JP2006268927A - 光ディスクドライブ装置、及び、光ディスクの判別方法 - Google Patents

光ディスクドライブ装置、及び、光ディスクの判別方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 光ピックアップの半径位置を検出しなくとも光ディスクの種類を判別する。
【解決手段】スピンドルモータ2は、回転数を最小回転数Sから最大回転数Lまで逐次上昇させる。その間、バンドパスフィルタ51は、中心周波数を145kHzと817kHzとに切り替える。周期計測部52は、バンドパスフィルタ51を通過したウォブル信号の周期のカウント値とを計測する。分布演算部54は、回転数の上昇に比例してカウント値が減少する箇所を検出する。判定演算部55は、回転数とカウント値との比例が検出されたときのバンドパスフィルタ51の周波数帯域から光ディスクの種類を判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ディスクに記録された蛇行トラックから検出されるウォブル信号をもとに光ディスクの種類を判別する光ディスクドライブ装置、及び光ディスクの判別方法に関する。
従来、CD(コンパクトディスク)、DVDなど様々な種類の光ディスクが普及している。このような、メディアの多様化に応じて複数種類の光ディスクを記録再生することのできる光ディスクドライブ装置も存在する。このような光ディスクドライブ装置は、光ディスクの種類を自動で判別し、光ディスクの種類に応じた記録再生方法を自動的に選択する機能を有することを特徴としている。
CDとDVDとは、トラックピッチや反射率が異なるためこれらをもとに光ディスクの種類を判別することができる。しかしながら、DVD−R/RWとDVD+R/RWとは、トラックピッチや反射率が略同じであるためこれらから光ディスクの種類を判別することはできない。DVD−R/RWやDVD+R/RWに一旦データを記録すると、記録されたID情報などからディスクの種別を判別することは可能であるが、まだデータが記録されていない場合、ID情報から光ディスクの種類を判別することができない。
そこで、従来の光ディスクドライブ装置には、ウォブル周波数をもとにDVD−R/RWとDVD+R/RWとを判別するものがある。ここで、光ディスクのウォブルについて説明する。DVD−ROMなどの再生専用の光ディスクには、データを記録するためのトラックが設けられており、トラック上に配列されたピット及びスペースに情報が記録されている。
一方、DVD−R/RWやDVD+R/RWなどの記録可能な光ディスクには、データを記録するためのグルーブが設けられており、グルーブに挟まれたランドに記録マークとスペースが配列されている。記録可能な光ディスクでは、記録マークとスペースに情報を記録する。記録可能な光ディスクのグルーブは、データ再生速度の数百分の一の周波数で蛇行(ウォブル)して形成されており、この周波数に基づいて記録クロックが生成される。また、ウォブルには蛇行状態を復調することにより得られる光ディスク上のアドレス情報も埋め込まれている。
従来の光ディスクドライブ装置として、例えば、特許文献1には、ディスクの記録面に記録されたウォブル信号を検出し、検出したウォブル信号の周期がデータ周期の186倍であるか32倍であるかを判断し、そして、ウォブル信号の周期がデータ周期の186倍であるときディスクの種類が−Rであると判別し、ウォブル信号の周期がデータ周期の32倍であるときディスクの種類が+Rであると判別する技術が開示されている。
特開2004−110901号公報
特許文献1の光ディスクドライブ装置では、前提としてスレッドモータの回転数を決定するための基準位置検出機構又は移動量検出機構が必要となる。基準位置検出機構及び移動量検出機構は、何れも、光ピックアップの光ディスクの半径上の位置を検出するための機構である。基準位置検出機構は、例えば、内周検出メカスイッチや光学センサなどである。移動量検出手段は、光ピックアップがある基準の位置からどれだけ移動したかを検出するための機構である。
図6を参照して基準位置検出機構及び移動量検出機構を有する光ディスクドライブ装置の光ディスク判別処理を説明する。光ディスクドライブ装置は、まず、光ピックアップを所定のディスク半径位置に移動させる。このとき、光ピックアップの位置を調整するために、移動量検出機構や基準位置検出機構を利用する(ステップS31)。そして、光ディスクドライブ装置は、光ピックアップの位置に応じた回転数でスピンドルモータを回転させる(ステップS32)。
