JP2000323525A - 半導体装置の実装構造、及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置の実装構造、及びその製造方法

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JP2000323525A JP11128421A JP12842199A JP2000323525A JP 2000323525 A JP2000323525 A JP 2000323525A JP 11128421 A JP11128421 A JP 11128421A JP 12842199 A JP12842199 A JP 12842199A JP 2000323525 A JP2000323525 A JP 2000323525A
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    • H01L2924/14Integrated circuits

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、ICチップ実装領域内のパ
ターン厚さを均一にすることでICチップと前記配線パ
ターンの電気的接触不良を防止し、さらに放熱性を向上
させることができる半導体装置及びその製造方法を提供
することである。 【解決手段】 回路基板上に配線パターンとダミーパタ
ーンを所定値以内で隣接させて設置し、電解メッキ法で
前記配線パターンと前記ダミーパターンを同時形成させ
ることで、パターン厚さを均一化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、異方性導電膜を
介してICチップを熱伝導性回路基板にフェースダウン
実装した実装構造に関し、特にICチップを低コストで
回路基板に実装することができるとともに、ICチップ
の電気的接続を確実に行うことができ、ICチップで発
生する熱を効率的に放熱することができる半導体装置の
実装構造及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路チップの微細化製造技術
は目覚しく進歩してきている。これによりチップサイズ
の縮小化並びに高集積回路化が急ピッチで進むととも
に、ICの動作速度も向上することから、高周波数のク
ロック信号で動作する大規模な中央演算処理チップが出
現している。また一方では、液晶ディスプレイやプラズ
マ・ディスプレイパネルのマトリクス電極等にみられる
ような多数の負荷を同時に高速駆動することのできる駆
動ICチップも出現している。これらのICにより、複
雑な信号処理を簡単に、しかも低コストで行うことがで
きるようになったことは工業的に大きなメリットであ
る。しかしながら、これらのICチップに共通する課題
として次の2点が検討されてきた。
【0003】第1の課題は、処理機能の大規模化により
チップの入出力端子数が増えたことに伴い、電気的接続
用パッドの配列が狭ピッチ化し、これに適応する接続技
術が必要になったことである。また、第2の課題は、高
速動作や大容量負荷の駆動によりICチップの単位面積
あたりの内部消費電力が増えたために、チップの自己発
熱分を効率的に放熱させる実装技術が必要になったこと
である。特に最近では、個のICチップで数ワット〜数
10ワットの電力を消費するものも珍しくはなく、放熱
問題は今後ますます顕在化すると考えられる。
【0004】ここでICチップの実装構造をみると、従
来のモールト゛パッケージに代わり、より高密度実装が可
能なベアチップ実装へと発展してきている。さらにベア
チップ実装においても、ICチップと回路基板とを電気
的に接続する方法に関し、双方の端子間のワイヤボンデ
ィングによる個別接続に代わり、ICチップをフェース
ダウン実装することにより回路基板側のすべての接続用
パッドとIC側の接続用パッドとを一括して接続する方
式が開発されている。従来はこのような一括接続方式に
より上述した電気的接続用パッドの狭ピッチ化に対応し
てきた。
【0005】一方、ICチップの自己発熱については、
従来ではフェースダウン実装したチップの背面に放熱板
を外付けすることにより放熱を行っていたため、ICチ
ップの基板材の熱伝導性が高いことが要件とされてい
た。なお、ICチップの基板材が単結晶シリコンの場合
にあっては、単結晶シリコンは約170W/(m・K)
と高い熱伝導率を示すので特筆すべき問題はない。
【0006】しかしながら、単結晶シリコン基板のIC
チップではICチップの製造工程のコストが高くなるた
め、かかる不利益を除去すべく基板材として熱伝導性の
低い材料を用いると、今度は放熱上で問題となる。その
例として、特開平7−333645号には、基板材とし
て熱伝導性の低いガラス基板を用いた例が開示されてい
る。これはガラス基板の上に多結晶シリコン薄膜トラン
ジスタで形成した駆動回路を構成したICチップを、ガ
