JP2000325644A - 遊技媒体貸出装置 - Google Patents

遊技媒体貸出装置

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JP2000325644A
JP2000325644A JP11142830A JP14283099A JP2000325644A JP 2000325644 A JP2000325644 A JP 2000325644A JP 11142830 A JP11142830 A JP 11142830A JP 14283099 A JP14283099 A JP 14283099A JP 2000325644 A JP2000325644 A JP 2000325644A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データバックアップ用の不揮発性メモリの使
用可能期間を延ばすことができる遊技媒体貸出装置を提
供する。 【解決手段】 クレジットデータをバックアップするE
EPROM61には、クレジットデータを記憶可能なク
レジット記憶領域を複数設ける。そして、球貸制御装置
34の制御部60は、選択したバックアップデータ記憶
領域に対してバックアップデータを記憶させ、且つ、記
憶領域切換条件の成立に伴ってバックアップデータを記
憶させるバックアップデータ記憶領域を他のバックアッ
プデータ記憶領域に切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機等の遊
技機で使用される遊技球(遊技媒体の一種)を貸し出す
球貸機や、パチスロ遊技機等で使用される遊技コイン
(遊技媒体の一種)を貸し出すコイン貸出機等の遊技媒
体貸出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を代表的な遊技媒体貸出装置
である球貸機を例に挙げて説明する。この球貸機は、例
えば、パチンコ機と並設された状態で島設備に設置され
ており、所要数の遊技球を排出可能な球排出装置、及
び、球排出装置の動作を制御する球貸制御装置等を有す
る遊技球排出機構等を備えており、投入金額に対応する
量の遊技球(貸し球)を排出する。この球貸機では、貸
し球の排出中に球詰まり等のエラーが発生した場合等に
備えて、クレジットデータをEEPROM等の不揮発性
のメモリでバックアップしている。これは、エラーを解
除するにあたり球貸機の電源をオフにしなければならな
い場合があるためである。つまり、球貸機の電源をオフ
にするとクレジットデータが消去されてしまうので、未
払い出し分の貸し球を保証するためにクレジットデータ
を不揮発性のメモリでバックアップしている。
【0003】このようなクレジットデータのバックアッ
プは、バックアップされたクレジットデータの正確性を
保証するために、クレジットデータの内容が更新される
毎に行われる。例えば、100円単位で貸し球の排出制
御を行う球貸機では、100円硬貨や500円硬貨が受
け付けられてクレジットデータが加算更新される毎に、
クレジットデータを不揮発性メモリにバックアップす
る。さらに、100円分の単位貸し球(例えば、25
個)の排出に伴ってクレジットデータが減算更新され、
この減算更新の度にクレジットデータを不揮発性メモリ
にバックアップする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、バックアッ
プ用のメモリにはEEPROM等の不揮発性メモリが用
いられるが、この種の不揮発性メモリには書き込み回数
に上限がある。そして、クレジットデータの内容が更新
される毎にこのクレジットデータを不揮発性メモリにバ
ックアップする上記の構成では、不揮発性メモリに対し
て頻繁にデータの書き込みが行われるので、比較的早期
に不揮発性メモリへのデータの書き込みが出来なくなっ
てしまう虞がある。このため、不揮発性メモリの寿命が
尽きる前に不揮発性メモリを交換する必要が生じ、その
結果、球貸機のメンテナンス作業を面倒なものにしてい
た。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、データバックアップ用の不揮発性メモリ
の使用可能期間を延ばすことができる遊技媒体貸出装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために提案されたものであり、請求項1に記載の
ものは、不揮発性メモリによって構成されたバックアッ
プデータ記憶部と、クレジットデータ等のバックアップ
データをバックアップデータ記憶部に記憶させるバック
アップ制御手段とを備えた遊技媒体貸出装置において、
前記バックアップデータ記憶部には、バックアップデー
タを記憶可能なバックアップデータ記憶領域を複数設
け、バックアップ制御手段は、選択したバックアップデ
ータ記憶領域に対してバックアップデータを記憶させ、
且つ、記憶領域切換条件の成立に伴ってバックアップデ
ータを記憶させるバックアップデータ記憶領域を他のバ
ックアップデータ記憶領域に切り換えることを特徴とす
る遊技媒体貸出装置である。
【0007】請求項2に記載のものは、前記バックアッ
プ制御手段は、記憶領域切換条件の成立に伴って、バッ
クアップデータを記憶させるバックアップデータ記憶領
域を、隣接するバックアップデータ記憶領域に切り換え
ることを特徴とする請求項1に記載の遊技媒体貸出装置
である。
【0008】ここで、「隣接するバックアップデータ記
憶領域」とは、記憶領域切換条件の成立時まで選択され
ていたバックアップデータ記憶領域のアドレスに対して
+1、或いは、−1したアドレスのバックアップデータ
記憶領域を意味する。なお、先頭アドレスのバックアッ
プデータ記憶領域と最終アドレスのバックアップデータ
記憶領域は、互いに「隣接するバックアップデータ記憶
領域」の関係にある。つまり、+1したアドレスのバッ
クアップデータ記憶領域に切り換える構成では、選択さ
れていたバックアップデータ記憶領域が最終アドレスで
あった場合、記憶領域切換条件の成立に伴ってバックア
ップ制御手段は、先頭アドレスのバックアップデータ記
憶領域に切り換える。同様に、−1したアドレスのバッ
クアップデータ記憶領域に切り換える構成では、選択さ
れていたバックアップデータ記憶領域が先頭アドレスで
あった場合、記憶領域切換条件の成立に伴ってバックア
ップ制御手段は、最終アドレスのバックアップデータ記
憶領域を隣接するバックアップデータ記憶領域に切り換
える。
【0009】請求項3に記載のものは、前記バックアッ
プデータ記憶領域毎のバックアップデータの書込回数を
計数可能なバックアップ計数手段を設け、バックアップ
制御手段は、記憶領域切換条件の成立に伴って、バック
アップデータを記憶させるバックアップデータ記憶領域
を、バックアップデータの書込回数が最も少ないバック
アップデータ記憶領域に切り換えることを特徴とする請
求項1に記載の遊技媒体貸出装置である。
【0010】請求項4に記載のものは、前記バックアッ
プ制御手段は、バックアップデータ記憶領域に対するバ
ックアップデータの書込回数に基づいてバックアップデ
ータ記憶部の交換の要否を判定して交換判定情報を出力
する交換判定手段を備え、該交換判定手段からの交換判
定情報に基づいて交換が必要な旨を報知する交換報知手
段を設けたことを特徴とする請求項1から請求項3の何
れかに記載の遊技媒体貸出装置である。
