JP5196159B2 - フォトマスク基板の作製方法及びその方法により作製されたフォトマスク基板 - Google Patents

フォトマスク基板の作製方法及びその方法により作製されたフォトマスク基板 Download PDF

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Description

本発明は、露光のための有効領域において、表面と裏面の両方のCr(クロム)などの遮光パターンが形成されるフォトマスク基板の作製方法、及びその方法により作製されたフォトマスク基板に関する。
半導体回路をウエハに投影露光して転写する際に原版として用いられるフォトマスクは一般にはガラス基板上にCr(クロム)等の金属からなる遮光パターンがその一面側に形成された構造をなしている。ところが、近年、より微細な加工を実現するために、遮光パターンを表面と裏面に両方に形成するフォトマスクが提案されている。ところで、このような両面に遮光パターンが形成されるフォトマスクには、表面のパターンと裏面のパターンとのずれをなくすことが技術的な課題となる。
このような課題に対処するために、特許文献1(特開平9−43860号公報)には、ガラス基板等の透明基板の表裏両面にフォトリソグラフィ法によってパターニングを施す方法において、前記透明基板の表面側に形成されているアライメントマーカーを裏面側に転写し、この転写したアライメントマーカーを基準にして裏面のアライメントを行い、次いでフォトリソグラフィ法によって裏面にパターニングを施すようにしたことを特徴とする両面パターニング法が開示されている。
また、特許文献2(特開平6−252023号公報)には、透明基板表面に、第1のフォトマスクのパターンと位置合わせマークとを転写して形成する。そして、透明基板の裏面にレジストを塗布した後、アライメント装置の顕微鏡の視野内に設けられた基準マークに、第2のフォトマスクの位置合わせマークを位置合わせする。次に、ステージを動かして、上記基準マークに、表面側の位置合わせマークを位置合わせする。露光、現像、エッチングを行って、透明基板の裏面に、第2のフォトマスクのパターンを転写して形成する方法が開示されている。
特開平9−43860号公報 特開平6−252023号公報
ところが、特許文献1に記載には、第1面マークを第2面へ転写する方法が記されているが、転写時の焦点ズレやパターンの鮮明度、転写光の垂直性などが問題になる。また、特許文献1に記載のものにおいては、マスクを作成し転写する際には、別途転写用マスクを準備する必要がある。パターン面内で特に高精度なアライメントが要求される場合は、マスク自体のゆがみ、転写時のムラなどを部分的に補正することが困難になる。また、特許文献2記載のものでは、上下面2箇所のアライメントマークを確認しながら実施しているが、部分的に高精度なアライメントを必要とする場合にこの内容では対応できない。
本発明は以上のような課題を解決するためのもので、請求項1に係る発明は、基板の第1面と第2面の両方に遮光パターンが形成されるフォトマスク基板を作製する方法であって、描画装置により前記基板の第1面に第1面本パターンと共に第1面アライメント専用マークを描画する工程と、描画装置により前記基板の第2面に第2面アライメント専用マークを描画する工程と、前記第1面アライメント専用マークと前記第2面アライメント専用マークと基づいてずれ量を計算する工程と、ずれ量分を補正して前記基板を描画装置に位置決めする工程と、描画装置により前記基板の第2面に第2面本パターンを描画する工程と、からなり、前記第1面アライメント専用マークと前記第2面アライメント専用マークとの寸法関係は、前記基板を描画装置に対して当て見当でセットしたとき、互いのマークが必ず重なるような裕度を有するように設定されることを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、基板の第1面と第2面の両方に遮光パターンが形成されるフォトマスク基板を作製する方法であって、描画装置により前記基板の第1面に第1面本パターンと共に第1面アライメント専用マーク、第1面製品確認用アライメントマークを描画する工程と、描画装置により前記基板の第2面に第2面アライメント専用マークを描画する工程と、前記第1面アライメント専用マークと前記第2面アライメント専用マークと基づいてずれ量を計算する工程と、ずれ量分を補正して前記基板を描画装置に位置決めする工程と、描画装置により前記基板の第2面に第2面本パターンと共に第2面製品確認用アライメントマークを描画する工程と、からなり、前記第1面アライメント専用マークと前記第2面アライメント専用マークとの寸法関係は、前記基板を描画装置に対して当て見当でセットしたとき、互いのマークが必ず重なるような裕度を有するように設定されることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、基板の第1面と第2面の両方に遮光パターンが形成されるフォトマスク基板を作製する方法であって、描画装置により前記基板の第1面に第1面本パターンと共に、3つ以上の第1面アライメント専用マークを描画する工程と、描画装置により前記基板の第2面に第2面アライメント専用マークを描画する工程と、前記第1面アライメント専用マークと前記第2面アライメント専用マークと基づいてずれ量を計算する工程と、ずれ量分を補正して前記基板を描画装置に位置決めする工程と、描画装置により前記基板の第2面に第2面本パターンを描画する工程と、からなり、前記第1面アライメント専用マークと前記第2面アライメント専用マークとの寸法関係は、前記基板を描画装置に対して当て見当でセットしたとき、互いのマークが必ず重なるような裕度を有するように設定されることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、基板の第1面と第2面の両方に遮光パターンが形成されるフォトマスク基板を作製する方法であって、描画装置により前記基板の第1面に第1面本パターンと共に第1面アライメント専用マークを描画する工程と、描画装置により前記基板の第2面に第2面アライメント専用マークと共に、所定精度を有する第2精度第2面本パターンを描画する工程と、前記第1面アライメント専用マークと前記第2面アライメント専用マークと基づいてずれ量を計算する工程と、ずれ量分を補正して前記基板を描画装置に位置決めする工程と、描画装置により前記基板の第2面に、前記第2精度第2面本パターンより精度の高い第1精度第2面本パターンを描画する工程と、からなることを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、請求項4に記載のフォトマスク基板の作製方法において、前記第1面アライメント専用マークと前記第2面アライメント専用マークとの寸法関係は、前記基板を描画装置に対して当て見当でセットしたとき、互いのマークが必ず重なるような裕度を有するように設定されることを特徴とする。
また、請求項6に係る発明は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のフォトマスク基板の作製方法において、前記第1面アライメント専用マークと前記第2面アライメント専用マークは共に田の字状であり、それぞれの寸法は、1次元方向の長さで2桁のオーダーの差となるように設定されることを特徴とする。
また、請求項7に係る発明は、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のフォトマスク基板の作製方法において、前記第2面本パターンのパターン密度が、前記第1面本パターンより高いことを特徴とする。
また、請求項8に係る発明は、請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のフォトマスク基板の作製方法において、前記基板の第2面の平坦性が、前記基板の第1面の平坦性より高いことを特徴とする。
また、請求項9に係る発明は、請求項1乃至請求項8のいずれかに記載のフォトマスク基板の作製方法によって作製されたことを特徴とするフォトマスク基板である。
本発明の実施の形態に係るフォトマスク基板の作製方法は、第1面本パターンと第2面本パターンとの位置ずれを、転写光の垂直性やマスク自体のゆがみなどに関係なく、簡便に小さくすることが可能となる。また、本発明のフォトマスク基板の作製方法を局所的に用いることによって、部分的に高精度なアライメントを行うことができるようになる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の実施の形態に係るフォトマスク基板の作製方法の概略を示す図である。図1の上段のフォトマスク基板100の図は、描画装置による第1回目の描画の様子を示しており、中段のフォトマスク基板100の図は、描画装置による第2回目の描画の様子を示しており、下段のフォトマスク基板100の図は、描画装置による第3回目の描画の様子を示している。また、図2乃至図4は、図1のフォトマスク基板の作製方法の手順をより詳細に示すものであり、図2は第1回目の描画、第2回目の描画に係る手順を示す図であり、図3はアライメント専用マークの観察によるずれ量の計算の様子を示す図であり、図4は第3回目の描画のために位置決めを行う様子、及び第3回目の描画の様子を示す図である。なお、本発明に係るフォトマスク基板の作製方法では、表面と裏面の両方に遮光パターンが形成されるフォトマスクを作成することをその目的とするものである。
フォトマスク基板100は、合成石英ガラスなどの透明基板を基材として、その表裏両面にCr(クロム)などの遮光層が設けられる構成となっている。フォトマスク基板100の厚さDは6.35mmで、表裏は正方形状であり、その寸法は154mm×154mmである。図1及びこれに類する図1以降に示す図においては、図面が煩雑になることを避けるために、遮光層については図示せず、遮光層に露光するパターンのみを示すことする。また、フォトマスク基板100に描画を行うに際しては、Cr(クロム)の遮光層とこの遮光層上に設けられるレジスト層を用いるが、これらのレジスト層についても図1及びこれに類する図1以降に示す図においては図示しないこととする。なお、本パターン及びアライメント専用マークなどを描画するための描画装置は電子線によるものであっても、レーザー光など光を用いるものであってよい。