ラス基板上に形成した液晶ディスプレイパネルの上に駆
動回路としてフェースダウン実装することにより製造コ
ストを低減させることを目的とした発明であった。この
ような構成のICチップは、単結晶シリコンよりも安価
で大面積化が可能なガラス基板上に、より少ない製造工
程で多結晶シリコン薄膜トランジスタを形成することが
できるのでICチップコストを低減することができると
いう特長を持つ。しかしながら、この方法を採用した場
合にあっては上述したとおり、放熱上の問題を生ずる。
すなわち、IC基板材若しくは液晶ディスプレイパネル
側の熱伝導率が約1W/(m・K)であって、前記単結
晶シリコンが示す熱伝導率の1/100以下であるた
め、ICチップで発生した熱がほとんど放熱されないこ
とによる。ICチップ内の駆動回路の温度が極端に上昇
するため、やがてはアルミ配線の溶解、あるいはトラン
ジスタのチャネル領域への不純物の熱拡散等が発生し、
最終的に動作不良に至ってしまう。
【0007】以上の理由から、熱伝導性の低い基板材を
用いたICチップをフェースダウン実装した場合には、
ICチップの背面に放熱板を外付けするよりは、回路基
板を金属あるいはセラミックス等の熱伝導性の高い材料
で形成することにより、ICで発生する熱を主に回路基
板側に伝導させ放熱させる必要がある。従って、ICチ
ップと回路基板との距離が小さければ小さいほど、回路
基板側への熱伝導が向上する。なお、ICチップをフェ
ースダウン実装する場合には、半田又は金等のバンプを
介して回路基板及びICチップ双方の接続用パッド間を
電気的に接続する方式がある。しかし、バンプの代わり
に異方性導電膜を用いて対向する接続用パッド間を接続
するバンプレス接続方式が案出されており、この方式で
は、ICチップと回路基板との距離を小さくすることが
できるため熱伝導性が向上し、さらにはICチップ側に
バンプ形成プロセスを行う必要がないため、バンプを介
した接続方式に比べて工程の短縮化が可能なので低コス
トとなる特長がある。
【0008】図8は、特開昭60−225438号公報
に開示されているバンプレス接続方式による従来のIC
実装構造図である。同図において、回路基板101上に
配線パターン103が形成され、その一部はICチップ
106との電気的接続用パッドとなっている。ICチッ
プ106の回路形成面には前記配線パターン103と対
向する位置に接続用のアルミパッド(図示せず)が配置
されている。そして、回路基板101上に、異方性導電
膜107を介してICチップ106をフェースダウン実
装する。異方性導電膜107はエポキシ樹脂等からなる
バインダー材に金属あるいはこれと樹脂等の複合材から
なる導電粒子を混合させたものである。異方性導電膜1
07を挟んだICチップ106と回路基板101とを1
50〜180℃程度の温度で互いに熱圧着することによ
り、異方性導電膜107中の樹脂が溶出し、対向するパ
ッド間を導電粒子が電気的に接続する。なお、同様の例
は特開昭61−186061号公報にも開示されてい
る。
【0009】ところで、先に述べたような高速動作でし
かも自己発熱の大きいICチップは、その動作電流が大
きいことから、特に回路基板の配線パターンの抵抗分に
よる電圧降下が問題となり、これがIC誤動作の原因と
なる。このような電圧降下を避けるためには、配線パタ
ーンの断面積を大きくすることが効果的である。しかし
ながら、ICの高集積化、高機能化により端子数が増え
てくると、配線を太くすることは困難となる。そこで、
配線層を厚くすることで抵抗分を下げることが考えられ
る。
【0010】かかる配線層を厚くするべく回路基板の配
線パターンには、一般的に電気抵抗が低くマイグレーシ
ョンの少ない銅箔が用いられている。銅箔配線を形成す
る方法は種々知られているが、あらかじめ基板に貼り付
けた銅箔をエッチングしていくサブトラクトでは銅箔が
かなり厚くなるため、ベアチップ実装のファインパター
ン化に対応できるようなパターンを形成することはでき
ない。かかる不利益を除する方法として、アディティブ
法が知られており、この場合、銅箔配線がメッキ工程に
より回路基板材の上に形成される。中でもファインピッ
チで、所定の厚さの銅箔配線を形成するには、一般に電
解メッキ法が用いられている。これは、メッキ速度が速
く、しかもメッキ浴の安定性が良い等、工業的メリット
が大きいという理由によるところが大きい。電解メッキ
法では回路基板上にスパッタ法によりあらかじめ形成し
た薄い銅箔配線パターンと、回路基板とは別に設けた銅
板電極の間に電圧を印加して、これらを硫酸銅水溶液中
に浸漬することにより銅箔配線パターン表面に銅を析出
させてメッキを行う。
【0011】しかし、この方法を用いて図8の従来のI
C実装構造を実現しようとした場合、配線パターン10
3の配列端に位置する配線パターン103cの外側エッ
ジにおいて電界が急変するため、メッキ時の電流が集中
する。図10は、図8における回路基板101上に形成
されている銅箔配線を、電解メッキ法で形成する際のE
