JP2003242641A - 光ディスク再生装置および方法 - Google Patents

光ディスク再生装置および方法

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JP2003242641A JP2002362465A JP2002362465A JP2003242641A JP 2003242641 A JP2003242641 A JP 2003242641A JP 2002362465 A JP2002362465 A JP 2002362465A JP 2002362465 A JP2002362465 A JP 2002362465A JP 2003242641 A JP2003242641 A JP 2003242641A
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吉博 苅田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】蛇行したグルーブを持つ記録可能光ディスクと
再生専用光ディスクを、グルーブの蛇行によって判別す
る光ディスク再生装置において、偏心、ランド部に形成
されたピットによるノイズ、記録マークによるノイズな
どに対して信頼性の高い判別結果を得ることを目的とす
る。 【解決手段】帯域通過フィルターの中心周波数とは異な
る周波数で、データ記録トラックの蛇行周波数が検出さ
れることが期待される線速度となるように、線速度を制
御し、設定された測定期間内の周期測定カウンタの測定
結果の最大値と最小値を計算して、最大値と最小値が特
定の範囲内に入っている場合に、データ記録トラックが
特定の周期で蛇行していると判別するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録可能光ディス
クと再生専用光ディスクとを判別する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光ディスク分野において、再生専
用光ディスクと再生互換性のある記録可能光ディスクが
開発されている。記録可能光ディスクは再生専用光ディ
スクと同等の記録容量を持つことから、近年の大容量化
の要求に応える記録メディアとして注目され、普及しつ
つある。また再生専用光ディスクと再生互換性のない記
録可能光ディスクも存在するが、多くの記録/再生装置
は、両方の光ディスクを再生できるように構成されてい
る。このような記録可能光ディスクとして、例えばDV
D−R/RW、DVD−RAMが知られている。
【0003】一方、記録可能光ディスクの普及に伴い、
再生専用光ディスクに記録されている情報がそのまま記
録可能光ディスクに複写され、その情報に関する著作権
が侵害されるという問題が発生している。この問題への
対策として、再生専用光ディスクにID情報を付加し、
そのID情報を有するか否かで再生専用光ディスクか記
録可能光ディスクかを判別する手法が考えられる。しか
しこの手法では、ID情報が複写された場合には対処で
きない。
【0004】そこで、再生専用光ディスクと記録可能光
ディスクを、ID情報等によらず、光ディスク自体の物
理的な特性の差異に基づいて判定する別の手法が開発さ
れている。光ディスク自体の物理的な特性を具体的に説
明すると、まず再生専用光ディスクには、螺旋状のデー
タ記録トラックに沿ってピットおよびスペースが配列さ
れる。そしてそのピットおよびスペースにより情報が記
録されている。一方、記録可能光ディスクには、螺旋状
に構築されたグルーブ、またはグルーブに挟まれたラン
ドに記録マークとスペースが配列される。そしてその記
録マークとスペースにより情報を記録する。記録可能光
ディスクのグルーブは、データ再生速度の数百分の一の
周波数で蛇行(ウォブル)して形成されており、この周
波数に基づいて記録クロックが生成される。またグルー
ブの蛇行により、光ディスク上のアドレス情報も埋め込
まれている。
【0005】再生専用光ディスクと記録可能光ディスク
との差異は、光ディスク上に上述した蛇行するトラック
が存在するか否かにある。そこでそのような蛇行するト
ラックを検出することにより、記録可能光ディスクであ
るか再生専用光ディスクかを判定できる。再生しようと
する光ディスクが記録可能光ディスクであると判定さ
れ、かつ、その記録可能光ディスクに著作権保護される
べき情報が記録されている場合には、その情報の再生を
禁止する。これにより著作権保護を確実にすることがで
きる。さらに近年の光ディスクドライブは、様々なフォ
ーマット規格の光ディスクを対象として情報の記録/再
生ができるので、著作権の保護以外の観点からも、再生
専用光ディスクと記録可能光ディスクとを判別すること
は非常に有用である。この判別手法として、従来から、
記録可能光ディスクにあるグルーブの蛇行を検出する技
術(特許文献1参照)およびグルーブの蛇行周波数を測
定して記録可能光ディスクを判定する技術(特許文献2
参照)が知られている。
【0006】図9は、従来の再生装置50の構成を示す
ブロック図である。再生装置50は、光ディスク1上の
データ記録トラック2が蛇行しているか否かを検出して
光ディスク1の種別を判定する。再生装置50は、光デ
ィスク1を回転させるディスクモーター3と、光ディス
ク1に光ビームを照射し反射光を受光する光ヘッド4
と、光ヘッド4内にあって光ディスク1からの反射光を
受光する受光素子5と、光ヘッド4を光ディスク1の半
径方向に移動する移動機構6と、ディスクモーター3お
よび移動機構6を制御して再生線速度を制御する線速度
制御部7とを備えている。再生装置50はさらに、受光
素子5の出力信号の差を取ってプッシュプル信号を生成
するプッシュプル信号生成部8と、プッシュプル信号生
成部8から出力されるプッシュプル信号の所定の周波数
成分のみを通過させる帯域通過フィルター9と、帯域通
過フィルター9の出力信号の周期を測定する周期測定カ
ウンタ10と、周期測定カウンタ10に測定クロックを
供給するクロック発生部11と、周期測定カウンタ10
によって測定された周期データに演算処理を施す演算部
12とを備えている。
【0007】再生装置50のプッシュプル信号生成部8
が生成するでプッシュプル信号には、データ記録トラッ
ク2が蛇行している場合にはその蛇行する周波数成分が
含まれている。帯域通過フィルター9は、この周波数成
分を抽出する。そして再生装置50は、演算部12の演
