JPS6015775Y2 - 堤内排水口用自在開閉扉 - Google Patents

堤内排水口用自在開閉扉

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JPS6015775Y2
JPS6015775Y2 JP4837882U JP4837882U JPS6015775Y2 JP S6015775 Y2 JPS6015775 Y2 JP S6015775Y2 JP 4837882 U JP4837882 U JP 4837882U JP 4837882 U JP4837882 U JP 4837882U JP S6015775 Y2 JPS6015775 Y2 JP S6015775Y2
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JP4837882U
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JPS58153222U (ja
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幸三 野村
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、河川の堤外地を流れる排水路の水を本川の
堤内に放流する場合、堤防又は護岸の水承部に露出する
堤内排水口に附設し、増水時に於いて本川の水が排水路
に逆流するのを自動的に阻止する自在開閉扉に係るもの
である。
周知のように、此の種の自在開閉扉としては、扉体を1
本のピンで基板前面に直接枢着せずに、基板の前方に隔
設せる連杆の下端部に扉体を間接的に垂下固定し、肥体
上端部にある滑動点と扉体中央部にある重心の移動を巧
みに利用して、扉体が一種のリンク運動によって開閉動
作を行なうように支持し、それを堤内排水口の基板前面
に装着した場合、扉体の下端部が所定の傾斜角を以って
前方に開離するように構成した自在開閉扉(実公昭5l
−1475N公報)が既に本出願人の工場で開発され広
く実用に供されている。
けれども、前記の自在開閉扉は、本来比較的規模の小さ
な排水路に使用するものとして開発されたものであるか
ら、これを通水断面積が大きく且つ流量の変動が激しい
排水路に適用しようとした場合、扉体の面積や重量が大
きくなる関係上、水量の増減に追従する扉体の動きが鈍
くなって円滑な自動開閉動作が得られなくなる恐れがあ
り、利用者側から通水断面積の大きな排水路にも充分対
応できる新しい自在開閉扉の開発が切望されていた。
本考案は、このような問題に対処するために案出された
もので、扉体を親扉と子扉との複合構造に形成した点に
最大の特徴があり、以下にその構造及び利用動作を実施
例の図面について具体的に説明する。
即ち、図面中符号1は本考案による自在開閉扉の主扉体
、2は主扉体1を支持する基板であって、基板2の中央
には、排水口3と同形状の輪郭を持つ透孔4と、その周
囲に適数の取付孔5を穿設し、排水口3の前面にアンカ
ーボールド(図示せず)にて固定され、基板2の上部に
は前方に突出するブラケット6が固着しである。
主扉体1は基板2の透孔4より稍大きな輪郭を有し、そ
の裏面には透孔4の周縁部に密接する無端のパッキング
アが装着され、また上部には前記のブラケット6と対応
する位置にブラケット8を設け、両ブラケット6.8間
には左右一対の連杆9,9がピン10.11にて枢着結
合され、主扉体1はブラケット6の下方に前記連杆9,
9を介して揺動可能に垂下固定してあり、これが自在開
閉扉の親扉Gになっている。
尚、親扉Gの場合は、必ずしも扉体を後記する子扉gの
ように連杆を介して間接的に連結する必要はなく、上部
の枢着位置を支点として扉体を前方へ回動し得るように
結合できれば、他の連結構造であっても差支えない。
本考案の自在開閉扉は、前記親扉Gの主扉体1によって
開閉される主開口部12の透孔4とは別箇に、主扉体1
の一部(実施例の場合は中央下部)に副開口部13とな
る透孔14を穿設し、この透孔14に子扉gとなる副扉
体15を設けたもので、この透孔14の上方には、副扉
体15の重心Cよりも高く前方に突出するブラケット1
6を固着し、副扉体15の表面上部には、前記ブラケッ
ト16とほぼ同じ高さに突出するブラケット17を前方
に向けて突設し、両ブラケット16,17間に連杆1B
、1Bをピン19.20で架設連結して、その下端部に
副開口部13を閉鎖する副扉体15を揺動可能に垂下固
定し、副扉体15の裏面には、主扉体1と同様に透孔1
4の周縁部に密接する無端のバッキング21が装着しで
ある。
そのため、副扉体15は主扉体1と異なり、ブラケット
16の下方に連杆18を介して間接的に垂下固定され、
且つ枢着点が副扉体15の重心より前方に位置している
ので、その揺振動作を考えるとき、副扉体15の運動は
、ブラケット16と連杆18上部の枢着点A、連杆18
下部とブラケット17の枢着点B1並びに副扉体15上
端部裏面と主扉体1前面の接触点りによって規制され、
これに運動を与える力は副扉体1・5中央部の重心Cに
作用する水平方向の外力P及びP′と、副扉体15自身
に作用する重力であるため、その揺振運動は、第2図図
示の如く重心Cを力点とする一部リンクモーションと同
様に考える事ができ、副扉体15はそれぞれ枢着点Aを
固定支点、枢着点Bを回動支点、接触点りを滑動支点と
して第3図イ9口、ハの如く三様の位置に移動する。
本考案による自在開閉扉は上記構造を有するので、これ
を第2図図示の如く基板2を垂直にして排水口3前面に
取付けた場合に、親扉Gは主扉体1が基板2に対して隙
