JP2000329936A - 偏光フィルム - Google Patents

偏光フィルム

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JP2000329936A JP7761999A JP7761999A JP2000329936A JP 2000329936 A JP2000329936 A JP 2000329936A JP 7761999 A JP7761999 A JP 7761999A JP 7761999 A JP7761999 A JP 7761999A JP 2000329936 A JP2000329936 A JP 2000329936A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CRTと同様のカラー表示が可能な液晶プロ
ジェクターを提供し得る偏光フィルムを提供する。 【解決手段】 吸収軸方向に対して平行する振動面を有
する直線偏光光を照射したときの波長400nm〜50
0nmの範囲における透過率が0.3%以下であり、吸
収軸方向に対して直交する振動面を有する直線偏光光を
照射したときの波長430nm〜500nmの範囲にお
ける透過率が77%以上であることを特徴とする偏光フ
ィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は偏光フィルムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、ビデオプロジェクター、デー
タプロジェクターなどと言われる、液晶パネルが組込ま
れた液晶プロジェクターでは、光の三原色、すなわち赤
(R)、緑(G)、青(B)の各原色の光線を赤用の液
晶パネル、緑用の液晶パネル、青用の液晶パネルにそれ
ぞれ照射して各原色の画像を得、これをダイクロイック
ミラーなどによって合成して投影している。ここで各原
色の光線は、例えばメタルハライドランプ、高圧水銀ラ
ンプなどからの白色光線をダイクロイミックミラーなど
により分光して得られている。液晶パネルに用いられる
偏光板としては、偏光フィルムとして可視光のほぼ全域
に亘って均一な透過光特性を有する、いわゆるニュート
ラルグレイの偏光フィルムの片面または両面に保護板が
貼合された偏光板が用いられている。また、偏光フィル
ムとしては光源に対する耐熱性や耐光性の点で、二色性
染料が吸着配向された偏光フィルムが多用されている。
【0003】しかし、従来からの液晶プロジェクターで
は、例えば陰極線管(CRT)における画面のカラー表
示と比較してやや黄色味を帯びて見えることがしばしば
あるという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者は、
CRTと同様の自然なカラー表示が可能な液晶プロジェ
クターとなし得る偏光フィルムを開発するべく鋭意検討
した結果、特定の透過光特性を有する偏光フィルムを液
晶プロジェクターの青色に対応する液晶パネルに用いる
ことにより、CRTと同様のカラー表示が可能であるこ
とを見出し、本発明に至った。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、吸
収軸方向に対して平行する振動面を有する直線偏光光を
照射したときの波長400nm〜500nmの範囲にお
ける透過率が0.3%以下であり、吸収軸方向に対して
直交する振動面を有する直線偏光光を照射したときの波
長430nm〜500nmの範囲における透過率が77
%以上であることを特徴とする偏光フィルムを提供する
ものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の偏光フィルムは、偏光フ
ィルムの吸収軸方向に対して平行する振動面を有する直
線偏光光を照射したときの、該直線偏光光に対する波長
