JP2000328365A - ポリエステル繊維及びその製造方法 - Google Patents

ポリエステル繊維及びその製造方法

Info

Publication number
JP2000328365A
JP2000328365A JP2000006085A JP2000006085A JP2000328365A JP 2000328365 A JP2000328365 A JP 2000328365A JP 2000006085 A JP2000006085 A JP 2000006085A JP 2000006085 A JP2000006085 A JP 2000006085A JP 2000328365 A JP2000328365 A JP 2000328365A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyester
fiber
polymer
spinning
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000006085A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3568443B2 (ja
Inventor
Seiji Tone
誠司 刀禰
Noboru Imabayashi
昇 今林
Goro Osumi
悟朗 大住
Hideo Sakakura
秀夫 坂倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Rayon Co Ltd filed Critical Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority to JP2000006085A priority Critical patent/JP3568443B2/ja
Publication of JP2000328365A publication Critical patent/JP2000328365A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3568443B2 publication Critical patent/JP3568443B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Artificial Filaments (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 繊維物性が良好で、かつその製糸時の生産性
の高いポリエステル繊維を提供し、またかかるポリエス
テル繊維を紡糸を含む製糸工程での糸切れ等のトラブル
もなく生産性高く得る。 【解決手段】 ポリエステルに、200〜250℃での
剛性率が該ポリエステルの20〜1000倍の非相溶ポ
リマーが、ポリエステル100重量部に対し0.01〜
10重量部の比で含有されたポリエステルからなるポリ
エステル繊維、及び、ポリエステルを溶融紡糸してポリ
エステル繊維を製造するに際し、該ポリエステルの生成
中又は生成後に、200〜250℃での剛性率が該ポリ
エステルの20〜1000倍の非相溶ポリマーを添加す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、その製糸時の生産
性の高いポリエステル繊維及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ポリエチレンテレフタレート
繊維で代表されるポリエステル繊維の生産性向上の手法
として、溶融紡糸の際に、引き取り速度を高くし、かつ
紡糸口金からの吐出量を増加させる方法があり、この方
法は簡単で有効な手法である。しかしながら、この方法
では、引き取り速度の増加により紡糸により得られた繊
維の分子配向が大きくなり、残留伸度が低下するという
現象が生じる。そのため紡糸時の生産性は向上しても、
その後の工程で引き取り速度が低い場合と同等の糸質の
繊維を得ることは困難である。特にいったん未延伸糸を
得て更に延伸するという製糸方法においては、未延伸糸
の延伸又は延伸仮撚時の延伸比を小さくせざるを得ず、
引き取り速度の上昇による吐出量増加効果が延伸比の低
下によって相殺されるということが起こる。
【0003】この問題を解決するには、紡糸引き取り速
度を高くしても、得られた繊維の分子配向が大きくなら
ないようにすることが必要である。その一手段として、
ポリエステルにペンタエリスリトール等の連鎖分岐剤を
共重合させ、吐出量、延伸比を増大させポリエステル繊
維の生産性を向上させる方法が特開昭53−292号公
報にて提案されているが、この方法では、特別な重合条
件を採用する必要があり、また低い紡糸速度では全く効
果がなく紡糸速度域に制限がある、毛羽が発生し易くな
る等の問題がある。
【0004】一方、ポリエステルに特定のポリマーを配
