JPH1174189A - マスクの位置ずれ検出用マーク - Google Patents

マスクの位置ずれ検出用マーク

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JPH1174189A
JPH1174189A JP9249345A JP24934597A JPH1174189A JP H1174189 A JPH1174189 A JP H1174189A JP 9249345 A JP9249345 A JP 9249345A JP 24934597 A JP24934597 A JP 24934597A JP H1174189 A JPH1174189 A JP H1174189A
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JP
Japan
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mark
mask
marks
detecting
shape
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JP9249345A
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Inventor
Masaru Suzuki
勝 鈴木
Shinsuke Yamamoto
伸介 山本
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 常に適正な組み合わせの第1のマークと第2
のマークを使用してマスクの位置ずれを測定することが
可能な,マスクの位置ずれ検出用マークを提供する。 【解決手段】 ホトリソ工程で使用されるマスクの位置
ずれを検出するための,各マスクに対応した第1のマー
ク1a,2a,3aと,その中に配置される第2のマー
ク1b,2b,3bからなるマスクの位置ずれ検出用マ
ーク1,2,3において,第1のマーク1a,2a,3
aの形状を,各マスク毎に異なる形状としたことを特徴
とする。この位置ずれ検出用マークは,形状の違いによ
り適正な第1のマーク1a,2a,3aを識別できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,半導体素子やL
CDなどの製造で行われるホトリソ工程において,各レ
イヤー間のマスクの位置ずれを検出するためのマークに
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば半導体素子などの製造で行われる
ホトリソ工程では,半導体基板の表面に塗布したホトレ
ジストをステッパ装置(露光装置)を用いて露光する場
合,モニターウェハを使用して各レイヤー間のマスクの
位置ずれを検出している。そして,位置ずれが生じてい
た場合は,その結果を製品の露光工程にフィードバック
してマスクの位置を調整し,各レイヤー間の位置ずれを
最小限にしている。
【0003】従来,このような各レイヤー間のマスクの
位置ずれを検出するためのマークとして,図5に示すよ
うな,四角形状をなす第1のマーク101と,この第1
のマーク101の中に配置される,第1のマーク101
よりも面積の小さい四角形状をなす第2のマーク102
で構成された,いわゆるBox in Boxと呼ばれ
るまーく100が知られている。このマーク100にお
いては,第1のマーク101の中に第2のマーク102
を位置させて,例えば第1のマーク101の中心軸X,
Y方向に沿ってそれぞれ走査を行い,第1のマーク10
1の領域内の所定の位置(例えば第1のマーク101の
中央)を基準にして,第2のマーク102の位置ずれを
検出し,測長することにより各レイヤー間のマスクの位
置ずれを検出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで,半導体素子
などの製造ではホトリソ工程を複数回行うことにより,
基板表面に何層ものレイヤーを形成する。そして,各レ
イヤーの形成に複数のマスクが用いられ,各マスク毎に
第1のマークと第2のマークを用いた位置ずれの検出が
行われている。このため,ホトリソ工程を1回行う度に
1つのマークが増え,半導体素子の製造工程が進むほど
多数のマークが存在していくことになる。
【0005】しかしながら,従来の位置ずれの検出に利
用されていたマークは,各ホトリソ工程においていつも
同じ形状のマークを使用していた。このため,第1のマ
ークの中に第2のマークを位置させる際に,本来組み合
わせるべき第1のマークと第2のマークの組み合わせと
は異なる,誤った組み合わせのマークを使用してマスク
の位置ずれを測定してしまう心配があった。
【0006】従って本発明の目的は,常に適正な組み合
わせの第1のマークと第2のマークを使用してマスクの
位置ずれを測定することが可能な,マスクの位置ずれ検
出用マークを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に,請求項1の発明は,ホトリソ工程で使用されるマス
