JP2009040687A - 毛髪化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】塗布時の伸びが良好で毛髪全体に柔軟性とすべり性を付与し、更に仕上がり時に油っぽいべたつきがなく、良好なすべり性とコート感を付与出来る毛髪化粧料を提供する。
【解決手段】次の成分(A)、(B)、(C)及び(D)を含有する毛髪化粧料。
(A)炭素数6〜18の炭化水素基を有するスルホン酸又はその塩
(B)第4級アンモニウム塩
(C)炭素数8〜30の脂肪族アルコール
(D)液晶形成剤
【選択図】なし

Description

本発明は、毛髪への化粧料の塗布時の伸びが良好で毛髪全体に柔軟性とすべり性を付与し、更に仕上がり時に良好なすべり性とコート感を付与出来る毛髪化粧料に関する。
毛髪は、環境(太陽光による紫外線や熱、乾燥)、日常のヘアケア行動(洗髪やブラッシング、ドライヤーの熱)、化学的処理(カラーリング、パーマ等)によりダメージを受けている。そのため、摩擦が増大した毛髪の表面をなめらかな感触に戻すため様々な工夫がなされている。
シャンプー後に用いるコンディショニング剤にシリコーンが配合されるが、その効果を高めるために配合量を増加させたり、高吸着性シリコーンを用いると、仕上がり時において、すべり、柔らかさは向上するものの、べたつきが感じられ、重い感触となることに課題があった。
そこで、カチオン性界面活性剤と2-ナフタレンスルホン酸等を配合した毛髪化粧料が、油っぽいべたつきを抑え、しっとりサラサラした感触で、ヘアスタイルのまとまり性を上げる、と提案されている(特許文献1)。しかしながら、この毛髪化粧料では、仕上がり感においては非常に優れるが、毛髪への塗布時の伸びと毛髪全体に柔軟性とすべり性を付与することに関しては不十分であった。
また、液晶形成剤が、水分含有量の高い化粧料の乳化安定性を向上し、皮膚、毛髪への適用時の伸びが良く、タオルドライ後と乾燥後の感触を向上させることが開示されている(特許文献2、3、4)。しかしながら、これら化粧料は、乾燥後のすべり、柔らかさ、コート感を付与することに関しては不十分なものであった。
特開平11−228358号公報 特開平5−984号公報 特開平5−124921号公報 特開平6−48916号公報
本発明は、毛髪への化粧料の塗布時の伸びが良好で毛髪全体に柔軟性とすべり性を付与し、更に仕上がり時に油っぽいべたつきがなく、良好なすべり性とコート感を付与出来る毛髪化粧料を提供することを目的とする。
本発明者らは、カチオン性界面活性剤とスルホン酸等とを併用した毛髪化粧料の毛髪塗布時の伸び及び毛髪全体に柔軟性とすべり性を付与すべく種々検討したところ、これに液晶形成剤を配合すれば、毛髪への塗布時の伸びが改善されるだけでなく、全く意外にも毛髪全体に柔軟性とすべり性を付与出来ることを見出した。
すなわち、本発明は、次の成分(A)、(B)、(C)及び(D)を含有する毛髪化粧料を提供するものである。
(A)炭素数6〜18の炭化水素基を有するスルホン酸又はその塩
(B)第4級アンモニウム塩
(C)炭素数8〜30の脂肪族アルコール
(D)液晶形成剤
本発明の毛髪化粧料は、毛髪への化粧料の塗布時の伸びが良好で毛髪全体に柔軟性とすべり性を付与し、更に仕上がり時に油っぽいべたつきがなく、良好なすべり性とコート感を付与出来る。
以下に、本発明をさらに詳しく説明する。
本発明で用いる成分(A)の炭素数6〜18の炭化水素基を有するスルホン酸の炭化水素基としては、脂肪族炭化水素基、脂環式炭化水素基、芳香族炭化水素基、複素環式基が挙げられる。炭化水素基が芳香環を含む場合には炭素数6〜18、芳香環を含まない場合には炭素数6〜11である炭化水素基が好ましい。これらの炭化水素基を有するスルホン酸としては、以下の(A1)〜(A3)を挙げることができる。
(A1)芳香環を一つ含む炭素数6〜18の芳香族スルホン酸
(A2)芳香環を二つ以上含む炭素数10〜18の芳香族スルホン酸
(A3)炭素数6〜11の脂肪族炭化水素基を有する脂肪族スルホン酸
(A1)としては、芳香環を一つ含む炭素数6〜12の芳香族スルホン酸がより好ましく、具体的にはベンゼンスルホン酸、o-トルエンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸、キシレンスルホン酸、クメンスルホン酸、エチルベンゼンスルホン酸、2,4,6-トリメチルベンゼンスルホン酸、テトラリンスルホン酸、インダンスルホン酸、フェノールスルホン酸等を挙げることができる。このうち、p-トルエンスルホン酸、キシレンスルホン酸、クメンスルホン酸が更に好ましい。