400nm〜500nmの範囲における透過率が0.3
%以下である。かかる透過率が0.3%を超えると表示
画面の十分なコントラストが得られない傾向にあり、好
ましくは0.1%以下である。
【0007】また、吸収軸方向に対して直交する振動面
を有する直線偏光光を照射したときの、該直線偏光光に
対する波長430nm〜500nmの範囲における透過
率が77%以上である。かかる透過率が77%未満であ
ると、表示画面が黄色味を帯びる傾向にあり、好ましく
は80%以上である。なお、吸収軸方向と直交する方向
は透過軸方向であるので、吸収軸方向に対して直交する
振動面を有する直線偏光光は、透過軸方向に対して平行
する振動面を有する直線偏光光である。
【0008】かかる偏光フィルムは、例えばポリビニル
アルコール系樹脂フィルムに二色性色素が吸着配向され
たものとして得ることができる。ポリビニルアルコール
系樹脂フィルムとしては、例えばポリ酢酸ビニルのフィ
ルム、酢酸ビニルおよびこれと共重合可能な他の単量
体、例えば不飽和カルボン酸、オレフィン類、ビニルエ
ーテル類、不飽和スルホン酸類などとの共重合体などの
フィルムや、これらを変性させたポリビニルホルマール
のフィルム、ポリビニルアセタールのフィルムなどを挙
げることができる。かかるポリビニルアルコール系樹脂
フィルムは通常、ケン化処理されて用いられ、ケン化処
理して用いる場合のケン化度は通常、80〜100モル
%、好ましくは98モル%以上である。ポリビニルアル
コール系樹脂フィルムにおけるポリビニルアルコール系
樹脂の重合度は通常1000以上であり、10000程
度以下、好ましくは1500〜5000程度、さらに好
ましくは2000〜5000程度である。ポリビニルア
ルコール系樹脂フィルムの厚みは例えば50〜150μ
m程度である。
【0009】二色性染料としては、例えば遊離酸の形で
一般式(I) (式中、Meは銅、ニッケル、亜鉛または鉄を示す。A
1は置換されていてもよいフェニル基またはナフチル基
を示す。B1は金属と錯結合している水酸基の隣接位置
においてアゾ基と結合しており、置換されていてもよい
1−ナフト−ル基または2−ナフト−ル基を示す。R1
およびR2は、それぞれ独立に、水素原子、炭素数1〜
4のアルキル基、低級アルコキシ基、カルボン酸基、ス
ルホン酸基、スルホンアミド基、スルホンアルキルアミ
ド基、アミノ基、アシルアミノ基、ハロゲン原子、ニト
ロ基を示す。)で示される二色性染料〔以下、二色性染
料(A)とする。〕、
【0010】遊離酸の形で一般式(II) (式中、A3およびB3はそれぞれ独立に置換されていて
もよいフェニルまたはナフチル基を示し、R3およびR4
はそれぞれ独立に水素原子、炭素数1〜4のアルキル
基、低級アルコキシ基、カルボン酸基、スルホン酸基、
スルホンアミド基、スルホンアルキルアミド基、アミノ
基、アシルアミノ基、ハロゲン原子、ニトロ基を示し、
mは0または1を示す。)で示される二色性染料〔以
下、二色性染料(B)とする。〕、
【0011】遊離酸の形で一般式(III) Q1−N=N−Q2−X−Q3−N=N−Q4 (III) (式中、Q1およびQ4はそれぞれ独立に、無置換のもし
くは置換されたフェニルまたは無置換のもしくは置換さ
れたナフチルを示し、Q2およびQ3はそれぞれ独立に、
無置換のまたは置換されたフェニレンを示し、Xは−N
=N−または−N(→O)=N−を示す。ただし、Xが
−N=N−で、かつQ2およびQ3が両方とも無置換のフ
ェニレンである場合、Q1およびQ4が同時にアルキル置
換アミノを有し、追加の基で置換されていないか、また
はさらにメチルで置換されたフェニルであることはな
い。)で示される二色性染料〔以下、二色性染料(C)
とする。〕、
【0012】一般式(IV) (式中、Meは銅、ニッケル、亜鉛および鉄から選ばれ
る遷移金属を示し、Q5およびQ6はそれぞれ独立に、無
置換のもしくは置換された1−ナフトール残基または無
