JP2000327284A - サイドフォークリフト - Google Patents

サイドフォークリフト

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JP2000327284A
JP2000327284A JP11136062A JP13606299A JP2000327284A JP 2000327284 A JP2000327284 A JP 2000327284A JP 11136062 A JP11136062 A JP 11136062A JP 13606299 A JP13606299 A JP 13606299A JP 2000327284 A JP2000327284 A JP 2000327284A
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JP
Japan
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sensor
sensors
side forklift
vehicle body
forklift truck
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JP11136062A
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English (en)
Inventor
Makoto Kakimoto
誠 柿本
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は木材等のいわゆる長尺物を荷役、運
搬するサイドフォークリフトに関し、特にサイドフォー
クリフトの側面にセンサを設け、運転席において車体と
資材の位置関係を把握しながら運転操作を行うことによ
って、容易にサイドフォークリフトの車体を資材に平行
に停車させることができるサイドフォークリフトを提供
するものである。 【解決手段】 サイドフォークリフトの側面のセンサ1
9(19a、19b)を設け、このセンサ19(19
a、19b)によって木材やパイプ等の長尺物の資材が
所定の範囲距離内に位置することを検出し、センサ19
a、19bが所定範囲に資材が位置することを検出する
と、例えば運転室に設置した対応するインジケータラン
プを点灯し、運転者に知らせる。このように構成するこ
とにより、運転者はインジケータランプを確認しながら
サイドフォークリフトを資材側に近づけることができ、
容易に車体を長尺物の資材の所定位置に寄せることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は木材や、鋼材、パイ
プ等のいわゆる長尺物を荷役運搬するサイドフォークリ
フトに関する。
【0002】
【従来の技術】今日、住宅建設や、道路、港湾等の各種
工事に木材や、鋼材、パイプ等の資材が使用され、これ
らの長尺物の荷役や運搬にサイドフォークリフトが広く
使用されている。図9はサイドフォークリフトの外観構
成図である。
【0003】サイドフォークリフト1は車体2に荷役装
置3を取り付けた構造であり、車体2の中央のコの字状
に形成された空間部4に荷役装置3が設けられている。
尚、車体2には上述の長尺物を積載する前荷台5と後荷
台6が設けられている。また、運転室7は前荷台5の側
部に設けられ、サイドフォークリフト1の進行方向左側
に設けられている。
【0004】また、上述のコの字状の空間部4の内壁に
はリーチレール8、8が設けられ、荷役装置3はリーチ
シリンダ9の駆動力により、リーチレール8、8に沿っ
て矢印a、a’方向に移動可能に構成されている。ま
た、荷役装置3にはフォーク10が設けられ、資材の荷
役が行われる。
【0005】このような構成のサイドフォークリフト1
において、木材や鋼材等の資材の荷役を行うためには、
資材が置かれた場所にサイドフォークリフト1を移動し
なければならない。このとき、サイドフォークリフト1
を資材に対して平行に停止する必要がある。
【0006】図10はサイドフォークリフト1によって
木材や鋼材等の資材11を荷役する際のサイドフォーク
リフト1と資材11の位置関係を示す模式図である。長