次いで、光ディスクドライブ装置は、レーザ発光部、フォーカスサーボ、トラッキングサーボ、スレッドサーボを稼動させる(ステップS33)。光ディスクドライブ装置は、光ピックアップを稼動し、光ディスクに記録されたデータの検出信号をもとにウォブル信号を生成する(ステップS34)。光ディスクドライブ装置は、スピンドルモータが標準速再生回転数になるのを待機し(ステップS35;NO)、スピンドルモータが標準速再生回転数で回転し始めると(ステップS35;YES)、ウォブル信号の周期を測定する(ステップS36)。そして、ウォブル信号の周期がデータ周期Tの186倍であるとき(ステップS37;YES)、光ディスクの種類をDVD−R/RWと判別し(ステップS38)、ウォブル信号の周期がデータ周期Tの186倍でないときには(ステップS37;NO)、光ディスクの種類をDVD+R/RWと判別する(ステップS39)。
光ディスクは、CLV(Constant Line Velocity;線速度一定)でデータが記録されている。CLVでは、光ピックアップが光ディスクの半径上のどの位置にあっても一定の線速度でデータを読み出す。CLVでは、光ピックアップが光ディスクの内周側にあるか外周側にあるかによって光ディスクの回転数が変化する。
従来の光ディスクドライブ装置では、光ディスクをCLVの標準速度で再生するために、光ピックアップを光ディスクの所定位置に移動させ、移動後の位置に応じた回転数で光ディスクを回転させる。そのため、光ディスクの再生前に光ピックアップを所定位置に移動させる時間が必要となる。また、光ピックアップの光ディスク上の半径位置を検出するための基準位置検出機構や移動量検出機構などの部品が必要となってしまう。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであって、光ピックアップの半径位置を検出しなくとも光ディスクの種類を判別することができる光ディスクドライブ装置、及び光ディスクの判別方法を提供することを目的とする。
本発明を適用した光ディスクドライブ装置は、光ディスクに記録された情報を光学的に読み取る光ピックアップと、光ディスクを回転駆動させる回転駆動部と、光ピックアップの出力からウォブル信号を生成するウォブル信号生成部を備え、制御部が回転駆動部を制御して光ディスクの最外周に記録された情報を読み取るのに適した最小回転数から光ディスクの最内周に記録された情報を読み取るのに適した最大回転数までを含む回転数範囲で光ディスクの回転数を上昇させる。信号抽出部は、光ディスクの回転数が上昇する間、光ディスクの規格に対応した規定ウォブル周波数を含む周波数帯域のウォブル信号を抽出し、周期計測部は、信号抽出部が抽出したウォブル信号の周期を計測する。光ディスク判定部は、光ディスクの回転数の変化に対するウォブル信号の周期の変化をもとに光ディスクが規定ウォブル周波数に対応した規格の光ディスクであるか否かを判定する。
本発明は、光ディスクに記録された情報を光学的に読み取る光ピックアップと、光ディスクを回転駆動させる回転駆動部と、光ピックアップの出力からウォブル信号を生成するウォブル信号生成部とを備えた光ディスクドライブ装置における光ディスクの判別方法であって、光ピックアップが光ディスクの最外周に記録された情報を読み取るのに適した光ディスクの回転数である最小回転数から光ピックアップが光ディスクの回転数である最大回転数までを含む回転数範囲で光ディスクの回転数を逐次上昇させる回転数上昇工程を有し、光ディスクの回転数を上昇しつつ、信号抽出工程において光ディスクの規格に対応した規定ウォブル周波数を含むウォブル信号を抽出し、周期計測工程において抽出したウォブル信号の周期を計測する。光ディスク判定工程では、周期計測工程で計測したウォブル信号の周期と当該ウォブル信号が出力されたときのウォブル信号の周期の変化をもとに光ディスクが規定ウォブル周波数に対応した規格の光ディスクであるか否かを判定する。
本発明によれば、光ピックアップが光ディスクの最外周に記録された情報を読み取るのに適した光ディスクの回転数である最小回転数から光ピックアップが光ディスクの最内周に記録された情報を読み取るのに適した光ディスクの回転数である最大回転数までを含む回転数範囲で光ディスクの回転数を上昇しウォブル信号の変化をもとに光ディスクの種類を判別するため、光ピックアップの光ディスクの半径上の位置を特定しなくても光ディスクの種類を判別することができる。
以下、本発明を適用した光ディスクドライブ装置について説明する。本発明を適用した光ディスクドライブ装置は、複数種類の光ディスクを再生することができる。光ディスクには、CD(コンパクトディスク)、DVDなどがある。また、DVDの中にもDVD−R/RWやDVD+R/RWなどがある。
光ディスクドライブ装置は、光ディスクの記録再生を行う前に光ディスクの種類を判別する。DVDとCDとは、トラックピッチや反射率、ウォブルの有無などの物理的特性を元に判別することができる。DVD−R/RWとDVD+R/RWとは物理的な特性が略同じであるため、物理的特性からは光ディスクの種類を判別し難い。
DVD−R/RWやDVD+R/RWなどの記録可能な光ディスクには、データを記憶するためのグルーブ(案内溝)が設けられており、グルーブに挟まれたランドに記録マークとスペースが配列されている。記録可能な光ディスクでは、記録マークとスペースに情報を記録する。記録可能な光ディスクのグルーブは、データ再生速度の数百分の1の周波数で蛇行(ウォブル)して形成されており、この周波数に基づいて記録クロックが生成される。また、ウォブルには蛇行状態を復調することにより得られる光ディスク上のアドレス情報も埋め込まれている。