合し、ポリエステル繊維の生産性を向上させる方法も提
案されている。例えば、特開昭56−91030号公報
にてポリエステルにスチレン系ポリマーを配合する方法
が提案されているが、十分な生産性向上効果を得るため
には大量の配合量を必要とし、このため糸切れの原因を
作るという問題がある。また特開昭57−47912号
公報、特開平6−17317号公報にてポリエステルに
ポリメチルメタクリレート等の添加剤を配合する方法が
提案されているが、生産性向上効果が低く、紡糸温度域
での添加剤の熱安定性が悪く糸切れの原因となるという
問題がある。またWO99-07927号公報にてポリエステルの
溶融粘度の1〜10倍の粘度を有するポリマーを含有す
る方法が提案されているが、生産性向上の効果が低く、
後加工時に毛羽等のトラブルが発生するという問題があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、繊維
物性が良好で、かつその製糸時の生産性の高いポリエス
テル繊維を提供し、またかかるポリエステル繊維を紡糸
を含む製糸工程での糸切れ等のトラブルもなく生産性高
く得ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、テレフタル酸
を主とするジカルボン酸成分及びエチレングリコールを
主とするジオール成分とからなるポリエステルに、20
0℃から250℃の範囲内での剛性率が該ポリエステル
の20倍以上1000倍以下の非相溶ポリマーが、ポリ
エステル100重量部に対し0.01〜10重量部の比
で含有されたポリエステルからなることを特徴とするポ
リエステル繊維、及び、テレフタル酸を主とするジカル
ボン酸成分及びエチレングリコールを主とするジオール
成分とからなるポリエステルを溶融紡糸してポリエステ
ル繊維を製造するに際し、該ポリエステルの生成中又は
生成後の系に、200℃から250℃の範囲内での剛性
率が該ポリエステルの20倍以上1000倍以下の非相
溶ポリマーを、生成ポリエステル100重量部に対し
0.01〜10重量部の比で添加することを特徴とする
ポリエステル繊維の製造方法、にある。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明におけるポリエステルは、
テレフタル酸を主とするジカルボン酸成分及びエチレン
グリコールを主とするジオール成分とからなるポリエス
テルであり、実用上十分な繊維強度を確保するために
は、フェノール/テトラクロロエタン(50/50)混
合溶媒中、25℃において測定した極限粘度が0.5以
上であることが好ましく、より好ましくは0.6以上で
ある。またポリエステル繊維としての物性を著しく低下
させない範囲でジカルボン酸成分及び又はジオール成分
の一部を他のジカルボン酸成分或いはジオール成分で置
き換えたものであってもよい。
【0008】置き換え可能な他のジカルボン酸成分とし
ては、イソフタル酸、5−スルホイソフタル酸或いは2
−スルホイソフタル酸、1,8−ジカルボキシナフタレ
ン−3−スルホン酸等のアルカリ金属塩、ナフタレンジ
カルボン酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェニルスル
ホンジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、1,4−
シクロヘキサンジカルボン酸等のジカルボン酸類又はこ
れらのエステル形成性誘導体、p−オキシ安息香酸、p
−β−オキシエトキシ安息香酸等のオキシカルボン酸類
又はこれらのエステル形成性誘導体、5−テトラブチル
ホスホニウムスルホイソフタル酸、5−テトラフェニル
ホスホニウムスルホイソフタル酸、5−フェニルトリブ
チルホスホニウムスルホイソフタル酸、5−ブチルトリ
フェニルホスホニウムスルホイソフタル酸等のスルホン
酸ホスホニウム塩含有ジカルボン酸類又はこれらのエス
テル形成性誘導体等が挙げられる。
【0009】置き換え可能な他のジオール成分として
は、1,3−プロパンジオール、2−メチル−1,3−
プロパンジオール、1,4−ブタンジオール等の炭素数
2〜10の低級アルキレングリコール、1,4−シクロ
ヘキサンジメタノール、ネオペンチルグリコ−ル、1,
4−ビス(β−オキシエトキシ)ベンゼン、ビスフェノ
−ル−Aのビスグリコ−ルエ−テル、各種分子量のポリ
エチレングリコ−ル又はポリプロピレングリコ−ル、エ
チレンオキサイド−プロピレンオキサイド共重合体、或
いはポリアルキレングリコ−ルの各種誘導体等が挙げら
れる。
【0010】また、ポリエステルが実質的に線状である
範囲内で、トリメリット酸、ピロメリット酸等のポリカ
ルボン酸、トリメチロ−ルプロパン又はそのエチレンオ
キサイド付加誘導体、ペンタエリスリト−ル、グリセリ
ン又はそのエチレンオキサイド付加誘導体等のポリオ−
ルが含まれていてもよい。更に、各種分子量のモノハイ
ドリックポリアルキレンオキサイド又はその誘導体、フ
