JP2000327533A - メイクアップ化粧料 - Google Patents

メイクアップ化粧料

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JP2000327533A
JP2000327533A JP11136198A JP13619899A JP2000327533A JP 2000327533 A JP2000327533 A JP 2000327533A JP 11136198 A JP11136198 A JP 11136198A JP 13619899 A JP13619899 A JP 13619899A JP 2000327533 A JP2000327533 A JP 2000327533A
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fluorinated
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carbon atoms
cosmetic
molecular weight
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Takashi Yajima
隆士 谷島
Akio Kashimoto
明生 樫本
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 (a)分子量5000〜1000000
のフッ素化高分子化合物、(b)式(1) 【化1】 (Rは炭化水素基、XはRとCH2 とをつなぐ基、nは整
数、Rfは末端炭素原子に水素原子を有していてもよい
フッ化炭素基を示す)で表されるフッ素化化合物、及び
(c)着色顔料を含有するメイクアップ化粧料。 【効果】 耐摩擦性、耐水性及び耐油性に優れ、色移り
防止効果が高く、しかも使用感が良好である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐摩擦性、耐水性
及び耐油性に優れ、色移り防止効果が高く、しかも使用
感が良好なメイクアップ化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】メイクアップ化粧料は化粧持ちに優れる
ことが求められ、例えば耐水性や耐油性を付与するため
にフッ素系油剤が配合されている。しかし、この場合、
耐水性や耐油性は改善されるものの、色移り、特に摩擦
等による衣類等への色移りを防ぐことはできない。ま
た、物理的な摩擦による色移りに対しては、皮膜形成能
を有する各種高分子化合物が用いられているが、この場
合には耐水性や耐油性が十分ではなく、使用感も満足で
きるものではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、色移
り防止効果が高く、しかも使用感が良好なメイクアップ
化粧料を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、フッ素化
高分子化合物と特定のフッ素化化合物を組合わせて用い
れば、耐摩擦性、耐水性及び耐油性に優れ、色移り防止
効果が高く、しかも使用感が良好なメイクアップ化粧料
が得られることを見出した。
【0005】本発明は、次の成分(a)、(b)及び
(c): (a)分子量5000〜1000000のフッ素化高分
子化合物、(b)一般式(1)
【0006】
【化2】
【0007】(式中、Rは炭化水素基を示し、XはRと
CH2 とをつなぐ基を示し、nは整数を示し、Rfは末端
炭素原子に水素原子を有していてもよいフッ化炭素基を
示す)で表されるフッ素化化合物、(c)着色顔料を含
有するメイクアップ化粧料を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明で用いる成分(a)の分子
量5000〜1000000のフッ素化高分子化合物
は、成分(b)に溶解、乳化することができ、化粧料に
撥水性、撥油性を与えるものである。このうち分子量が
5000〜500000、特に10000〜30000
0のものが好ましい。
【0009】成分(a)としては、例えばフッ素化アク
リル酸系ポリマー、フッ素化アルキレンオキシドポリマ
ー、パーフルオロポリエーテル、フッ素変性シリコーン
等が挙げられる。フッ素化アクリル酸系ポリマーとして
は、次の一般式(2)
【0010】
【化3】
