JP2000327536A - 毛髪化粧料 - Google Patents

毛髪化粧料

Info

Publication number
JP2000327536A
JP2000327536A JP11135200A JP13520099A JP2000327536A JP 2000327536 A JP2000327536 A JP 2000327536A JP 11135200 A JP11135200 A JP 11135200A JP 13520099 A JP13520099 A JP 13520099A JP 2000327536 A JP2000327536 A JP 2000327536A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
guanidine
hydroxypropyl
salt
hair cosmetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11135200A
Other languages
English (en)
Inventor
Kojiro Hashizume
浩二郎 橋爪
Minoru Nagai
実 永井
Susumu Oishi
進 大石
Akira Yamamuro
朗 山室
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP11135200A priority Critical patent/JP2000327536A/ja
Publication of JP2000327536A publication Critical patent/JP2000327536A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 (A)芳香族酸又はその塩、及び(B)
一般式(1) 【化1】 〔式中、R1、R2、R3及びR4は、同一若しくは異なっ
ていてもよく水素原子、−CH2CH(OH)R6又は−
CH2CH(OH)CH2OR7(ここで、R6及びR
7は、それぞれ炭素数1〜30のアルキル又はアルケニ
ル基を示す)を示し、R5は総炭素数4〜42の置換基
を有していてもよいアルキル又はアルケニル基を示す〕
で表されるグアニジン誘導体又はその塩を含有する毛髪
化粧料。 【効果】 この毛髪化粧料は、油っぽいべたつきがな
く、しっとりしつつ滑らかでヘアスタイルのまとまり性
に優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油っぽいべたつき
が無く、しっとりしつつ滑らかで、しかもヘアスタイル
のまとまり性に優れた毛髪化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
毛髪の感触を向上させるため、カチオン界面活性剤を配
合した種々の毛髪化粧料が使用されている。しかしなが
ら、このような毛髪化粧料は、毛髪の感触、即ちコンデ
ィショニング効果であるしっとり感等は優れるものの、
柔軟性に関しては不充分であった。また、最近では、種
々のグアニジン誘導体に、毛髪に柔軟性を付与する作用
があり、毛髪に滑らかさを与えぱさつき等を抑える効果
があることが多数報告されている(特許2536109
号公報、特許2541297号公報、特開平8−175
934号公報、特開平8−183705号公報、特開平
9−271655号公報、特開平11−35546号公
報等)。しかし、柔軟性を高めようとすると、同時にべ
たつき感が伴い、平滑性が失われてしまうといった問題
も生じ、必ずしも十分といえるものではない。
【0003】本発明の目的は、油っぽいべたつきが無
く、しっとりしつつ滑らかな感触が得られる毛髪化粧料
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、種々のグ
アニジン誘導体について検討した結果、グアニジン誘導
体と共に芳香族酸又はその塩を用いると、油っぽいべた
