JP2000322742A - 光ディスク装置 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光ディスクの種別を判別する手段は、実際に
再生を試み、再生できたか否か、あるいはディスクに記
録されているディスク種別を示すコントロールデータを
読み出すことによりディスクを判別するが、その方法で
は、ディスク判別に多大な時間が発生し、装置起動時間
が増大してしまうという課題がある。 【解決手段】 光ディスクの案内溝に施されたウォブリ
ング成分を抽出するウォブル抽出手段と、ウォブルの周
期を計測する計測手段とを備えた構成において、光ディ
スクの回転数を特定する手段と、光ヘッドの位置を特定
する手段とをさらに備えて、前記計測手段が計測した結
果に応じて、前記２種類の光ディスクを判別する。
再生を試み、再生できたか否か、あるいはディスクに記
録されているディスク種別を示すコントロールデータを
読み出すことによりディスクを判別するが、その方法で
は、ディスク判別に多大な時間が発生し、装置起動時間
が増大してしまうという課題がある。 【解決手段】 光ディスクの案内溝に施されたウォブリ
ング成分を抽出するウォブル抽出手段と、ウォブルの周
期を計測する計測手段とを備えた構成において、光ディ
スクの回転数を特定する手段と、光ヘッドの位置を特定
する手段とをさらに備えて、前記計測手段が計測した結
果に応じて、前記２種類の光ディスクを判別する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク装置に
関する分野に属する。
関する分野に属する。
【０００２】
【従来の技術】ＤＶＤが急速に普及する昨今、ＤＶＤの
規格に準拠するメディアが数多く提案されている。その
中の例として、１回記録可能なＤＶＤ−Ｒ、繰り返し記
録可能なＤＶＤ−ＲＡＭ２．６ＧＢ、ＤＶＤ−ＲＡＭ
４．７ＧＢなどがあげられる。
規格に準拠するメディアが数多く提案されている。その
中の例として、１回記録可能なＤＶＤ−Ｒ、繰り返し記
録可能なＤＶＤ−ＲＡＭ２．６ＧＢ、ＤＶＤ−ＲＡＭ
４．７ＧＢなどがあげられる。
【０００３】これらの多くのメディアを１つの装置で再
生する場合、それぞれに適した光ヘッド制御、あるいは
信号処理方式で再生する必要がある。それを実現するた
めには、まず挿入されたディスクに対して、そのディス
クが何であるのか判別する必要がある。
生する場合、それぞれに適した光ヘッド制御、あるいは
信号処理方式で再生する必要がある。それを実現するた
めには、まず挿入されたディスクに対して、そのディス
クが何であるのか判別する必要がある。
【０００４】従来は、この識別する手段は、ディスクの
反射率を測定し、ある程度の分類わけを行ったのち、実
際に再生を試み、再生できたか否か、あるいはディスク
に記録されているディスク種別を示すコントロールデー
タを読み出すことによりディスクを判別する、というこ
とを行うことが一般的であった。
反射率を測定し、ある程度の分類わけを行ったのち、実
際に再生を試み、再生できたか否か、あるいはディスク
に記録されているディスク種別を示すコントロールデー
タを読み出すことによりディスクを判別する、というこ
とを行うことが一般的であった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の方法では、
ディスク判別に多大な時間が発生し、装置起動時間が増
大してしまうという課題が発生する。
ディスク判別に多大な時間が発生し、装置起動時間が増