算結果によってデータ記録トラック2が蛇行しているか
否かを判定して判定結果を出力する判定部13をさらに
備えており、判定結果に基づいて光ディスク1上のデー
タ記録トラック2が蛇行しているか否か、すなわち光デ
ィスク1が記録可能光ディスクか再生専用光ディスクか
を判定する。
【0008】
【特許文献1】特開平4−123320号公報
【特許文献2】特開2000−322742号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、記録可
能光ディスクが例えばDVD−R/RWの場合には、再
生装置50は再生専用光ディスクであると誤って判定す
る場合、または判定できない場合がある。その理由は以
下のとおりである。まずDVD−R/RWにはランドプ
リピットと呼ばれるランド部に形成されたピットが存在
するため、プッシュプル信号出力は一定の正弦波となら
ない。また、グルーブに記録マークが記録されている場
合には、記録マークの影響によりプッシュプル信号の信
号対雑音比(S/N比)が極端に悪化する。このため、
帯域通過フィルター9の出力のジッターは増大し、再生
専用光ディスクを再生した場合のジッターとの差が小さ
くなる。よって記録可能光ディスクと再生専用光ディス
クとを判別するための閾値の設定が困難である。
【0010】さらに光ディスクに大きな偏心がある場合
は、偏心により再生線速度が変化する。すると偏心の位
相によって周期測定の結果が大きく異なり、判定閾値の
設定がさらに困難となったり、場合によっては設定でき
ないことがある。
【0011】本発明の目的は、情報の記録の有無および
ディスク偏心の大きさにかかわらず、ディスクの種別判
定を信頼性高く実現することである。
【課題を解決するための手段】本発明は、光ディスクの
トラックに記録された情報を再生するために該光ディス
クの種別を判定する再生装置を提供する。この光ディス
クは、前記トラックがピットで構成されている再生専用
光ディスク、および、前記トラックが蛇行したグルーブ
で構成されている記録可能光ディスクの一方の種別に属
する。再生装置は、前記光ディスクを回転させるモータ
ーと、前記モーターにより回転する前記光ディスクのト
ラックに光ビームを照射して、前記光ディスクからの反
射光に応じた2つの検出信号を出力するヘッドと、前記
モーターの回転数を変化させることにより、前記2つの
検出信号から生成したプッシュプル信号に含まれる特定
信号の周期の変化に応じて、前記光ディスクの種別を判
定するコントローラとを備えている。これにより上記目
的を達成できる。
【0012】前記コントローラは、前記モーターの回転
数を制御して前記トラックの線速度を変化させる制御部
と、前記2つの検出信号から前記プッシュプル信号を生
成する信号生成部と、前記信号生成部が生成した前記プ
ッシュプル信号から、前記特定信号を抽出するフィルタ
と、固定された周波数のクロックに基づいて、フィルタ
により抽出された前記特定信号の周期を出力するカウン
タと、カウンタから出力された前記特定信号の周期が、
前記線速度の変化に応じて変化していた場合には前記光
ディスクが記録可能光ディスクであると判定し、前記線
速度の変化の前後で一定である場合には前記光ディスク
が再生専用光ディスクであると判定する判定部とを備え
ている。
【0013】前記特定信号の周期の最大値および最小値
を計算する演算部をさらに備え、前記判定部は、前記演
算部が計算した前記最大値および前記最小値が所定の範
囲に入っている場合に、前記特定信号の周期が前記線速
度の変化に応じて変化したと判断する。
【0014】前記特定信号の周期の平均値を計算する演
算部をさらに備え、前記判定部は、前記演算部が計算し
た前記平均値が所定の範囲に入っている場合に、前記特
定信号の周期が前記線速度の変化に応じて変化したと判
断する。
【0015】前記特定信号の周期の平均値を計算する演
算部をさらに備え、前記制御部は、前記トラックの線速
度を複数回変化させ、前記演算部は、前記トラックの線
速度の変化毎に前記特定信号の周期の平均値を計算し、
前記判定部は、前記演算部が得た各平均値が前記線速度
の変化率に反比例していた場合に、前記特定信号の周期
が前記線速度の変化に応じて変化したと判断する。
【0016】前記コントローラは、前記モーターの回転
数を制御して前記トラックの線速度を変化させる制御部
と、前記2つの検出信号の差から前記プッシュプル信号
を生成する信号生成部と、前記2つの検出信号の和から
再生データ信号を生成する再生データ処理部と、前記信
号生成部が生成した前記プッシュプル信号から、前記特
定信号を抽出するフィルタと、前記再生データ処理部か
ら出力された前記再生データ信号の周波数のクロックに
基づいて、フィルタにより抽出された前記特定信号の周
期を出力するカウンタと、カウンタから出力された前記
特定信号の周期が、前記線速度の変化の前後で一定であ
る場合には前記光ディスクが記録可能光ディスクである
と判定し、前記線速度の変化に応じて変化していた場合
には前記光ディスクが再生専用光ディスクであると判定
する判定部とを備えている。
【0017】前記特定信号の周期の平均値を計算する演
算部をさらに備え、前記制御部は、前記トラックの線速
度を複数回変化させ、前記演算部は、前記トラックの線
速度の変化毎に前記特定信号の周期の平均値を計算し、
前記判定部は、前記演算部が得た各平均値が一定である
場合に、前記特定信号の周期が前記線速度の変化に応じ
て変化したと判断する。
【0018】前記特定信号の分散値および標準偏差の一
方を計算する演算部をさらに備え、前記判定部は、前記
演算部が計算した前記分散値および標準偏差の一方が所
定の範囲に入っている場合に、前記光ディスクが記録可
能光ディスクであると判断する。
【0019】本発明は、光ディスクのトラックに記録さ
れた情報を再生するために該光ディスクの種別を判定す
る再生方法、および、コンピュータで実行可能なコンピ
ュータプログラムを提供する。この光ディスクは、前記
トラックがピットで構成されている再生専用光ディス
ク、および、前記トラックが蛇行したグルーブで構成さ
れている記録可能光ディスクの一方の種別に属する。再
生方法およびコンピュータプログラムは、前記光ディス
クを回転させるステップと、回転する前記光ディスクの
トラックに光ビームを照射するステップと、前記光ディ
スクからの反射光に応じた2つの検出信号を生成するス
テップと、前記光ディスクの回転数を変化させることに
より、前記2つの検出信号から生成したプッシュプル信