つきが無く、しっとりしつつ滑らかで、しかもヘアスタ
イルのまとまり性に優れた毛髪化粧料が得られることを
見出した。
【0005】すなわち、本発明は、(A)芳香族酸又は
その塩、及び(B)次式(1)
【0006】
【化2】
【0007】〔式中、R1、R2、R3及びR4は、同一若
しくは異なっていてもよく水素原子、−CH2CH(O
H)R6又は−CH2CH(OH)CH2OR7(ここで、
6及びR7は、それぞれ炭素数1〜30のアルキル又は
アルケニル基を示す)を示し、R5は総炭素数4〜42
の置換基を有していてもよいアルキル又はアルケニル基
を示す〕で表されるグアニジン誘導体又はその塩を含有
する毛髪化粧料を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の(A)芳香族酸として
は、例えば1−ナフタレンスルホン酸、2−ナフタレン
スルホン酸、1,5−ナフタレンジスルホン酸、2,6
−ナフタレンジスルホン酸、2,7−ナフタレンジスル
ホン酸等のナフタレンスルホン酸類;ベンゼンスルホン
酸、トルエンスルホン酸、キシレンスルホン酸等のベン
ゼンスルホン酸類;安息香酸、フタル酸、テレフタル
酸、サリチル酸等の芳香族カルボン酸類等が挙げられる
が、このうちナフタレンスルホン酸類、安息香酸が好ま
しい。
【0009】また、これらの芳香族酸は塩を形成してい
てもよく、その塩としてはナトリウム、カリウム等のア
ルカリ金属塩、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ
土類金属塩などが挙げられる。(A)芳香族酸又はその
塩としては、ナフタレンスルホン酸又はその塩がより好
ましく、2−ナフタレンスルホン酸及びそのナトリウム
塩が特に好ましい。
【0010】(A)芳香族酸又はその塩は、全組成中に
0.01〜10重量%(以下、単に%で示す)配合する
のが好ましく、特に0.1〜5%、更に0.3〜2%配
合すると、十分な効果が得られるとともに、使用感も良
好であり好ましい。
【0011】一方、本発明の(B)グアニジン誘導体
は、一般式(1)で示されるものであるが、式中、
1、R2、R3及びR4で示される−CH2CH(OH)
6又は−CH2CH(OH)CH2OR7中、R6及びR7
で示される炭素数1〜30のアルキル又はアルケニル基
としては、特に炭素数1〜18の直鎖又は分岐鎖のアル
キル基が好ましい。−CH2CH(OH)R6及び−CH
2CH(OH)CH2OR7の好ましい例としては、2−
ヒドロキシテトラデシル、2−ヒドロキシヘキサデシ
ル、3−ブトキシ−2−ヒドロキシプロピル、3−オク
チロキシ−2−ヒドロキシプロピル、3−(2−エチル
ヘキシロキシ)−2−ヒドロキシプロピル、3−デシロ
キシ−2−ヒドロキシプロピル、3−ドデシロキシ−2
−ヒドロキシプロピル、3−テトラデシロキシ−2−ヒ
ドロキシプロピル、3−ヘキサデシロキシ−2−ヒドロ
キシプロピル、3−オクタデシロキシ−2−ヒドロキシ
プロピル、3−(2−ヘプチルウンデシロキシ)−2−
ヒドロキシプロピル、3−[2−(1,3,3−トリメ
チル)ブチル−5−メチル−7,7−ジメチル−オクチ
ロキシ]−2−ヒドロキシプロピル、3−メチル分岐イ
ソステアリロキシ−2−ヒドロキシプロピル等が挙げら
れる。R1、R2、R3及びR4の組み合わせは、R1〜R4
が何れも水素原子である場合が特に好ましい。
【0012】R5で示される総炭素数4〜42の置換基
を有していてもよいアルキル又はアルケニル基における
アルキル又はアルケニル基としては、例えば炭素数1〜
22の直鎖又は分岐鎖のアルキル又はアルケニル基が挙
げられるが、このうち炭素数1〜18のアルキル基、例
えばメチル、エチル、n−プロピル、1−メチルエチ
ル、n−ブチル、2−メチルプロピル、t−ブチル、n
−ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチ
ル、2−エチルヘキシル、n−ノニル、n−デシル、n
