JP2000328545A - オートゲート - Google Patents

オートゲート

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JP2000328545A
JP2000328545A JP11174445A JP17444599A JP2000328545A JP 2000328545 A JP2000328545 A JP 2000328545A JP 11174445 A JP11174445 A JP 11174445A JP 17444599 A JP17444599 A JP 17444599A JP 2000328545 A JP2000328545 A JP 2000328545A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 流水路15端部の樋管ボックス27の流出口
27Eの開口端面27EEを、樋管ボックス27上の水
平軸32に設けたバランスウエイト35付扉体38によ
り、常時僅かに開放するオートゲートAの扉体内側面3
8Pの上半部にフロート39を設け、このフロート39
への支川側2の高内水位の水圧を作用させて扉体内側面
38Pを前記開口端面27EE側に引張るよように閉塞
し、本川側1の高内水位に多少の変動があっても、本川
側1の水が不用意に支川側2へ逆流しないオートゲート
を提供する。 【構成】 樋管ボックス27の頂部から、その流出口2
7Eの開口端面27EEの直上位置より本川側1に配設
した軸受31で水平軸32を支承し、該水平軸32に当
該水平軸32まわりにほぼバランスするバランスウエイ
ト35と扉体38とをアーム33を介して設けると共
に、前記扉体38の内側面38Pの上半部に、前記樋管
ボックス27の流出口27E内に進入可能なフロート3
9を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 この発明はオートゲート、殊
に、流水路端部のカルバートに設けた樋管ボックスの流
出口を、当該樋管ボックス上の水平軸に設けられ、前記
水平軸まわりにバランスウエイトとほぼバランンスする
扉体により常時軽く閉塞、又は僅かに解放すると共に、
支川側の水流により、当該水流量の多少にかかわらず前
記扉体を開放して本川側へ流出させる一方、本川側の外
水位が支川側の内水位より上昇した場合には、上昇した
外水位と内水位との水位差に基づ水圧により、当該扉体
を外側から押圧して前記流出口の開口端面を閉塞し、本
川側の水が支川側へ逆流するのを自動的に阻止するオー
トゲートに関する。
【0002】
【従来の技術】 従来の流水路端部のカルバートに設け
た樋管ボックスの流出口を、当該樋管ボックス上の水平
軸に設けられ、前記水平軸まわりにバランスウエイトと
ほぼバランンスする扉体により常時軽く閉塞、又は僅か
に解放すると共に、支川側の水流により、当該水流量の
多少にかかわらず前記扉体を開放して本川側へ流出させ
る一方、本川側の外水位が支川側の内水位より上昇した
場合には、上昇した外水位と内水位との水位差に基づ水
圧により、当該扉体を外側から押圧して前記流出口の開
口端面を閉塞し、本川側の水が支川側へ逆流するのを自
動的に阻止するオートゲートには、例えば、図12の模
式側面説明図に示するようなものがある。
【0003】このオートゲートBとしての制水扉17
は、流水路15端部のカルバート15Bの流出口15C
の鉛直状の開口端面15CCを開閉する扉体17Aを、
当該カルバート15Bの流出口15Cの開口端面15C
Cより上方に配設された水平軸17Cに取付部17Bを
介して設けると共に、該水平軸17Cに取付具17Dを
介して、前記扉体17Aと当該水平軸17Cにほぼバラ
ンスするバランスウエイト17Eを設けたものである。
【0004】この制水扉17は、通常はその扉体17A
によりカルバート15Bの流出口15Cの鉛直状の開口
端面15CCを軽く閉塞するか、支川側2の流水路15
の水流により、扉体17Aを水平軸17Cまわりの時計
方向(図12)に回動し、流出口15Cの開口端面15
CCを開放して本川側1へ流出させる一方、仮に、本川
側1水位が支川側2水位より上昇すると、両者の水位差
に基づく水圧により扉体17A外側を押圧して、水平軸
17Cまわりの反時計方向(同図12)に回動させ、扉
体17Aの内側面17Pで開口端面15CCを閉塞し、
本川側1の水の流出口15Cを介する支川側2への逆流
を阻止する。
【0005】図13の模式縦断側面説明図に示す従来の
フロート式フラップゲート18は、流水路15端部のカ
ルバート15Bの流出口15Cの開口端面15CCを、
その上部より下部が支川側1(図13では右側)に後退
する傾斜状に形成し、当該カルバート15B端部の上側
から上方へブラケット19を立上げ、該ブラケット19
の本川側1(図13では左側)への延長部に、連結リン
ク18Dを支軸18Eで揺動可能に吊下し、同連結リン
ク18D下部に支軸18Cにより、下部にフロート18
Fを備える扉体18Aを、その外(本川)側上部から上
方へ突設した支持アーム18B上部の、当該扉体18A
の内側面18P(図13では右)側への後退部を揺動可
能に支承したもので、前記支軸18Eは当該カルバート
15Bの開口端面15CCの直上位置より本川側1に位
置し、当該扉体内側面18Pが、カルバート15Bの流
出口15Cの傾斜する開口端面15CCとほぼ平行する
ように吊下したものである(実公平4−37947号公
報参照)。
【0006】このフロート式フラップゲート18の扉体
18Aは、カルバート15Bの流出口15Cの開口端面
15CCの上端部から立上がるブラケット19上端の、
本川側1に延びる位置に配設された支軸18Eから連結
リンク18Dを介する吊下状態において、フロート18
Fを含む扉体18A全体の重心18gcが、支軸18E
の軸心を通過する鉛直面18e−18e上にあり、当該
扉体18Aの下部がその上部より支川2(図13では
右)側へ後退するように傾斜し、当該扉体18Aの内側
面18Pが流出口15Cの開口端面15CCの下部に軽
く当接するように開口端面15CCを閉塞する。
【0007】この扉体18Aの内側面18Pに流水路1
5の水流が当接すると、同扉体18Aが連結リンク18
Dを介して、支軸18E(18C)まわりの時計方向
(図13)へ回動させて、同水流を本川側1へ流出させ
る。本川側1の水位が支川側2の水位より上昇すると、
その水位差に基づく水圧により扉体18Aの外側が押圧
され、扉体18Aを支軸18E(18C)まわりの反時