号に含まれる特定信号の周期の変化に応じて、前記光デ
ィスクの種別を判定するステップとを含む。これにより
上記目的が達成される。
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
発明の実施の形態1および2を説明する。以下の実施の
形態1では、光ディスク1を標準速再生における線速度
と異なる線速度で回転させ、光ディスクの物理的特性を
表す信号の周波数がシフトしたか否かにより光ディスク
1の種別を判定する。周波数は、固定された測定クロッ
クを用いてカウントした信号の周期により特定される。
実施の形態2では、周波数は、固定された測定クロック
に代えて、再生されたデータ信号から抽出した再生デー
タクロックを用いてカウントした周期により特定され
る。
【0020】各実施の形態を説明する前に、まず実施の
形態で言及する光ディスクを説明する。光ディスクは、
再生専用光ディスクと記録可能光ディスクの2種に分類
される。
【0021】再生専用光ディスクの物理的特性として、
再生専用光ディスクには、螺旋状のデータ記録トラック
に沿ってピットおよびスペースが配列される。そしてそ
のピットおよびスペースにより情報が記録されている。
【0022】一方、記録可能光ディスクの物理的特性と
して、記録可能光ディスクには、螺旋状に構築されたグ
ルーブ、またはグルーブに挟まれたランドに記録マーク
とスペースが配列される。そしてその記録マークとスペ
ースにより情報を記録する。さらに記録可能光ディスク
のグルーブは、データ再生速度の数百分の一の周波数で
蛇行して形成されており、この周波数に基づいて記録ク
ロックが生成される。またグルーブの蛇行により、光デ
ィスク上のアドレス情報も埋め込まれている。より具体
的に説明すると、記録可能光ディスクがDVD−R/R
W、DVD−RAMの場合には、グルーブの蛇行周波数
はデータ転送レートの1/186と規定されている。よ
って、データ転送レート27MHzの標準速再生の場
合、蛇行周波数は145KHzとなる。このときの再生
線速度は3.6m/secである。
【0023】記録可能光ディスクの物理的特性は、蛇行
したデータ記録トラックを有する点において再生専用光
ディスクの物理的特性と相違する。以下の実施の形態で
は、この相違を利用して記録可能光ディスクか再生専用
光ディスクかを判別する。
【0024】(実施の形態1)図1は、実施の形態1に
よる再生装置100の構成を示すブロック図である。再
生装置100は、光ディスク1上のデータ記録トラック
2が蛇行しているか否かを検出して、光ディスク1の種
別を判定する。本実施の形態の主要な特徴は、光ディス
ク1を標準速再生における線速度と異なる線速度で回転
させ、光ディスク1の種別を判定することにある。この
特徴は、プッシュプル信号に含まれる特定周波数の信号
成分は、データ記録トラック2が蛇行している場合に
は、光ディスク1の再生線速度を変化させるとその変化
に応じて周波数帯域が移動し、データ記録トラック2が
蛇行していない場合には、光ディスク1の再生線速度を
変化させても周波数帯域が移動しない、という原理に基
づいている。
【0025】再生装置100は、光ディスク1を回転さ
せるディスクモーター103と、光ディスク1に光ビー
ムを照射し反射光を受光する光ヘッド104と、光ヘッ
ド104内に設けられ、光ディスク1からの反射光を受
光する2つの受光素子105と、光ヘッド104を光デ
ィスク1の半径方向に移動する移動機構106と、コン
トローラ120とを備えている。
【0026】再生装置100のコントローラ120は、
光ディスク1に記録された情報の再生を制御する。より
具体的には、コントローラ120は、ディスクモーター
103の回転数を制御し、また光ヘッド104の位置を
調整して、光ビームの照射位置を制御する。またコント
ローラ120は、受光素子105において受けた反射光
に基づいて、光ディスク1上にデータ記録トラック2が
存在するか否かを判定し、光ディスク1の種別を判定す
る。
【0027】さらにコントローラ120の具体的な構成
を説明する。コントローラ120は、線速度制御部10
7と、プッシュプル信号生成部108と、帯域通過フィ
ルター109と、周期測定カウンタ110と、クロック
発生部111と、演算部112と、判定部113と、中
央処理部(Central Processing Unit;CPU)114
とを有する。
【0028】まずCPU114は、コントローラ120
の動作を総合的に制御する。すなわちCPU114は、
コントローラ120内の各要素へ制御信号を送り、その
制御信号に基づいて各要素を制御する。制御信号は、各
要素を動作させる駆動信号、各要素にパラメータを設定
する設定値等である。より具体的には、制御信号は、線
速度制御部107への線速度制御信号、帯域通過フィル
ター109への周波数設定値、周期測定カウンタ110
および演算部112への測定開始指示、クロック発生部
111へのクロック選択値、および判定部113への判
定開始指示および判定基準値が該当する。
【0029】次にコントローラ120内の各要素を説明
する。線速度制御部107は、CPU114から線速度
制御信号を受け取り、線速度制御信号に基づいてディス
クモーター3および移動機構6を駆動し再生線速度を制
御する。再生線速度とは、光ヘッド104が光ビームを
照射するデータ記録トラック2の円周方向の回転速度で
ある。線速度制御信号には再生線速度の目標値が含まれ
ており、線速度制御部107は当該目標値に近づけるよ
う再生線速度を調整する。標準の再生線速度は、例えば
3.6m/secである。
【0030】プッシュプル信号生成部108は、2つの
受光素子105からの2つの出力信号の差を取ってプッ
シュプル信号を生成する。光ディスク1が記録可能であ
る場合、すなわちデータ記録トラック2が蛇行している
場合には、プッシュプル信号には、その蛇行の周波数成
分が含まれている。データ記録トラック2が蛇行してい
る場合には、プッシュプル信号生成部108は、標準の
再生線速度で周波数145KHzの正弦波信号を出力す
る。
【0031】帯域通過フィルター109は、プッシュプ
ル信号生成部108から出力されるプッシュプル信号の
所定の周波数成分のみを通過させる。通過させる周波数
成分は、CPU114からの周波数設定値に基づいて定
められる。図2は、帯域通過フィルター109の周波数
特性201の例を示す図である。この例では、145K
Hzを中心にして、±10%の範囲(すなわち130.