【0011】請求項5に記載のものは、前記交換判定手
段は、バックアップデータ記憶部の交換時期が近づいた
と判断した場合に交換予告情報を出力し、且つ、バック
アップデータ記憶部の交換時期が到来したと判断した場
合に交換指示情報を出力し、交換報知手段は、交換予告
情報に基づいて交換予告報知を行い、交換指示情報に基
づいて交換指示報知を行うことを特徴とする請求項4に
記載の遊技媒体貸出装置である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。なお、以下の説明では代表的な遊
技媒体貸出装置である球貸機を例に挙げて説明する。図
1は、代表的な遊技機であるパチンコ機1の隣りに並べ
られた状態で、島設備2に設置された球貸機3を示す図
である。
【0013】パチンコ機1は、機枠4により囲われてお
り、この機枠4の前面に額縁状の前面枠5を開閉可能に
取り付けてある。この前面枠5の背面には、前面枠5の
開口部に後方から臨ませて遊技領域6を形成した遊技盤
7を取り付けてある。また、前面枠5には、開口部を前
方から塞ぐようにして、前面ガラス8を保持したガラス
枠9と、前面に上皿10を形成した開閉パネル11と
を、ともに開閉可能な状態で取り付けてある。さらに、
開閉パネル11の下方には、灰皿12、下皿13及び発
射操作ハンドル14を設けてある。開閉パネル11に設
けた上皿10は、賞球として排出された遊技球を一時的
に貯留するための部材であり、この上皿10に貯留され
た遊技球は、発射位置に順次供給される。
【0014】次に、球貸機3について、図1及び図2に
基づいて説明する。球貸機3は、左右幅の狭い筺体21
を有し、この筺体21の前面部には、LED等の点灯で
使用可能状態などを報知する状態報知部22と、100
円硬貨や500円硬貨を投入するための硬貨投入口23
と、投入した硬貨を返却させる際に操作する返却ボタン
24と、例えば100円当たりの単位貸し球数を表示す
る球数表示部25と、水平方向および上下方向に回動可
能に取り付けられて、貸し球をパチンコ機1の上皿10
に案内するノズル部材26と、返却される硬貨が排出さ
れる返却口27等を設ける。
【0015】この筺体21の内部には、所要数の遊技球
を排出可能な球排出ユニット30と、球出口を球排出ユ
ニット30に連通させた補給球供給路31と、この補給
球供給路31内における遊技球の流下を制御可能な球止
め機構32と、球排出ユニット30が排出した遊技球を
ノズル部材26に案内する排出球流下路33と、球排出
ユニット30の動作を制御する球貸制御装置34と、筺
体21(即ち、球貸機3)の島設備2に対する装着状態
を検出するための設置状態監視ユニット35と、硬貨投
入口23から投入された硬貨の識別等を行うコイン識別
機(検銭機)36などを配設してある。
【0016】図3に示すように、上記した補給球供給路
31は、前後方向に略コ字状に蛇行させて設けてあり、
球入口を筺体21の上面後部に開口させ、球出口を球排
出ユニット30の球入口に連通させている。そして、補
給球供給路31の球入口は、島設備2の枝樋40の球出
口と連通させてある。この枝樋40は、島長手方向に沿
って僅かに下り傾斜した状態で島設備2の上部に取り付
けられた球補給樋(図1参照)41の途中から分岐した
ものであり、遊技球を案内する。さらに、補給球供給路
31と枝樋40との接続部分には、可動シャッター42
を設けてある。この可動シャッター42は、球貸機3の
島設備2への装着に伴って開放して、枝樋40からの遊
技球を補給球供給路31に案内可能な状態を形成する。
また、可動シャッター42は、球貸機3の島設備2から
の取り外しに伴って閉じ、補給球供給路31の球入口を
塞ぐ。
【0017】この補給球供給路31の途中には、球止め
機構32を設けてある。この球止め機構32は、球排出
ユニット30へ供給される遊技球の流下を制御するもの
であり、先端部分が補給球供給路31内に出没可能な状
態で取り付けられ、この先端部分により、遊技球を停止
させたり或いは遊技球の流下を許容させたりする球止め
部材45と、球止め部材45に接続したプランジャー部
を往復移動させることで、球止め部材45の先端部分を
球流下路内に出没させる球止めソレノイド46とを備え
ている。なお、この球止めソレノイド46は球貸制御装
置34に電気的に接続してあり、球貸制御装置34から
の駆動信号により励磁あるいは消磁が制御される。
【0018】球排出ユニット30は、球排出装置の一種
であり、球入口が補給球供給路31の球出口に連通する
とともに、球出口が排出球流下路33の球入口に連通
し、前後方向に略S字状に屈曲した球流下路50を備え
る。また、この球流下路50の途中には、球流下路50
内の遊技球を検出可能な排出センサ51と、先端部分が
球流下路50内における排出センサ51の下流側で出没
可能に取り付けられ、この先端部分により遊技球を停止
させたり、遊技球の流下を許容させたりする球係止部材
52とを配設してある。さらに、球係止部材52には、
駆動源としての排出ソレノイド53を取り付けてある。
この排出ソレノイド53は、球係止部材52に接続した
プランジャー部を往復移動させることで、球係止部材5
2の先端部分を球流下路50内に突出させたり、球係止
部材52の先端部分を球流下路50から退避させたりす
る。
【0019】これらの排出センサ51及び排出ソレノイ
ド53は、球貸制御装置34に電気的に接続してあり、
排出ソレノイド53は、球貸制御装置34からの駆動信
号により励磁あるいは消磁が制御される。
【0020】この球排出ユニット30から所要数の遊技
球を排出させる場合には、球貸制御装置34は、次のよ
うな制御を行う。まず、駆動信号を印加して排出ソレノ
イド53を励磁して、球係止部材52の先端部分を球流
下路50から退避させ、遊技球を流下させる。同時に、
この遊技球の通過に伴って変化する排出センサ51から
の検出信号に基づいて、例えば、この検出信号の立ち上
がりエッジを検出して、排出センサ51を通過した遊技
球の数を計数する。そして、所要数の遊技球が排出され
るタイミングと判断したら、駆動信号の印加を止めて排
出ソレノイド53を消磁し、球係止部材52の先端部分
を球流下路50内に突出させ、遊技球の流下を停止させ
る。
【0021】次に、図4を参照して、上記した球貸機3
の電気的構成について説明する。球貸制御装置34は、
CPU、ROM、RAMを一体に構成した制御部60
と、クレジットデータ等のバックアップデータを記憶す
る不揮発性メモリとしてのEEPROM61と、リセッ
トスイッチ62と、第1設定スイッチ63及び第2設定
スイッチ64と、売上出力端子65とを備えている。こ
こで、第1設定スイッチ63及び第2設定スイッチ64
は、単位金額(例えば100円)あたりの単位貸し球数
を設定するためのスイッチであり、これらのスイッチの
設定を変えることにより、例えば、100円当たりの単
位貸し球数を24個〜26個の範囲で設定することがで
きる。また、売上出力端子65は、売り上げ情報を外部
に出力するための端子であり、この売上出力端子65か
らは、例えば、100円分の貸し球が排出される毎にパ
ルス信号が売り上げ情報として出力される。そして、こ
の売り上げ情報は遊技店の管理装置に受信され、売り上
げデータとして使用される。さらに、この球貸制御装置
34からは、管理装置に対し交換予告通知情報や交換指
示通知情報(交換判定情報の一種)が送信される。な
お、これらの情報については、後述する。