尺物である資材11をサイドフォークリフト1の荷台
(前荷台5、後荷台6)に平行に載せるためには、サイ
ドフォークリフト1を資材11に対して平行に停車さ
せ、フォーク10を使用して資材11を荷役する必要が
ある。そして、従来この操作は作業者(運転者)の熟練
に頼っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、サイド
フォークリフト1の運転室7は、前述のようにサイドフ
ォークリフト1の進行方向左側(2b)に設けられてい
る。したがって、資材11に平行に停車させる車体2の
側面2aとは逆サイドに設けられている。したがって、
運転者から資材11側の状況が把握し難く、車体2を資
材11に対して平行に停車させることは困難である。さ
らに、荷台(前荷台5、後荷台6)に資材11が積まれ
ている場合には、更に資材11側の状況が把握し難く、
困難な作業となる。
【0008】本発明は、上記課題を解決するため、サイ
ドフォークリフト側にセンサを設け、運転席において車
体と資材の位置関係を把握しながら運転操作を行うこと
によって、容易に車体を資材に平行に停車させることが
できるサイドフォークリフトを提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明の態様
によれば、長尺物の資材を対象物として荷役し、運搬す
るサイドフォークリフトにおいて、車体の側面に設けら
れ、前記対象物までの距離が所定の範囲内であることを
検出するセンサと、該センサが前記所定の範囲内である
ことを検出すると運転者に該検出を報知する報知手段と
を有するサイドフォークリフトを提供することによって
達成できる。
【0010】ここで、長尺物とは、例えば木材や鋼材、
パイプ等の資材であり、このような長尺物を対象物とす
る。また、センサはエリアセンサであり、対象物までの
距離を検出する距離センサである。具体的には、例えば
光センサや超音波センサ等で構成でき、反射型のセンサ
を使用する。
【0011】また、報知手段は、例えば運転室の操作パ
ネル等に設けられるディスプレイであり、また警報音等
の聴覚に訴える構成であってもよい。そして、上記セン
サに対象物までの距離範囲を設定し、車体と対象物まで
の距離が所定の範囲内であることを検出すると、上記報
知手段によって運転者に報知を行い、資材(対象物)に
対してサイドフォークリフトを平行に停止させる際、運
転者の操作の補助となり、従来に比べて容易に所定位置
にサイドフォークリフトを停止させることができる。
【0012】請求項2の記載は、上記請求項1記載の発
明において、前記報知手段は、例えば前記センサが前記
所定の範囲内であることを検出すると、運転室のインジ
ケータランプを点灯する構成である。
【0013】本例は報知手段の特定であり、報知手段を
運転室に設けられたインジケータランプとし、上記セン
サが対象物までの所定距離を検出すると、運転室のイン
ジケータランプを点灯する構成である。
【0014】このように構成することにより、運転者は
インジケータランプの点灯を確認し、サイドフォークリ
フトを操作することによって、車体を対象物に平行に停
止する際の補助とすることができる。
【0015】上記課題は本発明の他の態様によれば、長
尺物の資材を荷役し、運搬するサイドフォークリフトに
おいて、車体の前部側面に設けられ、前記対象物までの
距離が所定の範囲内であることを検出する第1の距離セ
ンサと、前記車体の後部側面に設けられ、前記対象物ま
での距離が前記所定の範囲内であることを検出する第2
の距離センサと、前記第1、第2の距離センサが、前記
所定の範囲内であることを検出すると運転者に該検出を
それぞれ報知する報知手段とを有するサイドフォークリ
フトを提供することによって達成できる。
【0016】本例は第1の距離センサと第2の距離セン
サを設け、第1の距離センサは車体の前部側面に配置
し、第2の距離センサは車体の後部側面に配置し、両セ
ンサがそれぞれ上記所定範囲内であることを検出するこ
とによって、サイドフォークリフトが対象物に対して平
行に停止したことを知る。
【0017】このように構成することにより、更に容易
かつ確実にサイドフォークリフトを対象物に対して平行