本発明を適用した光ディスクドライブ装置は、ウォブル周波数を用いてDVD−R/RWとDVD+R/RWとを判別する。DVD−R/RWとDVD+R/RWのウォブル周波数は、光ディスクの規格で決まっている。規格では、DVD−R/RWのウォブル周波数は約145kHzであり、DVD+R/RWのウォブル周波数は約817kHzである。
光ディスクは、CLV(Constant Line Velocity;線速度一定)で情報が記録されている。CLVでは、光ピックアップが光ディスク上のどの位置にあっても一定の線速度でデータを読み出す。CLVでは、光ピックアップが光ディスクの内周側にあるか外周側にあるかによって光ディスクの回転数が変化する。
規格どおりのウォブル周波数を検出するためには、線速度をCLVの標準速度に調整しなければならない。線速度を調整するためには、光ピックアップの光ディスクの半径上の位置に応じた回転数で光ディスクを回転させなくてはならない。以下、線速度をCLVの標準速度にする光ディスクの回転数を標準速再生回転数と記す。
光ディスクの標準速再生回転数は、光ピックアップの位置と関係する。すなわち、光ピックアップが光ディスクの内周側にあるときの標準速再生回転数は高くなり、光ピックアップが光ディスクの外周側にあるときの標準速再生回転数は低くなる。
光ピックアップが最外周にあるとき光ディスクの標準速再生回転数は最小になり(以下、最小回転数Sと記す)、光ピックアップが最内周にあるとき光ディスクの標準速再生回転数は最大になる(以下、最大回転数Lと記す)。光ディスクの標準速再生回転数は、最小回転数Sから最大回転数Lの間となる。
光ディスクがDVD−R/RWであれば回転数が標準速再生回転数となったときにウォブル信号の周波数がDVD−R/RWの規定ウォブル周波数145kHzとなり、光ディスクがDVD+R/RWであれば回転数が標準速再生回転数となったときにウォブル信号の周波数がDVD+R/RWの規定ウォブル周波数817kHzとなる。
本発明を適用した光ディスクドライブ装置は、通過帯域の中心周波数が145kHzのバンドパスフィルタを通過したウォブル信号の周期と通過帯域の中心周波数が817kHzのバンドパスフィルタを通過したウォブル信号の周期とを算出し、145kHzを中心周波数としたときのウォブル周期が単調減少する期間があればDVD−R/RWの光ディスクが装着されていると判別し、817kHzを中心周波数としたときのウォブル信号の周期が単調減少する期間があればDVD+R/RWの光ディスクが装着されていると判別する。
以下、図1を参照して光ディスクドライブ装置1の構成を説明する。光ディスクドライブ装置1は、光ディスクを回転駆動させるスピンドルモータ2と、光ディスクにレーザを照射し光ディスクからの反射光の検出信号を出力する光ピックアップ3と、光ピックアップ3に設けられたレンズをトラックへ追従させるトラッキングモータ31と、レンズの焦点合わせを行うフォーカスモータ32と、光ピックアップ3を光ディスクの半径方向にスライドさせるスレッドモータ33と、スピンドルモータ2、トラッキングモータ31、フォーカスモータ32、スレッドモータ33などのサーボ系を制御するサーボ制御部4と、光ディスクの種類を判別するディスク判別部5と、光ディスクから読み取った検出信号をデータに変換する信号処理部6と、外部機器とのデータの入出力を仲介する外部インターフェース部7と、光ディスクから読み取った検出信号からプッシュプル信号を生成するウォブル信号生成部8と、光ディスクドライブ装置1を統括的に制御するマイクロコンピュータ9とを備える。
スピンドルモータ2は、サーボ制御部4の制御に従い光ディスクを回転駆動させる。光ピックアップ3は、光ディスクにレーザを照射し、光ディスクからの検出信号を信号処理部6及びウォブル信号生成部8に出力する。信号処理部6は、光ディスクからの検出信号にエラー訂正や復調処理を施す。インターフェース部は、信号処理部6から出力されたデータを外部機器に出力する。
ウォブル信号生成部8は、光ピックアップの受光素子からの検出信号の差を取ることでプッシュプル信号を生成し、生成したプッシュプル信号をディスク判別部5に出力する。プッシュプル信号の主成分は、ウォブル信号である。DVD−R/RWの光ディスクを標準速再生回転数で回転させると、ウォブル信号はDVD−R/RWの規定周波数145kHzの正弦波信号となる。また、DVD+R/RWの光ディスクを標準速再生回転数で回転させると、ウォブル信号はDVD+R/RWの規定周波数817kHzの正弦波信号となる。