計方向(図13)へ回動して流出口15Cの開口端面1
5CCを閉塞し、本川側1の水の流出口15Cを介する
支川側2への逆流を阻止する。
【0008】なお、このフロート式フラップゲート18
の扉体18A全体の重心18fgcは、フロート18F
を除く扉体の重心18ggと、フロート18F(部分)
の重心18fg(フロート18Fの体積中心18fcと
ほぼ一致する)の間で、フロート18Fを除く扉体18
Aの重心18gg近くに位置する状態(扉体18Aが浮
力等外力を受けない状態)、すなわち、扉体18A全体
の重心18fgcが前記支(水平)軸18Eの中心を通
過する鉛直面18e−18e上に位置する状態において
安定する。この状態において、フロート18Fを除くこ
の扉体18Aの重心18ggは、前記鉛直面18e−1
8eより本川1(図13では左)側にLgg、前記フロ
ート18Fの重心18fgは同鉛直面18e−18eよ
り支川2(図13では右)側にLfg、それぞれ僅かず
つずれる傾斜状態において静止する。
【0009】また、本出願人は図14の模式側面説明図
に略示するようなオートゲートCを先に提案した(特願
平10−313953号参照)。このオートゲートCは
支川側2の流水路15の水流を、同流水路15端部のカ
ルバート15Bに設ける樋管ボックス27の流出口27
Eを介して本川側1へ流出させるもので、その流出口2
7Eの開口端面27EEを開閉する扉体38を、樋管ボ
ックス27(直方体状枠体28)頂部上の水平軸32に
設けたアーム33の一端(下端)に取付け、同アーム3
3の他端(上端)に前記扉体38と、前記水平軸32ま
わりにほぼバランスするバランスウエイト35を設ける
と共に、前記水平軸32に設けた図示しないトルクアー
ム(本発明の実施例を示す図10、11のトルクアーム
47参照)の内側に設けられるストッパ(図示省略)
に、前記水平軸32に回動可能に設けたガイドアーム
(本発明の実施例を示す図10、11のガイドアーム4
5参照)と、前記樋管ボックス27頂部に回動可能に設
けた油圧シリンダ41から延びるピストンロッド42頂
部の連結部(同図11の連結部42A参照)とを連結ピ
ン(図示省略)で連結し、油圧シリンダ41のピストン
ロッド42の伸縮により、トルクアームを水平軸32と
共に往復回動させ、前記アーム33等を弁する扉体38
の往復回動により流出口27Eの開口端面27EEを開
閉可能にしたもので、常時は人手ないし動力を要するこ
となくバランスウエイト35と水平軸32まわりにバラ
ンスする扉体38により、流出口27Eの開口端面27
EEを僅かに(例えば、4〜5゜程度)開放する一方、
支川側2の流水路15の水流により前記扉体38を開放
して本川側1へ流出させ、本川側1の水位上昇により当
該扉体38の外側面を押圧して開口端面27EEを閉塞
し、本川側1の水の支川側2への逆流を自動的に阻止す
る。
【0010】仮に、洪水等の発生によりこの扉体38の
外側下部まわりに砂sが推積して扉体38が開口端面2
7EEに押圧された場合等、扉体38を強制回動させる
必要が生じた際、油圧シリンダ41により扉体38を水
平軸32まわりに往復回動させて、扉体38の下部外側
面と推積砂sとの間に隙間を作り、同隙間部に樋管ボッ
クス27側に滞留する水を流入させて、扉体38の外側
下部まわりの推積砂sを順次本川側1へ流出させ、扉体
38とバランスウエイト35との水平軸32まわりのバ
ランス状態を回復させ、当該扉体38による開口端面2
7EEを僅かに開放する(4〜5゜程度)通常の動作状
態に復帰させる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、図1
2及び図14に示す従来のオートゲートB及びCにあっ
ては、カルバート15Bの流出口15Cの開口端面15
CC、27EEを開閉する扉体17A、38とバランス
ウエイト17E、35とのバランスにより、扉体17
A、38により流出口15C、27Eの開口端面15C
C、27EEを軽く閉塞、又は僅かに開放するものであ
ったため、本川側1水位と支川側2水位が共に低い場合
や、支川側2水位が本川側1水位より高い場合は別とし
て、本川側1と支川側2がほぼ等高の高水位の場合に
は、扉体17A、38の内側面17P、38Pとその外
側面に作用する水圧がほぼ等圧になって、扉体17A、
38の部が水中に侵漬し、この侵漬部の体積相応の浮力
を受け、扉体17A、38とバランスウエイト17E、
35との水平軸17C、32まわりのバランス状態が崩
れ、扉体17A、38が開口端面15CC、27EEか
ら離間してバランス(静止)するが、仮に、この状態に
おいて本川側1に波等が発生してその水位が低下すると
扉体17A、38が流出口15C、27Cの開口端面1
5CC、27CCから本川側1へ相応量回動し、開口端
面15CC、27EEからさらに離間(開口)する。仮
に、その直後に本川側1水位が急上昇すると、大きく開
放した扉体17A、38が開口端面15CC、27CC
に当接する前に、本川側1の水が両者間から支川側2へ
逆流する恐れがあった。
【0012】また、図13のフロート式フラップゲート
にあっては、カルバート15B端部の流出口15Cの開
口端面15CCを、その上部より下部が本川側1から支
川側2へ後退する傾斜状に構成する外、扉体18Aの外
側(本川側1、図13では左側)上端から立上がり、そ
の上端が当該扉体18Aの内側面18P(図13では
右)側の上方へ後退する形状の支持アーム18Bとして
形成する必要があり、しかも、係る形状の支持アーム1
8Bの上端を、支軸18Cで連結リンク18D下端に連
結し、同連結リンク18Dの上部をカルバート15Bの
流出口15C上部から上方へ立上がり、上部がカルバー
ト15Bの流出口15C端部の上端より本川側1へ突出
するブラケット19の上端部に支(水平)軸18Eによ
り複数の部材を介して吊下したフロート18F付扉体1
8Aの重心18gcが、前記支軸18Eの中心線を通る
鉛直面18e−18e上にある状態において、扉体18
Aの内側面18Pの下部、殊に、同扉体18A下部のフ
ロート18Fの内側面18Pが、支川側2(同図13で
は右側)へ後退し、フロート18Fを除く扉体18Aの
重心18ggが鉛直面18e−18eの左側に位置する
傾斜状に静止し、この扉体内側面18Pにより、流出口
15Cの傾斜する開口端面15CCを閉塞ないし数度開
放させることになる。
【0013】このフロート式フラップゲート18の扉体
18Aは連結リンク18Dを介して支軸18Eから吊下
されるから、流出口15Cからの水流で扉体18Aを開
放して流出させる際、扉体18Aの全重量Wgの大半は
支軸18Eに支承されるから当該水流への抵抗は少な
く、水流停止により扉体18Aが自重で通常開度に復帰
する反面、支川側2の水流が大量になると、この扉体1
8Aにはバランスウエイトが設けられていないから、扉
体18Aの全重量18Wgが当該水流の流出抵抗とな
り、急速排出を要する大量水流への流出抵抗が大きくな
るという問題点があった。
【0014】また、仮に、この扉体18Aの内側面18
Pとカルバート15Bの開口端面15CCとの間にかな
りの隙間があれば、本川側の水位上昇による隙間が閉塞
される前に本川側1の水が支川側2へ逆流する恐れがあ
り、逆に、扉体18Aの内側面18Pを前記傾斜する開
口端面15CCに強く当接させれば、支川側2の少量水
流によって扉体18Aを開放させる場合に難があり、ま
た、前記連結リンク18Dを長くすれば、扉体18Aの
開口端面15CCに対する角度を大きくすることなく
(ほぼ垂下状態のまま)、当該扉体18Aが開口端面1
5EEから大きく離間して支川側2の大量の水流への抵
抗を大きくすることなく流出させられる反面、当該扉体
18Aの支軸18Eへの取付構造が大型となり、逆に、
連結リンク18Dを短かくすれば、支川側2の大量の水
流を本川側1へ流出させる際、扉体18Aの全重量18
Wgが当該水流の流出抵抗になるきらいがあった。
【0015】この発明は前記のような従来例における問
題点に鑑みてなされたもので、支川側2の水を本川側1
へ流出させる流水路15端部のカルバート15Bに設け
る樋管ボックス27等の流出口27Eの開口端面27E
Eを開閉する扉体38を、当該樋管ボックス27上で、
その開口端面27EEの直上より本川側1に配設された
水平軸32上のアーム33端部に、当該水平軸32まわ
りにほぼバランスする扉体38とバランスウエイト35
とを設けたオートゲートAにおいて、前記扉体38の内
側面38Pの上半部に、前記流出口27Eへ進入可能な
フロート39を設けることにより、扉体18の内外側に
低内外水位又は中内外水位が作用する場合には、同種の
従来例(フロート39を備えないもの)とほぼ同様な作
用をする外、この扉体38の内外側にほぼ等高の高内外
水位Hih、Hohが作用すると、扉体38の内側面3
8Pの上半部に設けたフロート39の受ける浮力Ff
により扉体38を反時計方向(図9)に回動させて、そ
の内側面38Pを流出口37Eの開口端面37EE側に
積極的に引き寄せるように閉塞し、仮に、この状態にお
いて、本川側1の水位に多少の変動(低下)があって
も、扉体38を開口端面27CCから離間させることな
く閉塞状態を維持し、本川側1の高水位Hohbの水が
流出口27Eを介して支川側2へ逆流する恐れがなく、
前記のような課題を解決できるオートゲートを提供す
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】 この発明は、前記のよ
うな課題を解決するため、支川側2の水流を本川側1へ
流出させる流出口27Eを有する樋管ボックス27上の
水平軸32にアーム33を設け、該アーム33の一端部
に当該樋管ボックス27の流出口27Eの開口端面27
EEを開閉する扉体38を、同アーム33の他端部に、
前記扉体38と前記水平軸32まわりにほぼバランスし
て、当該扉体38により前記開口端面27EEを常時僅
かに開放させるバランスウエイト35をそれぞれ設けた
オートゲートにおいて、前記水平軸32が前記樋管ボッ
クス27の流出口27Eの開口端面27EEの直上位置
より本川側1上方に位置するように配設すると共に、前
記扉体38の内側面38Pの上半部に、前記樋管ボック
ス27の流出口27Eの上半部に進入するフロート39
を設けたオートゲートである。
【0017】
【作用】 この発明は、樋管ボックス27上の水平軸3
2に、当該水平軸32上のアーム33の両端部に、扉体
38とバランスウエイト35とを水平軸32まわりにほ
ぼバランスすると共に、そのバランス状態において当該
扉体38により樋管ボックス27の開口端面27EEを
僅かに開放するように設けたことにより、本川側1の水
位が低位、中位で、扉体38の外側に作用する水圧が0
ないし僅かな場合には、支川側2の水流量の多少にかか
わらず、支川側2の水流ないし水圧にって当該扉体38
を水平軸32まわりの時計方向(図9、10)に回動さ
せて本川側1へ流出させ、また、本川側1の水位が支川
側2の水位より上昇した場合には、上昇した水位圧によ
り、扉体38を外側から押圧して流出口27Eの開口端
面27EEを閉塞し、本川側1の水が水支川側2へ逆流
するのを阻止する。
【0018】扉体38の外側面と内側面38Pに、本川
側1と支川側2のほぼ等高の高外水位Hohと高内水位
Hihの水が同時に作用すると、当該扉体38及びフロ
ート39のほぼ全部が、高内外水位Hih、Hoh中に
侵漬する状態となり、扉体38及びフロート39に、そ
れぞれの排除する体積の水の重量に相応する浮力F
、Ffが作用し、この際、同浮力Fg、Ff
の中心(扉体38及びフロート39の体積中心とほぼ一
致)が、共に水平軸32の中心線を通過する鉛直面32
e−32eより右側(図9)にあり、当該浮力の作用方
向が上向きで、扉体38及びフロート39の重量Wg及
びWfの作用方向とは逆であるから、扉体38及びフロ
ート39の重量Wg及びWfが同浮力Fg及びFf
相応量軽減され、扉体38及びフロート39とバランス
ウエイト35の水平軸32まわりのバランスが崩れ、扉
体38が水平軸32まわりの反時計方向(図9、10)
に回動し、扉体38の内側面38Pが開口端面27EE
に強圧されることになり、仮に、その直後に本川側1の
高水位Hohが多少低下Hohbしても、扉体38が開
口端面27EEから離間しない。したがっで、仮に、そ
の直後に本川側1の水位が高外水位Hohに急上昇して
も、本川側1の高水位Hohの水が流出口27Eを介し
て支川側2へ逆流しない。
【0019】
【実施例】 以下、本発明に係るオートゲートAの実施
例を、添付の図1ないし図11を参照して説明する。図
1ないし図9はこの発明に係るオートゲートAのバラン
スウエイト35と内側面38Pの上半部にフロート39
を備える扉体38の、内側及び外側に異なる内外水位又
は等高の内外水位の水流又は水圧が作用する状態におけ
る、扉体38の模式作用説明図、図10はこの発明に係
るオートゲートAの模式側面説明図、図11はその扉体
28の左半部を切除して示す模式正面説明図である。な