図1において、上段のフォトマスク基板100の図は、不図示の描画装置による第1回目の描画を示しており、この第1回目の描画において、第1面本パターン101及び第1面アライメント専用マーク110、111を描画する。フォトマスク基板100が描画装置にセットされるときには、フォトマスク基板100を厳密に位置決めする必要はなく、当て見当でセットすることができる。
なお、本パターンとは、フォトマスク基板100をフォトマスクとして使用するときに
、利用されるパターンのことをいう。第1面アライメント専用マーク110と第1面アライメント専用マーク111とは、予め定められた所定の相対位置関係にあるものである。また、第1面アライメント専用マーク110と第1面アライメント専用マーク111とは、同じ形状のマークが用いられる。
なお、本実施形態においては、このようなアライメント専用マークは、フォトマスク基板100の一面に2箇所設ける場合について説明するが、アライメント専用マークを3箇所以上に設けるようにしてもよい。また、このようなアライメント専用マークは、本実施形態では田の字状のものを用いているが、本発明はこのような形状のアライメント専用マークに限定されるものではない。また、図1に示すアライメント専用マークはあくまで模式的に示されているものであり、寸法関係などは実際のものとは異なっている。
次に、第1回目の描画が終了すると、フォトマスク基板100の図は、描画装置から取り外され、描画された第1面が現像され、遮光層のエッチングが行われ、洗浄がなされる。そして、再び、第2回目の描画のために描画装置にセットされる。第2回目の描画のために描画装置にセットされる際においても、フォトマスク基板100を厳密に位置決めする必要はなく、当て見当でセットすることができる。第2回目の描画において、第2面アライメント専用マーク120、121を描画する。第2面アライメント専用マーク120と第2面アライメント専用マーク121とは、予め定められた所定の相対位置関係にあるものである。また、第2面アライメント専用マーク120と第2面アライメント専用マーク121とは、同じパターンのマークである。
また、第2面アライメント専用マークが描画されるときにおいては、第2面アライメント専用マーク120と第1面アライメント専用マーク110とが、第2面アライメント専用マーク121と第1面アライメント専用マーク111とが、概略垂直方向からみて概略重なるような位置に描画される。すなわち、フォトマスク基板100を装置に対して、当て見当でセットしたとしても、第2面アライメント専用マークと第1面アライメント専用マークとが概略重なるような寸法関係となっている。このことを、図5を用いて説明する。図5はアライメント専用マークのより実際的な寸法関係を示す図である。
第1回目及び第2回目の描画においては、フォトマスク基板100は装置への当て見当でセットされるが、このようなセットの仕方によると、数100μmのずれが生じる。このことを見越した上で、第2面アライメント専用マーク120の田の字のマークの一辺は1000μmであり、マークのライン幅は5μmにて形成される。そして、第1面アライメント専用マーク110の田の字のマークの一辺は50μmであり、マークのライン幅は3μmにて形成される。このような第2面アライメント専用マーク120と第1面アライメント専用マーク110との寸法関係によれば、フォトマスク基板100が装置へ当て見当でセットされ、数100μmのずれが生じても、アライメント専用マークを観察すると、第2面アライメント専用マーク120田の字状の窓の中に、第1面アライメント専用マーク110を観測することができる。すなわち、本発明においては、第1面アライメント専用マークと前記第2面アライメント専用マークとの寸法関係は、基板100を描画装置に対して当て見当でセットしたとき、互いのマークが必ず重なるような裕度を有するように設定されている。より具体的には、第2面アライメント専用マーク120の田の字のマークの一辺が1000μmであり、第1面アライメント専用マーク110の田の字のマークの一辺が50μmであるから、凡そ、1次元の方向の長さのオーダーが2桁程度の差となるような裕度を持たせることができればよい。
以上のように第1回目及び第2回目の描画によって形成されたアライメント専用マークを、垂直方向から観察することによって、位置ずれの補正を行うための補正量の計算を行う。図3はアライメント専用マークの観察によるずれ量の計算の様子を示す図である。
図3に示すように、アライメント専用マークが形成されているA及びBの箇所を垂直方向から観察する。このような垂直方向からの観察の様子が点線の円内に示されるものである。このようなAにおける第2面アライメント専用マーク120と第1面アライメント専用マーク110とのずれ、Bにおける第2面アライメント専用マーク121と第1面アライメント専用マーク111とのずれ、を観測することによって、第2面の本パターンを描画する際の、フォトマスク基板100をセットする際のx、y方向への平行移動補正量を計算し、θ方向への回転移動補正量を計算する。
以上のようなx、y方向への平行移動補正量、θ方向への回転移動補正量を求めておき、第3回目の描画のためにフォトマスク基板100を描画装置にセットする。図4は第3回目の描画のために位置決めを行う様子、及び第3回目の描画の様子を示す図である。
