JP2000328015A - 壁紙めくれ防止用テープ - Google Patents

壁紙めくれ防止用テープ

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JP2000328015A
JP2000328015A JP11135446A JP13544699A JP2000328015A JP 2000328015 A JP2000328015 A JP 2000328015A JP 11135446 A JP11135446 A JP 11135446A JP 13544699 A JP13544699 A JP 13544699A JP 2000328015 A JP2000328015 A JP 2000328015A
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Sansei Tsusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 壁面に貼り着けられる壁紙(クロスを含む)
の継ぎ目部の下側に貼着することにより、該壁紙の剥離
を効果的に防止することのできる壁紙めくれ防止用テー
プを提供する。 【解決手段】 両側縁部がギザギザ状に形成された帯状
の薄い台紙の中央部に該台紙の幅よりも狭い幅で長手方
向に沿って接着剤層が設けられているテープ。この接着
剤層は、水で活性化するPVA等の接着剤を親水性の台
紙に含浸させることにより形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁面に貼り着けら
れる壁紙(クロスを含む)の継ぎ目部に配置され、該壁
紙の剥離を防止する壁紙めくれ防止用テープに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】建物の壁面に壁紙を貼り付ける場合は、
長尺の壁紙の裏面に糊を塗布し、これを所定長さに切断
して、一方の端から順に貼り合せている。この場合、先
に貼り付けた壁紙と次に貼り付ける壁紙の継ぎ目部は、
柄合わせ等のため、端縁部同士を重ね合わせて貼着し、
貼着後に、その重なり合った部分に壁紙の端縁部に沿っ
てナイフ等で切り目を入れて、重なり合った両端部を切
り離した後、浮き上がっている端部を壁面に押し付けて
再度貼着固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法では、重ね合わせた上側の壁紙の糊が下側の壁紙の表
面に付着するため、下側の壁紙が汚れて美観を損なうと
いう問題点があるほか、上側の壁紙の端部は一旦剥した
後再度貼り付けるので、壁面に対する接着強度が低下し
て剥れ易くなるという問題点もあった。
【0004】また、壁の下地として表面に紙を貼り付け
た石膏ボードが用いられることが多いが、この場合は、
上記重なり合った壁紙の端縁部を切り離す時にボード表
面にまで切り目が入るため、ボード表面に貼られている
紙がめくれ、その上に貼り付けた壁紙が剥れることが多
かった。
【0005】このような問題点を改良するものとして、
壁の色と同様な色に着色された薄いテープ本体の少なく
とも一面に水で活性化する乾燥状態の水溶性接着剤層を
設けた壁紙貼着用テープが提案されている(特開平11
−36549号)。このテープは、2枚の壁紙の隣接部
に沿って壁紙と壁面との間に介在させることで、2枚の
壁紙の縁部に沿って糊が追加され、その接着が強固にな
るもので、下地と同様な着色を施しているので、壁紙が
薄い場合や透けて見える場合でも当該テープ貼着位置が
目立たないとされている。
【0006】しかしながら、このものは、テープの両縁
部が直線状となっていて、しかも厚みのある接着剤層が
テープの全幅にわたって形成されているので、テープ本
体を薄くしても、その縁部の線が壁紙表面に現れ易く、
見栄えが損なわれるおそれがあった。また、壁紙貼り付
け時には、水で溶いた糊を塗布するため、作業者の手が
水で塗れている場合が多いが、テープの全面に水で活性
化する接着剤層が設けられているので、施工に際して作
業者が水で濡れた手でさわると、接着剤が活性化し、テ