大してしまうという課題が発生する。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、光ディスクの記録面にレーザー光を照
射する光ヘッドと、光照射手段が照射する光を光ディス
ク上に集光し、案内溝を走査するよう制御する制御手段
と、光ディスクから信号を再生する信号処理手段と、ウ
ォブリング成分を抽出するウォブル抽出手段と、前記ウ
ォブルの周期を計測する計測手段とを備えた構成におい
て、前記計測手段が計測した結果に応じて、前記２種類
の光ディスクを判別する。
め、本発明では、光ディスクの記録面にレーザー光を照
射する光ヘッドと、光照射手段が照射する光を光ディス
ク上に集光し、案内溝を走査するよう制御する制御手段
と、光ディスクから信号を再生する信号処理手段と、ウ
ォブリング成分を抽出するウォブル抽出手段と、前記ウ
ォブルの周期を計測する計測手段とを備えた構成におい
て、前記計測手段が計測した結果に応じて、前記２種類
の光ディスクを判別する。
【０００７】あるいは、光ディスクを所定の回転数で回
転し、前記光ヘッドを所定の位置に移動し、前記計測手
段が計測した結果に応じて、前記２種類の光ディスクを
判別する。
転し、前記光ヘッドを所定の位置に移動し、前記計測手
段が計測した結果に応じて、前記２種類の光ディスクを
判別する。
【０００８】また、光ディスクのウォブリング成分を抽
出する帯域外除去手段を有し、前記光ディスクが特定さ
れる前には、少なくとも前記２種類のウォブリング周期
の成分を通過するよう帯域外除去手段の帯域を定め、前
記光ディスクを特定した後には、特定したディスクのウ
ォブリング周期の成分のみを通過するよう帯域外除去手
段を狭帯域化する。
出する帯域外除去手段を有し、前記光ディスクが特定さ
れる前には、少なくとも前記２種類のウォブリング周期
の成分を通過するよう帯域外除去手段の帯域を定め、前
記光ディスクを特定した後には、特定したディスクのウ
ォブリング周期の成分のみを通過するよう帯域外除去手
段を狭帯域化する。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を説明す
る。
る。
【００１０】まず、本発明の第１の実施例について詳細
に説明する。
に説明する。
【００１１】図１は、トラッキングエラー信号から生成
される、ＤＶＤ−ＲＡＭ２．６ＧＢとＤＶＤ−ＲＡＭ
４．７ＧＢのウォブル信号を示す波形図である。
される、ＤＶＤ−ＲＡＭ２．６ＧＢとＤＶＤ−ＲＡＭ
４．７ＧＢのウォブル信号を示す波形図である。
【００１２】図１において、１０１、１０３は夫々、Ｄ
ＶＤ−ＲＡＭ２．６ＧＢ、ＤＶＤ−ＲＡＭ４．７ＧＢの
アドレスであり、１０２、１０４は夫々、ＤＶＤ−ＲＡ
Ｍ２．６ＧＢ、ＤＶＤ−ＲＡＭ４．７ＧＢのウォブル信
号である。
ＶＤ−ＲＡＭ２．６ＧＢ、ＤＶＤ−ＲＡＭ４．７ＧＢの
アドレスであり、１０２、１０４は夫々、ＤＶＤ−ＲＡ
Ｍ２．６ＧＢ、ＤＶＤ−ＲＡＭ４．７ＧＢのウォブル信
号である。
【００１３】また、ＤＶＤ−ＲＡＭ２．６ＧＢとＤＶＤ
−ＲＡＭ４．７ＧＢは、共にＺＣＬＶフォーマットであ
り、ゾーン０での標準のチャネルレートはＤＶＤ−ＲＡ
Ｍ２．６ＧＢで約２９．２ＭＨｚ、ＤＶＤ−ＲＡＭ４．
７ＧＢで約５８．４ＭＨｚである。また、そのときの回
転数は、ＤＶＤ−ＲＡＭ２．６ＧＢが約３９．７８Ｈ
ｚ、ＤＶＤ−ＲＡＭ４．７ＧＢが５４．１０Ｈｚであ
る。このゾーン０でのウォブルの物理的長さは、ＤＶＤ
−ＲＡＭ２．６ＧＢが３８．０６８〜４０．４８６μ
ｍ、ＤＶＤ−ＲＡＭ４．７ＧＢが２６．０４〜２７．０
９４μｍである。
−ＲＡＭ４．７ＧＢは、共にＺＣＬＶフォーマットであ
り、ゾーン０での標準のチャネルレートはＤＶＤ−ＲＡ
