JP2000323023A - Ac型ガス放電表示装置の製造方法 - Google Patents

Ac型ガス放電表示装置の製造方法

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JP2000323023A
JP2000323023A JP12893499A JP12893499A JP2000323023A JP 2000323023 A JP2000323023 A JP 2000323023A JP 12893499 A JP12893499 A JP 12893499A JP 12893499 A JP12893499 A JP 12893499A JP 2000323023 A JP2000323023 A JP 2000323023A
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electrode
electrodes
overcoat
discharge
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JP12893499A
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English (en)
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Susumu Sakamoto
進 阪本
Eiji Naraki
英二 楢木
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Noritake Co Ltd
Noritake Electronics Ltd
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Noritake Co Ltd
Noritake Electronics Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】絶縁体膜に覆われる電極の製造過程における断
線検査が容易なガス放電表示装置の製造方法を提供す
る。 【解決手段】オーバ・コート形成工程において、オーバ
・コート32が窓部40を備えた穴明き形状に形成され
てその窓部40内に書込電極18の先端部38が露出さ
せられる一方、窓部閉塞工程において、露出させられて
いたその先端部38がその窓部40を低軟化点ガラス4
2で塞ぐことによって覆われる。そのため、オーバ・コ
ート32の形成後においても、書込電極18はその両端
部が露出させられていることから、窓部40を閉塞する
までの期間はその書込電極18の断線検査を随時実施し
得る。一方、その先端部38も製造工程の何れかの段階
で低軟化点ガラス42で覆われることになるため、それ
が露出させられていることに起因する放電空間16内の
雰囲気変化やマイグレーション等の不都合は何ら生じな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、電極を絶縁体膜で覆った形式の
AC型ガス放電表示装置の製造方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一対の平行平板間に形成された気密空間
内に物理的或いは電気的に区画形成されて縦横に並ぶ複
数の発光区画(セル)と、それら複数の発光区画内で選
択的に放電を発生させるための複数本の放電電極とを備
え、その気密空間内のガス放電を利用して発光させるこ
とにより、文字、記号、或いは図形等の所望の画像を表
示する形式のガス放電表示装置が知られている。例え
ば、ガス放電によって生じたプラズマの生成に伴うネオ
ン・オレンジ等の発光を直接利用し、或いは、発光区画
内に蛍光体が備えられてプラズマによって生じた紫外線
により励起させられたその蛍光体の発光を利用する形式
のプラズマ・ディスプレイ・パネル(PlasmaDisplay Pa
nel:PDP)等がそれである。このようなガス放電表
示装置は、平板型で大画面化、薄型化、および軽量化が
容易であると共に、CRT並の広い視野角および早い応
答速度を有しているため、CRTに代わる画像表示装置
として期待されている。
【0003】上記のようなガス放電表示装置は、電極構
造でAC型パネルとDC型パネルとに大別される。前者
のAC型パネルは、放電電極が鉛含有ガラス等の無機材
料から成る絶縁体(誘電体)膜で覆われていることか
ら、その上に蓄積される電荷によって好適にメモリ効果
が得られて放電を容易に持続させ得ると共に、放電ガス
・イオンによる放電電極のスパッタが生じ難い等の利点
がある。例えば一対の平行平板のうちの光の射出側とな
る前面板の内面に一方向に沿って伸びる長手状の放電電
極対を縞(ストライプ)状に設けると共に、他方の背面
板内面にその放電電極と直交する方向に沿って伸びる長
手状の書込電極を縞状に設けた3電極構造は、AC型パ