【0022】制御部60は、球貸機3の各部を制御する
部分であり、本発明におけるバックアップ制御手段、バ
ックアップ計数手段、交換判定手段として機能する。こ
の制御部60は、上記したコイン識別機36と電気的に
接続してあり、コイン識別機36から送信される100
円コイン信号、500円コイン信号、及び、アクセプタ
ートラブル信号を受信する。また、コイン識別機36に
対して100円受入阻止信号、及び、500円受入阻止
信号を送信する。
【0023】ここで、100円コイン信号は硬貨投入口
23に投入された100円硬貨がコイン識別機36で検
出される毎に送信される信号であり、同様に、500円
コイン信号は500円硬貨がコイン識別機36で検出さ
れる毎に送信される信号である。また、アクセプタート
ラブル信号は、投入された硬貨に関する何らかのトラブ
ルが生じた際に送信される信号である。一方、制御部6
0から送信される100円受入阻止信号はコイン識別機
36での100円硬貨の受け付けを阻止させる指令信号
であり、同様に、500円受入阻止信号は500円硬貨
の受け付けを阻止させる指令信号である。これらの阻止
信号は、次の硬貨を受け付けると受付上限値(即ち、ク
レジットデータの最大許容値)を超えてしまう場合に送
信される。
【0024】また、制御部60には、オーバーフロース
イッチ66からのオーバーフロー信号や設置状態監視ユ
ニット35を構成する設置状態監視スイッチ67からの
検出信号が入力されており、制御部60からは、7セグ
基板(7セグメントLED用基板)68に設けた球数表
示部25(7セグメントLED)に対する駆動信号を出
力する。この球数表示部25は、通常時には単位金額に
対応する貸し球数を表示するが、EEPROM61の交
換時期が到来した場合には交換が必要な旨を示すエラー
コードを表示する。即ち、この球数表示部25は、本発
明における交換報知手段の一種としても機能する。
【0025】さらに、中継基板69を介して制御部60
には、排出センサ51からの検出信号や補給球検出スイ
ッチ70からの検出信号が入力され、中継基板69を介
して制御部60からは、排出ソレノイド53への駆動信
号や球止めソレノイド46への駆動信号が出力される。
また、制御部60からは、中継基板69に実装された状
態報知部22(モニタLED)への駆動信号も出力され
る。この状態報知部22は、通常時には使用可能状態な
どを報知するが、EEPROM61の交換時期が到来し
た場合には交換が必要な旨のエラー表示を行う。即ち、
この状態報知部22は、本発明における交換報知手段の
一種としても機能する。
【0026】EEPROM61は、上記したように、ク
レジットデータ等のバックアップデータを記憶する不揮
発性メモリであり、本発明におけるバックアップデータ
記憶部として機能する。このEEPROM61には、例
えば、図5に示すように、クレジット記憶領域0〜クレ
ジット記憶領域46からなり、各記憶領域毎にクレジッ
トデータを記憶(バックアップ)可能なクレジット記憶
部(符号61Aで示す)と、書込対象となるクレジット
記憶領域のアドレスを示すポインタ値を記憶したクレジ
ット記憶ポインタ領域と、球貸機3における各種設定情
報を記憶する設定内容記憶領域と、設定内容の変更回数
を示す設定変更情報を記憶した設定変更回数記憶領域
と、検査用の検査領域等を設けてある。そして、クレジ
ット記憶領域は本発明のバックアップデータ記憶領域の
一種であり、クレジット記憶領域に記憶されるクレジッ
トデータは本発明のバックアップデータの一種である。
【0027】次に、上記の構成を有する球貸機3の動作
について説明する。
【0028】この球貸機3では、電源投入やリセットス
イッチ62によるリセットがなされると、球貸制御装置
34の制御部60は初期化処理を行う。そして、この初
期化処理で制御部60は、未払い出しのクレジットデー
タがないことを条件に、本発明のバックアップ制御手段
(バックアップ領域切換手段)として機能する。即ち、
制御部60は、球貸機3への電源の投入開始又はリセッ
トからの復帰を認識し、且つ、クレジットデータが値
「0」である場合に記憶領域切換条件が成立したと判断
し、クレジットデータを記憶させるためのクレジット記
憶領域を切り換える。本実施形態では、クレジット記憶
領域を、それまで選択されていたクレジット記憶領域に
隣接する記憶領域に切り換える。
【0029】具体的に説明すると、記憶領域切換条件の
成立に伴って制御部60は、EEPROM61のクレジ
ット記憶ポインタ領域に記憶されているポインタ値(ア
ドレスデータ)を読み込み、読み込んだ値に+1したア
ドレスのクレジット記憶領域を、クレジットデータを記
憶させるクレジット記憶領域に設定する。そして、新た
なアドレスデータ(+1したアドレスデータ)は、クレ
ジット記憶ポインタ領域に上書き更新する。
【0030】なお、この場合において、記憶領域切換条
件の成立前に選択されていたクレジット記憶領域がクレ
ジット記憶部61Aの最終アドレス、例えば、クレジッ
ト記憶領域46であった場合には、記憶領域切換条件の
成立に伴って制御部60は、次のクレジット記憶領域を
クレジット記憶部61Aにおける先頭アドレス、例え
ば、クレジット記憶領域0に切り換える。そして、最終
アドレスのクレジット記憶領域から先頭アドレスのクレ
ジット記憶領域への切り換わりに伴い、制御部60は、
図示しない周回カウンタを+1する。
【0031】この周回カウンタは、複数設けられたクレ
ジット記憶領域を一巡り使用した場合に+1されるもの
であり、EEPROM61へのクレジットデータの書込
回数(記憶領域への書込周回数)を保持する書込回数保
持手段として機能するものである。なお、この周回カウ
ンタは、球貸機3への電源供給が断たれてもカウント値
を保持するカウンタによって構成する。そして、この周
回カウンタのカウント値は、このカウント値が+1更新
される毎にバックアップ制御手段としての制御部60に
よって参照される。
【0032】即ち、制御部60(交換判定手段)は、周
回カウンタのカウント値を+1更新させる毎にこのカウ
ント値を参照し、設定値と比較する。そして、周回カウ
ンタのカウント値が予告設定値に達した場合に、EEP
ROM61の交換時期が近づいた旨を予告するための予
告報知設定を行う。さらに、カウント値が限度設定値に
達した場合に、EEPROM61の交換時期が到来した
旨を報知するための限度報知設定を行う。
【0033】そして、予告報知設定が行われると、交換
予告エラー表示を行わせるための交換予告情報(交換判
定情報の一種)が球数表示部25及び状態報知部22に
出力される。これにより、球数表示部25及び状態報知
部22は交換予告エラー表示(交換予告報知)を行う。
また、遊技店の管理装置に対してもEEPROM61の
交換時期が近づいた旨の交換予告通知情報が送信され
る。同様に、限度報知設定が行われると、交換エラー表
示を行わせるための交換指示情報(交換判定情報の一
種)が球数表示部25及び状態報知部22に出力され
る。これにより、球数表示部25及び状態報知部22は
交換エラー表示(交換指示報知)を行う。また、遊技店
の管理装置に対してもEEPROM61の交換時期が到
来した旨の交換指示通知情報が送信される。
【0034】そして、上記の初期化処理が終了すると、
営業時間中の処理に移行する。この処理で制御部60
は、球貸し制御手段として機能し、硬貨投入口23に投