に停止させることができる。請求項4の記載は、上記請
求項3の発明において、前記報知手段は、例えば前記第
1、第2のセンサが前記所定の範囲内であることを検出
すると、対応する運転室のインジケータランプを点灯す
る構成である。
【0018】このように構成することにより、運転者は
両方のインジケータランプの点灯を判断し、視覚を通じ
て車体を対象物に対して平行に停止させることができ
る。請求項5の記載は、上記請求項3又は4記載の発明
において、前記報知手段は、前記第1又は第2のセンサ
が前記所定の範囲内であることを検出するが、前記第2
又は第1のセンサが前記所定の範囲内であることを検出
しない間ブザーを鳴らす構成である。
【0019】このように構成することにより、例えば第
1のセンサに対応するインジケータランプの点灯によっ
て車体前部が対象物に近づいたことを知り、以後車体後
部が対象物の所定範囲内に近づくまでブザーが鳴り続け
る。したがって、運転者はブザーが鳴り続ける間、車体
後部が対象物の所定範囲内に入るように操作を行い、第
2のセンサに対応するインジケータランプの点灯と共
に、ブザー音も鳴り止むので、運転者は報音によって運
転操作を行うことができる。
【0020】特に、上記報音による構成は運転者が車体
のサイドを目視しながら操作するサイドフォークリフト
の運転操作において有効な構成である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。 <第1の実施形態>図1は、第1の実施形態のサイドフ
ォークリフト13の斜視図である。同図において、サイ
ドフォークリフト13の車体14には、運転室15、荷
役装置16、資材を載置する前荷台17、後荷台18、
センサ19が設けられている。
【0022】運転室15にはステアリングホイール20
や、不図示のエンジンスイッチ、リフトレバー、リーチ
レバー、アクセルペダル、ブレーキペダル等の各種運転
装置が配設され、更に後述する停止操作用のインジケー
タランプも装備されている。ここで、上述のリフトレバ
ー及びリーチレバーは、荷役作業を行う際操作するレバ
ーである。
【0023】前荷台17及び後荷台18は、木材や、鋼
材、パイプ等の長尺物の資材を載せる荷台であり、前荷
台17から後荷台18に渡って載せられる。尚、前荷台
17と後荷台18との間には平面コの字状の空間部21
が形成され、このコの字状の空間部21内を上述の荷役
装置16が矢印方向a、a’方向に移動する。
【0024】また、後荷台18の側部にはエンジン室2
2が設けられ、サイドフォークリフト13を走行する際
使用する。また、このエンジン室22と運転席15間に
は荷役装置16やフォークを駆動するための油圧タンク
や油圧ポンプ、油圧ホース等が配設され、荷役装置16
の移動やフォークの駆動に使用される。
【0025】荷役装置16は上述のように車体14の中
央部に形成された平面コの字状の空間部21を矢印a、
a’方向に移動可能に構成され、その移動は空間部21
の内側面21a、21bに取り付けられたリーチレール
22a、22bに沿って移動する。また、荷役装置16
の移動はリーチシリンダ25を駆動することによって行
われる。
【0026】荷役装置16は、アウターマスト23の内
側にインナーマスト26を摺動可能に配設し、インナー
マスト26はリフトシリンダ27によって上下に駆動可
能に構成されている。また、インナーマスト26には移
動可能にフォークブラケット28が取り付けられ、この
フォークブラケット28にフォーク29が固設されてい
る。
【0027】一方、センサ19(19a、19b)は車
体14の側面の2箇所に設けられ、それぞれ対応するブ
ラケット30a、30bに取り付けられている。ここ
で、センサ19aは車体14の前部側面に設けられ、セ
ンサ19bは車体14の後部側面に設けられている。ま
た、このセンサ19a及び19bは、例えば車輪31と
同じ位置、又は車輪31の中心線bより低い位置に設置
され、低い位置の置かれた資材であっても確実に検出で
きる構成である。
【0028】また、センサ19a、19bは反射型の光
センサであり、投光を行う投光素子と受光を行う受光素
子で構成されている。投光素子は、例えば赤外光を出射
する。また、受光素子としては、例えばフォトトランジ
