JP2000323329A - ノイズフィルタ - Google Patents

ノイズフィルタ

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JP2000323329A
JP2000323329A JP12801099A JP12801099A JP2000323329A JP 2000323329 A JP2000323329 A JP 2000323329A JP 12801099 A JP12801099 A JP 12801099A JP 12801099 A JP12801099 A JP 12801099A JP 2000323329 A JP2000323329 A JP 2000323329A
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soft magnetic
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道治 小川
Kazuhisa Tsutsui
和久 筒井
Shinichiro Yahagi
慎一郎 矢萩
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01F1/00Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties
    • H01F1/01Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
    • H01F1/03Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
    • H01F1/12Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of soft-magnetic materials
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Abstract

(57)【要約】 【課題】軽くて割れ難く、また成形性が良く、とりわけ
500MHz以上の高周波帯域におけるノイズを充分に
除去できるノイズフィルタを提供する。 【解決手段】絶縁性のゴム又は合成樹脂中に軟磁性粉末
の偏平化物を分散させた分散物を射出成形又は押出成形
して、その成形体中に該偏平化物を該成形体表面に沿う
方向へ配向させた配向層を形成させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はノイズフィルタに関
する。各種の電気乃至電子機器においては、それを構成
する電気乃至電子回路から発生する誘導性ノイズによる
ところの高周波ノイズが発生し、これにより誤動作等の
障害を生じることが問題になっている。特に近年では、
電気乃至電子機器の小型化及び薄型化が求められ、これ
に伴ってこれらの機器に実装される電気乃至電子回路が
高密度化すると、またその一方で通信速度や演算速度の
高速化が求められ、これに伴って電圧や電流が急激に変
化すると、上記のような高周波ノイズが発生し易くな
り、これによる悪影響が大きな問題になっている。かか
る高周波ノイズは、その一部は輻射ノイズとして放射さ
れるが、残部は伝導ノイズとして電気乃至電子機器のケ
ーブル中を流れる。本発明は、電気乃至電子機器のケー
ブル中を伝導ノイズとして流れる高周波ノイズ、なかで
も500MHz以上の高周波ノイズを、該ケーブルに被
着することにより除去するノイズフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電気乃至電子機器のケーブルに被
着することにより該ケーブル中を流れる伝導ノイズを除
去するノイズフィルタとして一般に、フェライト焼結体
が使用されている。ところが、かかる従来のノイズフィ
ルタには、その材質に起因して重い、割れ易い、成形性
が悪いという欠点があり、とりわけ500MHz以上の
高周波帯域におけるノイズを充分に除去できないという
欠点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、フェライト焼結体から成る従来のノイズフ
ィルタでは、その材質に起因して重い、割れ易い、成形
性が悪いという点であり、とりわけ500MHz以上の
高周波帯域におけるノイズを充分に除去できない点であ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する本
発明は、電気乃至電子機器のケーブルに被着して該ケー
ブル中を流れる伝導ノイズを除去するノイズフィルタで
あって、絶縁性のゴム又は合成樹脂中に軟磁性粉末の偏
平化物を分散させた分散物から射出成形又は押出成形さ
れており、且つその成形体中に該偏平化物を該成形体表
面に沿う方向へ配向させた配向層が形成されて成ること
を特徴とするノイズフィルタに係る。
【0005】本発明に係るノイズフィルタは、電気乃至
電子機器のケーブルに被着して使用するものであり、電
気乃至電子機器のケーブルに被着することにより該ケー
ブル中を流れる伝導ノイズを吸収して除去するものであ
る。
【0006】本発明に係るノイズフィルタは、絶縁性の
ゴム又は合成樹脂中に軟磁性粉末の偏平化物を分散させ
た分散物から成形されたものである。絶縁性のゴムとし
ては、天然ゴムの他に、クロロプレンゴム、ポリブタジ
エンゴム、ポリイソプレンゴム、エチレンプロピレンゴ
ム、ブタジエンアクリロニトリルゴム、イソブチレンイ
ソプロピレンゴム、スチレンブタジエンゴム等の合成ゴ
ムが挙げられる。また絶縁性の合成樹脂としては、ポリ