入された100円硬貨や500円硬貨に基づき、投入さ
れた硬貨の金額に応じた量の遊技球を貸し球として排出
させる。
【0035】即ち、硬貨投入口23に投入された硬貨は
コイン識別機36に案内されて種別が判断される。そし
て、コイン識別機36は、硬貨の識別結果に応じて10
0円コイン信号、或いは、500円コイン信号を球貸制
御装置34に対して送信する。球貸制御装置34が受信
したコイン信号は制御部60に出力される。制御部60
は、このコイン信号に対応するクレジットデータを、制
御部60のRAMに設けたクレジット領域に加算記憶さ
せると共に、先の初期化処理で切り換えたEEPROM
61のクレジット記憶領域に加算記憶させる。例えば、
RAMのクレジット領域及びEEPROM61のクレジ
ット記憶領域のクレジットデータが値「0」の状態で1
00円コイン信号を受信した場合には、この「0」に+
1した「1」を新たなクレジットデータとして記憶させ
る。また、EEPROM61のクレジット記憶領域に値
「5」のクレジットデータが記憶されている状態で、1
00円コイン信号を受信した場合には、記憶されていた
値に+1した値「6」を新たなクレジットデータとして
記憶させる。
【0036】クレジットデータの加算記憶を行ったなら
ば、制御部60は、球貸条件が可能かどうかを判定し、
可能であれば貸し球排出を行わせる。
【0037】この貸し球排出では、制御部60は、ま
ず、RAMのクレジット領域に記憶されているクレジッ
トデータと、EEPROM61のクレジット記憶領域に
記憶されたクレジットデータの両方から、単位クレジッ
トである値「1」をそれぞれ減算し記憶させる。例え
ば、クレジットデータが共に値「6」であった場合に
は、この値を−1した「5」をそれぞれの記憶領域に記
憶させる。そして、制御部60は、減算した単位クレジ
ットに対応する単位量の貸し球を排出させる。例えば、
100円で25個の貸し球が払い出される設定では、単
位クレジット「1」が減算されたならば、25個の遊技
球を貸し球として排出させる。この貸し球は、排出球流
下路33及びノズル部材26内を流下して上皿10に排
出される。
【0038】この単位クレジットに対応する貸し球を払
い出させたならば、制御部60は、RAMのクレジット
領域におけるクレジットデータの有無をチェックし、ク
レジットデータの値が「1」以上であれば、上記と同様
にして、次の単位クレジットに対応する貸し球を払い出
させる。一方、値「0」(クレジットデータなし)であ
れば、受信したコイン信号に基づく球貸し処理が終了し
たと判断し、制御部60はコイン識別機36から送信さ
れる次のコイン信号を監視する。
【0039】このように、本実施形態では、球貸機3に
電源が投入される毎、或いは、球貸機3がリセットされ
る毎に、EEPROM61のクレジット記憶領域を、隣
接するクレジット記憶領域に切り換えている。このた
め、EEPROM61に複数設けられたクレジット記憶
領域を切り換えながら均等に使用することができる。従
って、従来のようにEEPROM61の特定の記憶領域
を使用していた構成に比べてEEPROM61の使用可
能期間を飛躍的に向上させることができる。
【0040】さらに、本実施形態では、周回カウンタを
設けて、クレジット記憶領域へのクレジットデータの書
込回数を監視し、この書込回数に基づいてEEPROM
61への書込回数を判定し、さらに、書込限界が近づい
てきた状態、及び、交換時期が到来した状態のそれぞれ
で異なる態様でエラー表示を行っている。このため、長
期間の使用に伴ってEEPROM61へのデータ書込回
数が多くなったとしても、EEPROM61の寿命が尽
きる前にEEPROM61を交換することができる。従
って、寿命が尽きて書込ができなくなってしまったEE
PROM61を、そのまま放置してしまう不具合を確実
に防止することができる。
【0041】次に、上記の動作を行わせるための球貸制
御装置34(制御部60)の制御について、フローチャ
ートに基づいて説明する。ここで、図6は球貸制御装置
34のメイン処理を説明するフローチャートであり、図
7はこのメイン処理に並行して行われるタイマ割込処理
を説明するフローチャートである。
【0042】まず、メイン処理について説明する。球貸
機3に電源が投入されると、或いは、球貸機3がリセッ
トされると初期化処理(S1)を行う。この初期化処理
では、制御部60のRAMの記憶領域をクリアしたりす
る等、球貸機3を初期状態にする。なお、この初期化処
理については、後で詳細に説明する。初期化処理を行っ
たならば、設定処理(S2)を行う。この設定処理で
は、単位金額あたりの貸し球数等、各種の設定値を設定
する。設定処理に続いて、トラブル監視処理(S3)を
行う。このトラブル監視処理では、球貸機3の異常(エ
ラー)の判断や発生した異常に対する処理等、球貸機3
に関する異常についての処理を行う。
【0043】トラブル監視処理を行ったならば、球貸し
処理(S4)を行う。この球貸し処理では、100円硬
貨や500円硬貨がコイン識別機36で受け付けられた
かをコイン信号に基づいて判断し、受け付けられた場合
に、金額に応じた個数の貸し球を球排出ユニット30か
ら排出させる処理を行う。なお、この球貸し処理につい
ても後で説明する
【0044】球貸し処理に続いて出力編集処理(S5)
を行う。この出力編集処理では、入力編集処理(S6)
で編集した各種のスイッチ情報や初期化処理(S1)で
の判断結果等に基づき、排出ソレノイド53や球止めソ
レノイド46に供給する信号、球数表示部25による表
示情報や状態報知部22の報知情報、或いは、管理装置
に送信する送信情報等を編集する。出力編集処理を行っ
たならば、入力編集処理(S6)を行う。この入力編集
処理では、入力処理(S12)で取得したスイッチ信号
から各スイッチの状態を表すスイッチ情報を編集する。
そして、S6の出力編集処理を行ったならば、上記した
設定処理(S2)に移行して、この設定処理以降の処理
を再度実行する。
【0045】次に、タイマ割込処理について説明する。
このタイマ割込処理は、所定間隔(例えば、1ms)毎
に、上記のメイン処理に割り込んで実行される。このタ
イマ割込処理では、まず、タイマ関連処理(S11)を
行う。このタイマ関連処理では、予め定められた実行時
間を監視するウオッチドッグタイマに関する処理や、制
御上の時間を生成するフリーランニングタイマに関する
処理を行う。
【0046】タイマ関連処理を行ったならば、入力処理
(S12)を行う。この入力処理では、コイン識別機3
6からのコイン信号及びアクセプタートラブル信号や、
排出センサ51、第1及び第2設定スイッチ63,6
4、設置状態監視スイッチ67、オーバーフロースイッ
チ66等からの出力信号等を取得する。この取得した信
号は、入力編集処理(S6)で所定の形式に編集され
る。
【0047】この入力処理に続いて出力処理(S13)
を行う。この出力処理は、出力編集処理(S5)の編集
結果に基づいて行われ、排出ソレノイド53や球止めソ
レノイド46、状態報知部22や球数表示部25、コイ
ン識別機36、及び、管理装置に対し、必要な信号を出
力する。そして、出力処理を行ったならば、タイマ割込
処理を終了する。
【0048】次に、上記した初期化処理(S1)につい
て詳しく説明する。図8に示すように、この初期化処理
では、まず、電源投入に起因する初期化処理の実行であ
るのか否かを判定する(S21)。ここで、電源投入に
起因してなされた場合にはEEPROM61のチェック