お、前記図14に略示した本出願人の既提案のオートゲ
ートCと共通する部分には同一の名称及び符号を用い
る。
【0020】図10及び図11において、1はオートゲ
ートAの本川(外水)側、2は支川(内水)側、15は
支川(内水)側の流水路、15Bは流水路15端部のカ
ルバート、27は樋管ボックス、27D及び27Eは樋
管ボックス27の流入口及び流出口である。28は直方
体状枠体、28A、28B、28Cは直方体状枠体28
の長方形状側枠、長方形状頂枠、長方形状底枠で、直方
形状枠体28の水密ゴム21の取付け面(図10では直
方体状枠体28の左側面)を除く長方形状側枠28A、
長方形状頂枠28B、長方形状底枠28C部に適宜厚さ
のコンクリート打ち、モルタル被覆等をすることにより
樋管ボックス27が構成され、この樋管ボックス27は
樋管ボックス設置室60内に配設される。
【0021】38は樋管ボックス27の流出口27Eを
開閉する扉体で、扉体38の内側面38P(図10では
右側面)の上半部に、側面視ほぼ台形状をなすフロート
39が設けられ、フロート39は同扉体38の内側面3
8Pにより、前記流出口27Eの開口端面27EEを閉
塞する際、流出口27Eのほぼ上半部内に進入可能に、
構成される。
【0022】23は樋管ボックス27の底面、27Fは
樋管ボックス27前面の流出斜面、30は長方形状枠体
28の長方形状頂枠28B(樋管ボックス27の頂壁
部)上に設けた台板、30Bは台板30上に設けた軸受
31の支持板で、この軸受支持板30Bは樋管ボックス
27の垂直状の開口端面27EEの直上位置を越えて本
川側1へ延び、その端部に軸受31が配設される。
【0023】洪水等で本川(外水)側1の水位が異常に
上昇すると、その水圧によりオートゲートAの扉体38
により樋管ボックス27の流出口27Eの開口端面27
EEが閉塞され、本川側1の水の支川側2への逆流を阻
止する。ただ、この間に扉体38の外側下部まわりに砂
sが堆積することがある。推積砂sに抗して当該扉体3
8を開放させる等、当該扉体38を強制駆動する必要性
が生じた際、油圧シリンダ41へ圧油を給排して、ピス
トンロッド42頂部の連結部42A、ガイドアーム4
5、トルクアーム47等を介して水平軸32を回動して
扉体38を小角度往復回動させ、樋管ボックス27内に
滞留する支川側2の水を、往復動する扉体38の開閉操
作により、扉体38下部まわりの内外側と、前記推積砂
sとの間に発生する隙間部へ流入させ、推積砂sを順次
本川側1へ流出させる。なお、この扉体38の強制駆動
装置としては、例えば、前記特願平10−313953
号の油圧駆動装置と同様な構成を始め、適宜の駆動構成
を選択できる。
【0024】なお、図10では流出口27Eの断面が長
方形状のものを例示したが、この流出口27Eの断面形
は円形状にも構成できる。21は樋管ボックス27の開
口端面27EE及び扉体38の内側面38Pの周縁部内
側に設けた水密ゴムで、水密ゴム21は図示しないが、
その断面がほぼP字状をなすように構成し、そのP字状
穴部によりそのクッション性を確保できる。この水密ゴ
ム21は樋管ボックス27の開口端面27EEの全周に
ボルト等により取付ける外、同流出口27Eの下部外側
にボルト止めする水密ゴムを中空室のないゴム板状に構
成したものを同様に取付けることもできる。
【0025】なお、図示ないが樋管ボックス27の底面
23を緩やかな先下がり状に(図13の左側を右側より
低く)形成すれば、樋管ボックス27内への砂等の滞留
物の発生を低減させることができる。
【0026】
【実施例の作用】 この実施例のオートゲートAは、樋
管ボックス27の流出口27Eの開口端面27EEの直
上より本川側1に位置するように配設された水平軸32
に、アーム33、取付具36を介してバランスウエイト
35と扉体38とを、当該水平軸32まわりにほぼバラ
ンスし、流出口27Eの開口端面27EEに対して僅か
(4〜5゜程度)開放するように設け、必要に応じて調
整用ウエイト35Bにより前記開口端面27EEに対す
る扉体38の開放開度を調整可能にしたもので、通常は
人手又は動力を要することなく、支川側2の水流又は本
川側1の水圧によりこの扉体38を自動的に開閉できる
点では、図12及び図14に略示した従来のオートゲー
トB、Cとほぼ同様な作用をする。
【0027】扉体38の内側面38Pの流出口27Eの
開口端面27EEに対する開放角θが開度検出発信器5
0により検出され、その検出値が開度検出発信器50か
ら配線(図示省略)を介してオートゲートAから遠方に
離間する適所に配設される図示しない表示器に表示さ
れ、扉体38が何等かの理由により閉塞されたか否か等
を、当該扉体38による流出口27Eの閉塞状態を直接
視認することなく前記表示器により視認できる外、仮
に、洪水等により扉体38の外側下部に堆積砂sが発生
する等、何等かの理由によりこのオートゲートAの扉体
38の下部まわりが閉塞され、支川側1の流水を樋管ボ
ッククス27の流出口27Eから本川側1へ流出させら
れない状態が発生した際、油圧ポンプ(図14のポンプ
P参照)から圧油を油圧シリンダ41へ供給(給排)し
てピストンロッド42を伸縮させ、トルクアーム47を
水平軸32まわりに往復回動させて扉体38を水平軸3
2にまわりに往復回動させ、扉体38外側と堆積砂sと
の間に隙間を作って、樋管ボックス27側の水を扉体3
8下部まわりと推積砂sとの間の隙間に流入させて推積
砂sを順次本川側1へ流出させ、扉体38とバランスウ
エイト35との水平軸32まわりのバランス状態を回復
させ、扉体内側面38Pが開口端面27EEに対して僅
かに開放する通常状態に復帰させる点では、図14の既
提案のオートゲートCとほぼ同様である。
【0028】本川側1の水位が、例えば、図6の中外水
位Hom、図8の高外水位Hohのように上昇する一
方、支川側2の水位が低内水位Hil(図6)、中内水
位Him(図8)になれば、本川側1の中外水位Hom
(図6)、高外水位Hoh(図8)と支川側2の低内水
位Hil(図6)、中内水位Him(図8)との水位差
に基づく水圧により扉体38の外側面が押圧され、その
内側面38pが流出口27Eの開口端面27EEに当接
し、本川側1から支川側2への逆流を阻止する。
【0029】図4又は図7のように支川側2の水流の水
位が本川側1の水位より高い、中内水位Him又は高内
水位Hih状態から低下すれば、扉体38の内側面38
Pへの同水流による押圧(Q、Q)状態が解消さ
れ、扉体38、フロート39とバランスウエイト35と