ネルの代表的な電極構成例である。なお、放電電極は各
対間で表示放電を発生させるためのものであり、書込電
極は放電電極との間で発光区画(セル)を選択するため
の書込(アドレス)放電を発生させるためのものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、AC型パネ
ルに備えられる複数本の電極には、極めて細幅に設けら
れるその電極の幅寸法よりも大きい幅寸法を有する端子
部が各々の端部に設けられ、その端子部を介して外部回
路に接続されている。このとき、端子部相互の短絡を防
止するため、複数本の電極は、各々の一端および他端に
交互に端子部が備えられた「千鳥」に配設されることが
多く、精細度の高い表示装置ではそのような配設形状が
必須となる。
【0005】上記のようなAC型パネルを製造するに際
しては、一対の平行平板の内面に電極を厚膜印刷法、リ
フトオフ法、感光法や薄膜法等によって形成した後、そ
れを覆うように無機絶縁体膜がその内面上に設けられ
る。このとき、無機絶縁体膜は、上記の端子部が露出し
且つその端子部の反対側に位置する電極の先端部が覆わ
れるように形成される。そのため、個々の電極はその一
端だけが露出していることから、無機絶縁体膜を形成し
た後にはその両端間に電圧を印加して断線検査をするこ
とができないという問題があった。無機絶縁体膜の形成
後にも、気密空間内を複数の放電空間に区分する隔壁を
形成し或いは蛍光体層を塗着するために乾燥や焼成等の
熱処理が繰り返し施されることから、製造過程において
断線検査を随時実施することが望まれるのである。な
お、電極パターンを光学的に拡大してその外観を目視に
て検査するように電極の断線を非接触で検査する方法も
あるが、このような方法では測定精度が低い。しかも、
使用中に断線するような電流容量が不十分な電極を発見
するためには、上記のような電極が断線する大きさの検
査電流を印加する断線検査方法が望ましいといえる。
【0006】また、前記の無機絶縁体膜を形成する際に
電極の先端部も露出させておけば、製造過程における断
線検査が可能となる。しかしながら、AC型パネルの電
極は、導電性や経済性等の観点から厚膜銀等の厚膜導電
材料で構成されることが多く、しかも、微小な相互間隔
を以て配設される。例えば、3電極構造の場合の前面板
内面に備えられる放電電極は、光の透過率を可及的に高
くする目的で酸化インジウム錫(ITO)等の透明電極
材料で構成されるが、その透明電極の導電性を補うため
に厚膜導電材料から成るバス電極(金属電極)がそれに
重ねて設けられるのが通例である。また、書込電極も一
般に厚膜銀等で構成される。そのため、気密空間外で電
極が露出させられている場合においては、使用中のマイ
グレーション等によって電極が相互に短絡し得、気密空
間内で電極が露出させられている場合には、そのアウト
・ガスで真空度が変化すると共に蛍光体層が備えられて
いればそれが汚染されて発光効率が低下し得るという問
題がある。特に、前者の問題は、表示の精細度が高めら
れるほど電極間隔が小さくなるため著しく、表面にNa
(ナトリウム)の存在するソーダ・ライム・ガラス等が
安価であることを理由に平板材料として用いられること
が一層マイグレーションを加速させる。したがって、電
極の先端部を露出させたままにすることはできない。な
お、書込電極は露出していても機能上何ら支障はない
が、上記のような理由からオーバ・コートと称される無
機絶縁体膜で覆われている。
【0007】また、前記の端子部は、外部回路と接続し
た後にマイグレーションや腐食等を防止するために合成
樹脂で覆われる。したがって、電極の先端部も同様に合
成樹脂で覆うことが考えられる。しかしながら、一般
に、電極の相互間隔は千鳥に配設された端子部の相互間
隔に比較して極めて小さい。そのため、先端部の露出部
分を合成樹脂で覆うことによってマイグレーション等を
十分に抑制しようとすると、能力の高い高価な合成樹脂
を必要となる。しかも、そのような合成樹脂を用いたと
しても、無機絶縁体膜で覆った場合ほどの信頼性は得ら
れないため、ガス放電表示装置の使用環境が制限され
る。なお、外部回路からの配線を端子部に接続するに先
立って、先端部だけをガラス等の無機材料で覆うことも
考えられるが、先端部と端子部との電極の長手方向にお
ける相互間隔は小さいため、端子部の好適な露出状態を
保ちつつ先端部だけを覆うことは困難である。因みに、
表示装置の有効な表示領域は前記の無機絶縁体膜が設け
られている範囲の内周側に限定されることから、先端部
と端子部との間隔を大きくすることは表示領域の周縁部
に形成される無効領域の拡大を意味するため好ましくな
いのである。
【0008】本発明は、以上の事情を背景として為され
たものであって、その目的は、絶縁体膜に覆われる電極
の製造過程における断線検査が容易なガス放電表示装置
の製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、本発明の要旨とするところは、相互間に気密空間を