処理(S22)を行い、リセットなど電源投入によらな
い場合には内部メモリクリア処理(S24)に移行す
る。EEPROMチェック処理では、遊技店に設置後の
最初の電源投入であるか否か、又、EEPROM61を
交換した後の最初の電源投入であるか否かを判断し、最
初の電源投入であった場合には、EEPROM61に初
期値を書き込む。このチェック処理を行ったならば、球
止めソレノイド初期設定処理(S23)を行って、球止
めソレノイド46を初期状態にする。次に、内部メモリ
クリア処理(S24)で制御部60のRAMの記憶内容
を一旦クリアし、初期設定処理(S25)で初期値をセ
ットする。この初期設定処理を行ったならば、バックア
ップデータ監視処理(S26)を行い、クレジットデー
タを記憶するクレジット記憶領域を切り換えた後、メイ
ン処理に復帰する。
【0049】次に、上記のバックアップデータ監視処理
(S26)について説明する。図9に示すように、この
バックアップデータ監視処理では、まず、EEPROM
61のクレジット記憶ポインタ領域に記憶されたポイン
タ値(アドレスデータ)を取得する(S31)。このポ
インタ値を取得したならば、当該ポインタ値で示される
アドレスのクレジット記憶領域に記憶されたクレジット
データを取得し(S32)、取得したクレジットデータ
が値「0」であるかどうかを判断する(S33)。つま
り、選択中のクレジット記憶領域に、未処理分(貸し球
をまだ払い出していない分)のクレジットデータが記憶
されているかどうかを判断している。
【0050】ここで、未処理分のクレジットデータが記
憶されている場合には、取得したポインタ値及びクレジ
ットデータをそのまま維持して復帰する。一方、取得し
たクレジットデータが値「0」であった場合には、記憶
領域切換条件が成立したとして、クレジットデータを記
憶させるクレジット記憶領域を切り換えるべく、ポイン
タ更新処理(S34)に移行する。
【0051】そして、図10に示すように、このポイン
タ更新処理では、まず、取得したポインタ値を+1する
(S41)。つまり、クレジットデータの書込対象とな
るクレジット記憶領域のアドレスを+1する。ポインタ
値を+1したならば、+1後のポインタ値が上限値以下
であるかを判断する(S42)。つまり、切り換え後の
アドレスが、クレジット記憶部61Aの先頭アドレスか
ら最終アドレスの範囲内に入っているかを判断してい
る。
【0052】ここで、+1後のポインタ値が上限値を越
えていた場合には、切り換え後のアドレスがクレジット
記憶部61Aにおけるアドレス範囲から外れたことを意
味する。具体的には、それまでクレジットデータの書込
対象となっていたクレジット記憶領域がクレジット記憶
部61Aの最終アドレスの記憶領域であったことを意味
する。この場合には、切り換えるクレジット記憶領域
を、クレジット記憶部61Aにおける先頭アドレスの記
憶領域に切り換えるべくポインタ値を初期値に書き換え
る(S43)。
【0053】そして、ポインタ値を初期値に書き換えた
ことに伴って周回カウンタのカウント値を+1更新し
(S44)、+1更新後のカウント値に基づいてEEP
ROM61への書込回数を判定する。即ち、周回カウン
タのカウント値が予告設定値に達したかを判断し(S4
5)、予告設定値に達したならば予告報知設定を行う
(S46)。さらに、周回カウンタのカウント値が限度
設定値以上になったかを判断し(S47)、限度設定値
以上であれば限度報知設定を行う(S48)。なお、限
度報知の設定に伴い予告報知の設定は解除される。
【0054】そして、予告報知が設定されると、上記の
出力処理(S13)で交換予告情報が球数表示部25及
び状態報知部22に出力され、球数表示部25及び状態
報知部22で交換予告エラー表示が行われる。また、遊
技店の管理装置に対しても交換予告通知情報が送信され
る。同様に、限度報知が設定されると、出力処理(S1
3)で交換指示情報が球数表示部25及び状態報知部2
2に出力され、球数表示部25及び状態報知部22で交
換エラー表示が行われる。また、遊技店の管理装置に対
しても交換指示通知情報が送信される。
【0055】続いて、ポインタ値更新処理を行う(S4
9)。このポインタ値更新処理では、上記のS42で上
限値以下と判断された場合には、S41で+1更新され
たポインタ値を新たなポインタ値とする。また、S43
でポインタ値を初期値に書き換えた場合には、S43で
初期値に書き換えたポインタ値を新たなポインタ値とす
る。そして、この新たなポインタ値をEEPROM61
のクレジット記憶ポインタ領域にバックアップ(S5
0)して復帰し、更新された新たなポインタ値で示され
るアドレスのクレジット記憶領域に対し、値「0」を書
き込む(S35)。
【0056】次に、上記の球貸し処理(S4)について
説明する。
【0057】図11に示すように、この球貸し処理で
は、まず、コイン投入監視処理(S61)を行う。この
コイン投入監視処理では、まず、制御部60のRAMに
設けたクレジット領域のクレジットデータを取得し、こ
のクレジットデータに基づき、必要に応じて500円受
入阻止信号や100円受入阻止信号の出力を設定する。
次に、コイン識別機36からの500円コイン信号や1
00円コイン信号を監視し、500円コイン信号を受信
した場合には取得したクレジットデータに値「5」を加
算し、100円コイン信号を受信した場合には取得した
クレジットデータに値「1」を加算する。そして、加算
後のクレジットデータを、EEPROM61のクレジッ
ト記憶領域にバックアップする。
【0058】このバックアップ処理は、図12に示す手
順でなされる。即ち、最初に加算後のクレジットデータ
を取得し(S71)、次に、クレジット記憶ポインタ領
域に記憶されたポインタ値を取得し(S72)、そし
て、取得したクレジットデータをポインタ値のアドレス
で示されるクレジット記憶領域に書き込む(S73)。
【0059】コイン投入監視処理を行ったならば、球貸
条件監視処理(S62)を行う。この球貸条件監視処理
では、まず、RAMのクレジット領域に記憶されたクレ
ジットデータを参照し、クレジットデータの値が「1」
以上の場合に、排出センサ51からの検出信号や補給球
検出スイッチ70からの検出信号等を参照する等して、
球貸機3が球貸し可能な状態であるか判断する。そし
て、この判断結果に基づいて処理を分岐させ(S6
3)、球貸し可能な状態であれば貸球排出処理(S6
4)を実行し、球貸しが行えない状態であれば貸球排出
処理をスキップする。
【0060】この貸球排出処理(S64)では、球排出
ユニット30を制御して単位クレジットに対応する個数
の貸し球を排出させる。例えば、単位クレジットである
値「1」が25個の貸し球に相当する設定では、クレジ
ットデータを減算(−1)し、25個の貸し球を排出さ
せる。そして、この貸球排出処理でも、減算後のクレジ
ットデータを、EEPROM61のクレジット記憶領域
にバックアップする。このバックアップ処理もまた、図
12に示す手順でなされる。即ち、最初に減算後のクレ
ジットデータを取得し(S71)、次に、クレジット記
憶ポインタ領域に記憶されたポインタ値を取得し(S7
2)、そして、取得したクレジットデータをポインタ値
のアドレスで示されるクレジット記憶領域に書き込む
(S73)。
【0061】なお、以上説明した実施形態では、記憶領
域切換条件の成立に伴い、EEPROM61のクレジッ