置換のもしくは置換された2−ナフトール残基を示し、
該ナフトール残基のヒドロキシはアゾ基の隣接位にあっ
て、Meで表される遷移金属と錯結合しており、Yは−
N=N−または−N(→O)=N−を示し、R5および
6はそれぞれ独立に水素、低級アルキル、低級アルコ
キシまたはスルホを示す。)で示される二色性染料〔以
下、二色性染料(D)とする。〕および
【0013】シ−・アイ・ダイレクト・イエロ−12、
シ−・アイ・ダイレクト・ブル−202、シ−・アイ・
ダイレクト・レッド31、シ−・アイ・ダイレクト・バ
イオレット9、シ−・アイ・ダイレクト・イエロ−4
4、シ−・アイ・ダイレクト・イエロ−28、シ−・ア
イ・ダイレクト・オレンジ107、シ−・アイ・ダイレ
クト・レッド79、シ−・アイ・ダイレクト・ブル−7
1、シ−・アイ・ダイレクト・ブル−78、シ−・アイ
・ダイレクト・レッド2、シ−・アイ・ダイレクト・レ
ッド81、シ−・アイ・ダイレクト・バイオレット5
1、シ−・アイ・ダイレクト・オレンジ26、シ−・ア
イ・ダイレクト・オレンジ39、シ−・アイ・ダイレク
ト・レッド247、シ−・アイ・ダイレクト・ブル−1
68、シ−・アイ・ダイレクト・グリ−ン85、シ−・
アイ・ダイレクト・ブラウン223、シ−・アイ・ダイ
レクト・ブラウン106、シ−・アイ・ダイレクト・イ
エロ−142およびシ−・アイ・ダイレクト・ブル−1
からなる群で示される二色性染料〔以下、二色性染料
(E)とする。〕などから選ばれる。
【0014】なお、上記した二色性染料染料(E)の中
でも、シ−・アイ・ダイレクト・イエロ−12、シ−・
アイ・ダイレクト・レッド31、シ−・アイ・ダイレク
ト・イエロ−44、シ−・アイ・ダイレクト・イエロ−
28、シ−・アイ・ダイレクト・オレンジ107、シ−
・アイ・ダイレクト・レッド79、シ−・アイ・ダイレ
クト・レッド2、シ−・アイ・ダイレクト・レッド8
1、シ−・アイ・ダイレクト・オレンジ26、シ−・ア
イ・ダイレクト・オレンジ39、シ−・アイ・ダイレク
ト・レッド247およびシ−・アイ・ダイレクト・イエ
ロ−142などが好ましく使用される。
【0015】二色性染料(A)において一般式(I)に
おけるMeとしては、銅原子が好ましい。二色性染料
(D)において一般式(IV)におけるMeとしては、
銅原子が好ましい。
【0016】二色性染料(A)としては、例えば下記
(I−1)〜(I−24)で示される化合物が挙げられ
る。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】二色性染料(B)としては、例えば下記
(II−1)〜(II−11)で示される化合物が挙げ
られる。
【0021】
【0022】
【0023】二色性染料(C)としては、例えば下記
(III−1)〜(III−22)で示される化合物が
挙げられる。
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】かかる二色性染料(A)、二色性染料
(B)、二色性染料(C)は何れも通常はアルカリ金属
塩、中でもナトリウム塩の形で用いられるが、リチウム
塩、カリウム塩などの形でも散られて遊離酸の形で用い
られてもよい。また、アンモニウム塩、エタノールアミ
ン塩、アルキルアミン塩などのアミン塩の形で用いても
よい。
【0028】このような二色性染料は、何れも公知の方
法により製造することができる。例えば二色性染料
(A)は、例えば西ドイツ公開特許第3236238
号、特公昭64−5623号公報などに記載される公知
の方法に準じて製造し得、二色性染料(B)は、例えば
特開平 2−75672号公報などに記載される公知の
方法に準じて製造することができ二色性染料(C)およ
び二色性染料(D)は、例えばInd.Eng.Chem.,27,1045
(1935)、J.Am.Chem.Soc.,73,1323(1951)に記載の方法に