(A2)としては、芳香環を二つ以上含む炭素数10〜12の芳香族スルホン酸がより好ましく、具体的には、アズレンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸を挙げることができる。このうち、ナフタレンスルホン酸が更に好ましい。
(A3)としては、炭素数7〜10の脂肪族炭化水素基を有する脂肪族スルホン酸がより好ましく、具体的には、1-ヘプタンスルホン酸、1-オクタンスルホン酸、1-デカンスルホン酸、2-エチルヘキシルスルホン酸等を挙げることができる。このうち、2-エチルヘキシルスルホン酸が更に好ましい。
また、これら炭化水素基を有するスルホン酸の塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩が好ましい。
成分(A)の炭化水素基を有するスルホン酸又はその塩は、2種以上を併用してもよく、その含有量は仕上がり感、ヘアスタイルのまとまり感の観点から、本発明の毛髪化粧料中に0.01〜5重量%が好ましく、更には0.1〜3重量%、より更に0.3〜1.5重量%が好ましい。
(B)成分の 第4級アンモニウム塩としては、例えば次の一般式(1)
Figure 2009040687
(式中、R1、R2、R3及びR4のうち、少なくとも1個は総炭素数8〜35のアルコキシ基、アルケニルオキシ基、アルカノイルアミノ基もしくはアルケノイルアミノ基で置換されていてもよいアルキル基もしくはアルケニル基又は脂肪族アシルオキシ(ポリエトキシ)エチル、ヒドロキシアルキル基、ヒドロキシアルケニル基を示し、残余はベンジル基、炭素数1〜5のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基又は合計付加モル数10以下のポリオキシエチレン基を示し、Z―はハロゲンイオン又は有機アニオンを示す)で表わされる第4級アンモニウム塩が挙げられる。
これらの第4級アンモニウム塩のうち、好ましいものとしては、例えばジステアリルジメチルアンモニウムクロライド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、カプリルトリメチルアンモニウムクロライド、ミリスチルトリメチルアンモニウムクロライド、セチルトリメチルアンモニウムクロライド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロライド、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライド、N−ステアリル−N,N,N−トリ(ポリオキシエチレン)アンモニウムクロライド、セチルベンジルジメチルアンモニウムクロライド、セチルトリエチルアンモニウムブロマイド、ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド、ステアロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロライド、ステアロキシヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロライド等のほか、次の一般式(2)〜(3)で表わされる分岐鎖第4級アンモニウム塩、一般式(4)〜(5)で表わされる第4級アンモニウム塩が挙げられる。
Figure 2009040687
〔式中、R5は、
Figure 2009040687
(R11はメチル基又はエチル基を示し、aはアルキル基中の合計炭素数が8〜16となる整数を示す)で表される分岐アルキル基及び
(F)CH3−(CH2b−(bは7〜15の整数を示す)で表される直鎖アルキル基の混合物で、その分岐率(E)/(E)+(F)が10〜100モル%である基を示し、R6及びR7はベンジル基、炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基を示し、R8及びR9は炭素数2〜12のアルキル基を示し、R10は基
Figure 2009040687
又は炭素数1〜3のアルキル基を示し、Z-はハロゲンイオン又は有機アニオンを示す〕