クの位置ずれを検出するための,各マスクに対応した第
1のマークと,この第1のマークの中に配置される第2
のマークからなるマスクの位置ずれ検出用マークにおい
て,前記第1のマークの形状を,各マスク毎に異なる形
状としたことを特徴とする。
【0008】この請求項1の位置ずれ検出用マークにあ
っては,各マスクに対応する第1のマークの形状が各マ
スク毎に異なっているため,形状の違いにより適正な第
1のマークを識別でき,第1のマークの中に第2のマー
クを位置させる際に,誤った組み合わせを選択する心配
がない。このため,常に適正な組み合わせの第1のマー
クと第2のマークを使用してマスクの位置ずれを測定す
ることができるようになる。
【0009】この請求項1の位置ずれ検出用マークにお
いて,請求項2に記載したように,例えば前記第1のマ
ークを,長方形又は正方形の少なくとも一つの角部を切
り欠いた形状とし,かつ,各マスク毎に切り欠く角部の
位置を異ならしめた構成とすることができる。そうすれ
ば,切り欠いた角部の位置によって正しい第1のマーク
を選択できるようになる。なお,この場合,請求項3に
記載したように,少なくとも1つの第1のマークは,角
部が切り欠かれていない形状としても良い。
【0010】また,請求項4の発明は,ホトリソ工程で
使用されるマスクの位置ずれを検出するための,各マス
クに対応した第1のマークと,この第1のマークの中に
配置される第2のマークからなるマスクの位置ずれ検出
用マークにおいて,前記第1のマークの近傍に,各マス
クに対応した識別マークを設けたことを特徴とする。
【0011】この請求項4の位置ずれ検出用マークにあ
っては,各マスクに対応する第1のマークの近傍に,各
マスクに対応した識別マークが設けられているため,そ
の識別マークを利用して適正な第1のマークを識別で
き,第1のマークの中に第2のマークを位置させる際
に,誤った組み合わせを選択する心配がない。このた
め,常に適正な組み合わせの第1のマークと第2のマー
クを使用してマスクの位置ずれを測定することができる
ようになる。
【0012】この請求項4の位置ずれ検出用マークにお
いて,請求項5に記載したように,例えば前記識別マー
クが,前記第1のマークに対して各マスク毎に異なる位
置に設けられている構成とすることができる。
【0013】更に,請求項6の発明は,ホトリソ工程で
使用されるマスクの位置ずれを検出するための,各マス
クに対応した第1のマークと,この第1のマークの中に
配置される第2のマークからなるマスクの位置ずれ検出
用マークにおいて,前記第1のマーク及び/又は前記第
2のマークの面積を,各マスク毎に異なる大きさとした
ことを特徴とする。
【0014】この請求項6の位置ずれ検出用マークにあ
っては,各マスクに対応する第1のマークや前記第2の
マークの面積が,各マスク毎に異なる大きさであるた
め,その面積の大小で適正な第1のマークと第2のマー
クの組み合わせを選択できるようになる。なお,この場
合,各マスクに対応して第1のマークの面積が異なって
いても良いし,各マスクに対応して第2のマークの面積
が異なっていても良い。また,各マスクに対応して第1
のマークの面積と第2のマークの面積の両方が異なって
いても良い。
【0015】
【発明の実施の形態】以下,本発明の好ましい実施の形
態を図面に従って説明する。図1は,本発明の第1の実
施の形態にかかる各マーク1,2,3を示している。な
お,説明のため,図1では3つのマーク1,2,3を示
したが,実際には,半導体素子などの製造で行われるホ
トリソ工程において使用される各マスク毎に,測定する
2レイヤーに対応した個数のマークが存在する。
【0016】これら各マーク1,2,3は,それぞれ第
1のマーク1aと第2のマーク1bの組み合わせ,第1
のマーク2aと第2のマーク2bの組み合わせ,第1の
マーク3aと第2のマーク3bの組み合わせによって構
成されている。そして,図示の例では,各マーク1,
2,3の第1のマーク1a,2a,3aはいずれも同程
度の大きさを有する正方形の少なくとも一つの角部を切
り欠いた形状に構成されている。ただし,各第1のマー
ク1a,2a,3aは,切り欠かれた角部の位置が互い
に異なっており,その位置の相違によってどのマークの
第1のマークであるかを識別できるようになっている。
例えば図示の例で説明すれば,マーク1の第1のマーク
1aは右下の角部を切り欠いた形状であり,マーク2の
第1のマーク2aは左下の角部を切り欠いた形状であ
り,マーク3の第1のマーク3aは右上の角部と左下の
角部を切り欠いた形状になっている。なお,いずれの第
1のマーク1a,2a,3aにおいても,切り欠かれた
各角部の大きさは,後述するマスクの位置ずれを検出す
る際に測定に影響を与えない程度の大きさに構成されて
いる。
【0017】一方,各マーク1,2,3において第1の
マーク1a,2a,3aの中にそれぞれ配置される第2
のマーク1b,2b,3bは,いずれも第1のマーク1
