JP2000329348A - 炭火焼器 - Google Patents

炭火焼器

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JP2000329348A
JP2000329348A JP11138422A JP13842299A JP2000329348A JP 2000329348 A JP2000329348 A JP 2000329348A JP 11138422 A JP11138422 A JP 11138422A JP 13842299 A JP13842299 A JP 13842299A JP 2000329348 A JP2000329348 A JP 2000329348A
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bincho
grill
baking
bincho charcoal
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Shigeru Ishii
滋 石井
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CB KK
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 炭火焼料理を家庭的で簡単で日常的なものと
することができる家庭用炭火焼器1を提供する。 【解決手段】 底が両端から中央に向かって約15mm
下降する傾斜を有し、底に複数の開口部22が形成され
ている焼皿11に、長さが約15cm〜18cmであ
り、直径が約4cmの備長炭12が隣り合う備長炭12
の隙間が少し開くように設置される。そして、焼皿11
に細かな網の目の焼網13が設置される。このようにし
て組み立てられた家庭用炭火焼器1において、ガスレン
ジ31により備長炭12が加熱され、加熱された備長炭
12により放射される遠赤外線とガスレンジ31の火の
熱により焼網13に乗せられた食材が焼き上げられる。
備長炭12の火力の調整は、水をかけることにより行
い、後片付けは、燃焼した備長炭12の灰を水で洗い流
すことにより行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭で簡単に炭火
焼をすることができ、かつ低い温度で炭を燃焼させ、食
材を美味しく焼き上げることができる炭火焼器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から炭火を用いた料理がある。炭火
を用いた料理は、焼いた炭を移動させ、七輪やコンロ、
炭火焼台などを用いて食材を焼き、火箸や消壺などを使
用して準備や後片付けを行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、炭火を
用いて食材を焼く際に用いられる七輪やコンロ、火箸、
炭火焼台、及び消壺などは、準備や後片付けが面倒であ
ることなどにより、今の生活環境になじみにくく、一般
家庭では炭火による料理から離れている。また、炭の燃
焼温度が高くなりがちで、食材を美味しく焼き上げる効
果が薄かった。
【0004】本発明は、炭火焼料理を家庭的で日常的な
ものとすることができ、かつ低い温度で炭を燃焼させ、
食材を美味しく焼き上げることができる炭火焼器を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の炭火焼器は、底が両端から中央に
向かって下降する形状を有し、底に開口部が形成されて
いる焼皿と、焼皿上に設置される備長炭と、焼皿に設置
される焼網と、を備えることを特徴とする。
【0006】請求項1に記載の炭火焼器においては、備
長炭が設置された焼皿に焼網が設置される。
【0007】請求項1に記載の炭火焼器をガスレンジな
どにより加熱すると、焼皿に設けられた開口部から立ち
上がる火により備長炭が加熱され、加熱された備長炭よ
り放射される遠赤外線と、焼皿の開口部から立ち上がる
ガスレンジなどの火の熱により、焼網に乗せられた食材
が焼かれていく。
【0008】備長炭はその他の軽い炭と比べると大変密
度の高い炭であるため、放射される遠赤外線の効果が非
常に強い。そのため、焼網に設置された食材は、備長炭
より放射される遠赤外線の効果により食材の中心にまで
火を通して焼いていくことができる。焼き上げられた食
材は、カラッとジューシーに仕上げることができ、肉の
場合は硬くならず、魚の場合は臭みがなく、野菜の場合
はみずみずしいまま焼き上げることができる。