ープ同士が引っ付いて剥れなくなり、作業性が著しく低
下するという問題点もあった。これを防止するには、テ
ープの側縁部に容易に剥すことのできるプラスチック等
のカバーを被せておけばよいが、この方法では余分な部
材が必要となり、コストが上昇するので好ましくない。
そこで本発明は、上記問題点を解決し、取扱に便利で壁
紙のめくれを効果的に防止でき、しかも壁紙の隣接部に
沿う直線が壁紙表面に現れにくい壁紙めくれ防止用テー
プを提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明はつぎのような壁紙めくれ防止用テープを提
供する。すなわち、本発明にかかる壁紙めくれ防止用テ
ープは、両側縁部がギザギザ状に形成された帯状の薄い
台紙の中央部に該台紙の幅よりも狭い幅で長手方向に沿
って接着剤層が設けられていることを特徴としている。
この接着剤層は、台紙の表裏両面に形成されるよう、P
VA等の水溶性接着剤を台紙に含浸させる方法で形成し
ておくのが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て具体的に説明する。図1は本発明の壁紙めくれ防止用
テープの1実施形態を表すもので、この壁紙めくれ防止
用テープ(以下「テープ」と略称する)1は、帯状の台
紙2を備え、該台紙2の幅方向の中央部に該台紙の幅よ
りも若干狭い範囲で接着剤層3が形成されている。台紙
2の幅は例えば30〜50mm程度である。台紙2とし
ては、秤量30g/m2 以下、好ましくは10g/m2
程度の薄くて繊維の長い親水性を有する紙、例えばビニ
ロン紙、麻紙等が適している。
【0009】台紙2の幅内に設けられている接着剤層3
の接着剤としては、この種のテープ用の糊として使用さ
れている公知の接着剤を使用すればよい。実用的には、
例えばPVA(ポリビニールアルコール)のような水溶
性接着剤を使用するのが好ましい。PVAの他にも、P
EO、イソブテン等を主成分とするものがある。
【0010】接着剤層3は、例えば水溶性の接着剤を水
で溶いて台紙2に含浸させることにより形成する。台紙
2は親水性を有し、水が滲み易いので、上記含浸法によ
ると接着剤が裏面まで浸透し、台紙の表裏両面に接着剤
層3が形成される。接着剤の量は、少な過ぎると所期の
効果が得られず、逆に多過ぎると無駄であり、台紙の厚
みも増して壁紙の継ぎ目が目立つようになるので、いず
れも好ましくない。したがって、付着する固形分の量が
3〜15g/m2 程度となるようにするのが好ましい。
含浸後は、接着剤層3を乾燥させて所望のテープとす
る。
【0011】このテープ1は、含浸した接着剤層3の両
側に、接着剤が含浸されていない台紙部分が露出してい
る。この台紙露出部分2a,2aの幅は、狭過ぎると取
扱に不便であり、広過ぎると無駄な部分が多くなって不
経済であるとともに、壁紙の裏面部が下地面から浮き上
がるおそれがあるので、5〜20mm程度とするのが好
ましい。なお、台紙の端縁部2bの線はランダムなギザ
ギザ状となっている。これは、壁紙の下に貼ったとき
に、台紙の線が明確に現れないようにするためのもので
あり、例えば切れ味の悪い刃物で半ばむしり取るように
切断することによって形成することができる。なお、台
紙露出部分2aの表面を、外側が次第に薄くなるように
研磨紙等で削っておくと、施工後に台紙の両縁部の線が
現れにくいのでさらに好ましい。
【0012】この壁紙めくれ防止用テープ1は、所定幅
の帯状のものであるが、例えば次のようにして製造され
る。まず、所定幅の帯状の台紙2の幅方向中央部に所定
幅で接着剤を含浸させて接着剤層3を形成する。然る
後、接着剤の含浸されていない台紙露出部分2a,2a
の端縁部2b,2bをギザギザ状に切断する。このギザ
ギザ状端縁部2bは、平面視鋸刃状ないし波状の不定形
であり、まったくランダムな形状でもよく、所定の凹凸
形状を繰り返す形状でもよい。
【0013】この壁紙めくれ防止用テープ1を製作する
場合は、1条ごとに製造してもよいが、幅広の台紙を用
意し、適当な間隔で所定幅の接着剤含浸層を複数条形成
し、乾燥した後、該接着剤含浸層の間隔部を切れ味の悪
い刃物で各条ごとに若干むしり取るように切り離す方法
