JP2000327708A - アクリル系重合体組成物の製造方法および当該製造方法により得られるアクリル系重合体組成物 - Google Patents

アクリル系重合体組成物の製造方法および当該製造方法により得られるアクリル系重合体組成物

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロジン系物質を配合してなるアクリル系重合
体組成物を、重合阻害を殆ど受けることなく、前添加法
により、製造する方法を提供すること。 【解決手段】 アクリル系単量体を重合してアクリル系
重合体を製造するにあたり、重合系内に、テトラヒドロ
アビエチン酸を40重量%以上含有するロジン物質
(A)および/または当該ロジン物質(A)から誘導さ
れるエステル化物(B)を存在させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクリル系重合体
組成物の製造方法および当該製造方法により得られるア
クリル系重合体組成物に関する。かかる本発明のアクリ
ル系重合体組成物は、ラベル、シート、テープ等の各種
の粘・接着剤(粘着剤および接着剤を意味する)とし
て、またインキ、塗料等のバインダー等として利用でき
る。
【0002】
【従来の技術】粘・接着剤はその利便性から現在ラベ
ル、シート、テープ等多くの粘着製品をはじめ、各種被
着体の貼り合せ等に利用されている。この様に粘・接着
剤の用途が拡大するにつれて、粘・接着剤に求められる
性能もより高度になっている。かかる要求性能として、
基材及び被着材の多様化によりポリプロピレン、ポリエ
チレン等のポリオレフィンに対する接着性が重視されて
いる。
【0003】このような状況下、アクリル系重合体を主
成分とする粘・接着剤は、ポリオレフィンに対する接着
性等の改善ため、通常、粘着付与樹脂を配合したアクリ
ル系重合体組成物として用いられる。当該粘着付与樹脂
としては、ポリオレフィンに対する接着性を向上させる
効果が大きいことから、ロジンまたはロジンエステル等
のロジン誘導体が好適に用いられている。
【0004】一般に、粘着付与樹脂を配合してなるアク
リル系重合体組成物は、アクリル系重合体を重合したの
ちに粘着付与樹脂を添加する、いわゆる後添加法により
調製されている。たとえば、溶剤型アクリル系重合体組
成物は、通常、溶剤型アクリル系重合体に、予め粘着付
与樹脂を溶剤にて溶解しワニス化したものを配合してい
る。また、エマルジョン型アクリル系重合体組成物で
は、通常、エマルジョン型アクリル系重合体に、予め粘
着付与樹脂をエマルジョン化したものを配合している。
【0005】しかし、前記後添加法によりアクリル系重
合体組成物を調製する場合は、アクリル系重合体を重合
する反応釜とは別途に、粘着付与樹脂のワニス化釜また
はエマルジョン化釜の設備が必要となり、製造工程が煩
雑になってくる。また、エマルジョン型アクリル系重合
体組成物では、粘着付与樹脂をエマルジョン化するため
に乳化剤が必要となり、結果としてアクリル系重合体組
成物中の乳化剤量が増えるため、耐水性が低下する(水
との接触時に、接着性が低下したり、組成物が白化する
こと)という問題もある。
【0006】前記後添加法に対し、アクリル系単量体を
重合してアクリル系重合体を製造するにあたり、予め重
合系内に、粘着付与樹脂を存在させることによりアクリ
ル系重合体組成物を調製する、いわゆる前添加法も提案
されている。
【0007】しかしながら、一般に、粘着付与樹脂とし
て用いられるロジンまたはその誘導体は、重合反応の連
鎖移動剤として作用するため、前記前添加法において、
粘着付与樹脂としてロジン系物質を使用すると、ロジン
系物質によりアクリル系単量体の重合が阻害され、アク
リル系重合体の高分子量化ができない。その結果、得ら
れるアクリル系重合体組成物は、凝集力等の粘接着性能
が低いものとなる。かかるロジン系物質の重合阻害性
は、一般的に知られている安定化された不均化ロジンエ
ステル、水素化ロジンエステル等にも認められるもので
ある。
【0008】一方、水素化石油系樹脂等の粘着付与樹脂
は、一般に、アクリル系単量体の重合阻害性が少ない
が、水素化石油系樹脂等はアクリル系重合体との相溶性
が低い。そのため、得られるアクリル系重合体組成物
