に移動
させることにより、このリール台のリールが、装着され
た前記テープカセットのリール穴と係合するようにした
ことを特徴とする請求項1に記載の磁気記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30391793A JPH07161098A (ja) | 1993-12-03 | 1993-12-03 | 磁気記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30391793A JPH07161098A (ja) | 1993-12-03 | 1993-12-03 | 磁気記録再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07161098A true JPH07161098A (ja) | 1995-06-23 |
Family
ID=17926833
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30391793A Pending JPH07161098A (ja) | 1993-12-03 | 1993-12-03 | 磁気記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07161098A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100412752B1 (ko) * | 1995-08-22 | 2004-04-13 | 산요덴키가부시키가이샤 | 이동가능한릴대를구비한자기기록재생장치 |
-
1993
- 1993-12-03 JP JP30391793A patent/JPH07161098A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100412752B1 (ko) * | 1995-08-22 | 2004-04-13 | 산요덴키가부시키가이샤 | 이동가능한릴대를구비한자기기록재생장치 |
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