【0009】また、焼き上げられた食材は、ガスの臭い
が全くせず、炭火の良い香りが付いた食材となってい
る。これは、備長炭による食材の加熱温度が、日常使用
されるガスコンロによる加熱温度よりも低い温度であ
り、食材に付いた酸化物質を奪う働きが活発になり、こ
れが嫌な臭いを消すためだと考えられる。
【0010】また、食品を焼き上げる際の備長炭の火力
の調整は、備長炭に水をかけながら行うことができる。
これは、備長炭に水をかけても、生じる灰がごくわずか
であり、しかも備長炭の下の方にしか発生しないため、
水をかけても灰が舞い上がりにくいためである。
【0011】また、調理を終了する際は、上述した理由
により、備長炭に水をかけて燃焼を止めることができ
る。その後の後片付けは、焼皿に焼け残った灰を水で洗
い流すだけでよく、灰の後片付けが非常に簡単となる。
【0012】従って、準備及び後片付けが簡単となり、
非日常的な炭火焼料理を家庭的で日常的なものとするこ
とができる。
【0013】上記課題を解決するために、請求項2に記
載の炭火焼器は、請求項1に記載の炭火焼器において、
焼皿が設置される、開口部が設けられ、放熱性の高い金
属で形成されている焼台と、焼台が設置される断熱材ト
レーと、を備えることを特徴とする。
【0014】請求項2に記載の炭火焼器においては、請
求項1に記載の炭火焼器の焼皿が、焼台に設置され、焼
台が断熱材トレーに設置される。
【0015】断熱材トレーは、備長炭から放射された熱
を断熱するため、加熱された備長炭を焼皿に設置したま
ま、炭火焼器の卓上への設置が可能となる。
【0016】また、焼台に開口部が設けられているの
で、焼皿の開口部と焼台の開口部での空気の循環が可能
となり、焼皿に設置された備長炭の下方への空気の供給
が可能となり、備長炭の燃焼を維持できる。
【0017】さらに、焼台は、放熱性の高い金属で形成
されているため、備長炭より放射される熱を炭火焼器の
外部に放出することができる。そのため、備長炭の燃焼
温度を低く維持できて、うっすらと赤い色の状態に維持
することができる。従って、食材を美味しく焼き上げる
ことができるとともに、備長炭より発される煙の量を少
なくすることができ、屋内での使用が可能となる。
【0018】さらに、備長炭の火力の調整は、上述した
ように、水をかけることにより行うことができるため、
卓上で食材を焼きながら食事することができる。
【0019】さらに、備長炭の焼き面の高さは、約8c
m〜10cmぐらいと低いため、卓上で食事をしている
人に、食材の焼き具合や備長炭の燃焼状況がよくわか
り、自然の火を楽しみながら食事することができる。
【0020】従って、卓上で、食材を焼きながら、また
自然の火を楽しみながら食事することができるため、炭
火焼料理をさらに家庭的で日常的なものとすることがで
き、かつ豪華なものとすることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の家庭
用炭火焼器について、添付の図面を参照して説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態の家庭用炭火焼器の構
成を示す斜視図であり、図2はその詳細及び組み立て方
法を示す斜視図である。
【0022】本実施の形態の家庭用炭火焼器1は、焼皿
11、焼皿11に設置された備長炭12、及び焼網13
より構成され、加熱された備長炭12より放射される遠
赤外線とガスレンジ31の火の熱を用いて食材を焼き、
備長炭12の火消し及び後片付けは水で行うようになっ
ている。
【0023】焼皿11は、深さが約4cmであり、開口
されている上部が約200mm×240mmの長方形の
形状となっている。焼皿11の側部には、取手21が備
えられており、焼皿11の持ち運びができるようになっ
ている。焼皿11の底部には、複数の開口部22が設け
られている。開口部22は、図2に示す拡大図のよう
に、円弧上に立ち上がり、側面が開口された形状を成し
ており、あたかも大根おろしのすりおろし部のような形
状となっていて、焼皿11に設置された備長炭12、備
長炭12の灰、及び水などを通さない構造となってい
る。また、焼皿11の底は、両端から中央に向かって約
15mm下降する傾斜を有する形状となっており、燃焼
した備長炭12が中央に転がっていき、中央に寄ること
により火力が一定になるようになっている。焼皿11に
設置される備長炭12の長さは約15cm〜18cmで
あり、直径は約2.5cm〜4cmである。
【0024】焼網13は、食材を乗せるためのものであ
り、形状は約200mm×240mmの長方形であり、
細かな網の目となっており、加熱された備長炭12の爆