【0011】(式中、R1 はC1〜C30のアルキル基、
2 はC1〜C20のパーフルオロアルキル基、mは1〜
5、x及びyは分子量が5000〜1000000、好
ましくは5000〜500000、特に好ましくは10
000〜300000となる整数を示し、xとyとの比
はx:y=8:2〜1:9、特にx:y=5:5〜1:
9であることが好ましい)で表される共重合体が好まし
く、分子量10000〜300000のアルキルメタク
リレート・パーフルオロアルキルメタクリレート共重合
体で、一般式(2)のxとyとの比が2/3のものが特
に好ましい。また、フッ素化アルキレンオキシドポリマ
ーとしては、例えば次の一般式(3)
【0012】
【化4】
【0013】(式中、lは60〜100000、好まし
くは100〜10000の整数を示す)で表されるポリ
(トリフルオロプロピレンオキシド)が好ましい。
【0014】また、パーフルオロポリエーテルとして
は、例えば次の一般式(4)
【0015】
【化5】
【0016】(式中、R3 、R5 、R6 及びR7 は同一
又は異なって、フッ素原子、パーフルオロアルキル基又
はパーフルオロアルキルオキシ基を示し、R4 はフッ素
原子又はパーフルオロアルキル基を示し、a、b及びc
は分子量が5000〜1000000となる0以上の数
を示す)で表されるものが挙げられる。ここで、かっこ
内に示される各パーフルオロ基はこの順で並んでいる必
要はなく、またランダム重合でもブロック重合でもよ
い。かかるパーフルオロポリエーテルとしては、特に粘
度が5〜5,000mm2/sの液体状のものが好まし
く、例えば次の一般式(5)
【0017】
【化6】
【0018】(式中、d及びeは分子量が5000〜1
000000となる数を示し、d/eは0.2〜2であ
る)で表されるFOMBLIN HC−R(平均分子量
6,600)(モンテフロス社製)や、次の一般式
(6)
【0019】
【化7】
【0020】(式中、fは分子量が5000〜1000
000となる数を示す)で表されるデムナムS−20
(重量平均分子量25,000)、同S−100(同
5,600)、同S−200(同8,400)(以上、
ダイキン工業社製)等の市販品を使用できる。
【0021】また、フッ素変性シリコーンとしては、例
えば下記一般式(7)〜(10)で表されるフッ素含有
構造単位の1以上と、一般式(11)で表されるフッ素
を含まない構造単位とを有するものが挙げられる。
【0022】
【化8】
【0023】〔式中、R10及びR11は同一又は異なっ
て、炭素数1〜20の直鎖若しくは分岐鎖のパーフルオ
ロアルキル基又は次式:H(CF2g−(gは1〜20
の整数を示す)で表されるω−H−パーフルオロアルキ
ル基を示し;R8 、R13及びR14は、同一又は異なっ
て、炭素数1〜20の直鎖若しくは分岐鎖の脂肪族炭化
水素基又は炭素数5〜10の脂環式若しくは芳香族炭化
水素基を示し;R9 は、水素原子、炭素数1〜20の直
鎖若しくは分岐鎖の脂肪族炭化水素基、炭素数5〜10
の脂環式若しくは芳香族炭化水素基、炭素数1〜20の
パーフルオロアルキル基又は次式:H(CF2g−(g
は1〜20の整数を示す)で表されるω−H−パーフル
オロアルキル基を示し;R12は、炭素数2〜6の二価の
炭化水素基を示し;X2 及びY2 は単結合、−CO−又
は炭素数1〜6の二価の炭化水素基を示し;iは2〜1
6の数を示し、j及びkはそれぞれ1〜16の数を示
し、hは1〜200の数を示し、wは0〜20の数を示
し、vは0〜200の数を示す〕
【0024】一般式(7)〜(11)で表される構造単
位において、R10及びR11で示されるパーフルオロアル
キル基としては、例えば、CF3-、C2F5-、C4F9-、C6F
13-、C8F17-、C10F21-、H(CF2)2-、H(CF2)4-、H(CF2)
6-、H(CF2)8-、(C3F7)C(CF3)2-などが挙げられる。ま
た、H(CF2)g-におけるgとしては、6〜20の整数が好
ましい。R8 、R13及びR14で示される炭化水素基とし
ては、炭素数1〜12の直鎖又は分岐鎖のアルキル基;
シクロペンチル基、シクロヘキシル基等の環状アルキル
基;フェニルナフチル基等の芳香族炭化水素基などが挙
げられる。また、R12で示される二価の炭化水素基とし
ては、炭素数2〜4の直鎖又は分岐鎖のアルキレン基が
好ましく、特にエチレン基、プロピレン基が好ましい。
