JP2000324645A - シールド電線の編組シース反転装置 - Google Patents
シールド電線の編組シース反転装置Info
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- JP2000324645A JP2000324645A JP11125988A JP12598899A JP2000324645A JP 2000324645 A JP2000324645 A JP 2000324645A JP 11125988 A JP11125988 A JP 11125988A JP 12598899 A JP12598899 A JP 12598899A JP 2000324645 A JP2000324645 A JP 2000324645A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 シールド電線の端末部に露出させた編組シー
スを一工数で一気に拡げ、引き続いて外皮上に効率良く
反転させ得る編組シース反転装置を提供する。 【解決手段】 シース拡げ機構2を、3枚以上の絞り羽
根3と、各絞り羽根を連動させて開閉する開閉板4と、
その開閉板4を回転させるモータ5とを備えるものにし
て各絞り羽根3で編組シースの外周の各部を同時に押圧
し、外向きに反り曲がらせるようにした。
スを一工数で一気に拡げ、引き続いて外皮上に効率良く
反転させ得る編組シース反転装置を提供する。 【解決手段】 シース拡げ機構2を、3枚以上の絞り羽
根3と、各絞り羽根を連動させて開閉する開閉板4と、
その開閉板4を回転させるモータ5とを備えるものにし
て各絞り羽根3で編組シースの外周の各部を同時に押圧
し、外向きに反り曲がらせるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シールド電線
(同軸ケーブル)の端末加工に用いる編組シースの反転
装置に関する。
(同軸ケーブル)の端末加工に用いる編組シースの反転
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シールド電線は、図13に示すように、
導体S1 と絶縁被覆S2 とから成る絶縁電線の外周を導
電性の編組シースS3 で覆い、更に、その外側を外皮S
4 で覆った構造になっている。
導体S1 と絶縁被覆S2 とから成る絶縁電線の外周を導
電性の編組シースS3 で覆い、更に、その外側を外皮S
4 で覆った構造になっている。
【0003】このシールド電線Aの端末部に端子等を取
付ける場合、先ず、端末部の外皮S4 を所定長さ剥いで
編組シースS3 を露出させ、次に、その編組シースS3
を外皮S4 上にまくり上げ、その後露出した絶縁被覆S
2 を剥いで中心の導体S1 を露出させる必要がある。
付ける場合、先ず、端末部の外皮S4 を所定長さ剥いで
編組シースS3 を露出させ、次に、その編組シースS3
を外皮S4 上にまくり上げ、その後露出した絶縁被覆S
2 を剥いで中心の導体S1 を露出させる必要がある。
【0004】この端末加工に際して特に問題になるの
は、編組シースの処理である。
は、編組シースの処理である。
【0005】編組シースはほぐして拡開させ、さらに外
皮上に反転させて仕上げ成形する必要があり、単に剥ぎ
取るだけの外皮や絶縁被覆と違ってその処理が難しい。
皮上に反転させて仕上げ成形する必要があり、単に剥ぎ
取るだけの外皮や絶縁被覆と違ってその処理が難しい。
【0006】なお、その処理を簡単に効率良く行うため
に、実公平8−4714号公報は、編組シースを筒状体
で押し拡げ、その後拡げたシースを筒状体が没入する治
具の孔の入口部でしごいて外皮上に反転させる折返し治
具を提案しているが、その治具は、編組シース端を最初
に指で少し拡げる必要があり、加工の全自動化が図れな
い。
に、実公平8−4714号公報は、編組シースを筒状体
で押し拡げ、その後拡げたシースを筒状体が没入する治
具の孔の入口部でしごいて外皮上に反転させる折返し治
具を提案しているが、その治具は、編組シース端を最初
に指で少し拡げる必要があり、加工の全自動化が図れな
