JP2000329789A - 針状接点プローブ - Google Patents

針状接点プローブ

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JP2000329789A
JP2000329789A JP31967299A JP31967299A JP2000329789A JP 2000329789 A JP2000329789 A JP 2000329789A JP 31967299 A JP31967299 A JP 31967299A JP 31967299 A JP31967299 A JP 31967299A JP 2000329789 A JP2000329789 A JP 2000329789A
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needle
rod member
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projections
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JP31967299A
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English (en)
Inventor
Yuji Kouchi
裕治 古内
Kazutaka Furuta
和隆 古田
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Dexerials Corp
Original Assignee
Sony Chemicals Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平板接点の内部抵抗をmΩオーダーで測定す
る際に、長期に亘って安定して測定できる針状接点プロ
ーブを提供する。 【解決手段】 棒部材3の先端に少なくとも2つの針状
突起1、2を有する針状接点プローブにおいて、棒部材
3を横切り且つ棒部材の軸3aを鉛直線とする任意の水
平面4から針状突起1、2の先端1a、2aまでの距離
(高さ(La、Lb))を、針状突起毎に異なるように
する。針状突起を棒部材の先端に螺旋状に配置すること
が好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接触抵抗を測定す
る際に使用する針状接点プローブに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に電子機器には平板接点を有するも
のが多い。そのような平板接点の内部抵抗を測定する場
合、1mm前後の軸直径を有する針状接点プローブの先
端を平板接点に接触させて測定している。
【0003】このような針状接点プローブとしては、図
6に示すように、球状型(同図(a))、円錐型(同図
(b))及び王冠型(同図(c))の先端形状を有する
ものが一般的である。
【0004】ところで、平板接点表面の絶縁性酸化皮膜
を破壊する針状接点プローブの能力が高くなると、平板
接点に対する針状接点プローブの接触抵抗は低くなる傾
向がある。また、プローブの先端が鋭利になると平板接
点表面の絶縁性酸化皮膜を破壊する能力が高まる傾向が
ある。従って、図6に示した針状接点プローブの接触抵
抗は、球状型>円錐型>王冠型の順で低くなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、平板接点の
内部抵抗をmΩオーダーで測定する場合、接触抵抗の低
い王冠型の針状接点プローブの使用が必要となる。しか
し、王冠型の針状接点プローブは、先端の接触面積が小
さくなるために摩耗しやすく、先端形状がフラット化し
て接触抵抗が増大し、内部抵抗を安定して測定できない
という問題がある。このため、針状接点プローブの交換
頻度が増加し、測定コストも上昇していた。
【0006】本発明は、以上の従来技術の課題を解決し
ようとするものであり、平板接点の内部抵抗をmΩオー
ダーで測定した場合であっても、長期に亘って安定して
測定できる針状接点プローブを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、針状接点
プローブの先端の針状突起がある程度摩耗した時点で、
針状接点プローブの先端に鋭利な針状突起を新たに出現
させることにより上述の目的を達成できることを見出
し、本発明を完成させるに至った。
【0008】即ち、本発明は、棒部材の先端に少なくと
も2つの針状突起を有する針状接点プローブにおいて、
棒部材を横切り且つ棒部材の軸を鉛直線とする任意の水
平面から針状突起の先端までの距離が、針状突起毎に異
なることを特徴とする針状接点プローブを提供する。
【0009】また、本発明は、棒部材の先端に少なくと
も3つの針状突起を有する針状接点プローブにおいて、
棒部材を横切り且つ棒部材の軸を鉛直線とする任意の水
平面から針状突起の先端までの距離について、少なくと
も2つの針状突起については同じであるが、該2つの針
状突起と他の針状突起とは異なることを特徴とする針状
接点プローブを提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照しなが
ら詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明の針状接点プローブの先端
部分の正面図(同図(a))と下面図(同図(b))で
ある。この態様においては、2個のコーン型の針状突起
1及び2を棒部材3の先端に設けている。ここで、針状
突起1及び2の長さは、棒部材3を横切り且つ棒部材の
軸3aを鉛直線とする任意の水平面4から針状突起の先
端1a及び2aまでの距離(高さ(La、Lb))が互
いに異なるようにする(図1の場合には、La>L
b)。従って、針状突起1がある程度摩耗すると針状突
起2の鋭利な先端2aが被抵抗測定材に接触するように
なるので、接触抵抗の増加を抑制することができる。
【0012】なお、針状突起の形状は、折れなどの強度
上の問題等がない限り、コーン型に限らず四角錐や三角
錐でもよい。また、先端が丸くなったコーン型でもよ
い。
【0013】針状接点プローブの先端に設ける針状突起
の数は、針状接点プローブの測定精度を向上させ且つ長
寿命化するという点で、針状突起の強度に問題等が生じ