ェニル酢酸等の重合停止剤が含まれていてもよい。
【0011】本発明のポリエステルの生成に際しては、
従来公知の任意のポリエステル合成用触媒を用いること
ができる。また、公知の抗酸化剤等の安定剤、着色防止
剤、エ−テル結合副生抑制剤、易滑剤、艶消し剤、難燃
剤、蛍光剤、その他の添加剤が適宜含まれていてもよ
い。
【0012】本発明におけるポリエステルに含有される
非相溶ポリマーは、200℃から250℃の範囲内での
剛性率が該ポリエステルの20倍以上1000倍以下で
あるポリマーである。この剛性率は、市販の評価装置、
例えばレオメトリック・サイエンティフィック・エフ・
イー(株)製レオメーター等で測定することにより容易
に求められる。非相溶ポリマーの剛性率は、200℃か
ら250℃の範囲内でポリエステルの20倍以上100
0倍以下であればよいが、好ましくは30倍以上500
倍以下、より好ましく30倍以上200倍以下である。
剛性率が20倍未満や1000倍を超える場合は、生産
性向上の効果が低いものとなる。
【0013】本発明における非相溶ポリマーの非相溶と
はポリエステルの溶融状態においてポリエステルと2相
分離し得ることを意味する。従って本発明において非相
溶ポリマーとしては、このような性質を持つポリマーで
あれば特に限定されないが、スチレン系化合物単位、
(メタ)アクリロニトリル単位及びN−置換マレイミド
単位のうちの少なくとも2種を成分とする共重合ポリマ
ーが好ましい例として挙げられる。
【0014】本発明においては、ポリエステル中に非相
溶ポリマーが、ポリエステル100重量部に対し0.0
1〜10重量部の比で含有されていることが必要であ
り、好ましくは0.1〜1.0重量部、より好ましくは
0.3〜0.8重量部の比で含有される。非相溶ポリマ
ーの含有量が0.01重量部未満では、その製糸時の生
産性向上の効果がなく、10重量部を超えると、糸切れ
等製糸時にトラブルが発生する。
【0015】本発明におけるポリエステル中において、
含有される非相溶ポリマーのドメインの分散状態は、繊
維軸に対し垂直方向の繊維横断面において直径が0.5
μm以下で、かつ繊維軸に対し平行方向の繊維縦断面に
おいて長さが1μm以上であればよいが、直径が0.4
μm以下、長さが2μm以上であることがより好まし
い。直径が0.5μmを超える場合は、糸切れし易く、
長さが1μm未満の場合は、生産性向上の効果が小さく
なる。
【0016】本発明におけるポリエステルに含有される
非相溶ポリマーの好ましい例としては、前記のようにス
チレン系化合物単位、(メタ)アクリロニトリル単位及
びN−置換マレイミド単位のうちの少なくとも2種を成
分とする共重合ポリマーが挙げられるが、更にこの共重
合ポリマーについて説明する。共重合ポリマーの成分の
単位を構成するスチレン系化合物としては、スチレン、
α−メチルスチレン等のスチレン誘導体が挙げられ、
(メタ)アクリロニトリルとしては、アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリルが挙げられ、N−置換マレイミ
ドとしては、N−シクロヘキシルマレイミド等のN−脂
肪族置換マレイミド、N−フェニルマレイミド等のN−
芳香族置換マレイミドが挙げられる。
【0017】共重合ポリマーの組成は、特に限定されな
いが、2種の成分からなる場合は、どのような組合せに
おいても、どちらかの成分が20〜80重量%、他の成
分が80〜20重量%含まれることが好ましい。共重合
ポリマーが3種の成分からなる場合は、各成分が少なく
とも5重量%含まれることが好ましく、より好ましい組
成は、スチレン系化合物単位が40〜80重量%、(メ
タ)アクリロニトリル単位が5〜45重量%及びN−置
換マレイミド単位が15〜55重量%である。
【0018】かかる共重合ポリマーの具体的な例として
は、スチレンとアクリロニトリルの共重合体、スチレン
とN−フェニルマレイミドの共重合体、或いはスチレ
ン、アクリロニトリル及びN−フェニルマレイミドの共
重合体等が挙げられる。これらの共重合ポリマーの中で
2種の成分のうちの一つ或いは3種の成分のうちの一つ
に(メタ)アクリロニトリルが含まれることがポリエス
テル中での分散性の点からより好ましく、更により好ま
しいものとして、スチレン/アクリロニトリル共重合
体、スチレン/アクリロニトリル/N−フェニルマレイ
ミド共重合体が挙げられる。
【0019】非相溶ポリマーとして用いる共重合ポリマ
ーは、その分子量が任意のものであってよいが、数平均
分子量で10000〜500000のポリマーであるこ
とが好ましく、数平均分子量で40000〜20000
0のポリマーであることがより好ましい。数平均分子量
が10000未満では、生産性向上の効果が低くなる傾
向にあり、500000を超えると、ポリエステル中で
の分散性が悪くなる傾向にある。
【0020】また共重合ポリマーは、そのガラス転移温
度が110℃以上であることが好ましく、より好ましく