Figure 2009040687
(式中、R12及びR13はヒドロキシル基で置換されていてもよい炭素数8〜22のアルキル基又はアルケニル基を示し、R14及びR15は炭素数1〜3のアルキル基又は-(CH2CH2O)eH(eは1〜6の数を示す)を示し、c及びdは0〜5の数を示し、Z-はハロゲンイオン又は有機アニオンを示す)
Figure 2009040687
〔式中、R21及びR24は、炭素数16〜30のアルキル基又は炭素数16〜30のアルコキシ基を示し、R22及びR23は水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基を示し、Xk-は、塩素イオン、臭素イオン、ヨウ素イオン、フッ素イオン、硫酸イオン、メチル硫酸イオン、エチル硫酸イオン、メタンベンジルスルホン酸イオン、リン酸イオン、亜硝酸イオン、硝酸イオン、及びカルボン酸イオンから選ばれる1種以上の陰イオンを示す。kはXのイオン電荷である。〕
なお、これら第4級アンモニウム塩の対イオンであるZ-の具体例としては、塩素、ヨウ素、臭素等のハロゲンイオン;メトサルフェート、エトサルフェート、メトフォスフェート、エトフォスフェート等の有機アニオンが挙げられる。
これらのうち、一般式(2)で表わされる分岐鎖第4級アンモニウム塩は、例えば通常、炭素数8〜16のオキソアルコールを原料として合成されるものであり、その例としては、オキソアルコールから導かれるアルキル基を有するジアルキルジメチルアンモニウム塩、ジアルキルメチルヒドロキシエチルアンモニウム塩、ジアルキルメチルベンジルアンモニウム塩等が挙げられる。本発明においては、式(2)のR5 の分岐鎖率が、通常10〜100モル%のものが用いられるが、更に10〜50モル%のものが好ましい。また、R5 の合計炭素数が8〜16のものが用いられるが、一定の分布を持ったものが好ましく、更に以下に示す分布を有するものが好ましい。
8〜C11:5%モル以下
12 :10〜35モル%
13 :15〜40モル%
14 :20〜45モル%
15 :5〜30モル%
16 :5モル%以下
かかる分岐鎖第4級アンモニウム塩の具体例としては、炭素数8〜16で分岐鎖率10〜50モル%のアルキル基を有する、ジアルキルジメチルアンモニウムクロライドが挙げられる。
また、一般式(3)で表わされる分岐鎖第4級アンモニウム塩は通常、炭素数8〜28のゲルベアルコール
Figure 2009040687
この分岐鎖第4級アンモニウム塩のうち、好ましいものとしては、例えば炭素数8〜28のゲルベアルコールから導かれるアルキル基を有するアルキルトリメチルアンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、ジアルキルメチルヒドロキシエチルアンモニウム塩、ジアルキルメチルベンジルアンモニウム塩等が挙げられる。これらのうちで更に好ましいものとしては、例えば2−デシルテトラデシルトリメチルアンモニウムクロライド、2−ドデシルヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロライド、ジ−2−ヘキシルデシルジメチルアンモニウムクロライド、ジ−2−オクチルドデシルジメチルアンモニウムクロライド等を挙げることができる。
一般式(4)で表わされる第4級アンモニウム塩としては、例えばWO93/10748、WO92/06899、WO94/16677等に記載されているものが挙げられる。更に、式(4)中、R12及びR13がオレイル基又は炭素数12〜18のアルキル基で、R14がメチル基、R15が-CH2CH2OH、c及びdが0のものが好ましい。
また、一般式(5)で表わされる第4級アンモニウム塩はイミダゾリン型陽イオン性界面活性剤と分類される。
成分(B)の第4級アンモニウム塩は、1種以上を用いることができ、毛髪化粧料全組成中に0.1〜20重量%、更に0.3〜12重量%、より更に0.5〜5重量%配合すると、塗布時の柔軟性と、仕上り時の柔軟性と良好なすべり性が得られるとともに、使用感も良好であり好ましい。