Ｍ２．６ＧＢで約２９．２ＭＨｚ、ＤＶＤ−ＲＡＭ４．
７ＧＢで約５８．４ＭＨｚである。また、そのときの回
転数は、ＤＶＤ−ＲＡＭ２．６ＧＢが約３９．７８Ｈ
ｚ、ＤＶＤ−ＲＡＭ４．７ＧＢが５４．１０Ｈｚであ
る。このゾーン０でのウォブルの物理的長さは、ＤＶＤ
−ＲＡＭ２．６ＧＢが３８．０６８〜４０．４８６μ
ｍ、ＤＶＤ−ＲＡＭ４．７ＧＢが２６．０４〜２７．０
９４μｍである。
【００１４】これらのＤＶＤ−ＲＡＭ２．６ＧＢおよび
ＤＶＤ−ＲＡＭ４．７ＧＢのディスクの物理的なフォー
マットの詳細については、それぞれの規格書（ＤＶＤ
ＳＹＳＴＥＭ ＳＰＥＣＩＦＩＣＡＴＩＯＮＳ、ＰＨＹ
ＳＩＣＡＬ ＳＰＥＣＩＦＩＣＡＴＩＯＮＳ Ｖｅｒｓ
ｉｏｎ１．０およびＶｅｒｓｉｏｎ１．９）に記載され
ている。
ＤＶＤ−ＲＡＭ４．７ＧＢのディスクの物理的なフォー
マットの詳細については、それぞれの規格書（ＤＶＤ
ＳＹＳＴＥＭ ＳＰＥＣＩＦＩＣＡＴＩＯＮＳ、ＰＨＹ
ＳＩＣＡＬ ＳＰＥＣＩＦＩＣＡＴＩＯＮＳ Ｖｅｒｓ
ｉｏｎ１．０およびＶｅｒｓｉｏｎ１．９）に記載され
ている。
【００１５】図２は、本発明の第１の実施例に係る、光
ディスク判別を実現する光ディスク装置の構成を示すブ
ロック図である。
ディスク判別を実現する光ディスク装置の構成を示すブ
ロック図である。
【００１６】図２において、２０１はＤＶＤ−ＲＡＭ
２．６ＧＢまたはＤＶＤ−ＲＡＭ４．７ＧＢの光ディス
ク、２０２は光ヘッド、２０３はトラッキングエラー信
号やフォーカスエラー信号などを生成する信号生成回
路、２０４は信号を再生する再生信号処理手段、２０５
は光ディスク２０１を回転させるモーター、２０６は光
ヘッド２０２およびモーター２０５を制御する制御手
段、２０７はトラッキングエラー信号に現れるウォブル
信号を抽出するウォブル信号抽出回路、２０８はウォブ
ル抽出回路２０７が抽出したウォブルの周期を計測する
ウォブル周期計測手段、２０９はウォブル周期計測手段
２０８の結果に応じてディスクを判別するディスク判別
手段、２１０は制御手段２０６とウォブル周期計測手段
にクロックを供給する基準クロック発生手段である。
２．６ＧＢまたはＤＶＤ−ＲＡＭ４．７ＧＢの光ディス
ク、２０２は光ヘッド、２０３はトラッキングエラー信
号やフォーカスエラー信号などを生成する信号生成回
路、２０４は信号を再生する再生信号処理手段、２０５
は光ディスク２０１を回転させるモーター、２０６は光
ヘッド２０２およびモーター２０５を制御する制御手
段、２０７はトラッキングエラー信号に現れるウォブル
信号を抽出するウォブル信号抽出回路、２０８はウォブ
ル抽出回路２０７が抽出したウォブルの周期を計測する
ウォブル周期計測手段、２０９はウォブル周期計測手段
２０８の結果に応じてディスクを判別するディスク判別
手段、２１０は制御手段２０６とウォブル周期計測手段
にクロックを供給する基準クロック発生手段である。
【００１７】以下に、図２に基づいて、信号の流れを説
明する。
明する。
【００１８】光ディスク２０１をモーター２０５により
回転させ、制御手段２０６が光ヘッド２０２を制御し
て、光ディスク２０１上にレーザー光を集光し、光ディ
スク２０１にスパイラル状に形成されたトラックを走査
する。信号生成回路２０３は、光ディスク２０１からの
反射光に応じた電気信号を光ヘッド２０２より受ける。
そして、光ディスク２０１へのレーザー光の集光状態を
示すフォーカスエラー信号と、光ディスク２０１のトラ
ックの走査状態を示すトラッキングエラー信号と、光デ
ィスク２０１上に記録されたデータの再生信号とを生成
する。再生信号は、再生信号処理手段２０４により、復
