JP2000323402A - 位置合わせ精度の確認方法 - Google Patents

位置合わせ精度の確認方法

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JP2000323402A
JP2000323402A JP11134538A JP13453899A JP2000323402A JP 2000323402 A JP2000323402 A JP 2000323402A JP 11134538 A JP11134538 A JP 11134538A JP 13453899 A JP13453899 A JP 13453899A JP 2000323402 A JP2000323402 A JP 2000323402A
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Hirozo Takegawa
博三 武川
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の位置合わせ精度の確認方法において
は、バーニアを構成する副尺の先端部が、バーニアを構
成する長方形状の主尺のどこで最もよく合っているのか
を一つづつ判定しないといけないので時間がかかり、ま
た、判断基準が1つしかなく、概略どれ位位置ずれして
いるかは即座に判断できなかった。 【解決手段】 副尺を三角形状とし、主尺を四角形状と
し、三角形状の副尺3のパターン3aが位置合わせ精度
確認方向において四角形状の主尺2のパターン2aに包
含されるとともに、前記副尺3のパターン3aを構成す
る二頂点A・Bが、主尺2のパターン2aを構成する二
辺C・Dと一致する位置の、基準点からの距離より二対
象物の位置合わせの精度を確認することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、精密な位置合わせ
が必要な分野、より詳しくは、液晶や半導体分野等で
の、基板上にパターンを露光転写する工程における、二
対象物(基板とフォトマスク)の位置合わせ精度の確認
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶、半導体等の電子デバイス分野で
は、所望のパターンが形成されたフォトマスクを用い
て、基板(ウェハ)表面に形成されたフォトレジスト膜
を露光し、その後にこれを現像してフォトマスクのパタ
ーンを基板に転写するフォトリソグラフィー法を行い、
前記フォトリソグラフィー法を繰り返して基板上にパタ
ーンを形成する。その際、すでに基板上に転写されてい
るパターンに対し、転写しようとするパターンの位置合
わせを行う必要がある。この位置合わせは、レーザビー
ムをフォトマスク及び基板に形成された位置合わせマー
クに入射し、それぞれの位置信号を読むことによって自
動位置合わせが行われている。
【0003】しかし、前記自動位置合わせにおいては、
温度や湿度等の変化によってフォトマスクの膨張率が変
動し、そのため、フォトマスクと基板の位置にずれが生
じる。また、地震等による振動、基板のひずみ等によっ
ても、フォトマスクと基板の位置にずれが生じるのであ
る。そのため、定期的に基板とフォトマスクの位置合わ
せ精度の確認を行い、その位置のずれを補正する必要が
ある。
【0004】図10、図11は、従来の位置合わせ精度
を確認する方法を示す概略図である。自動位置合わせ機
構を有する装置は、駆動装置24、ステージ23、位置
合わせ用光源20等よりなり、前記駆動装置24に接続
されたステージ23上に、基板(ウェハ)11が載置さ
れている。前記基板11上の左右両側には、6μmの等
間隔で形成された長方形状のパターン12a…からなる
主尺12がX方向、Y方向にパターニングされている。
また、基板11の上方位置には、基板11と略平行とな
るようにフォトマスク13が配置され、前記フォトマス
ク13は真空吸着によって固定されている。また、前記
フォトマスク13上の左右両側には、6.1μmの等間
隔で形成された櫛形形状のパターン14a…からなる副
尺14が同じくX方向、Y方向にパターニングされてい
る。そして、前記主尺12および前記副尺14よりバー
ニアを構成し、主尺12と副尺14とを相対的に位置ず
れさせて基板11とフォトマスク13の位置ずれを読み
とるようにしている。
【0005】図12は主尺12と副尺14の重なりを示
す概略平面図であり、基板11上の主尺12とフォトマ
スク13上の副尺14の重なりより、どの位置で最もよ
く合っているかを目視で判断し、位置合わせ精度を確認
する。ここでどの位置で最もよく合っているかは、副尺
14のパターン14a…の先端部14b…が、主尺12
の長方形状のパターン12a…をどこで最もよく等分し
ているかで判断していた。
【0006】即ち、基板11とフォトマスク13の位置
にずれはない場合には、図12(a)に示すように、原
点(基準点)0において、副尺14の先端部14bが、