は130℃以上で、ポリエステルの融点以下であること
が好ましく、より好ましくは150℃未満である。ガラ
ス転移温度が110℃未満では、製糸時の生産性向上の
効果が低くなる傾向にあり、ポリエステルの融点を超え
ると、ポリエステル中での分散が悪くなり、製糸時に糸
切れ等のトラブルが起こったり、得られた繊維の物性に
悪影響を及ぼす傾向にある。
【0021】本発明のポリエステル繊維は、紡糸速度、
即ち紡糸引き取り速度を高くしても、得られた繊維の分
子配向が大きくならず製糸生産性を向上させる働きがあ
る。この理由は、明らかではないが、繊維を形成させる
ポリエステルの紡糸の際に、溶融状態から繊維として固
化するまでの温度域で通常のポリエステルに比して高い
剛性率を有することに加え、線状に引き延ばされ繊維長
手方向に連続したような構造となるため繊維全体にかか
る応力が添加した共重合ポリマー側に比較的多くかか
り、結果的にポリエステルの配向がかかり難くするもの
と推定される。
【0022】本発明のポリエステル繊維は、次のように
して製造することができる。即ち、テレフタル酸を主と
するジカルボン酸成分及びエチレングリコールを主とす
るジオール成分とからポリエステルを溶融紡糸し、ポリ
エステル繊維を製造するに際し、用いるポリエステルの
生成中又は生成後の系に、200℃から250℃の範囲
内での剛性率が該ポリエステルの20倍以上1000倍
以下である非相溶ポリマー、例えばスチレン系化合物単
位、(メタ)アクリロニトリル単位及びN−置換マレイ
ミド単位のうちの少なくとも2種を成分とする共重合ポ
リマーを、生成ポリエステル100重量部に対し0.0
1〜10重量部、好ましくは0.1〜1重量部、より好
ましくは0.3〜0.8重量部の比で添加することによ
り本発明のポリエステル繊維を得ることができる。
【0023】本発明のポリエステル繊維は、非相溶ポリ
マーが含有されたポリエステルから構成されており、本
発明のポリエステル繊維は、紡糸直前の溶融状態におい
て、ポリエステルポリマーが海、非相溶ポリマーが島の
海島構造にあり、非相溶ポリマーが走査型電子顕微鏡観
察による非相溶ポリマー相の平均分散粒径で0.5μm
未満で含有されていることが好ましい。含有された非相
溶ポリマーの平均分散粒径が0.5μm以上である場合
は、紡糸の際に糸切れを起こしたり、布帛にしたときに
筋斑の発生等の問題が起こり易くなる。
【0024】非相溶ポリマーのポリエステルへの添加方
法は、ポリエステルの生成中又は生成後の系に添加さ
れ、紡糸直前に生成したポリエステルに混合することも
可能であるが、非相溶ポリマーがポリエステル中に島、
ポリエステルが海の海島構造に均一に分散させるために
は、ポリエステルの生成中の系に添加することが好まし
く、特に重縮合反応系に添加することがより好ましい。
【0025】また、非相溶ポリマーをポリエステルへ添
加する際、熱劣化、着色等の問題を防止するために公知
の抗酸化剤等の安定剤、着色防止剤や、易滑剤、難燃
剤、蛍光剤、その他の添加剤を適宜添加してもよい。ポ
リエステルの生成工程で添加する場合や比較的高温で紡
糸する場合等長い、或いは高い温度の熱履歴が加わる場
合は抗酸化剤を用いることが好ましい。抗酸化剤として
は、例えばフェノール系、ホスファイト系やチオエーテ
ル系等が用いられる。
【0026】本発明のポリエステル繊維の製造における
溶融紡糸は、非相溶ポリマーを添加したポリエステルを
通常の紡糸機を用いて紡糸されるが、紡糸速度として
は、1000〜6000m/分未満の紡糸速度で紡糸す
ることが好ましい。本発明のポリエステル繊維の製造方
法によれば、非相溶ポリマーを添加することにより、非
相溶ポリマーを添加しないポリエステルの溶融紡糸に比
べ、同等の繊維物性の繊維を得る場合に、紡糸速度を高
めることができ、製糸時の生産性を向上させることがで
きる。
【0027】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。なお、実施例中の各特性値は、下記の方法により測
定した。また、実施例中の部は重量部を意味する。
【0028】(繊維強度、伸度)島津製作所社製オ−ト
グラフSD−100−Cを用いて、試料長200mm、引
張速度200mm/分で応力−伸長曲線を測定し、繊維
の破断点の強度及び伸度を求めた。 (複屈折率)浸漬液としてグリセリンを用い、ステップ
コンペンセーター法により求めた。 (最大延伸倍率)得られた未延伸糸を、延伸速度600
m/分で延伸し、破断する延伸倍率を最大延伸倍率とし
た。
【0029】(溶融状態での剛性率)レオメトリック・
サイエンティフィック・エフ・イー(株)製レオメータ
ーRDA−700を用いて、パラレルプレート:25m
mφ、プレート間隔:2mm、角周波数:10rad/
sec、初期設定歪み:10%、初期設定温度:300
℃、降温速度:15℃/min、雰囲気:窒素の条件
で、200〜250℃での非相溶ポリマーの剛性率G
(a)とポリエステルの剛性率G(b)からG(a)/