ト記憶部61Aにおける先頭アドレス側から最終アドレ
ス側に向けてクレジット記憶領域を切り換える構成を例
示したが、最終アドレス側から先頭アドレス側に向けて
クレジット記憶領域を切り換える構成としてもよい。そ
して、この構成では、書込対象となっているクレジット
記憶領域がクレジット記憶部61Aにおける先頭アドレ
スの記憶領域であった場合、記憶領域切換条件の成立に
伴って制御部60(バックアップ制御手段)は、クレジ
ット記憶部61Aにおける最終アドレスのクレジット記
憶領域に切り換える。
【0062】ところで、上記の第1実施形態は、記憶領
域切換条件の成立に伴って、クレジットデータを記憶さ
せるクレジット記憶領域を、隣接するクレジット記憶領
域に切り換える構成であったが、本発明は、この構成に
限定されるものではない。例えば、制御部60をバック
アップ計数手段として機能させ、この制御部60によ
り、クレジットデータの書込回数をクレジット記憶領域
毎に計数させ、記憶領域切換条件が成立した際におい
て、最も書込回数の少ないクレジット記憶領域に切り換
えさせるように構成してもよい。
【0063】以下、このように構成した第2実施形態に
ついて説明する。
【0064】図13は、この第2実施形態におけるEE
PROM61´の領域を説明する図である。この図に示
すように、本実施形態のEEPROM61´には、各ク
レジット記憶領域に対応させて2バイト分の書込回数記
憶領域(符号61Bで示す)を設けてある。例えば、先
頭アドレスのクレジット記憶領域であるクレジット記憶
領域0に対応させて、書込回数記憶領域1と書込回数記
憶領域2とを設けてある。そして、この書込回数記憶領
域61Bは、最終アドレスのクレジット記憶領域である
クレジット記憶領域46の分まで同様に設けてある。な
お、この書込回数記憶領域61Bは、クレジット記憶領
域毎のバックアップデータの書込回数を保持する書込回
数保持手段として機能する。また、本実施形態におい
て、他の構成は、先に説明した第1実施形態の構成と同
様であるため説明を省略する。
【0065】次に、本実施形態の球貸機3の動作につい
て説明する。
【0066】この球貸機3では、電源が投入されたりリ
セットがなされると、球貸制御装置34の制御部60は
初期化処理を行う。そして、この初期化処理で制御部6
0は、未払い出しのクレジットデータがないことを条件
に、本発明のバックアップ制御手段(バックアップ領域
切換手段)として機能する。即ち、制御部60は、記憶
領域切換条件の成立に伴ってクレジットデータを記憶さ
せるためのクレジット記憶領域を切り換える。本実施形
態では、記憶領域切換条件の成立時点でクレジットデー
タの書込回数が最も少ないクレジット記憶領域に切り換
える。
【0067】具体的に説明すると、本実施形態でも制御
部60は、コイン信号の受信や単位クレジット分の貸し
球の排出に伴ってRAMのクレジット領域のクレジット
データを加算したり減算したりして更新する。そして、
制御部60は、この更新に連動してバックアップ制御手
段として機能し、クレジットデータが更新される毎に、
更新後のクレジットデータをクレジット記憶領域へバッ
クアップする。さらに、制御部60(バックアップ計数
手段)は、クレジットデータをバックアップする毎に、
クレジットデータを書き込んだクレジット記憶領域に対
応する書込回数記憶領域61Bのカウント値を+1更新
する。
【0068】そして、上記の記憶領域切換条件が成立す
ると、制御部60(バックアップ制御手段)は、全ての
クレジット記憶領域について対応する書込回数記憶領域
61Bのカウント値(書込回数)を取得する。ここで、
取得したカウント値が予告設定値以上であるクレジット
記憶領域が存在した場合には、制御部60(交換判定手
段)は予告報知を設定する。さらに、取得したカウント
値が限度設定値以上であるクレジット記憶領域が存在し
た場合には、制御部60(交換判定手段)は限度報知を
設定する。そして、球数表示部25や状態報知部22つ
まり交換報知手段は、予告報知や限度報知が設定される
ことによりエラー表示を行う。
【0069】続いて、制御部60(バックアップ制御手
段)は、最もカウント値が少ないクレジット記憶領域を
クレジットデータを記憶させるクレジット記憶領域に設
定する。なお、書込回数が最も少ないクレジット記憶領
域が複数存在した場合には、制御部60は、これらのク
レジット記憶領域の中から任意の記憶領域を選択する。
例えば、先頭アドレスに近いアドレスのクレジット記憶
領域を選択する。そして、設定したクレジット記憶領域
のアドレスデータについては、クレジット記憶ポインタ
領域に上書きして記憶させる。
【0070】このように、本実施形態では、球貸機3に
電源が投入される毎、或いは、球貸機3がリセットされ
る毎に、クレジットデータの書込対象となるクレジット
記憶領域を、クレジットデータの書込回数が最も少ない
クレジット記憶領域に切り換える。このため、EEPR
OM61´に複数設けられたクレジット記憶領域を効率
良く使用することができる。従って、従来のようにEE
PROM61´の特定の記憶領域を使用していた構成に
比べてEEPROM61´の使用可能期間を飛躍的に向
上させることができる。
【0071】さらに、本実施形態では、記憶領域切換条
件が成立すると、全てのクレジット記憶領域について、
対応する書込回数記憶領域61Bのカウント値(書込回
数)が比較され、この書込回数に基づいてEEPROM
61´の交換時期を判定している。このように構成する
ことにより、EEPROM61´の寿命が尽きる前にE
EPROM61´を交換することができ、寿命が尽きて
データの書き込みが出来なくなったままEEPROM6
1´が放置されてしまう不具合を確実に防止できる。
【0072】次に、上記の動作を行わせるための球貸制
御装置34(制御部60)の制御について、フローチャ
ートに基づいて説明する。ここで、図14はバックアッ
プデータ監視処理で行われるポインタ更新処理を説明す
るフローチャートであり、図15は球貸し処理で行われ
るバックアップ処理を説明するフローチャートである。
なお、本実施形態における他の処理は、先に説明した第
1実施形態と同様であるので、説明は省略する。
【0073】まず、ポインタ更新処理を説明する。この
ポインタ更新処理では、まず、全てのクレジット記憶領
域について、対応する書込回数記憶領域61Bのカウン
ト値、つまり書込回数を取得し(S81)、取得した書
込回数に基づいて、書込回数が予告設定値以上であるク
レジット記憶領域が存在するか否かを判定する(S8
2)。ここで、書込回数が予告設定値以上であるクレジ
ット記憶領域が存在した場合には予告報知を設定する
(S83)。予告報知を設定したならば、書込回数が限
度設定値以上であるクレジット記憶領域が存在するか否
かを判定し(S84)、書込回数が限度設定値以上であ
るクレジット記憶領域が存在した場合には限度報知を設
定する(S85)。なお、限度報知の設定に伴い予告報
知の設定は解除される。続いて、取得した書込回数に基
づき、書込回数が最も少ないクレジット記憶領域をクレ
ジットデータの書込対象領域とする(S86)。書込対
象領域を選択したならば、選択したクレジット記憶領域
のアドレスにポインタ値を更新し(S87)、更新した
ポインタ値をEEPROM61´のクレジット記憶ポイ
ンタ領域に書き込む(S88)。
【0074】次に、バックアップ処理を説明する。この
バックアップ処理では、まず、更新後のクレジットデー
