JP2000322606A - 媒体処理装置 - Google Patents

媒体処理装置

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JP2000322606A
JP2000322606A JP11134156A JP13415699A JP2000322606A JP 2000322606 A JP2000322606 A JP 2000322606A JP 11134156 A JP11134156 A JP 11134156A JP 13415699 A JP13415699 A JP 13415699A JP 2000322606 A JP2000322606 A JP 2000322606A
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roller
magnetic
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JP11134156A
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English (en)
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Katsuo Imatsuka
勝雄 今塚
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、磁気ヘッドとローラとの間の隙間
を媒体が通過する際において磁気ヘッドとゴムローラの
撓み量を小さくできるようにした媒体処理装置を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】この発明は、磁気ヘッド36a及びローラ
87の一端側を支持する支持部材81と、この支持部材
81に支持された磁気ヘッド36a及びローラ87の他
端側を取付けるベース82と、支持部材81に設けら
れ、磁気ヘッド36aとローラ87との間の隙間を媒体
が通過する際、ローラ87が磁気ヘッド36aから離間
する方向へ撓むことを規制する規制軸89とを具備す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、自動改
札装置として適用される媒体処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、鉄道等の交通機関の駅には、乗車
券媒体の自動改札処理をする自動改札装置が設置されて
いる。自動改札装置では、投入された媒体に記録されて
いる磁気等の情報を読み取り、通過の可否を判断すると
ともに、必要に応じて媒体に穿孔し、或いは、印刷等の
処理を施すようにしている。
【0003】通行の判断が不適であれば、自動改札装置
の扉を閉じて通行を阻止するとともに、表示パネルや音
声案内等により利用者に注意を促している。
【0004】この自動改札装置では、媒体に対して情報
処理を施すための磁気ヘッドをローラ或いはベルト等か
らなる搬送経路に取付けている。磁気ヘッドは媒体が磁
気ヘッドを通過する際の磁界変化により磁気情報を読取
り、また、情報書込磁界を制御することにより、媒体に
情報を書き込むようにしている。
【0005】媒体に対し良好に磁気情報処理するには、
磁気ヘッドのコアを媒体に密着させる必要がある。この
ため、磁気ヘッドに対し搬送経路を介して媒体の搬送速
度と同速度の周速度で回転するゴムローラを取付け、磁
気ヘッドとゴムローラとの間に媒体の厚さより狭い隙間
を形成し、媒体の通過時に媒体をゴムローラにより押し
付けて磁気ヘッドに密着させている。
【0006】ところで、上記した磁気ヘッドとゴムロー
ラはベースに直接取付けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た取付け方式では磁気ヘッドとゴムローラとの間の隙間
調整をする場合には、ベースに取付けた磁気ヘッドまた
は、ゴムローラを直接搬送経路と垂直方向に位置調整し
なければならない。このため、磁気ヘッドとゴムローラ
をその隙間調整を予め完了したユニットとして自動改札
装置内に組み込むことができず、保守工程が増えてしま
うという問題があった。
【0008】また、磁気ヘッドとゴムローラとの間の隙
間を媒体が通過する時には、媒体の厚さより狭い隙間を
媒体が通過するため、ゴムローラに荷重がかかり、撓み
が発生する。この場合、磁気ヘッドとゴムローラのベー
ス側の固定部から遠い部位程、変形量が大きく、媒体の
進行方向の左右位置でのヘッドコアとの密着度合いが変
わる。このため、磁気の読取出力等に差が発生し、磁気
処理に不具合が発生していた。
【0009】そこで、磁気ヘッドとゴムローラを予め支
持部材により支持し、この支持部材により支持された磁
気ヘッドとゴムローラをベースに固定する方式が考えら
れている。
【0010】この方式は、予め、磁気ヘッドとゴムロー
ラとの間の隙間を予め調整したものを自動改札装置内に
取付けることができるため、保守工数の削減が可能とな
った。
【0011】しかしながら、この方式でも、磁気ヘッド
とゴムローラとの間の隙間を媒体が通過するときは、磁
気ヘッドとゴムローラの支持部材から遠い部位程、変形
量が大きく、媒体の進行方向の左右位置でのヘッドコア
との密着度合いが変わる。このため、上記した方式と同
様に磁気の読取出力等に差が発生し、磁気処理に不具合
が発生していた。
【0012】一方、自動改札装置には、媒体に穿孔する
