JP2000326566A - 印刷制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリンタエンジンの印刷可能な記録媒体であ
る記録紙等の大きさに関係なく各ライン毎に前ラインデ
ータをもとに圧縮し、伸張しながら画像ビットマップイ
メージとして記録媒体である記録紙等に印字する印刷装
置を提供する。 【構成】 ホストコンピュータ等の外部装置より供給さ
れるプリントデータ情報に従い対応する文字パターンや
フォームパターン等を作成する印刷装置において、文字
パターンやフォームパターン等を各ライン毎に前ライン
データを使用して印字ライン幅に関係なく圧縮伸張を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はホストコンピュータ等の
外部装置より供給されるプリントデータ情報を圧縮伸張
し記録媒体である記録紙等に印字する印刷装置に関わる
ものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、ホストコンピュータ等の外部装置
より供給されるプリントデータ情報（文字コード等）や
フォーム情報あるいはマクロ命令等を入力して記憶する
とともに、それぞれの情報に従って応対する文字パター
ンやフォームパターン等を作成する際に、一度各ライン
毎に前ラインデータをもとに圧縮し、伸張しながら画像
ビットマップイメージとして記録媒体である記録紙等に
印字する印刷装置が用いられている。

【０００３】この装置では、圧縮、伸張に必要となる前
ラインデータを格納するラインバッファのビット数をプ
リンタエンジンのライン数だけもち圧縮伸張を行ない印
刷するようにしている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】このように従来の印刷
装置では、プリントエンジンに特化したラインバッファ
を用いた圧縮伸張を行うため、印字可能な記録媒体であ
る記録紙等のサイズ分の前ラインバッファを必要とする
という問題があった。

【０００５】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、プリンタエンジンの印刷可能な記録媒
体である記録紙等の大きさに関係なく各ライン毎に前ラ
インデータをもとに圧縮し、伸張しながら画像ビットマ
ップイメージとして記録媒体である記録紙等に印字する
印刷装置を提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ホストコンピュータ等の外部装置より供
給されるプリントデータ情報に従い対応する文字パター
ンやフォームパターン等を作成する印刷装置において、
文字パターンやフォームパターン等を各ライン毎に前ラ
インデータを使用して印字ライン幅に関係なく圧縮伸張
を行う圧縮伸張手段を有することを特徴とする印刷制御
装置を採用するものである。

【０００７】

【実施例】本実施例を説明する前に、本実施例に適用す
るのに好適な印刷装置の構成について図１を参照して説
明する。図１は、本発明を適用可能な印刷装置のブロッ
ク図である。

【０００８】図１において、１００はホストインタフェ
ースであり、外部機器であるホストコンピュータ１００
０と印刷装置２０００とを接続してプリントデータおよ
び必要なコマンドデータなどの送受を行う送信線であ
る。

【０００９】２００は操作パネル部であり、印刷装置の
設定やテスト印刷の操作及び、印刷装置２０００の状態
を表示するものである。

【００１０】３００は操作パネルケーブルであり、操作
パネル部２００と画像処理部４００とを接続して設定情
報の転送および印刷装置の状態を転送するための通信線
である。実際には、電線ケーブルであっても差し支えな
いし、操作パネル２００と画像処理部４００とを単一の
プリント基板で構成する場合ならば、配線パターンであ
っても差し支えない。

【００１１】４００は画像処理部（“プリントコントロ
ーラ”とも称する）であり、ホストコンピュータ１００
０から受信したプリントデータを解析し、画像ビットマ
ップイメージデータに展開した後、後述の印刷処理部６
００に画像ビットマップイメージデータを転送し用紙に
印刷させるものである。また、操作パネル部に設定され
たデータを印刷したり、印刷装置の状態を操作パネル部
に出力させたりするものである。

【００１２】５００は印刷ケーブルであり、画像処理部
４００と印刷処理部６００を接続して画像ビットマップ
イメージデータを転送するための通信線である。実際に
は電線ケーブルでもかまわないし、画像処理部４００と
印刷処理部６００とを単一のプリント基板で構成するな
ら配線パターンでもかまわない。