調され、データが再生される。また、フォーカスエラー
信号とトラッキングエラー信号は、共に制御手段２０６
へ入力され、制御手段２０６が、最適な集光状態、トラ
ック走査状態を実現するよう光ヘッド２０２を制御す
る。
回転させ、制御手段２０６が光ヘッド２０２を制御し
て、光ディスク２０１上にレーザー光を集光し、光ディ
スク２０１にスパイラル状に形成されたトラックを走査
する。信号生成回路２０３は、光ディスク２０１からの
反射光に応じた電気信号を光ヘッド２０２より受ける。
そして、光ディスク２０１へのレーザー光の集光状態を
示すフォーカスエラー信号と、光ディスク２０１のトラ
ックの走査状態を示すトラッキングエラー信号と、光デ
ィスク２０１上に記録されたデータの再生信号とを生成
する。再生信号は、再生信号処理手段２０４により、復
調され、データが再生される。また、フォーカスエラー
信号とトラッキングエラー信号は、共に制御手段２０６
へ入力され、制御手段２０６が、最適な集光状態、トラ
ック走査状態を実現するよう光ヘッド２０２を制御す
る。
【００１９】トラッキングエラー信号は、ウォブル信号
抽出回路２０７へも入力される。ウォブル信号抽出回路
２０７では、図１に示すような重乗されたウォブル信号
を、その成分を通過するバンドパスフィルターと、２値
化回路によりウォブル成分を抽出する。
抽出回路２０７へも入力される。ウォブル信号抽出回路
２０７では、図１に示すような重乗されたウォブル信号
を、その成分を通過するバンドパスフィルターと、２値
化回路によりウォブル成分を抽出する。
【００２０】ウォブル周期計測手段２０８は、抽出され
たウォブル成分の周期を、基準クロック発生手段２１０
が発生する固定周波数の基準クロックにより計測する。
基準クロック発生手段は、例えば、水晶発振器によって
構成する。ウォブル周期計測は、例えば、２値化された
ウォブル信号の立ち上がりから次の立ち上がりまでを、
基準クロックによるカウンタによってカウントすること
によって容易に実現できる。
たウォブル成分の周期を、基準クロック発生手段２１０
が発生する固定周波数の基準クロックにより計測する。
基準クロック発生手段は、例えば、水晶発振器によって
構成する。ウォブル周期計測は、例えば、２値化された
ウォブル信号の立ち上がりから次の立ち上がりまでを、
基準クロックによるカウンタによってカウントすること
によって容易に実現できる。
【００２１】ディスク判別手段２０９は、このウォブル
周期計測手段２０８のカウント値を観測することによ
り、ＤＶＤ−ＲＡＭ２．６ＧＢとＤＶＤ−ＲＡＭ４．７
ＧＢとを判別する。
周期計測手段２０８のカウント値を観測することによ
り、ＤＶＤ−ＲＡＭ２．６ＧＢとＤＶＤ−ＲＡＭ４．７
ＧＢとを判別する。
【００２２】次に、ディスクの判別の流れを、光ディス
ク装置起動の手順と併せて、図５にフロー図を示し、以
下に説明する。
ク装置起動の手順と併せて、図５にフロー図を示し、以
下に説明する。
【００２３】まず、光ディスク２０１が挿入されるか、
光ディスク２０１が挿入された状態で電源が投入される
（５０１）と、ＤＶＤ−ＲＡＭ２．６ＧＢのゾーン０付
近、例えば、モーター軸の中心から２４．５ｍｍ付近
に、光ヘッド２０２を移動させる（５０２）。この位置
では、ＤＶＤ−ＲＡＭ４．７ＧＢでもゾーン０付近とな
る。
光ディスク２０１が挿入された状態で電源が投入される
（５０１）と、ＤＶＤ−ＲＡＭ２．６ＧＢのゾーン０付
近、例えば、モーター軸の中心から２４．５ｍｍ付近
に、光ヘッド２０２を移動させる（５０２）。この位置
では、ＤＶＤ−ＲＡＭ４．７ＧＢでもゾーン０付近とな
る。
【００２４】次に、ＤＶＤ−ＲＡＭ２．６ＧＢのゾーン