い。
【0007】これに対し、本出願人のうちの1社が特願
平10−267993号で提案した端末加工装置の編組
シース拡げ機構は、手作業無しで編組シースをほぐして
拡開させ得る。
平10−267993号で提案した端末加工装置の編組
シース拡げ機構は、手作業無しで編組シースをほぐして
拡開させ得る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記出願の編組シース
拡げ機構は、対向一対の1組のパンチで露出した編組シ
ースを外側から押圧し、シース先端側を外向きに反り曲
がらせて開かせる。押圧用のパンチを1組にしたのは、
編組シースの反転処理から絶縁電線の絶縁被覆剥ぎ取り
までを行う端末加工装置に上記のシース拡げ機構を付随
させるとスペース上の設置制限を受け、複数組のパンチ
組込みが許容されないためであるが、一対のパンチで編
組シースを押圧するとシースを全周において均一に拡開
させることができない。
拡げ機構は、対向一対の1組のパンチで露出した編組シ
ースを外側から押圧し、シース先端側を外向きに反り曲
がらせて開かせる。押圧用のパンチを1組にしたのは、
編組シースの反転処理から絶縁電線の絶縁被覆剥ぎ取り
までを行う端末加工装置に上記のシース拡げ機構を付随
させるとスペース上の設置制限を受け、複数組のパンチ
組込みが許容されないためであるが、一対のパンチで編
組シースを押圧するとシースを全周において均一に拡開
させることができない。
【0009】このため、パンチを孔のあいたギヤディス
クに取付け、ギヤディスクをモータで間欠的に回転させ
て回転の各位置でパンチによる押圧を行うようにした
が、この構造ではギヤディスクの回転、パンチによる押
圧を何回も繰り返すことになるので、工数、作業時間が
増えて生産性の更なる向上が図り難い。
クに取付け、ギヤディスクをモータで間欠的に回転させ
て回転の各位置でパンチによる押圧を行うようにした
が、この構造ではギヤディスクの回転、パンチによる押
圧を何回も繰り返すことになるので、工数、作業時間が
増えて生産性の更なる向上が図り難い。
【0010】この発明は、かかる不具合を無くした拡げ
機構を有する編組シース反転装置を提供することを目的
としている。
機構を有する編組シース反転装置を提供することを目的
としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するこ
の発明の編組シース反転装置は、シールド電線を位置決
め点に保持するクランプと、外皮を剥いで電線の端末部
に予め露出させた編組シースを外側から押圧してそのシ
ースの先端側を外向きに反り曲がらせるシース拡げ機構
と、電線の外周を囲む反転部材を電線に対し電線長手方
向に相対移動させてその反転部材で先端側が拡開した編
組シースを更に押し拡げ、電線の外皮上にまくり上げる
反転機構とを備えており、前記シース拡げ機構を、周方
向に定ピッチで配置された各々が同心円上に回動支点を
持つ3枚以上の絞り羽根と、各絞り羽根を連動させて開
閉する駆動手段とを備えるものにして各絞り羽根で編組
シースの外周の各部を同時に押圧変形させるようにした
ところに特徴を有するものである。絞り羽根は、最低3
枚あればそれを組合せて羽根間に電線を囲む絞り孔を形
成することができ、発明の効果が生じる。この絞り羽根
の数を増やして編組シースの外周の全域を均一に押圧す
ると、力の逃げ場が無くなり、シースの変形がかえって
起こり難くなる。従って、直径が1〜数mm程度の細い
シールド線については特に、絞り羽根の数をむしろ少な
くするのが好ましい。
の発明の編組シース反転装置は、シールド電線を位置決
め点に保持するクランプと、外皮を剥いで電線の端末部
に予め露出させた編組シースを外側から押圧してそのシ
ースの先端側を外向きに反り曲がらせるシース拡げ機構
と、電線の外周を囲む反転部材を電線に対し電線長手方
向に相対移動させてその反転部材で先端側が拡開した編
組シースを更に押し拡げ、電線の外皮上にまくり上げる
反転機構とを備えており、前記シース拡げ機構を、周方
向に定ピッチで配置された各々が同心円上に回動支点を