5〜159.5KHz)を主な通過帯域幅として設計さ
れている。プッシュプル信号にはディスクノイズなどの
ノイズ成分が高いレベルで重畳されているので、蛇行周
波数と同じ145KHz中心の通過帯域を持った帯域通
過フィルター9によって、ノイズが除去される。
【0032】再び図1を参照して、クロック発生部11
1は、測定クロックを生成する。このクロックは、CP
U114からのクロック選択値に基づいて定められる。
例えばデータ転送レートが27MHzの標準速再生時に
は、クロック発生部111はデータ転送レートに等しい
周波数27MHzの測定クロックを生成する。測定クロ
ックは固定されている。
【0033】周期測定カウンタ110は、帯域通過フィ
ルター109の出力信号の周期を測定する。測定にはク
ロック発生部111が生成した測定クロックを用いる。
周期を測定する理由は、周波数は周期の逆数として得ら
れるため、周期を測定すれば信号の周波数を特定できる
からである。周期測定カウンタ110が、クロック発生
部111から周波数27MHzの測定クロックを受け取
り、かつ帯域通過フィルター109から周波数145K
Hzの正弦波信号を受け取るとき、出力する周期は概ね
186である。ただし実際には誤差等のため、出力は1
86を中心としてばらつく。
【0034】演算部112は、周期測定カウンタ110
によって測定された周期データに演算処理を施す。判定
部113は、CPU114から与えられた判定基準と、
演算部112の演算結果とに基づいて、光ディスク1が
記録可能光ディスクか再生専用光ディスク化を判定す
る。具体的な演算および判定手順は、再生装置100の
動作とともに、以下詳述する。
【0035】図3は、実施の形態1による再生装置10
0(図1)の処理動作を示すフローチャートである。ま
ずCPU114(図1)は、線速度制御部107に線速
度制御信号を送り、光ディスクの回転速度を再生線速度
を標準値のα倍に変化させる(ステップS301)。例
えばα=1.1とすると、再生線速度は標準値3.6m
/secよりも10%高い3.96m/secにする。
その後光ヘッド104が光ディスク1に光ビームを照射
し、その反射光が2つの受光素子105において検出さ
れる。各受光素子105からの信号に基づいて、プッシ
ュプル信号生成部108(図1)はプッシュプル信号を
生成する(ステップS302)。
【0036】光ディスク1が記録可能光ディスクの場
合、すなわちデータ記録トラック2が蛇行している場合
には、プッシュプル信号生成部108は、周波数15
9.5KHzの正弦波信号を主成分として含む信号を出
力する。より詳しくは、光ビームのデータ記録トラック
2に対する追従周波数帯域は8KHz以下であり、デー
タ記録トラック2の蛇行周波数に対して十分低い。よっ
て、データ記録トラック2が蛇行している場合には、プ
ッシュプル信号生成部108は、データ記録トラック2
の蛇行による追従誤差信号として、周波数159.5K
Hzの正弦波信号を主成分として含む信号を出力する。
この周波数は再生線速度が標準値のときの蛇行周波数
(145KHz)の10%高い値である。一方、光ディ
スク1が再生専用光ディスクの場合、プッシュプル信号
生成部108は、ディスクノイズ等の単なるノイズ信号
を出力する。すなわち出力信号は、周波数159.5K
Hzの信号を主成分として含まない。
【0037】その後帯域通過フィルター109は、プッ
シュプル信号から所定の周波数帯域の信号を抽出する
(ステップS303)。帯域通過フィルター109は、
図2に示すように、周波数145KHzを中心として±
10%を主な通過帯域幅とするように設計されている。
したがってプッシュプル信号が帯域通過フィルター10
9を通過することにより、光ディスク1が記録可能光デ
ィスクの場合には、信号の主成分が周波数159.5K
Hzの正弦波信号が出力される。一方光ディスク1が再
生専用光ディスクの場合には、130.5〜159.5
KHzを中心として、振幅が小さく、ジッターも大きい
信号が出力される。図2に示すフィルタでは周波数14
5KHzが最もよく通過するように設計されていること
から、周波数分布も周波数145KHzを中心にした周
波数特性になる。
【0038】次に、周期測定カウンタ110(図1)
は、抽出した信号の周期をカウントする(ステップS3
04)。図4は、帯域通過フィルター109により抽出
された信号の周期カウント結果を示す図である。図では
連続的な曲線であるが、実装の際には、特定の周波数別
にカウントされたカウント値のヒストグラムとして表現
できる。図の横軸は周期である。周波数と周期とは逆数
の関係にあるので、標準値のα倍の周波数を持つ信号の
周期は1/α倍になることに留意されたい。図3のグラ
フSは、再生専用光ディスクの周期分布を示す。グラフ
Aは、記録可能光ディスクの周期分布を示す。グラフか
ら明らかなように、再生線速度をα倍すると、記録可能
光ディスクは標準値より1/αだけ低い周期分布へとシ
フトするが、再生専用光ディスクは標準値を基準とした
周期分布のままである。α=1.1とし、かつクロック
発生部111(図1)から27MHzの測定クロックが
供給されている場合には、記録可能光ディスクは標準カ
ウント値186の約0.91倍のカウント値169を中
心とした周期分布へとシフトし、再生専用光ディスクは
標準カウント値186を中心としてばらついた周期分布
となる。よって再生線速度を変化させたことにより周期
分布が変化した場合には、光ディスク1は記録可能光デ
ィスクであるといえる。
【0039】この分布の相違を利用して光ディスク1の
種別を判定するために、ここでは分布の最大値および最
小値を利用する。図3を参照して、演算部112(図
1)は、カウント結果を利用して周期の最大値および最
小値を求める(ステップS305)。その後判定部11
3(図1)は、求めた最大値および最小値が、判定基準
の範囲内に入るか否かを判定する(ステップS30
6)。
【0040】以下、分布の最大値および最小値を利用し
た処理をより詳しく説明する。図5の(a)は、最大値
および最小値に基づく種別判定の基準となる範囲Rを示
す図である。範囲Rは、例えばコントローラ120(図
1)を製造する際に予め複数の記録可能光ディスクおよ
び再生専用光ディスクの分布統計をとり、その上で決定
されており、シフトした周期分布とシフトしていない周
期分布とが区別可能に規定されている。例えば蛇行周波
数(145KHz)の10%高い周波数を基準として、
記録可能光ディスクの周波数分布が±3%の範囲に分布
していた場合には、周波数では概ね145KHzの+7
%〜+13%、カウント値では概ね186の−13%〜
−7%で規定される。なお再生専用光ディスクの周波数
の最大値は、この周波数(周期)の範囲に入ることはな
い。
【0041】演算部112は、周期測定カウンタ110
のカウント結果に基づいて、その中から周期の最大値お
よび最小値を特定する。グラフSが得られた場合には、
最大値MAXおよび最小値MINが特定される。一
