JP2000326396A - 合成樹脂シートの成形装置 - Google Patents

合成樹脂シートの成形装置

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JP2000326396A
JP2000326396A JP11140312A JP14031299A JP2000326396A JP 2000326396 A JP2000326396 A JP 2000326396A JP 11140312 A JP11140312 A JP 11140312A JP 14031299 A JP14031299 A JP 14031299A JP 2000326396 A JP2000326396 A JP 2000326396A
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JP
Japan
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synthetic resin
resin sheet
pressing
layers
thickness
Prior art date
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Pending
Application number
JP11140312A
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English (en)
Inventor
Ichiro Yuzawa
伊知郎 湯澤
Takahiro Hasegawa
▲高▼広 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meiwa Industry Co Ltd
Original Assignee
Meiwa Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Meiwa Industry Co Ltd filed Critical Meiwa Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 合成樹脂シートが所定の厚さよりも薄くなっ
ても、合成樹脂シートにおける各層の接合強度が低下し
ない合成樹脂シートの成形装置を提供する。 【解決手段】 挟圧面6b、7bの一方7bに所定の付
勢力で他方6b側へ向けて突出する押圧体10を設けた
ため、合成樹脂シート1が所定の厚さよりも薄くなって
も、押圧体10により複数の層に対して強圧を付与する
ことができ、各層が相互に食い込んで、十分なる接合強
度が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、合成樹脂シート
の成形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば2層から成る合成樹脂
シートを加熱して軟化させ、この軟化した合成樹脂シー
トを一対の成形型の間で挟んで成形する成形装置が知ら
れている。一対の成形型の内面には、合成樹脂シートの
所定厚さよりも小さい間隔で互いに向かい合う挟圧面が
各々形成され、この挟圧面間で合成樹脂シートを強く挟
圧することにより、2つの層を相互に食い込ませて確実
に接合している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、合成樹脂シートの各層が所
定の厚さよりも薄くなる場合に接合強度が低下するとい
う課題がある。例えば、加熱して軟化した合成樹脂シー
トの両端部を持って搬送したような場合に、合成樹脂シ
ート自体の重さにより各層が引き伸ばされて薄くなる。
このように薄くなってしまった合成樹脂シートは、所定
の厚さよりも小さい間隔で向かい合う挟圧面で挟圧して
も、2つの層を相互に食い込ませることができず、2つ
層の接合強度が低下する。2つの層の接合強度が低下す
ると、成形品として使用しているうちに、2つの層が離
れ、成形品の剛性低下や振動による異音発生を招くおそ
れがある。
【0004】この発明は、このような従来の技術に着目
してなされたものであり、合成樹脂シートが所定の厚さ
よりも薄くなっても、合成樹脂シートにおける各層の接
合強度が低下しない合成樹脂シートの成形装置を提供す
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
一対の成形型の間で複数層の合成樹脂シートを挟んで成
形する合成樹脂シートの成形装置において、前記一対の
成形型の内面には、合成樹脂シートの厚さに略相当する
間隔で互いに向かい合う挟圧面を各々形成すると共に、
該挟圧面の一方には、所定の付勢力で他方側へ向けて突
出する押圧体を設けた。
【0006】請求項1記載の発明によれば、挟圧面の一
方に所定の付勢力で他方側へ向けて突出する押圧体を設
けたため、合成樹脂シートが所定の厚さよりも薄くなっ
ても、押圧体により複数の層に対して強圧を付与するこ
とができ、各層が相互に食い込んで、十分なる接合強度
が得られる。
【0007】請求項2記載の発明は、挟圧面が成形型の
周縁部と中央部に形成され、押圧体を中央部の挟圧面に
設けた。
【0008】請求項2記載の発明によれば、押圧体を中
央部の挟圧面に設けため、各層の中央部の接合強度が高
まり、成形品の全体剛性が向上する。
【0009】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、挟圧面の
一方に所定の付勢力で他方側へ向けて突出する押圧体を
設けたため、合成樹脂シートが所定の厚さよりも薄くな
っても、押圧体により複数の層に対して強圧を付与する
ことができ、各層が相互に食い込んで、十分なる接合強
度が得られる。
【0010】請求項2記載の発明によれば、押圧体を中
央部の挟圧面に設けため、各層の中央部の接合強度が高
まり、成形品の全体剛性が向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図1〜図4に基づいて説明する。この実施形態の合成
樹脂シート1は、四層構造になっている。符号2、3
は、非通気性のオレフィンシートで、ポリプロピレンの
リサイクル材料にフィラー(マイカ)を添加した材質で
ある。そして、この2枚のオレフィンシート2、3の間
には、オレフィンシート2、3よりも溶融温度が高いポ