０での回転数３９．７８Ｈｚで、モーター２０５を回転
し、光ディスク２０１を回転させる（５０２）。
０での回転数３９．７８Ｈｚで、モーター２０５を回転
し、光ディスク２０１を回転させる（５０２）。
【００２５】次に、レーザー光を発光させ（５０３）、
フォーカスの制御をかけ、レーザー光を光ディスク２０
１上に集光する（５０４）。さらに、トラッキングの制
御をかけ、光ディスク２０１上のトラックにレーザー光
を走査させる（５０５）。この状態で、トラッキングエ
ラー信号には図３で示すように、ウォブル信号が現れ
る。
フォーカスの制御をかけ、レーザー光を光ディスク２０
１上に集光する（５０４）。さらに、トラッキングの制
御をかけ、光ディスク２０１上のトラックにレーザー光
を走査させる（５０５）。この状態で、トラッキングエ
ラー信号には図３で示すように、ウォブル信号が現れ
る。
【００２６】この３９．７８Ｈｚの回転数で、半径２５
ｍｍの位置でのウォブル信号は、光ディスク２０１がＤ
ＶＤ−ＲＡＭ２．６ＧＢの場合では３０１、ＤＶＤ−Ｒ
ＡＭ４．７ＧＢの場合では３０３の如く現れる。このウ
ォブル信号の周波数は、ＤＶＤ−ＲＡＭ２．６ＧＢで約
１５７ｋＨｚ、ＤＶＤ−ＲＡＭ４．７ＧＢで約２３０ｋ
Ｈｚである。従って、これらの帯域の信号を通過させ、
それ以外の成分を除去するため、ウォブル信号抽出回路
２０７では、バンドパスフィルターにより、帯域制限す
る。
ｍｍの位置でのウォブル信号は、光ディスク２０１がＤ
ＶＤ−ＲＡＭ２．６ＧＢの場合では３０１、ＤＶＤ−Ｒ
ＡＭ４．７ＧＢの場合では３０３の如く現れる。このウ
ォブル信号の周波数は、ＤＶＤ−ＲＡＭ２．６ＧＢで約
１５７ｋＨｚ、ＤＶＤ−ＲＡＭ４．７ＧＢで約２３０ｋ
Ｈｚである。従って、これらの帯域の信号を通過させ、
それ以外の成分を除去するため、ウォブル信号抽出回路
２０７では、バンドパスフィルターにより、帯域制限す
る。
【００２７】バンドパスフィルターの特性の一例を図４
に示す。まず、ディスクが判別されていない起動時に
は、（４−１）に示すように、１５７ｋＨｚ、２３０ｋ
Ｈｚが通過するよう、例えば、１１０ｋＨｚと３００ｋ
Ｈｚがカットオフ周波数となるバンドバスフィルターを
構成しておく。
に示す。まず、ディスクが判別されていない起動時に
は、（４−１）に示すように、１５７ｋＨｚ、２３０ｋ
Ｈｚが通過するよう、例えば、１１０ｋＨｚと３００ｋ
Ｈｚがカットオフ周波数となるバンドバスフィルターを
構成しておく。
【００２８】また、ＤＶＤ−ＲＡＭ２．６ＧＢとＤＶＤ
−ＲＡＭ４．７ＧＢのディスクとを判別した後は、それ
ぞれに適した帯域にカットオフ周波数を切り替える。例
えば、ＤＶＤ−ＲＡＭ２．６ＧＢでは、（４−２）に示
すように１１０ｋＨｚと２０５ｋＨｚに設定する。ＤＶ
Ｄ−ＲＡＭ４．７ＧＢでは、標準レートになるようモー
ターの回転数を５８．１０Ｈｚに上げ、（４−３）に示
すように、２２０ｋＨｚと４０８ｋＨｚに設定する。こ
の処理により、ディスクの偏心成分や記録データの漏れ
込みなどの帯域外の信号除去量が大きくなり、ウォブル
信号のジッタが減少する。従って、ウォブル成分から転
送レートに応じたクロックを発生する場合に、クロック
品質が改善できる。
−ＲＡＭ４．７ＧＢのディスクとを判別した後は、それ
ぞれに適した帯域にカットオフ周波数を切り替える。例
えば、ＤＶＤ−ＲＡＭ２．６ＧＢでは、（４−２）に示
すように１１０ｋＨｚと２０５ｋＨｚに設定する。ＤＶ
Ｄ−ＲＡＭ４．７ＧＢでは、標準レートになるようモー
ターの回転数を５８．１０Ｈｚに上げ、（４−３）に示
すように、２２０ｋＨｚと４０８ｋＨｚに設定する。こ