−ウンデシル、n−ドデシル等が好ましく、特にメチ
ル、エチル、n−プロピル、1−メチルエチル、n−ブ
チル、n−ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n
−オクチルが好ましい。
【0013】また、これらのアルキル又はアルケニル基
に置換し得る基としては、−OR8、−COOR8、−O
COR9、−NR8COR9、−NH2、−NR89、−C
ONR89、−NR8CH2CH(OH)CH2OR9(こ
こで、R8は同一又は異なっていてもよく水素原子又は
炭素数1〜30のアルキル若しくはアルケニル基を示
し、R9は炭素数1〜30のアルキル又はアルケニル基
を示す)等が挙げられる。
【0014】ここでR8、R9で示される炭素数1〜30
のアルキル又はアルケニル基としては、炭素数1〜18
の直鎖又は分岐鎖のアルキル又はアルケニル基が好まし
く、特に炭素数1〜18の直鎖又は分岐鎖のアルキル基
が好ましい。具体的にはメチル、エチル、n−プロピ
ル、1−メチルエチル、n−ブチル、2−メチルプロピ
ル、t−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘ
プチル、n−オクチル、2−エチルヘキシル、n−ノニ
ル、n−デシル、n−ウンデシル、n−ドデシル、n−
テトラデシル、n−ヘキサデシル、n−オクタデシル、
メチル分岐イソステアリル、2−ヘプチルウンデシル、
2−(1,3,3−トリメチル)ブチル−5−メチル−
7,7−ジメチル−オクチル等が挙げられ、特にn−ブ
チル、n−オクチル、2−エチルヘキシル、n−デシ
ル、n−ウンデシル、n−ドデシル、n−テトラデシ
ル、n−ヘキサデシル、n−オクタデシル、メチル分岐
イソステアリル、2−ヘプチルウンデシルが好ましい。
【0015】R5で示される総炭素数4〜42の置換基
を有していてもよいアルキル又はアルケニル基の好まし
い具体例としては、例えば−(CH23OR8、−CH2
CH(OH)CH2OR8、−CH2CH(OH)CH2
28、−(CH24 NHCOR9、−(CH24CO
NHR9、−(CH23CH(COOR8)NHCO
9、−(CH23CH(COOR8)NHCH2CH
(OH)CH2OR9(ここでR8及びR9は前記と同じ)
等が挙げられる。
【0016】斯かる(B)グアニジン誘導体の好ましい
具体例を以下に示す。N−(3−ブトキシ−2−ヒドロ
キシプロピル)グアニジン、N−(3−オクチロキシ−
2−ヒドロキシプロピル)グアニジン、N−[3−(2
−エチルヘキシロキシ)−2−ヒドロキシプロピル]グ
アニジン、N−(3−デシロキシ−2−ヒドロキシプロ
ピル)グアニジン、N−(3−ドデシロキシ−2−ヒド
ロキシプロピル)グアニジン、N−(3−テトラデシロ
キシ−2−ヒドロキシプロピル)グアニジン、N−(3
−ヘキサデシロキシ−2−ヒドロキシプロピル)グアニ
ジン、N−(3−オクタデシロキシ−2−ヒドロキシプ
ロピル)グアニジン、N−(メチル分岐イソステアリロ
キシ−2−ヒドロキシプロピル)グアニジン、N−[3
−(2−ヘプチルウンデシロキシ)−2−ヒドロキシプ
ロピル]グアニジン、N−{3−[2−(1,3,3−
トリメチル)ブチル−5−メチル−7,7−ジメチル−
オクチロキシ]−2−ヒドロキシプロピル}グアニジ
ン、N,N′−ジ(3−ブトキシ−2−ヒドロキシプロ
ピル)グアニジン、N,N′−ジ(3−オクチロキシ−
2−ヒドロキシプロピル)グアニジン、N,N′−ジ
[3−(2−エチルヘキシロキシ)−2−ヒドロキシプ
ロピル]グアニジン、N,N′−ジ(3−デシロキシ−
2−ヒドロキシプロピル)グアニジン、N,N′−ジ
(3−ドデシロキシ−2−ヒドロキシプロピル)グアニ
ジン、N,N′−ジ(3−テトラデシロキシ−2−ヒド
ロキシプロピル)グアニジン、N,N′−ジ(3−ヘキ
サデシロキシ−2−ヒドロキシプロピル)グアニジン、
N,N′−ジ(3−オクタデシロキシ−2−ヒドロキシ
プロピル)グアニジン、N,N′−ジ(メチル分岐イソ