の水平軸32まわりのバランス状態が回復し、流出口2
7Eの開口端面27EEが僅かに開放θする図1の状
態、又は支川側2の水流が低内水位Hilの押圧力Q
のかかる開度θの図2のような通常の動作状態に復帰
する。
【0030】図3、図5のように、本川側1と支川側2
との水位がほぼ等高の低内外水位Hil、Hol中内外
水位Him、Homになれば、扉体38に、その下部の
侵漬部38fc、38fcの排除する体積の水の重
量相応の浮力Fg、fgがかかって、当該扉体38
とバランスウエイト35とのバランス状態が崩れ、浮力
Fg、Fgの作用点Fgc、Fgcが水平軸3
2の軸心を通過する鉛直面32e−32eより左側(図
3、図7)にあれば、扉体38の内側面38Pが開口端
面27EEから相応量離間して静止する。
【0031】なお、扉体38とバランスウエイト35と
のバランス位置としては、図1に実線で示すように水平
軸32上のアーム33の一端(取付具36)に設けた扉
体38の内側面38pがほぼ垂直状ないし垂直状から数
度本川側1へ傾斜する状態において、樋管ボックス27
の流出口27Eの開口端面37EEに対して僅かに開放
し、この状態におけるアーム33他端部のバランスウエ
イト35が水平軸32よりやや本川側1に位置するよう
に設置できる。
【0032】この実施例のオートゲートAは前記のよう
な作用をする外、扉体38の内側面38Pの上半部に、
流出口27Eの上半部に進入可能な37フロート39を
設けたから、本川側1と支川側2とにほぼ等高の高内外
水位Hih、Hohの作用する図9の状態において、扉
体38の内側面38P上半部のフロート39が高内水位
Hih中に侵漬し、該侵漬部39fcの体積相応の浮力
Ffがフロート39に作用し、当該扉体38を水平軸
32まわりの反時計方向(図9)に回動して開口端面3
7EEを閉塞する。係る高内外水位Hih、Hoh状態
が大きく崩れない限り、高外水位Hohが多少低下する
高外水位Hohbになっても、開口端面37EEの閉塞
状態が確保されることにより、仮に、その直後の本川側
1水位が高外水位Hohに急上昇しても、かかる高外水
位Hohの水が、扉体38と開口端面27EEの間から
支川側2へ逆流しない。
【0033】以下、扉体38の内外側に異なる水位の作
用する状態を示す図1ないし図9を参照して、この実施
例のオートゲートAの作用をさらに詳細に説明する。な
お、図1ないし図9において、38gは扉体38の(フ
ロート39部を除く)重心、39gはフロート39の重
心で、扉体38の(フロート39部を除く)重心38g
及びフロート39の重心39gは、扉体38の(フロー
ト39部を除く)及びフロート39の体積の中心とほぼ
一致し、扉体38の(フロート39部を除く)の比重は
大きく、フロート39の比重は小さい。Wwはバランス
ウエイト35の重量、Wgは扉体38(フロート39を
除く)の重量、Wfはフロート39の重量、LW〜L
は図1の状態における水平軸32の中心線を通過す
る鉛直面32e−32eとバランスウエイト35の重心
(中心)との距離、Lg〜Lgは扉体38の重心3
8gと前記鉛直面32e−32eとの距離、Lf〜L
はフロート39の重心39gと鉛直面32e−32
eとの距離、Fg、Fg、Fgは低外水位Hol
と低内水位Hil、中外水位Homと中内水位Him、
高外水位Hohと高内水位Hihの、それぞれの状態に
おける等高水位が扉体38の内外側に作用する場合に、
当該扉体38の受ける浮力、θ〜θは扉体38の内
側面38Pの流出口37Eの開口端面37EEに対する
開放角、Q、Q、Qは支川側2の低内水位Hi
l、中内水位Him、高内水位hihの水流による扉体
38の内側面38Pへの押圧力である。
【0034】(1) 扉体の内外側に水圧が作用しない
場合(図1) 図1のように、オートゲートAの扉体38の内外側の何
れにも水圧が作用しない場合には、水平軸32にアーム
33を介して設けた扉体38とバランスウエイト35と
が当該水平軸32まわりにおいてほぼバランスし、扉体
38の内側面38Pが樋管ボックス27の流出口27E
の開口端面27EEに対して僅かに開放し(解放角θ
=4〜5゜程度)、この状態では次式(A)が成立す
る。なお、この状態において、扉体38の内側面38p
の上半部に設けたフロート39は、流出口37Eの上半
部に進入する。 Ww×Lw = Wg×Lg+ Wf×Lf (A)
【0035】(2) 扉体の内側に低内水位の水圧が作
用する場合(図2) 図2のように扉体38の内側に支川側2の水流の低内水
位Hilが作用し、外側には水圧が作用しない場合に
は、扉体38とバランスウエイト35とがバランンスす
る図1の状態の扉体38の内側面38Pの下部に、低内
水位Hilの水流による押圧力Qが作用し、扉体38
の内側面38Pの開口端面37EEの対する開放角θ
が、図1の開放角θよりやや大きくなる。図2の状態
においては、扉体38の重心38gが前記鉛直面32e
−32eの左側、フロート39の重心39gとフロート
35の重心が鉛直面32e−32eの右側に位置し、次
式(B)が成立する。 Ww×Lw = Wg×Lg− Wf×Lf−Q (B)
【0036】(3) 扉体の内外側に低内外水位が作用
する場合(図3) 図3のように、扉体38の内側面38Pの下部内側に、
支川側2の低内水位Hil、外側下部には低外水位Ho
lが同時に作用する場合には、扉体38がその下部の侵
漬部38fcにより排除される水の重量相応の浮力F
を、その侵漬部38fcの体積の中心Fgc
受け、扉体38の重量Wgがこの浮力Fg分軽減さ
れ、図1のバランス状態が崩れて扉体38の内側面38
Pの開口端面37EEに対する開放角θが、前記開放
角θより大きくなり、この状態では次式(C)が成立
する。 Ww×Lw = Wg×Lg+Wf×Lf−Fg×Lh (C)
【0037】(4) 扉体の内側に中内水位が作用する
場合(図4) 支川側2の水流が中内水位Him(フロート39の下部
近く)になる(図4参照)と、同水流が扉体38の内側
面38pの下半部に当接し、その水流の押圧力Qによ
り扉体38を水平軸32まわりの時計方向に回動し、流
出口端面27EEと扉体内側面38Pとの開放角θ
大きくなり、中内水位Himの水流が本川側2へ急速に
流出する。この際、扉体38とバランスウエイト35と
が水平軸35まわりにほぼバランスし、同扉体38によ
る抵抗は少なく、中内水位Himの水流がスムーズに本
川(外水)側1へ流出し、この状態では次式(D)が成
立する。 Ww×Lw = Wg×Lg+Wf×Lf+Q (D)