スタやフォトダイオード等が使用され、反射する赤外光
を受光する。尚、木材や、鋼材、パイプ等の資材は、例
えばパレット等に載置されていてもよく、更にパレット
や資材を置く台の上に載置されていてもよい。
【0029】尚、センサ19a、19bによる対象物の
検出距離範囲は予め設定されている。この設定は、セン
サ19a、19bに設けられた感度摘(感度ボリュー
ム)を操作して予め設定する。例えば、本例においては
所定の距離範囲を10cm〜50cmに予め設定する。
このようにセンサと対象物との距離範囲を設定すること
により、センサ19a、19bは上述の範囲内に対象物
がある間、例えば受光素子をオンする。
【0030】図2は上述のセンサ19a、19bを含む
停止位置制御のための回路図である。尚、同図に示すセ
ンサ19a、19bはスイッチの記号のみで示すが、各
センサ19a、19bの受光素子を構成する例えばフォ
トトランジスタやフォトダイオードのスイッチ状態をシ
ンボルとして示している。
【0031】各センサ19a、19bはそれぞれインジ
ケータランプと直流電源を含む直列回路を構成し、例え
ばセンサ19aとインジケータランプ33aと直流電源
34で構成される直列回路や、センサ19bとインジケ
ータランプ33bと直流電源34で構成される直列回路
を含む。また、センサ19aはリレー35(リレー35
の接点35b)とブザー36、直流電源34との間で直
列回路を構成し、センサ19bはリレー35(リレー3
5のコイル35a)と直流電源34との間で直列回路を
構成する。尚、上述のリレー35は、コイル35aに電
流が流れない間、接点35bは図2に示す実線位置であ
り、コイル35aに電流が流れると、同図に示す点線位
置に移動する。また、初期時センサ19a、19bは共
にオフ状態である。
【0032】したがって、上述の構成から例えばセンサ
19aがオンすると、インジケータランプ33aと直流
電源34で構成される直列回路が働き、インジケータラ
ンプ33aが点灯する。また、この時コイル35aに電
流が流れないので、接点35b、ブザー36の直列回路
も駆動し、ブザー36が駆動する。一方、センサ19b
がオンすると、インジケータランプ33bと直流電源3
4で構成される直列回路が働き、インジケータランプ3
3bが点灯する。また、コイル35aに電流が流れるこ
とから、リレー35の接点35bがオフし、ブザー36
の駆動が停止する。
【0033】一方、図3は運転室15に設けられた停止
位置制御用の表示部の構成を示す図である。この表示部
32はサイドフォークリフトの模式的平面図をイラスト
表示したイラスト表示部37と、上述のインジケータラ
ンプ33a、33bで構成されている。尚、ブザー36
は上記表示部32以外の運転室15内に設けられてい
る。運転者はこの表示部32を見ながらステアリングホ
イール20や、アクセルペダル、ブレーキペダル等を操
作して資材に平行な位置に車体14を停止させる。
【0034】次に、図4に示すフローチャートを用いて
サイドフォークリフト13を資材に平行に停止させる際
の回路動作について説明する。また、図5はこの操作の
際、車体14の動きを説明する模式図である。
【0035】先ず、サイドフォークリフト13の運転者
はサイドフォークリフト13を前進させ、資材(荷)3
8に近づく(ステップ(以下Sで示す)1)。ここで、
車体14が図5に示す点線位置にある時、センサ19a
と資材(荷)38との間隔Lが、例えば50cm以上で
ある。この場合、予め設定した所定範囲外であり、セン
サ19aはオフ状態である(S2がNO)。したがっ
て、この場合には前述の図2に示すインジケータランプ
33aを含む直列回路が働かず、インジケータランプ3
3aは点灯しない(S3)。したがって、運転者はイン
ジケータランプ33aが点灯するまでサイドフォークリ
フト13の前進操作を継続する(S4)。
【0036】その後、サイドフォークリフト13が前進
を継続し、図5に示す実線位置まで移動すると、例えば
センサ19aと資材(荷)38との距離Lが50cm
(50cm以内)に達する(S2がYES)。センサ1
9aと資材(荷)38の距離Lが10cm〜50cmの
範囲内になると、前述のようにセンサ19aはオンし、