ウォブル信号の周波数は、スピンドルモータ2の回転数に対応して増減する。図2はウォブル信号の周波数スペクトルの変化を示している。図2は、DVD−R/RWの光ディスクを回転させたときのウォブル信号の周波数成分である。図2において、ピークとなっているのがウォブル周波数であり、残りはノイズ成分である。図2(a)は、スピンドルモータ2の回転数が標準速再生回転数より低いときの周波数スペクトルである。スピンドルモータ2の回転数が標準速再生回転数より低いときのピークの位置は規定ウォブル周波数よりも低くい。スピンドルモータ2の回転数を高くするごとに、ピークの位置が規定ウォブル周波数に近づく。図2(b)は、スピンドルモータ2が標準速再生回転数と一致したときのウォブル信号の周波数スペクトルである。スピンドルモータ2が標準速再生回転数と一致したとき、ピークの位置が規定ウォブル周波数と一致する。さらに、スピンドルモータ2の回転数を高くするとピークの位置が規定ウォブル周波数より高くなる。図2(c)は、スピンドルモータ2の回転数が標準速再生回転数よりも高いときのウォブル信号の周波数スペクトルである。スピンドルモータ2の回転数が標準速再生回転数よりも高いときのピークの位置は、規定ウォブル周波数よりも高くなる。
ディスク判別部5は、ウォブル信号の一部を抽出するバンドパスフィルタ51、ウォブル周波数のカウント値を出力する周期計測部52、カウントの基準となるクロックを発振する固定クロック発振部、回転数の変化に対するカウント値の変化を演算する分布演算部54、光ディスクの種類を判定する判定演算部55を備える。
バンドパスフィルタ51は、ウォブル信号生成部8からプッシュプル信号の特定帯域を抽出する。図2の白抜き矢印にバンドパスフィルタ51が抽出する周波数帯域を示す。バンドパスフィルタ51は、145kHzを中心とした周波数帯域F1の信号と817kHzを中心とした周波数帯域F2の信号とを抽出する。
マイクロコンピュータ9は、バンドパスフィルタ51の周波数帯域を切り替える制御を行う。マイクロコンピュータ9は、スピンドルモータ2の回転数を制御し、スピンドルモータ2の回転数を予め決められた回転上昇ステップだけ上昇させる。この実施の形態では、回転上昇ステップを25rpmとしている。バンドパスフィルタ51の中心周波数を145kHzに設定して一定時間待機する。そして、一定時間経過すると、バンドパスフィルタ51の中心周波数を817kHzに設定して一定時間待機する。一定時間経過すると、マイクロコンピュータ9は、スピンドルモータ2の回転数を制御し、スピンドルモータ2の回転数を所定の数だけ上昇させる。そして、バンドパスフィルタ51の切り替えを行う。マイクロコンピュータ9は、この制御を繰り返す。
マイクロコンピュータ9の制御により、スピンドル回転数を段階的に上昇させたときの、各段階における145kHzを中心周波数とする信号と817kHzを中心周波数とする信号との両方を抽出することができる。
周期計測部52は、固定クロック発振部から入力したクロック信号を用いてウォブル信号の周期(以下、ウォブル周期と記す)を計測する。固定クロック発振部は、ウォブル信号よりも充分に高い周期でクロックを発振する。このクロック周期は、マイクロコンピュータ9により制御されている。マイクロコンピュータ9は、固定クロック発振部のクロック周期を180MHzにしている。
周期計測部52は、マイクロコンピュータ9からの命令を受けるとウォブル信号の周期を計測する。マイクロコンピュータ9は、スピンドルモータ2の回転数が所定の回転上昇ステップだけ上昇すると、周期計測部52に周期計測を開始させる指示を2回出力する。周期計測部52は、1回目の指示により145kHzを中心周波数としたウォブル信号の周期を計測し、2回目の指示により817kHzを中心周波数としたウォブル信号の周期を計測する。ここでは、回転上昇ステップを25rpmとしている。マイクロコンピュータ9からの命令を受けると、周期計測部52は、特定の期間、ウォブル周期を計測し、計測したウォブル周期の平均値を分布演算部54に出力する。ウォブル周期を計測する期間を周期計測期間と呼ぶ。この実施の形態では、周期計測期間を1msにしている。周期計測部52は、145kHzを中心周波数としたウォブル周波数の周期と、817kHzを中心周波数としたウォブル周波数の周期との2回の計測結果を逐次分布演算部54に出力する。
周期計測部52の出力は、ウォブル周期のカウント値である。カウント値は、クロック周期に依存する。ウォブル周期のカウント値Cntは、以下の式(1)で算出される。式(1)において、Clkをクロック周期、Frqを特定周波数信号とする。
Cnt=Clk/Frq・・・・(1)
また、DVD−R/RWの規定ウォブル周波数145kHzのカウント値CntDVD−R/RWは1241、DVD+R/RWの規定ウォブル周波数817kHzのカウント値CntDVD+R/RWは220であることが式(1)から分かる。
CntDVD−R/RW=(180×10)/(145×10)≒1241
CntDVD+R/RW=(180×10)/(817×10)≒220