【0038】(5) 扉体の内外側に中内外水位が作用
する場合(図5) 扉体38の内外側にほぼ等高の、支川側2の水流の中内
水位Himと本川側1の中外水位Homとが同時に作用
する図5の状態(例えば、中内水位Himが流出口37
Eの高さの4分の1程度の高さ)においては、扉体38
下側の侵漬部38fgの体積に相応の水の重量の浮力
Fgを受け、扉体38及びフロート39と、バランス
ウエイト35との図1のバランス状態が崩れ、当該扉体
38の内側面38Pの開口端面37EEに対する開放角
θが大きくなり、この状態では次式(E)が成立す
る。 Ww×Lw=Wg×Lg−Fg×Lh+Wf×Lf (E)
【0039】(5A) 扉体の内外側に中内外水位が作
用し、フロート下部が侵漬する場合(図5の2点鎖線) 扉体38の内外側に支川側2と本川側1の中内外水位H
imb、Homb(2点鎖線)が同時に作用し、フロー
ト39下部が支川側1の中内水位Himbに侵漬し、同
フロート39下部に浮力Ffb(図示省略)が作用する
場合には、その浮力Ffbと当該侵漬部の中心と前記鉛
直面32e−32eとの距離をLfb(図示省略)と
し、他の条件が前記(5)のケースと同様とすれば、こ
の状態においては次式(EE)が成立する。なお、この
状態における開放角θb(図示省略)は、前記(5)
の状態における開放角θよりやや大きくなるものの、
フロート39の侵漬部が僅かであれば、式(EE)中の
Ffb×Lfbは、他の要件との対比において無視でき
る。 Ww×Lw=Wg×Lg−Fg×Lh+Wf×Lf −Ffb×Lfb (EE)
【0040】(6) 扉体の内外側に低内水位と中外水
位が作用する場合(図6) 図6のように、扉体38の内側に低内水Hil、外側に
中外水位Homが作用する場合は、中外水Homと低内
水位Hilとの水位差(Hom−Hil)により扉体3
8がその外側から押圧され、扉体38の内側面38Pに
より開口端面37EEが閉塞される。この状態では前記
水位差(Hom−Hil)に基づく押圧力が、前記水平
軸32まわりにおけるバランスウエイト35と同方向に
作用し、扉体38の内側面38Pが開口端面37EEに
押圧され、この場合には次式(F)が成立する。 Ww×Lw<Wg×Lg+Wf×Lf−(Hom−Hil) (F)
【0041】(7) 扉体の内側に高内水位が作用する
場合(図7) 図7のように、扉体38の内側面38Pに支川側2の高
内水位Hihの水流による押圧力Qが作用する(外側
への水圧は0)と、扉体38が水平軸32まわりの時計
方向に大きくθ回動する。なお、扉体35の開放角θ
が大きくなる程、扉体38、フロート39とバランス
ウエイト35とのバランスが崩れ、水流への抵抗が増加
するものの、当該扉体38が大開放角θとなる状態に
おいても、バランスウエイト35による相応のバランス
効果があるから、大角度θ開放した扉体38の高内水
位Hihの水流への抵抗がそれだけ減少し、この状態で
は次式(G)が成立する。 Ww×Lw=Wg×Lg+Wf×Lf−Q (G)
【0042】(8) 扉体の外側に高外水位、内側に中
内水位が作用する場合(図8) 図8のように、扉体38の外側に高外水位Hoh、内側
に中内水位Himが作用すると、高内外水位の水位差
(Hoh−Him)により扉体38がその外側から押圧
されて内側面38Pが開口端面37EEを閉塞し、本川
側1の高外水位Hohの水の支川側2への逆流が阻止さ
れ、この状態では次式(H)が成立する。 Ww×Lw>Wg×Lg+Wf×Lf−(Hoh−Hih) (H)
【0043】(9) 扉体の内外側に高内外水位が作用
する場合(図9) 図9のように、扉体38の内側面38Pに高内水位Hi
h、外側面に高外水位Hohの等高の高水位が作用する
場合は、扉体38とフロート39とのそれぞれの全部又
はほぼ全部が侵漬部38fg、39fcとなり、それ
ぞれに浮力Fg、Ffが作用し、扉体38及びフロ
ート39の重量Wg、Wfが軽減されることになり、こ
の状態では次式(H)が成立する。 Ww×Lw>(Wg−Fg)×Lg +(Wf−Ff)×Lf (I)
【0044】(9B) 図9における高外水位Hohが
僅かに低下した場合(図9の2点鎖線Hohb) 扉体38の内外側に高内外水位Hih、Hohが作用す
る図9(前項参照)の状態において、仮に、その高外水
位Hohが僅かに低下Hohbし、その浮力Fgがそ
れより僅かに小さいFgbになる場合には、次式(I
I)が成立する。なお、次式(II)と前記式(I)と
の対比により理解されるように、次式(II)中のFg
bが前式(I)中のFgに近似する(僅かに小さ
い)値である限り、前記(9)の場合と同様に、この扉
体38による流出口27Eの開口端面27EEの閉塞状
態が維持される。 Ww×Lw>(Wg−Fgb)×Lg +(Wf−Ff)×Lf (II)
【0045】なお、扉体38の内側面38P及びフロー
ト39に支川側2の高内水位Hih、外側面に本川(外
水)側1の高外水位Hohが同時に作用すれば、扉体3
8及びフロート39のそれぞれの全体が侵漬部38fg
、39Fcとなり、同扉体38及びフロート39に浮
力Fg及びFfが作用し、扉体38の内側面38P
が開口端面37EEに当接して密閉するが、この状態か
ら本川(外水)側1の水位が波等により僅かに低下し
て、図9の2点鎖線の高外水位Hohbになると、この
場合には扉体38の外側への押圧力が両実の水位差分H
oh−Hohb減少する(なお、扉体38の外側面の面
積は、その内側面38の流出口27Eに対向する面積よ
りやや大きい)が、この扉体38の内側面38Pの開口
端面37EEからの離間自体に抵抗がある外、フロート
39に高内水位Hihの浮力Ffが作用することによ
り、扉体38による開口端面27EEの閉塞状態が継続
され、前記高外水位Hohが多少低下する高外水位Ho
hbになっても、扉体38の内側面38Pが開口端面3
7EEから離間せず、開口端面27EEの閉塞状態が維
持される。
【0046】図9の本川(外水)側1の高外水位Hoh
(一点鎖線)が、それより僅かに低い同図の二点鎖線の
高外水位Hohbに低下した直後に、本川側1の水位が
急速に高外水位Hohに上昇する場合には、当該扉体3
8の内側面38Pが開口端面27EEへの押圧状態が確
保される限り、急速に上昇した高外水位Hohの水が流
出口27Eを介して支川側2へ逆流する恐れはない。
【0047】扉体38の内側面38Pの上半部に設ける
フロート39を大きくする程、当該フロート39の侵漬
状態における浮力Ffが大きくなり、高内水位Hih