−E’断面における銅箔配線近傍の電界分布図であり、
図中の等高線はその領域における電界2の強さを表して
いる。同図より、特に配線パターン103cの外側エッ
ジには他の部分の4倍もの電界が集中している様子がわ
かる。電解メッキ法の場合、電界の強い領域の電流密度
が高くなり、銅箔表面にはより多くの銅が析出するの
で、その部分の銅箔が厚くなる。
【0012】図9は、図8の従来のIC実装構造におけ
るE−E’断面図であり、配線パターン103の断面形
状は、上述した図10の電界分布の条件でメッキされた
ものを表している。それによれば、配線パターン103
cの外側エッジの銅箔が極端に厚くなるために、異方性
導電膜107を介してICチップ106を実装して熱圧
着を行っても、配線パターン103の配列中間部にある
配線パターン103a及び103bにおいては、ICチ
ップ106側のアルミパッドと回路基板101側の接続
用パッドの間に大きな隙間が空く。そのため、異方性導
電膜107に混合されている導電粒子108が浮いてし
まい、良好な電気的接続が得られなくなる。この隙間が
小さければ導電粒子108で隙間を埋めることが可能と
なる。しかし、特にファインピッチ接続を行おうとした
場合には、隣接する配線パターン103間に存在する導
電粒子108同士が連続的に接触すると、配線パターン
103間が電気的に導通して不良発生の原因となる。こ
れらの導電粒子108は異方性導電膜107のバインダ
ー材の中に確率的に分布するので、設計上では隣接する
配線パターン103の間隔に対して十分に小さい粒径の
導電粒子108を用いる必要がある。しかしそうする
と、回路基板101側の接続用パッドとIC106側の
アルミパッドとの隙間を導電粒子108で埋めることが
いっそう困難になり、接続不良の原因となる。
【0013】係る問題を解消するため、特開平9−26
0579号公報にフレキシブル配線基板の端子構造およ
びそれを用いたICチップの実装構造が開示されてい
る。図11は、特開平9−260579号公報に開示さ
れている従来のフレキシブル配線基板の粒子構造図であ
る。本公知例は、ベースフィルム201上に形成された
インナーリード203に対して、IC実装領域202内
において、配線ピッチの疎密をなくすようにダミー端子
204を設けるというものである。図11に示した従来
のフレキシブル配線基板のインナーリード203を、電
解メッキ法により形成した場合には、インナーリード2
03のパターンエッジ内の近傍で隣接するパターンと対
向しているエッジ部分における金属箔が電界集中により
厚くなるのを防ぐことができた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上の特開平
9―260579号公報に開示されたフレキシブル配線
基板の端子構造およびそれを用いたICチップの実装構
造にあってもさらに次のような問題があった。図11参
照して説明すると、IC実装領域202における回路パ
ターン先端部エッジ210においては、その近傍に空間
がある構造を有していたため、電解メッキ時に回路パタ
ーン先端部エッジ210で電解集中が起こるので、この
部分の金属箔が厚くなるという問題があった。図12は
図11の従来の回路基板におけるG―G`断面図であ
る。それによれば、インナーリード203の先端部エッ
ジ210の銅箔が極端に厚くなるために、異方性導電膜
207を介してICチップ206を実装して熱圧着を行
った場合、インナーリード203はその先端部エッジ2
10のみでICチップ206と電気的に接続され、異方
性導電膜207中の導電粒子208は浮いてしまって電
気的に寄与することができない。さらにインナーリード
203の先端部エッジ210の銅箔の厚さは、図11の
G―G`断面とH―H`断面とでは異なる。すなわち、
IC実装領域のコーナー部に相当するH−H`断面では
角度90度方向に近接する銅箔が存在するために、電解
集中が緩和される。その結果、この領域におけるインナ
ーリード203の先端部エッジ210の銅箔の厚さは、
G−G`断面の領域よりも小さくなる。これにより、I
C実装領域のコーナー部近傍では、インナーリード20
3の先端部エッジ210とICチップ206との間に隙
間ができ、電気的接続不良を引き起こすという問題があ
った。また、ICチップ206と熱伝導性回路基板の間
にはバインダー材であるエポキシ樹脂が存在し、その厚
さは、配線パターン銅箔の厚さ圧着された導電粒子の粒
径との合計に相当する。一般的な導電粒子の直径は5μ
m程度で、また銅箔の厚さは数10μm程度である。し
かし、エポキシ樹脂の熱伝導率は、0.3〜0.5W/
(m・K)程度と小さいので、従来の実装構造では、近
年のLSIチップにみるような数ワットから数10ワッ
トの発熱量に対しては、放熱性が不十分であるという問
題があった。
【0015】本発明は以上の従来技術における問題に鑑
みてなされたものであって、ICチップからの放熱性を
向上させ、半導体装置の誤動作を防止し、半導体装置の