【００１３】６００は印刷処理部（“プリンタエンジ
ン”とも称する）であり、画像処理部４００から転送さ
れた画像ビットマップイメージデータを用紙上に印刷す
るものである。

【００１４】次に、操作パネル部２００を詳細に説明す
る。２０１は操作パネル制御部であり、操作パネル部２
００の各ブロックを制御するものである。この操作制御
部２０１は、ＣＰＵやＲＯＭ、ＲＡＭで構成される。２
０２は操作パネル操作部であり、スイッチ等により設定
操作を行うものである。２０３は画像処理部Ｉ／Ｆ（イ
ンターフェース）であり、設定データを送信するもので
ある。操作パネル部２００の各ブロックは操作パネル内
部バス２０４で接続されており、各ブロック間のデータ
送受が可能である。

【００１５】次に画像処理部４００を詳細に説明する。
４０１は画像処理制御部であり、画像処理部４００の各
ブロックを制御するものである。この画像処理制御部４
０１はＣＰＵやＲＯＭ、ＲＡＭで構成される。４０２は
ホストＩ／Ｆ（インターフェース）部であり、たとえば
セントロニクスインターフェースやＲＳ２３２Ｃが用い
られる。４０３はデータ受信バッファであり、ホストコ
ンピュータ１０００から受信したプリントデータを一時
的に格納するものである。４０４は操作パネルＩ／Ｆ
（インターフェース）部であり、操作パネル部２００か
らの設定データを受信したり、印刷装置の状態を送信す
る。４０５はコマンド解析部であり、データ受信バッフ
ァ４０３に格納されたプリントデータを解析し、後述の
画像メモリ４０６に画像ビットマップイメージデータを
展開するのである。また、データ受信バッファ４０３に
格納されたプリントデータの一部分を後述の圧縮伸張回
路４０８により圧縮し、受信バッファ４０３に圧縮デー
タを格納する。４０６は画像メモリであり、コマンド解
析部４０５で解析され、画像展開された画像ビットマッ
プイメージデータを格納したり、圧縮伸張部４０８によ
り伸張された画像ビットマップイメージデータを格納す
る。４０７は印刷部Ｉ／Ｆ（インターフェース）部であ
り、画像メモリ内の画像ビットマップイメージデータを
印刷部へ送信するものである。４０８は圧縮伸張部であ
り、データ受信バッファ４０３に格納された圧縮データ
を伸張し画像メモリ４０６に画像ビットマップイメージ
データを展開するものである。画像処理部４００の各ブ
ロックは画像処理内部バス４０９で接続されており、各
ブロック間の送受信が可能である。

【００１６】次に印刷処理部６００について詳細に説明
する。６０１は印刷制御部であり、印刷処理部６００の
各ブロックを制御するものである。６０２は画像処理部
Ｉ／Ｆ（インターフェース）部であり、画像処理部４０
０の印刷Ｉ／Ｆ（インターフェース）部４０７から送ら
れる画像ビットマップイメージデータを受信するもので
ある。６０３は印刷データ受信バッファであり、後述の
印字部６０４において印刷されるべきビットマップイメ
ージを格納するものである。６０４は印字部であり、印
刷データバッファ６０３に格納された印刷ビットマップ
イメージデータを用紙上に印字する。また、印刷処理部
６００の各ブロックは印刷処理内部バス６０６で接続さ
れ、各ブロック間データの送受が可能である。

【００１７】図２は本発明の動作概要を示す１つの例で
ある。図２（ａ）は圧縮する前の元データである。この
元データに対し設定されたビット幅を基準に図２（ｂ）
で示すように、前ラインデータを使用し縦方向の圧縮を
行い、図２（ｃ）で示すように次の設定幅で前ラインデ
ータを使用して圧縮を行う。また、伸張に関しても同様
である。

【００１８】図３は本発明の一実施例による圧縮伸張回
路の要部構成を示すブロック部である。図３において、
７００は圧縮伸張を行うためのラインバッファのビット
数を入力するための送信線、８００は、圧縮伸張データ
を送受を行う送信線である。