a,2a,3aよりも小さい面積の正方形に構成されて
いる。
【0018】ここで,本発明の第1の実施の形態にかか
るマーク1,2,3の形成工程を,実際の半導体装置の
製造に基づいてマーク1を代表として説明すると,図2
にようになる。即ち,先ず図2(1)に示すように,例
えばガリウムひ素基板などといった基板10の表面にレ
ジスト11を塗布し,このレジスト11をホトリソ工程
により例えばステッパ装置で露光する。現像後,エッチ
ングすることにより,基板10の表面に第2のマーク1
bを形成する。そして,例えば有機溶剤を用いてレジス
トを除去する。
【0019】次に,基板10の表面に再びレジスト12
を塗布し,このレジスト12をホトリソ工程により例え
ばステッパ装置で露光する。更に現像して,第1のマー
ク1aを形成する。図2(2)は,このようにして形成
された第1のマーク1aと第2のマーク1bからなるマ
ーク1を平面図と断面図によって示している。この図2
(2)に示されるように,マーク1において,第2のマ
ーク1bが第1のマーク1aの中に配置されている。な
お,マーク1以外のマーク2,3についても,マーク1
と同様の工程によって形成することができる。
【0020】さて,以上のように構成されるマーク1,
2,3を利用した位置ずれの検出を,マーク1を代表と
して説明すると次のようになる。先ず,図1に示すよう
に,第1のマーク1aの中に第2のマーク1bを位置さ
せた状態で,例えば第1のマーク1aの中心軸X,Y方
向に沿ってそれぞれ走査を行う。そして,第1のマーク
1aの領域内の所定の位置(例えば第1のマーク1aの
中央)を基準にして,第2のマーク1bの位置ずれを検
出し,測長する。測長装置として例えばレーザ共焦点型
顕微鏡を用いることができる。
【0021】こうして,第1のマーク1aを形成する際
に用いたマスクと第2のマーク1bを形成する際に用い
たマスクとの相対的な位置ずれを検出し,各レイヤー間
のマスクの位置ずれを検出する。なお,代表してマーク
1に基づいて説明したが,他のマーク2,3においても
同様に走査・測長を行うことにより各レイヤー間のマス
クの位置ずれを検出することができる。
【0022】この第1の実施の形態によれば,各マーク
1,2,3を形成している第1のマーク1a,2a,3
aの形状(切り欠かれた角部の位置)が互いに異なって
いるので,例えば,マーク1においてマスクの位置ずれ
を検出しようとする場合は,右下の角部が切り欠かれた
形状の第1のマーク1aを選択して第2のマーク1bと
の間で検出を行えば良い。このように形状的に他のマー
ク2,3と区別できるるので,誤った組み合わせのマー
クを使用して位置ずれを測定してしまう心配がない。
【0023】次に,図3は,本発明の第2の実施の形態
にかかる各マーク11,12,13を示している。な
お,先に説明した第1の実施の形態と同様に,実際には
マークの個数は3つに限られない。
【0024】これら各マーク11,12,13は,それ
ぞれ第1のマーク11aと第2のマーク11bの組み合
わせ,第1のマーク12aと第2のマーク12bの組み
合わせ,第1のマーク13aと第2のマーク13bの組
み合わせによって構成されている。そして,図示の例で
は,各マーク11,12,13の第1のマーク11a,
12a,13aはいずれも同程度の大きさを有する正方
形に構成されている。各第1のマーク11a,12a,
13aの近傍には,各マスク11,12,13に対応し
た識別マーク11c,12c,13cがそれぞれ設けら
れている。ただし,各識別マーク11c,12c,13
cは,各マスク11,12,13毎に互いに異なる位置
に配置されており,その位置や個数の相違によってどの
マークの識別マークであるかを認識できるようになって
いる。例えば図示の例で説明すれば,マーク11の識別
マーク11cは第1のマーク11aの右下に配置され,
マーク12の識別マーク12cは第1のマーク12aの
左下に配置され,更に,マーク13の識別マーク13c
は第1のマーク13aの右下と左下の両方に配置されて
いる。なお,いずれのマーク11,12,13において
も,各識別マーク11c,12c,13cは,後述する
マスクの位置ずれを検出する際に認識でき,かつ,測定
には影響しない領域に配置されている。また,これら第
1のマーク11a,12a,13a及び第2のマーク1
1b,12b,13bは,先に図2で説明した第1の実
施の形態にかかる第1のマーク1a及び第2のマーク1
bと同様のホトリソ工程によって形成することができ
る。また,各識別マーク11c,12c,13cは,各
第1のマーク11a,12a,13aをホトリソ工程に
より露光・現像して形成する際に,同時進行で形成する
ことができる。
【0025】一方,各マーク11,12,13において
第1のマーク11a,12a,13aの中にそれぞれ配
置される第2のマーク11b,12b,13bは,いず
れも第1のマーク11a,12a,13aよりも小さい
面積の正方形に構成されている。
【0026】さて,この第2の実施の形態においても,
例えばマーク11を代表として説明すると,先ず図3に