裂による破片の飛び出しを防止できるようになってい
る。組み立てられた家庭用炭火焼器1は、高さが約4c
mとなる。焼網13上に図示されているハサミ網14
は、二枚のあわせ網であり、魚を挟んで焼くためのもの
である。
【0025】次に、本実施の形態の家庭用炭火焼器1の
組み立て方法及びそれを用いた料理方法について、図2
及び図3を参照して説明する。図3は、本実施の形態の
家庭用炭火焼器1を用いた料理方法を説明する斜視図で
ある。
【0026】図2に示すように、焼皿11に、備長炭1
2が焼皿11の面の約半分を占め、隣り合う備長炭12
に少し隙間が開くように設置される。これは、焼皿11
の底の開口部22より立ち上がるガスレンジ31の火を
通し、焼網13に乗せられた食材に図3に示すガスレン
ジ31の火が届くようにするためである。図2及び図3
では、焼皿11に備長炭12が5本設置されているとこ
ろが示されている。そして、焼皿11に焼網13が設置
される。
【0027】このようにして組み立てられた家庭用炭火
焼器1が、図3に示すように、ガスレンジ31に設置さ
れる。そして、ガスレンジ31が点火され、20分程度
中火で焼皿11が加熱される。焼皿11の底に設けられ
た開口部22から立ち上がったガスレンジ31の火によ
り備長炭12が加熱される。
【0028】充分に備長炭12が加熱された後、食材が
焼網13上に乗せられる。肉、野菜などは、そのまま焼
網13上に乗せられ、魚は、ハサミ網14に挟んで乗せ
られる。
【0029】焼網13上に乗せられた食材は、加熱され
た備長炭12より放射される遠赤外線と、焼皿11の底
部の開口部22より立ち上がるガスレンジ31の火の熱
により焼き上げられていく。
【0030】備長炭12は大変密度の高い炭であり、そ
の他の軽い炭と比べると放射される遠赤外線の効果が非
常に強いため、備長炭12により放射される遠赤外線の
効果により食材の中心にまで火を通して焼いていくこと
ができる。
【0031】備長炭12の火力の調整は、備長炭12に
適宜水をかけながら行って、備長炭12の全体が上から
見て黒い色の状態を維持できるようにする。備長炭12
以外の炭を用いた場合、水をかけるとたっぷりとした灰
が舞い上がってしまい、水をかけて火力を調整すること
はできないが、備長炭12の場合、生じる灰の量がごく
わずかであり、しかも備長炭12の下の方にしか発生し
ないため、水をかけて備長炭12の火力の調整を行って
も灰が舞い上がりにくく、卓上で水を使っての火力の調
整が可能となる。また、上述したように、焼皿11の開
口部22は、備長炭12の灰や水を通さない形状となっ
ているため、焼皿11からの灰や水の漏れがなく、備長
炭12の水をかけての火力の調整が可能となっている。
【0032】このようにして焼き上げられた食材は、備
長炭12により放射される遠赤外線の効果により食材の
中心にまで火がとおり、肉の場合は、硬くならずに焼き
上げることができ、魚の場合は、臭みがなくカラッとジ
ューシーに焼き上げることができ、野菜の場合は、みず
みずしいまま焼き上げることができる。
【0033】特に、魚の場合は、魚を焼く際、ハサミ網
14を使用するため、柔らかい魚体の取り扱いが容易と
なり、遠火でなくても皮はパリッと中身はしっとりとジ
ューシーに焼き上げることができる。なお、熱くなった
焼網13に直接魚を乗せて焼くと皮が焼網13にくっつ
いてしまう。
【0034】また、焼き上げられた食材は、ガスの臭い
が全くせず、炭火の良い香りが付いた食材となってお
り、ガスコンロ、電気コンロなどで食材を鉄板の上に乗
せて焼いた食材では味わえない味となる。これは、備長
炭12による食材の加熱温度が、ガスコンロによる加熱
温度よりも低い温度であり、食材に付いた酸化物質を奪
う働きが活発になり、これが嫌な臭いを消すためだと考
えられる。
【0035】そして、料理を終了する際は、速やかに備
長炭12に水をかけて燃焼を止め、余分な燃焼を防ぐよ
うにする。上述したように、備長炭12に水をかけて
も、生じる灰がごくわずかであり、しかも備長炭12の
下の方にしか発生しないため、水をかけても灰が舞い上
がりにくく、備長炭12では水を使って火を消すことが
できる。そして、焼皿11に残った備長炭12の灰を水
で洗い流して後片付けを終える。
【0036】料理を終了した後は、燃焼の終わった備長
炭12を次回の料理に再利用する。備長炭12は、一回
の料理の使用で約10%〜10%強ぐらい部分的にしか
消耗されず、消耗された分量だけ新たな備長炭12を補
うようにする。このようにして再利用すれば、1回用い
た備長炭12は、繰り返して約10回は使用でき、大体