G(b)を剛性率比として求めた。非相溶ポリマーを重
縮合系中に添加した場合は、非相溶ポリマーを添加した
ポリエステルと同一極限粘度を有する非相溶性ポリマー
を添加していないポリエステルの剛性率をG(b)とし
た。また、剛性率比は200〜250℃で剛性率比が最
大になる温度、最小になる温度でのデータで示した。
【0030】(電子顕微鏡観察)繊維を包埋処理した
後、ダイヤモンドナイフにて薄切試料を得、透過型電子
顕微鏡用シ−トメッシュ(150メッシュ)に積載し、
1%RuO水溶液上に曝し、蒸気染色をした後、日本
電子(株)社製透過型電子顕微鏡JEM-100CX−I
Iにて非相溶ポリマーの分散状態を観察した。
【0031】(実施例1)テレフタル酸85.5部、エ
チレングリコール48.0部(ジカルボン酸:ジオール
の仕込みモル比=1:1.5、ポリエステルとして10
0部となる)を反応槽に仕込み、窒素雰囲気下265℃
まで昇温して、余剰の水及びエチレングリコールを系外
へ留去しながらエステル化反応させた。その後、アンチ
モン系触媒0.04部、リン系安定剤0.03部、酸化
チタン0.46部を反応槽に仕込み、徐々に重合槽内を
減圧していき、高真空下290℃まで昇温して、余剰の
エチレングリコールを系外へ留去しながら重縮合反応さ
せた。減圧開始から20分後一旦常圧に戻し、非相溶ポ
リマーとしてガラス転移温度が145℃、数平均分子量
が65000のスチレン/アクリロニトリル/N−フェ
ニルマレイミド共重合体(重量比53/14/33)、
(PSAMHと略す)をペレットの状態で0.5部添加
し、反応生成物との混合物を調製後、徐々に重合槽内を
減圧していき、高真空下290℃にて40分間重縮合反
応を更に進行させ、極限粘度0.71のポリエステルを
得た。
【0032】得られたポリエステルを、常法によりチッ
プ化した後、真空乾燥し、孔径0.25mmの円形紡糸
孔を36個有する紡糸口金を通して、紡糸温度292℃
にて溶融紡糸した。吐出糸条を冷却気流で冷却固化した
後、油剤を付与し、3000m/分の紡糸速度で巻取っ
た。なお、紡糸機からの放流ポリマー中でのPSAMH
の平均分散粒径は0.34μmで、また紡糸時のトラブ
ルもなかった。得られた未延伸糸は、83dtexであ
り、得られた未延伸糸の繊維物性を表1に示した。また
200〜250℃でのポリエステルに対するPSAMH
の剛性率比も表1に示した。なお、PSAMHの剛性率
G(a)と本実施例におけるポリエステルと同一極限粘
度を有するPSAMHを添加していないポリエステルの
剛性率G(b)との剛性率比は240℃で最大82(G
(a)=16.6MPa、G(b)=0.203MP
a)、200℃で最小54(G(a)=91.2MP
a、G(b)=1.70MPa)であった。
【0033】(比較例1)実施例1において、非相溶ポ
リマーを添加しない以外は、実施例1と同様にしてポリ
エステルを得た。また紡糸速度を2000m/分とした
以外は実施例1と同様の方法にて紡糸し未延伸糸を得
た。得られた未延伸糸の繊維物性を評価し、表1に示し
た。
【0034】実施例1と比較例1とを比べると、実施例
1で得られた未延伸糸の繊維物性は、比較例1で得られ
た未延伸糸と同等であり、実施例1では紡糸速度が30
00m/分であるのに対し比較例1では紡糸速度が20
00m/分であることから、非相溶ポリマーとしてPS
AMHを添加することにより紡糸速度で1.5倍の生産
性向上の効果が得られた。
【0035】(実施例2)実施例1において、添加する
非相溶ポリマーをガラス転移温度が135℃、数平均分
子量が65000のスチレン/アクリロニトリル/N−
フェニルマレイミド共重合体(重量比55/22/2
3)(PSAMLと略す)に代えた以外は、実施例1と
同様にしてポリエステルを得た。引き続き、紡糸速度を
2500m/分とした以外は実施例1と同様の方法にて
紡糸し未延伸糸を得た。得られた未延伸糸の繊維物性を
評価し、表1に示した。なお、紡糸機からの放流ポリマ
ー中でのPSAMLの平均分散粒径は0.24μmで、
紡糸時のトラブルもなかった。また200〜250℃で
のポリエステルに対するPSAMLの剛性率比は表1に
示した。なお、PSAMLの剛性率G(a)と本実施例
におけるポリエステルと同一極限粘度を有するPSAM
Lを添加していないポリエステルの剛性率G(b)との
剛性率比は225℃で最大44(G(a)=18.4M
Pa、G(b)=0.420MPa)、200℃で最小
33(G(a)=56.7MPa、G(b)=1.70
MPa)であった。
【0036】実施例2と比較例1とを比べると、実施例
2で得られた未延伸糸の繊維物性は、比較例1で得られ
た未延伸糸と同等であり、実施例2では紡糸速度が25
00m/分であるのに対し比較例1では紡糸速度が20
00m/分であることから、非相溶ポリマーとしてPS
AMLを添加することにより紡糸速度で1.25倍の生
産性向上の効果が得られた。
【0037】(実施例3)実施例1において、添加する