示すように,第1のマーク11aの中に第2のマーク1
1bを位置させた状態で,例えば第1のマーク11aの
中心軸X,Y方向に沿ってそれぞれ走査を行う。そし
て,第1のマーク11aの領域内の所定の位置(例えば
第1のマーク11aの中央)を基準にして,第2のマー
ク11bの位置ずれを検出し,測長する。こうして,各
レイヤー間のマスクの位置ずれを検出する。なお,他の
マーク12,13においても同様に各レイヤー間のマス
クの位置ずれが検出される。
【0027】この第2の実施の形態によれば,各マーク
11,12,13を形成している第1のマーク11a,
12a,13aの近傍に各マスクに対応した識別マーク
11c,12c,13cが設けられているため,例え
ば,マーク11においてマスクの位置ずれを検出しよう
とする場合は,右下に識別マーク11cが設けられてい
る第1のマーク11aを選択して第2のマーク11bと
の間で検出を行えば良い。このように他のマーク12,
13と明確に区別できるので,誤った組み合わせのマー
クを使用して位置ずれを測定してしまう心配がない。
【0028】次に,図4は,本発明の第3の実施の形態
にかかる各マーク21,22,23を示している。な
お,先に説明した第1,2の実施の形態と同様に,実際
にはマークの個数は3つに限られない。
【0029】これら各マーク21,22,23は,それ
ぞれ第1のマーク21aと第2のマーク21bの組み合
わせ,第1のマーク22aと第2のマーク22bの組み
合わせ,第1のマーク23aと第2のマーク23bの組
み合わせによって構成されている。そして,図示の例で
は,マーク22の第1のマーク22aの面積が,他のマ
ーク21,23の第1のマーク21a,23aの面積よ
りも大きく形成されており,また,マーク23の第2の
マーク23bの面積が,他のマーク21,22の第2の
マーク21b,22bの面積よりも大きく形成されてい
る。これにより,マーク21は小さい第1のマーク21
aと小さい第2のマーク21bの組み合わせ(小小),
マーク22は大きい第1のマーク22aと小さい第2の
マーク22bの組み合わせ(大小),マーク23は小さ
い第1のマーク23aと大きい第2のマーク23bの組
み合わせ(小大)によって構成されている。このよう
に,第3の実施の形態にかかる各マーク21,22,2
3は,第1のマークと第2のマークの面積の大小に基づ
いてどのマークであるかを認識できるようになってい
る。なお,いずれのマーク21,22,23において
も,各第1のマーク21a,22a,23aと各第2の
マーク21b,22b,23bの面積は,後述するマス
クの位置ずれを検出する際に測定ができる大きさに設定
されている。また,これら第1のマーク21a,22
a,23a及び第2のマーク21b,22b,23b
は,先に図2で説明した第1の実施の形態にかかる第1
のマーク1a及び第2のマーク1bと同様のホトリソ工
程によって形成することができる。
【0030】さて,この第3の実施の形態においても,
例えばマーク21を代表として説明すると,先ず図4に
示すように,第1のマーク21aの中に第2のマーク2
1bを位置させた状態で,例えば第1のマーク21aの
中心軸X,Y方向に沿ってそれぞれ走査を行う。そし
て,第1のマーク21aの領域内の所定の位置(例えば
第1のマーク21aの中央)を基準にして,第2のマー
ク21bの位置ずれを検出し,測長する。こうして,各
レイヤー間のマスクの位置ずれを検出する。なお,他の
マーク22,23においても同様に各レイヤー間のマス
クの位置ずれが検出される。
【0031】この第3の実施の形態によれば,各マーク
21,22,23を形成している第1のマーク21a,
22a,23aと第2のマーク21b,22b,23b
の面積の大小の組み合わせが互いに異なっているため,
例えば,マーク21においてマスクの位置ずれを検出し
ようとする場合は,小さい第1のマーク21aと小さい
第2のマーク21bの組み合わせ(小小)を選択して位
置ずれを検出すれば良く,マーク22においてマスクの
位置ずれを検出しようとする場合は,大きい第1のマー
ク22aと小さい第2のマーク22bの組み合わせ(大
小)を選択して位置ずれを検出すれば良く,マーク23
においてマスクの位置ずれを検出しようとする場合は,
小さい第1のマーク23aと大きい第2のマーク23b
の組み合わせ(小大)を選択して位置ずれを検出すれば
良い。このため,各マーク21,22,23を明確に区
別でき,誤った組み合わせのマークを使用して位置ずれ
を測定してしまう心配がない。
【0032】以上,本発明の好ましい実施の形態につい
て例をあげて説明したが,本発明は以上に説明した形態
に限定されないことは勿論であり,当業者の想到し得る
範囲内において適宜変形実施することが可能である。例
えば,以上の実施の形態ではGaAs基板を用いた工程
について説明したが,Siウェハプロセスやその他の半
導体素子の製造,LCD基板の製造などに本発明を適用
することも可能である。また,基板の表面に直接マーク
