JP2014043398A - クリーム状クレンジング料 - Google Patents

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Abstract

【課題】マッサージ時の転相が速く、高いクレンジング力を発揮し、洗い上がり後の感触が良好で、保存安定性も良好なO/W型クリーム状クレンジング料を提供する。
【解決手段】クレンジング料は、成分(a)、成分(b)、成分(c)、成分(d)、成分(e)および成分(f)を所定比率で含有する。(a) 炭素数16〜18の直鎖飽和アルキル基を有するアルキルグリコシド: (b) 下記式(I)で示される1価アルコール: R−OH・・・式(I)(式(I)中、Rは炭素数16〜18の直鎖飽和アルキル基である。): (c) パルミチン酸及びステアリン酸からなる群より選ばれた一種以上の脂肪酸: (d) パルミチン酸塩およびステアリン酸塩からなる群より選ばれた一種以上の脂肪酸塩: (e) 25℃で液状の油剤: (f) 水
【選択図】 なし

Description

本発明は、クレンジング料に関し、詳しくはクリーム状のクレンジング料に関する。
クレンジング料は、皮膚上の皮脂汚れや口紅、ファンデーション、アイシャドウ、マスカラ等のメイクアップ化粧料を除去する目的で使用され、様々な剤型のものが市販されている。そのうち、クリーム状の剤型であるクレンジングクリームはW/O型もしくはO/W型のエマルションのものが市販されている。クレンジングクリームは、油性成分と水性成分をバランス良く配合しているため、高いしっとり感や肌なじみの良さに優れており、中高年を中心に人気が高い。しかしながら、W/O型エマルションの場合は、連続相が油相であるため、クレンジング力に優れているが、クレンジング後の化粧料の除去が困難で、油性成分が顔や手に残留し、べたつくため、使用感が好ましくない。O/W型エマルションの場合は、使用中の肌感触は良いが、連続相が水性成分であるためメイクアップ化粧料とのなじみが悪くクレンジング力が不十分であるばかりでなく、すすぎ後の肌に残油感が残り、洗い上がりの感触についても改善の余地があった。
O/W型クレンジングクリームのすすぎ性や洗い上がりの感触を高める方策としては、特許文献1に少なくとも一つのワックスとアルキルポリグルコシドや高級脂肪酸塩等の界面活性剤を含む起泡性化粧用クリームが提案されている。特許文献1記載の組成物は液状油分を含有しないため、クレンジング力が不十分であるという問題があった。
一方、O/W型クレンジングクリームのクレンジング力を高める方策として、特許文献2に炭酸ジカプリルなどの高極性液状油を配合したクレンジング料が提案されている。しかしながら、高極性液状油を配合するとセラミドなどの細胞間脂質までも脱脂してしまうため、洗い上がり後の肌がかさつくという問題があった。
O/W型クレンジングクリームのクレンジング力を高めるその他の方策としては、マッサージ時にO/W型からW/O型エマルションへ素早く転相させることで、メイクアップ化粧料とのなじみを良くする方策が挙げられる。しかしながら、マッサージ時の速やかな転相を実現するためには、油性成分の配合率を増やしたり活性剤の配合率を減らしたりしなければならないため、保存安定性を確保するのが非常に困難であった。
そこで特許文献3では、分子内にカルボキシル基を有する水溶性高分子を配合し保存安定性を高めたO/W型のクレンジングクリーム化粧料が提案されている。しかしながら、水溶性高分子を配合した場合、マッサージ時のエマルションの転相が阻害されるためクレンジング力が不十分であった。
特開2003−176222号公報 特開2006−298866号公報 特開2009−269860号公報
本発明の課題は、マッサージ時の転相が速く、高いクレンジング力を発揮し、洗い上がり後の感触が良好で、保存安定性も良好なO/W型クリーム状クレンジング料を提供することである。
本発明は、下記成分(a)、成分(b)、成分(c)、成分(d)、成分(e)および成分(f)を含有するクリーム状クレンジング料であって、
成分(a)、成分(b)、成分(c)、成分(d)、成分(e)および成分(f)の合計量を100質量%としたとき、
成分(a)と成分(b)との合計量[a+b]が2〜10質量%であり、
成分(a)の成分(b)に対する質量比[a/b]が1/8〜1/1であり、
成分(c)と(d)との合計量[c+d]が0.3〜5質量%であり、
成分(c)の成分(d)に対する質量比[c/d]が1/20〜1/2であり、
成分(e)の含有量が33〜75質量%であり、
成分(f)が残部であることを特徴とする、クリーム状クレンジング料である。
(a) 炭素数16〜18の直鎖飽和アルキル基を有するアルキルグリコシド
(b) 下記式(I)で示される1価アルコール