動作信頼性を向上させることができる半導体装置の実装
構造、及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本出
願第1の発明は、配線パターンとダミーパターンとを形
成した回路基板上に導電膜を介してICチップをバンプ
レスでフェースダウン実装してなる半導体装置の実装構
造において、前記ダミーパターンは前記ICチップの実
装領域と重畳する部分を少なくとも一部に有する位置に
配置される半導体装置の実装構造を特徴とする。
【0017】また本出願第2の発明は、前記ICチップ
が実装された領域内に配置された前記ダミーパターン
は、隣接する前記配線パターンとの間隔が所定値以内と
なるように設置されてなることを特徴とする。
【0018】したがって本出願第1の発明、又は本出願
第2の発明の半導体装置の実装構造によれば、ICチッ
プが実装された領域内に配置された前記ダミーパターン
は、隣接する前記配線パターンとの間隔が所定値以内と
なるように設置してなることから、パターン内の電流密
度が均一になり、電解メッキ処理を行う工程で、パター
ン表面に析出する金属箔(例えば、銅箔)の厚さがすく
なくともIC実装領域に配置されるパターン上では均一
化する利点がある。よって、パターン厚さの不均一から
おこる接続不良を防止できる利点があり、熱圧着される
異方性導電膜の圧着面の厚さが従来の数分の一となり、
ICチップから回路側への放熱性が向上される利点があ
る。また、所定値とは、電解メッキ時における前記配線
パターンと前記ダミーパターンの配置を各々の表面近傍
の電流密度を均一化させる間隔を意味している。
【0019】また本出願第3の発明は、前記ダミーパタ
ーンを実装された前記ICチップの能動素子配置領域又
は発熱領域をほぼ含む位置に対応して配置されてなるこ
とを特徴とする
【0020】したがって本出願第3の発明の半導体装置
の実装構造によれば、前記ダミーパターンは前記ICチ
ップの能動素子配置領域又は発熱領域に対応させて配置
されてなることから、前記発熱領域で発生する熱を前記
回路基板に効果的に伝導させることができ、ICチップ
の熱設計マージンが向上し、半導体装置の動作信頼性を
向上させる利点がある。
【0021】また本出願第4の発明は、前記ICチップ
が実装される領域内で、前記回路基板上に隣接して配置
される配線パターンとダミーパターンは、電解メッキ法
により同時形成されてなることを特徴とする。
【0022】したがって、本出願第4の発明の半導体装
置の実装構造によれば、前記ICチップが実装される領
域内で、前記回路基板上に隣接して配置される配線パタ
ーンとダミーパターンは、電解メッキ法により同時形成
されてなることから、同時にパターン表面に均一な厚さ
の金属膜が形成され、電気伝導率が向上し、ICチップ
接続時の電気的接続不良を回避できる。
【0023】また本出願第5の発明は、前記ダミーパタ
ーンと前記配線パターンを電解メッキ工程で同時形成す
るとき、前記配線パターンと前記ダミーパターンの配置
間隔を所定値以内になるように配置させてなる半導体装
置の実装構造であって、パターン厚さが可及的に均一化
されてなることを特徴とする。
【0024】したがって本出願第5の発明の半導体装置
の実装構造によれば、前記ダミーパターンと前記配線パ
ターンを電解メッキ工程で同時形成するとき、前記配線
パターンと前記ダミーパターンの配置間隔を所定値以内
になるように配置させてなる半導体装置の実装構造であ
って、パターン厚さが可及的に均一化されてなることを
特徴とすることから、ICチップをバンプレスでフェー
スダウンさせたときに、導電膜中の導電粒子が全ての配
線パターン上で電気的接続をとることが可能となる利点
がある。
【0025】また本出願第6の発明は、前記配線パター
ンと前記ダミーパターンを電解メッキ工程で同時形成す
るとき、前記配線パターンと前記ダミーパターンの配置
間隔を所定値以内になるように配置することで、前記配
線パターンと前記ダミーパターンの表面の電流密度を均
一化させてなる半導体装置の実装構造であって、パター
ン厚さが可及的に均一化されてなることを特徴とする。
【0026】したがって、第6の発明の半導体の実装構
造によれば、前記配線パターンと前記ダミーパターンを
電解メッキ工程で同時形成するとき、前記配線パターン
と前記ダミーパターンの配置間隔を所定値以内になるよ
うに配置することで、前記配線パターンと前記ダミーパ
ターンの表面の電流密度を均一化させてなる半導体装置
の実装構造であって、パターン厚さが可及的に均一化さ
れてなることから、ICチップをバンプレスでフェース
ダウンさせたときに、導電膜中の導電粒子が全ての配線
パターン上で電気的接続をとることが可能となる利点が
ある。
【0027】また本出願第7の発明は、前記ダミーパタ
ーンのうち、前記ICチップの実装された領域の外部に
位置する部分に放熱器を装着させてなることを特徴とす
る。
【0028】したがって本出願第7の発明の半導体装置