ない範囲で多くすることが好ましい。例えば、図2(同
図(a)正面図、同図(b)下面図)に示すように、コ
ーン型の針状突起21〜27を棒部材28の先端に螺旋
状に配置することもできる。更に針状突起の数を増やし
て二重螺旋に配置してもよい(図示せず)。このように
螺旋状に設置すると、単位面積あたりの針状突起密度を
高めることができ、プローブの長寿命化と測定精度の向
上とを計ることができるので好ましい。
【0014】針状突起の先端角は、狭すぎると強度的に
問題があり、広すぎると接触抵抗が大きくなるので、好
ましくは45°〜120°である。
【0015】本発明の針状接点プローブの棒部材の太さ
や材質などは、従来の針状接点プローブと同様とするこ
とができる。例えば、棒部材の太さは、通常0.4〜
2.0mmである。材質としては、SK鋼、SKH鋼、
リン青銅、ベリリウム銅などを挙げることができる。
【0016】なお、針状突起の表面をNi−Auメッ
キ、Ni−Rhメッキなどにより表面処理してもよい。
【0017】本発明の針状接点プローブは、棒部材の先
端部から所期の形状と数の針状突起を機械的切削法によ
り削り出したり、棒部材の先端部にメッキ法により針状
突起を形成することにより製造することができる。ま
た、針状突起を棒部材の先端に溶接法やロウ付け法など
により接合することにより製造することもできる。
【0018】以上説明した図1及び図2の態様は、針状
突起の高さがすべて異なる態様であるが、棒部材の先端
に少なくとも3つの針状突起を設け、そのうちの2つの
針状突起の高さを同一とし、それらと他の針状突起の高
さと異ならせてもよい。特に、奇数個のコーン型の針状
突起を棒部材の先端に設け、そのうち一つを棒部材の中
心軸に配置し、残り偶数個の針状突起を棒部材の中心軸
の周囲に配置する場合に、棒部材の中心軸に対して対称
の位置に配置される針状突起同士の高さを同一にするこ
とが好ましい。このように針状突起を配置すると、図1
や図2の場合に比べて、針状接点プローブをワークに接
触させた際のバランスを保ちやすいので、針状突起の偏
った摩耗を防止することができ、測定のバラツキを大き
く抑制することができる。なお、この場合、棒部材の中
心軸に配置した針状突起を省略しても、同様の効果が得
られる。
【0019】具体的な態様としては図3(同図(a)正
面図、同図(b)下面図)に示すように、7個のコーン
型の針状突起31〜37を棒部材38の先端に設け、針
状突起31を棒部材38の軸中心に配置し、残りの針状
突起32〜37を針状突起31の周囲に配置する際に、
互いに高さの等しい針状突起32と35とを棒部材38
の中心軸に対して対称の位置に配設し、同じく互いに高
さの等しい針状突起33と36とを棒部材38の中心軸
に対して対称の位置に配設し、そして互いに高さの等し
い針状突起34と37とを棒部材38の中心軸に対して
対称の位置に配設することが好ましい。このとき、針状
突起31と32(35)と33(36)と34(37)
は互いに高さが異なることが好ましい。
【0020】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。
【0021】実施例 直径1mmのベリリウム銅の先端に、7個の針状突起
(先端角60°、突起径0.33mm)を機械的切削法
により形成した。そして針状突起の表面に3μm厚のN
i−Auメッキ被膜を形成することにより、図2に示し
たような針状接点プローブを作製した。
【0022】この針状接点プローブを図4に示したよう
な構成の表面抵抗測定装置に設置し、評価用ワーク
(0.5mm厚のアルミナセラミックス基板にAg−P
dペーストを回路印刷し焼成した後、回路にAuメッキ
を施したもの)の表面抵抗を測定した(測定荷重 50
g)。得られた結果を図5に示す。
【0023】なお、比較例として、従来の王冠型の針状
接点プローブについても同様に評価用ワークの表面抵抗
を測定した。その結果も図5に示す。
【0024】図5からわかるように、本実施例の針状接
点プローブは、測定回数が100万回を超えても安定し
た低い接触抵抗を示し、高い測定精度と長寿命化とを実
現できた。
【0025】
【発明の効果】本発明の針状接点プローブによれば、平
板接点の内部抵抗をmΩオーダーで測定する際に、長期
に亘って安定して測定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の針状接点プローブの先端部分の正面図
(同図(a))と下面図(同図(b))である。
【図2】本発明の針状接点プローブの先端部分の正面図
(同図(a))と下面図(同図(b))である。
【図3】本発明の針状接点プローブの先端部分の正面図
(同図(a))と下面図(同図(b))である。
【図4】表面抵抗測定装置の構成図である。
【図5】表面抵抗測定結果図である。
【図6】従来の針状接点プローブの正面図(同図(a)
〜(c))である。
【符号の説明】
1、2、21〜27、31〜37 針状突起 3、28、38 棒部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒部材の先端に少なくとも2つの針状突
    起を有する針状接点プローブにおいて、棒部材を横切り
    且つ棒部材の軸を鉛直線とする任意の水平面から針状突
    起の先端までの距離が、針状突起毎に異なることを特徴
    とする針状接点プローブ。
  2. 【請求項2】 針状突起が棒部材の先端に螺旋状に配置
    されている請求項1記載の針状接点プローブ。
  3. 【請求項3】 針状突起の先端角が45°〜120°で
    ある請求項1又は2記載の針状接点プローブ。
  4. 【請求項4】 棒部材の先端に少なくとも3つの針状突
    起を有する針状接点プローブにおいて、棒部材を横切り
    且つ棒部材の軸を鉛直線とする任意の水平面から針状突
    起の先端までの距離について、少なくとも2つの針状突
    起については同じであるが、該2つの針状突起と他の針
    状突起とは異なることを特徴とする針状接点プローブ。
  5. 【請求項5】 棒部材を横切り且つ棒部材の軸を鉛直線
    とする任意の水平面から針状突起の先端までの距離が等
    しい2つの針状突起が、棒部材の中心軸に対して対称の
    位置に配設されている請求項4記載の針状接点プロー
    ブ。
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