形成する第1平板および第2平板と、その気密空間に面
するその第1平板の内面上において一方向に沿って伸び
る互いに平行な長手状の複数本の電極と、それら複数本
の電極を覆う無機絶縁体膜と、外部の配線と接続するた
めにその無機絶縁体膜よりも外側の位置にそれら複数本
の電極の一端および他端に交互に設けられた端子部とを
備え、前記気密空間内でガス放電を発生させて発光させ
る形式のAC型ガス放電表示装置を製造する方法であっ
て、(a) 前記複数本の電極の前記端子部の反対側に位置
する先端部をそれぞれ露出させるための窓部を内周側に
備えた穴明き形状で前記無機絶縁体膜を設ける無機絶縁
体膜形成工程と、(b) 前記窓部を無機絶縁体材料で塞ぐ
ことにより前記複数本の電極の先端部を覆う窓部閉塞工
程とを、含むことにある。
【0010】
【発明の効果】このようにすれば、ガス放電表示装置を
製造するに際しては、無機絶縁体膜形成工程において、
無機絶縁体膜が窓部を備えた穴明き形状に形成されてそ
の窓部内に電極の先端部が露出させられる一方、窓部閉
塞工程において、その窓部を無機絶縁体材料で塞ぐこと
によって露出させられていた電極の先端部が覆われる。
そのため、無機絶縁体膜の形成後においても、電極はそ
の両端部が露出させられていることから、窓部を閉塞す
るまでの期間は断線検査を随時実施し得る。一方、その
先端部も製造工程の何れかの段階で無機絶縁体材料で覆
われることになるため、それが露出させられていること
に起因する不都合は何ら生じない。しかも、電極先端部
を露出させるための無機絶縁体膜の窓部はその内周側に
設けられているため、その窓部を閉塞するための無機絶
縁体材料はその窓部内に略留まり、端子部まで広がるこ
とが抑制される。このため、端子部を汚染することなく
無機絶縁体膜の形成後に先端部を無機絶縁体材料で覆う
ことができる。したがって、窓部閉塞工程を所望の時期
に実施することにより、無機絶縁体膜で覆われる電極の
断線検査を製造過程において適宜実施することができ
る。
【0011】
【発明の他の態様】ここで、好適には、前記のガス放電
表示装置の製造方法は、(c) 前記窓部閉塞工程以後に実
施され、前記窓部上およびそれよりも外周側の範囲内に
おいて前記第1平板と前記第2平板とを封着する封着工
程を含むものである。このようにすれば、封着工程にお
いては、窓部を前記の無機絶縁体材料で閉塞すると同時
に或いはそれ以降に、第1平板と第2平板とがその窓部
上或いはそれよりも外側の位置で封着される。そのた
め、表示装置の有効な表示領域は、無機絶縁体膜が設け
られている範囲のうち窓部が設けられている部分よりも
内周側に限定されるが、第1平板と第2平板との封着部
分はそれよりも外側に設定されていることから、その内
周側の部分全体を有効に表示領域として利用し得る。し
たがって、予め定められた表示領域を確保するために必
要となる第1平板の面積を小さくできる利点がある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を
参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一適用例の
AC型ガス放電表示装置の製造方法を用いて製造された
AC型PDP8の構成を一部を切り欠いて示す斜視図で
ある。図において、PDP8は、例えばソーダ・ライム
・ガラス製の平板から成り、透光性を有する前面板10
と、同様にソーダ・ライム・ガラス製の平板から成る背
面板12と、それら前面板10および背面板12との間
に形成された気密空間を一方向に沿って配列された複数
の放電空間16に区画形成する複数本の長手状の隔壁
(ストライプ状リブ)14とを備えて構成されている。
本実施例においては、背面板12が基板に相当する。
【0013】上記の前面板10上には、上記隔壁14の
長手方向と直交する一方向に沿って互いに平行に配置さ
れた複数対の表示放電電極24a、24b(以下、特に
区別しないときは単に表示放電電極24という)が、例
えば各対の中心間隔が600(μm)程度となるように、硼珪
酸ガラス等の低軟化点ガラスから成る誘電体層20およ
びMgO 等から成る保護膜22で覆われて設けられてい
る。この表示放電電極24は、例えばITO(Indium T
in Oxide:酸化インジウム錫)やATO(Antimon Tin
Oxide :酸化アンチモン錫)等の透明導体材料から成る
透明電極28と、その透明電極28の導電性を補うため
に表示放電電極24の各対毎の外側位置に重ねて設けら
れ、例えば銀(Ag)、クロム(Cr)、銅(Cu)等の金属
材料(厚膜導電材料)から成る金属電極30とから構成
されている。これらを覆う誘電体層20は、表面に電荷
を蓄えることにより電極24に交流放電をさせるために
設けられたものであるが、金属電極30が厚膜材料で構
成される場合にはそのアウト・ガスによる放電空間16