第3回目の描画のために位置決めにおいては、例えば、第2面アライメント専用マーク120、121の田の字状パターンの中心部である十字線の部分C、Dを基準として用いるとよい。そして、先に求めておいたx、y方向への平行移動補正量分及びθ方向への回転移動補正量分ずらすようにする。このような補正量を加味することで、第1面本パターン101と第2面本パターン102との位置ずれを簡便に小さくすることが可能となる。以上のような、補正量を考慮して位置決めを行い、第3回目の描画を行う。第3回目の描画においては、第2面本パターン102及び必要に応じて第2面アライメント専用マーク(不図示)を描画する。この不図示の第2面アライメント専用マークは、製品の検査に用いるものである。製品の検査を行うためには、不図示の第1面アライメント専用マークを予め設けておく必要があるが、図が煩雑となるので、これらの図示は省略している。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。図6は本発明の他の実施の形態に係るフォトマスク基板の作製方法の概略を示す図である。本実施形態においては、第1面アライメント専用マークと第2面アライメント専用マークとを、本パターン近傍に設けることによって、局所的な位置での第1面本パターン101と第2面本パターン102との位置ずれをなくすようにするものである。このように本発明の方法は、基板全体のみならず、基板の一部の局所的な部分の表裏の位置ずれ補正にも用いることができる。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。図7は本発明の他の実施の形態に係るフォトマスク基板の作製方法の概略を示す図である。本実施形態においては、第2回目の描画において、重ね合わせ時アライメント専用マーク130を同時に設けるようにする。このような重ね合わせ時アライメント専用マーク130は、例えば、十字パターンを用いることができる。この重ね合わせ時アライメント専用マーク130は、フォトマスク基板100を複数枚用いて、露光するときの位置合わせに用いることができる。重ね合わせ時アライメント専用マーク130の具体的な使用方法については、特許第3140516号公報に記載の方法を用いることができる。このような実施形態によれば、フォトマスク基板100を複数枚用いるときにフォトマスク基板100同士の良好な位置合わせを行うことが可能となる。
以上、本発明のフォトマスク基板の作製方法によれば、第1面本パターンと第2面本パターンとの位置ずれを簡便に小さくすることが可能となる。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。図8は本発明の他の実施の形態に係るフォトマスク基板の作製方法の概略を示す図である。
本実施形態が先の実施形態と異なる点は、第1回目の描画において第1面製品確認用アライメントマーク115が、また第3回目の描画において第2面製品確認用アライメント
マーク125が追加的に描画されることであり、その他の点については先の実施形態と同様である。
本実施形態では、図8の最後段の基板に示すように、第1面製品確認用アライメントマーク115と第2面製品確認用アライメントマーク125とを重ね合わせて観察することによって、第3回目の描画で第2面本パターン102がどの程度の位置ずれ精度で描画できたかどうかを確認することでき、品質管理に役立てることが可能となる。
なお、図8に示す実施形態においては、第1面製品確認用アライメントマーク115は第1面アライメント専用マーク110、111と同じパターンのものを用い、また、第2面製品確認用アライメントマーク125は第2面アライメント専用マーク120、121と同じパターンのものを用いる例について説明したが、必ずしもこのように構成する必要はなく、位置合わせの確認がし易いものであれば、第1面製品確認用アライメントマーク115、第2面製品確認用アライメントマーク125のパターン形状は任意とすることができる。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。図9は本発明の他の実施の形態に係るフォトマスク基板の作製方法の概略を示す図である。
本実施形態が第1の実施形態と異なる点は、第1回目の描画において第1面製品確認用アライメントマークが少なくとも3以上描画されており、位置ずれ補正のための観察を2回以上行う点である。
本実施形態においては、第1回目の描画において、第1面アライメント専用マーク112、113が追加的に描画されている。また第3回目の描画においては、第1面アライメント専用マーク113に対応する第2面アライメント専用マーク123のみが描画され、これら第1面アライメント専用マーク113と第2面アライメント専用マーク123とを重ね合わせて観察することによって、さらに厳密に両面のパターンの位置合わせのための補正を行うことができる。
また、本実施形態では、第4回目の描画において、第2面本パターン104と第2面アライメント専用マーク122が描画される。第4回目の描画の後に、第1面アライメント専用マーク112と第2面アライメント専用マーク122とを重ね合わせて観察することによって、第4回目の描画で第2面本パターン102がどの程度の位置ずれ精度で描画できたかどうかを確認することでき、品質管理に役立てることが可能となる。