非相溶ポリマーをガラス転移温度が112℃、数平均分
子量が147000のスチレン/アクリロニトリル共重
合体(重量比71/29)(PASと略す)に代えた以
外は、実施例1と同様にしてポリエステルを得た。引き
続き、実施例2と同様の方法にて紡糸し未延伸糸を得
た。得られた未延伸糸の繊維物性を評価し、表1に示し
た。なお、紡糸機からの放流ポリマー中でのPASの平
均分散粒径は0.27μmで、紡糸時のトラブルもなか
った。また200〜250℃でのポリエステルに対する
PASの剛性率比は表1に示した。なお、PASの剛性
率G(a)と本実施例におけるポリエステルと同一極限
粘度を有するPASを添加していないポリエステルの剛
性率G(b)との剛性率比は250℃で最大151(G
(a)=22.4MPa、G(b)=0.148MP
a)、200℃で最小51(G(a)=87.3MP
a、G(b)=1.70MPa)であった。
【0038】実施例3と比較例1とを比べると、実施例
3で得られた未延伸糸の繊維物性は、比較例1で得られ
た未延伸糸と同等であり、実施例3では紡糸速度が25
00m/分であるのに対し比較例1では紡糸速度が20
00m/分であることから、非相溶ポリマーとしてPA
Sを添加することにより紡糸速度で1.25倍の生産性
向上の効果が得られた。
【0039】(実施例4〜5)非相溶ポリマーを添加し
ない以外は実施例1と同様にしてポリエステルを得た。
得られたポリエステルにPSAMHをペレットの形態で
紡糸時のポリエステルに添加量を変更して添加した。次
いで溶融温度295℃で紡糸孔を36個有する紡糸口金
より紡出し、紡糸速度3000m/分で巻き取り、13
3dtexの未延伸糸を得た。なお、紡糸機からの放流
ポリマー中でのPSAMHの平均分散粒径は、PSAM
Hの添加量が0.5部の場合が0.38μm、0.8部
の場合が0.42μmで、紡糸時のトラブルもなかっ
た。得られた未延伸糸の繊維物性を表1に示した。また
200〜250℃でのポリエステルに対するPSAMH
の剛性率比も表1に示した。なお、PSAMHの剛性率
G(a)と本実施例におけるポリエステルと同一極限粘
度を有するPSAMHを添加していないポリエステルの
剛性率G(b)との剛性率比は240℃で最大82(G
(a)=16.6MPa、G(b)=0.203MP
a)、200℃で最小54(G(a)=91.2MP
a、G(b)=1.70MPa)であった。
【0040】(比較例2〜3)非相溶ポリマーを添加し
ない以外は実施例1と同様にしてポリエステルを得た。
得られたポリエステルに非相溶ポリマーを添加せずに紡
糸速度を2300m/分、1800m/分にそれぞれ変
更して巻き取る以外は実施例4〜5と同様の条件にて未
延伸糸を得た。得られた未延伸糸の物性を表1に示し
た。
【0041】実施例4と比較例2とを比べると、実施例
4で得られた未延伸糸の繊維物性は、比較例2で得られ
た未延伸糸と同等であり、実施例4では紡糸速度が30
00m/分であるのに対し比較例2では紡糸速度が23
00m/分であることから、PSAMHの添加により紡
糸速度で1.30倍の生産性向上の効果が得られ、ま
た、実施例5と比較例3とを比べると、実施例5で得ら
れた未延伸糸の繊維物性は、比較例3で得られた未延伸
糸と同等であり、実施例5では紡糸速度が3000m/
分であるのに対し比較例3では紡糸速度が1800m/
分であることから、非相溶ポリマーとしてPSAMHを
添加することにより紡糸速度で1.67倍の生産性向上
の効果が得られた。
【0042】(比較例4)PSAMHに代えてガラス転
移温度が96℃、数平均分子量が67000のポリスチ
レン(PSと略す)を0.5部紡糸時に添加したこと以
外は、実施例4〜5と同様にして紡糸(紡糸速度300
0m/分)し未延伸糸を得た。得られた未延伸糸の物性
を表1に示した。また200〜250℃でのポリエステ
ルに対するPSの剛性率比も表1に示した。なお、PS
の剛性率G(a)と本比較例におけるポリエステルと同
一極限粘度を有するPSを添加していないポリエステル
の剛性率G(b)との剛性率比は200℃で最大4(G
(a)=6.17MPa、G(b)=1.70MP
a)、250℃で最小2(G(a)=0.291MP
a、G(b)=0.127MPa)であった。
【0043】(比較例5)非相溶ポリマーを添加しない
以外は実施例1と同様にしてポリエステルを得た。得ら
れたポリエステルに非相溶ポリマーを添加しない以外は
比較例4と同じ紡糸条件にて紡糸し未延伸糸を得た。得
られた未延伸糸の物性を表1に示した。
【0044】比較例4と比較例5とを比べると、比較例
4で得られた未延伸糸の繊維物性は、比較例5で得られ
た未延伸糸と同等であり、比較例4及び比較例5ではと
もに紡糸速度が3000m/分であることから、PSの
添加によっても特段の生産性向上の効果は得られなかっ
た。
【0045】
【表1】
【0046】
【発明の効果】本発明のポリエステル繊維は、繊維物性