エステル、ポリメタクリレート、ポリプロピレン、ポリ
塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリカーボネート、ポリ
スチレン、ポリウレタン、ナイロン、フェノール樹脂、
エポキシ樹脂等が挙げられる。これらのうちでは、ナイ
ロンが好ましく、ナイロン12がより好ましい。
【0007】以上例示したような絶縁性のゴム又は合成
樹脂中に分散させる軟磁性粉末の偏平化物としては、そ
れ自体は公知の各種のアモルファス合金粉末、パーマロ
イ合金粉末、モリブデンパーマロイ合金粉末、センダス
ト合金粉末等の軟磁性粉末を偏平化処理したものを適用
できるが、かかる軟磁性粉末としては、0.5〜40重
量%、好ましくは0.5〜20重量%のCr及び0.0
1〜20重量、好ましくは0.1〜20重量のAlを含
有し、残部主成分としてFeを含有するものが好まし
い。その偏平化処理が容易であり、透磁性の高いものが
得られるからである。この場合、その電気抵抗を調整し
たり又は耐食性を向上する等、他の目的で必要に応じ、
0.001〜5重量%、好ましくは0.1〜3重量%の
Si、0.1〜40重量%、好ましくは0.5〜20重
量%のNiを含有するものとすることもできる。
【0008】以上例示したような軟磁性粉末は、D50
表わされる平均粒径、すなわちその粒度分布において粒
径の小さい方から重量を累計し、累計が50%になった
ときの粒径が50μm以下のものが好ましく、10〜2
0μmのものがより好ましい。またかかる軟磁性粉末を
偏平化処理した偏平化物は、アスペクト比2〜50のも
のが好ましく、10〜30のものがより好ましい。絶縁
性のゴム又は合成樹脂中に軟磁性粉末の偏平化物を均一
分散すると共に、その分散物から得られる成形体中に該
偏平化物を一定方向に配向させ易くし、よって該成形体
のノイズフィルタとしての機能を高めるためである。
【0009】絶縁性のゴム又は合成樹脂中に分散させる
軟磁性粉末の偏平化物の量は、該分散物から得られる成
形体に求められるノイズフィルタとしての性能、軟磁性
粉末それ自体の組成等により異なるが、該分散物は通
常、絶縁性のゴム又は合成樹脂中に軟磁性粉末の偏平化
物を70〜95重量%含有するものとし、好ましくは8
0〜90重量%含有するものとする。
【0010】本発明に得るノイズフィルタは、以上説明
したような分散物から射出成形又は押出成形されてお
り、且つその成形体中に軟磁性粉末の偏平化物を該成形
体表面に沿う方向へ配向させた配向層が形成されて成る
ものである。成形体中に軟磁性粉末の偏平化物が含まれ
ていれば、その配向方向の如何にかかわらず、該成形体
はノイズフィルタとして相応に機能するものとなるが、
かかる成形体をノイズフィルタとして実際に使用する場
合、電気乃至電子機器のケーブルに被着して該ケーブル
中を流れる伝導ノイズを除去するのであるから、該成形
体中の偏平化物は、使用時において該ケーブルをあたか
も囲むように、したがって該ケーブルの表面に沿うよう
に、すなわち該ケーブルに被着する成形体の表面に沿う
ように配向するのが効果的である。
【0011】上記の観点から、本発明に係るノイズフィ
ルタでは、成形体中に軟磁性粉末の偏平化物を該成形体
表面に沿う方向へ配向させた配向層が形成されているの
であり、またそのためにかかる成形体は射出成形又は押
出成形されているのである。絶縁性のゴム又は合成樹脂
中に軟磁性粉末の偏平化物を分散させた分散物を、射出
口又は押出口から成形型内へ注入して、射出成形又は押
出成形すると、該成形型の型面近傍においては、したが
って結果的には得られる成形体の表層に、該偏平化物が
該成形体の表面に沿う方向へ配向した配向層が形成され
る。
【0012】上記のような配向層は、その性質上、その
厚みが厚いほど好ましく、0.3mm以上の厚みとするの
が好ましい。配向層を効果的に形成し、またその厚みを
厚くするためには、射出成形又は押出成形において、成
形型との関係で、射出口又は押出口の位置及びそれらの
形状を適宜に選択する。例えば円筒形の成形体を得る場
合には、その成形型の軸線方向に射出口又は押出口を設
け、それらの開口部を薄膜状の円筒形とするのが好まし
く、或はその成形型の接線方向に射出口又は押出口を設
け、それらの開口部を薄膜状の平板形とするのが好まし
い。
【0013】射出成形又は押出成形で選られる成形体の
形状は任意であり、例えば円筒形であっても、円筒形を
その軸線方向又は半径方向に分割した分割片形であって
もよい。成形体が分割片型である場合には通常、これら
を組合わせて円筒形にした状態で、ノイズフィルタとし
てケーブルに被着する。円筒形である場合においても例
えば、内筒形とこれよりも大径の外円筒とを別々に成形
し、内円筒の外周に外円筒を嵌合したものをノイズフィ
ルタとして使用することもできる。この場合には結果と
して、ノイズフィルタの外周面及び内周面における表層
部だけではなく、内層部にも前述したような配向層が形
成されたものとなる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明に係るノイズフィルタの実
施形態としては、下記の1)〜5)が挙げられる。 1)ナイロン12中に、軟磁性粉末(7重量%のCr、
9重量%のAl、残部がFe及び不可避不純物からな
る、D50=15μmの軟磁性粉末)の偏平化物(アスペ
クト比=20)を均一分散させた分散物を用いて射出成
形した円筒体(内径8.5mm×外径12mm×長さ16m
m)であって、内外表層部にその表面に沿う方向へ上記
偏平化物が配向した配向層(厚み=0.35mm)を有す
る円筒体から成るノイズフィルタ。
【0015】2)ナイロン12中に、軟磁性粉末(7.