ステアリロキシ−2−ヒドロキシプロピル)グアニジ
ン、N,N′−ジ[3−(2−ヘプチルウンデシロキ
シ)−2−ヒドロキシプロピル]グアニジン、N,N′
−ジ{3−[2−(1,3,3−トリメチル)ブチル−
5−メチル−7,7−ジメチル−オクチロキシ]−2−
ヒドロキシプロピル}グアニジン、N,N′,N″−ト
リ(3−ブトキシ−2−ヒドロキシプロピル)グアニジ
ン、N,N′,N″−トリ(3−オクチロキシ−2−ヒ
ドロキシプロピル)グアニジン、N,N′,N″−トリ
(3−デシロキシ−2−ヒドロキシプロピル)グアニジ
ン、N,N′,N″−トリ(3−ドデシロキシ−2−ヒ
ドロキシプロピル)グアニジン、N,N′,N″−トリ
(3−テトラデシロキシ−2−ヒドロキシプロピル)グ
アニジン、N,N′,N″−トリ(3−ヘキサデシロキ
シ−2−ヒドロキシプロピル)グアニジン、N,N′,
N″−トリ(3−オクタデシロキシ−2−ヒドロキシプ
ロピル)グアニジン、N−(2−ヒドロキシヘキサデシ
ル)グアニジン、N−(2−ヒドロキシオクチル)グア
ニジン、N,N′−ジ(2−ヒドロキシヘキサデシル)
グアニジン、N,N′−ジ(2−ヒドロキシオクチル)
グアニジン、N,N′,N″−トリ(2−ヒドロキシヘ
キサデシル)グアニジン、N,N′,N″−トリ(2−
ヒドロキシオクチル)グアニジン、ラウロイルアミドブ
チルグアニジン。N−ブチルグアニジン、N−オクチル
グアニジン、2−エチルヘキシルグアニジン、N−デシ
ルグアニジン、N−ドデシルグアニジン、N−テトラデ
シルグアニジン、N−ヘキサデシルグアニジン、N−オ
クタデシルグアニジン、メチル分岐イソステアリルグア
ニジン、2−ヘプチルウンデシルグアニジン、2−
(1,3,3−トリメチル)ブチル−5−メチル−7,
7−ジメチル−オクチルグアニジン、N−(3−オクタ
デシロキシプロピル)グアニジン、N−(メチル分岐イ
ソステアリロキシプロピル)グアニジン、N−[3−
(2−ヘプチルウンデシロキシ)プロピル]グアニジ
ン、N−{3−[2−(1,3,3−トリメチル)ブチ
ル−5−メチル−7,7−ジメチル−オクチロキシ]プ
ロピル}グアニジン、ラウロイルアミドブチルアミドブ
チルグアニジン、N−ドデシルカルバモイルブチルグア
ニジン、N,N−ジドデシルカルバモイルブチルグアニ
ジン、N−ラウロイル−L−アルギニンステアリルエス
テル、N−ステアリル−L−アルギニンステアリルエス
テル、N−[3−ドデシロキシ−2−ヒドロキシプロピ
ル]−L−アルギニン、N−[3−テトラデシロキシ−
2−ヒドロキシプロピル]−L−アルギニン、N,N−
ビス[3−ドデシロキシ−2−ヒドロキシプロピル]−
L−アルギニン、N,N−ビス[3−テトラデシロキシ
−2−ヒドロキシプロピル]−L−アルギニン。
【0017】また、(B)グアニジン誘導体は、任意の
有機酸又は無機酸と塩を形成していてもよい。斯かる酸
としては、例えば酢酸、プロピオン酸、オクタン酸、ラ
ウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、ピロリドンカルボン酸等のモノカルボン酸;シュウ
酸、コハク酸、アジピン酸、マレイン酸、フマル酸等の
ジカルボン酸;グリコール酸、乳酸、リンゴ酸、酒石
酸、クエン酸等のヒドロキシ酸;グリシン、アラニン、
β−アラニン、セリン、システイン、プロリン、ヒドロ
キシプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、アルギ
ニン等のアミノ酸;メタンスルホン酸、トリフルオロメ
タンスルホン酸等の低級アルキルスルホン酸;フッ化水
素酸、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸等のハロゲン化
水素酸;硫酸、リン酸、炭酸、重炭酸等の無機酸が挙げ
られるが、これらに限定されるものではない。
【0018】(B)グアニジン誘導体は、1種又は2種
以上を組み合わせて用いることができ、全組成中に0.