が良好で、かつその製糸時の生産性の高いポリエステル
繊維であり、また、本発明の製造方法によれば、従来の
技術では達成することができなかったポリエステル繊維
の生産性向上を達成するものであり、紡糸及び延伸或い
は延伸仮撚等を含む製糸工程での糸切れ等のトラブルも
なく、紡糸速度を高めて生産性高くポリエステル繊維を
得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) (C08L 67/02 33:20) (C08L 67/02 35:00) (72)発明者 大住 悟朗 愛知県豊橋市牛川通四丁目1番地の2 三 菱レイヨン株式会社豊橋事業所内 (72)発明者 坂倉 秀夫 愛知県豊橋市牛川通四丁目1番地の2 三 菱レイヨン株式会社豊橋事業所内 Fターム(参考) 4J002 BC042 BC062 BC092 BG102 BH012 BH022 CF041 CF061 GK01 4L035 BB33 EE01 EE08 HH10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレフタル酸を主とするジカルボン酸成
    分及びエチレングリコールを主とするジオール成分とか
    らなるポリエステルに、200℃から250℃の範囲内
    での剛性率が該ポリエステルの20倍以上1000倍以
    下の非相溶ポリマーが、ポリエステル100重量部に対
    し0.01〜10重量部の比で含有されたポリエステル
    からなることを特徴とするポリエステル繊維。
  2. 【請求項2】 ポリエステル中において、非相溶ポリマ
    ーが、繊維軸に対し平行に伸長した構造を有し、繊維軸
    に対し垂直方向の繊維横断面において非相溶ポリマーの
    ドメインの直径が0.5μm以下で、かつ平行方向の繊
    維縦断面において非相溶ポリマーのドメインの長さが1
    μm以上である請求項1記載のポリエステル繊維。
  3. 【請求項3】 非相溶ポリマーが、スチレン系化合物単
    位、(メタ)アクリロニトリル単位及びN−置換マレイ
    ミド単位のうちの少なくとも2種を成分とする共重合ポ
    リマーである請求項1又は請求項2記載のポリエステル
    繊維。
  4. 【請求項4】 非相溶ポリマーが、スチレン系化合物単
    位及びN−置換マレイミド単位のうちの少なくとも1種
    及び(メタ)アクリロニトリル単位を成分とする共重合
    ポリマーである請求項1又は請求項2記載のポリエステ
    ル繊維。
  5. 【請求項5】 共重合ポリマーが、数平均分子量100
    00〜500000のポリマーである請求項3又は請求
    項4記載のポリエステル繊維。
  6. 【請求項6】 共重合ポリマーが、ガラス転移温度11
    0℃以上、ポリエステルの融点以下のポリマーである請
    求項3、請求項4又は請求項5記載のポリエステル繊
    維。
  7. 【請求項7】 テレフタル酸を主とするジカルボン酸成
    分及びエチレングリコールを主とするジオール成分とか
    らなるポリエステルを溶融紡糸してポリエステル繊維を
    製造するに際し、該ポリエステルの生成中又は生成後の
    系に、200℃から250℃の範囲内での剛性率が該ポ
    リエステルの20倍以上1000倍以下の非相溶ポリマ
    ーを、生成ポリエステル100重量部に対し0.01〜
    10重量部の比で添加することを特徴とするポリエステ
    ル繊維の製造方法。
  8. 【請求項8】 非相溶ポリマーとして、スチレン系化合
    物単位、(メタ)アクリロニトリル単位及びN−置換マ
    レイミド単位のうちの少なくとも2種を成分とする共重
    合ポリマーを用いる請求項7記載のポリエステル繊維の
    製造方法。
JP2000006085A 1999-03-18 2000-01-11 ポリエステル繊維及びその製造方法 Expired - Lifetime JP3568443B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000006085A JP3568443B2 (ja) 1999-03-18 2000-01-11 ポリエステル繊維及びその製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7401099 1999-03-18
JP11-74010 1999-03-18
JP2000006085A JP3568443B2 (ja) 1999-03-18 2000-01-11 ポリエステル繊維及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000328365A true JP2000328365A (ja) 2000-11-28
JP3568443B2 JP3568443B2 (ja) 2004-09-22