主尺12の長方形状のパターン12aを等分(平面視
で、長方形状のパターン12aの中央に位置)してい
る。また、図12(b)の状態では、原点0から数えて
プラス方向に4番目の副尺14の先端部14bが主尺1
2の長方形状のパターン12aを等分しているので、基
板11とフォトマスク13の位置ずれは、プラス方向に
0.3μmずれていることを確認できる。
【0007】そして、前述のように、基板11とフォト
マスク13の位置がずれていれば、図10に示す、CP
U25に前記位置ずれ(0.3μmのずれ)を入力し、
前記CPU25は駆動装置24にコマンドを送り、ステ
ージ23がマイナス方向に0.3μm移動して、基板1
1とフォトマスク13の精密な位置合わせが行われるの
である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記位置合わ
せ精度の確認方法においては、副尺14の先端部14b
…が、主尺12の長方形状のパターン12a…のどこで
最もよく合っているのかを一つづつ作業者が目視によっ
て判定しないといけないので時間がかかり、概略どれ位
位置ずれしているかは即座に判断できなかった。また、
前記副尺14の先端部14bが主尺12のパターン12
a…のどこで最もよく合っているかを判定しにくく、位
置合わせ精度の確認がはなはだ不確実になるという課題
があった。即ち、前記先端部14bが前記パターン12
aを等分(平面視で、先端部14bが前記パターン12
aの中央に位置)しているかどうかという判定基準が一
つしかなく、最もよく合っている箇所とその前後数カ所
では差は小さく、判定が難しく、作業者ごとに異なる見
方をしてしまうのであった。
【0009】そこで本発明は上記課題を解決するための
もので、基板とフォトマスクの位置ずれが簡易に確認で
きるとともに、精度よく確認できる方法を提供すること
を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
自動位置合わせ機構を有する装置を用いて二対象物の自
動位置合わせを行った後、一方の対象物に形成された主
尺と他方の対象物に形成された副尺からなるバーニアに
より二対象物の位置合わせの精度を確認する位置合わせ
精度の確認方法であって、あらかじめ、一方の対象物
に、位置合わせ精度確認方向に略平行な一辺を含む形状
の副尺を形成し、他方の対象物には、位置合わせ精度確
認方向に対して略垂直な、相対向する二辺を含む形状の
主尺を形成し、前記副尺が位置合わせ精度確認方向にお
いて主尺に包含されるとともに、副尺を構成する、位置
合わせ精度確認方向に沿って最も離れた二点が、少なく
とも、前記主尺を構成する二辺と一致する位置の、基準
点からの距離により前記二対象物の位置合わせの精度を
確認することを特徴としている。
【0011】前記方法とすることにより、二対象物のそ
れぞれに形成された主尺と副尺の重なりのずれを目視す
ることによって、二対象物の位置のずれを即座に判断す
ることができ、短時間で位置合わせ精度を確認すること
が可能となる。即ち、従来は判定基準が一つしかなく、
最もよく合っている箇所とその前後数カ所では差は小さ
く、判定が難しく、作業者ごとに異なった見方をしてし
まうのであった。しかし、本発明によると、少なくとも
二点の重なりより判断するので、判断基準が二つ以上で
あり、目視による判定が容易となる。また、作業者ごと
に異なる見方をするようなことがなくなり、精度よく確
実に確認できる。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の位
置合わせ精度の確認方法であって、前記副尺を三角形状
とし、前記主尺を四角形状とし、三角形状の副尺が位置
合わせ精度確認方向において四角形状の主尺に包含され
るとともに、前記副尺を構成する二頂点が、主尺を構成
する二辺と一致する位置の、基準点からの距離より前記
二対象物の位置合わせの精度を確認することを特徴とし
ている。
【0013】前記方法とすることにより、主尺と副尺の
重なりを見ることによって、二対象物の位置のずれを即
座に判断することができ、短時間で位置合わせ精度を確
認することが可能となる。また、従来は、判定基準が一
つしかなく、最もよく合っている箇所の前後数カ所では
最もよく合っているかどうかの差は小さく、判定が難し
かった。しかし、本発明によると、三角形状の副尺の二
頂点と四角形状の主尺の二辺の重なりより判断すること
となり、判断基準が二つとなり、従って、目視による判
定が容易となる。また、作業者ごとに異なる見方をする
ようなことがなくなり、精度よく確実に確認できる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1記載の位
置合わせ精度の確認方法であって、前記二対象物のそれ
ぞれに形成した主尺と副尺を、同一形状としたことを特
徴としている。
【0015】前記方法によっては、判断基準が二つ以上