b又はHihの支川側2の水による扉体38の内側面3
8Pの開口端面37EEの閉塞機能を維持できる反面、
このフロート39を大きくする程、支川側2の大量の水
流を本川側1へ流出させる際、当該扉体内側面38Pの
開口端面37EEに対する開放角度(図7ではθ)が
大きくなり、その際、扉体38の内側面38Pの上半部
に設けた同フロート39の底面39bが下方(図7参
照)へ大きく突出し、支川側2の水流の流出抵抗になる
恐れがあるから、このフロート39は支川側2の水流、
殊に、大量の水流の流出を妨げない大きさ、形状にす
る。
【0048】
【変形例】 図10、11に略示した実施例は、樋管ボ
ックス27の流出口27Eの開口端面27EEが垂直状
をなすものであるが、この開口端面27EEは図13の
カルバート15Bの流出口15Cの開口端面15CCと
同様に、その上部から下部に向つて本川側1から支川側
2へ後退するように小角度(数度程度)傾斜するように
構成し、又はそれとは逆に支川側2から本川側1へ突出
するように小角度傾斜するように構成する(図示省略)
ことができる。何れの場合も扉体38の内側面38Pが
流出口27Eの開口端面27EEに対して僅かに開放す
る(4〜5°程度)状態において、扉体38とバランス
ウエイト35とのバランスを図りつつ、前記式(A)な
いし(II)要件を満足するように構成する。
【0049】また、このオートゲートAは、その扉体3
8の内側面38Pの上半部に設けたフロート39の高内
水位Hih水から受ける浮力Ff(図9参照)によ
り、扉体38の内側面38Pを流出口27Eの開口端面
27EEに押圧して、本川側1から支川側2への逆流を
阻止できる限り、バランスウエイト35を水平軸32よ
り開口端面27EEよりに、また、扉体38を水平軸3
2より本川側1に位置するように配設できる。
【0050】前記フロート39を扉体38の内側面38
Pの上半部に着脱可能に構成すれば、係る着脱可能なフ
ロート39を、例えば、前記特願平10−393153
号明細書、図面記載のオートゲートの扉体38の内側面
38Pの上半部に取付けることにより、他の構成を変え
ることのなくこの発明をそのまま実施できる。
【0051】フロート39の形状としては、前記図示例
のような台形状(側面視)にする外、図示しないが側面
視長方形状、半円形状又は三角形状をなすように構成で
きる。何れの場合にも、支川側2の水流の水位が上昇し
て扉体38の内側面38Pに当接する場合、当該扉体3
8の内側面38Pの上半部に設けたフロート39の水流
への当接による抵抗発生の少ない構成にする。
【0052】
【発明の効果】 この発明のオートゲートは、前記のよ
うな構成を有し、作用をするから、次のような効果を奏
する。
【0053】(1) 流水路端部の樋管ボックスの流出
口の開口端面の直上より本川側に位置するように配設さ
れた水平軸に設けられ、バランスウエイトとほぼバラン
スする扉体で、当該樋管ボックスの流出口の開口端面に
対して僅かに開放し、その内側面の上半部に、当該流出
口内に進入可能なフロートを設けたから、通常は人手又
は駆動装置を用いることなく支川側の水流を本川側へ流
出させ、本川側水位が支川側水位より上昇した際、その
水位差に基づく水圧により扉体を流出口の開口端面に押
圧して樋管ボックスの流出口を自動的に閉塞し、また、
本川側の上昇した水位の低下により通常の動作状態に自
動的に復帰させる外、仮に、当該扉体の内外側にほぼ等
高の高内外水位が作用した際、扉体の内側面の上半部に
設けたフロートが高内水位の水圧による大きな浮力を受
けて扉体の内側面を、流出口の開口端面に押圧し、その
直後に本川側水位が多少変動(低下)しても、流出口の
開口端面の閉塞状態が確保され、洪水発生時等、本川側
水位の変動が繰返される場合等においても、本川側の高
外水位の水を不用意に支川側へ逆流させない。
【0054】(2) フロートが扉体の内側面の上半部
に設けられているから、本川側の低、中外水位と支川側
の低、中内水位の水圧、水流が扉体の両側下部、中央部
まで同時に作用する場合には、同フロート設置にかかわ
らず、当該扉体の内側面が流出口の開口端面に対して僅
かに開放し、又は多少広く開放する状態において扉体と
バランスウエイトとのバランスが維持される外、扉体の
内外側の水位変動に直ちに応答する。
【0055】(3) バランスウエイト付扉体を支承す
る水平軸を、樋管ボックスの流出口の開口端面の直上位
置より本川側に配設したから、支川側の高水位の流水が
扉体の内側面に当接して水平軸まわりの時計方向(図1
0)に回動する際、当該扉体が前記樋管ボックス頂壁下
面より高位置の水平軸まわりに大きく回動し、当該扉体
の内側面が高い位置まで無理なく開放されるから、仮
に、この状態における扉体の内側面の上半部に設けたフ
ロートの端部に、支川側の高水位の水流の頂部が当接し
ても、当該扉体が水平軸まわりの時計方向にさらに大き
く回動し、支川側の大量の水流の流出抵抗が少ない。
【0056】(4) 流水路端部の樋管ボックス頂部の
水平軸に設けたバランスウエイト付き扉体が、本川側水
位が低い場合には、支川側の水流の多少にかかわらず、
当該扉体の内側面を樋管ボックスの流出口の開口端面か
ら自動的に離間(開放)して本川側へ流出する一方、本
川側水位が支川側水位より上昇すれば、扉体の内側面を
当該流出口の開口端面に押圧して閉塞し、支川側への逆
流を自動的に阻止し、また、本川側の水位の上昇解消に
より、人手又は駆動装置を要することなく通常の動作状
態に自動的に復帰するからから、オートゲートの維持管
理を容易に行なえ、そのランニングコストの低減を図れ
る。
【0057】(5) 流水路の支川側端部の樋管ボック
ス頂部の取付基板上の軸受に支承した水平軸に、アーム
を介して調整用ウエイト付きバランスウエイトを設けれ
ば、扉体とバランスウエトとのバランス取りを容易に行
なえる。
【0058】(6) 扉体の内側面の上部半部の内(支
川)側に、樋管ボックスの流出口の上半部に進入可能な
フロートを設けるという簡易な構成であるから、バラン
スウエイトを備える既存のオートゲートの扉体の内側面
の上半部に、当該樋管ボックスの流出口の上半部に進入
可能なフロートを装着すると共に、必要に応じてバラン
スウエイトの重量調整をするだけで、他の構成を変える
ことなく、既存のオートゲートにこの発明を容易に実施
できる。
【0059】(7) 樋管ボックスの頂部に油圧シリン
ダ等の扉体を回動させる強制駆動手段を設ければ、仮
に、扉体の下部外側まわりに砂等が堆積して支川側の流
水だけでは、当該扉体を開放できない状態が発生した場