方グラフAが得られた場合には、最大値MAXおよび
最小値MINが特定される。
【0042】次いで判定部113は、得られた最大値お
よび最小値の両方が、予め規定された範囲Rに含まれる
か否かを判定する。図では、(MAX,MIN)の
組は範囲Rに含まれ、(MAX,MIN)の組は範
囲Rに含まれないことが理解される。
【0043】判定の結果、周期分布の最大値および最小
値が範囲Rに含まれる場合には、その周期分布に対応す
る光ディスク1には蛇行周波数が含まれていると判断で
きる。よってその光ディスク1は記録可能光ディスクで
あると判定する(図3のステップS307)。逆に、周
期分布の最大値および最小値が範囲Rに含まれない場合
には、光ディスク1は再生専用光ディスクであると判定
する(ステップS308)。実施の形態1の判定方法に
よれば、判別範囲は、中心周波数が異なる分布に対して
設定すればよいため非常に簡単に設定でき、光ディスク
を再生した場合のジッター等に影響を受けない。さらに
ノイズによる異常分布等の影響を受けず、信頼性の高い
光ディスク1の種別判定を行うことができる。
【0044】なお上述の説明では、演算部112が周期
の最大値および最小値を求め、判定部113が、その周
期の最大値および最小値が所定の範囲Rに入るか否かを
判定するとした。しかし第1の変形例として、周期の最
大値および最小値ではなく、周期の平均値を用いても判
定できる。図5の(b)は、周期の平均値に基づく種別
判定の基準となる範囲Rを示す図である。この範囲Rも
また、統計的に算出等することにより、シフトした周期
分布とシフトしていない周期分布とが区別可能に規定さ
れている。
【0045】演算部112は、周期測定カウンタ110
のカウント結果に基づいて、周期の平均値を求める。周
期の平均値は、例えば(周期の値)×(その周期のカウ
ント値)/(カウント値の総数)により得られる。グラ
フSが得られた場合には、平均値Pが特定される。一
方グラフAが得られた場合には、平均値Pが特定され
る。
【0046】次いで判定部113は、得られた平均値
が、予め規定された範囲Rに含まれるか否かを判定す
る。図では、平均値Pは範囲Rに含まれ、平均値P
は範囲Rに含まれないことが理解される。
【0047】第1の変形例を利用して、さらに第2の変
形例を説明する。第2の変形例では、再生線速度を変化
させて周期分布を求めた後、さらに2回、3回と再生線
速度を段階的に変化させる。そして、各周期分布の平均
値が再生線速度の変化に応じて変化している場合には記
録可能光ディスクであると判定し、ほぼ同じ値で変化が
見られない場合には再生専用光ディスクであると判定す
る。
【0048】図5の(c)は、再生線速度を段階的に変
化させた場合の、記録可能光ディスクの周期分布と再生
専用光ディスクの周期分布とを示す図である。再生線速
度を標準速から段階的にα倍、α倍、α倍したと
する(1<α<α<α)。図に示すように、再生
線速度を変化させたか否かにかかわらず、再生専用光デ
ィスクの周期分布はほとんど変化しない。第1の変形例
で説明した周期分布の平均値を求めると、その平均値は
ほぼ一定値Pである。一方記録可能光ディスクの周期
分布は、変化に応じて周期分布が遷移する。周期分布の
平均値は、再生線速度の変化率に反比例する。具体的に
は、再生線速度をα倍したときは、標準速の周期分布
の平均値から1/α倍された平均値PA1に、α
したときは1/α倍された平均値PA2に、α倍し
たときは1/α倍された平均値PA3に変化する。
【0049】このように、演算部112が再生線速度の
変化に応じた平均値を算出し、その結果に応じて平均値
が反比例して変化した場合には、判定部113は光ディ
スク1が記録可能光ディスクであると判定する。平均値
がほぼ一定であった場合には、判定部113は光ディス
ク1が再生専用光ディスクであると判定する。第2の変
形例によれば、図5の(a)および(b)に示す範囲R
を定めることなく、光ディスクの種別を判定できる。
【0050】倍率α、α等は、上述の例以外にも種
々の値を取りうる。いま再生線速度を標準速から段階的
に0.9倍と1.1倍に変化させた場合を考える。上述
の例ではα<1<αである。帯域通過フィルター1
09(図1)は周波数特性201(図2)を有するとす
る。
【0051】まずディスクモーター103は、標準の再
生線速度3.6m/secに対して10%低い3.24
m/secの第1の再生線速度で光ディスク1を回転す
る。するとデータ記録トラック2が蛇行している場合に
は、プッシュプル信号生成部108は、周波数130.
5KHzの正弦波信号を主成分として有するプッシュプ
ル信号を出力する。データ記録トラック2が蛇行してい
ない場合には、プッシュプル信号生成部108は、ディ
スクノイズ等の単なるノイズ信号を出力する。このノイ
ズ信号は、周波数145KHzにおいても単なるノイズ
成分を含むのみである。
【0052】帯域通過フィルター109はこのプッシュ
プル信号から上述した正弦波信号を抽出し、周期測定カ
ウンタ110はその周期分布を測定する。周期分布は、
データ記録トラック2が蛇行している場合には、図5の
(a)において、グラフAを、グラフSに関して対称に
移動させた形状を呈する。演算部112はその周期分布
の平均値を計算して第1の演算結果を算出する。クロッ
ク発生部111から27MHzのクロックが供給されて
いる場合には、周期分布の中心周波数は130.5KH
zであるので、第1の演算結果は205となる。一方デ
ータ記録トラック2が蛇行していない場合には、図5の
(a)におけるグラフSである。第1の演算結果は18
6となる。
【0053】次にディスクモーター103は、標準の再
生線速度3.6m/secに対して10%高い3.96
m/secの第2の再生線速度で光ディスク1を回転す
る。これは先の図3に関連して説明したとおりであるた
めその説明は省略する。演算部112は周期分布の平均
値を計算して第2の演算結果を算出する。第2の演算結
果は、データ記録トラック2が蛇行している場合には1
69、蛇行していない場合には186である。
【0054】データ記録トラック2が蛇行している場合
の第1の測定結果205と第2の測定結果169の比
(約0.8)は、概ね、第1の再生線速度3.24と第
2の再生線速度3.96の比の逆数と等しい。一方デー
タ記録トラック2が蛇行していない場合には、第1の測
定結果304と第2の測定結果304の比(1)は、第
1の再生線速度3.24と第2の再生線速度3.96の
比の逆数と等しいとはいえない。
【0055】そこで判定部113は、第1の測定結果と
第2の測定結果の比が、第1の再生線速度と第2の再生
線速度の比の逆数に等しいか否かを判定するようにし
た。その結果、第1の測定結果と第2の測定結果の比
が、概ね、第1の再生線速度と第2の再生線速度の比の
逆数と等しい場合には、光ディスク1が記録可能光ディ
スクであると判定する。等しくない場合には、再生専用
光ディスクであると判定する。なお上述の「概ね」と
は、例えば±5%の範囲内である。