5重量%のCr、9重量%のAl、0.2重量%のS
i、20重量%のNi、残部がFe及び不可避不純物か
らなる、D50=20μmの軟磁性粉末)の偏平化物(ア
スペクト比=25)を均一分散させた分散物を用いて射
出成形した円筒体(内径8.5mm×外径12mm×長さ1
6mm)であって、内外表層部にその表面に沿う方向へ上
記偏平化物が配向した配向層(厚み=0.31mm)を有
する円筒体から成るノイズフィルタ。
【0016】3)ナイロン6中に、軟磁性粉末(7重量
%のCr、9重量%のAl、0.2重量%のSi、0.
1重量%のC、残部がFe及び不可避不純物からなる、
50=15μmの軟磁性粉末)の偏平化物(アスペクト
比=15)を均一分散させた分散物を用いて射出成形し
た円筒体(内径8.5mm×外径12mm×長さ16mm)で
あって、内外表層部にその表面に沿う方向へ上記偏平化
物が配向した配向層(厚み=0.33mm)を有する円筒
体から成るノイズフィルタ。
【0017】4)ナイロン12中に、軟磁性粉末(7重
量%のCr、9重量%のAl、残部がFe及び不可避不
純物からなる、D50=15μmの軟磁性粉末)の偏平化
物(アスペクト比=20)を均一分散させた分散物を用
いて押出成形した円筒体(内径8.5mm×外径12mm×
長さ16mm)であって、内外表層部にその表面に沿う方
向へ上記偏平化物が配向した配向層(厚み=0.41m
m)を有する円筒体から成るノイズフィルタ。
【0018】5)ポリ塩化ビニル中に、軟磁性粉末
(7.5重量%のCr、8重量%のAl、0.2重量%
のSi、20重量%のNi、0.1重量%のC、残部が
Fe及び不可避不純物からなる、D50=25μmの軟磁
性粉末)の偏平化物(アスペクト比=20)を均一分散
させた分散物を用いて押出成形した円筒体(内径8.5
mm×外径12mm×長さ16mm)であって、内外表層部に
その表面に沿う方向へ上記偏平化物が配向した配向層
(厚み=0.37mm)を有する円筒体から成るノイズフ
ィルタ。
【0019】
【実施例】下記1)〜6)の手順で、ノイズフィルタと
しての円筒体を成形した。 1)軟磁性粉末の製造:7重量%のCr、9重量%のA
l、残部がFe及び不可避不純物からなる合金の溶湯を
水噴霧で粉砕処理し、D50=15μmの軟磁性粉末を得
た。 2)偏平化処理:上記1)で得た軟磁性粉末を大型アト
ライタに供し、180rpmで6時間、偏平化処理し
た。 3)乾燥及び熱処理:上記2)で得た偏平化物を真空乾
燥機に供し、真空雰囲気下に130℃で1時間、乾燥処
理した後、熱処理炉に供し、アルゴンガス雰囲気下に7
00℃で1時間、熱処理して、歪を除去した。 4)表面処理:上記3)で得た熱処理物を万能混合撹拌
機に供し、これにカップリング剤(熱処理物に対し1重
量%のシラン系カップリング剤、3重量のエタノール及
び0.3重量%の水)を加えて20分間混合撹拌した
後、アルゴンガス雰囲気に130℃で3時間、表面処理
した。 5)ペレットの製造:上記4)で得た表面処理物とナイ
ロン12とを連続混練押出機に供し(表面処理物85重
量部に対しナイロン12を15重量部の割合)、スクリ
ュー回転数100rpm、200〜230℃で均一に混
練しつつ押出して、6mmφのペレットを製造した。 6)射出成形:上記5)で得たペレットを射出成形機に
供し、大気雰囲気下に80℃で5時間、乾燥処理した
後、230〜270℃に加熱して、射出口から成形型へ
射出し、円筒体を得た。射出口金は、円筒体を得るため
の成形型の軸線方向に設け、その開口部を間隙0.5mm
の薄膜状の円筒形としたものを用いた。
【0020】図1はかくして成形した本発明に係るノイ
ズフィルタとしての円筒体を示す軸線方向の縦断面図、
図2は図1の破線で囲んだ部分の拡大図である。成形し
た円筒体1は、内径rが8.5mm、外径Rが12mm、長