【0025】このような構造単位を有するフッ素変性シ
リコーンとしては、例えば、下記一般式(12)
【0026】
【化9】
【0027】〔式中、Z1 及びZ2 は少なくとも一方は
一般式(7)〜(10)から選ばれる構造単位を示し、
残余は単結合を示し、pは0〜200の数を示し、R13
及びR 14は前記と同じ意味を示す〕で表されるもの、又
は下記一般式(13)
【0028】
【化10】
【0029】〔式中、Z3 は、一般式(7)〜(10)
から選ばれる構造単位を示し、R15は炭素数1〜20の
直鎖若しくは分岐鎖の脂肪族炭化水素基又は炭素数5〜
10の脂環式若しくは芳香族の炭化水素基を示し、p、
13及びR14は前記と同じ意味を示す〕で表されるもの
が挙げられる。
【0030】一般式(7)〜(11)で表される構造単
位及び一般式(12)、(13)で表されるフッ素変性
シリコーンにおける各式中の基としては、撥水性、撥油
性及び使用性の点から下記のものが好ましい。R10及び
11としては、炭素数6〜20の直鎖若しくは分岐鎖の
パーフルオロアルキル基又は次式;H(CF2)q-(qは6〜
20の整数を示す)で表されるω−H−パーフルオロア
ルキル基が好ましい。R8 、R13及びR14としては、炭
素数1〜4の直鎖又は分岐鎖の脂肪族炭化水素基が好ま
しい。R9 としては、水素原子、炭素数6〜20のパー
フルオロアルキル基又は次式;H(CF2)q-(qは6〜20
の整数を示す)で表されるω−H−パーフルオロアルキ
ル基が好ましい。R12としては、炭素数2〜4の二価の
炭化水素基が好ましい。X2 及びY2 は単結合、-CO-又
は炭素数1〜4の二価の炭化水素基が好ましく、iは2
〜10、特に2〜5の数が好ましく、j及びkは、それ
ぞれ2〜10、特に1〜6の数が好ましく、hは1〜1
00、特に1〜10の数が好ましく、wは0〜20、特
に0〜5の数が好ましく、vは0〜100、特に0〜1
0の数が好ましい。なお、フッ素変性シリコーンの構造
単位の配列は、交互でもブロックでもランダムでもよ
い。
【0031】更に、フッ素変性シリコーンの好ましい例
としては、一般式(8)及び一般式(11)で表される
構造単位を有する、特開平5−247214号公報に記
載された重合度2〜200のフッ素変性シリコーン、一
般式(9)で表される構造単位を有する特開平6−18
4312号公報に記載された重合度2〜200のフッ素
変性シリコーン、市販品である旭硝子社製のFSL−3
00、信越化学工業社製のX−22−819、X−22
−820、X−22−821、X−22−822及びF
L−100、東レダウコーニングシリコーン社製のFS
−1265等が挙げられる。
【0032】成分(a)は、1種以上を用いることがで
き、全組成中に0.1〜40重量%、特に0.5〜30
重量%、更に1〜20重量%配合するのが、使用感と色
移り防止効果の点で好ましい。
【0033】本発明で用いる成分(b)のフッ素化化合
物において、一般式(1)中、Rで示される炭化水素基
としては、炭素数2〜30、特に2〜20の直鎖又は分
岐鎖のものが好ましく、更に炭素数2〜20のアルキル
基が好ましい。XはRとCH2とを連結する基であり、エ
ステル結合(-COO-又は-OCO-)、エーテル結合(-O
-)、アミド結合(-NHCO-又は-CONH-)、ウレタン結合
(-NHCOO-又は-OCONH-)、尿素結合(-NHCONH-)、基-C
H(OH)CH2O-又は基-OCH2CH(OH)-が好ましく、特にエステ
ル又はエーテル結合が好ましい。
【0034】nは1又は2が好ましい。Rfで示される
フッ化炭素基としては、炭素数3〜20、特に3〜18
の直鎖又は分岐鎖のパーフルオロアルキル基又はω−ヒ
ドロパーフルオロアルキル基が好ましい。また、フッ素
化化合物(1)の総炭素数は6〜50、特に10〜5
0、更に10〜30が好ましい。
【0035】フッ素化化合物(1)としては、一般式
(1)中、総炭素数6〜50であり、Rが炭素数2〜3
0の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基であり、Xがエステ
ル、エーテル、アミド、ウレタン若しくは尿素結合又は
基-CH(OH)CH2O-であり、nが1又は2であり、Rfが炭
素数3〜20の直鎖又は分岐鎖の末端炭素原子に水素原
子を有していてもよいフッ化炭素基であるものが好まし
い。
【0036】フッ素化化合物(1)のうち、Xがエステ