は、ポリオレフィンに対する粘接着性能を満足しうるも
のではない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ロジン系物
質を配合してなるアクリル系重合体組成物を、重合阻害
を殆ど受けることなく、前添加法により、製造する方法
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、ロジン系物質とし
て、テトラヒドロアビエチン酸を特定量以上含有するも
のを用いることにより、前記課題を解決できることを見
出し、本発明を完成するに至った。
【0011】すなわち、本発明は、アクリル系単量体を
重合してアクリル系重合体を製造するにあたり、重合系
内に、テトラヒドロアビエチン酸を40重量%以上含有
するロジン物質(A)および/または当該ロジン物質
(A)から誘導されるエステル化物(B)を存在させる
ことを特徴とするアクリル系重合体組成物の製造方法;
前記製造方法により得られるアクリル系重合体組成物;
前記アクリル系重合体組成物を含有してなる粘・接着剤
組成物、に関する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のアクリル系重合体組成物
の製造に用いられるアクリル系単量体は、アクリル系重
合体組成物が供される各種用途に応じて適宜にその組成
を決定できる。たとえば、アクリル系重合体組成物がア
クリル系粘・接着剤に用いられている場合には、一般に
アクリル系粘・接着剤に用いられているものを使用でき
る。かかるアクリル系単量体としては、各種のアクリル
酸エステルおよび/またはメタクリル酸エステル{以
下、(メタ)アクリル酸エステルと略す}があげられ
る。具体的には、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)
アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メ
タ)アクリル酸2−エチルヘキシル等があげられる。
(メタ)アクリル酸エステルには、架橋性のアクリル系
単量体として(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸
グリシジル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチ
ル、N−メチロール(メタ)アクリルアミド等を併用し
うる。さらにアクリル系単量体には、所望により、(メ
タ)アクリル酸エステル重合体の粘着特性を損なわない
程度において他の共重合可能な単量体、たとえば酢酸ビ
ニル、スチレン等を併用しうる。
【0013】本発明では、前記アクリル系単量体を重合
させる際に、反応系内に、テトラヒドロアビエチン酸を
40重量%以上含有するロジン物質(A)および/また
は当該ロジン物質(A)から誘導されるロジンエステル
化物(B)を存在させる。
【0014】ロジン物質(A)中のテトラヒドロアビエ
チン酸の含有量は50重量%以上が好ましく、70重量
%以上が特に好ましい。テトラヒドロアビエチン酸含有
量が40重量%未満の場合には、アクリル系重合体の重
合が阻害され、高分子量化が困難となる。
【0015】かかるテトラヒドロアビエチン酸を40重
量%以上含有するロジン物質(A)は、テトラヒドロア
ビエチン酸を40重量%以上含有しているものであれ
ば、その製造法は特に限定されない。たとえば、ロジン
物質(A)は、原料ロジンに以下に示す水素化処理を施
す方法により得られる。なお、原料ロジンとしては、ガ
ムロジン、ウッドロジン、トール油ロジン、重合ロジン
および前記ガムロジン、ウッドロジン、トール油ロジ
ン、重合ロジン等をマレイン酸、無水マレイン酸、フマ
ル酸、(メタ)アクリル酸等の不飽和酸で変性した不飽
和酸変性ロジン等といったものが挙げられる。
【0016】水素化処理とは原料ロジンを水素化触媒の
存在下、水素加圧下に加熱反応させることをいう。水素
化触媒としては、パラジウム−カーボン、ロジウム−カ
ーボン、白金−カーボンなどの担持触媒、ニッケル、白
金等の金属粉末、ヨウ素、ヨウ化鉄等のヨウ化物等の各
種公知のものを例示しうる。該触媒の使用量は、ロジン
に対して通常0.01〜5重量%程度、好ましくは0.