であり、さらに、目視による判断が容易となり、作業者
ごとに異なる見方をするようなことはない。
【0016】請求項4記載の発明は、位置合わせすべき
二対象物のうちの一対象物は直交する二軸からなる座標
平面を有し、他の一対象物には基準点を有し、前記二対
象物を位置合わせした際に、前記基準点の座標平面の位
置より位置合わせの精度を確認することを特徴としてい
る。
【0017】前記方法により、前記基準点の座標平面の
位置により、二対象物の大きな位置のずれを容易にかつ
迅速に確認することが可能となり、どの方向にずれてい
るのかを容易に判断することができ、概ねの位置のずれ
を容易に確認することができるようになる。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求
項4記載の発明であって、前記二対象物を、基板及びフ
ォトマスクとしたことを特徴としている。
【0019】精密な位置合わせが必要な分野、より詳し
くは、液晶や半導体分野等での、基板上にパターンを露
光転写する工程における、基板とフォトマスクの位置合
わせ精度の確認を容易に行うことが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態にかかる
位置合わせ精度の確認方法について図1乃至図9を用い
て説明する。
【0021】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1の、フォトマスクと基板の位置合わせ精度を確認
するための概略を示す斜視図である。
【0022】図1に示すように、位置合わせすべき二対
象物、即ち、フォトマスク1と基板4は対向するように
配置され、前記基板4は図示せぬステージに載置され、
フォトマスク1は真空吸着されて固定されている。ま
た、フォトマスク1の上方位置には位置合わせ用光源5
が配置されており、前記位置合わせ用光源5よりフォト
マスク1及び基板4にそれぞれ形成された位置合わせマ
ーク(図示せぬ)にレーザービームを入射し、それぞれ
の位置合わせマークの位置信号を読むことによって自動
位置合わせを行うようにしている。
【0023】前記基板4上の左右両側には、クロム等よ
りなる長方形状の主尺2のパターン2a…が、位置合わ
せ精度確認方向(X方向、Y方向)に所定間隔(6μm
ピッチ)で形成されており、また、前記フォトマスク1
の左右両側には、クロム等よりなる3角形状の副尺3の
パターン3a…が、位置合わせ精度確認方向(X方向、
Y方向)に所定間隔(6.1μmピッチ)で形成されて
いる。そして、前記主尺2および前記副尺3よりバーニ
アを構成し、主尺2と副尺3とを相対的に位置ずれさせ
て基板4とフォトマスク1の位置ずれを読みとるように
している。
【0024】次に、前記主尺2と副尺3よりなるバーニ
アを目視して、二対象物の位置合わせ精度を確認する方
法について説明する。なお、X方向とY方向とのバーニ
アは同様なので、以後X方向(位置合わせ精度確認方向
がX方向)のものを用いて説明する。図2(a)は、フ
ォトマスク1と基板4の位置がずれていない際の、主尺
2と副尺3の重なりを示す概略平面図であり、図2
(b)は、フォトマスク1と基板4の位置がずれている
際の、主尺2と副尺3の重なりを示す概略平面図であ
る。
【0025】前記主尺2と前記副尺3の重なりを目視
し、図2(a)に示すように、原点(基準点)0におい
て、副尺3のパターン3aが、位置合わせ確認方向(X
方向)において、主尺2のパターン2aに包含されると
ともに、前記パターン3aを構成する2つの頂点(A,
B)が、パターン2aの二辺(C,D)上に位置してい
れば、フォトマスク1と基板4の位置が一致しているこ
とを精密に確認できる。
【0026】また、図2(b)に示すように、原点0よ
り1つ上の位置(目盛りが0.1の位置)で副尺3のパ
ターン3aが、位置合わせ確認方向(X方向)におい
て、主尺2のパターン2aに包含されるとともに、前記
パターン3aを構成する2つの頂点(A,B)が、パタ
ーン2aの二辺(C,D)上に位置していれば、フォト
マスク1に対して基板4の位置がプラス方向(図2にお
ける紙面上、上方)に0.1μmずれていることを精密
に確認できる。
【0027】そして、前記位置合わせ精度の確認後、従
来技術で示した方法により、自動位置合わせ機構を有す
る装置に位置ずれ(0.1μmのずれ)を入力して、基
板4とフォトマスク1の位置のずれを補正するのであ
る。
【0028】なお、副尺3および主尺2の形状は、特に
限定されるものではなく、前記副尺3のパターンが位置
合わせ精度確認方向において主尺2のパターンに包含さ
れるとともに、副尺3のパターンを構成する、位置合わ
せ精度確認方向に沿って最も離れた二点(本実施の形態
1で示したA,B)が、少なくとも、前記主尺2のパタ
ーンを構成する二辺(本実施の形態1で示したC,D)
と一致するような形状であればよい。また、基板4に副
尺3を形成し、フォトマスク1に主尺2を形成すること