内の雰囲気変化を抑制する役割も有し、金属電極30が
放電空間16内に全く露出しないように設けられる。な
お、保護膜22は、その誘電対層20のスパッタリング
を防止する目的で設けられたものであるが、二次電子放
出係数の高い誘電体から構成されていることから、実質
的に放電電極として機能する。
【0014】一方、上記の背面板12上には、その略全
面を覆うアンダ・コート34が設けられ、その上に後述
のように上記の表示放電電極24aとの間で書込放電さ
せられる複数本の書込電極18が、前記複数の隔壁14
に沿ってそれらの間の位置にオーバ・コート32に覆わ
れて設けられている。この書込電極18は、例えば厚膜
銀等の導電性の高い金属から形成されたものであり、相
互の中心間隔は200 〜500(μm)程度である。また、上記
のアンダ・コート34は例えば低アルカリガラス或いは
無アルカリガラス等から成り、オーバ・コート32は例
えば低軟化点ガラスおよび無機フィラーから成るもので
ある。これらアンダ・コート34およびオーバ・コート
32は、書込電極18が加熱処理によって拡散し易く且
つ不純ガスを吸着し易い厚膜銀から成ることから、その
書込電極18と背面板12との反応(放電空間16外に
おいてはマイグレーション等)、後述する蛍光体層26
の汚染、およびアウト・ガスによる放電空間16内の雰
囲気変化等を防止する目的で設けられている。そのた
め、書込電極18は、放電空間16内に全く露出せず、
且つ背面板12とも全く接触しない状態にある。また、
オーバ・コート32に含まれる無機フィラーは、例えば
酸化チタン等から成る白色フィラーであり、オーバ・コ
ート32を白色化することで蛍光体の発光を表示側へ反
射させて輝度を高める目的で添加されている。
【0015】なお、書込電極18がニッケル(Ni)厚膜
や、アルミニウム(Al)、クロム−銅(Cr−Cu−Cr)、
金(Au)等の薄膜から構成される場合には、上述したよ
うな反応やガス発生の虞がないため、アンダ・コート3
4やオーバ・コート32は設けられなくともよい。しか
しながら、これらの薄膜材料で電極18を構成すること
は経済性の観点で問題があり、一般には上記のように厚
膜銀電極が用いられている。
【0016】図2は、背面板12上に形成されている各
厚膜層(アンダ・コート34、書込電極18、およびオ
ーバ・コート32)の配設状態を説明するための平面図
である。アンダ・コート34は、背面板12の外周縁よ
りも僅かに内周側の範囲に設けられており、複数本の書
込電極18は、全体がそのアンダ・コート34上に位置
する。図における左右方向に沿った書込電極18の長手
方向の一方の端部には、表示領域D内等に位置する他の
部分よりも幅広の端子部36が備えられる。この端子部
36は、外部回路配線と接続するために設けられたもの
であって、書込電極18の長手方向の一端および他端の
一方に、図の上下方向となるその配列方向において交互
に位置する。すなわち、書込電極18は、端子部36が
千鳥に並ぶように設けられている。なお、この端子部3
6が設けられている範囲は、前記の図1においては省略
した。
【0017】また、オーバ・コート32は、前述のよう
に全体がアンダ・コート34上に設けられているが、そ
の配設範囲は、複数本の書込電極18の長手方向におけ
るその配設範囲よりも狭い範囲であり、書込電極18の
各々に備えられた端子部36は全てオーバ・コート32
の外側に露出する。また、各々の書込電極18の端子部
36とは反対側の先端部38は、その先端部38側に位
置する他の書込電極18の端子部36よりもその長手方
向において手前側に位置している。そのため、書込電極
18の長手方向における両端の何れにおいても、配列方
向における端子部36、36間には他の書込電極18の
先端部38が位置せず、それらの相互間隔は表示領域D
内における書込電極18の相互間隔よりも十分に大き
い。オーバ・コート32は、このように配設された書込
電極18の先端部38と端子部36との間にその長手方
向における両端縁が位置する。したがって、複数本の書
込電極18は、何れも端子部36だけがオーバ・コート
32から露出した状態でその略全体を覆われている。
【0018】また、上記の端子部36側に位置するオー
バ・コート32の両端縁の僅かに内側の位置には、書込
電極18の配列方向(すなわちその長手方向に垂直な方
向)に沿って伸びる長手矩形状に厚膜絶縁体材料が欠落
させられた一対の窓部40、40が備えられており、そ
の窓部40は低軟化点ガラス42で塞がれている。この
窓部40は、オーバ・コート32を厚膜スクリーン印刷
法等を用いて形成するに際して、穴明きパターンを用い
ることによって設けられたものであり、書込電極18の
先端部38上に位置する。このため、オーバ・コート3
2を形成した直後においては、製造方法を後述するよう
に、書込電極18は端子部36が備えられた一端がオー
バ・コート32の外側において、先端部38すなわち他