の処理により、ディスクの偏心成分や記録データの漏れ
込みなどの帯域外の信号除去量が大きくなり、ウォブル
信号のジッタが減少する。従って、ウォブル成分から転
送レートに応じたクロックを発生する場合に、クロック
品質が改善できる。
【００２９】このウォブルの成分を抽出した後、２値化
すると、それぞれ３０２、３０４の信号となる。
すると、それぞれ３０２、３０４の信号となる。
【００３０】これらをウォブル周期計測手段２０８によ
って、基準クロック、例えば２９．２ＭＨｚのクロック
で、アドレスの領域を除去して、周期をカウンタにて計
測する（５０６）。この時、光ディスク２０１がＤＶＤ
−ＲＡＭ２．６ＧＢであれば、その計測値は約１８６カ
ウントとなる。また、光ディスク２０１がＤＶＤ−ＲＡ
Ｍ４．７ＧＢであれば、その計測値は約１２４カウント
となる。
って、基準クロック、例えば２９．２ＭＨｚのクロック
で、アドレスの領域を除去して、周期をカウンタにて計
測する（５０６）。この時、光ディスク２０１がＤＶＤ
−ＲＡＭ２．６ＧＢであれば、その計測値は約１８６カ
ウントとなる。また、光ディスク２０１がＤＶＤ−ＲＡ
Ｍ４．７ＧＢであれば、その計測値は約１２４カウント
となる。
【００３１】ディスク判別手段２０９は、このカウント
値によってディスクを判別する。例えば、しきい値を１
５５カウントとし、それ以上であればＤＶＤ−ＲＡＭ
２．６ＧＢ、それより小さければＤＶＤ−ＲＡＭ４．７
ＧＢと判別することが出来る（５０７）。
値によってディスクを判別する。例えば、しきい値を１
５５カウントとし、それ以上であればＤＶＤ−ＲＡＭ
２．６ＧＢ、それより小さければＤＶＤ−ＲＡＭ４．７
ＧＢと判別することが出来る（５０７）。
【００３２】また、このように、カウント値のしきい値
に融度があるため、フォーカス、トラッキングがかかっ
たゾーンが多少ずれていたとしても、容易に判別が可能
である。
に融度があるため、フォーカス、トラッキングがかかっ
たゾーンが多少ずれていたとしても、容易に判別が可能
である。
【００３３】以上のように、フォーカス、トラッキング
をかけた段階でＤＶＤ−ＲＡＭ２．６ＧＢとＤＶＤ−Ｒ
ＡＭ４．７ＧＢとのディスクを判別することができ、デ
ィスク最内周に記録されているディスクコントロール領
域のデータを再生しなくとも判別することが可能とな
る。
をかけた段階でＤＶＤ−ＲＡＭ２．６ＧＢとＤＶＤ−Ｒ
ＡＭ４．７ＧＢとのディスクを判別することができ、デ
ィスク最内周に記録されているディスクコントロール領
域のデータを再生しなくとも判別することが可能とな
る。
【００３４】その結果により、再生信号処理手段２０４
における再生方式、例えば、アドレスの再生方式をＤＶ
Ｄ−ＲＡＭ４．７ＧＢの場合は全加算信号により再生を
行い、ＤＶＤ−ＲＡＭ２．６ＧＢの場合は差動信号によ
り再生を行うように切り替える。あるいは、再生信号波
形等化の設定を切り替えて、それぞれのディスクに最適
な波形等化条件を設定する。
における再生方式、例えば、アドレスの再生方式をＤＶ
Ｄ−ＲＡＭ４．７ＧＢの場合は全加算信号により再生を
行い、ＤＶＤ−ＲＡＭ２．６ＧＢの場合は差動信号によ
り再生を行うように切り替える。あるいは、再生信号波
形等化の設定を切り替えて、それぞれのディスクに最適
な波形等化条件を設定する。
【００３５】このような切り替え処理を早期に行うこと
ができ、迅速な装置起動と、データ再生が可能となる。
ができ、迅速な装置起動と、データ再生が可能となる。
【００３６】なお、これまでの第１の実施例において
は、光ディスク２０１の回転数を所定の回転とし、光ヘ
ッド２０２を所定の位置に移動して、ウォブル信号の周