準じて製造することができる。かかる二色性染料は、そ
れぞれ1種が用いられてもよいし、2種以上が組み合わ
されて用いられてもよい。
【0029】二色性染料をポリビニルアルコール系樹脂
フィルムに吸着配向するには、例えばポリビニルアルコ
ール系樹脂フィルムを延伸し、二色性染料の水溶液に浸
漬すればよい。
【0030】浸漬処理において使用する水溶液における
二色性染料の濃度は通常水100重量部に対して0.0
001〜1重量部程度であり、水溶液の温度は通常30
℃〜85℃程度、好ましくは60℃〜75℃程度であ
る。なお、水溶液には染色助剤が添加されていてもよ
い。例えば染色助剤としてぼう硝を用いる場合、その使
用量は水100重量部に対して0.5〜10重量部程度
である。ポリビニルアルコール系樹脂フィルムは、かか
る染色処理の前に水への浸漬処理が施されてもよい。
【0031】ポリビニルアルコール系樹脂フィルムの延
伸は、二色性染料の水溶液への浸漬処理の前であっても
よいし、浸漬処理しながらであってもよく、浸漬処理後
であってもよい。延伸は通常一軸延伸である。
【0032】一軸延伸する方法は特に限定されず、湿式
延伸、乾式延伸の何れであってもよい。延伸倍率は通常
4倍以上、好ましくは8倍以下である。ポリビニルアル
コール系樹脂フィルムを乾式で一軸延伸するには通常と
同様に、例えばフィルムに後方張力を付与しつつ駆動す
る加熱ロールに接触させて縦一軸に配向させる方法、一
対の加熱ロール間を通過させて圧縮延伸する方法などが
挙げられる。加熱ロールの温度は、ポリビニルアルコー
ル系樹脂のガラス転移温度以上であって160℃以下、
好ましくは80〜130℃程度である。
【0033】このようにして二色性染料はポリビニルア
ルコール系樹脂フィルムに染色配向されるが、二色性染
料が染色は移行されたポリビニルアルコール系樹脂フィ
ルムは通常、ほう酸処理が施される。
【0034】ほう酸処理は、ほう酸含有水溶液に浸漬す
ることにより行われ、ほう酸含有水溶液におけるほう酸
の濃度は特に限定されないが、通常は水100重量部に
対して2〜15重量部程度、好ましくは5〜12重量部
程度である。ほう酸含有水溶液の温度は通常70〜85
℃、好ましくは70〜80℃程度である。処理時間は特
に限定されないが、通常は100〜1200秒、好まし
くは150〜600秒程度である。
【0035】ほう酸処理後、通常と同様に水洗、乾燥す
ることにより、本発明の偏光フィルムが選られる。
【0036】かかる偏光フィルムは、通常、その片面ま
たは両面に保護板が貼合されて偏光板として用いられ
る。かかる保護板としては通常の偏光板に用いられると
同様のもの、例えばセルロースアセテート系フィルム、
アクリル系フィルム、ポリエステル系フィルム、ポリオ
レフィン系フィルム、ポリカーボネート系フィルム、ポ
リアリレート系フィルム、ポリエーテルサルフォン系フ
ィルム等を用いることができる。セルロースアセテート
系フィルムとしては例えば、トリアセチルセルロースフ
ィルム、ジアセチルセルロースフィルム等が挙げられ
る。保護板の厚みは特に限定されるものではないが通常
は50〜200μm程度である。これらの保護板は、紫
外線吸収剤などを含有していてもよく、このような保護
板は市販品を用いることもでき、例えばトリアセチルセ
ルロースフィルムとして「コニカKC80UVSF」
(コニカ(株)製)や「コニカKC80UVN」(コニ
カ(株)製)などが挙げられる。
【0037】本発明の偏光フィルムは、通常、このよう
な偏光板として使用されるが、かかる偏光板は、例えば
液晶プロジェクターを構成する各三原色に対応する液晶
パネルのうち、青色に対応する液晶パネルに用いられ
る。偏光板を液晶パネルに用いる場合、液晶セルの片面
に本発明の偏光フィルムを用いた偏光板を配置し、その
反対側の面にはニュートラルグレーの偏光板を用いても
よいが、通常は液晶セルの両面に本発明の偏光フィルム