成分(C)の炭素数8〜30の脂肪族アルコールは、飽和アルコールであっても不飽和アルコールであってもよい。このような脂肪族アルコールとしては、オクチルアルコール、カプリルアルコール、ノニルアルコール、デシルアルコール、ウンデシルアルコール、ドデシルアルコール、トリデシルアルコール、ミリスチルアルコール、ペンタデシルアルコール、セチルアルコール、ヘプタデシルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ノナデシルアルコール、エイコシルアルコール、ベヘニルアルコール、セリルアルコール、ミリシルアルコール、カラナービルアルコール、アラキンアルコール、オクチルドデカノール等が挙げられる。
成分(C)の炭素数8〜30の脂肪族アルコールは1種以上を用いることができ、毛髪化粧料全組成中に0.1〜20重量%、更に0.3〜12重量%、より更に0.5〜5重量%配合すると、塗布時のすべり性と、製剤の良好な安定性が得られるとともに、使用感も良好であり好ましい。
成分( D ) の液晶形成剤としては、例えば、1分子中に少なくとも1個の長鎖分岐アルキル又はアルケニル基及び少なくとも3個の水酸基を有し、25℃及び50℃を超える温度においてラメラ状液晶構造を保持する非イオン性両親媒性化合物が挙げられる。
該非イオン性両親媒性化合物は、少なくとも25℃及び50℃の温度においてラメラ状液晶構造を保持しており、さらに50℃を超える温度でラメラ状液晶構造を保持することが必要である。ここで、ラメラ状液晶構造の確認は、例えばザ・ジャーナル・オブ・セル・バイオロジー(The Journal of Cell Biology)、第12巻、第207〜209頁及び表面、第11巻、第10号、第579〜590頁に記載の方法でX線回折及び示差走査熱量計(DSC)を用いて行うことができる。このような性質を有する化合物としては、例えば(D−1)、(D−2)及び(D−3)が挙げられる。
(D−1)次の一般式(6)で表わされるグリセリル化ポリオール類。
x(G) (6)
〔式中、Gはペンタエリスリトール、ソルビトール、マルチトール、グルコース、フルクトース及びアルキルグリコシドから選ばれるポリオールよりx個の水酸基を除いた残基を示し、Aは
Figure 2009040687
及び/又は
Figure 2009040687
を示し(ここでR16は炭素数10〜36の分岐アルキル基又はアルケニル基を示す)、xは1以上の数であり前記ポリオール水酸基の総数を超えない数を示す〕
この内、好ましいものとしては、次の一般式(7)で表わされるペンタエリスリトール分岐アルキルエーテル類が挙げられる。
Figure 2009040687
(式中、R17は最も炭素数の多い直鎖部分を主鎖とし、メチル基、エチル基、プロピル基及びブチル基から選ばれる1〜4個の基で分岐した総炭素数16〜24のアルキル基を示し、A’は-CH2CH(OH)CH2-又は-CH(CH2OH)CH2-を示す)
(D−2)次の一般式(8)で表わされるメチル分岐脂肪酸エステル。
Figure 2009040687
〔式中、m及びnはそれぞれ0〜20の整数を示し、mとnの和は1〜20である〕
(D−3)次の一般式(9)で表わされる分岐脂肪酸グリセロ糖脂質
Figure 2009040687
成分(D)の製造法等の詳細は、特開平5−984号公報、特開平5−124921号公報及び特開平6−48916号公報に記載されている。
上記液晶形成剤のうち(D−1)のグリセリル化ポリオール類が好ましく、さらに一般式(7)で表わされるペンタエリスリトール分岐アルキルエーテル類が、毛髪化粧料に塗布時の伸びに加えて、毛髪全体に柔軟性とすべり性を付与する点でより好ましい。
これら液晶形成剤が前記効果を奏する理由は明らかではないが、(A)炭化水素基を有するスルホン酸(塩)と(B)第4級アンモニウム塩と( D ) 液晶形成剤の三者の相互作用により、これらの3成分が組成物中に安定化されていることによるものと考えられる。
成分(D)は一種又は二種以上を組み合せて用いることができ、毛髪化粧料の伸び及び柔軟性及びすべり性効果の点から本発明毛髪化粧料中に0.1〜10重量%、更に0.5〜8重量%、より更に1〜4重量%配合するのが好ましい。