【0056】本実施の形態では、線速度、および、周期
測定結果の相対的な変化を利用して判別することによ
り、線速度の絶対値のばらつきなどに対して、より信頼
性の高い判別を行うことができる。
【0057】(実施の形態2)実施の形態2では、標準
的な再生線速度(3.6m/sec)により、光ディス
ク1の種別を判別する手順を説明する。
【0058】図6は、実施の形態2による再生装置60
0の構成を示すブロック図である。実施の形態2におい
て、再生装置600の構成が再生装置100(図1)の
構成と異なるのは、コントローラ620である。さらに
コントローラ620の構成がコントローラ120(図
1)の構成と異なるのは、再生データ処理部615を設
けたこと、および、クロック発生部111が再生データ
処理部615からのデータクロックに基づいて測定クロ
ックを生成することである。その他の構成に関しては実
施の形態2の各構成要素は、再生装置100(図1)の
構成要素の機能および動作と同じであるので、その説明
は省略する。
【0059】図6に示すように、再生データ処理部61
5は2つの受光素子105の各々から信号を受け取り、
それらの和信号である再生データ信号から再生データク
ロックを抽出する。クロック発生部611は、CPU1
14からの指示に基づいて、再生データ処理部615か
らの再生データクロックを分周し、またはそのまま利用
して測定クロックを生成し、周期測定カウンタ110に
送る。周期測定カウンタ110は、測定クロックを利用
して周期をカウントする。生成される測定クロックは、
例えばデータ転送レートに等しい27MHzの周波数を
持つ。
【0060】留意すべきは、再生データクロックは線速
度の変化に追従するため、再生データクロックを用いて
生成されたクロックも線速度の変化に追従できることで
ある。これにより偏心などによる線速度制御のばらつき
が発生しても、常にそのばらつきに追従して周期をカウ
ントでき、測定結果の誤差を小さい範囲に抑えることが
できる。
【0061】以下、標準的な再生線速度(3.6m/s
ec)により、光ディスク1の種別を判別する手順を説
明する。実施の形態1で説明したように、データ記録ト
ラック2が蛇行している場合には、プッシュプル信号生
成部108は蛇行周波数145KHzに等しい周波数の
正弦波を含むプッシュプル信号を出力する。このプッシ
ュプル信号にはディスクノイズなどのノイズ成分が高い
レベルで重畳されているので、蛇行周波数と同じ145
KHz中心の通過帯域を持った帯域通過フィルター10
9によって、ノイズが除去され、周期測定カウンタ11
0に入力される。一方、データ記録トラック2が蛇行し
ていない場合には、プッシュプル信号生成部108は、
ディスクノイズ等の単なるノイズ信号を出力する。この
ノイズ信号は、周波数145KHzにおいても単なるノ
イズ成分を含むのみである。
【0062】プッシュプル信号生成部108からの出力
は帯域通過フィルター109により、周波数145KH
z付近の信号のみが抽出され周期測定カウンタ110へ
入力される。ここで上述したノイズ信号については、帯
域通過フィルター109通過後の信号が145KHz中
心ではあるものの、信号振幅が小さく、ジッターが大き
い。このような特性を持つ理由は、帯域通過フィルター
109の通過帯域は線速度制御の誤差などを勘案してあ
る程度の幅(例えば±10%)を持たせているため、信
号振幅が低く周波数帯域が広いノイズ信号は、必然的に
信号振幅が小さく、ジッターが大きくなってしまうから
である。
【0063】周期測定カウンタ110に入力されている
信号周波数は、データ記録トラック2が蛇行している場
合には145KHzであるので、周期のカウント結果は
理想的には186になる。但し、ノイズなどの影響によ
り、実際の周期測定結果は186を中心に小さな範囲で
ばらつく。これは上述のように再生データクロックが線
速度の変化に追従して変化することによる効果である。
一方ノイズ信号の場合には、データ記録トラック2が蛇
行している場合に比べるとより大きなばらつきを持った
値となる。そこで本実施の形態では、このばらつきに基
づいてデータ記録トラック2が蛇行しているか否かを判
定し、よって光ディスク1の種別を判定する。
【0064】図7の(a)は、最大値および最小値に基
づく種別判定の基準となる範囲Rを示す図である。デー
タ記録トラック2が蛇行していない場合の周期分布S
は、データ記録トラック2が蛇行している場合の周期分
布Aに比べると大きなばらつきを持つ。よって周期分布
の最大値および最小値に着目すればよい。
【0065】演算部112は、得られた周期分布の最大
値および最小値を求める。そして判定部113は、最大
値および最小値が所定の範囲R内に収まるか否かを判定
する。一定の範囲Rは、例えば標準カウント値186の
±5%以内である。この範囲R内に収まる場合には、デ
ータ記録トラック2が145KHzで蛇行していると判
断し、光ディスク1が記録可能光ディスクであると判定
する。一方最大値および最小値が範囲R内に収まらない
場合には、判定部113はデータ記録トラック2は蛇行
していないと判断し、光ディスク1が再生専用光ディス
クであると判定する。
【0066】演算部112および判定部113は、別の
パラメータに基づいても光ディスク1の種別を判定でき
る。まず第1の変形例として、周期分布の分散を用いて
判定する例を説明する。図7の(b)は、周期分布の分
散σに基づく種別判定の基準となる範囲Rを示す図で
ある。演算部112は、数1により周期分布の分散σ
を求める。
【0067】
【数1】 ここで、Nはカウントの総数、Pはその周期分布の平均
値である。その結果、判定部113は、得られた分散σ
が所定の範囲Rに入る場合には、その分散がデータ記
録トラック2が蛇行している場合の周期分布Aの分散σ
であると判断し、光ディスク1が記録可能光ディス
クであると判定する。一方、得られた分散σが所定の
範囲Rに入らない場合には、その分散は、データ記録ト
ラック2が蛇行していない場合の周期分布Aの分散σ
であると判断し、光ディスク1が再生専用光ディスク
であると判定する。範囲Rは、例えば平均値の±5%以
内である。なお分散の平方根として得られる標準偏差σ
を用いて判定することもできる。
【0068】これにより、周期測定データの統計処理が
行われることで、ディフェクトなどによる散発的な異常
周期データに対して、判別結果の信頼性を向上すること
ができる。
【0069】次に第2の変形例として、周期の最大値、
最小値および周期の平均値に基づく判定を説明する。演
算部112は周期の最大値、最小値および周期の平均値
を計算した後、平均値に対する最大値と最小値の比を計
算する。判定部113は、その比が所定の範囲内(例え
ば、0.95〜1.05)であれば、光ディスク1が記
録可能光ディスクであると判定する。逆にこの範囲を超
える場合には、光ディスク1が再生専用光ディスクであ
ると判断する。これにより、線速度の誤差による周期測
定データのばらつきを抑えることができ、判別結果の信