も可能である。
【0029】このような構成とすることによって、三角
形状の副尺3のパターン3aの二頂点と長方形状の主尺
2のパターン2aの辺との重なり具合から、どの位置で
最も主尺2と副尺3が一致しているか判断できる。即
ち、従来は判定基準が一つしかなく、最もよく合ってい
る箇所とその前後数カ所では差は小さく、判定が難し
く、作業者ごとに異なった見方をしてしまうのであっ
た。しかし、本実施の形態1によると、二点の重なりよ
り判断するので、判断基準が二つであり、目視による判
定が容易となる。また、作業者ごとに異なる見方をする
ようなことがなくなり、精度よく確実に確認できる。
【0030】(実施の形態2)実施の形態1では、異な
る形状の主尺2と副尺3の重なりによって、位置合わせ
精度の確認を行ったが、実施の形態2においては、図3
(a)に示すように、基板4とフォトマスク1に同じ形
状の主尺6および副尺6(本実施の形態2においては長
方形状のバーニア)を形成し、それぞれの主尺6と副尺
6のパターン6a・6aの重なりによって位置合わせ精
度の確認を行うことができる。この場合には、図3
(b)に示すように、主尺6および副尺6のパターン6
a・6aは2点以上の一致点(詳しくは、パターン6a
の各4つの頂点や各4つの辺)があり、従って、目視に
よる判断が容易となる。
【0031】(実施の形態3)以下に、本発明の実施の
形態3にかかる位置合わせ精度の確認方法について図4
乃至図6を用いて説明する。図4は、座標平面30を形
成した基板4と基準点31を形成したフォトマスク1を
示す斜視図であり、基板4上の対角の位置に、座標平面
30・30が形成され、フォトマスク1の対角の位置に
は、基準点31・31が形成されている。
【0032】図5は、基板4上に形成した座標平面30
を示す概略平面図であり、斜線部30aはクロムが蒸着
された部分で、それ以外はクロムの非蒸着部である。ク
ロムの蒸着、非蒸着部は逆でもよい。ここで十字線はX
−Yの座標軸を示すもので、線幅1μmである。また、
X−Y座標軸それぞれの±5μmから±10μmの帯状
のクロム蒸着部30aを設け、目視する際、作業者が見
やすいようにしている。この際、±1μm幅の座標軸、
±5μmから±10μmの帯状部は必ずしも寸法通りと
する必要はない。
【0033】図6は、基準点31を形成したフォトマス
ク1と座標平面30を形成した基板4を重ね合わせた際
の概略平面図であり、精度のよい位置合わせが行われた
ときはほぼ座標原点の(0、0)に基準点31が位置す
る。図6の場合であると、基準点31は座標のほぼ
(3、−2)にあるからX方向に3μm、Y方向に−2
μm程度ずれていることになる。このように図6によっ
て、二対象物の大きな位置のずれを容易にかつ迅速に確
認することが可能となり、どの方向にずれているのかを
容易に判断することができ、概ねの位置のずれを容易に
確認することができるようになる。
【0034】なお、フォトマスク1に対して基板4の位
置が大きくずれ、実施の形態1で説明したバーニアを構
成する主尺と副尺が重ならないような場合には、バーニ
アによる位置合わせ精度を確認することができない。し
かし、本実施の形態3で示す座標平面30と基準点31
によって、概略の基板4とフォトマスク1の位置のずれ
を確認し、概略の位置合わせを自動位置合わせ機構を有
する装置によって行って、フォトマスク1と基板4の位
置ずれを小さく(バーニアを構成する主尺と副尺が重な
るように)すれば、実施の形態1に示す方法によって、
位置合わせ精度を確認することができる。
【0035】このように、本実施の形態3によっては、
サブミクロン(1μm未満)のオーダーでの位置ずれを
確認することはできないが、実施の形態1で述べたバー
ニアによってサブミクロンのオーダーでの位置のずれを
確認することができるので、実施の形態1と実施の形態
3を併用することによって、位置合わせ精度を確認する
ことができる。
【0036】なお、座標平面は図5に示すもの以外に、
例えば、図7に示すように、同心円状のクロム蒸着部3
2a…を設けた座標平面32としたり、図8に示すよう
に、モザイク状のクロム蒸着部33a…を設けた座標平
面33としたり、さらには、図9に示すように、菱形形
状としたクロム蒸着部34a…を設けた座標平面34と
することも可能である。
【0037】
【発明の効果】以上から明かなように本発明によれば、
二対象物のそれぞれに形成されたの主尺と副尺のパター
ンの重なりのずれを目視することによって、二対象物の
位置のずれを即座に判断することができ、短時間で位置
合わせ精度を確認することが可能となる。即ち、少なく
とも二点の重なりより判断するので、判断基準が二つ以
上であり、目視による判定が容易となる。また、作業者
ごとに異なる見方をするようなことがなくなり、精度よ
く確実に確認できる。
【0038】また、位置合わせすべき二対象物のうちの
一平板は直交する二軸からなる座標平面を有し、他の一