本発明の毛髪化粧料には、更にシリコーンを配合することができる。該シリコーンとしては、通常毛髪化粧料に用いられているもの、例えばジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、アミノ変性シリコーン、脂肪酸変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、脂肪族アルコール変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、環状シリコーン、アルキル変性シリコーン等が挙げられ、より具体的には、特開平6−48916号公報記載の(B−1)〜(B−11)のシリコーン類及び特開平4−108795号公報、特開平5−112423号公報、特開2004−339244号公報記載のシリコーン類が挙げられる。
シリコーンの配合量は毛髪に与える感触を更に向上させる観点から合計で本発明毛髪化粧料中に0.05〜15重量%、更に0.1〜12重量%、より更に0.3〜10重量%が好ましい。
本発明の毛髪化粧料には、例えばアニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤等の前記以外の界面活性剤、アニオン性ポリマー、非イオン性ポリマー、カチオン性ポリマー、アルコール類、粉体、機能性ビーズ・カプセル類、金属キレート剤、抗酸化剤、粘度調整剤、防腐剤、動植物抽出物、消炎剤、殺菌剤、抗フケ剤、酸化防止剤、パール化剤、紫外線吸収剤、pH調整剤、色素、香料などを、適宜配合できる。
本発明の毛髪化粧料は、例えばヘアリンス、トリートメント、コンディショナー、ヘアクリーム、ブローローション、ヘアパック、シャンプー、コンディショニングジェル、コンディショニングフォーム等の毛髪化粧料として適用される。
本発明の毛髪化粧料は、pH2〜10、更にpH3〜8が好ましい。
実施例1〜5、比較例1〜6
表1に示す組成の毛髪化粧料を常法により調製し、毛髪へ塗布した時の感触(伸び・なじみ、すべり、柔らかさ)、すすぎ流して乾燥させた後の仕上がり感触(すべり、柔らかさ、べたつきのなさ、コート感)を評価した。
評価結果も合わせて表1に示す。
評価方法、評価基準を以下に示す。
評価者と毛束:
3人のパネラーが各々、日本人由来の毛束(25cm、約16g)を用いて上記項目の感触を下記に示した基準で官能評価した。
操作:
毛束を十分に35〜40℃の温水で湿らせた後、下記組成のプレーンシャンプーで洗浄する。十分に温水ですすいだ後、毛束を軽く絞って余分な水分を落とし、3gの毛髪化粧料を塗布する。塗布時の各項目の評価を行った後、温水ですすぎ、タオルで水分を取り、櫛で毛束を整える。その後、ドライヤーの温風で乾燥させ、仕上げに櫛で毛束を整え、仕上がり時の各項目の評価を行う。
評価基準:
5;良い
4;やや良い
3;普通
2;あまり良くない
1;良くない
3人のパネラーの評価結果を平均して評点を求めた。
<プレーンシャンプー>
(重量%)
ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸Na(エマールE−27C) 42
ヤシ油脂肪酸N−メチルエタノールアミド(アミノーン C-11S) 3
クエン酸 0.2
メチルパラベン 0.3
精製水 残余
計 100
Figure 2009040687
表1から、本発明の毛髪化粧料は、塗布時の伸びが良好で毛髪全体に柔軟性とすべり性を付与し、更に仕上がり時に油っぽいべたつきがなく、良好なすべり性とコート感を付与出来ることが判る。

Claims (4)

  1. 次の成分(A)、(B)、(C)及び(D)を含有する毛髪化粧料。
    (A)炭素数6〜18の炭化水素基を有するスルホン酸又はその塩
    (B)第4級アンモニウム塩
    (C)炭素数8〜30の脂肪族アルコール
    (D)液晶形成剤
  2. 成分(A)が、芳香環を含む炭素数6〜18の炭化水素基を有するスルホン酸若しくは芳香環を含まない炭素数6〜11の炭化水素基を有するスルホン酸又はそれらの塩である請求項1記載の毛髪化粧料。
  3. 成分(D)が、次の一般式(7)
    Figure 2009040687
    (式中、R17はメチル基、エチル基、プロピル基及びブチル基から選ばれる1〜4個の基で分岐した総炭素数16〜24のアルキル基を示し、A’は-CH2CH(OH)CH2-又は-CH(CH2OH)CH2 -を示す)
    で表わされるペンタエリスリトール分岐アルキルエーテル類である請求項1又は2記載の毛髪化粧料。
  4. 更に、シリコーン類を含有する請求項1〜3の何れか1項記載の毛髪化粧料。
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