前述のインジケータランプ33aを含む直流回路が働
き、インジケータランプ33aを点灯する(S5)。ま
た、同時にブザー36も駆動し、運転者は報音によって
も車体14の前部が所定の位置に達したことを知る。
【0037】次に、運転者はインジケータランプ33a
を点灯状態を保ちながら、例えばサイドフォークリフト
13を前進させる(S6)。その後、この操作の間、イ
ンジケータランプ33bの点灯を待つ。すなわち、この
間後ろ側のセンサ19bと資材(荷)38との間隔が所
定の距離になるのを待つ(S7)。尚、センサ19bと
資材(荷)38の距離が所定範囲内に入らない間(S7
がNO)、表示部36のインジケータランプ33bは点
灯せず、更に上述のブザーも鳴り止まない(S8)。し
たがって、この場合には単に前進させるだけではなく、
例えばステアリングホイール20を操作してセンサ19
bと資材(荷)38との距離調整を行う(S9)。
【0038】その後、上述の操作により、例えば図6に
示す位置に車体14が移動すると、センサ19bと資材
(荷)38間の距離Lも10cm〜50cmの範囲内と
なり(S7がYES)、センサ19bがオンする。この
センサ19bのオンにより、コイル35aに電流が流
れ、リレー35の接点35bをオフする。したがって、
表示部32のインジケータランプ33bも点灯すると共
に、ブザー音も止まる(S10)。したがって、運転者
は車体14が最適な位置に停止したものと判断し、例え
ば資材(荷)38の積み込み作業を行う(S11)。
【0039】したがって、本実施形態によれば、サイド
フォークリフト13の運転者は熟練や勘に頼ることな
く、表示部32に表示されるインジケータランプ33
a、33bの点灯、及びブザー音の有無によって車体1
4の位置を確認し、簡単に目的の位置に停止させること
ができる。
【0040】尚、資材(荷)38に対して平行に車体1
4を停止させた後、リーチシリンダ25やリフトシリン
ダ27を駆動し、資材(荷)38を荷台(前荷台5と後
荷台6)に載せる。
【0041】ここで、上述の実施形態の説明では図2の
回路図において、リレー35の接点35bは、コイル3
5aに電流が流れない間オン状態であり、コイル35a
に電流を流すことによってオフ状態となる接点であっ
た。しかし、逆に通常オフ状態であり、コイル35aに
電流を流すことによってオン状態となる接点構成であっ
てもよい。このように構成すると、最初センサ19aが
オンしただけではブザー36は駆動せず、両方のセンサ
19a、19bが共にオンすることによってブザー36
が鳴り出す構成とすることができる。すなわち、この構
成の場合にはインジケータランプ33aが点灯した後、
ブザー音が鳴るまでステアリングホイール20等を操作
し、車体14を資材38に平行な位置に操作することに
なる。
【0042】また、上述の実施形態の説明ではセンサ1
9a、19bとして光センサを用いたが、光センサに限
らず、超音波センサ等を使用する構成としてもよい。さ
らに、本例で使用する回路も、図2に示す回路に限定さ
れるわけではなく、例えばセンサ19a、19bから出
力される信号をゲート回路で処理し、インジケータラン
プ33a、33bを点灯する構成としてもよい。また、
マイコンを使用し、センサ19a、19bから出力され
る信号を処理し、インジケータランプ33a、33bを
点灯する構成としてもよい。 <第2の実施形態>次に、本発明の第2の実施形態につ
いて説明する。
【0043】前述の実施形態では2個のセンサ19a、
19bを使用した例であったが、本例では4個のセンサ
を使用する例であり、図7に本例のサイドフォークリフ
トの斜視図を示す。尚、本例はセンサが4個になった点
を除いてサイドフォークリフトの13の外観構成は前述
の図1と同じである。したがって、図1に示す部材と同
じ部材には同一番号を付して構成上の説明を省略する。
【0044】本例の場合も、車体14には運転室15、
荷役装置16、資材を載せる前荷台17、後荷台18、
及びセンサ39が設けられている。本例において、セン
サ39は4個のセンサ39a〜39dで構成され、それ
ぞれのセンサ39a〜39dは対応するブラケット40
a〜40dによって車体14の側面に取り付けられてい
る。
【0045】また、上述のセンサ39a〜39dも、例