01〜2重量%であり、反応温度100〜300℃程
度、好ましくは下限150℃、上限290℃であり、ま
た通常は密封容器中で水素圧が常圧〜20MPa程度、
好ましくは下限5MPa程度の条件で行う。水素化処理
は、これらの条件を適宜に組み合わせ、得られる水素化
ロジン中のテトラヒドロアビエチン酸の含有量が40重
量%以上になるように行う。
【0017】なお、前記ロジン物質(A)の色調を向上
させるには、水素化処理の前または後に精製を行うこと
ができる。好ましくは、水素化処理を行った後に精製処
理を行うのが好ましい。ここで精製処理とは、原料ロジ
ンに含まれていた過酸化物から生起したと考えられる高
分子量物、および原料ロジンにもともと含まれている不
鹸化物を除去することを意味する。具体的には蒸留、再
結晶、抽出等の操作を行えばよく、工業的には蒸留によ
る精製が好ましい。蒸留による場合は、通常は温度20
0〜300℃、圧力100〜1500Paの範囲から蒸
留時間を考慮して適宜選択して行う。再結晶の場合は、
たとえば原料ロジンまたは水素化処理されたロジンを良
溶媒に溶解し、ついで溶媒を留去して濃厚な溶液とな
し、この溶液に貧溶媒を添加するすることにより行う。
良溶媒としてはベンゼン、トルエン、キシレン、クロロ
ホルム、低級アルコ−ル、アセトン等のケトン類、酢酸
エチル等の酢酸エステル類等があげられ、貧溶媒として
はn−ヘキサン、n−ヘプタン、シクロヘキサン、イソ
オクタン等があげられる。さらに抽出による場合は原料
ロジンまたは水素化処理されたロジンを、アルカリ水を
用いてアルカリ水溶液となし、不溶性の不鹸化物を有機
溶媒により抽出した後、水層を中和することによって行
う。
【0018】また、ロジン物質(A)の色調を向上させ
るには、さらに脱水素化処理または水素化処理する方法
がある。脱水素化処理は、通常の条件を採用できる。例
えば、ロジン物質(A)を脱水素化触媒の存在下、密閉
容器中で水素初圧1MPa未満、好ましくは0.5MP
a未満、反応温度100〜300℃程度、好ましくは下
限200℃、上限280℃の範囲で行う。脱水素化反応
であるため実質的には水素は不要であるが、生成水素を
過酸化物の還元に利用する意図から、水素初圧1MPa
未満としたものであり、生成水素の自圧により、または
若干水素を外部より供給することにより圧力調整すれば
よい。脱水素化触媒としては特に制限なく各種公知のも
のを使用できるが、好ましくはパラジウム系、ロジウム
系、白金系の触媒を例示でき、通常シリカ、カーボンな
どの担体に担持して使用される。また該触媒の使用量は
ロジン物質(A)に対して通常0.01〜5重量%程
度、好ましくは下限0.05重量%、上限3重量%とさ
れる。
【0019】ロジン物質(A)から誘導されるロジンエ
ステル化物(B)は、ロジン物質(A)をエステル化す
ることにより得られる。また、ロジンエステル化物
(B)の色調を向上させるため、ロジン物質(A)をエ
ステル化反応中またはエステル化反応後に脱水素化処理
することもできる。
【0020】エステル化反応は、ロジン類と多価アルコ
ールとをエステル化反応させる、通常のロジンエステル
の条件をそのまま採用することができる。たとえば、不
活性ガス気流下に前記ロジン物質(A)と多価アルコー
ルとを通常大気圧下で150〜300℃程度に加熱して
反応生成水を系外に除去することにより行う。ロジン物
質(A)と多価アルコールとの仕込み比率は、特に制限
されないが、通常はロジン物質(A)のカルボキシル基
当量に対して1.1〜1.5倍当量程度の水酸基を有す
る量の多価アルコールを使用するのがよい。
【0021】多価アルコールとしては、たとえばエチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリ
コール、ネオペンチルグリコールなどの2価アルコー
ル;グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロー
ルプロパンなどの3価アルコール;ペンタエリスリトー
ル、ジグリセリンなどの4価アルコール;ジペンタエリ
スリトールなどの6価アルコールがあげられる。なお、
反応に際しては、必ずしもエステル化触媒を必要としな
いが、反応時間の短縮のために、たとえば酢酸、パラト
ルエンスルホン酸などの酸触媒、水酸化リチウムなどの
アルカリ金属の水酸化物、水酸化カルシウムなどのアル
カリ土類金属の水酸化物、酸化カルシウム、酸化マグネ
シウムなどの金属酸化物などを使用することもできる。
【0022】エステル化反応後に脱水素化処理する場合
には、前記と同様の条件で脱水素化を行えばよい。エス
テル化反応中に脱水素化処理する場合には、窒素ガス気
流下にロジン物質(A)と多価アルコールとを所定量仕
込み、上記脱水素化触媒の存在下、通常大気圧下で反応
温度150〜300℃程度に加熱して反応生成水を系外
に除去することにより行う。
【0023】本発明のアクリル系重合体組成物は、前記
ロジン物質(A)および/またはロジンエステル化物
(B)の存在下で、アクリル系単量体を重合することに
より製造する。
【0024】重合方法としては、塊状重合、溶液重合、
分散重合、乳化重合等の公知の方法を採用することがで
きる。重合の開始方法も過酸化ベンゾイル、過酸化ラウ
ロイル、アゾビスイソブチロニトリル等の熱重合開始剤
によるもの、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、
ベンゾフェノンといった光重合開始剤と紫外線照射によ
るもの、また電子線照射による方法等任意に選択するこ
とができる。なお、得られるアクリル系重合体の分子量
は、アクリル系重合体組成物として十分な凝集力があれ
ば特に制限されないが、通常、溶剤型アクリル系重合体
の場合、充分な凝集力等を有するためには、重量平均分
子量が15万以上であるのが好ましい。
【0025】前記ロジン物質(A)および/またはロジ
ンエステル化物(B)は、アクリル系重合体を重合する
前に反応系内へ添加されていれば、その添加方法は特に
限定されない。たとえば、前記ロジン物質(A)および
/またはロジンエステル化物(B)を、アクリル系単量
体に溶解する方法、また、溶剤型アクリル系重合体を重
合する際には重合に用いられる溶剤に溶解する方法等が
挙げられる。
【0026】前記ロジン物質(A)および/またはロジ
ンエステル化物(B)の使用量は、アクリル系単量体1
00重量部に対して、2〜40重量部程度の範囲で配合
するのが好ましい。特に、下限5重量部、上限20重量
部の範囲が好ましい。2重量部に満たない場合には得ら
れるアクリル系重合体組成物に、十分な接着力を付与す
ることが困難となり、40重量部を超える場合には接着
力の低下のみならずアクリル系重合体組成物が固くな
り、タック性も低下するため好ましくない。
【0027】かかるアクリル系重合体組成物は粘・接着
剤として、またインキ、塗料等のバインダー等として利
用できるが、当該重合体組成物を粘・接着剤に用いる場
合には、ポリイソシアネート化合物、ポリアミン化合
物、メラミン樹脂、尿素樹脂、エポキシ樹脂等の架橋剤
を使用し、凝集力、耐熱性を向上させることができる。
各種公知の粘着付与樹脂を併用することもできる。
【0028】得られたアクリル系重合体組成物には、必
要に応じて充填剤、可塑剤、増粘剤、消泡剤、酸化防止
剤、紫外線吸収剤、耐水化剤、造膜助剤、防腐剤、防錆
剤、顔料、染料等の各種公知の添加剤を適宜配合しても
よい。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、ロジン系物質を配合し
てなるアクリル系重合体組成物を、殆ど重合阻害を受け
ることなく、いわゆる前添加法により製造できるため、
製造設備および製造工程が簡略化でき、コストが低減で
きる。かかる本発明のアクリル系重合体組成物は、各種
用途に使用できるが、特にロジン系物質が粘着付与樹脂