持つ3枚以上の絞り羽根と、各絞り羽根を連動させて開
閉する駆動手段とを備えるものにして各絞り羽根で編組
シースの外周の各部を同時に押圧変形させるようにした
ところに特徴を有するものである。絞り羽根は、最低3
枚あればそれを組合せて羽根間に電線を囲む絞り孔を形
成することができ、発明の効果が生じる。この絞り羽根
の数を増やして編組シースの外周の全域を均一に押圧す
ると、力の逃げ場が無くなり、シースの変形がかえって
起こり難くなる。従って、直径が1〜数mm程度の細い
シールド線については特に、絞り羽根の数をむしろ少な
くするのが好ましい。
【0012】この装置は、絞り羽根間に作り出される絞
り孔をシールド電線の位置決め中心と同心の孔にしてシ
ース拡げ機構にシールド電線のセンタリング機能をもた
せることができる。
り孔をシールド電線の位置決め中心と同心の孔にしてシ
ース拡げ機構にシールド電線のセンタリング機能をもた
せることができる。
【0013】また、シース拡げ機構を、絞り羽根の絞り
量制御が可能な機構とし、さらに、この編組シース拡げ
機構を電線長手方向に進退させる位置制御の可能なスラ
イド機構を具備させると、シース拡げ機構を上記の反転
機構として兼用することができる。
量制御が可能な機構とし、さらに、この編組シース拡げ
機構を電線長手方向に進退させる位置制御の可能なスラ
イド機構を具備させると、シース拡げ機構を上記の反転
機構として兼用することができる。
【0014】
【作用】この発明で採用したシース拡げ機構は、カメラ
の絞り機構を応用したものであって、絞り羽根間に作り
出した絞り孔に電線を通し、絞り方向に絞り羽根を駆動
して各絞り羽根で編組シースを押圧し、変形させる。こ
の機構は、絞り羽根が仮に3枚あるとしたら、編組シー
スの外周の3箇所を同時に押圧でき、シース拡げを一工
数で一気に行える。
の絞り機構を応用したものであって、絞り羽根間に作り
出した絞り孔に電線を通し、絞り方向に絞り羽根を駆動
して各絞り羽根で編組シースを押圧し、変形させる。こ
の機構は、絞り羽根が仮に3枚あるとしたら、編組シー
スの外周の3箇所を同時に押圧でき、シース拡げを一工
数で一気に行える。
【0015】また、絞り孔の中心は羽根が動いてその孔
の径が変化しても常に一定しており、従って、絞り羽根
でシールド電線の端末部をセンタリングして端末加工の
安定性や加工精度を高めることもできる。
の径が変化しても常に一定しており、従って、絞り羽根
でシールド電線の端末部をセンタリングして端末加工の
安定性や加工精度を高めることもできる。
【0016】さらに、シース拡げ機構を反転機構として
兼用するものは、専用の反転機構が不要となり、装置の
小型化、簡素化の効果も高まる。
兼用するものは、専用の反転機構が不要となり、装置の
小型化、簡素化の効果も高まる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1に、この発明の編組シース反
転装置の実施形態の概要を示す。図中1は、シールド電
線Aを両側から挟んで位置決め点に保持するクランプ、
2はシース拡げ機構、12はシース拡げ機構2を電線長
手方向に移動させるスライド機構である。
転装置の実施形態の概要を示す。図中1は、シールド電
線Aを両側から挟んで位置決め点に保持するクランプ、
2はシース拡げ機構、12はシース拡げ機構2を電線長
手方向に移動させるスライド機構である。
【0018】シース拡げ機構2は、図2及び図3に示す
ように、複数枚(図は6枚)の絞り羽根3と、各絞り羽
根3を連動させるリング状の開閉板4と、その開閉板4
を回転させるモータ5(図1)を組合わせて成る。
ように、複数枚(図は6枚)の絞り羽根3と、各絞り羽
根3を連動させるリング状の開閉板4と、その開閉板4
を回転させるモータ5(図1)を組合わせて成る。
【0019】絞り羽根3は周方向に定ピッチで配置さ
れ、中心に絞り孔3aを作り出す。これ等の羽根は、各
々が絞り孔3aの中心(その中心は電線の位置決め中心
上におかれる)と同心の円上に回動支点を持つ。その回
動支点となるピン6は支持リング7に取付けられてい
る。
れ、中心に絞り孔3aを作り出す。これ等の羽根は、各