なお、本実施形態では、1つの面に4つのアライメント専用マークを設ける例について
説明したが、1つの面にアライメント専用マークを3つ以上設けておけば、複数回の位置
ずれ補正を行うことができる。また、1つの面に設けるアライメント専用マークの数に上
限を設ける必要はない。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。本実施形態のフォトマスク基板の作製方法はこれまで説明したものと同様であるが、より後の工程で描画される第2面本パターン102のパターンの密度が、第1面本パターン101のパターンの密度より高くなるように設定されている。
フォトマスク基板の作製工程では、それぞれの工程で細かいごみの付着などが発生するリスクがある。当然、より密度が高い本パターンの方が、よりごみの付着などに対してセンシティブである。
第1回目の本パターンの描画後の工程数と、第2回目の本パターンの描画後の工程数とを比較すると、当然、第2回目の本パターンの描画後の工程(取り外し、現像、エッチングなど)数の方がより少ない。そこで、第2回目の本パターンの描画(すなわち、第2面本パターン102の描画)において、ごみの付着などに対してセンシティブであるより密度が高い本パターンを形成することとし、最終製品としてのフォトマスク基板の、より高い密パターンを有する本パターンへのごみ付着リスクを減らすようにする。
このような本実施形態に係るフォトマスク基板の作製方法によれば、より密度の高いパターンに対する汚染度の少ない最終製品であるフォトマスク基板を提供することが可能となる。
また、これに併せて、フォトマスク基板の第2面の平坦性は、フォトマスク基板の第1面の平坦性より高いようにするとよい。というのは、通常、マスクの片側は、平坦性管理が厳しくなっており、100nm程度の密度の高いパターンが存在する場合はより平坦性が高
い方の面を用いるようにするからである。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。本実施形態のフォトマスク基板の作製方法はこれまで説明したものと同様であるが、先の方法に加えてさらに、作成された第1面本パターン101又は第2面本パターン102のいずれかに、位相シフト用の層を形成するためにフォトマスク基板の透明基板の一部をエッチングする工程を加えるものである。
このような実施形態によれば、第1面本パターンと第2面本パターンとの位置ずれが小さく、かつ、いずれか一方の本パターンには位相シフト用の層が形成され、精度の高いリソグラフィーを実現することが可能となる。
次に、描画装置にフォトマスク基板をセットする際における「当て見当」でセットすることについてより詳細に説明する。図10は本発明の実施の形態に係るフォトマスク基板の作製における基板のセッティングを説明する図である。図10において、200は座標系調整用基板、201、202、203、204は座標系調整用マーク、300は可動ステージ、401は第1支点部材、402は第2支点部材、403は第3支点部材をそれぞれ示している。
描画装置においては、第1支点部材401、第2支点部材402、第3支点部材403のそれぞれは所定位置に固定され、可動ステージ300が所定水平面内で移動するように構成されている。そして、描画装置にフォトマスク基板をセットする際には、フォトマスク基板を、可動可能な可動ステージ300上に載置した上で、所定位置に固定されている第1支点部材401、第2支点部材402、第3支点部材403の鋭部全てに当接させるようにして、位置決めする。このことが、フォトマスク基板を「当て見当」でセットする、ということに相当する。
図10においては、フォトマスク基板ではなく、座標系調整用基板200が可動ステージ300上に載置されて、第1支点部材401、第2支点部材402、第3支点部材403によって位置決めされて、装置にセットされる様子が示されているが、フォトマスク基板100においても同様にセットするものである。
描画装置においては、以上のような方法によって、フォトマスク基板を装置にセットした上で描画を実施するわけであるが、第1支点部材401、第2支点部材402、第3支点部材403に基づく座標系(以下、「支点部材に基づく座標系」という)と、描画装置側が記憶・把握している座標系(以下、「描画装置の座標系」という)とがずれているこ
とがあり、このずれによって、描画装置による描画が想定されるものから外れてしまう、ということがあり得る。
図11は描画装置における支点部材に基づく座標系及び描画装置の座標系を説明する図である。
図11において、実践で示されているが支点部材に基づく座標系であり、点線で示されているのが描画装置の座標系である。本来、描画装置で正しい描画を行うためには、実践の支点部材に基づく座標系と、点線の描画装置の座標系とが一致している必要がある。ところが、何らかの原因によってこれらの座標系がずれているような場合には、当該ずれのために想定された描画ができない事態を避けるために、支点部材に基づく座標系と、描画装置の座標系とを一致させるための調整作業を、必要に応じて行わなければならない。この調整作業のために用いられるのが、座標系調整用基板200である。