一回の料理の使用分で約30円〜50円ぐらいのものと
なるので、非常に安価で経済的なものであるといえる。
【0037】以上のように、本実施の形態の家庭用炭火
焼器1を用いた料理方法によれば、家庭用炭火焼器1を
ガスレンジ31に設置してガスレンジ31を点火し、ガ
スレンジ31の火の熱と備長炭12により放射される遠
赤外線により食材を焼き上げ、後片付けは、備長炭12
に水をかけ、焼皿11に残った灰は水で洗い流すだけで
よいので、準備及び灰の後片付けが容易となり、炭火焼
料理を家庭的で簡単で日常的なものとすることができ
る。
【0038】また、本実施の形態の炭火焼器1によれ
ば、焼皿11の底が両端から中央に向かって約15mm
下降する傾斜を有する形状としたので、備長炭12が燃
焼するに従って中央に向かって転がっていくため、焼皿
11の中央に備長炭12が集まり、備長炭12の燃焼効
率を良くすることができ、無駄な燃焼を必要としない。
また、焼皿11の中央に備長炭11が集まるため、焼網
13の中央部分の火力が強く、周辺部分の火力が弱くす
ることができるため、食材を乗せる位置により食材の焼
き上げ方を変えることができる。さらに、火箸などを用
いずとも備長炭12を自然に中央に寄せることができ
る。
【0039】それに対して、焼皿11の底が平坦であれ
ば、燃焼して小さくなった備長炭12がまばらに配置さ
れることにより、備長炭12の燃焼効率が悪く、消えて
しまうこともある。さらに、備長炭12を中央に移動さ
せるためには火箸を用いる必要がある。
【0040】なお、以上においては、下処理がされてい
ない食材を用いたが、予め食材を下処理しておけばさら
に出来上がった食材を美味しくすることができる。
【0041】例えば、食材を蜂蜜塩水(1%〜2%の塩
と蜂蜜を溶かした水)で洗っておけば、食材の表面に付
着している汚れや劣化した成分を取り除くことができ、
食材が野菜であれば、アクを抜いておくことができる。
【0042】また、上述した下処理を施した食材をすぐ
に用いない分はストックバック(空気を出して密封でき
る樹脂性のファスナ付きの袋)に防腐効果の高い蜂蜜と
塩各1%〜2%を水に混ぜて入れておけば、その食材は
1〜3週間保存しておくことができる。また、このと
き、ストックバックにニンニクを入れておくことにより
さらに鮮度を維持することができる。通常一回の食事で
用いられる食材は、魚でも2種類、肉でも3種類、野菜
でも2種類は必要であり、材料が無駄になることが多い
が、このように余った材料を保存することにより、材料
の無駄を省くことができる。
【0043】また、漬け込む食材は塩味が中心であれ
ば、蜂蜜塩水でよいが、例えば、焼肉用の牛肉などなら
醤油10に対して蜂蜜2の割合で混ぜた蜂蜜醤油に漬け
込むと焼肉の下準備も全て済ませておくことができる。
【0044】図4は、本発明の第2の実施の形態の家庭
用炭火焼器2の構成を示す斜視図であり、図5は、その
詳細及びその組み立て方法を示す斜視図である。
【0045】本発明の第2の実施の形態の家庭用炭火焼
器2は、第1の実施の形態の家庭用炭火焼器1の焼皿1
1が焼台15に設置され、さらに保護トレー16に設置
されており、組み立てられた家庭用炭火焼器2は、約8
cm〜10cmの高さとなっている。
【0046】焼皿11には、備長炭12が第1の実施の
形態の家庭用炭火焼器1において設置された備長炭12
の量よりも約1.5倍程度に増量され、なるべく隙間の
ないように設置されている。図4及び図5では、焼皿1
1に備長炭12が8本設置されているところが示されて
いる。また、備長炭12は、傾斜が付けられた焼皿11
に、傾斜に対して直角になるように設置され、備長炭1
2が燃焼するに従って中央に転がっていき、備長炭12
が効率良く燃焼されるようになっている。
【0047】焼台15は、上方が開口された箱型の形状
となっており、側部には焼皿11の取手21を受けるた
めの取手受23が設けられている。焼台15の手前側及
び後側には、それぞれ約1cm間隔で開口部24が3個
設けられており、焼皿11が設置された際、焼台15内
部で空気が循環できるようになっている。また、焼台1
5は、放熱性の高い金属であるステンレンスで形成され
ており、焼皿11上で燃焼される備長炭12に充分な空
気が供給されても、備長炭12の燃焼温度を低く維持で
きるようになっている。なお、焼皿11の材料として
は、放熱性の高い金属であれば、ステンレンス以外の金
属でもよい。
【0048】保護トレー16は断熱材で形成され、テー
ブル41などの卓上に設置できるようになっており、焼
台15を設置するための凹部26が設けられている。ま