端がその窓部40内において、それぞれ露出させられた
状態にある。但し、その先端部38は、最終的には低軟
化点ガラス42で覆われることとなるため、放電空間1
6内で書込電極18が露出させられている部分は全くな
い。なお、前記の図1に示される隔壁14が蛍光体層2
6等が設けられている表示領域Dは、上記の窓部40、
40間よりも内側の範囲である。
【0019】図1に戻って、前記隔壁14は、例えば、
B2O3、PbO 系等の低軟化点ガラスを主成分とするもので
あり、幅80〜150(μm)程度、高さh=100 〜200(μm)程
度の寸法に、書込電極18の中心間隔に略等しい200 〜
500(μm)程度の中心間隔で上記のオーバ・コート32上
に設けられている。オーバ・コート32は背面板12の
略全面を覆うものであるため、隔壁14は実質的に背面
板12上から立設されていると言える。この隔壁14
は、例えばアルミナ等の無機充填材(フィラ−)やその
他の無機顔料等を適量含んで構成された多孔質のガラス
膜である。
【0020】また、背面板12の内面(厳密にはオーバ
・コート32の表面)および隔壁14の側面、すなわち
放電空間16の内壁面のうち前面板10の内面を除く位
置には、各放電空間16毎に塗り分けられた蛍光体層2
6が例えば 50(μm)程度以下の範囲で色毎に定められた
厚みで設けられている。各発光色の蛍光体層26の厚さ
は、それぞれ放電空間16の長手方向の全域において、
すなわち端部近傍の部分も内側の部分も略一様である。
また、蛍光体層26は、例えば紫外線励起により発光さ
せられるR(赤),G(緑),B(青)等の発光色に対
応する蛍光体の何れかから成るものであり、隣接する放
電空間16相互に異なる発光色となるように設けられて
いる。
【0021】なお、本実施例においては、前面板10と
背面板12との間に形成される気密空間内においてマト
リクス状(縦横)に配列された発光の最小単位を成す発
光区画(セル)は、一対の表示放電電極24a、24b
と書込電極18との交点毎に形成されている。すなわ
ち、発光区画の中心間隔はこれらの交点の中心間隔に等
しい。RGB3色から成るPDP8の一画素は、書込電
極18に沿った方向に一列および表示放電電極24に沿
った方向に3列の発光区画から構成されており、書込電
極18に沿った方向においては上記交点の中心間隔で、
表示放電電極24に沿った方向においては上記交点の3
倍の中心間隔で配列されている。但し、図1から明らか
なように、隔壁14による物理的な放電空間16の区分
は、書込電極18の長手方向に沿った方向だけで為され
ている。そのため、各発光区画は、相互に異なる発光色
が並ぶ表示放電電極24に沿った方向においては、隔壁
14によって物理的に区分されているが、書込電極18
に沿った方向においては、各対の表示放電電極24a、
24bの間の中央位置近傍すなわち表示放電の効果が及
ぶ範囲の境界によって電気的な作用で実質的に区分され
ている。
【0022】以上のように構成されるPDP8は、例え
ば、以下のように駆動される。すなわち、先ず、一方の
表示放電電極24aに所定の負電圧を印加して順次走査
すると同時に、その走査のタイミングに同期して所定の
書込電極18に所定の正電圧を印加することにより、正
電圧が印加された書込電極18と表示放電電極24aと
の間で順次書込放電させて、表示放電電極24aを覆う
誘電体層20上(厳密にはそれを更に覆う保護膜22
上)に電荷を蓄積して発光させる区画(表示区画)を選
択する。その後、全ての表示放電電極24a、24bに
所定の放電維持パルスを印加して表示放電を発生させ且
つ所定時間維持して、選択された表示区画内の蛍光体層
26を励起して発光させ、その光を前面板10を通して
射出することにより、一画像を表示する。上記の表示区
画の選択および発光が一定周期で繰り返されることによ
り所望の画像が連続的に表示される。なお、詳細な駆動
方法は本実施例の理解に不要であるため説明を省略す
る。
【0023】ところで、上記のPDP8は、例えば、図
3に工程図の概略を示される製造工程に従って製造され
る。以下、製造工程の各段階における背面板12表面の
状態を表す図4(a) 〜(d) を参照してPDP8の製造方
法を説明する。背面板12の処理工程においては、先
ず、アンダ・コート形成工程S1aにおいて、厚膜絶縁
ペーストを背面板12の一面に繰り返し塗布して焼成す
ることにより前記アンダ・コート34を形成する。次い
で書込電極形成工程S2aにおいては、そのアンダ・コ
ート34上に例えば厚膜スクリーン印刷法やリフトオフ
法等を用いて厚膜銀ペースト等の厚膜導電材料ペースト
で前記書込電極18を形成する。図4(a)は、この状態
を示している。
【0024】続くオーバ・コート形成工程S3aにおい
ては、この書込電極18上から低軟化点ガラスおよび無
機フィラーを含む厚膜絶縁ペーストをアンダ・コート3
4の略全面を覆って繰り返し塗布して焼成することによ