01〜20%配合するのが好ましく、特に0.1〜10
%、更に0.5〜5%配合すると、十分な効果が得られ
るとともに、使用感も良好であり好ましい。
【0019】本発明の毛髪化粧料には、更に(C)油剤
を配合することができ、べたつくことなくしっとり感を
より高めることができ好ましい。かかる油剤としては、
通常の毛髪化粧料に用いられるものであれば特に制限さ
れず、例えば炭素数12〜30の飽和又は不飽和アルコ
ール類;当該アルコール類と多価アルコールとのエーテ
ル類;当該アルコール類と炭素数1〜11の脂肪酸との
エステル類;炭素数12〜30の飽和又は不飽和脂肪
酸;当該脂肪酸と一価又は多価アルコールとのエステル
類;当該脂肪酸とアミン類とのアミド類;ステロール
類;スクアレン;リン脂質;糖脂質;動植物性油脂;炭
化水素類;炭素数12〜30の飽和又は不飽和脂肪酸グ
リセリド等が挙げられる。
【0020】炭素数12〜30の飽和又は不飽和アルコ
ール類としては、例えばn−ドデカノール、ミリスチル
アルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコー
ル、オレイルアルコール、オクチルドデカノール、ベヘ
ニルアルコール、セリルアルコール、ミリシルアルコー
ル、カラナービルアルコール、アラキンアルコール等が
挙げられる。これらのアルコール類とエーテルを形成し
得る多価アルコールとしては、グリセリン、ポリアルキ
レングリコールが挙げられ、当該エーテル類としては、
α−モノイソステアリルグリセリルエーテル、ポリオキ
シエチレンポリオキシプロピレンステアリルエーテル、
ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレ
ンオクチルドデシルエーテル等が挙げられる。
【0021】また、これらのアルコール類と炭素数1〜
11の脂肪酸とのエステル類としては、2−エチルヘキ
サン酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル等が挙げられ
る。
【0022】炭素数12〜30の飽和又は不飽和脂肪酸
としては、ラウリン酸、ミリスチル酸、18−メチルエ
イコサン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステア
リン酸、ベヘニン酸、セロチン酸、ヤシ油脂肪酸、オレ
イン酸等が挙げられる。
【0023】また、これらの脂肪酸エステルを形成し得
る一価又は多価アルコールとしては、前記の炭素数12
〜30の飽和又は不飽和アルコール類、グリセリン、ス
テロール、脂溶性ビタミン等が挙げられ、当該エステル
類としてはオレイン酸モノグリセリド、パルミチン酸モ
ノグリセリド、ベヘニン酸モノグリセリド、ミリスチン
酸モノグリセリド、イソステアリン酸モノグリセリド、
イソステアリン酸ジグリセリル、モノイソステアリン酸
ポリオキシエチレングリセリル、ミリスチン酸イソプロ
ピル、イソステアリン酸コレステリルエステル、ジペン
タエリトリット脂肪酸エステル等が挙げられる。
【0024】また、これらの脂肪酸とアミンとのアミド
類としては、脂肪酸ジアルキルアミノアルキルアミド
(長鎖アミドアミン)が挙げられ、その具体例として
は、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド(アミド
アミンS/花王(株))等が挙げられる。
【0025】ステロール類としては、例えばコレステロ
ール、シトステロール、エルゴステロール、スチグマス
テロール等が挙げられる。
【0026】リン脂質としては、例えば大豆リン脂質等
が挙げられ、糖脂質としては、例えばソフォロースリピ
ッド(グリコリピッドPSL/花王(株))等が挙げら
れる。
【0027】また、動植物性油脂類としては、ミンクオ
イル、メドウフォーム油、オリーブ油(主成分は、オレ
イン酸グリセリンエステル)、蜜ろう(主成分は、ミリ
シルアルコールパルミチン酸エステル)、パーム油(主
成分は、ミリスチン酸グリセリンエステル)、鯨ろう
(主成分は、セリルアルコールパルミチン酸エステ
ル)、羊毛脂(ラノリン)等が挙げられる。
【0028】炭化水素類の具体例としては、ワセリン、
流動パラフィン、固形パラフィン等が挙げられる。
【0029】炭素数12〜30の飽和又は不飽和脂肪酸
グリセライドとは、炭素数12〜30の飽和又は不飽和
脂肪酸からなるモノ、ジ又はトリグリセライドを意味
し、例えばモノラウリン酸グリセリド、モノステアリン
酸グリセリド、モノオレイン酸グリセリド、ジミリスチ
ン酸グリセリド、1−パルミト2−オレイン酸グリセリ
ド、トリステアリン酸グリセリド等が挙げられる。
【0030】斯かる(C)油剤として特に好ましいもの
は、炭素数12〜30の飽和又は不飽和アルコール類、
炭素数12〜30の飽和又は不飽和脂肪酸及び炭素数1
2〜30の飽和又は不飽和脂肪酸グリセリドが挙げられ
る。
【0031】(C)油剤は、1種又は2種以上を組み合