座標系調整用基板200は、フォトマスク基板100と同じ寸法・形状であり、かつCr(クロム)などの遮光層を有するガラス基板で、描画装置によって描画することができるものであることが必要である。具体的な調整作業の方法であるが、まず、この座標系調整用基板200を、通常の描画の手順と同様に、可動可能な可動ステージ300上に載置した上で、所定位置に固定されている第1支点部材401、第2支点部材402、第3支点部材403の鋭部全てに当接させるようにして、位置決めする。
次に、描画装置によって、座標系調整用基板200の4隅に、座標系調整用マーク201、202、203、204を描画して現像する。図11において、当て見当でセットされている座標系調整用基板200に対して、描画装置側は点線で示される矩形が描画対象基板であると認識しているものであるので、結果、図12に示すような描画となる。図12は支点部材に基づく座標系及び描画装置の座標系がずれている場合における座標系調整用基板200の描画結果を示す図である。
座標系調整用基板200における座標系調整用マーク201、202、203、204の描画結果で図12に示す各寸法を計測し、これらの計測結果に基づいて、x方向及びy方向の補正、回転方向の補正を行うことで、支点部材に基づく座標系と、描画装置の座標系とを一致させる。
図12に示すような寸法を計測したときに、
x方向の補正量は、
x補正量={(x3+x4)−(x1+x2)}/4
によって、またy方向の補正量は、
y補正量={(y1+y3)−(y2+y4)}/4
によって、また回転方向の補正量は、
θx補正量=arctan(RotX)
θy補正量=arctan(RotY)
ただし、
RotX={(x2+x3)−(x1+x4)}/4WidthX
RotY={(y1+y4)−(y3+y2)}/4WidthY
また、WidthXはx方向のマーク間距離、WidthYはy方向のマーク間距離、
によってそれぞれ求めることが可能である。
以上のような座標系調整用基板200を用いた座標系の調整をあらかじめ行った上で、これまで説明してきたフォトマスク基板の作製方法を実施することにより、より正確に第1面本パターン、第2面本パターンのそれぞれを描画することが可能となる。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。図1は本発明の実施の形態に係るフォトマスク基板の作製方法の概略を示す図である。図1の上段のフォトマスク基板100の図は、描画装置による第1回目の描画の様子を示しており、中段のフォトマスク基板100の図は、描画装置による第2回目の描画の様子を示しており、下段のフォトマスク基板100の図は、描画装置による第3回目の描画の様子を示している。
本実施形態によって作成されるフォトマスク基板は、その本パターンに異なる精度の領域が存在するようなものである。すなわち、本パターンとして、要求される精度が異なる領域が存在する場合のフォトマスク基板の作製方法に好適な方法について以下説明する。
精度の異なる領域としてはいくつ存在しても構わないが、本実施形態では、高い精度が要求されるパターン領域(第1精度のパターンの領域)と、それに比べて低い精度で構わないパターン領域(第2精度のパターンの領域)の2つの領域が第1面、第2面のそれぞれに設けられる場合について説明する。ここでは、フォトマスク基板100の第1面に第1精度第1面本パターン103と第2精度第1面本パターン104を、またフォトマスク基板100の第2面に第1精度第2面本パターン105と第2精度第2面本パターン106とを描画するときの工程について説明する。
図13において、上段のフォトマスク基板100の図は、不図示の描画装置による第1回目の描画を示しており、この第1回目の描画において、第1精度第1面本パターン103と第2精度第1面本パターン104及び第1面アライメント専用マーク110、111を描画する。フォトマスク基板100が描画装置にセットされるときには、フォトマスク基板100を厳密に位置決めする必要はなく、当て見当でセットすることができる。
ここで、第1面アライメント専用マーク110、111は、高い精度が要求されている第1精度第1面本パターン103近傍―例えば、図13に示すような第1精度第1面本パターン103の領域の対角線上―に設けるようにしている。
第1面アライメント専用マーク110と第1面アライメント専用マーク111とは、先の実施形態と同様に予め定められた所定の相対位置関係にあるものである。また、第1面アライメント専用マーク110と第1面アライメント専用マーク111とは、同じ形状のマークが用いられる。
また、本実施形態においては、このようなアライメント専用マークは、フォトマスク基板100の一面に2箇所設ける場合について説明するが、アライメント専用マークを3箇所以上に設けるようにしてもよい。また、このようなアライメント専用マークは、本実施形態では田の字状のものを用いているが、本発明はこのような形状のアライメント専用マークに限定されるものではない。また、図13に示すアライメント専用マークはあくまで模式的に示されているものであり、寸法関係などは実際のものとは異なっている。