を形成させる他,基板上に成膜された薄膜やメタル,レ
ジスト等にマークを形成しても良い。また,マークの形
状は,長方形としても良く,その他任意の形状も採り得
る。また,図1で説明したように,全部の第1のマーク
において角部を切り取った形状としても良いが,少なく
とも1つの第1のマークは,角部が切り欠かれていない
形状であっても良い。更に,角部を斜めに切り欠く場合
に限らず,測定に影響を与えない形状であればどのよう
なパターンを形成しても構わない。また,位置ずれを検
出する際に基準とする位置は,必ずしも第1のマークの
中央である必要はなく,第1のマークの中央からオフセ
ットした位置を基準にしても良い。更に,第1のマーク
と第2のマークの形成順序はどちらが先でも良い。な
お,各マークの面積をなるべく大きくすることにより,
測定精度を向上させることができる。また,図3で説明
した識別マークの形状は正方形に限らず,任意の形状に
でき,識別マークの形状や個数を代えても良い。一方,
マークの面積を縮小すれば,レチクル中に本パターンを
配置する面積が相対的に増え,レチクル内の比率を向上
でき,チップ単価を安くすることが可能となる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば,常に適正な組み合わせ
の第1のマークと第2のマークを使用してマスクの位置
ずれを測定することができるようになる。このためホト
リソ工程を利用した半導体素子やLCDの製造が正確に
なり,歩留まりが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる位置ずれ検
出用マークの説明図である。
【図2】図1のマークの形成工程の説明図であり,
(1)は第2のマークを示す断面図を示し,(2)は第
1のマークと第2のマークからなるマークを平面図と断
面図によって示している。
【図3】本発明の第2の実施の形態にかかる位置ずれ検
出用マークの説明図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態にかかる位置ずれ検
出用マークの説明図である。
【図5】従来の位置ずれ検出用マークの説明図である。
【符号の説明】
1 マーク 1a 第1のマーク 1b 第2のマーク 10 基板 11,12 レジスト

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホトリソ工程で使用されるマスクの位置
    ずれを検出するための,各マスクに対応した第1のマー
    クと,この第1のマークの中に配置される第2のマーク
    からなるマスクの位置ずれ検出用マークにおいて,前記
    第1のマークの形状を,各マスク毎に異なる形状とした
    ことを特徴とするマスクの位置ずれ検出用マーク。
  2. 【請求項2】 前記第1のマークを,長方形又は正方形
    の少なくとも一つの角部を切り欠いた形状とし,かつ,
    各マスク毎に切り欠く角部の位置を異ならしめたことを
    特徴とする請求項1に記載のマスクの位置ずれ検出用マ
    ーク。
  3. 【請求項3】 少なくとも1つの第1のマークは,角部
    が切り欠かれていない形状であることを特徴とする請求
    項2に記載のマスクの位置ずれ検出用マーク。
  4. 【請求項4】 ホトリソ工程で使用されるマスクの位置
    ずれを検出するための,各マスクに対応した第1のマー
    クと,この第1のマークの中に配置される第2のマーク
    からなるマスクの位置ずれ検出用マークにおいて,前記
    第1のマークの近傍に,各マスクに対応した識別マーク
    を設けたことを特徴とするマスクの位置ずれ検出用マー
    ク。
  5. 【請求項5】 前記識別マークが,前記第1のマークに
    対して各マスク毎に異なる位置に設けられていることを
    特徴とする請求項4に記載のマスクの位置ずれ検出用マ
    ーク。
  6. 【請求項6】 ホトリソ工程で使用されるマスクの位置
    ずれを検出するための,各マスクに対応した第1のマー
    クと,この第1のマークの中に配置される第2のマーク
    からなるマスクの位置ずれ検出用マークにおいて,前記
    第1のマーク及び/又は前記第2のマークの面積を,各
    マスク毎に異なる大きさとしたことを特徴とするマスク
    の位置ずれ検出用マーク。
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Cited By (4)

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JP2001339049A (ja) * 2000-05-30 2001-12-07 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置、フォトマスクおよび半導体装置の製造方法
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