た、保護トレー16にも取手25が備えられており、持
ち運びができるようになっている。
【0049】次に、本実施の形態の家庭用炭火焼器2を
用いた料理方法について図6を参照して説明する。図6
は、本実施の形態の家庭用炭火焼器2を用いた料理方法
を説明する図である。
【0050】まず、図6(A)に示すように、第1の実
施の形態の家庭用炭火焼器1よりも1.5倍程度に増量
された備長炭12が焼皿11に隙間なく敷かれているこ
とを確認して、ガスレンジ31により強火で30分程
度、焼皿11を加熱し、焼皿11の開口部22を通して
備長炭12に届いた火により、備長炭12が燃焼を開始
するまで加熱する。
【0051】その後、家庭用炭火焼器1の焼皿11の取
手21が焼台15の取手受23に設置され、さらに焼台
15が保護トレー16の凹部26に設置される。このよ
うにして組み立てられた家庭用炭火焼器2が、図6
(B)に示すように、テーブル41に運ばれ、燃焼して
いる備長炭12から放射される遠赤外線のみにより食材
を焼きながら、テーブル41を囲んでみんなで食事す
る。火力が強すぎる時は、水をかけるかスプレーするこ
とにより火力を抑える。
【0052】備長炭12の燃焼は、焼台15から流入し
た空気が、焼皿12の開口部22を通して備長炭12の
下方に達することにより維持される。そして、備長炭1
2の下方に充分な空気が供給されても、焼台15は放熱
性の高い金属で形成されているため、備長炭12より放
射された熱を家庭用炭火焼器2の外部に放出することが
でき、備長炭12の燃焼温度を低く維持することがで
き、備長炭12をうっすらと赤い色に維持することがで
きる。そのため、食材を美味しく焼き上げることができ
るとともに、備長炭12により発される煙の量を少なく
することができ、屋内での使用が可能となる。なお、家
庭用炭火焼器2の組み立ては、予めテーブル41に設置
された保護トレー16に焼台15を設置した後、焼台1
5に家庭用炭火焼器1の焼皿11を設置するようにして
もよい。
【0053】備長炭12の焼き面は、約8cm〜10c
mぐらいと低いため、食事をしている人に、食材の焼き
具合や備長炭12の燃焼状況がよくわかり、自然の火を
楽しみながら食事することができる。なお、炭火コンロ
を用いた場合、炭火コンロの火の高さは約18cm〜2
0cmぐらいになり、炭火コンロを床においている場合
は、火の高さが丁度よいが、テーブル41の上に置いて
使う場合は焼き面が高くなりすぎて良く見えない。
【0054】また、備長炭12の消耗量は、ガスレンジ
31を用いながら焼くときよりも幾分多くなるが、それ
でも炭火コンロを用いながら焼くよりは、半分又はそれ
以下となり、経済的である。これは、炭火コンロの火が
初めは弱く、だんだん強い火になっていくのに対して、
備長炭12の炭火は最初が最も強く、徐々に弱くなり最
後には消えていくためである。また、このような備長炭
12の燃焼の仕方が、丁度みんなの食べるペースにあっ
ており、備長炭12の無駄な燃焼を必要としない。
【0055】食事が終われば、流しに焼皿11を持って
いって、備長炭12に水をかけて消火をし、燃えた灰を
流すだけでよく、灰の後片付けが非常に簡単となる。
【0056】料理を終了した後は、第1の実施の形態と
同様に、燃焼の終わった備長炭12を次回の料理に使用
する。本実施の形態の場合、備長炭12の消耗は、第1
の実施の形態よりも幾分多いが、それでも一回の料理の
使用で約20%〜30%ぐらい部分的にしか消耗され
ず、消耗された分量だけ新たな備長炭12を補うように
する。このようにして再利用すれば、一回用いた備長炭
12は、繰り返して約4,5回は使用でき、大体1回の
料理の使用分で約70円〜150円ぐらいとなるので、
非常に安価で経済的なものであるといえる。
【0057】以上のように、本発明の第2の実施の形態
の家庭用炭火焼器2によれば、焼皿11を焼台15に設
置し、焼台15を保護トレー16に設置するので、卓上
での使用が可能となる。
【0058】また、本発明の第2の実施の形態の家庭用
炭火焼器2によれば、焼台15に開口部24を設けたの
で、焼皿11の開口部22と焼台15の開口部24での
空気の循環が可能となって、焼皿11に設置された備長
炭12の下方への空気の供給が可能となるため、備長炭
12の燃焼を維持できる。
【0059】さらに、本発明の第2の実施の形態の家庭
用炭火焼器2によれば、焼台11が放熱性の高い金属で
形成されているので、開口部24の大きさを調節せずと
も、備長炭12の燃焼温度を低く維持することができる
ため、食材をより美味しく焼き上げることができるとと
もに、備長炭12より発される煙の量を少なくすること