頼性を向上することができる。
【0070】続いて第3の変形例として、周期分布の分
散と平均値とに基づく判定を説明する。演算部112
は、数1により周期分布の分散と、周期分布の平均値と
を計算し、平均値に対する分散の比を計算する。判定部
113は、その比が所定の範囲内(例えば、0.95〜
1.05)であれば、光ディスク1が記録可能光ディス
クであると判定してもよい。逆にこの範囲を超える場合
には、光ディスク1が再生専用光ディスクであると判断
する。これにより、線速度の誤差による周期測定データ
のばらつきを抑えると共に、周期測定データの統計処理
が行われることで、ディフェクトなどによる散発的な異
常周期データに対して、判別結果の信頼性を向上するこ
とができる。
【0071】最後に第4の変形例として、周期分布の標
準偏差と平均値とに基づく判定を説明する。演算部11
2は、周期分布の標準偏差と、周期分布の平均値とを計
算し、平均値に対する標準偏差の比を計算する。判定部
113は、その比が所定の範囲内(例えば、0.95〜
1.05)であれば、光ディスク1が記録可能光ディス
クであると判定してもよい。逆にこの範囲を超える場合
には、光ディスク1が再生専用光ディスクであると判断
する。これにより、線速度の誤差による周期測定データ
のばらつきを抑えると共に、周期測定データの統計処理
が行われることで、ディフェクトなどによる散発的な異
常周期データに対して、判別結果の信頼性を向上するこ
とができる。
【0072】以上、本発明の実施の形態を説明した。実
施の形態2では、標準的な再生線速度のみで光ディスク
1の種別を判別した。しかし実施の形態2の再生装置6
00(図6)を用いて、実施の形態1で説明した判定を
行ってもよい。
【0073】より詳しくは、再生データ処理部615
(図6)が再生データ信号から抽出した再生データクロ
ックを用い、かつ、光ディスク1を標準速再生における
線速度と異なる線速度で回転させ、光ディスクの物理的
特性を表す信号の周波数がシフトしたか否かにより光デ
ィスク1の種別を判定することもできる。このように組
み合わせると、データ記録トラック2が蛇行している場
合の周期分布は測定結果が常に186を中心とした分布
になる。よって偏心や制御誤差による再生線速度のばら
つきがあっても判別値を調整する必要がなく、信頼性の
高い判別結果を得ることができる。判定部113の判定
は、周期測定結果の最大値と最小値が一定の範囲に入る
場合にデータ記録トラック2が蛇行していると判断して
もよいし、周期測定結果の平均値が約186であること
で判断してもよい。
【0074】または、実施の形態2の再生装置600
(図6)は、実施の形態1の変形例として説明した再生
線速度の段階的変化に基づく判定を行うこともできる。
図8は、再生線速度を段階的に変化させ、かつ再生デー
タクロックを用いて周期をカウントした場合の、記録可
能光ディスクの周期分布A1〜A3と再生専用光ディス
クの周期分布S1〜S3とを示す図である。この例で
は、再生線速度を標準速から段階的にα倍、α倍、
α倍したとする(1<α<α<α)。図に示す
ように、再生線速度の変化の前後で、記録可能光ディス
クの周期分布A1〜A3はほとんど変化しない。その平
均値はほぼ一定値Pである。これは再生データクロッ
クを用いて周期をカウントするため、常にデータ記録ト
ラック2の蛇行する周期と同期してデータ記録トラック
2の周期を検出できるからである。一方再生専用光ディ
スクの周期分布は、変化に応じて周期分布が遷移する。
周期分布の平均値は、再生線速度の変化率に比例する。
具体的には、再生線速度をα倍したときは、標準速の
周期分布の平均値からα倍された平均値PS1に、α
倍したときはα倍された平均値PS2に、α倍し
たときはα倍された平均値PS3に変化する。
【0075】よって演算部112が再生線速度の変化に
応じた平均値を算出し、その結果に応じて平均値が比例
して変化した場合には、判定部113は光ディスク1が
再生専用光ディスクであると判定する。平均値がほぼ一
定であった場合には、判定部113は光ディスク1が記
録可能光ディスクであると判定する。
【0076】上述した再生装置100(図1)および再
生装置600(図6)は、例えば図3に示すフローチャ
ートに基づく動作を規定したコンピュータプログラムに
基づいて動作する。したがって本発明は、そのようなコ
ンピュータプログラムの形態をとることができる。
【0077】
【発明の効果】コントローラは、モーターの回転数を変
化させることにより、2つの検出信号から生成したプッ
シュプル信号に含まれる特定信号の周期の変化に応じ
て、光ディスクの種別を判定する。プッシュプル信号
が、記録可能光ディスクの場合にのみ検出できる蛇行成
分を含んでいる場合には、モーターの回転数の変化に応
じて周期測定結果が変化するので、判定閾値の設定を容
易にして、信頼性の高くディスク判別を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1による再生装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】 帯域通過フィルターの周波数特性の例を示す
図である。
【図3】 実施の形態1による再生装置の処理動作を示
すフローチャートである。
【図4】 帯域通過フィルターにより抽出された信号の
周期カウント結果を示す図である。
【図5】 (a)は、最大値および最小値に基づく種別
判定の基準となる範囲を示す図である。(b)は、周期
の平均値に基づく種別判定の基準となる範囲を示す図で
ある。(c)は、再生線速度を段階的に変化させた場合
の、記録可能光ディスクの周期分布と再生専用光ディス
クの周期分布とを示す図である。
【図6】 実施の形態2による再生装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図7】 (a)は、最大値および最小値に基づく種別
判定の基準となる範囲Rを示す図である。(b)は、周
期分布の分散σに基づく種別判定の基準となる範囲R
を示す図である。
【図8】 再生線速度を段階的に変化させ、かつ再生デ
ータクロックを用いて周期をカウントした場合の、記録
可能光ディスクの周期分布A1〜A3と再生専用光ディ
スクの周期分布S1〜S3とを示す図である。
【図9】 従来の再生装置の構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 光ディスク 2 データ記録トラック 100 再生装置 103 ディスクモーター 104 光ヘッド 105 受光素子 106 移動機構 107 線速度制御部 108 プッシュプル信号生成部 109 帯域通過フィルター 110 周期測定カウンタ 111 クロック発生部 112 演算部 113 判定部 114 CPU 120 コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D044 BC02 CC04 GM34 5D090 AA01 BB02 BB05 CC04 CC18 DD03 GG03 GG32 HH03 JJ11 5D109 KA04 KB26 KB28 KD11