合等においても、油圧シリンダ等の強制駆動手段により
当該扉体の緩やかな開閉操作を繰返すことにより、樋管
ボックス側の流水を利用して堆積砂等を本川側へ流出さ
せ、通常の動作状態に復帰させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のオートゲートの一実施例の扉体の
内外側の何れにも水圧が掛からない状態の模式作用説明
図である。
【図2】 同扉体の内側面に低内水位の水流が作用する
状態の模式作用説明図である。
【図3】 同扉体の内外側に、等高の低内外水位の水圧
が作用する状態の模式作用説明図である。
【図4】 同扉体の内側面に中内水位の流水が作用する
状態の模式作用説明図である。
【図5】 同扉体の外側面に中外水位、内側面に中内水
位の水圧が作用する状態の模式作用説明図である。
【図6】 同扉体の外側面に中外水位、内側面に低内水
位の水圧が作用する状態の模式作用説明図である。
【図7】 同扉体の内側面に高内水位の流水が作用する
状態の模式作用説明図である。
【図8】 同扉体の外側面に高外水位、内側面に中内水
位の水圧が作用する状態の模式作用説明図である。
【図9】 同扉体の内外側面に、等高の高内外水位が作
用する状態の模式作用説明図である。
【図10】 この発明のオートゲートの一実施例の模式
側面説明図である。
【図11】 同実施例の樋管ボックスを樋管ボックス設
置室に設置した状態における、その扉体の一部を切除し
て示す模式正面説明図である。
【図12】 従来のバランスウエイトを備えるオートゲ
ートの模式側面説明図である。
【図13】 従来例のフロート式フラップゲートの模式
側面説明図である。
【図14】 本出願人が先に提案したバランスウエイト
付オートゲートの要部の模式側面説明図である。
【符号の説明】
1……本川(外水)側 2……支川(内水)側 15……流水路 15B……カルバート 15C……流出口 15CC……開口端面 17……制水扉 17A……扉体 17B……取付部、 17C……水平軸 17D……取付具 17E……バランスウエイト 17p……扉体内側面 18……フロート式フラップゲート 18A……扉体 18B……支持アーム 18C……枢支軸 18D……連結リンク 18E……枢支軸 18e……鉛直面 18F……フロート 18fc……フロートの中心 18fgc……扉体全体の体積(浮力)中心 18gc……扉体全体の重心 18gg……扉体(除フロート)の重心 18p……扉体内側面 21……水密ゴム 23……樋管ボックスの底面 27……樋管ボックス 27D……流入口 27E……流出口 27EE……開口端面 27F……流出斜面 28……直方体状枠体 28A……長方形状側枠 28B……長方形状頂枠 28C……長方形状底枠 30……取付用基板(扉体) 31……軸受(水平軸) 32……水平軸 32e−32e……水平軸32の中心線通過鉛直面 33……アーム 34……取付棒 35……バランスウエイト 36……取付具(扉体) 38……扉体 38fg……扉体の侵漬部(下部) 38fg……扉体の侵漬部(下半部) 38fg……扉体の侵漬部(全部) 38P……扉体内側面 39……フロート 39a……フロート上面 39b……フロート底面 39c……フロート下面 41……油圧シリンダ 41C……油圧配管 42……ピストンロッド 42A……連結部 45……ガイドアーム 47……トルクアーム 47A……ボス 47B……リブ 50……開度検出発信器(扉体の) 51、52……リンク 60……樋管ボックス設置室 61……点検用蓋 63……梯子 A、B、C……オートゲート Ff……フロートの受ける浮力 Ff……フロートの受ける最大浮力 Fg……扉体下部の浸漬状態における扉体の受ける浮
力 Fgc……扉体下部の浸漬状態における扉体の受ける
浮力中心 Fg……扉体下半部の浸漬状態における扉体の受ける
浮力 Fgc……扉体下半部の浸漬状態における扉体の受け
る浮力中心 Hil……低内水位 Him……中内水位 Himb……中内水位(フロート下位) Hih……高内水位 Hol……低外水位 Hom……中外水位 Homb……中外水位 Hoh……高外水位 Hohb……高外水位 Lf〜Lf……水平軸心通過鉛直面とフロート中心
との距離 Lfg……支(水平)軸心通過鉛直面とフロート最大浮
力中心との距離 Lfgc……支(水平)軸心通過鉛直面と扉体全体の体
積中心との距離 Lg〜Lg……水平軸心通過鉛直面と扉体の重心と
の距離 Lgg……支(水平)軸心通過鉛直面と扉体(フロート
除)重心との距離 Lh、Lh……侵漬部(浮力)中心と鉛直面32e
−32eとの距離 Lw〜Lw……水平軸心通過鉛直面とバランスウエ
イトとの距離 p……ポンプ s……堆積砂 Wf……フロート部の重量 Wg……扉体(除フロート)の重量 Ww……バランスウエイトの重量 X……浮遊物 θ、θ〜θ……扉体の開放角

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支川側2の水流を本川側1へ流出させる
    流出口27Eを有する樋管ボックス27上の水平軸32
    にアーム33を設け、該アーム33の一端部に当該樋管
    ボックス27の流出口27Eの開口端面27EEを開閉
    する扉体38を、同アーム33の他端部に、前記扉体3
    8と前記水平軸32まわりにほぼバランスして、当該扉
    体38により前記開口端面27EEを常時僅かに開放さ
    せるバランスウエイト35をそれぞれ設けたオートゲー
    トにおいて、前記水平軸32が前記樋管ボックス27の
    流出口27Eの開口端面27EEの直上位置より本川側
    1上方に位置するように配設すると共に、前記扉体38
    の内側面38Pの上半部に、前記樋管ボックス27の流
    出口27Eの上半部に進入するフロート39を設けたこ
    とを特徴とするオートゲート。
  2. 【請求項2】 前記フロート39を、前記扉体38の内
    側面38Pの上半部に着脱可能に設けたことを特徴とす
    る請求項1記載のオートゲート。
  3. 【請求項3】 前記水平軸32にリンク51、52等の
    連結手段を介して、当該水平軸32を往復回動させる油
    圧シリンダ41等の駆動手段を連結すると共に、該駆動
    手段を前記樋管ボックス27の頂部に設けたことを特徴
    とする請求項1又は2記載のオートゲート。
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