カウント値は、ウォブル周波数の逆数をクロック数倍したものである。カウント値は、ウォブル周波数の逆数を変数とするため、ウォブル周波数の増減に反比例する。光ディスクの回転数を上昇させるとウォブル周波数を高くなるが、カウント値は逆に減少していく。カウント値は、1クロックを単位時間としたときのウォブル周期である。
分布演算部54は、スピンドルモータ2の回転数と、カウント値と、このカウント値を出力したときのバンドパスフィルタ51が145kHzを中心周波数とした信号であるか817kHzを中心周波数とした信号であるかという情報を蓄積する。図3及び図4は、分布演算部54に蓄積されたデータをグラフで表示したものである。グラフの縦軸はウォブル周波数のカウント値であり、横軸は光ディスクの回転数である。
図3は、バンドパスフィルタ51の中心周波数を145kHzとしたときののカウント値の推移を示したものである。図3では、DVD−R/RWを装着したときの出力とDVD+R/RWを装着したときの出力とが重ねて表示されている。DVD−R/RWを装着したときの出力は実線、DVD+R/RWを装着したときの出力は破線である。
スピンドルモータ2の回転数範囲は、545rpm〜1590rpmである。574rpmは、光ディスクの最小回転数Sに係数0.95をかけた値である。1595rpmは、光ディスクの最大回転数Lに係数1.05をかけた値である。ディスクの回転数範囲は、5%の余裕を含む。ディスクの回転数範囲に5%の余裕を持たせることで、光ピックアップ3がディスクの最内周位置または最外周位置にある場合であっても正しく計測することができる。
上述した回転数範囲は、直径が12cmのディスクに対応している。直径が8cmの光ディスクでは、最小回転数Sが877rpm、最大回転数Lが1514rpmである。直径が8cmの光ディスクを装着したときのスピンドルモータ2の回転数範囲は、830rpm〜1590rpmである。
ここでは、12cmの光ディスクを装着したときのカウント値の変化について説明する。また、この例では、1330rpm付近が光ディスクの標準速再生回転数である。図3のDVD−R/RWのカウント値は、ディスク回転数が545から1145に達するまで1241付近を上下する。これは、バンドパスフィルタ51を通過したノイズ成分の影響である。
ディスク回転数が1220になったときにDVD−R/RWを装着したときのカウント値が1350付近まで上昇する。これは、DVD−R/RWのウォブル周波数がバンドパスフィルタ51の周波数帯域F1に接近したためである。周波数帯域F1に接近した時点では、光ディスクが標準速再生回転数よりも低い速度で回転している。そのため、この時点でのウォブル周期のカウント値が規定ウォブル周期のカウント値よりも高くなる。
その後、ディスク回転数が上昇するにつれて、ウォブル周期のカウント値が減少し、回転数が1330rpm付近になったときに、ウォブル周期のカウント値が規定のウォブル周期のカウント値1241と一致する。
そして、ディスク回転数が上昇するにつれて、ウォブル周期が徐々に短くなり、ウォブル周期のカウント値も減少し続ける。そして、ディスク回転数が1445のときカウント値およそ1100まで減少する。
その後、ディスク回転数が上昇すると、DVD−R/RWのカウント値は再び1241付近まで上昇する。これは、バンドパスフィルタ51を通過したノイズ成分のカウント値である。以後、バンドパスフィルタ51はノイズ成分を出力し続け、カウント値はディスク回転数が1595rpmに上昇するまで1241付近を上下する。
ところで、DVD+R/RWのカウント値は、ディスク回転数を574rpm〜1590rpmまで上昇させる間、常に1241付近を上下している。DVD+R/RWのウォブル周波数は、145kHzよりも十分高い周波数であるため、145kHzを中心周波数としたバンドパスフィルタ51を通過せず、ノイズ成分のみが抽出されるためである。
次いで、図4について説明する。図4は、バンドパスフィルタ51の中心周波数を817kHzとしたときのカウント値の推移を示したものである。この図でもDVD−R/RWを装着したときの出力とDVD+R/RWを装着したときの出力とが重ねて表示されている。DVD−R/RWを装着したときの出力は実線、DVD+R/RWを装着したときの出力は破線である。
図4の1330rpm付近が標準速再生回転数である。図4のDVD+R/RWのカウント値は、ディスク回転数が545から1145に達するまで1241付近を上下する。これは、バンドパスフィルタ51を通過したノイズ成分の影響である。
ディスク回転数が1220になったときにDVD+R/RWを装着したときのカウント値が240付近まで上昇する。これは、DVD+R/RWのウォブル周波数がバンドパスフィルタ51の周波数帯域F2に接近したためである。周波数帯域F2に接近した時点では、光ディスクが標準速再生回転数よりも低い速度で回転している。そのため、この時点でのウォブル周期のカウント値は規定ウォブル周期のカウント値よりも高くなる。