を採用すれば効率よく製造することができる。なお、こ
のテープ1は、ロール状に巻いたものを用意しておき、
使用時に必要な長さだけ引き出して切断するようにする
のが好ましい。このようにしておくと、保管時や使用時
の取り扱いや運搬に便利である。
【0014】この壁紙めくれ防止用テープ1を使用する
施工法について説明すると、まず、図2に示すように、
壁材であるボードBの表面に端から順に所定幅の壁紙
(クロスでもよい)Pを、その裏面に水で溶いた糊を塗
って貼り付ける。1枚の壁紙を貼り終ると、それに隣接
する部分に新たな壁紙Pを貼り付けるが、この時、柄合
わせや、継ぎ目を美麗に仕上げるために、新たな壁紙の
縁部を先に貼った壁紙の縁部上に必要幅だけ重ね合わせ
て貼り付ける。
【0015】次に、図3に示すように、上記重複部分の
適当な位置にナイフ等の刃物で切り目Cを入れて、両側
の端部を切除するとともに、両側の切断端縁部Pt,P
tを剥して、その下に本件発明のテープ1を貼り付け
る。上記壁紙に切り目を入れるときに、下地であるボー
ドB表面にも切り目が入るので、テープ1をボードの切
り目上に貼り付け、その上から壁紙を貼り付ける。この
場合、先に壁紙を貼りつけた時の水分が残っているた
め、この水分によってテープ1の接着剤層3が活性化
し、下地であるボード面に簡単に貼り付けることができ
る。なお、水分が足りない場合は、接着部に水を塗布し
ておけばよい。
【0016】最後に、図4に示すように、テープ1の上
に両側の壁紙の端部同士を突き合わせて貼り付ける。こ
れにより、端縁部同士が美麗に突き合わされた状態で壁
紙を貼ることができる。このテープ1は、その両側縁部
が明確な直線状ではなく、ギザギザ状になっているとと
もに、接着剤層の両側部分は薄い台紙のままとなってい
るので、壁紙の下に貼り付けても端縁部がぼかされた状
態となり、その上に貼った壁紙の表面にテープ1の線が
現れにくい。また、テープの両側部には所定幅で接着剤
の付いていない部分が残されているので、施工時等に作
業者が濡れた手で触ってもテープ同士が離れなくなった
り、他の物品に引っ付いたりせず、取扱性がよい。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の壁紙めくれ防止用テープは、台紙の幅方向の中央部に
所定幅で接着剤層が形成され、その両側部は接着剤のつ
いていない台紙露出部分となっているとともに、その端
縁部が明確な直線ではなく、ギザギザ状に形成されてい
るので、施工時の作業性が良好であるのみならず、壁紙
の継ぎ目が剥れにくくなり、しかも下側のテープの端縁
の線が壁紙の表面に現れにくく、美麗な仕上げを得るこ
とが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】壁紙めくれ防止用テープの1例の平面図であ
る。
【図2】壁紙を貼り付ける施工法の説明図である。
【図3】壁紙を貼り付ける施工法の説明図である。
【図4】壁紙を貼り付ける施工法の説明図である。
【符号の説明】
1 壁紙めくれ防止用テープ 2 台紙 3 接着剤層 B ボード C 切り目 P 壁紙

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側縁部がギザギザ状に形成された帯状
    の薄い台紙の中央部に該台紙の幅よりも狭い幅で長手方
    向に沿って接着剤層が設けられていることを特徴とする
    壁紙めくれ防止用テープ。
  2. 【請求項2】 接着剤層が水で活性化する接着剤を台紙
    に含浸させることにより形成されている請求項1に記載
    の壁紙めくれ防止用テープ。
  3. 【請求項3】 接着剤PVAである請求項1又は2に記
    載の壁紙めくれ防止用テープ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007314942A (ja) * 2006-05-23 2007-12-06 Yasunobu Nakamura 壁紙用ジョイントテープおよびその製造方法

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