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクのトラックに記録された情報
    を再生するために該光ディスクの種別を判定する再生装
    置において、 前記光ディスクは、前記トラックがピットで構成されて
    いる再生専用光ディスク、および、前記トラックが蛇行
    したグルーブで構成されている記録可能光ディスクの一
    方の種別に属し、 前記光ディスクを回転させるモーターと、 前記モーターにより回転する前記光ディスクのトラック
    に光ビームを照射して、前記光ディスクからの反射光に
    応じた2つの検出信号を出力するヘッドと、 前記モーターの回転数を変化させることにより、前記2
    つの検出信号から生成したプッシュプル信号に含まれる
    特定信号の周期の変化に応じて、前記光ディスクの種別
    を判定するコントローラとを備えた再生装置。
  2. 【請求項2】 前記コントローラは、 前記モーターの回転数を制御して前記トラックの線速度
    を変化させる制御部と、 前記2つの検出信号から前記プッシュプル信号を生成す
    る信号生成部と、 前記信号生成部が生成した前記プッシュプル信号から、
    前記特定信号を抽出するフィルタと、 固定された周波数のクロックに基づいて、フィルタによ
    り抽出された前記特定信号の周期を出力するカウンタ
    と、 カウンタから出力された前記特定信号の周期が、前記線
    速度の変化に応じて変化していた場合には前記光ディス
    クが記録可能光ディスクであると判定し、前記線速度の
    変化の前後で一定である場合には前記光ディスクが再生
    専用光ディスクであると判定する判定部とを備えた、請
    求項1に記載の再生装置。
  3. 【請求項3】 前記特定信号の周期の最大値および最小
    値を計算する演算部をさらに備え、 前記判定部は、前記演算部が計算した前記最大値および
    前記最小値が所定の範囲に入っている場合に、前記特定
    信号の周期が前記線速度の変化に応じて変化したと判断
    する、請求項2に記載の再生装置。
  4. 【請求項4】 前記特定信号の周期の平均値を計算する
    演算部をさらに備え、 前記判定部は、前記演算部が計算した前記平均値が所定
    の範囲に入っている場合に、前記特定信号の周期が前記
    線速度の変化に応じて変化したと判断する、請求項2に
    記載の再生装置。
  5. 【請求項5】 前記特定信号の周期の平均値を計算する
    演算部をさらに備え、 前記制御部は、前記トラックの線速度を複数回変化さ
    せ、 前記演算部は、前記トラックの線速度の変化毎に前記特
    定信号の周期の平均値を計算し、 前記判定部は、前記演算部が得た各平均値が前記線速度
    の変化率に反比例していた場合に、前記特定信号の周期
    が前記線速度の変化に応じて変化したと判断する、請求
    項2に記載の再生装置。
  6. 【請求項6】 前記コントローラは、 前記モーターの回転数を制御して前記トラックの線速度
    を変化させる制御部と、 前記2つの検出信号の差から前記プッシュプル信号を生
    成する信号生成部と、 前記2つの検出信号の和から再生データ信号を生成する
    再生データ処理部と、 前記信号生成部が生成した前記プッシュプル信号から、
    前記特定信号を抽出するフィルタと、 前記再生データ処理部から出力された前記再生データ信
    号の周波数のクロックに基づいて、フィルタにより抽出
    された前記特定信号の周期を出力するカウンタと、 カウンタから出力された前記特定信号の周期が、前記線
    速度の変化の前後で一定である場合には前記光ディスク
    が記録可能光ディスクであると判定し、前記線速度の変
    化に応じて変化していた場合には前記光ディスクが再生
    専用光ディスクであると判定する判定部とを備えた、請
    求項1に記載の再生装置。
  7. 【請求項7】 前記特定信号の周期の平均値を計算する
    演算部をさらに備え、 前記制御部は、前記トラックの線速度を複数回変化さ
    せ、 前記演算部は、前記トラックの線速度の変化毎に前記特
    定信号の周期の平均値を計算し、 前記判定部は、前記演算部が得た各平均値が一定である
    場合に、前記特定信号の周期が前記線速度の変化に応じ
    て変化したと判断する、請求項6に記載の再生装置。
  8. 【請求項8】 前記特定信号の分散値および標準偏差の
    一方を計算する演算部をさらに備え、 前記判定部は、前記演算部が計算した前記分散値および
    標準偏差の一方が所定の範囲に入っている場合に、前記
    光ディスクが記録可能光ディスクであると判断する、請
    求項6に記載の再生装置。
  9. 【請求項9】 光ディスクのトラックに記録された情報
    を再生するために該光ディスクの種別を判定する再生方
    法において、 前記光ディスクは、前記トラックがピットで構成されて
    いる再生専用光ディスク、および、前記トラックが蛇行
    したグルーブで構成されている記録可能光ディスクの一
    方の種別に属し、 該方法は、 前記光ディスクを回転させるステップと、 回転する前記光ディスクのトラックに光ビームを照射す
    るステップと、 前記光ディスクからの反射光に応じた2つの検出信号を
    生成するステップと、 前記光ディスクの回転数を変化させることにより、前記
    2つの検出信号から生成したプッシュプル信号に含まれ
    る特定信号の周期の変化に応じて、前記光ディスクの種
    別を判定するステップとを含む再生方法。
  10. 【請求項10】 光ディスクのトラックに記録された情
    報を再生するために該光ディスクの種別を判定する、コ
    ンピュータで実行可能なコンピュータプログラムにおい
    て、 前記光ディスクは、前記トラックがピットで構成されて
    いる再生専用光ディスク、および、前記トラックが蛇行
    したグルーブで構成されている記録可能光ディスクの一
    方の種別に属し、 該コンピュータプログラムは、 前記光ディスクを回転させるステップと、 回転する前記光ディスクのトラックに光ビームを照射す
    るステップと、 前記光ディスクからの反射光に応じた2つの検出信号を
    生成するステップと、 前記光ディスクの回転数を変化させることにより、前記
    2つの検出信号から生成したプッシュプル信号に含まれ
    る特定信号の周期の変化に応じて、前記光ディスクの種
    別を判定するステップとを含む、コンピュータで実行可
    能なコンピュータプログラム。
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