を用いた偏光板が配置される。液晶セルの両面または片
面に偏光板を配置するには、透明な接着剤を用いて偏光
板を液晶セルに貼合してもよく、この場合、他の光学素
子を介して貼合してもよい。透明な接着剤としては、例
えばアクリル系感圧型接着剤、ウレタン系感圧型接着剤
などの感圧型接着剤(粘着剤)などが用いられる。ま
た、偏光フィルムから発生する熱の影響を避けるため
に、液晶セルとは空間を空けて配置してもよく、例えば
ガラス板などのような透明基板に本発明の偏光フィルム
を用いた偏光板を積層し、これを液晶セルとは間隔を空
けて配置して用いられる。
【0038】
【発明の効果】本発明の偏光フィルムは、液晶プロジェ
クター用として最適であり、これを青色に対応する液晶
パネルの偏光板における偏光フィルムとして用いた場合
には、赤色に対応する液晶パネルの偏光板における偏光
フィルムおよび緑色に対応する液晶パネルの偏光板にお
ける偏光フィルムとしてニュートラルグレイの偏光フィ
ルムを用いたままであっても、CRTと比較して遜色の
ないカラー表示が可能となる。
【0039】
【実施例】以下、実施例により本発明をより詳細に説明
するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。なお、偏光フィルムの吸収軸方向に対して平行な振
動面を有する直線偏光光を照射したときの波長400n
m〜500nmの範囲における透過率および偏光フィル
ムの吸収軸方向に対して直交する直線偏光光を照射した
ときの波長430nm〜500nmの範囲における透過
率は、それぞれ島津製作所製分光光度計UV2200を
用いて測定した。
【0040】実施例1 重合度2400のポリビニルアルコールからなるフィル
ム(厚み75μm)をフィルムに後方張力を付与しつつ
駆動する加熱ロールに接触させて縦一軸に配向させる方
法で一軸延伸し(延伸温度:約120℃、延伸倍率:約
5倍)、緊張状態に保ったまま54℃の水に60秒間浸
漬した後、水(100重量部)、シー・アイ・ダイレク
ト・オレンジ・39(0.022重量部)、シー・アイ
・ダイレクト・レッド・81(0.018重量)および
ぼう硝(2重量部)からなる69℃の水溶液に120秒
間浸漬した。次に、水100重量部およびほう酸7.5
重量部からなる74℃の水溶液に300秒間浸漬した。
その後、水洗、乾燥して偏光フィルムを得た。
【0041】得られた偏光フィルムに吸収軸方向に対し
て平行な振動面を有する直線偏光を照射したときの波長
400〜500nmの透過率の最大値は0.16%であ
った。また、吸収軸方向に対して直交する振動面を有す
る直線偏光光を照射したときの波長430〜500nm
の範囲における透過率の最小値は77.5%であった。
図1および図2にこの偏光フィルムの透過スペクトルを
示す。
【0042】実施例2 実施例1と同様に操作して偏光フィルムを得た。この偏
光フィルムの両面にトリアセチルセロースフィルム(コ
ニカKC80UVN、コニカ(株)製)を貼り合わせて
偏光板とした。
【0043】得られた偏光板に吸収軸方向に対して平行
な振動面を有する直線偏光を照射ときの波長400〜5
00nmの透過率は0.08%以下であった。また、吸
収軸方向に対して直交する振動面を有する直線偏光光を
照射したときの波長430〜500nmの範囲における
透過率は79%以上であった。図3および図4にこの偏
光板の透過スペクトルを示す。
【0044】赤色に対応する液晶パネル、緑色に対応す
る液晶パネルおよび青色に対応する液晶パネルのそれぞ
れにニュートラルグレーの偏光板を用いた液晶プロジェ
クター(各液晶パネルにおいて、液晶セルの両側に配置
された偏光板は、それぞれガラス板に積層され、液晶セ
ルとは空間を空けて配置されている)の青色に対応する
液晶パネルの両面に配置された偏光板に代えて、上記で
得た偏光板を用いると、得られる画像表示はCRTによ