タを取得し(S91)、次に、EEPROM61´のク
レジット記憶ポインタ領域に記憶されたポインタ値、つ
まり、上記のポインタ更新処理で更新されたポインタ値
を取得し(S92)、更新後のクレジットデータをポイ
ンタ値のアドレスで示されるクレジット記憶領域に書き
込む(S93)。そして、データを書き込んだクレジッ
ト記憶領域に対応する書込回数記憶領域61Bのカウン
ト値(書込回数)を+1更新する(S94)。
【0075】ところで、上記の各実施形態では、球貸機
3への電源投入毎、或いは、球貸機3のリセット毎に、
クレジットデータの書込対象となるクレジット記憶領域
を切り換える構成であったが、本発明はこの構成に限定
されない。例えば、クレジット記憶領域毎にクレジット
データの書込回数を計数し、この書込回数が所定の切換
値に達したことを条件にして、書込対象となるクレジッ
ト記憶領域を他の記憶領域に切り換えるようにしてもよ
い。
【0076】以下、このように構成した第3実施形態に
ついて説明する。
【0077】この第3実施形態における装置構成は、上
記の第2実施形態と同様である。つまり、EEPROM
61´には、図13に示すように、各クレジット記憶領
域に対応させて書込回数記憶領域61Bを設けてある。
【0078】この第3実施形態では、制御部60は、コ
イン信号の受信や単位クレジット分の貸し球の排出に伴
ってRAMのクレジット領域のクレジットデータを更新
し、バックアップ制御手段として機能してクレジット領
域のクレジットデータが更新される毎に、更新後のクレ
ジットデータをEEPROM61´のクレジット記憶領
域へバックアップする。そして、制御部60(バックア
ップ計数手段)は、クレジットデータをバックアップす
る毎に、クレジットデータを書き込んだクレジット記憶
領域に対応する書込回数記憶領域61Bのカウント値を
+1更新する。さらに、制御部60(バックアップ領域
切換手段)は、+1更新される毎にカウント値(書込回
数)を切換値と比較し、書込回数が切換値に達したこと
を条件に、書込対象となるクレジット記憶領域を、隣接
するクレジット記憶領域に切り換える。
【0079】このように、本実施形態では、書込回数が
切換値に達したことを条件に、書込対象のクレジット記
憶領域を隣接するクレジット記憶領域に切り換えてい
る。このため、EEPROM61に複数設けられたクレ
ジット記憶領域を先頭アドレス側から順次使用すること
ができる。つまり、クレジット記憶領域0から順次、ク
レジット記憶領域46までの記憶領域を確実に使用する
ことができる。従って、各記憶領域を、書込限度まで使
用することができるため、EEPROM61の使用可能
期間を飛躍的に向上させることができる。
【0080】次に、上記の動作を行わせるための球貸制
御装置34(制御部60)の制御について、フローチャ
ートに基づいて説明する。ここで、図16は球貸し処理
で行われるバックアップ処理を説明するフローチャート
である。なお、本実施形態における他の処理は、基本的
には先に説明した第1実施形態と同様であるが、初期化
処理(S1)では、ポインタ更新処理を行わない点が相
違する。
【0081】このバックアップ処理では、まず、RAM
のクレジット領域に記憶されているクレジットデータを
取得し(S101)、EEPROM61´のクレジット
記憶ポインタ領域に記憶されているポインタ値を取得す
る(S102)。そして、取得したクレジットデータを
ポインタ値のアドレスで示されるクレジット記憶領域に
書き込み(S103)、データを書き込んだクレジット
記憶領域に対応する書込回数記憶領域61Bのカウント
値(書込回数)を+1更新する(S104)。
【0082】続いて、+1更新された書込回数を所定の
切換値と比較する(S105)。この切換値としては、
例えば、1つのクレジット記憶領域に対する書込限界回
数が設定される。ここで、書込回数が切換値未満であっ
た場合には、このバックアップ処理から復帰する。一
方、書込回数が切換値以上に達した場合には、ポインタ
値を+1更新し(S106)、+1更新後のポインタ値
をEEPROM61のクレジット記憶ポインタ領域にバ
ックアップする(S107)。さらに、+1更新された
ポインタ値が示すアドレスのクレジット記憶領域に、S
101で取得したクレジットデータをコピーする(S1
08)。
【0083】なお、上記した第1及び第2実施形態の記
憶領域切換条件は、遊技機への電源の供給開始毎であっ
てクレジットデータが記憶されていない場合に成立する
ものであり、第3実施形態の記憶領域切換条件は、選択
した一のクレジットデータ記憶領域に対し、所定回数ク
レジットデータを書き込んだ場合に成立するものであっ
た。しかし、記憶領域切換条件は、これらの場合に限定
されるものではない。例えば、投入された硬貨がコイン
識別機36で検出される毎(つまり、球貸制御装置34
がコイン信号を受信する毎)に切換条件を成立させて、
記憶領域を切り換えるように構成しても良い。また、ク
レジット記憶領域にクレジットデータを記憶させる毎に
切換条件を成立させて、記憶領域を切り換えるように構
成しても良い。
【0084】また、本発明は、パチンコ機1以外の遊技
機、例えば、アレンジボール遊技機や雀球遊技機等の遊
技機で使用される遊技球(遊技媒体の一種)を貸し出す
球貸機にも有用である。さらに、パチスロ遊技機等にお
いて使用される遊技コイン(遊技媒体の一種)を貸し出
すコイン貸出機にも有用である。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように本発明は以下の効果
を奏する。請求項1に記載の発明によれば、バックアッ
プ制御手段は、バックアップデータ記憶部に複数設けた
バックアップデータ記憶領域を、記憶領域切換条件の成
立に伴って切り換えながら使用するので、複数のバック
アップデータ記憶領域のそれぞれの領域にデータを書き
込むことができる。このため、書込回数が限られたバッ
クアップデータ記憶部であっても、記憶部全体としてそ
の書込可能回数を飛躍的に向上させることができ、ひい
ては、バックアップデータ記憶部の使用可能期間を延ば
すことができる。従って、バックアップデータ記憶部の
交換間隔を長期間に延ばすことができ、遊技媒体貸出装
置のメンテナンス作業の容易化が図れる。
【0086】請求項2に記載の発明によれば、記憶領域
切換条件の成立に伴って、バックアップデータを記憶さ
せるバックアップデータ記憶領域を、隣接するバックア
ップデータ記憶領域に切り換えるので、複数のバックア
ップデータ記憶領域を全体に亘って使用することができ
る。このため、バックアップデータ記憶領域を有効に使
用することができる。さらに、隣接するバックアップデ
ータ記憶領域に切り換えるための制御は、バックアップ
データ記憶領域のアドレスを加算或いは減算する制御を
基本とするため、非常に簡単である。このため、制御上
の負担を軽減することもできる。
【0087】請求項3に記載の発明によれば、バックア
ップデータ記憶領域毎のバックアップデータの書込回数
を計数可能なバックアップ計数手段を設け、記憶領域切
換条件の成立に伴って、バックアップデータを記憶させ
るバックアップデータ記憶領域を、バックアップデータ
の書込回数が最も少ないバックアップデータ記憶領域に
切り換えるので、各バックアップデータ記憶領域に対す
る書込回数のバラツキを少なくすることができる。この
ため、各バックアップデータ記憶領域の書込回数を揃え