の実装構造によれば、前記ダミーパターンのうち、前記
ICチップの実装された領域の外部に位置する部分に放
熱器を装着させてなることから、ICチップから生じる
熱を放熱器へ逃がすことができるため、放熱性を向上さ
せることができる。
【0029】また本出願第8の発明は、所定電位を持つ
パターンに前記ダミーパターンを接続してなることを特
徴とする。
【0030】したがって本出願第8の発明の半導体装置
の実装構造によれば、所定電位を持つパターンに前記ダ
ミーパターンを接続してなることから、半導体装置に静
電シールド効果を持たせることができる。特に高圧振幅
動作、あるいは高速動作をするICチップを搭載した場
合に、そのスイッチングノイズを低減させることがで
き、半導体装置のノイズマージンを向上させ、装置の誤
動作を防止することができる利点がある。
【0031】また本出願第9の発明は、導電性基板上に
絶縁膜を形成した基板、若しく熱伝導性絶縁基板上に、
電解メッキ工程により配線パターンを形成し、前記配線
パターン上に異方性導電膜を介してICチップをバンプ
レスでフェースダウン実装する半導体装置の製造方法で
あって、前記配線パターンと前記ICチップを実装する
領域を少なくとも含み、且つ前記配線パターン以外の領
域に設けられるべきダミーパターンを同時形成すると共
に、電解メッキ工程の際に、前記ICチップを実装する
領域内の全てにおいて前記配線パターン及び前記ダミー
パターンの厚さを均一化させるように、前記配線パター
ン及び前記ダミーパターンを配置したことを特徴とす
る。
【0032】したがって本出願第9の発明の半導体装置
の製造方法によれば、導電性基板上に絶縁膜を形成した
基板、若しく熱伝導性絶縁基板上に、電解メッキ工程に
より配線パターンを同時形成し、前記配線パターン上に
異方性導電膜を介してICチップをバンプレスでフェー
スダウン実装する半導体装置の製造方法であって、前記
配線パターンと前記ICチップを実装する領域を少なく
とも含み、且つ前記配線パターン以外の領域に設けられ
るべきダミーパターンを同時形成すると共に、電解メッ
キ工程の際に、前記ICチップを実装する領域内の全て
において前記配線パターン及び前記ダミーパターンの厚
さを均一化させるように、前記配線パターン及び前記ダ
ミーパターンを配置したことから、電解メッキ時に前記
配線パターンの外側エッジの電界が急変することなく、
金属箔の析出が均一化され、パターン厚さが少なくとも
前記ICチップ実装領域内では均一化される。よって、
パターン厚さの不均一からおこる接続不良を防止でき、
熱圧着する異方性導電膜の厚さは従来の数分の一とな
り、前記ICチップから回路基板への放熱性が向上され
る利点がある。
【0033】また本出願第10の発明は、電解メッキ工
程で配線パターンとダミーパターンを同時形成する際、
前記ICチップを実装する領域内の全てにおいて、前記
配線パターン及び前記ダミーパターンの表面近傍の電界
を均一化させるように、前記配線パターン及び前記ダミ
ーパターンを配置したことを特徴とする。
【0034】したがって、本出願第10の発明の半導体
装置の実装方法によれば、電解メッキ工程で配線パター
ンとダミーパターンを同時形成する際、前記ICチップ
を実装する領域内の全てにおいて、前記配線パターン及
び前記ダミーパターンの表面近傍の電界を均一化させる
ように、前記配線パターン及び前記ダミーパターンを配
置したことを特徴とすることから、前記配線パターンと
前記ダミーパターンは、前記ICチップを実装する領域
内で、パターンが均一化される。よって、前記ICチッ
プを実装する領域内のパターン厚さの不均一からおこる
接続不良を防止でき、熱圧着する異方性導電膜の厚さは
従来の数分の一となり、前記ICチップから回路基板へ
の放熱性が向上される利点がある。
【0035】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態の半導
体装置の実装構造、及びその製造方法につき図面を参照
して説明する。
【0036】実施の形態1 図1は本願発明の実施の形態1の半導体装置の実装構造
を示す半導体装置の実装構造図である。以下にその構成
を示す。図1に示すように熱伝導回路基板1上には配線
パターン3が形成されており、それらの各パターンの一
端は接続用パッドとなっている。ICチップ6は異方性
導電膜7を介してフェースダウン実装されており、IC
チップ6の接続用パッドと配線パターン3の接続用パッ
ドとは電気的に接続されている。ここで、隣接する配線
パターン3同士は、ICチップ6が実装された領域内に
おいてその配置間隔が、その表面近傍の電界がほぼ均一
化される距離(以下、所定値)以内に配置されており、
配列端に位置する配線パターン3cの外側には、ダミー
パターン5が設けられている。なお、ダミーパターン5
と配線パターン3との間隔もICチップ6が実装された
領域内においては所定値以内になるようになるように配
置されており、ICチップ6が実装された領域内におい