々が絞り孔3aの中心(その中心は電線の位置決め中心
上におかれる)と同心の円上に回動支点を持つ。その回
動支点となるピン6は支持リング7に取付けられてい
る。
【0020】開閉板4は後述する取付板15に取付けた
ローラ8(図2参照)等で定位置回転可能に支えてい
る。この開閉板4には、円弧の長孔9を各絞り羽根に対
応させて設けてある。また、各絞り羽根3には長孔9で
ガイドして動かすピン10を設けている。
ローラ8(図2参照)等で定位置回転可能に支えてい
る。この開閉板4には、円弧の長孔9を各絞り羽根に対
応させて設けてある。また、各絞り羽根3には長孔9で
ガイドして動かすピン10を設けている。
【0021】開閉板4の外周にはギヤの歯を形成し、そ
の歯に噛合したギヤ11を介してモータ5で開閉板4を
所定角度の範囲で正逆回転させるようにしている。モー
タ5は開閉板4の回転量制御が可能なステッピングモー
タなどを用いる。このモータ5は、モータ以外の駆動源
で代替してもよく、その場合にも駆動量制御が可能なも
のを用いると絞り羽根3の位置制御が行えて好ましい。
の歯に噛合したギヤ11を介してモータ5で開閉板4を
所定角度の範囲で正逆回転させるようにしている。モー
タ5は開閉板4の回転量制御が可能なステッピングモー
タなどを用いる。このモータ5は、モータ以外の駆動源
で代替してもよく、その場合にも駆動量制御が可能なも
のを用いると絞り羽根3の位置制御が行えて好ましい。
【0022】スライド機構12は、ベース13と、位置
制御の可能なステッピングモータ(図示せず)などで駆
動して電線長手方向にスライドさせるスライダ14を有
している。ここでは、このスライド機構12のスライダ
14上に設けた取付板15に、開閉板4、モータ5及び
支持リング7を取付けてシース拡げ機構2を編組シース
の反転機構及び電線端の位置決め具として共用するよう
にしており、専用の反転機構や電線端の位置決め具は存
在しない。
制御の可能なステッピングモータ(図示せず)などで駆
動して電線長手方向にスライドさせるスライダ14を有
している。ここでは、このスライド機構12のスライダ
14上に設けた取付板15に、開閉板4、モータ5及び
支持リング7を取付けてシース拡げ機構2を編組シース
の反転機構及び電線端の位置決め具として共用するよう
にしており、専用の反転機構や電線端の位置決め具は存
在しない。
【0023】次に、例示の装置による編組シースの反転
動作について述べる。
動作について述べる。
【0024】先ず、シールド電線Aの端末部を予め図4
のように加工しておく。次に、シールド電線Aの端部
を、シース拡げ機構の絞り込まれている絞り羽根3に突
き当てて位置決めし(図5)、位置決め後の電線Aをク
ランプ1で保持する。
のように加工しておく。次に、シールド電線Aの端部
を、シース拡げ機構の絞り込まれている絞り羽根3に突
き当てて位置決めし(図5)、位置決め後の電線Aをク
ランプ1で保持する。
【0025】その後、絞り羽根3を広げて(絞りをゆる
めて)その羽根3(シース広げ機構)を露出した編組シ
ースS3 の外側に前進させる(図6)。次いで、図2の
モータ5で開閉板4を回転させて絞り羽根3をピン6を
支点にして絞り方向に回動させ、その羽根3で編組シー
スS3 を押圧する(図7)。このとき、絞り羽根3によ
るセンタリング作用で電線Aの被加工部が加工中心に位
置決めされ、従って、細くて曲り易い電線でも、確実な
押圧処理がなされる。その押圧は、絞り羽根3の戻し、
再絞りを繰り返して複数回行ってもよい。これにより、
編組シースS3が外向きに反り曲がってそのシースの先
端が拡がる(図8)。そこで、絞り羽根3を拡がった編
組シースと干渉しないところまで広げて編組シースS3
が絞り孔3aから抜け出すところまで後退させる(図
9)。そして、ここで絞り孔3aの孔径が絶縁被覆S2
の外径よりも少し大きくなるところまで絞り羽根3を絞
り(図10)、この羽根を再度電線A側に前進させて編
組シースS3 の露出領域の全体を羽根3で傘状に押し拡
げる(図11)。その後、絞り孔3aの孔径が電線Aの
外皮S4 よりも若干大きくなるところまで絞り羽根3を