平板には基準点を有し、前記二対象物を位置合わせした
際に、前記基準点の座標平面の位置より位置のずれを確
認するよう構成することによって、二対象物の大きな位
置のずれを容易にかつ迅速に確認することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の、フォトマスクと基板
の位置合わせ精度を確認するための概略を示す斜視図で
ある。
【図2】バーニアを構成する主尺と副尺のパターンの重
なりを示す概略平面図である。
【図3】バーニアを構成する主尺と副尺のパターンを同
じ形状とした際の、基板とフォトマスクの概略斜視図、
および概略平面図である。
【図4】座標平面を形成した基板と基準点を形成したフ
ォトマスクを示す斜視図である。
【図5】基板上に形成した概略の位置ずれを調べる座標
平面を示す平面図である。
【図6】基準点を形成したフォトマスクと座標平面を形
成した基板を重ね合わせた際の平面図である。
【図7】他の座標平面を示す平面図である。
【図8】他の座標平面を示す平面図である。
【図9】他の座標平面を示す平面図である。
【図10】従来の、位置合わせ精度を確認する方法を示
す概略側面図である。
【図11】従来の、位置合わせ精度を確認する方法を示
す概略斜視図である。
【図12】従来の、バーニアを構成する主尺と副尺の重
なりを示す概略平面図である。
【符号の説明】
1 フォトマスク 2 主尺 2a パターン 3 副尺 3a パターン 4 基板 5 位置合わせ用光源 6 主尺・副尺 6a パターン 11 基板 12 主尺 12a パターン 13 フォトマスク 14 副尺 14a パターン 14b 先端部 20 位置合わせ用用光源 23 ステージ 24 駆動装置 25 CPU 30 座標平面 31 基準点

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動位置合わせ機構を有する装置を用い
    て二対象物の自動位置合わせを行った後、一方の対象物
    に形成された主尺と他方の対象物に形成された副尺から
    なるバーニアにより二対象物の位置合わせの精度を確認
    する位置合わせ精度の確認方法であって、 あらかじめ、一方の対象物に、位置合わせ精度確認方向
    に略平行な一辺を含む形状の副尺を形成し、他方の対象
    物には、位置合わせ精度確認方向に対して略垂直な、相
    対向する二辺を含む形状の主尺を形成し、 前記副尺が位置合わせ精度確認方向において主尺に包含
    されるとともに、副尺を構成する、位置合わせ精度確認
    方向に沿って最も離れた二点が、少なくとも、前記主尺
    を構成する二辺と一致する位置の、基準点からの距離に
    より前記二対象物の位置合わせの精度を確認することを
    特徴とする位置合わせ精度の確認方法。
  2. 【請求項2】 前記副尺を三角形状とし、前記主尺を四
    角形状とし、三角形状の副尺が位置合わせ精度確認方向
    において四角形状の主尺に包含されるとともに、前記副
    尺を構成する二頂点が、主尺を構成する二辺と一致する
    位置の、基準点からの距離より前記二対象物の位置合わ
    せの精度を確認することを特徴とする請求項1記載の位
    置合わせ精度の確認方法。
  3. 【請求項3】 前記二対象物のそれぞれに形成した主尺
    と副尺を、同一形状としたことを特徴とする請求項1記
    載の位置合わせ精度の確認方法。
  4. 【請求項4】 位置合わせすべき二対象物のうちの一対
    象物は直交する二軸からなる座標平面を有し、他の一対
    象物には基準点を有し、前記二対象物を位置合わせした
    際に、前記基準点の座標平面の位置より位置合わせの精
    度を確認することを特徴とする請求項1乃至請求項3記
    載の位置合わせ精度の確認方法。
  5. 【請求項5】 前記二対象物を、基板及びフォトマスク
    としたことを特徴とする請求項1乃至請求項4記載の位
    置合わせ精度の確認方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117276112A (zh) * 2023-11-22 2023-12-22 宁德时代新能源科技股份有限公司 缺陷检测方法、装置、设备及计算机可读存储介质

Cited By (2)

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CN117276112A (zh) * 2023-11-22 2023-12-22 宁德时代新能源科技股份有限公司 缺陷检测方法、装置、设备及计算机可读存储介质
CN117276112B (zh) * 2023-11-22 2024-04-12 宁德时代新能源科技股份有限公司 缺陷检测方法、装置、设备及计算机可读存储介质

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