て、複数の配線パターン3によって囲まれた領域を埋め
るように放熱パターン4が設けられており、配線パター
ン3と放熱パターン4との配置間隔も所定値以内になる
ように配置されている。さらに、放熱パターン4は、熱
伝導性回路基板1上に実装されたICチップ6の能動素
子配置領域11をほぼ含む位置に対応して設けられてい
る。
【0037】図1において、配線パターン3、放熱パタ
ーン4、及びダミーパターン5には一般に銅箔配線が用
いられ、これらの配線は主として電解メッキ法により同
時形成される。以下に電解メッキ法により形成される本
願発明の実施の形態1の半導体装置の製造方法につき図
面を参照して説明する。図4は図1に示した本願発明の
実施の形態1の半導体装置の実装構造の熱伝導性回路基
板1上に形成されている銅箔配線を電解メッキ法で形成
する際のA―A’断面における銅箔配線近傍の電界分布
図であり、図中の等高線の大きさは、その領域における
電界2の強さを示している。図4より、電界2が特に強
い領域は、ダミーパターン5の外側エッジ部で、この領
域がICチップ6の実装された領域の外側になるよう
に、ダミーパターン5の幅を設定して配置する。なお、
電解メッキ時のメッキ膜厚は銅箔パターン表面の電界2
に、ほぼ比例するので、ダミーパターン5の外側エッジ
部分の銅箔が他の部分よりも厚くなる。
【0038】図2は、図1に示した本発明の実施の形態
1による半導体装置のA―A’断面図である。配線パタ
ーン3が形成された熱伝導回路基板1の上に、異方性導
電膜7を介在させ、さらにその上にICチップ6をフェ
ースダウンで装着する。この際、配線パターン3とIC
チップ6の双方の接続パッドの位置が合うようにしてお
き、その後ICチップ6、及び熱伝導性回路基板1を1
50〜180℃程度の温度で互いに熱圧着させる。異方
性導電膜7はエポキシ樹脂等からなるバインダー材に、
金属或いはこれと樹脂等の複合材からなる導電粒子8を
混合させたものである。熱圧着により異方性導電膜7中
の樹脂が溶出し、ICチップ6と熱伝導性回路基板1は
近接するようになるが、対向する接続パッド間には取り
残された導電粒子8が存在する。このため、熱圧着時の
押圧により導電粒子8はやや潰れながら、対向する接続
パッド間を電気的に接続する。図2より、ICチップ6
の実装領域では、熱伝導性回路基板1上の銅箔の厚さが
ほぼ均一となるので、導電粒子8は全ての配線パターン
で電気的接続をとる。一方、図5は図1において、熱導
電性回路基板1上に形成されている銅箔配線を、電解メ
ッキ法で形成する際のB―B’断面における銅箔配線近
傍の電界分布図である。図5によれば、ICチップ6が
実装された領域内において放熱パターン4と配線パター
ン3は、所定値以内に配置されていることから、電界2
が極端に強い領域は存在しない。
【0039】図3は、図1におけるB−B’断面図であ
る。ICチップ6が実装された領域内では銅箔の厚さが
ほぼ均一となるので、導電粒子8は全ての配線パターン
3上で電気的接続をとることと、ICチップ6に形成さ
れた能動素子10が放熱パターン4上に位置されるよう
に実装されることから、放熱パターン4上においても導
電粒子8を介してICチップ6を熱伝導性回路基板1上
に近接させることができる。このときICチップ6と放
熱パターン4の間にはバインダー材であるエポキシ樹脂
が存在するが、その厚さは、熱圧着された導電粒子8の
粒径に相当する。一般的な導電粒子の直径は5μm程度
であることから、従来の実装構造に比べると、熱圧着面
の樹脂厚さは数分の一となり、ICチップ6から熱伝導
性回路基板1への放熱性が向上する。
【0040】以上説明した本願発明の実施の形態1の半
導体装置の実装構造、およびその製造方法によれば、配
線パターン3、放熱パターン4、及びダミーパターン5
を電解メッキ法により同時形成した熱伝導性回路基板1
を用い、さらにこれらのパターン内で、他の部分よりも
メッキされた銅箔が厚い領域をICチップ6が実装され
た領域の外部に位置するようにした。これにより、異方
性導電膜を介したバンプレス実装において、ICチップ
6が実装された領域内では銅箔の厚さがほぼ均一になる
ので、銅箔とICチップ6との距離を均一のにすること
ができ、ICチップ6と配線パターンとの電気的接続を
確実に行うことができる。さらに、放熱パターン4は、
熱伝導性回路基板側に効率的に放熱することが可能とな
り、ICチップの熱設計マージンが向上するとともに、
半導体装置の動作信頼性を向上させることができる。
【0041】実施の形態2 次に本発明の実施の形態2の半導体装置の実装構造、及
びその製造方法につき図面を参照して説明する。図6は
本願発明の実施の形態2の半導体装置の実装構造図であ
る。図6に示すように本実施の形態の半導体装置の実装
構造、及びその製造方法では、実施の形態1の半導体装
置の実装構造、及びその製造方法とは一部構成が異な
り、放熱パターン4がGNDパターン9と接続されてい
る。このGNDパターン9は、ICチップ6の接続用端