リエステルの不織布4が介在されている。そして、上側
のオレフィンシート2の上には、更に合成樹脂製の表皮
材5が積層されている。
【0012】一方、成形型は、上型6と下型7とから形
成され、下型7には、周縁部と中央部にそれぞれ挟圧面
7a、7bを残した状態で2つのキャビティー8が掘削
されている。そして、中央部の挟圧面7bからは、下型
7の内部に向けて収納部9が掘削形成され、この収納部
9内に押圧体10とスプリング11が収納されている。
該スプリング11は、押圧体10を上向きに付勢するも
ので、前記押圧体10は、下端10aを収納部9の内壁
の段部9aに係合させた状態でその上端を挟圧面7aか
ら所定長さtだけ上方へ突出させている。
【0013】前記上型6は、内面が局部的な凹凸がな
く、前記下型7の挟圧面7a、7bに対応する部分が挟
圧面6a、6bになっている。これら上下の挟圧面6
a、6b、7a、7bは、型締め時に、前記合成樹脂シ
ート1の正規の厚さに相当する間隔で互いに向かい合う
ようになっている。また、上型6の周囲には、下型7の
側面に外接するフランジ12が形成され、下型7の上端
には、トリミング加工用の図示せぬ切断刃が備えられて
いる。また、上型6のフランジ12には、図示せぬ細孔
が形成され、そこから合成樹脂シート1を膨らませるた
めの図示しない針ノズルを挿入できるようになってい
る。
【0014】次に、実際の成形方法を説明する。まず、
合成樹脂シート1を加熱して溶融状態にしておく。この
加熱は、各材料を重ね合わせた後にまとめて加熱しても
良いし、個々に加熱した各材料を重ね合わせても良い。
この加熱しただけの状態では、不織布4の溶融温度が高
いため、オレフィンシート2、3同士は、互いに融着し
ていない。
【0015】この加熱された合成樹脂シート1を、上型
6と下型7の間に配置し、その後、図2のように、上型
6を下降させることにより型締めする。下型7の上端に
は、前述のように、図示せぬ切断刃が設けられているた
め、型締めと同時に、合成樹脂シート1の周囲のトリミ
ング加工を行うことができる。また、この時、上型6の
下型7の挟圧面6a、6b、7a、7b間においては、
型締めにより、合成樹脂シート1に対して所定の型締圧
が加わるため、加熱されて軟化した表皮材5が上側のオ
レフィンシート2に溶着すると共に、上下の各オレフィ
ンシート2、3が不織布4の隙間内に食い込んで互いに
融着した状態になる。
【0016】更に、下型7における中央部の挟圧面7b
には、スプリング11により上向きに付勢された押圧体
10が突出状態で設けられているため、特にこの押圧体
10に対応する部分の合成樹脂シート1は、各層が十分
に食い込んで確実な接合状態になる。また、押圧体10
より、合成樹脂シート1の各層に対して強圧を付与する
ことができるため、合成樹脂シート1が、正規の厚さよ
りも薄くなっても、合成樹脂シート1の各層を問題なく
挟圧して十分な接合強度を得ることができる。
【0017】型締め後、図3に示すように、図示せぬ針
ノズルにより、オレフィンシート2、3の間に空気を吹
き込むことで、2枚の各オレフィンシート2、3が、そ
れぞれ上型6及び下型7の内面に密着して熱成形しなが
ら、特に下側のオレフィンシート3が下型7側に膨らみ
ながら中空部13を形成しはじめる。オレフィンシート
2、3の熱成形が終了したら、針ノズルを抜き、中空部
13内を大気と連通させることによって型内を大気圧に
戻してから、上型6と下型7を開いて、成形品14(図
4参照)を取り出す。
【0018】成形品14における中空部13内には、上
下のオレフィンシート2、3で挟まれた不織布4が架橋
状態で設けられているため、中空部13が変形しようと
する場合には、内部の不織布4が引っ張られ、それに抗
する反力を生じさせる。従って、中空部13の断面剛性
が向上し、変形が抑制される。また、上下のオレフィン
シート2、3は、その中央部において特に強力に接合さ
れているため、成形品14の全体剛性が高く、振動を加
えても上下のオレフィンシート2、3が離れることはな
い。
【0019】尚、以上の実施形態では、押圧体10を下
型7に設ける例を示したが、上型6に設けても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】成形材料と成形型を示す分解断面図。
【図2】成形材料を型締めしてトリミング加工した状態
を示す断面図。
【図3】空気を吹き込んだ状態を示す断面図。
【図4】成形型から取り出された成形品の断面図。
【符号の説明】
1 合成樹脂シート 6 上型 7 下型 6a、6b、7a、7b 挟圧面 10 押圧体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の成形型の間で複数層の合成樹脂シ
    ートを挟んで成形する合成樹脂シートの成形装置におい
    て、 前記一対の成形型の内面には、合成樹脂シートの厚さに
    略相当する間隔で互いに向かい合う挟圧面を各々形成す
    ると共に、該挟圧面の一方には、所定の付勢力で他方側
    へ向けて突出する押圧体を設けたことを特徴とする合成
    樹脂シートの成形装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の合成樹脂シートの成形装
    置であって、 前記挟圧面が、成形型の周縁部と中央部に形成され、前
    記押圧体を中央部の挟圧面に設けたことを特徴とする合
    成樹脂シートの成形装置。
JP11140312A 1999-05-20 1999-05-20 合成樹脂シートの成形装置 Pending JP2000326396A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103253204A (zh) * 2012-02-16 2013-08-21 盟和产业株式会社 车辆用内装材料和车辆用内装材料的制造方法
JP2014051150A (ja) * 2012-09-06 2014-03-20 Meiwa Ind Co Ltd 車両用内装材およびその製造方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103253204A (zh) * 2012-02-16 2013-08-21 盟和产业株式会社 车辆用内装材料和车辆用内装材料的制造方法
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