間なく密接した状態で垂下し、排水路の水勢によって主
扉体1が非常に強く押された時にだけ前方へ斜めに押し
開かれるようになっているが、子扉gは、副扉体15の
重心Cが連杆18の固定支点Aよりも後方に位置してい
るため、副扉体15の重心Cに対して水平方向に移動す
る力が作用し、副扉体15を前方に押し開きながら、そ
の重心Cから第3図図示の如く固定支点Aの鉛直線Y−
Yに到達する位置まで移動し、角度Qだけ副扉体15を
押し開いた状態で自動的に静止する。
従って、本考案の場合、排水路の水勢が如何に弱くとも
、扉体の存在によって排水の流れが阻止されることはな
く、極めて円滑に堤内への排水動作が行なわれる結果、
水中に浮遊する塵芥等の障害物により排水路が閉塞され
る恐れはない。
また排水路内の水量が増加した場合には、当初第3図イ
の位置に静止していた副扉体15がその水圧力Pによっ
て第3図口の如く更に前方方へ押し開かれ、それでも開
口面積が不足するような時には、基板2上部のブラケッ
ト6のピン10を支点にして主扉体1が前方に押し開か
れるので、どのような水量の変動に対しても充分に対応
することができる。
一方、これとは逆に本川の水位が急に上昇した場合には
、堤内を流れる水の水圧力P′が主副両扉体1,15に
作用し、主扉体1を当初の状態に閉鎖すると共に、副扉
体15を第3図への如く後方に押圧し、それを主扉体1
に密接させて排水路を完全に閉鎖するので、洪水時に本
川の水が排水路内に逆流する危険を未然に防止すること
がでる。
以上のように、本考案の自在開閉扉は、親扉と子扉を組
合わせた複合構造を有し、そのリンク機構を巧みに利用
した独自の扉体支持方式により、水量の変動に応じて排
水口を全く自動的に開閉し、その排水動作を著しく円滑
化すると共に、塵芥等による排水路の閉塞及び水路の逆
流を未然に阻止することができるため、これを河川の堤
内排水口に適用すれば、水路の維持管理と水害防止に顕
著な実用効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による自在開閉扉の具体的な実施構造の
一例を示す正面図、第2図は同じく中央縦断面図、第3
図は副扉体の開閉に伴なう支点の移動状況を示す説明図
である。 G・・・・・・親扉、g・・・・・・子扉、1・・・・
・・主扉体、2・・・・・・基板、3・・・・・・排水
口、4・・・・・・透孔、5・・・・・・取付孔、6・
・・・・・ブラケット、7・・・・・・バッキング、8
・・・・・・ブラケット、9・・・・・・連杆、10,
11・・・・・・ピン、12・・・・・・主開口部、1
3・・・・・・副開口部、14・・・・・・透孔、15
・・・・・・副扉体、16,17・・・・・・ブラケッ
ト、18・・・・・・連杆、19.20・・・・・ゼン
、21・・・・・・バッキング、A・・・・・・固定支
点、B・・・・・・回動支点、C・・・・・・重心、D
・・・・・・滑動支点、W・・・・・・重力、p、p’
・・・・・・外力、Q・・・・・・角度、Y−Y・・・
・・・鉛直線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 堤内排水口の主開口部前面に、主扉体が基板に対して隙
    間なく密接した状態で垂下し、排水路の水勢により主扉
    体が強く押された時にのみ前方へ斜めに押し開かれるよ
    うに枢支したものを親扉とし、前記親扉の一部に副開口
    部を設け、この副開口部の上方に副扉体の重心よりも高
    く前方へ突出するブラケットを設けると共に、副扉体の
    上端部に前記のブラケットとはS゛同り高さに突出する
    ブラケットを前方に向けて突設し、両ブラケット間に連
    打を架設してその下端部に副開口部を閉鎖する副扉体を
    揺動可能に垂下固定したものを子扉とし、子扉の副扉体
    を連打上下端部の枢着点及び副扉体上端部裏面の滑動接
    触点で該扉体の下端部が所定の傾斜角を以って前方へ開
    離するように三点支持したことを特徴とする堤内排水口
    用自在開閉扉。
JP4837882U 1982-04-02 1982-04-02 堤内排水口用自在開閉扉 Expired JPS6015775Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4837882U JPS6015775Y2 (ja) 1982-04-02 1982-04-02 堤内排水口用自在開閉扉

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JP4837882U JPS6015775Y2 (ja) 1982-04-02 1982-04-02 堤内排水口用自在開閉扉

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58153222U JPS58153222U (ja) 1983-10-13
JPS6015775Y2 true JPS6015775Y2 (ja) 1985-05-17

Family

ID=30059303

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4837882U Expired JPS6015775Y2 (ja) 1982-04-02 1982-04-02 堤内排水口用自在開閉扉

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JPS58153222U (ja) 1983-10-13

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