その後、ディスク回転数が上昇するにつれて、ウォブル周期のカウント値は減少し、回転数が1330rpm付近になったときに、ウォブル周期のカウント値が規定のウォブル周期カウント値220と一致する。
そして、ディスク回転数が上昇するにつれて、ウォブル周期が徐々に短くなり、ウォブル周期のカウント値も減少し続ける。そして、ディスク回転数が1445のときカウント値がおよそ200まで減少する。
その後、ディスク回転数が上昇すると、DVD+R/RWのカウント値は再び220付近まで上昇する。これは、バンドパスフィルタ51を通過したノイズ成分のカウント値である。以後、カウント値は、ディスク回転数が1595rpmに上昇するまで220付近を上下する。
ところで、DVD−R/RWのカウント値は、ディスク回転数を574rpm〜1590rpmまで上昇させる間、常に220付近を上下している。DVD−R/RWのウォブル周波数は、817kHzよりも十分低い周波数であるため、817kHzを中心周波数としたバンドパスフィルタ51を通過せず、ノイズ成分のみが抽出されるためである。
このように、バンドパスフィルタ51の中心周波数を145kHzに切り替えたときには、DVD−R/RWのグラフで回転数の増加に比例してカウント値が減少する箇所がある。また、バンドパスフィルタ51の中心周波数を817kHzに切り替えたときには、DVD+R/RWのグラフで回転数の増加に比例してカウント値が減少する箇所がある。
分布演算部54は、蓄積したカウント値の推移からカウント値が単調減少するときの回転数の範囲(以下、回転数変異範囲と記す)、及び単調減少するときの一次関数式、この一次関数式が規定ウォブル周期のカウント値と交わるときのスピンドルモータ2の回転数N’とを算出して判定演算部55に出力する。
分布演算部54の演算処理の一例を示す。分布演算部54は、例えば、1回目に計測したカウント値と2回目に計測したカウント値の差分、2回目に計測したカウント値と3回目に計測したカウント値の差分、3回目に計測したカウント値と4回目に計測したカウント値の差分、…というようにある回転数で計測したカウント値とその手前に計測したカウント値の差分を算出する。そして、分布演算部54は、カウント値の単調減少が回転数範囲574rpm〜1794rpmの10%、すなわち、122rpm上昇する間、連続する箇所を検索する。さらに、分布演算部54は、カウント値の単調減少が発生する付近で、カウント値の減少割合と回転数の上昇割合とが一致する箇所、すなわち、カウント値が回転数に比例する箇所を検出する。分布演算部54は、カウント値が回転数に比例したときの回転数変異範囲を判定演算部55に出力する。
さらに、分布演算部54は、カウント値の減少割合と回転数の上昇割合とが一致する箇所での一次関数式を算出する。次いで、分布演算部54は、この一次関数式のカウント値に規定ウォブル周期のカウント値を代入し、規定ウォブル周期となったときのディスクの回転数N’を求める。回転数N’は、標準速再生回転数の近似値となる。分布演算部54は、一次関数式とディスクの回転数N’を判定演算部55に出力する。
判定演算部55は、分布演算部54の演算結果を入力し、バンドパスフィルタ51の中心周波数が145kHzとしたときのカウント値で単調減少する期間が検出されると光ディスクがDVD−R/RWであると判定し、817kHzしたときのカウント値で単調減少する期間が検出されると光ディスクがDVD+R/RWであると判定する。また、判定演算部55は、分布演算部54から入力した回転数N’をもとに光ピックアップ3の半径方向の位置を算出する。
次いで、図5A、図5Bのフローチャートを参照して、光ディスクの判別処理における光ディスクドライブ装置1の動作を説明する。マイクロコンピュータ9は、光ディスクの挿入、若しくは、光ディスクの記録再生指示入力をトリガとして光ディスクの判別処理を開始する。
マイクロコンピュータ9は、光ディスクの判別処理において、まず、光ディスクのディスクサイズを検出する。光ディスクのディスクサイズが12cmの場合、光ディスクの最小回転数Sが574rpm、最大回転数Lが1514rpmである。マイクロコンピュータ9は、光ディスクの目標回転数を最小回転数Sに0.95をかけた回転数545に設定する。
また、光ディスクが8cmの場合、光ディスクの最小回転数Sが877rpm、最大回転数Lが1514rpmである。マイクロコンピュータ9は、光ディスクの目標回転数を最小回転数Sに0.95をかけた回転数830rpmに設定する。最小回転数Sは、光ディスク最外周の最適回転数である(ステップS11)。
そしてマイクロコンピュータ9は、光ピックアップ3を起動させる。光ピックアップ3は、光ディスクにレーザを照射し光ディスクから読み取った検出信号をウォブル信号生成部8に出力する。ウォブル信号生成部8は、光ピックアップ3から入力した検出信号をもとにプッシュプル信号を生成する。プッシュプル信号は、主成分としてウォブル信号を含む。この信号をウォブル信号と記す(ステップS12)。