さ(高さ)hが16mmのもので、軸線方向の内外表層部
にその表面に沿う方向へ軟磁性粉末の偏平化物2が配向
した厚み0.35mmの配向層3,4を有するものであっ
た。
【0021】図3は、図1及び図2について前述した円
筒体(実施例)と、同じ形状に作製したフェライト焼結
体(比較例)とについて、それらのノイズフィルタとし
ての機能を調べるため、インピーダンスアナライザを用
いて、それらの周波数に対するインピーダンスを測定し
た結果を示すグラフである。図3では、横軸に周波数
(MHz)を目盛り、縦軸にインピーダンスZ(Ω)を
目盛っている。また図3中、曲線5は実施例の場合を示
しており、曲線6は比較例の場合を示していて、曲線7
はインピーダンスアナライザのケーブル(ブランク)の
場合を示している。図3からも明らかなように、500
MHz以上の高周波帯域において、ブランクに対し比較
例ではインピーダンスが相対的に増加せず、したがって
かかる高周波帯域のノイズを効果的に除去できないこと
が認められるが、ブランクに対し実施例ではインピーダ
ンスが相対的に増加しており、したがってかかる高周波
帯域のノイズを効果的に除去できることが認められる。
【0022】
【発明の効果】既に明らかなように、以上説明した本発
明には、その材質に起因して軽い、割れ難い、成形性が
良いという効果があり、とりわけ500MHz以上の高
周波帯域におけるノイズを充分に除去できるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るノイズフィルタとしての円筒体を
示す軸線方向の縦断面図。
【図2】図1の破線で囲んだ部分の拡大図。
【図3】図1及び図2の円筒体等について周波数に対す
るインピーダンスを測定した結果を示すグラフ。
【符号の説明】
1・・円筒体、2・・軟磁性粉末の偏平化物、3,4・
・配向層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気乃至電子機器のケーブルに被着して
    該ケーブル中を流れる伝導ノイズを除去するノイズフィ
    ルタであって、絶縁性のゴム又は合成樹脂中に軟磁性粉
    末の偏平化物を分散させた分散物から射出成形又は押出
    成形されており、且つその成形体中に該偏平化物を該成
    形体表面に沿う方向へ配向させた配向層が形成されて成
    ることを特徴とするノイズフィルタ。
  2. 【請求項2】 軟磁性粉末が、0.5〜40重量%のC
    r及び0.01〜20重量%のAlを含有し、残部主成
    分としてFeを含有するものである請求項1記載のノイ
    ズフィルタ。
  3. 【請求項3】 軟磁性粉末がD50で表わされる平均粒径
    50μm以下のものである請求項1又は2記載のノイズ
    フィルタ。
  4. 【請求項4】 軟磁性粉末の偏平化物がアスペクト比2
    〜50のものである請求項1、2又は3記載のノイズフ
    ィルタ。
  5. 【請求項5】 分散物が絶縁性のゴム又は合成樹脂中に
    軟磁性粉末の偏平化物を70〜95重量%含有するもの
    である請求項1、2、3又は4記載のノイズフィルタ。
  6. 【請求項6】 配向層が0.3mm以上の厚みで形成され
    た請求項1、2、3、4又は5記載のノイズフィルタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009044514A1 (ja) * 2007-10-03 2009-04-09 Hitachi Metals, Ltd. コイル部品
JP2019102713A (ja) * 2017-12-06 2019-06-24 株式会社トーキン インダクタ、及びその製造方法

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