として作用する粘・接着剤組成物として有用であり、ポ
リオレフィンに対する接着性、およびその他の粘着性能
も良好である。さらに、エマルジョン型アクリル系重合
体組成物の場合は、乳化剤の使用量が少なくて済むため
耐水性も良好である。
【0030】
【実施例】以下に製造例、実施例及び比較例をあげて本
発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれら実施例
に限定されるものではない。尚、各例中、部及び%は特
記しない限りすべて重量基準である。
【0031】製造例1 (1)水素化処理 3リットルのオートクレーブに未精製中国産ガムロジン
1000gと水素化触媒として5%パラジウムカーボン
(含水率50%)10gを仕込み、系内の酸素を除去し
た後、系内を水素にて10MPaに加圧後、撹拌下に2
60℃まで昇温し、同温度で3時間水素化を行ない、酸
価172、軟化点82℃、色調ガードナーカラー5の水
素化ロジンを得た。
【0032】(2)エステル化反応 前記(1)で得られた水素化ロジン500gを1リット
ル容の4つ口フラスコにとり、窒素気流下で180℃に
昇温し、溶融撹拌下200℃でグリセリン50gを加え
た後280℃まで昇温し、同温度で12時間エステル化
反応を行い、酸価18、軟化点97℃、色調ガードナー
カラー6のロジンエステルを得た。
【0033】製造例2 (1)水素化処理 実施例1(1)において、水素化触媒量を7gに変えた
他は実施例1(1)と同様にして水素化を行い、酸価1
70、軟化点76℃、色調ガードナーカラー5の水素化
ロジンを得た。
【0034】(2)精製処理 前記(1)で得られた水素化ロジンを窒素気流下に40
0Paの減圧下で蒸留し、酸価175、軟化点85℃、
色調ガードナー1の恒数を有する210〜280℃の主
留分を精製水素化ロジンとした。
【0035】(3)エステル化反応 実施例1(2)において、前記(2)で得られた精製水
素化ロジンを用いた他は実施例1(2)と同様にしてエ
ステル化を行い、酸価5、軟化点97℃、色調ガードナ
ーカラー2の精製水素化ロジンエステルを得た。
【0036】(4)脱水素化処理 前記(3)で得られた精製水素化ロジンエステル200
gおよび5%パラジウムカーボン1gを1リットル浸と
う式オートクレーブに仕込み、系内の酸素を除去した
後、系内を水素にて150kPaに加圧し270℃まで
昇温し、同温度で3時間脱水素化を行い、酸価5、軟化
点98℃、色調ハーゼンカラー1以下(ハ−ゼンカラー
100)のロジンエステルを得た。
【0037】製造例3 (1)水素化処理 実施例1(1)において、水素化触媒量を5gに変えた
他は実施例1(1)と同様にして水素化を行い、酸価1
67、軟化点74℃、色調ガードナーカラー4の水素化
ロジンを得た。
【0038】(2)エステル化反応 実施例1(2)において、前記(1)で得られた水素化
ロジンを用いた他は実施例1(2)と同様にしてエステ
ル化を行い、酸価3、軟化点95℃、色調ガードナーカ
ラー4のロジンエステルを得た。
【0039】上記製造例で最終的に得られたロジンエス
テル〜中のテトラヒドロアビエチン酸エステル含有
量(%)を表1に示す。なお、各ロジンエステルに含ま
れるテトラヒドロアビエチン酸エステルの含有量は、各
ロジンエステルを加水分解し、該加水分解物をASTM
D3008−82に準拠してガスクロマトグラフィー
分析により測定を行った。
【0040】
【表1】
【0041】実施例1(溶剤型アクリル系重合体組成物
の製造) 撹拌装置、冷却管、2基の滴下ロートおよび窒素導入管
を備えた反応装置に酢酸エチル50部、トルエン30部
を仕込んだ後、窒素気流下に系内温度が約75℃となる
まで昇温した。次いで、あらかじめアクリル酸ブチル7
3部、アクリル酸2−エチルヘキシル25部、アクリル
酸2部およびロジンエステル10部を混合溶解して仕
込んだ滴下ロートと、アゾビスイソブチロニトリル0.