サーボ制御部4は、スピンドルモータ2を制御して光ディスクの駆動を開始する。サーボ制御部4は、マイクロコンピュータ9が設定した目標回転数545rpmまで回転数を上昇させる。このときのサーボ制御は、一定の回転数を保持するCAV(Constant Angular Velocity)である(ステップS13)。
マイクロコンピュータ9は、スピンドルモータ2の回転数を逐次チェックし、スピンドルモータ2の回転数が目標回転数545rpmに達すると(ステップS14;YES)、光ディスクの最大回転数Lに1.05をかけた回転数1590rpmを最終回転数に設定する(ステップS15)。
マイクロコンピュータ9は、スピンドルモータ2の回転数が545rpmに達すると、バンドパスフィルタ51を特性1に設定する。特性1の中心周波数は、145kHzでありDVD−R/RWのウォブル信号のみを通過させる(ステップS16)。周期計測部52は、1msの間、特性1のバンドパスフィルタ51を通過したウォブル周期のカウント値を計測し、計測したカウント値の平均値を分布演算部54に出力する(ステップS17)。分布演算部54は、周期計測部52から入力したウォブル周期のカウント値と、カウント値を測定したときの光ディスクの回転数と、カウント値を測定したときのバンドパスフィルタ51の特性と記憶する(ステップS18)。
次いで、マイクロコンピュータ9は、バンドパスフィルタ51を特性2に設定する。特性2の中心周波数は、817kHzでありDVD+R/RWのウォブル信号のみを通過させる(ステップS19)。周期計測部52は、1msの間、特性2のバンドパスフィルタ51を通過したウォブル周期のカウント値を計測し、計測したカウント値の平均値を分布演算部54に出力する(ステップS20)。分布演算部54は、周期計測部52から入力したウォブル周期のカウント値と、カウント値を測定したときのバンドパスフィルタ51の特性とを記憶する(ステップS21)。
次いで、マイクロコンピュータ9は、ステップS15で設定した最終回転数と現在の回転数とを比較し、現在の回転数が最終回転数1590rpmよりも低い場合(ステップS22;NO)、スピンドルモータ2の目標回転数を現在の回転数から25rpm上昇させる(ステップS23)。そして、ステップS16以降の処理を繰り返す。
現在の回転数が最終回転数1590rpmに到達すると(ステップS22;YES)、分布演算部54が演算を開始する。分布演算部54は、蓄積したカウント値の推移からカウント値と回転数が比例するときの回転数の範囲、カウント値と回転数が比例するときの一次関数式、この一次関数式が規定ウォブル周期のカウント値と交わるときのスピンドルモータ2の回転数N’とを算出して判定演算部55に出力する(ステップS24)。
判定演算部55は、バンドパスフィルタ51の特性を特性1にしたときにカウント値と回転数が比例する箇所があるとき(ステップS25;YES)、光ディスクの種類がDVD−R/RWであると判定する(ステップS26)。一方、バンドパスフィルタ51の特性を特性1にしたときにカウント値と回転数が比例する箇所がなく(ステップS25;NO)、特性2にしたときにカウント値と回転数が比例する箇所があるとき(ステップS27;YES)、判定演算部55は、光ディスクの種類がDVD+R/RWであると判定する(ステップS28)。また、特性1でも特性2でもカウント値と回転数が比例する箇所ないとき(ステップS27;NO)、判定演算部55は、光ディスクの種類がDVD−R/RWでもDVD+R/RWでもないと判定する(ステップS29)。
以上説明したように、本発明を適用した光ディスクドライブ装置1は、光ディスクの回転数を最小回転数Sから最大回転数Lまで上昇させる。光ディスクの回転数を上昇させる間、光ディスクドライブ装置1は、ウォブル信号の周期を逐次計測し、計測結果の推移をもとに光ディスクの種類を判定する。
従来の光ディスクドライブ装置には、光ディスクの最適回転数を特定した後に光ディスクの種類を判定しているものがある。このような光ディスクドライブ装置では、光ピックアップの位置を検出するセンサが必要であった。本発明を適用した光ディスクドライブ装置では、センサがなくとも光ディスクの種類の判定が可能となった。
また、本発明を適用した光ディスクドライブ装置では、カウント値と回転数との一次関数をもとに、カウント値が規定ウォブル信号となったときの回転数N’を算出する。この回転数N’をもとにセンサを備えなくとも光ピックアップの位置を算出することができる。
回転数を上昇させることは、線速度を上昇させることを意味する。光ディスクドライブ装置は、線速度とカウント値との関係をもとに光ディスクの種類を判定することもできる。