期を特定する方式を記述した。
は、光ディスク２０１の回転数を所定の回転とし、光ヘ
ッド２０２を所定の位置に移動して、ウォブル信号の周
期を特定する方式を記述した。
【００３７】しかし、この方式に限るものでなく、任意
の回転数で光ディスク２０１を回転しても、任意の位置
に光ヘッド２０２が位置していても、実現は可能であ
る。これには、回転数の検出手段、および光ヘッドの位
置検出手段を付加することにより実現できる。
の回転数で光ディスク２０１を回転しても、任意の位置
に光ヘッド２０２が位置していても、実現は可能であ
る。これには、回転数の検出手段、および光ヘッドの位
置検出手段を付加することにより実現できる。
【００３８】回転数の検出手段は、例えば、モーター２
０５を制御する制御手段２０６によって、モーター２０
５を回転同期させる回転同期信号の周期を計測すること
により実現できる。
０５を制御する制御手段２０６によって、モーター２０
５を回転同期させる回転同期信号の周期を計測すること
により実現できる。
【００３９】また、光ヘッド２０２の位置を検出する手
段は、例えば、ＬＥＤなどを伴う位置センサを導入する
ことなどによって実現できる。
段は、例えば、ＬＥＤなどを伴う位置センサを導入する
ことなどによって実現できる。
【００４０】これら方法により、回転数と位置が特定で
きれば、その光ディスクの回転数および光ヘッドの位置
でのＤＶＤ−ＲＡＭ２．６ＧＢおよびＤＶＤ−ＲＡＭ
４．７ＧＢのウォブルの周期がいくつになるかが特定で
き、ディスクの判別手段２０９のしきい値を変えること
により、ディスクの判別が行える。
きれば、その光ディスクの回転数および光ヘッドの位置
でのＤＶＤ−ＲＡＭ２．６ＧＢおよびＤＶＤ−ＲＡＭ
４．７ＧＢのウォブルの周期がいくつになるかが特定で
き、ディスクの判別手段２０９のしきい値を変えること
により、ディスクの判別が行える。
【００４１】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、ＤＶＤ−ＲＡＭ２．６ＧＢとＤＶＤ−ＲＡＭ４．７
ＧＢとを、信号再生を行うことなく、装置起動の最中に
判別することができる。それにより、早期にディスクに
応じた信号処理手段の設定等を行うことができ、装置の
起動時間の短縮などに効果的である。
ば、ＤＶＤ−ＲＡＭ２．６ＧＢとＤＶＤ−ＲＡＭ４．７
ＧＢとを、信号再生を行うことなく、装置起動の最中に
判別することができる。それにより、早期にディスクに
応じた信号処理手段の設定等を行うことができ、装置の
起動時間の短縮などに効果的である。
【図１】ＤＶＤ−ＲＡＭ２．６ＧＢおよびＤＶＤ−ＲＡ
Ｍ４．７ＧＢの標準レート時のウォブル信号を示す波形
図
Ｍ４．７ＧＢの標準レート時のウォブル信号を示す波形
図
【図２】本発明の実施例に係る光ディスク装置の構成図
【図３】ＤＶＤ−ＲＡＭ２．６ＧＢおよびＤＶＤ−ＲＡ
Ｍ４．７ＧＢの同回転数でのウォブル信号を示す波形図
Ｍ４．７ＧＢの同回転数でのウォブル信号を示す波形図
【図４】ウォブル信号抽出手段のフィルターの特性を示
す図
す図
【図５】光ディスク判別を示すフローチャート
２０１ 光ディスク ２０２ 光ヘッド ２０３ 信号生成回路 ２０４ 再生信号処理回路 ２０５ モーター ２０６ 光ヘッドおよびモーターの制御手段 ２０７ ウォブル信号抽出回路 ２０８ ウォブル周期計測手段 ２０９ ディスク判別手段 ２１０ 基準クロック発生手段
Claims (4)
- 【請求項１】 スパイラル状の案内溝を有し、前記案内
溝にはデータ転送レートの整数倍の周期のウォブリング
を施した光ディスクで、さらに前記ウォブリングの周期