1部および酢酸エチル10部を仕込んだ滴下ロートから
約3時間を要して系内に滴下し、更に5時間同温度に保
って重合反応を完結させた。酢酸エチルを追加して固形
分を約50%に調整し、アクリル系重合体を含有する組
成物を得た。組成物中のアクリル系重合体の重量平均分
子量は28万であった。
【0042】実施例2〜3および比較例1〜4(溶剤型
アクリル系重合体組成物の製造) 実施例1において、反応系内に添加する樹脂の種類を表
2に示す樹脂(但し、比較例4は樹脂を無添加)に代え
た他は実施例1と同様の操作を行い、アクリル系重合体
組成物を得た。組成物中のアクリル系重合体の重量平均
分子量を表2に示す。
【0043】
【表2】
【0044】表2中、ロジンエステル:エステルガム
HP(水素化ロジンエステル、軟化点85℃、荒川化学
工業(株)製)、ロジンエステル:スーパーエステル
A−100(不均化ロジンエステル、軟化点100℃、
荒川化学工業(株)製)、水素化石油樹脂:アルコンP
−100(軟化点100℃、荒川化学工業(株)製)を
示す。なお、ロジンエステルの()内は、テトラヒドロ
アビエチン酸エステル含有量(%)である。
【0045】実施例4(エマルジョン型アクリル系重合
体組成物の製造) (1)アクリル酸ブチル33.00部、アクリル酸2−
エチルヘキシル11.30部、アクリル酸0.96部、
ロジンエステル4.5部 (2)触媒(過硫酸カリウム)0.23部、pH調整剤
(重ソウ)0.11部および水9.04部 撹拌装置、冷却管、滴下ロートおよび窒素導入管を備え
た四つ口フラスコ中、70℃の窒素ガス気流下で、水4
4.46部およびアニオン系乳化剤(商品名ハイテノー
ルS、固形分50%、第一工業製薬(株)製)0.90
部を溶解した後、撹拌下に上記(1)および(2)の合
計の1/10量を添加し70℃で窒素ガス気流下にて3
0分間予備反応を行ない、その後、(1)および(2)
の合計の9/10量を2時間かけて滴下し、滴下重合を
行なった。(1)および(2)の全量を滴下し終った
後、1時間完結反応を70℃で行ない室温に冷却後、ア
クリル系重合体組成物を得た。
【0046】実施例5、比較例5〜8(エマルジョン型
アクリル系重合体の製造) 実施例4において、反応系内に添加する樹脂の種類を表
3に示す樹脂(但し、比較例8は樹脂を無添加)に代え
た他は実施例4と同様の操作を行い、アクリル系重合体
組成物を得た。
【0047】
【表3】
【0048】実用例1〜3、比較実用例1〜4(溶剤型
アクリル系粘接着剤組成物の調製) 表3に示すような溶剤型アクリル系重合体組成物100
部(固形分換算)に、架橋剤としてポリイソシアネート
系化合物(日本ポリウレタン(株)製、商品名「コロネ
ートL」)1.6部を添加し、溶剤型アクリル系粘接着
剤組成物を得た。得られた溶剤型アクリル系粘接着剤組
成物を厚さ38μmのポリエステルフィルムにサイコロ
型アプリケーターにて乾燥膜厚が25μm程度となるよ
うに塗布し、次いで該粘接着剤組成物中の溶剤を除去し
て試料テープを作成し、後述の性能評価方法にて各種試
験を行った。
【0049】比較実用例5(溶剤型アクリル系粘接着剤
組成物の調製) 比較例4で得られた溶剤型アクリル系重合体100部
(固形分換算)に、ロジンエステルの50%トルエン
ワニス20部後添加した後、架橋剤としてポリイソシア
ネート系化合物(日本ポリウレタン(株)製、商品名
「コロネートL」)1.6部を添加し、溶剤型アクリル
系粘接着剤組成物を得た。得られた溶剤型アクリル系粘
接着剤組成物を厚さ38μmのポリエステルフィルムに
サイコロ型アプリケーターにて乾燥膜厚が25μm程度
となるように塗布し、次いで該粘接着剤組成物中の溶剤
を除去して試料テープを作成し、後述の性能評価方法に
て各種試験を行った。