【００１９】次に圧縮伸張部４０８を詳細に説明する。
４００１はビットカウンタ部であり、図１の画像処理部
４００内のコマンド解析部４０５より入力されるビット
数をカウントし、後述の圧縮部４００３で１ライン分の
圧縮処理が終了したか判別する。また、同様に後述の伸
張部４００２で１ライン分の伸張処理が終了したか判別
する。４００２は伸張部であり、後述の前ラインデータ
バッファ４００４より、前ラインデータを入力し、図１
のデータ受信バッファ４０３から送られた圧縮データを
用いてビットカウンタ部４００１のカウント値にあわせ
て伸張を行う。４００３は圧縮部であり、後述の前ライ
ンデータバッファ４００４より、前ラインデータを入力
し、図１のデータ受信バッファ４０３から送られた元デ
ータを用いて４００１のビットカウンタ部のカウント値
にあわせて圧縮を行う。４００４は前ラインバッファ
で、圧縮時には圧縮前の前ラインの元データを格納して
おき、伸張時には伸張後のデータを格納し、次ラインの
圧縮伸張に備えるものである。

【００２０】次に、図２に関連して説明した圧縮、伸長
の動作をさらに詳細に説明すると、圧縮伸長データバス
（図３）により、設定ビット数（図２ｂの１ライン目）
を圧縮部４００３に入力する。即ち、前ラインデータバ
ッファ４００４より前ラインデータを圧縮部４００３に
入力する。そして、圧縮部４００３において圧縮を行
い、圧縮が終了すると、データ受信バッファ４０３（図
１）へ書き込む。書込みが終わると、圧縮伸長データバ
ス（図３）により、設定ビット数（図２ｂの２ライン
目）を圧縮部４００３（図３）に入力する。以下、同様
に、圧縮部４００３における圧縮とデータ受信バッファ
４０３への格納を行い最終ラインまで終わると、次に、
図２ｃの１ライン目の処理（圧縮部４００３における圧
縮とデータ受信バッファ４０３への格納）を行う。以下
引き続き最終ラインまで圧縮と格納を行う。なお、伸張
に関しても同様である。即ち、伸長部４００２における
伸長と受信データバッファ４０３への格納を設定された
ビット幅に対して行う。

【００２１】

【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ホ
ストコンピュータ等の外部装置より供給されるプリント
データ情報（文字コード等）やフォーム情報あるいはマ
クロ命令等を入力して記憶するとともに、それぞれの情
報に従って対応する文字パターンやフォームパターン等
を作成する際に、プリンタエンジンの印字ラインに影響
なく圧縮し、伸張しながら画像ビットマップイメージと
して記録媒体である記録紙等に印字する効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、印刷装置のブロック図である。

【図２】図２は、本発明の概要を示す図である。

【図３】図３は、本発明の実施例のブロック図である。

【符号の説明】 ２００ 操作パネル部 ２０１ 操作パネル制御部 ２０２ 操作パネル操作部 ２０３ 画像処理Ｉ／Ｆ部 ２０４ 操作パネル内部バス ４００ 画像処理部 ４０１ 画像処理制御部 ４０２ ホストＩ／Ｆ部 ４０３ データ受信バッファ ４０４ パネルＩ／Ｆ部 ４０５ コマンド解析部 ４０６ 画像メモリ ４０７ 印刷部Ｉ／Ｆ部 ４０８ 圧縮伸張部 ４０９ 画像処理内部バス ６００ 印刷処理部 ６０１ 印刷制御部 ６０２ 画像処理部Ｉ／Ｆ部 ６０３ 印刷データバッファ ６０４ 印字部 ６０５ 印刷処理内部バス １０００ ホストコンピュータ ２０００ 印刷装置 ４００１ ビットカウンタ部 ４００２ 伸張部 ４００３ 圧縮部 ４００４ 前ラインバッファ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ホストコンピュータ等の外部装置より供
   給されるプリントデータ情報に従い対応する文字パター
   ンやフォームパターン等を作成する印刷装置において、
   文字パターンやフォームパターン等を各ライン毎に前ラ
   インデータを使用して印字ライン幅に関係なく圧縮伸張
   を行う圧縮伸張手段を有することを特徴とする印刷制御
   装置。