わせて用いることができ、全組成中に0.01〜30重
量%配合するのが好ましく、特に0.05〜20重量
%、更に0.1〜10重量%配合すると、十分な効果が
得られるとともに、使用感も良好であり好ましい。
【0032】本発明の毛髪化粧料には、更に通常の毛髪
化粧料に用いられる成分、例えばアニオン性界面活性
剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤等の前記以
外の界面活性剤、アニオン性ポリマー、非イオン性ポリ
マー、カチオン性ポリマー、アルコール類、粉体、機能
性ビーズ・カプセル類、金属キレート剤、抗酸化剤、粘
度調整剤、防腐剤、動植物抽出物、消炎剤、殺菌剤、抗
フケ剤、酸化防止剤、パール化剤、紫外線吸収剤、pH調
整剤、色素、香料などを、本発明の効果を損なわない範
囲で必要に応じて適宜配合することができる。
【0033】本発明の毛髪化粧料は、通常の方法に従っ
て製造することができ、その形態は特に制限されず、例
えばヘアリンス、トリートメント、コンディショナー、
ヘアクリーム、ブローローション、ヘアパック、シャン
プー、コンディショニングジェル、コンディショニング
フォーム等の毛髪化粧料として適用される。
【0034】また、本発明の毛髪化粧料は、pHが2〜1
0、特にpH3〜8であるのが好ましい。好ましいpHを得
るためには、酸又はアルカリを加えて調整すればよい。
【0035】かくして調製された組成物は、実施例に示
すように、毛髪に対して柔軟性を十分付与すると共に、
油っぽいべたつきを生じることがない。従って、しっと
りしつつ滑らかでヘアスタイルのまとまり性に優れた毛
髪化粧料を提供することができる。
【0036】
【実施例】実施例1(コンディショナー) 表1に示す組成のコンディショナーを常法により製造
し、これを使用した時の毛髪のべたつき感、しっとり
感、なめらかさ及びまとまり性を以下の基準で官能評価
した。結果を表1に併せて示す。
【0037】(評価基準) (1)べたつき感; ◎:べたつかない ○:ほとんどべたつかない △:すこしべたつく ×:べたつく (2)しっとり感; ◎:しっとりする ○:ややしっとりする △:あまりしっとりしない ×:しっとりしない (3)なめらかさ; ◎:なめらか ○:ややなめらか △:あまりなめらかではない ×:なめらかではない (4)まとまり性; ◎:まとまる ○:ややまとまる △:あまりまとまらない ×:まとまらない
【0038】
【表1】
【0039】実施例2〜5 表2〜表5に示す組成の毛髪化粧料を常法により製造し
た。これらは、何れも油っぽいべたつきがなく、しっと
りしつつ滑らかでヘアスタイルのまとまり性に優れてい
た。
【0040】実施例2(ヘアトリートメント)
【0041】
【表2】
【0042】実施例3(ヘアリンス)
【0043】
【表3】
【0044】実施例4(シャンプー)
【0045】
【表4】
【0046】実施例5(コンディショニングヘアフォー
ム)
【0047】
【表5】
【0048】
【発明の効果】本発明の毛髪化粧料は、油っぽいべたつ
きがなく、しっとりしつつ滑らかでヘアスタイルのまと
まり性に優れたものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大石 進 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 山室 朗 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 Fターム(参考) 4C083 AA122 AB012 AC092 AC102 AC122 AC152 AC182 AC242 AC311 AC312 AC352 AC392 AC422 AC442 AC472 AC482 AC642 AC712 AC741 AC742 AC782 AC792 AD042 AD132 AD162 AD282 AD662 CC32 CC33 CC38 CC39 DD08 DD23 DD31 EE06 EE28

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)芳香族酸又はその塩、及び(B)
    一般式(1) 【化1】 〔式中、R1、R2、R3及びR4は、同一若しくは異なっ
    ていてもよく水素原子、−CH2CH(OH)R6又は−
    CH2CH(OH)CH2OR7(ここで、R6及びR
    7は、それぞれ炭素数1〜30のアルキル又はアルケニ
    ル基を示す)を示し、R5は総炭素数4〜42の置換基
    を有していてもよいアルキル又はアルケニル基を示す〕
    で表されるグアニジン誘導体又はその塩を含有する毛髪
    化粧料。
  2. 【請求項2】 (A)芳香族酸又はその塩が、ナフタレ
    ンスルホン酸類又はその塩である請求項1記載の毛髪化
    粧料。
  3. 【請求項3】 更に、(C)油剤を含有する請求項1又
    は2記載の毛髪化粧料。