るカラー表示と比較して遜色のない自然なカラー表示と
なる。
【0045】実施例3 重合度4000のポリビニルアルコールからなるフィル
ム(厚み5μm)をフィルムに後方張力を付与しつつ駆
動する加熱ロールに接触させて縦一軸に配向させる方法
で一軸延伸し(延伸温度:約100℃、延伸倍率:約4
倍)、緊張状態に保ったまま60℃の水に60秒間浸漬
した後、水(100重量部)、シー・アイ・ダイレクト
・オレンジ・39(0.025重量部)、シー・アイ・
ダイレクト・レッド・81(0.010重量)およびぼ
う硝(2重量部)からなる70℃の水溶液に215秒間
浸漬した。次に、水100重量部およびほう酸7.5重
量部からなる78℃の水溶液に300秒間浸漬した。そ
の後、水洗、乾燥して偏光フィルムを得た。
【0046】この偏光フィルムの両面にトリアセチルセ
ロースフィルム(コニカKC80UVN、コニカ(株)
製)を貼り合わせて偏光板とした。得られた偏光板に吸
収軸方向に対して平行な振動面を有する直線偏光を照射
したときの波長400〜500nmの透過率の最大値は
0.25%であった。また、吸収軸方向に対して直交す
る振動面を有する直線偏光を照射したときの波長430
〜500nmの透過率の最小値は81%であった。図5
および図6にこの偏光板の透過スペクトルを示す。
【0047】赤色に対応する液晶パネル、緑色に対応す
る液晶パネルおよび青色に対応する液晶パネルのそれぞ
れにニュートラルグレーの偏光板を用いた液晶プロジェ
クター(各液晶パネルにおいて、液晶セルの両側に配置
された偏光板は、それぞれガラス板に積層され、液晶セ
ルとは空間を空けて配置されている)の青色に対応する
液晶パネルの両面に配置された偏光板に代えて、上記で
得た偏光板を用いると、得られる画像表示はCRTによ
るカラー表示と比較して遜色のない自然なカラー表示と
なる。
【0048】実施例4 重合度2400のポリビニルアルコールからなるフィル
ム(厚み75μm)を用いた以外は実施例3と同様にし
て偏光板を得た。得られた偏光板に吸収軸方向に対して
平行する振動面を有する直線偏光光を照射ときの波長4
00〜500nmの範囲における透過率は0.3%以下
であった。また、吸収軸方向に対して直交する振動面を
有する直線偏光光を照射したときの波長430〜500
nmの範囲における透過率は80%以上であった。
【0049】赤色に対応する液晶パネル、緑色に対応す
る液晶パネルおよび青色に対応する液晶パネルのそれぞ
れにニュートラルグレーの偏光板を用いた液晶プロジェ
クターの青色に対応する液晶パネルの両面に配置された
偏光板に代えて、上記で得た偏光板を用いると、得られ
る画像表示はCRTによるカラー表示と比較して遜色の
ないカラー表示となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得た偏光フィルムの吸収軸方向に対
して平行する振動面を有する直線偏光光を照射したとき
の光透過率スペクトルを示す図であり、横軸は透過光の
波長(nm)を、縦軸は透過率(%)をそれぞれ示す。
【図2】実施例1で得た偏光フィルムの吸収軸方向に対
して直交する振動面を有する直線偏光光を照射したとき
の光透過率スペクトルを示す図であり、横軸は透過光の
波長(nm)を、縦軸は透過率(%)をそれぞれ示す。
【図3】実施例2で得た偏光板の吸収軸方向に対して平
行する振動面を有する直線偏光光を照射したときの光透
過率スペクトルを示す図であり、横軸は透過光の波長
(nm)を、縦軸は透過率(%)をそれぞれ示す。
【図4】実施例2で得た偏光板の吸収軸方向に対して直
交する振動面を有する直線偏光光を照射したときの光透
過率スペクトルを示す図であり、横軸は透過光の波長
(nm)を、縦軸は透過率(%)をそれぞれ示す。
【図5】実施例3で得た偏光板の吸収軸方向に対して平
行する振動面を有する直線偏光光を照射したときの光透