光ディスクドライブ装置の構成を示すブロック図である。 スピンドルモータの回転数の変化とウォブル周波数の変化との関係を例示する図である。 中心周波数145kHzのバンドパスフィルタを通過したウォブル信号のカウント値の推移を示すグラフである。 中心周波数817kHzのバンドパスフィルタを通過したウォブル信号のカウント値の推移を示すグラフである。 光ディスクドライブ装置の動作を示すフローチャートである。 光ディスクドライブ装置の動作を示すフローチャートである。 従来の光ディスクドライブ装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 光ディスクドライブ装置、2 スピンドルモータ、3 光ピックアップ、4 サーボ制御部、5 ディスク判別部、6 信号処理部、7 外部インターフェース部、8 ウォブル信号生成部、9 マイクロコンピュータ、31 トラッキングモータ、32 フォーカスモータ、33 スレッドモータ、51 バンドパスフィルタ、52 周期計測部、53 固定クロック発振部、54 分布演算部、55 判定演算部

Claims (6)

  1. 光ディスクに記録された情報を光学的に読み取る光ピックアップと、
    上記光ディスクを回転駆動させる回転駆動部と、
    上記光ディスクに形成された蛇行トラックから検出されるウォブル信号を上記光ピックアップの出力から生成するウォブル信号生成部と、
    上記ウォブル信号生成部が生成したウォブル信号から、光ディスクの規格に対応した規定ウォブル周波数を含む周波数帯域のウォブル信号を抽出する信号抽出部と、
    上記信号抽出部が抽出したウォブル信号の周期を計測する周期計測部と、
    上記回転駆動部を制御して、上記光ピックアップが上記光ディスクの最外周に記録された情報を読み取るのに適した光ディスクの回転数である最小回転数から上記光ピックアップが上記光ディスクの最内周に記録された情報を読み取るのに適した上記光ディスクの回転数である最大回転数までを含む回転数範囲で上記光ディスクの回転数を上昇させる制御部と、
    上記光ディスクの回転数の変化に対する上記ウォブル信号の周期の変化をもとに上記光ディスクが上記規定ウォブル周波数に対応した規格の光ディスクであるか否かを判定する光ディスク判定部と
    を有することを特徴とする光ディスクドライブ装置。
  2. 上記信号抽出部は、複数の規格の光ディスクの複数の規定ウォブル周波数に対応した複数の周波数帯域を抽出し、
    上記光ディスク判定部は、各周波数帯域における上記光ディスクの回転数に対する上記ウォブル周期の変化をもとに上記光ディスクが上記複数の規定ウォブル周波数に対応した複数の規格の光ディスクの何れかであるか否かを判定すること
    を特徴とする請求項1記載の光ディスクドライブ装置。
  3. 上記制御部は、上記光ディスクの回転数を上昇させながら上記信号抽出部の複数の周波数帯域を逐次切り替えることを特徴とする請求項2記載の光ディスクドライブ装置。
  4. 上記光ディスク判定部は、上記光ディスクの回転数の変化に対する上記ウォブル周期の変化を求め、上記光ディスクの回転数の増加に従って上記ウォブル周期が減少したとき、上記光ディスクが上記規定ウォブル周波数に対応した規格の光ディスクであると判定することを特徴とする請求項1記載の光ディスクドライブ装置。
  5. 上記光ディスク判定部は、上記光ディスクの回転数の増加に従って上記ウォブル周期が減少するとき、上記光ディスクの回転数と上記ウォブル周期との関係を示す数式を求め、上記数式に規定ウォブル周期を代入したときの光ディスクの回転数をもとに上記光ピックアップの上記光ディスクの半径方向における位置を算出することを特徴とする請求項4記載の光ディスクドライブ装置。
  6. 光ディスクに記録された情報を光学的に読み取る光ピックアップと、上記光ディスクを回転駆動させる回転駆動部と、上記光ディスクに記録された蛇行トラックから検出されるウォブル信号を上記光ピックアップの出力から生成するウォブル信号生成部とを備えた光ディスクドライブ装置における光ディスクの判別方法であって、
    上記光ピックアップが上記光ディスクの最外周に記録された情報を読み取るのに適した光ディスクの回転数である最小回転数から上記光ピックアップが上記光ディスクの最内周に記録された情報を読み取るのに適した上記光ディスクの回転数である最大回転数までを含む回転数範囲で上記光ディスクの回転数を逐次上昇させる回転数上昇工程と、
    上記光ディスクの回転数を上昇させるごとに上記ウォブル生成部が生成したウォブル信号から、光ディスクの規格に対応した規定ウォブル周波数を含む周波数帯域のウォブル信号を抽出する信号抽出工程と、
    上記信号抽出工程で抽出したウォブル信号の周期を計測する周期計測工程と、
    上記周期計測工程で計測したウォブル信号の周期と、当該ウォブル信号が出力されたときの上記光ディスクの回転数とを記憶し、上記光ディスクの回転数の変化に対する上記ウォブル信号の周期の変化をもとに上記光ディスクが上記規定ウォブル周波数に対応した規格の光ディスクであるか否かを判定する光ディスク判定工程と
    を有することを特徴とする光ディスクの判別方法。
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