ル結合である化合物は、例えば、Rf(CH2)nOHで表される
アルコールに脂肪酸R-COOH又はその反応性誘導体を反応
させることにより製造される。またXがエーテル結合で
ある化合物は、例えば、Rf(CH2)nOHで表されるアルコー
ルに次式
【0037】
【化11】
【0038】で表されるカルボニル化合物を、水素化触
媒の存在下、水素雰囲気中で反応させることにより製造
される。
【0039】フッ素化化合物(1)の好ましい例として
は、パーフルオロオクチルエチルオクタノエート、パー
フルオロオクチルエチルステアレート、パーフルオロオ
クチルエチルカプリレート、パーフルオロオクチルエチ
ルデシルエーテル、パーフルオロヘキシルエチル−1,
3−ジメチルブチルエーテル、パーフルオロオクチルエ
チルエチルエーテル、パーフルオロステアリルメチルエ
チルエーテル、パーフルオロプロピルエチルオクチルエ
ーテル、パーフルオロオクチルエチルオクチルエーテ
ル、パーフルオロブチルエチルヘキシルエーテル等が挙
げられる。フッ素化化合物(1)は1種以上を用いるこ
とができ、全組成中に0.01〜50重量%、特に0.
1〜30重量%、更に0.5〜20重量%配合するの
が、使用感と色移り防止効果の点で好ましい。
【0040】成分(c)の着色顔料としては、通常の化
粧料に配合されるものであれば特に制限されず、例えば
酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄、カラミン等の無機赤
色系顔料;γ−酸化鉄等の無機褐色系顔料;黄酸化鉄、
黄土等の無機黄色系顔料;黒酸化鉄、カーボンブラッ
ク、低次酸化チタン等の無機黒色系顔料;マンガンバイ
オレット、コバルトバイオレット等の無機紫色系顔料;
酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等の無機
緑色系顔料;群青、紺青等の無機青色系顔料;酸化チタ
ンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、酸化チタン
コーテッドオキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーテッド
タルク、着色酸化チタンコーテッドマイカ、魚鱗箔等の
パール顔料などが挙げられる。
【0041】着色顔料は、1種以上を用いることがで
き、全組成中に0.01〜40重量%、特に0.1〜3
0重量%、更に1〜20重量%配合するのが好ましい。
【0042】本発明のメイクアップ化粧料には、更に着
色顔料以外の紫外線防御剤を配合できる。かかる紫外線
防御剤としては、紫外線、特に波長250〜400nmの
光を吸収又は散乱する物質であれば特に制限されず、例
えば紫外線散乱粉体や有機紫外線吸収剤を使用できる。
【0043】紫外線防御剤は、1種以上を用いることが
でき、全組成中に0.1〜50重量%、特に0.5〜3
0重量%、更に1〜20重量%配合するのが好ましい。
【0044】本発明のメイクアップ化粧料には、更に通
常の化粧料に配合される成分、例えば液体油、固形脂
(ワックス)、半固形油、有機又は無機粉体、保湿剤、
前記以外の高分子化合物、各種界面活性剤、香料、酸化
防止剤、防腐剤、薬剤、増粘剤、植物抽出液、セラミド
類及びセラミド類似構造物質、血行促進剤、冷感剤、制
汗剤、殺菌剤、皮膚賦活剤、pH調整剤、アルコール類、
水等を適宜配合できる。
【0045】本発明のメイクアップ化粧料は、常法に従
って製造でき、例えば油性化粧料、乳化化粧料、水性化
粧料、油性固形化粧料等として、口紅、リップクリー
ム、ほほ紅、液状ファンデーション、油性ファンデーシ
ョン、パウダーファンデーション、アイシャドー、おし
ろい等として適用される。
【0046】
【実施例】合成例1 CH2=C(CH3)COOC24817 30g、ス
テアリルメタクリレート20g、n−ヘキサン50g及
び2,2′−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)0.32gを容器に入れ、攪拌下で溶解及び窒素置
換した後、窒素雰囲気下で60〜65℃にて5時間、更
にリフラックス下で0.5時間重合を行った。重合は終
始均一系で進行した。得られたコポリマー溶液をエタノ
ールを沈殿剤として沈殿させ、次いで加熱減圧乾燥する
ことにより共重合体を単離した。共重合体の収率は98
%、重合平均分子量5.5万(ポリスチレン換算)のワ
ックス状重合体を得た。