−OH 式(I)

(式(I)中、Rは炭素数16〜18の直鎖飽和アルキル基である。)
(c) パルミチン酸及びステアリン酸からなる群より選ばれた一種以上の脂肪酸
(d) パルミチン酸塩およびステアリン酸塩からなる群より選ばれた一種以上の脂肪酸塩
(e) 25℃で液状の油剤
(f) 水
本発明のクリーム状クレンジング料は、マッサージ時の転相が速く、高いクレンジング力を発揮し、洗い上がり後の感触が良好で、保存安定性も良好である。
(成分(a))
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の成分(a)は、炭素数16〜18の直鎖飽和アルキル基を有するアルキルグリコシドであり、下記式(II)で示される。
Figure 2014043398
式(II)において、Rは、炭素数16〜18の直鎖飽和アルキル基であり、セチル基、ステアリル基が好ましく、また異なる直鎖飽和アルキルRを有する成分(a)の混合物が好ましく、セチル基とステアリル基との混合物が特に好ましい。
成分(a)は、公知の製造方法で得ることができる。例えば、酸触媒下、高級アルコール:R−OHとグルコースとの脱水縮合、もしくは、酸触媒下、メタノールやブタノールなど低級アルコールとの低級アルキルグルコシドを得た後、高級アルコール:R−OHとのアセタール交換反応によって得ることができる。この際、酸触媒によって、グルコースなど糖質の縮合物も得られることが知られている。式(I)において、nは、糖質の縮合度であり1〜3であるが、何れの縮合度であっても本発明の課題を達成しうる。nは、特に好ましくは1〜2である。
また、式(I)の糖質部位は、D体でもL体でもラセミ体でも何れでもよい。また、アノマー中心の立体は、α型でもβ型でもよい。また、水酸基の立体についても、特に制限はない。したがって、グリコシドとしては、グルコシド、ガラクトシド、マンノシド、フルクトシド、およびこれらの縮合物などが例示できるが、特に好ましくはグルコシド、ポリグルコシドである。
(成分(b))
本発明に用いられる成分(b)は、式(I)で示される1価アルコールであり、Rとして炭素数16〜18の直鎖飽和アルキル基を有する。乳化安定性、肌なじみやすべり感を良好にするための必須成分である。Rは、具体的には、セチル基、ステアリル基、およびこれらの混合物であり、混合して用いることが好ましい。さらに、式(I)のRと式(II)のRは同一のアルキル組成であることが好ましい。
(成分(a)および(b)の含有量)
本発明のクリーム状クレンジング料において、成分(a)と(b)の合計量[a+b]は、2〜10質量%である。[a+b]が2質量%未満の場合、製剤の保存安定性が悪くなる。この観点からは、[a+b]は、3質量%以上が好ましく、4質量%以上が更に好ましい。また、[a+b]が10質量%を超える場合、マッサージ時の転相が起こりにくくメイク汚れとのなじみが悪くなる。この観点からは、[a+b]は、8質量%以下が好ましく、6質量%以下が更に好ましい。
また、成分(a)の成分(b)に対する質量比[a/b]は1/8〜1/1である。[a/b]が1/8未満の場合、マッサージ時の転相が遅く、クレンジング力、洗浄後の感触において不十分であり、保存安定性が悪くなる。この観点からは、[a/b]は、1/6以上が好ましく、1/5以上が更に好ましく、1/4以上が特に好ましい。また,[a/b]が1/1を超える場合においても、製剤の保存安定性が悪くなる。この観点からは、[a/b]は、1/2以下が好ましく、1/3以下が更に好ましい。
(成分(c))
本発明に用いられる成分(c)は、パルミチン酸およびステアリン酸からなる群より選ばれた一種以上の脂肪酸である。パルミチン酸、ステアリン酸は、それぞれ炭素数16、18の直鎖飽和のアシル基を有するカルボン酸であり、これらは天然由来でも合成由来でも良い。これら成分(c)は単独又は2種以上を組み合わせて使用することができるが、混合して用いることが好ましい。
(成分(d))