子のうちでGND電極となる端子に対応して接続される
ように設けられている。なお、GNDパターン9とそれ
に隣接する配線パターン3、及びダミーパターン5との
距離は所定値以内に配置されてなる。
【0042】これにより本実施の形態2の半導体装置の
実装構造、及びその製造方法によれば実施の形態1の半
導体装置の実装構造、及びその製造方法と同様に、電解
メッキ法で各パターンに銅箔厚さを均一に形成させるこ
とができ、さらに各パターン内で、他の部分よりもメッ
キされた銅箔が厚い領域が、ICチップ6が実装された
領域の外部に位置するように設けてあることから、異方
性導電膜7を介したバンプレス実装において、ICチッ
プ6が実装された領域内では銅箔の厚さがほぼ均一とな
るので、銅箔とICチップ6との距離を均一にすること
ができ、ICチップ6と配線パターン3との電気的接続
を確実に行うことができる。また、放熱パターン4は、
熱伝導性回路基板1上に実装されたICチップ6の能動
素子配置領域11をほぼ含む位置に対応して配置されて
いるので、ICチップ6と熱伝導性回路基板1との間の
放熱性が向上し、ICチップ6内で発生する熱も効率よ
く放熱できることから、ICチップの熱設計マージンを
向上させ、半導体装置の動作信頼性を向上させることが
できると共に、更に本願発明の第2の実施の形態の半導
体装置の実装構造、及びその製造方法によれば、放熱パ
ターン4をGNDパターン9に接続したことにより、静
電シールド効果を持たせることができるという利点があ
る。これは、特に高電圧振幅動作、或いは高速動作する
ICチップを搭載した場合に、そのスイッチングノイズ
を低減させるものであって、半導体装置のノイズマージ
ンを向上させ、装置の誤動作を防止できるものである。
なお、ここでは放熱パターン4をGNDパターン9に接
続したが、放熱パターン4を他の所定電位を持つパター
ンに接続しても同様の効果がある。
【0043】実施の形態3 次に上記実施の形態1及び実施の形態2の半導体装置の
実装方法、及びその製造方法とは異なる実施の形態3に
つき、図7を参照して説明する。図7は本願発明の実施
の形態3による半導体装置の実装構造図である。図7に
示したように、本願発明の実施の形態3の半導体装置の
実装方法、及びその製造方法は、本願発明の実施の形態
1及び実施の形態2の半導体装置の実装方法、及びその
製造方法とは一部構成が異なっており、ICチップ6の
能動素子配置領域11をほぼ含む位置に対応して配置さ
れている放熱パターン4の一部は、ICチップ6が実装
されている領域の外部に引き出されている。引き出され
た放熱パターン4の一部には金属板等の放熱器(図示せ
ず)を装着させている。また、引き出された放熱パター
ン4をGNDパターン(図示せず)に接続することも可
能となる。なお、ここでは放熱パターン4をGNDパタ
ーンに接続したが、放熱パターン4を他の所定電位を持
つパターンに接続しても同様の効果がある。
【0044】また、上記に示した実施の形態2、及び実
施の形態3では接続用パッドを二辺方向に配置したIC
チップの場合に特に好適であるため、それを例に説明し
たが、接続用パッドを四辺方向、あるいは三辺方向に配
置したICチップを用いても有効である。さらに、上記
に示した実施の形態1〜実施の形態3では配線パターン
の配列端に隣接してダミーパターンを配置したが、その
他にも、配列端の配線パターンの幅を太くして、その配
列の外側に位置するパターンのエッジ部が、ICチップ
が実装された領域の外部に位置させ、または配列端の配
線パターンを分岐させ、ICチップが実装された領域内
において、分岐された配線パターンの配置間隔が、通常
の配線パターンの配置間隔と同じにしても同様の効果が
ある。また、上記の各実施の形態では、熱伝導性回路基
板を用いたが、ICチップの電気的接続性の向上、及び
静電シールド作用に効果を限定した場合には、必ずしも
熱伝導性回路基板を用いる必要はなく、通常のプリント
回路基板を用いても実現可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1における半導体装置の
実装構造図
【図2】 本発明の実施の形態1における半導体装置の
A―A’断面図
【図3】 本発明の実施の形態1における半導体装置の
B―B’断面図
【図4】 本発明の実施の形態1における半導体装置の
A―A’断面における電界分布図
【図5】 本発明の実施の形態1における半導体装置の
B−B’断面における電界分布図
【図6】 本発明の実施の形態2の半導体装置の実装構
造図
【図7】 本発明の実施の形態3の半導体装置の実装構
造図
【図8】 従来のIC実装構造図
【図9】 従来のIC実装構造におけるE―E’断面図
【図10】 従来の回路基板のE―E’断面における電
界分布図
【図11】 従来のフレキシブル配線基板の端子構造図
【図12】 従来の回路基板におけるG−G’断面図
【符号の説明】