次に、第1回目の描画が終了すると、フォトマスク基板100の図は、描画装置から取り外され、描画された第1面が現像され、遮光層のエッチングが行われ、洗浄がなされる。そして、再び、第2回目の描画のために描画装置にセットされる。
第2回目の描画のために描画装置にセットされる際においても、フォトマスク基板100を厳密に位置決めする必要はなく、当て見当でセットすることができる。第2回目の描画においては、第1面アライメント専用マーク110、111と対応する位置に第2面アライメント専用マーク120、121と、また、第2精度第1面本パターン104と対応する位置に第2精度第2面本パターン106を描画する。
第2面アライメント専用マーク120と第2面アライメント専用マーク121とは、予め定められた所定の相対位置関係にあるものである。また、第2面アライメント専用マーク120と第2面アライメント専用マーク121とは、同じパターンのマークである。
本実施形態では、第2精度第2面本パターン106を描画するとき(第2回目の描画時)においては、基板を当て見当でセットするようにしているが、第2精度第2面本パターン106で要求される精度はそれほど高いものではないので、このような描画を行っても構わない。
次に、第3回目の描画のために描画装置にセットされる際においては、第1面アライメント専用マーク110、111と、それぞれに対応する第2面アライメント専用マーク120、121とを用いることによって、フォトマスク基板100の表裏の位置決めを厳密に行う。このような厳密な位置合わせを行った後に、第1精度第2面本パターン105が描画される。
以上のような本実施形態では、アライメント専用マークは高い精度が要求されているパターン領域の近傍に、局所的に設けられているので、局所的に高い精度を出すことが可能となる。また、第2面アライメント専用マーク120、121は第2回目の描画時に第2精度第2面本パターン106と同時に描画されるので、工程を削減することが可能となる。このように、本実施形態は、局所的に高い精度が要求されるフォトマスク基板100の作製に適しているものであるということができる。
なお、本実施形態では、フォトマスク基板100の第1面において、第1精度第1面本パターン103及び第2精度第1面本パターン104の2種類のパターン領域を設ける場合について説明したが、第1面側に2種類のパターン領域を設けることは必ずしも本質ではなく、第2面側において、第1精度第2面本パターン105及び第2精度第2面本パターン106の2種類のパターン領域を作製することが可能であることが重要な特徴点である。
以上、本発明のフォトマスク基板の作製方法によれば、第1面本パターンと第2面本パターンとの位置ずれを、転写光の垂直性やマスク自体のゆがみなどに関係なく、簡便に小さくすることが可能となる。また、本発明のフォトマスク基板の作製方法を局所的に用いることによって、部分的に高精度なアライメントを行うことができるようになる。また、本発明のフォトマスク基板の作製方法によって作製されたフォトマスク基板によれば、簡便に位置ずれ等を小さくする作製方法によって作製されるものであるので、コスト的に安価となる。
本発明の実施の形態に係るフォトマスク基板の作製方法の概略を示す図である。 第1回目の描画、第2回目の描画に係る手順を示す図である。 アライメント専用マークの観察によるずれ量の計算の様子を示す図である。 第3回目の描画のために位置決めを行う様子、及び第3回目の描画の様子を示す図である。 アライメント専用マークのより実際的な寸法関係を示す図である。 本発明の他の実施の形態に係るフォトマスク基板の作製方法の概略を示す図である。 本発明の他の実施の形態に係るフォトマスク基板の作製方法の概略を示す図である。 本発明の他の実施の形態に係るフォトマスク基板の作製方法の概略を示す図である。 本発明の他の実施の形態に係るフォトマスク基板の作製方法の概略を示す図である。 本発明の実施の形態に係るフォトマスク基板の作製における基板のセッティングを説明する図である。 描画装置における支点部材に基づく座標系及び描画装置の座標系を説明する図である。 支点部材に基づく座標系及び描画装置の座標系がずれている場合における座標系調整用基板の描画結果を示す図である。 本発明の他の実施の形態に係るフォトマスク基板の作製方法の概略を示す図である。
符号の説明
100・・・フォトマスク基板
101・・・第1面本パターン、
102・・・第2面本パターン、
103・・・第1精度第1面本パターン
104・・・第2精度第1面本パターン
105・・・第1精度第2面本パターン
106・・・第2精度第2面本パターン
110、111、112、113・・・第1面アライメント専用マーク
115・・・第1面製品確認用アライメントマーク
120、121、122、123・・・第2面アライメント専用マーク
125・・・第2面製品確認用アライメントマーク
130・・・重ね合わせ時アライメント専用マーク、
200・・・座標系調整用基板、
201、202、203、204・・・座標系調整用マーク、
300・・・可動ステージ、
401・・・第1支点部材、
402・・・第2支点部材、
403・・・第3支点部材