本発明に用いられる成分(d)は、パルミチン酸塩およびステアリン酸塩からなる群より選ばれた一種以上の脂肪酸塩である。塩の形態としては、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属やマグネシウムカルシウムなどのアルカリ土類金属塩等の無機塩基性塩、アンモニウム塩、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、2−アミノ−2−メチルプロパノール、2−アミノ−2メチルプロパンジオール等のアルカノールアミン塩、リジン、アルギニン等の塩基性アミノ酸塩等が挙げられ、好ましくはカリウム塩、トリエタノールアミン塩、アルギニン塩であり、より好ましくはアルギニン塩である。これら成分(d)は単独又は2種以上を組み合わせて使用することができるが、混合して用いることが好ましい。
(成分(c)、(d)の含有量)
成分(c)と(d)の合計量[c+d]は、0.3〜5質量%である。[c+d]が0.3質量%未満の場合、保存安定性が悪化し、洗浄後の感触が悪くなる。この観点からは、[c+d]は、0.6質量%以上が好ましく、1質量%以上が更に好ましく、1.2質量%以上が最も好ましい。また、[c+d]が5質量%を超える場合、マッサージ時の転相が遅くなり、保存安定性が悪化する。この観点からは、[c+d]は、4.8質量%以下が好ましく、4質量%が更に好ましく、3質量%以下が最も好ましい。
成分(c)の成分(d)に対する質量比[c/d]は1/20〜1/2である。[c/d]が1/20未満の場合、マッサージ時の転相が遅くなり、保存安定性が悪化する。この観点からは、[c/d]は、1/15以上が好ましく、1/10以上が更に好ましく、1/5以上が最も好ましい。また、[c/d]が1/2を超える場合、洗浄後の感触および保存安定性が悪化する。この観点からは、[c/d]は、2/5以下が好ましく、3/10以下が更に好ましい。
尚、成分(c)と成分(d)はそれぞれ別々に添加しても良いが、成分(c)すなわち脂肪酸を処方系内で中和する際に、塩基のモル数を脂肪酸のモル数よりも少なくすることで、成分(c)と成分(d)の重量比を調整することも可能である。
(成分(e))
本発明に用いられる成分(e)は、25℃で液状の油剤であり、化粧料等に通常用いられるものであれば特に限定されるものではない。具体的には、流動パラフィン、水添ポリイソブテン等の炭化水素油、イソステアリルアルコール等の高級アルコール類、オレイン酸等の高級脂肪酸類、パルミチン酸2−エチルヘキシル、トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル等のエステル油、オリーブ油等の動植物油脂、環状又は鎖状のメチルシロキサン等のシリコーン類等が挙げられる。好ましいものとしては、水添ポリイソブテン、トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル、デカメチルシクロペンタシロキサン等が挙げられる。これらの成分(e)は、単独又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
本発明における成分(e)の含有量は、33〜75質量%である。成分(e)の含有量が33質量%未満の場合はクレンジング力が不十分で、マッサージ字の転相速度が遅くなる。この観点からは、成分(e)の含有量は、35質量%以上が好ましく、40質量%以上が更に好ましく、50質量%以上が最も好ましい。また、成分(e)の含有量が75質量%を超える場合は洗浄後の感触が悪化するとともに、保存安定性が悪くなる。この観点からは、成分(e)の含有量は、70質量%以下が好ましく、65質量%以下が更に好ましい。
(成分(f))
本発明の成分(f)は水であり、蒸留水やイオン交換水等の精製水を好ましく用いることができる。本発明における成分(f)は、成分(a)〜(e)の残部であり、具体的には22.7〜64.7質量%である。成分(f)の含有量は、他の成分(a)〜(e)含有量の合計によって決定されるが、例えば好ましくは25〜60質量%、より好ましくは28〜55質量%である。成分(f)の含有量が22.7質量%未満の場合は洗浄後の感触が悪化するとともに、保存安定性が悪くなり、64.7質量%を超える場合はクレンジング力が不十分であるとともに、マッサージ時の転相が遅くなる。
(添加成分)