JP11135200A 1999-05-17 1999-05-17 毛髪化粧料 Pending JP2000327536A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11135200A JP2000327536A (ja) 1999-05-17 1999-05-17 毛髪化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11135200A JP2000327536A (ja) 1999-05-17 1999-05-17 毛髪化粧料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000327536A true JP2000327536A (ja) 2000-11-28

Family

ID=15146200

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11135200A Pending JP2000327536A (ja) 1999-05-17 1999-05-17 毛髪化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000327536A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003026548A (ja) * 2001-07-12 2003-01-29 Kao Corp 毛髪処理剤組成物
JP2006282614A (ja) * 2005-04-01 2006-10-19 Kao Corp 毛髪洗浄剤
JP2009040687A (ja) * 2007-08-06 2009-02-26 Kao Corp 毛髪化粧料
JP2011132192A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Kao Corp 染毛剤組成物
JP2011132191A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Kao Corp 毛髪化粧料

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003026548A (ja) * 2001-07-12 2003-01-29 Kao Corp 毛髪処理剤組成物
JP2006282614A (ja) * 2005-04-01 2006-10-19 Kao Corp 毛髪洗浄剤
US7776806B2 (en) 2005-04-01 2010-08-17 Kao Corporation Hair cleansing composition
JP2009040687A (ja) * 2007-08-06 2009-02-26 Kao Corp 毛髪化粧料
JP2011132192A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Kao Corp 染毛剤組成物
JP2011132191A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Kao Corp 毛髪化粧料

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2906201B2 (ja) 毛髪化粧料
JP3802288B2 (ja) 油性原料組成物
JP6264290B2 (ja) ステロールエステルを含有する液体洗浄料
JP3026213B2 (ja) 毛髪化粧料
JP4016238B2 (ja) 洗浄剤組成物及び洗浄剤組成物の製造方法
JP6360608B1 (ja) コンディショニング剤およびコンディショニング用組成物
JP5320016B2 (ja) 皮膚外用剤
JP2007084482A (ja) 毛髪洗浄剤組成物
JP4613439B2 (ja) 洗浄剤組成物
JP3575721B2 (ja) 水中油型乳化組成物
JP2000327536A (ja) 毛髪化粧料
JP2002114648A (ja) 毛髪化粧料
JPH1179947A (ja) 毛髪用組成物
JP2003104852A (ja) 毛髪用洗浄剤組成物
JP5495852B2 (ja) 皮膚外用剤
JP2016193979A (ja) 液体洗浄剤組成物
EP0931539B1 (en) Cuticle caring method
JPH0640849A (ja) ゲル状化粧料
JP2000144189A (ja) 生地臭改善剤
JP2004231580A (ja) 身体用洗浄剤組成物及び洗顔剤
JP2000191457A (ja) 毛髪化粧料
JP2014043398A (ja) クリーム状クレンジング料
JP2002037714A (ja) 少量で効果のある頭髪用化粧料
JPH06340523A (ja) 毛髪化粧料
JP2002114647A (ja) 毛髪化粧料