えば車輪31と同じ位置、又は車輪31の中心線bより
低い位置に設置され、低い位置の置かれた資材を確実に
検出できる構成である。また、センサ39a〜39dに
よる対象物の検出距離範囲は予め設定されている。この
設定も、例えばセンサ39a〜39dに設けられた感度
摘(感度ボリューム)を操作して設定する。尚、本例に
おいても所定の距離範囲は10cm〜50cmに設定す
るものとする。
【0046】一方、図8は、運転室15に設けられた本
例の停止位置制御用の表示部の構成を示す図である。こ
の表示部41もサイドフォークリフトのイラスト表示部
42と、センサ39a〜39dに対応するインジケータ
ランプ43a〜43dで構成されている。また、図示し
ないが、各センサ39a〜39dは対応するインジケー
タランプ43a〜43d、及び直流電源との間でそれぞ
れ直列回路を構成する。
【0047】上述のような構成のサイドフォークリフト
において、車体を資材に平行に停止させるための運転操
作を説明する。本例の場合、4個のセンサ39a〜39
dが存在し、例えば運転者はサイドフォークリフト13
を前進させ、資材(荷)に近づき、最初に車体14の前
部を資材に近づけ、先ずインジケータランプ43aの点
灯を確認する。
【0048】次に、ステアリングホイール20等を操作
して、次のセンサ19bの位置を資材に近づけ、インジ
ケータランプ43bを点灯し、以下順次インジケータラ
ンプ43c、43dを点灯し、車体14の後部が資材に
対して所定の範囲内に位置するように操作する。このよ
うにして、全てのインジケータランプ43a〜43dが
点灯すると、車体14は資材に対して平行な位置まで操
作されたことになる。
【0049】したがって、本実施形態によっても、サイ
ドフォークリフト13の運転者は熟練や勘に頼ることな
く、インジケータランプ43a〜43dを確認しながら
車体14を目的の位置に停止させることができる。
【0050】尚、上述の実施形態の説明ではインジケー
タランプ43a〜43dのみを用いたが、前述の実施形
態と同様、ブザーを使用する構成としてもよい。この場
合、例えば全てのインジケータランプ43a〜43dが
点灯したとき、ブザーを鳴らす構成としてもよく、又は
インジケータランプ43aのみが点灯した後、最後のイ
ンジケータランプ43dが点灯するまでの間ブザーを鳴
らす構成としてもよい。
【0051】また、本例の場合具体的な回路図は示さな
いが、図2と同様なハード回路や、ゲート回路で制御回
路を構成してもよく、またマイコン等を使用しソフト的
処理によってインジケータランプ43a〜43dを点灯
する構成としてもよい。
【0052】また、上述の実施形態の説明でもセンサ3
9a〜39dとして光センサを用いたが、光センサに限
らず、超音波センサ等の他の構成のセンサを使用するよ
うにしてもよい。
【0053】さらに、上述の第1、第2の実施形態にお
いて、センサ19(19a、19b)、又はセンサ39
(39a、39b、39c、39d)は、検出する対象
物との距離範囲を10cm〜50cmとしたが、必ずし
もこの範囲とする必要はなく、使用するサイドフォーク
リフト13の性能や、長尺物(資材)の種類や長さ等に
よって任意に設定できる。
【0054】また、上述の第1の実施形態においてはセ
ンサ19を2個使用し、第2の実施形態においてはセン
サ39を4個使用したが、センサの数は1個でもよく、
この場合でも運転者にとって操作の補助とすることがで
きる。尚、逆にセンサの数を増やす構成としてもよいこ
とは勿論である。
【0055】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よればインジケータランプやブザーを使用し、簡単にサ
イドフォークリフトの車体を長尺物である資材(荷)に
対して平行な位置に移動することができる。
【0056】したがって、熟練や勘に頼ることなく、初
心者であっても容易に操作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のサイドフォークリフトの斜視図
である。
【図2】センサを含む停止位置制御のための回路図であ
る。
【図3】第1実施形態の場合の運転室に設けられた停止