ることができ、バックアップデータ記憶領域の全体を有
効に使用することができる。
【0088】請求項4に記載の発明によれば、交換判定
手段は、バックアップデータ記憶領域に対するバックア
ップデータの書込回数に基づいてバックアップデータ記
憶部の交換の要否を判定して交換判定情報を出力し、交
換報知手段は、交換判定手段からの交換判定情報に基づ
いて交換が必要な旨を報知するので、バックアップデー
タ記憶部に対する書込回数を交換報知手段の報知によっ
て把握することができる。このため、バックアップデー
タ記憶部の寿命が尽きてしまいバックアップデータの書
き込みが出来なくなった状態で放置されてしまう不具合
を確実に防止することができる。
【0089】請求項5に記載の発明によれば、交換判定
手段は、バックアップデータ記憶部の交換時期が近づい
たと判断した場合に交換予告情報を出力し、且つ、バッ
クアップデータ記憶部の交換時期が到来したと判断した
場合に交換指示情報を出力し、交換報知手段は、交換予
告情報に基づいて交換予告報知を行い、交換指示情報に
基づいて交換指示報知を行うので、遊技店側では、バッ
クアップデータ記憶部の交換時期が近づいていることを
交換時期が到来する前に知ることが出来る。このため、
交換時期が近づいた旨の報知がなされた後にバックアッ
プデータ記憶部を手配することが可能になり、遊技店に
おける交換部品の在庫を少なくすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の隣りに並べられた状態で、島設備
に設置された球貸機を示す図である。
【図2】球貸機の内部構造を説明する図である。
【図3】球貸機内の要部構造を説明する図である。
【図4】球貸機の電気的構成を説明する図である。
【図5】EEPROMにおける記憶領域の構成を説明す
る図である。
【図6】球貸制御装置のメイン処理を説明するフローチ
ャートである。
【図7】メイン処理に並行して行われるタイマ割込処理
を説明するフローチャートである。
【図8】初期化処理を説明するフローチャートである。
【図9】バックアップデータ監視処理を説明するフロー
チャートである。
【図10】ポインタ更新処理を説明するフローチャート
である。
【図11】球貸し処理を説明するフローチャートであ
る。
【図12】バックアップ処理を説明するフローチャート
である。
【図13】第2及び第3実施形態のEEPROMにおけ
る記憶領域の構成を説明する図である。
【図14】第2実施形態におけるポインタ更新処理を説
明するフローチャートである。
【図15】第2実施形態におけるバックアップ処理を説
明するフローチャートである。
【図16】第3実施形態におけるバックアップ処理を説
明するフローチャートである。
【符号の説明】 1 パチンコ機 2 島設備 3 球貸機 4 機枠 5 前面枠 6 遊技領域 7 遊技盤 8 前面ガラス 9 ガラス枠 10 上皿 11 開閉パネル 12 灰皿 13 下皿 14 発射操作ハンドル 21 球貸機の筐体 22 状態報知部 23 硬貨投入口 24 返却ボタン 25 球数表示器 26 ノズル部材 27 返却口 30 球排出ユニット 31 補給球供給路 32 球止め機構 33 排出球流下路 34 球貸制御装置 35 設置状態監視ユニット 36 コイン識別機 40 枝樋 41 球補給樋 42 可動シャッター 45 球止め部材 46 球止めソレノイド 50 球排出ユニットの球流下路 51 排出センサ 52 球係止部材 53 排出ソレノイド 60 制御部 61,61´ EEPROM 62 リセットスイッチ 63 第1設定スイッチ 64 第2設定スイッチ 65 売上接点出力 66 オーバーフロースイッチ 67 設置状態監視スイッチ 68 7セグ基板 69 中継基板 70 補給球検出スイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不揮発性メモリによって構成されたバッ
    クアップデータ記憶部と、クレジットデータ等のバック
    アップデータをバックアップデータ記憶部に記憶させる
    バックアップ制御手段とを備えた遊技媒体貸出装置にお
    いて、 前記バックアップデータ記憶部には、バックアップデー
    タを記憶可能なバックアップデータ記憶領域を複数設
    け、 バックアップ制御手段は、選択したバックアップデータ
    記憶領域に対してバックアップデータを記憶させ、且
    つ、記憶領域切換条件の成立に伴ってバックアップデー
    タを記憶させるバックアップデータ記憶領域を他のバッ
    クアップデータ記憶領域に切り換えることを特徴とする
    遊技媒体貸出装置。
  2. 【請求項2】 前記バックアップ制御手段は、記憶領域
    切換条件の成立に伴って、バックアップデータを記憶さ
    せるバックアップデータ記憶領域を、隣接するバックア
    ップデータ記憶領域に切り換えることを特徴とする請求
    項1に記載の遊技媒体貸出装置。
  3. 【請求項3】 前記バックアップデータ記憶領域毎のバ
    ックアップデータの書込回数を計数可能なバックアップ
    計数手段を設け、 バックアップ制御手段は、記憶領域切換条件の成立に伴
    って、バックアップデータを記憶させるバックアップデ
    ータ記憶領域を、バックアップデータの書込回数が最も
    少ないバックアップデータ記憶領域に切り換えることを
    特徴とする請求項1に記載の遊技媒体貸出装置。
  4. 【請求項4】 前記バックアップ制御手段は、バックア
    ップデータ記憶領域に対するバックアップデータの書込
    回数に基づいてバックアップデータ記憶部の交換の要否
    を判定して交換判定情報を出力する交換判定手段を備
    え、 該交換判定手段からの交換判定情報に基づいて交換が必
    要な旨を報知する交換報知手段を設けたことを特徴とす
    る請求項1から請求項3の何れかに記載の遊技媒体貸出
    装置。
  5. 【請求項5】 前記交換判定手段は、バックアップデー
    タ記憶部の交換時期が近づいたと判断した場合に交換予
    告情報を出力し、且つ、バックアップデータ記憶部の交
    換時期が到来したと判断した場合に交換指示情報を出力
    し、 交換報知手段は、交換予告情報に基づいて交換予告報知
    を行い、交換指示情報に基づいて交換指示報知を行うこ
    とを特徴とする請求項4に記載の遊技媒体貸出装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003111961A (ja) * 2001-10-09 2003-04-15 Okumura Yu-Ki Co Ltd 遊技機
JP2003111962A (ja) * 2001-10-09 2003-04-15 Okumura Yu-Ki Co Ltd 遊技機

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JP2003111961A (ja) * 2001-10-09 2003-04-15 Okumura Yu-Ki Co Ltd 遊技機
JP2003111962A (ja) * 2001-10-09 2003-04-15 Okumura Yu-Ki Co Ltd 遊技機

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