ができ、屋内での使用を可能とすることができる。
【0060】また、本発明の第2の実施の形態の家庭用
炭火焼器2を用いた料理方法によれば、予め他の場所で
燃焼させた備長炭12の火力のみを用い、備長炭12の
火力の調整を水をかけながら行って、自然な火を楽しみ
ながら、食材を焼き上げるので、炭火焼料理を家庭的で
簡単で豪華なものとすることができる。
【0061】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の炭火焼
器によれば、備長炭より放射される遠赤外線により食材
を焼き上げるので、焼かれた食材をカラッとジューシー
に仕上げることができ、炭火の香りのする食材にするこ
とができる。また、備長炭の火力は、水をかけることに
より調整することができ、備長炭の火力の調整が容易と
なる。さらに、燃焼した備長炭からでる灰は、水で洗い
流すことができるため、後片付けが簡単となる。従っ
て、非日常的な炭火焼料理を家庭的で日常的なものとす
ることができる。
【0062】また、請求項2に記載の炭火焼器によれ
ば、焼台に設置された断熱材トレーが備長炭から放射さ
れた熱を断熱するので、炭火焼器の卓上での使用が可能
となる。また、焼台に開口部が設けられているので、焼
皿の開口部と焼台の開口部での空気の循環が可能となっ
て、焼皿に設置された備長炭の下方への空気の供給が可
能となるため、備長炭の燃焼を維持できる。さらに、焼
台は、放射性の高い金属で形成されているため、備長炭
の燃焼温度を低く維持できるので、食材を美味しく焼き
上げることができるとともに、備長炭より発される煙の
量を少なくすることができ、屋内での使用が可能とな
る。さらに、備長炭の火力は、水をかけることにより調
整することができ、備長炭の火力の調整が容易となる。
さらに、備長炭から出る火の高さは低く、自然の火を楽
しみながら食事することができる。従って、非日常的な
炭火焼料理を卓上で、食材を焼きながら、また自然の火
を楽しみながら食事することができるため、炭火焼料理
をさらに家庭的で日常的なものとすることができ、かつ
豪華なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の家庭用炭火焼器1
の構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の家庭用炭火焼器1
の詳細及び組み立て方法を示す斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の家庭用炭火焼器1
を用いた料理方法を説明する斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の家庭用炭火焼器2
の構成を示す斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の家庭用炭火焼器2
の詳細及び組み立て方法を示す斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態の家庭用炭火焼器2
を用いた料理方法を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1,2 家庭用炭火焼器 11 焼皿 12 備長炭 13 焼網 14 ハサミ網 15 焼台 16 保護トレー(断熱材トレー) 21 取手 22 開口部 23 取手受 24 開口部 25 取手 26 凹部 31 ガスレンジ 41 テーブル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底が両端から中央に向かって下降する形
    状を有し、底に開口部が設けられている焼皿と、 前記焼皿上に設置される備長炭と、 前記焼皿に設置される焼網と、 を備えることを特徴とする炭火焼器。
  2. 【請求項2】 前記焼皿が設置される、開口部が設けら
    れ、放熱性の高い金属で形成されている焼台と、 前記焼台が設置される断熱材トレーと、 を備えることを特徴とする請求項1に記載の炭火焼器。
JP11138422A 1999-05-19 1999-05-19 炭火焼器 Pending JP2000329348A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT510145B1 (de) * 2010-11-19 2012-02-15 Lesslhumer Gerhard Grillvorrichtung

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