Family

ID=26415154

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000006085A Expired - Lifetime JP3568443B2 (ja) 1999-03-18 2000-01-11 ポリエステル繊維及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3568443B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006241664A (ja) * 2005-02-02 2006-09-14 Toray Ind Inc セルロース脂肪酸エステル繊維およびその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006241664A (ja) * 2005-02-02 2006-09-14 Toray Ind Inc セルロース脂肪酸エステル繊維およびその製造方法
JP4687473B2 (ja) * 2005-02-02 2011-05-25 東レ株式会社 セルロース脂肪酸エステル繊維およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3568443B2 (ja) 2004-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005154450A (ja) 共重合ポリエステル及び分割型ポリエステル複合繊維
JP3942541B2 (ja) ポリエステル繊維
JP3568443B2 (ja) ポリエステル繊維及びその製造方法
JPH09249742A (ja) 改質ポリエステルの製造方法
JP2844334B2 (ja) 制電性ポリエステル繊維
JPH0753689A (ja) ポリエステルの製造方法
JP2772925B2 (ja) 制電性ポリエステル繊維の製造方法
JPH1129629A (ja) 共重合ポリエステル及びそれからなる弾性繊維
JP2870711B2 (ja) 耐久親水性を有する熱融着性複合繊維
JPH11323658A (ja) ポリエステル繊維及びその製造方法
JP4595714B2 (ja) ブレンド型複合繊維の製造方法
JP2896953B2 (ja) 極細ポリエステル繊維の製造方法
JP3262952B2 (ja) 分割型ポリエステル複合繊維
JP7009995B2 (ja) 共重合ポリエステルおよびそれを含む複合繊維
JPH11302923A (ja) ポリエステル繊維の製造方法
JPH09137316A (ja) 改質ポリエステル繊維の製造方法、及びそれによって得られた改質ポリエステル繊維を用いたフィブリル化ポリエステル繊維の製造方法
JPH1025623A (ja) 改質ポリエステル繊維前駆体及び改質ポリエステル繊維並びにその製造方法
JP3973575B2 (ja) 易フィブリル性ポリエステル繊維
JPH09241925A (ja) 吸湿性ポリエステル繊維
JP2004131860A (ja) ポリエステル複合繊維
JPH0344584B2 (ja)
JP2000282325A (ja) 溶融紡糸用ポリエステル組成物、ポリエステル部分配向未延伸糸およびその製造方法
JPH07331530A (ja) ポリエステルシックアンドシン繊維及びその前駆体繊維の製造方法並びに前駆体繊維からのポリエステルシックアンドシン繊維の製造方法
JPH11279836A (ja) 製糸性の改善されたポリエステル繊維
JP2007191600A (ja) ポリトリメチレンテレフタレート系マスターバッチ組成物およびポリエステル組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20031216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040106

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20040330

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040427

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040506

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040608

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040615

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080625

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090625

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100625

Year of fee payment: 6