り前記オーバ・コート32を形成する。図4(b) は、こ
の状態を示している。本実施例においては、オーバ・コ
ート32が無機絶縁体膜に相当する。このとき、オーバ
・コート32は、図に示されるように、複数本の書込電
極18の一端或いは他端に備えられた端子部36、36
よりも内側の範囲に前述した窓部40、40を内周側に
有する穴明き形状で設けられることから、その端子部3
6およびそれと反対側の先端部38は、何れも露出した
ままの状態である。そのため、このオーバ・コート32
を形成した後にも、複数本の書込電極18の各々につい
てその両端間すなわち端子部36および先端部38間に
電圧を印加することにより、断線検査をすることが可能
である。したがって、書込電極18が断線している不良
基板がそのまま工程を流れることが抑制される。
【0025】因みに、従来の製造方法においては、オー
バ・コート32は、複数本の書込電極18の各々の端子
部36だけを露出させる形状、すなわち当初から窓部4
0が閉塞された形状に設けられていた。そのため、オー
バ・コート32を形成した後には、信頼性の低い非接触
式(光学式)の断線検査方法でなければ実施することが
できず、後述するように前面板10と封着して放電ガス
を封入した後に発光させるまでは確実に断線不良を識別
することができなかったのである。
【0026】図3に戻って、隔壁形成工程S4aにおい
ては、低軟化点ガラスを主成分とする厚膜絶縁ペースト
を厚膜スクリーン印刷法等によってオーバ・コート32
上に繰り返し塗布、乾燥して、更に厚膜絶縁ペーストの
種類に応じて定められる例えば500 〜650(℃) 程度の熱
処理温度で焼成する。この隔壁14を形成するための厚
膜絶縁ペーストにも無機フィラーおよび無機顔料が適宜
混合される。これにより、ペースト中の有機成分が焼失
させられると共にガラス成分が軟化・溶融し、更に焼結
して冷却に伴って硬化させられ、前記の隔壁14が生成
される。このようにして隔壁14を形成した後、加熱に
より書込電極18が断線或いは劣化させられている可能
性を考慮して、先端部38および端子部36間に電圧を
印加して断線検査を実施する。なお、乾燥温度は有機溶
剤の種類に応じて定められ、例えば80〜200(℃) であ
る。また、これらの厚膜印刷を利用する各工程におい
て、厚膜ペーストの一回の塗布厚みは 20(μm)程度と薄
いことから上記のように塗布および乾燥が繰り返される
が、その回数は形成する膜厚みに応じて適宜定められ
る。
【0027】隔壁14が所望の高さに形成された後、続
く蛍光体層形成工程S5aにおいては、例えば樹脂成分
が有機溶剤中に溶解させられたビヒクル中に蛍光体粉末
を分散させた蛍光体ペーストを用いて、前記の蛍光体層
26を形成する。この蛍光体層26の形成は、例えば、
隔壁14の頂部から蛍光体ペーストを流し込んで隔壁1
4、14間に充填して乾燥、加熱処理を施すことで行
う。すなわち、有機溶剤の揮発或いは蒸発に伴う体積収
縮を利用することで、蛍光体粒子を隔壁14の側面およ
び背面板12の内面に所望の厚さで固着することができ
る。この段階においても、必要に応じて書込電極18の
断線検査が実施される。なお、蛍光体層26は発光色毎
に形成するため、ペースト塗布および乾燥処理はその色
数だけ繰り返す必要がある。
【0028】そして、窓部閉塞工程S6において、例え
ば厚膜スクリーン印刷法やディスペンサ塗布方等によっ
て封着用ガラス・フリットを窓部40内に塗布して、熱
処理を施すことにより、その封着用ガラス・フリットか
ら生成される低軟化点ガラス42によってその窓部40
が塞がれる。図4(c) は、この状態を示しており、窓部
40内に露出させられていた先端部38は低軟化点ガラ
ス42によって覆われているが、オーバ・コート32よ
りも外側に位置する端子部36は露出したままである。
なお、上記の熱処理は、ガラス・フリットの軟化点に応
じて定められるが、蛍光体層26の熱処理をこのときに
同時に行う場合には、蛍光体ペーストに含まれる樹脂成
分の熱分解温度等も考慮される。本実施例においては、
低軟化点ガラス42が無機絶縁体材料に相当する。
【0029】一方、前面板10の処理工程においては、
先ず、透明電極形成工程S1bにおいて、例えばITO
等の透明電極材料を用いて薄膜・フォトリソ法等により
透明電極28を形成し、次いで、金属電極形成工程S2
bにおいて例えば厚膜銀ペースト等の厚膜導電ペースト
を用いて厚膜スクリーン印刷法等によって金属電極30
を形成する。なお、これら透明電極28および金属電極
30の形成方法は薄膜法や厚膜法等の中から材料等に応
じて適宜決定される。その後、誘電体層形成工程S3b
において厚膜絶縁ペーストを前面板10の一面に繰り返
し塗布して焼成することにより電極28、28を覆って
前記誘電体層20を形成する。このとき、この誘電体層
20は、前記のオーバ・コート32と同様に図4(b) に
示されるような穴明きパターンで設けられる。そのた