Claims (9)

  1. 基板の第1面と第2面の両方に遮光パターンが形成されるフォトマスク基板を作製する方法であって、
    描画装置により前記基板の第1面に第1面本パターンと共に第1面アライメント専用マークを描画する工程と、
    描画装置により前記基板の第2面に第2面アライメント専用マークを描画する工程と、
    前記第1面アライメント専用マークと前記第2面アライメント専用マークと基づいてずれ量を計算する工程と、
    ずれ量分を補正して前記基板を描画装置に位置決めする工程と、
    描画装置により前記基板の第2面に第2面本パターンを描画する工程と、からなり、
    前記第1面アライメント専用マークと前記第2面アライメント専用マークとの寸法関係は、前記基板を描画装置に対して当て見当でセットしたとき、互いのマークが必ず重なるような裕度を有するように設定されることを特徴とするフォトマスク基板の作製方法。
  2. 基板の第1面と第2面の両方に遮光パターンが形成されるフォトマスク基板を作製する方法であって、
    描画装置により前記基板の第1面に第1面本パターンと共に第1面アライメント専用マーク、第1面製品確認用アライメントマークを描画する工程と、
    描画装置により前記基板の第2面に第2面アライメント専用マークを描画する工程と、
    前記第1面アライメント専用マークと前記第2面アライメント専用マークと基づいてずれ量を計算する工程と、
    ずれ量分を補正して前記基板を描画装置に位置決めする工程と、
    描画装置により前記基板の第2面に第2面本パターンと共に第2面製品確認用アライメントマークを描画する工程と、からなり、
    前記第1面アライメント専用マークと前記第2面アライメント専用マークとの寸法関係は、前記基板を描画装置に対して当て見当でセットしたとき、互いのマークが必ず重なるような裕度を有するように設定されることを特徴とするフォトマスク基板の作製方法。
  3. 基板の第1面と第2面の両方に遮光パターンが形成されるフォトマスク基板を作製する方法であって、
    描画装置により前記基板の第1面に第1面本パターンと共に、3つ以上の第1面アライメント専用マークを描画する工程と、
    描画装置により前記基板の第2面に第2面アライメント専用マークを描画する工程と、
    前記第1面アライメント専用マークと前記第2面アライメント専用マークと基づいてずれ量を計算する工程と、
    ずれ量分を補正して前記基板を描画装置に位置決めする工程と、
    描画装置により前記基板の第2面に第2面本パターンを描画する工程と、からなり、
    前記第1面アライメント専用マークと前記第2面アライメント専用マークとの寸法関係は、前記基板を描画装置に対して当て見当でセットしたとき、互いのマークが必ず重なるような裕度を有するように設定されることを特徴とするフォトマスク基板の作製方法。
  4. 基板の第1面と第2面の両方に遮光パターンが形成されるフォトマスク基板を作製する方法であって、
    描画装置により前記基板の第1面に第1面本パターンと共に第1面アライメント専用マークを描画する工程と、
    描画装置により前記基板の第2面に第2面アライメント専用マークと共に、所定精度を有する第2精度第2面本パターンを描画する工程と、
    前記第1面アライメント専用マークと前記第2面アライメント専用マークと基づいてずれ量を計算する工程と、
    ずれ量分を補正して前記基板を描画装置に位置決めする工程と、
    描画装置により前記基板の第2面に、前記第2精度第2面本パターンより精度の高い第1精度第2面本パターンを描画する工程と、からなることを特徴とするフォトマスク基板の作製方法。
  5. 前記第1面アライメント専用マークと前記第2面アライメント専用マークとの寸法関係は、前記基板を描画装置に対して当て見当でセットしたとき、互いのマークが必ず重なるような裕度を有するように設定されることを特徴とする請求項4に記載のフォトマスク基板の作製方法。
  6. 前記第1面アライメント専用マークと前記第2面アライメント専用マークは共に田の字状であり、それぞれの寸法は、1次元方向の長さで2桁のオーダーの差となるように設定されることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のフォトマスク基板の作製方法。
  7. 前記第2面本パターンのパターン密度が、前記第1面本パターンより高いことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のフォトマスク基板の作製方法。
  8. 前記基板の第2面の平坦性が、前記基板の第1面の平坦性より高いことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のフォトマスク基板の作製方法。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載のフォトマスク基板の作製方法によって作製されたことを特徴とするフォトマスク基板。
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