広げ、その後に電線A側に移動させる絞り羽根3で編組
シースS3 をしごいて外皮S4 上に反転させる(図1
2)。
めて)その羽根3(シース広げ機構)を露出した編組シ
ースS3 の外側に前進させる(図6)。次いで、図2の
モータ5で開閉板4を回転させて絞り羽根3をピン6を
支点にして絞り方向に回動させ、その羽根3で編組シー
スS3 を押圧する(図7)。このとき、絞り羽根3によ
るセンタリング作用で電線Aの被加工部が加工中心に位
置決めされ、従って、細くて曲り易い電線でも、確実な
押圧処理がなされる。その押圧は、絞り羽根3の戻し、
再絞りを繰り返して複数回行ってもよい。これにより、
編組シースS3が外向きに反り曲がってそのシースの先
端が拡がる(図8)。そこで、絞り羽根3を拡がった編
組シースと干渉しないところまで広げて編組シースS3
が絞り孔3aから抜け出すところまで後退させる(図
9)。そして、ここで絞り孔3aの孔径が絶縁被覆S2
の外径よりも少し大きくなるところまで絞り羽根3を絞
り(図10)、この羽根を再度電線A側に前進させて編
組シースS3 の露出領域の全体を羽根3で傘状に押し拡
げる(図11)。その後、絞り孔3aの孔径が電線Aの
外皮S4 よりも若干大きくなるところまで絞り羽根3を
広げ、その後に電線A側に移動させる絞り羽根3で編組
シースS3 をしごいて外皮S4 上に反転させる(図1
2)。
【0026】反転完了後、絞り羽根3を大きく広げて原
点に戻し、以上で一連の動作が完了する。
点に戻し、以上で一連の動作が完了する。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、この発明の編組シー
ス反転装置は、露出した編組シースを3枚以上の絞り羽
根で同時に押圧して拡開させるので、1回のシース広げ
工数で編組シースの周方向各部を均一に拡げることがで
き、工数減による加工能率向上、加工時間の短縮が図れ
る。
ス反転装置は、露出した編組シースを3枚以上の絞り羽
根で同時に押圧して拡開させるので、1回のシース広げ
工数で編組シースの周方向各部を均一に拡げることがで
き、工数減による加工能率向上、加工時間の短縮が図れ
る。
【0028】また、絞り羽根で電線の端末部をセンタリ
ングして位置ずれを修正することができるので、シール
ド電線の端末加工の安定性を高めて加工精度を向上させ
ることも可能になる。
ングして位置ずれを修正することができるので、シール
ド電線の端末加工の安定性を高めて加工精度を向上させ
ることも可能になる。
【0029】さらに、シース拡げ機構でシースの反転ま
でを行うものは装置の小型化や簡素化も図れる。
でを行うものは装置の小型化や簡素化も図れる。
【0030】なお、この発明の編組シース反転装置を、
対向一対の皮剥刃で外皮や絶縁被覆を剥ぎ取る装置に組
込むと、簡素、かつ小型の効率の良い端末加工装置を実
現できる。
対向一対の皮剥刃で外皮や絶縁被覆を剥ぎ取る装置に組
込むと、簡素、かつ小型の効率の良い端末加工装置を実
現できる。
【図1】この発明の編組シース反転装置の概要を示す斜
視図
視図
【図2】シース拡げ機構の絞り羽根・支持リング及び開
閉板の一例を示す分解正面図
閉板の一例を示す分解正面図
【図3】(a)シース拡げ機構の絞り羽根を閉じた状態
の正面図 (b)シース拡げ機構の絞り羽根を開いた状態の正面図
の正面図 (b)シース拡げ機構の絞り羽根を開いた状態の正面図
【図4】シールド電線の端末の前処理状態を示す側面図
【図5】シース拡げ機構による電線端の位置決めから編
組シース反転までの工程図
組シース反転までの工程図
【図6】シース拡げ機構による電線端の位置決めから編
組シース反転までの工程図
組シース反転までの工程図
【図7】シース拡げ機構による電線端の位置決めから編
組シース反転までの工程図
組シース反転までの工程図
【図8】シース拡げ機構による電線端の位置決めから編
組シース反転までの工程図
組シース反転までの工程図
【図9】シース拡げ機構による電線端の位置決めから編
組シース反転までの工程図
組シース反転までの工程図
【図10】シース拡げ機構による電線端の位置決めから
編組シース反転までの工程図