【0047】合成例2 オートクレーブに、2−(パーフルオロヘキシル)エタ
ノール18.2g(0.05モル)、4−メチル−2−
ペンタノン20g(0.20モル)、触媒として5%P
d−C(pH7.2)0.36gを仕込み、水素圧50kg
/cm2 、150℃で7時間攪拌を行った。反応終了後、
濾過により触媒を除去し、減圧にて過剰の4−メチル−
2−ペンタノンを除去した。更にシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーにより精製し、目的のパーフルオロヘキ
シルエチル−1,3−ジメチルブチルエーテル18.4
g(0.041モル)を得た。単離収率は82%であっ
た。
【0048】実施例1 表1に示す組成のファンデーションを常法に従い製造
し、色移り防止効果、耐水性、耐油性及び使用感を評価
した。結果を表1に併せて示す。
【0049】(評価方法) (1)色移り防止効果(耐摩擦性):各化粧料を人工皮
革(5cm×7cm)に2mg/cm2 塗布し、37℃にて5時
間インキュベートした。この人工皮革の上に、白い布を
張り付けた金属板をのせ、その上から500gの荷重を
かけて横にずらし擦りつける動作を、表面性試験器(新
東科学社製;HEIDON TYPE 14DR)を用
いて行った。その白い布の状態(色移りしているかして
ないか)を20人の専門パネリストによって官能評価
し、以下の基準で判定した。 ○;10人以上が良好と評価した。 △;5〜9人が良好と評価した。 ×;4人以下が良好と評価した。
【0050】(2)耐水性、耐油性:各化粧料を人工皮
革(1cm×5cm)に4mg/cm2 塗布し、室温て5時間イ
ンキュベートした後、化粧料塗布部における水及びスク
ワランの接触角を測定し、以下の基準で評価した。 <耐水性> ◎;接触角130°以上。 ○;接触角100°〜130°未満。 <耐油性> ◎;接触角80°以上。 ○;接触角60°〜80°未満。 △;接触角40°〜60°未満。 ×;接触角40°未満。
【0051】(4)使用感:専門パネラー20名により
各化粧料を使用したときの使用感を官能評価し、以下の
基準で判定した。 ○:15名以上が良好と評価した。 ×:14名以下が良好と評価した。
【0052】
【表1】
【0053】
【発明の効果】本発明のメイクアップ化粧料は、耐摩擦
性、耐水性及び耐油性に優れ、色移り防止効果が高く、
しかも使用感が良好である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AC102 AC342 AC812 AD091 AD092 AD111 AD112 AD152 AD161 AD162 AD172 CC11 DD23 EE01 EE06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(a)、(b)及び(c): (a)分子量5000〜1000000のフッ素化高分
    子化合物、(b)一般式(1) 【化1】 (式中、Rは炭化水素基を示し、XはRとCH2 とをつな
    ぐ基を示し、nは整数を示し、Rfは末端炭素原子に水
    素原子を有していてもよいフッ化炭素基を示す)で表さ
    れるフッ素化化合物、(c)着色顔料を含有するメイク
    アップ化粧料。
  2. 【請求項2】 成分(a)が、フッ素化アクリル酸系ポ
    リマー、フッ素化アルキレンオキシドポリマー、パーフ
    ルオロポリエーテル、及びフッ素変性シリコーンから選
    ばれるものである請求項1記載のメイクアップ化粧料。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011507865A (ja) * 2007-12-20 2011-03-10 エイボン プロダクツ インコーポレーテッド 超疎水性フィルムを付与するための化粧用組成物

Cited By (2)

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US9993403B2 (en) 2007-12-20 2018-06-12 Avon Products, Inc. Cosmetic compositions for imparting superhydrophobic films

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