が異なる２種類の光ディスクを共に再生する機能を有
し、 前記光ディスクの記録面にレーザー光を照射する光照射
手段と、前記光照射手段が照射する光を光ディスク上に
集光し、前記案内溝を走査するよう制御する制御手段
と、前記光ディスクから信号を再生する信号処理手段
と、前記ウォブリング成分を抽出するウォブル抽出手段
と、前記ウォブルの周期を計測する計測手段とを備え、 前記計測手段が計測した結果に応じて、前記２種類の光
ディスクを判別する判別手段を備えたことを特徴とする
光ディスク装置。 - 【請求項２】 スパイラル状の案内溝を有し、前記案内
溝にはデータ転送レートの整数倍の周期のウォブリング
を施した光ディスクで、さらに前記ウォブリングの周期
が異なる２種類の光ディスクを共に再生する機能を有
し、 前記光ディスクの記録面にレーザー光を照射する光照射
手段と、前記光照射手段を前記光ディスクの半径方向の
任意の位置に移動する移動手段と、前記光照射手段が照
射する光を光ディスク上に集光し、前記案内溝を走査す
るよう制御する制御手段と、前記光ディスクから信号を
再生する信号処理手段と、前記ウォブリング成分を抽出
するウォブル抽出手段と、前記ウォブルの周期を計測す
る計測手段とを備え、 前記光ディスクを所定の回転数で回転し、前記移動手段
が前記光照射手段を所定の位置に移動し、前記計測手段
が計測した結果に応じて、前記２種類の光ディスクを判
別する判別手段を備えたことを特徴とする光ディスク装
置。 - 【請求項３】 前記光ディスクのウォブリング成分を抽
出する帯域外除去手段を備え、前記判別手段による判別
前後で、前記帯域外除去手段の帯域を変えることを特徴
とする光ディスク装置。 - 【請求項４】 前記判別した光ディスク判別結果に応じ
て、前記信号処理手段の特性あるいは制御方法を切り替
えることを特徴とする請求項１または請求項２に記載し
た構成を有する光ディスク装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11128191A JP2000322742A (ja) | 1999-05-10 | 1999-05-10 | 光ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11128191A JP2000322742A (ja) | 1999-05-10 | 1999-05-10 | 光ディスク装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000322742A true JP2000322742A (ja) | 2000-11-24 |
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ID=14978711
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11128191A Pending JP2000322742A (ja) | 1999-05-10 | 1999-05-10 | 光ディスク装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000322742A (ja) |
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- 1999-05-10 JP JP11128191A patent/JP2000322742A/ja active Pending
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