【0050】実用例4〜6、比較実用例6〜9(エマル
ジョン型アクリル系粘接着剤組成物の調製) 表4に示すようなエマルジョン型アクリル系重合体組成
物100部(固形分換算)に、さらにアクリル系の増粘
剤としてプライマルASE−60(日本アクリル社製)
0.5部(固形分換算)を添加しアンモニア水にて増粘
させてエマルジョン型アクリル系粘接着剤組成物を得
た。得られたエマルジョン型アクリル系粘接着剤組成物
を厚さ38μmのポリエステルフィルムにサイコロ型ア
プリケーターにて乾燥膜厚が25μm程度となるように
塗布し、次いで該粘接着剤組成物中の水分を除去して試
料テープを作成し、後述の性能評価方法にて各種試験を
行った。
【0051】比較実用例10(エマルジョン型アクリル
系粘接着剤組成物の調製) 比較例8で得られたエマルジョン型アクリル系重合体1
00部(固形分換算)に、ロジンエステルエマルジョン
(SE−E−720、固形分50%、荒川化学工業(株)
製)10部(固形分換算)を混合した調製物に、さらに
アクリル系の増粘剤としてプライマルASE−60(日
本アクリル社製)0.5部(固形分換算)を添加しアン
モニア水にて増粘させてエマルジョン型アクリル系粘接
着剤組成物を得た。得られた水系のアクリル系粘接着剤
組成物を厚さ38μmのポリエステルフィルムにサイコ
ロ型アプリケーターにて乾燥膜厚が25μm程度となる
ように塗布し、次いで該粘接着剤組成物中の水分を除去
して試料テープを作成し、後述の性能評価方法にて各種
試験を行った。
【0052】(性能試験)試料テープを1週間放置して
熟成した後、以下の試験方法により粘着特性を評価し
た。評価結果は表4に示す。
【0053】(1)接着性 試料テープ(巾25mm×長さ150mm)をポリプロ
ピレン板に貼り付け、PSTC−1に準じて20℃で、
剥離速度300mm/分で180゜剥離を行い、その時
の巾25mmあたりの接着力(g/25mm)を測定し
た。
【0054】(2)凝集力 試料テープ(25mm×25mm)をステンレス板に貼
り付け、40℃で1kg荷重し、1時間後のずれ(m
m)を測定した。
【0055】(3)耐水性 試料テープを常温で24h浸水し、白化性を観察した。 ○:白化しない ×:白化する
【0056】
【表4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) //(C08L 33/06 93:04)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクリル系単量体を重合してアクリル系
    重合体を製造するにあたり、重合系内に、テトラヒドロ
    アビエチン酸を40重量%以上含有するロジン物質
    (A)および/または当該ロジン物質(A)から誘導さ
    れるエステル化物(B)を存在させることを特徴とする
    アクリル系重合体組成物の製造方法。
  2. 【請求項2】 アクリル系単量体100重量部に対し
    て、テトラヒドロアビエチン酸を40重量%以上含有す
    るロジン物質(A)および/または当該ロジン物質
    (A)から誘導されるエステル化物(B)を2〜40重
    量部存在させる請求項1記載のアクリル系重合体組成物
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の製造方法により得ら
    れるアクリル系重合体組成物。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のアクリル系重合体組成物
    を含有してなる粘・接着剤組成物。
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