編組シース反転までの工程図
【図11】シース拡げ機構による電線端の位置決めから
編組シース反転までの工程図
編組シース反転までの工程図
【図12】シース拡げ機構による電線端の位置決めから
編組シース反転までの工程図
編組シース反転までの工程図
【図13】シールド電線の斜視図
1 クランプ 2 シース拡げ機構 3 絞り羽根 4 開閉板 5 モータ 6、10 ピン 7 支持リング 8 ローラ 9 長孔 11 ギヤ 12 スライド機構 13 ベース 14 スライダ 15 取付板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 板谷 暢之 名古屋市南区菊住一丁目7番10号 株式会 社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 5G355 AA05 BA04 CA06
Claims (3)
- 【請求項1】 シールド電線を位置決め点に保持するク
ランプと、外皮を剥いで電線の端末部に予め露出させた
編組シースを外側から押圧してそのシースの先端側を外
向きに反り曲がらせるシース拡げ機構と、電線の外周を
囲む反転部材を電線に対し電線長手方向に相対移動させ
てその反転部材で先端側が拡開した編組シースを更に押
し拡げ、電線の外皮上にまくり上げる反転機構とを有
し、前記シース拡げ機構を、周方向に定ピッチで配置さ
れた各々が同心円上に回動支点を持つ3枚以上の絞り羽
根と、各絞り羽根を連動させて開閉する駆動手段とを備
えるものにして各絞り羽根で編組シースの外周の各部を
同時に押圧変形させるようにしたシールド電線の編組シ
ース反転装置。 - 【請求項2】 前記絞り羽根間に作り出される絞り孔を
シールド電線の位置決め中心と同心の孔にしてシース拡
げ機構にシールド電線のセンタリング機能をもたせた請
求項1記載のシールド電線の編組シース反転機構。 - 【請求項3】 シース拡げ機構を、絞り羽根の絞り量制
御が可能な機構とし、さらに、この編組シース拡げ機構
を電線長手方向に進退させる位置制御の可能なスライド
機構を具備させて前記シース拡げ機構を前記反転機構と
して兼用した請求項1記載のシールド電線の編組シース
反転装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11125988A JP2000324645A (ja) | 1999-05-06 | 1999-05-06 | シールド電線の編組シース反転装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11125988A JP2000324645A (ja) | 1999-05-06 | 1999-05-06 | シールド電線の編組シース反転装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000324645A true JP2000324645A (ja) | 2000-11-24 |
Family
ID=14923960
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11125988A Pending JP2000324645A (ja) | 1999-05-06 | 1999-05-06 | シールド電線の編組シース反転装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000324645A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2509775A (en) * | 2013-01-15 | 2014-07-16 | Technetix Bv | Cable clamp with adjustable cable aperture |
JP2017130639A (ja) * | 2016-01-22 | 2017-07-27 | 中国電力株式会社 | ケーブル引出口 |
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