位置制御用の表示部の構成を示す図である。
【図4】サイドフォークリフトを資材に平行に停止させ
る際の回路動作について説明するフローチャートであ
る。
【図5】運転操作の際、車体の動きを説明する模式図で
ある。
【図6】本例の操作が完了した時のサイドフォークリフ
トと資材との位置関係を示す図である。
【図7】第2実施形態のサイドフォークリフトの斜視図
である。
【図8】第2実施形態の場合の運転室に設けられた停止
位置制御用の表示部の構成を示す図である。
【図9】サイドフォークリフトの外観構成図である。
【図10】従来のサイドフォークリフトと資材の位置関
係を示す模式図である。
【符号の説明】
13 サイドフォークリフト 14 車体 15 運転室 16 荷役装置 17 前荷台 18 後荷台 19 センサ 20 ステアリングホイール 21 空間部 22 エンジン室 22a、22b リーチレール 23 アウターマスト 25 リーチシリンダ 26 インナーマスト 27 リフトシリンダ 28 フォークブラケット 29 フォーク 30a、30b ブラケット 31 車輪 32 表示部 33a、33b インジケータランプ 34 直流電源 35 リレー 35a コイル 35b 接点 36 ブザー 38 資材(荷) 39a〜39d センサ 40a〜40d ブラケット 41 表示部 42 イラスト表示部 43a〜43d インジケータランプ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺物の資材を対象物として荷役し、運
    搬するサイドフォークリフトにおいて、 車体の側面に設けられ、前記対象物までの距離が所定の
    範囲内であることを検出するセンサと、 該センサが、前記所定の範囲内であることを検出する
    と、運転者に該検出を報知する報知手段と、 を有することを特徴とするサイドフォークリフト。
  2. 【請求項2】 前記報知手段は、前記センサが前記所定
    の範囲内であることを検出すると、運転室のインジケー
    タランプを点灯することを特徴とする請求項1記載のサ
    イドフォークリフト。
  3. 【請求項3】 長尺物の資材を荷役し、運搬するサイド
    フォークリフトにおいて、 車体の前部側面に設けられ、前記対象物までの距離が所
    定の範囲内であることを検出する第1のセンサと、 前記車体の後部側面に設けられ、前記対象物までの距離
    が前記所定の範囲内であることを検出する第2のセンサ
    と、 前記第1、第2のセンサが、前記所定の範囲内であるこ
    とを検出すると、運転者に該検出をそれぞれ報知する報
    知手段と、 を有することを特徴とするサイドフォークリフト。
  4. 【請求項4】 前記報知手段は、前記第1、第2のセン
    サが前記所定の範囲内であることを検出すると、対応す
    る運転室のインジケータランプを点灯することを特徴と
    する請求項3記載のサイドフォークリフト。
  5. 【請求項5】 前記報知手段は、前記第1又は第2のセ
    ンサが前記所定の範囲内であることを検出するが、前記
    第2又は第1のセンサが前記所定の範囲内であることを
    検出しない間ブザーを鳴らすことを特徴とする請求項
    3、又は4記載のサイドフォークリフト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101121660B1 (ko) 2010-01-25 2012-03-09 김영진 포크리프트
CN103204450A (zh) * 2013-04-12 2013-07-17 安徽合力股份有限公司宝鸡合力叉车厂 侧面叉车行走安全保护装置
JP2020121826A (ja) * 2019-01-29 2020-08-13 株式会社ネクスコ東日本エンジニアリング 高所作業車

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JP7208808B2 (ja) 2019-01-29 2023-01-19 株式会社ネクスコ東日本エンジニアリング 高所作業車

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