過率スペクトルを示す図であり、横軸は透過光の波長
(nm)を、縦軸は透過率(%)をそれぞれ示す。
【図6】実施例3で得た偏光板の吸収軸方向に対して直
交する振動面を有する直線偏光光を照射したときの光透
過率スペクトルを示す図であり、横軸は透過光の波長
(nm)を、縦軸は透過率(%)をそれぞれ示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H049 BA02 BA17 BA26 BA28 BA39 BB33 BB43 BB51 BC22 4F006 AA19 AB62 AB64 AB65 AB66 CA05 4F071 AA29 AC05 AC06 AC12 AC13 AC14 AE09 AF30 AF35 AG12 AH12 BB07 BC01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸収軸方向に対して平行する振動面を有す
    る直線偏光光を照射したときの波長400nm〜500
    nmの範囲における透過率が0.3%以下であり、吸収
    軸方向に対して直交する振動面を有する直線偏光光を照
    射したときの波長430nm〜500nmの範囲におけ
    る透過率が77%以上であることを特徴とする偏光フィ
    ルム。
  2. 【請求項2】ポリビニルアルコール系樹脂フィルムに二
    色性色素が吸着配向されてなる請求項1に記載の偏光フ
    ィルム。
  3. 【請求項3】ポリビニルアルコール系樹脂フィルムのポ
    リビニールアルコール系樹脂の重合度が1000以上で
    ある請求項2に記載の偏光フィルム。
  4. 【請求項4】二色性染料が、シ−・アイ・ダイレクト・
    イエロ−12、シ−・アイ・ダイレクト・ブル−20
    2、シ−・アイ・ダイレクト・レッド31、シ−・アイ
    ・ダイレクト・バイオレット9、シ−・アイ・ダイレク
    ト・イエロ−44、シ−・アイ・ダイレクト・イエロ−
    28、シ−・アイ・ダイレクト・オレンジ107、シ−
    ・アイ・ダイレクト・レッド79、シ−・アイ・ダイレ
    クト・ブル−71、シ−・アイ・ダイレクト・ブル−7
    8、シ−・アイ・ダイレクト・レッド2、シ−・アイ・
    ダイレクト・レッド81、シ−・アイ・ダイレクト・バ
    イオレット51、シ−・アイ・ダイレクト・オレンジ2
    6、シ−・アイ・ダイレクト・オレンジ39、シ−・ア
    イ・ダイレクト・レッド247、シ−・アイ・ダイレク
    ト・ブル−168、シ−・アイ・ダイレクト・グリ−ン
    85、シ−・アイ・ダイレクト・ブラウン223、シ−
    ・アイ・ダイレクト・ブラウン106、シ−・アイ・ダ
    イレクト・イエロ−142およびシ−・アイ・ダイレク
    ト・ブル−1からなる群で示される二色性染料から選ば
    れる請求項2に記載の偏光フィルム。
  5. 【請求項5】二色性染料が、シー・アイ・ダイレクト・
    オレンジ・39およびシー・アイ・ダイレクト・レッド
    ・81の組合わせである請求項2に記載の偏光フィル
    ム。
  6. 【請求項6】請求項1に記載の偏光フィルムの少なくと
    も一方の面に保護板が貼合されてなる偏光板。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の偏光板を用いた液晶パネ
    ル。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の液晶パネルが組込まれて
    なる液晶プロジェクター。
  9. 【請求項9】請求項6に記載の偏光板を、透明基板に積
    層して用いた液晶プロジェクター。
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