本発明のクレンジング料には、成分(a)〜(f)に加えて、発明の効果を損なわない範囲でその他の成分を添加することができ、その他任意成分としては、例えば、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ココイルアルギニンエチル・ピロリドンカルボン酸塩などのカチオン性界面活性剤; ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩、α‐オレフィンスルホン酸塩等の(c)成分以外の陰イオン性界面活性剤; アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、N−アシル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、アルキルイミノジ酢酸塩等の両性界面活性剤; ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル等の成分(a)以外の非イオン性界面活性剤; エタノール、プロピレングリコール、グリセリンなどの溶剤; クエン酸塩、コハク酸塩、リンゴ酸塩、酒石酸塩などのpH調整剤、トコフェロールなどの抗酸化剤、多糖類、アミノ酸、ペプチド、防腐剤、香料、着色剤などを適宜配合することができる。
次に実施例により本発明を具体的に説明する。
<クレンジングクリームの調製>
表1〜表3中、成分(a)〜(e)および成分(a´)〜(e´)をビーカーに投入し、80℃のウォーターバス中で均一に溶解した。溶解したこれらの原料をホモミキサーで攪拌(1400rpm)しながら、予め80℃に加温していた成分(f)、すなわち水をゆっくりと投入した。全量投入後、ホモミキサー(5000rpm)で5分間攪拌した。その後、攪拌棒を用いて素早く冷却し、クレンジングクリームを得た。
<クレンジングクリームの評価>
専門パネラー20名の顔面に市販の油性リキッドファンデーションを塗付し、30分放置後、実施例および比較例のクレンジングクリーム3gを用い、1分間、一定の力および速さで顔面を手でマッサージし、その後水で洗い流した。その際の、1)クレンジング力、2)転相の速さ、3)洗浄後の感触についてパネラー各人が下記基準にて4段階で絶対評価を行った。そして、絶対評点の合計からAA〜Dの5段階評価を行い、AA、A、およびBを合格とした。
(1) クレンジング力
<絶対評価基準>
(評点) : (評価)
3 : メイクの落ちが非常に良く、十分なクレンジング効果を実感できた。
2 : メイクの落ちが良く、クレンジング効果を実感できた。
1 : メイクの落ちがあまり良くなく、クレンジング効果をあまり実感できなかった。
0 : メイクがほとんど落ちず、クレンジング効果を全く実感できなかった。
<評点の合計による5段階評価>
AA : 評点の合計が55〜60点
A : 評点の合計が45〜54点
B : 評点の合計が35〜44点
C : 評点の合計が25〜34点
D : 評点の合計が24点未満
(1) 転相の速さ
クレンジングクリームを使用しながら顔面を手でマッサージしている際、延びが軽くなる瞬間を転相ポイントとし、マッサージ開始から転相ポイントまで要した時間を下記の基準で評価した。
<絶対評価基準>
(評点) : (評価)
3 : マッサージ開始から転相までに要した時間が15秒未満
2 : マッサージ開始から転相までに要した時間が15秒以上〜30秒未満
1 : マッサージ開始から転相までに要した時間が30秒以上〜1分未満
0 : マッサージ開始から1分以上を経過しても転相しない
<評点の合計による5段階評価>
AA : 評点の合計が55〜60点
A : 評点の合計が45〜54点
B : 評点の合計が35〜44点
C : 評点の合計が25〜34点
D : 評点の合計が24点未満
(1) 洗浄後の感触
<絶対評価基準>
(評点) : (評価)
3 : すすぎ後の肌に、十分なうるおい感を実感できた。
2 : すすぎ後の肌に、うるおい感を実感できた。
1 : すすぎ後の肌に、ややベタツキやぬるつきを感じた。
0 : すすぎ後の肌に、油膜感、ベタツキ、ぬるつきなどがはっきり感じられた。
<評点の合計による5段階評価>
AA : 評点の合計が55〜60点
A : 評点の合計が45〜54点
B : 評点の合計が35〜44点
C : 評点の合計が25〜34点
D : 評点の合計が24点未満
(1) 低温安定性
調製したクレンジングクリーム30gを50mLのスクリュー管に充填し、密閉した後、50℃の恒温槽で1ヶ月間保存した。試験後の試料の性状を確認し、以下の基準で評価を行った。
○ : 試料の外観に変化が確認されなかった。
× : 相分離など、試料の外観に変化が確認された。
××: 調製直後に相分離等が確認され、エマルションを形成しなかった。
Figure 2014043398