め、背面板12の処理工程の場合と同様に、誘電体層2
0の形成後にも金属電極30の断線検査をすることが可
能である。
【0030】続く保護膜形成工程S4bにおいては、例
えば蒸着法等を用いてMgO 等から成る保護膜22を誘電
体層20上に形成する。この段階でも、金属電極30の
断線検査を、直接電圧を印加することで実施できる。そ
して、前記窓部閉塞工程S6と同様にして窓部閉塞工程
S5bを実施することにより、誘電体層20に設けられ
ている窓部を低軟化点ガラス等で閉塞し、露出させられ
ていた金属電極30の先端部を覆うことで、前面板10
上への膜形成工程は終了する。
【0031】上記のようにして背面板12および前面板
10上にそれぞれ膜形成した後、封着工程S7において
は、それら背面板12および前面板10の周縁部に沿っ
てフリット・ガラス等の封着材44をそれぞれ塗布し、
必要に応じてスペーサを介して重ね合わせた状態で加熱
処理を施す。これにより、前面板10および背面板12
が相互に封着され、内部に気密空間が形成される。図4
(d) は、背面板12上に封着剤44を塗布した状態を示
している。この封着剤44の塗布位置は、表示領域Dよ
りも十分に外側であって、窓部40の僅かに外側の位置
である。そして、放電ガス封入工程S7において、例え
ば、放電空間16内を一旦真空状態にし、更に、例えば
He,Ne,Xe等の放電ガスを 200〜500(Torr) 程度の所定
圧力で封入することによって、前記PDP8が製造され
る。なお、前面板10と隔壁14とは突き合わされてい
るだけで互いに接合されてはいない。
【0032】以上、説明したように、本実施例によれ
ば、PDP8を製造するに際しては、オーバ・コート形
成工程S3aにおいて、オーバ・コート32が窓部40
を備えた穴明き形状に形成されてその窓部40内に書込
電極18の先端部38が露出させられる一方、窓部閉塞
工程S6において、露出させられていたその先端部38
がその窓部40を低軟化点ガラス42で塞ぐことによっ
て覆われる。そのため、オーバ・コート32の形成後に
おいても、書込電極18はその両端部が露出させられて
いることから、窓部40を閉塞するまでの期間はその書
込電極18の断線検査を随時実施し得る。一方、その先
端部38も製造工程の何れかの段階で低軟化点ガラス4
2で覆われることになるため、それが露出させられてい
ることに起因する放電空間16内の雰囲気変化やマイグ
レーション等の不都合は何ら生じない。しかも、書込電
極先端部38を露出させるための窓部40はオーバ・コ
ート32の内周側に設けられているため、その窓部40
を閉塞するための低軟化点ガラス42はその窓部40内
に略留まり、端子部36まで広がることが抑制される。
このため、端子部36を汚染することなく先端部38を
低軟化点ガラス42で覆うことができる。
【0033】また、本実施例においては、窓部閉塞工程
S6において窓部40を低軟化点ガラス42で閉塞した
後に、封着工程S7において、前面板10と背面板12
とがその窓部40上よりも外側の位置で封着される。そ
のため、PDP8の有効な表示領域Dは、オーバ・コー
ト32が設けられている範囲のうち窓部40が設けられ
ている部分よりも内周側に限定されるが、前面板10と
背面板12との封着部分はそれよりも外側に設定されて
いることから、その内周側の部分全体を有効に表示領域
Dとして利用し得る。したがって、予め定められた表示
領域Dを確保するために必要となる背面板12の面積を
小さくできる利点がある。
【0034】次に、本発明の他の実施例を説明する。な
お、以下の実施例において前述の実施例と共通する部分
は同一の符号を付して説明を省略する。
【0035】図5は、書込電極18をオーバ・コート3
2で覆うに際して、その先端部38を個々に露出させる
ための窓部46をそのオーバ・コート32に設けた構成
例である。このようにしても、複数本の書込電極18の
各々はその両端を露出させられているため、オーバ・コ
ート32の形成後に随時断線検査を実施できる。すなわ
ち、書込電極18の先端部38を露出させるための窓部
46は、少なくともその先端部38上を含む範囲に形成
されていればよく、その形状や大きさを任意に定めるこ
とができる。なお、図においては書込電極18をオーバ
・コート32で覆う場合について説明したが、このよう
な構成例も、表示放電電極24を誘電体層20で覆う場
合に同様に適用できる。なお、その場合には、表示放電
電極24を構成する2種類の電極のうち金属電極30の
先端部だけが露出させられていれば十分である。
【0036】以上、本発明の一実施例を図面を参照して
詳細に説明したが、本発明は、更に別の態様でも実施さ
れる。
【0037】例えば、実施例においては、PDP8の前
面板10および背面板12上にそれぞれ形成された金属
電極30および書込電極18の先端部38等を露出させ
る場合について説明したが、それらのうち一方だけを露
出させる場合にも本発明は同様に適用される。例えば、