1.熱伝導性回路基板 2.電界 3.配線パターン 3b.配線パターン 3c.配線パターン 4.放熱パターン 5.ダミーパターン 6.ICチップ 7.異方性導電膜 8.導電粒子 9.GNDパターン 10.能動素子 11.能動素子配置領域 101.回路基板 103a.配線パターン 103b.配線パターン 103c.配線パターン 106.ICチップ 107.異方性導電膜 108.導電粒子 201.ベースフィルム 202.インナーリード接続部 203.インナーリード 204.ダミーパターン 206.ICチップ 207.異方性導電膜 208.導電粒子 209.能動素子 210.先端部エッジ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】配線パターンとダミーパターンとを形成し
    た回路基板上に異方性導電膜を介してICチップをバン
    プレスでフェースダウン実装してなる半導体装置の実装
    構造において、前記ダミーパターンは前記ICチップの
    実装領域と重畳する部分を少なくとも一部に有する位置
    に配置されることを特徴とする半導体装置の実装構造。
  2. 【請求項2】前記ICチップが実装された領域内に配置
    された前記ダミーパターンは、隣接する前記配線パター
    ンとの間隔が所定値以内となるように設置されてなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の実装構
    造。
  3. 【請求項3】前記ダミーパターンは、実装された前記I
    Cチップの能動素子配置領域又は発熱領域をほぼ含む位
    置に対応して配置されてなることを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載の半導体装置の実装構造。
  4. 【請求項4】前記ICチップが実装される領域内で、前
    記回路基板上に隣接して配置される配線パターンとダミ
    ーパターンは、電解メッキ法により同時形成されてなる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか一に記載
    の半導体装置の実装構造。
  5. 【請求項5】前記ダミーパターンと前記配線パターンを
    電解メッキ工程で同時形成するとき、前記配線パターン
    と前記ダミーパターンの配置間隔を所定値以内になるよ
    うに配置させてなる半導体装置の実装構造であって、前
    記ダミーパターンと前記配線パターンの厚さが可及的に
    均一化されてなることを特徴とする請求項4に記載の半
    導体装置の実装構造。
  6. 【請求項6】前記配線パターンと前記ダミーパターンを
    電解メッキ工程で同時形成するとき、前記配線パターン
    と前記ダミーパターンの配置間隔を所定値以内になるよ
    うに配置することで、前記配線パターンと前記ダミーパ
    ターンの表面の電流密度を均一化させてなる半導体装置
    の実装構造であって、前記ダミーパターンと前記配線パ
    ターンの厚さが可及的に均一化されてなることを特徴と
    する請求項4に記載の半導体装置の実装構造。
  7. 【請求項7】前記ダミーパターンのうち、前記ICチッ
    プの実装された領域の外部に位置する部分に放熱器を装
    着させてなることを特徴とする請求項1〜請求項6の何
    れか一に記載の半導体の実装構造。
  8. 【請求項8】所定電位を持つパターンに前記ダミーパタ
    ーンを接続してなることを特徴とする請求項1〜請求項
    7の何れか一に記載の半導体装置の実装構造。
  9. 【請求項9】導電性基板上に絶縁膜を形成した基板、若
    しくは熱伝導性絶縁基板上に、電解メッキ工程により配
    線パターンを形成し、前記配線パターン上に異方性導電
    膜を介してICチップをバンプレスでフェースダウン実
    装する半導体装置の製造方法であって、前記ICチップ
    を実装する領域を少なくとも含み、且つ前記配線パター
    ン以外の領域にダミーパターンを同時形成すると共に、
    電解メッキ工程の際に、前記ICチップを実装する領域
    内の全てにおいて前記配線パターン及び前記ダミーパタ
    ーンの厚さを均一化させるように、前記配線パターン及
    び前記ダミーパターンを配置したことを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】電解メッキ工程で配線パターンとダミー
    パターンを同時形成する際、前記ICチップを実装する
    領域内の全てにおいて、前記配線パターン及び前記ダミ
    ーパターンの表面近傍の電界を均一化させるように、前
    記配線パターン及び前記ダミーパターンを配置したこと
    を特徴とする請求項9に記載の半導体装置の製造方法。
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