Figure 2014043398

Figure 2014043398
実施例1〜10では、いずれもクレンジング力、転相の速さ、洗浄後の感触、および保存安定性において良好であった。
これに対して、比較例1〜14では上記の課題を全て達成できなかった。比較例1では、成分(c)と成分(d)の和[c+d]が5質量%を超えているため、転相速度が遅く、クレンジング力も不十分であった。比較例2では、成分(c)および成分(d)が配合されていないため、洗浄後の感触および保存安定性において不十分であった。比較例3では、成分(e)の含有量が75質量%を超えているため、エマルションが形成せず評価を行わなかった。なお、「※」印は、エマルジョンを形成しなかったことを示す。比較例4では、成分(f)の含有量が64.7質量%を超えているため、クレンジング力、転相速度において不十分であった。比較例5では、成分(a)と成分(b)の和[a+b]が10質量%を超えているため、転相速度が遅く、クレンジング力も不十分であった。比較例6では、成分(a)と成分(b)の和[a+b]が2質量%未満であるため、エマルションを調製することができなかった。比較例7では、成分(a)と成分(b)の重量比[a/b]が1/8未満であるため、転相速度が遅く、クレンジング力、洗浄後の感触、保存安定性において不十分であった。
比較例8では、成分(a)の代わりに炭素数12のラウリルグルコシドを使用しているため、保存安定性において不十分であった。比較例9では、成分(b)の代わりに炭素数12のラウリルアルコールを使用しているため、エマルションを調製することができなかった。なお、「※」印は、エマルジョンを形成しなかったことを示す。比較例10では、成分(e)の代わりに25℃で固体のミツロウを使用しているため、クレンジング力、転相速度、洗浄後の感触において不十分であった。比較例11では、成分(c)、成分(d)の変わりに、それぞれ炭素数12のラウリン酸、およびラウリン酸塩を使用しているため、保存安定性において不十分であった。比較例12では、成分(d)以外のアニオン性界面活性剤を使用しているため、洗浄後の感触および保存安定性において不十分であった。比較例13では、成分(c)を含有していないため、転相速度、保存安定性において不十分であった。比較例14では、成分(c)と成分(d)の質量比[c/d]が0.5を超えているので、転相速度、および保存安定性において不十分であった。

Claims (1)

  1. 下記成分(a)、成分(b)、成分(c)、成分(d)、成分(e)および成分(f)を含有するクリーム状クレンジング料であって、
    成分(a)、成分(b)、成分(c)、成分(d)、成分(e)および成分(f)の合計量を100質量%としたとき、
    成分(a)と成分(b)との合計量[a+b]が2〜10質量%であり、
    成分(a)の成分(b)に対する質量比[a/b]が1/8〜1/1であり、
    成分(c)と(d)との合計量[c+d]が0.3〜5質量%であり、
    成分(c)の成分(d)に対する質量比[c/d]が1/20〜1/2であり、
    成分(e)の含有量が33〜75質量%であり、
    成分(f)が残部であることを特徴とする、クリーム状クレンジング料。

    (a) 炭素数16〜18の直鎖飽和アルキル基を有するアルキルグリコシド
    (b) 下記式(I)で示される1価アルコール

    −OH 式(I)

    (式(I)中、Rは炭素数16〜18の直鎖飽和アルキル基である。)
    (c) パルミチン酸及びステアリン酸からなる群より選ばれた一種以上の脂肪酸
    (d) パルミチン酸塩およびステアリン酸塩からなる群より選ばれた一種以上の脂肪酸塩
    (e) 25℃で液状の油剤
    (f) 水
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018111667A (ja) * 2017-01-13 2018-07-19 ポーラ化成工業株式会社 水中油型乳化組成物

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