誘電体層20を形成した後に金属電極30の断線する可
能性が殆どないのであれば、背面板12の処理工程だけ
に本発明が適用されてもよい。
【0038】また、実施例においては、前面板10と背
面板12との封着は窓部40よりも外側の位置で為され
ていたが、その封着位置は窓部40よりも内側とするこ
ともでき、或いは、窓部40上で封着してもよい。内側
で封着する場合にも、書込電極18の先端部38が露出
したままであることは、マイグレーション延いては電極
相互の短絡をもたらすため、製造工程の何れかの段階で
低軟化点ガラス42等によって先端部38を覆う必要が
ある。このように封着位置を内側に設定することは、表
示領域Dがそれだけ小さくなることを意味するため、図
4(d) に示したように窓部40の外側で封着する構成と
することが望ましい。なお、窓部40上で封着する場合
には、窓部40の閉塞と封着とを封着剤44で兼ねるこ
とができる。
【0039】また、実施例においては、蛍光体層26を
形成した後に窓部40を閉塞していたが、窓部40を閉
塞するタイミングは、その後に書込電極18等が断線す
る可能性を考慮して適宜定められる。例えば、蛍光体層
26の形成時には断線する可能性が殆どないのであれ
ば、隔壁14を形成した後等に窓部40を閉塞しても差
し支えない。また、このように蛍光体層26の形成前に
窓部40を閉塞する場合には、窓部40を閉塞するため
の低軟化点ガラス42を隔壁14の端部に接触し且つオ
ーバ・コート32上に盛り上がるように塗布し、低軟化
点ガラス42を隔壁14間に塗布される蛍光体ペースト
の流れ止めとして機能させることもできる。
【0040】その他、一々例示はしないが、本発明はそ
の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得るものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の製造方法が適用されたPD
Pの構成を一部を切り欠いて示す斜視図である。
【図2】図1のPDPの背面板上の厚膜構成を説明する
図である。
【図3】図1のPDPの製造工程を説明する工程図であ
る。
【図4】(a) 〜(d) は、図3の製造工程の各段階におけ
る背面板内面の状態を説明するための平面図である。
【図5】本発明の他の実施例を説明するための図2に対
応する図である。
【符号の説明】
8:PDP(ガス放電表示装置) 10:前面板(第2平板) 12:背面板(第1平板) 16:放電空間 18:書込電極 32:オーバ・コート(無機絶縁体膜) 36:端子部 38:先端部 40:窓部 42:低軟化点ガラス(無機絶縁体材料)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 楢木 英二 愛知県名古屋市西区則武新町三丁目1番36 号 ノリタケ電子工業株式会社内 Fターム(参考) 5C027 AA01 AA06 5C040 FA01 GB03 GB14 GC19 GD01 GD09 JA02 JA12 JA26 MA10 MA21 MA24

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互間に気密空間を形成する第1平板お
    よび第2平板と、その気密空間に面するその第1平板の
    内面上において一方向に沿って伸びる互いに平行な長手
    状の複数本の電極と、それら複数本の電極を覆う無機絶
    縁体膜と、外部の配線と接続するためにその無機絶縁体
    膜よりも外側の位置にそれら複数本の電極の一端および
    他端に交互に設けられた端子部とを備え、前記気密空間
    内でガス放電を発生させて発光させる形式のAC型ガス
    放電表示装置を製造する方法であって、 前記複数本の電極の前記端子部の反対側に位置する先端
    部をそれぞれ露出させるための窓部を内周側に備えた穴
    明き形状で前記無機絶縁体膜を設ける無機絶縁体膜形成
    工程と、 前記窓部を無機絶縁体材料で塞ぐことにより前記複数本
    の電極の先端部を覆う窓部閉塞工程とを、含むことを特
    徴とするAC型ガス放電表示装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記窓部閉塞工程以後に実施され、前記
    窓部上およびそれよりも外周側の範囲内において前記第
    1平板と前記第2平板とを封着する封着工程を含むもの
    である請求項1のAC型ガス放電表示装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007273322A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd プラズマディスプレイパネル

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