ためのパンチ装置が備えられている。媒体の穿孔は利用
情報を告知するために行われるもので、媒体のように固
定した位置に穿孔する場合と、SF券のように任意の場
所に穿孔する場合がある。
【0013】任意の位置に穿孔する場合、パンチ精度を
確保するため、従来は複数のストッパを設け、媒体を複
数の特定の場所に停止させて穿孔する方法、または、媒
体の搬送をモータ制御により任意の位置に制御して穿孔
する方法などがある。
【0014】しかしながら、複数のストッパを設けて必
要な位置に媒体を停止させて穿孔する方式では、構造、
制御が複雑になるという問題があった。
【0015】また、モータ制御だけで任意の位置に媒体
を停止させる方式では、構造、制御は簡素化できたが、
早い搬送速度で搬送している媒体をパンチするために停
止するためには、媒体停止までの搬送距離が長く必要と
なり、装置を小型化とすることが困難であった。
【0016】自動改札機の搬送部の寸法は、駅の設置環
境、人間の動作速度等から一定の長さに規定され、媒体
を減速するための長い搬送路を形成することは困難であ
った。
【0017】この発明は上記事情に着目してなされたも
ので、磁気ヘッドとローラとの間の隙間を媒体が通過す
る際における磁気ヘッドとゴムローラの撓み量を小さく
でき、また、長い搬送路を必要とすることなく、媒体の
搬送速度を減速させて穿孔位置に停止できるようにした
媒体処理装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を解
決するため、請求項1記載のものは、媒体を搬送する搬
送手段と、磁気ヘッドとこの磁気ヘッドに前記媒体の厚
さより狭い隙間を存して対向するローラを有し、前記搬
送手段によって搬送される媒体を前記磁気ヘッドとロー
ラとの間に通過させて磁気処理を施す磁気処理部と、前
記磁気ヘッド及びローラの一端側を支持する支持部材
と、この支持部材に支持された前記磁気ヘッド及びロー
ラの他端側を取付けるベースと、前記支持部材に設けら
れ、前記磁気ヘッドとローラとの間の隙間を媒体が通過
する際、前記ローラが磁気ヘッドから離間する方向へ撓
むことを規制する規制部材と、を具備する。
【0019】請求項2記載のものは、媒体を搬送する搬
送手段と、磁気ヘッドとこの磁気ヘッドに前記媒体の厚
さより狭い隙間を存して対向するローラを有し、前記搬
送手段によって搬送される媒体を前記磁気ヘッドとロー
ラとの間の隙間に通過させて磁気処理を施す磁気処理部
と、前記磁気ヘッド及びローラの一端側を支持する支持
部材と、この支持部材に支持された前記磁気ヘッド及び
ローラの他端側を取付けるベースと、前記支持部材に前
記ローラの軸方向に沿って挿通されその挿通端部を前記
ベースに係合させることにより、前記磁気ヘッドとロー
ラとの間を媒体が通過する際、前記ローラが磁気ヘッド
から離間する方向へ撓むことを規制する規制シャフト
と、を具備する。
【0020】請求項3記載のものは、媒体を搬送する搬
送手段と、磁気ヘッドとこの磁気ヘッドに前記媒体の厚
さより狭い隙間を存して対向するローラを有し、前記搬
送手段によって搬送される媒体を前記磁気ヘッドとロー
ラとの間の隙間に通過させて磁気処理を施す磁気処理部
と、前記磁気ヘッド及びローラの一端側を支持する支持
部材と、この支持部材に支持された前記磁気ヘッド及び
ローラの他端側を取付けるベースと、前記支持部材に前
記ローラの軸方向に沿って挿通されその針状の挿通端部
を前記ベースに穿設された係合孔に係合させることによ
り、前記磁気ヘッドとローラとの間を媒体が通過する
際、前記ローラが磁気ヘッドから離間する方向へ撓むこ
とを規制する規制シャフトと、を具備する。
【0021】請求項4記載のものは、媒体を搬送する搬
送手段と、磁気ヘッドとこの磁気ヘッドに前記媒体の厚
さより狭い隙間を存して対向するローラを有し、前記搬
送手段によって搬送される媒体を前記磁気ヘッドとロー
ラとの間の隙間に通過させて磁気処理を施す磁気処理部
と、前記磁気ヘッド及びローラの一端側を支持する支持
部材と、この支持部材に支持された前記磁気ヘッド及び
ローラの他端側を取付けるベースと、前記支持部材に前
記ローラの軸方向に沿って設けられ、前記磁気ヘッドと
ローラとの間を媒体が通過する際、前記ローラが磁気ヘ
ッドから離間する方向へ撓むことを規制する規制部材
と、前記支持部材に設けられ、前記磁気ヘッドとローラ
との間のギャップを調節するギャップ調節手段と、を具
備する。
【0022】請求項5記載のものは、媒体を搬送する搬
送手段と、磁気ヘッドとこの磁気ヘッドに前記媒体の厚
さより狭い隙間を存して対向するローラを有し、前記搬
送手段によって搬送される媒体を前記磁気ヘッドとロー
ラとの間の隙間に通過させて磁気処理を施す磁気処理部
と、前記磁気ヘッド及びローラの一端側を支持する支持
部材と、この支持部材に支持された前記磁気ヘッド及び
ローラの他端側を取付けるベースと、前記支持部材に前
記ローラの軸方向に沿って設けられ、前記磁気ヘッドと
ローラとの間を媒体が通過する際、前記ローラが磁気ヘ
ッドから離間する方向へ撓むことを規制する規制部材
と、前記ローラを前記磁気ヘッドに向って弾性的に付勢
する付勢部材を有し、前記磁気ヘッドとローラとの間に
導入される媒体の厚さに応じて前記付勢部材の付勢力に
抗して前記ローラを前記磁気ヘッドから離間する方向へ
逃がす逃がし手段と、を具備する。
【0023】請求項6記載のものは、媒体を搬送する搬
送手段と、磁気ヘッドとこの磁気ヘッドに前記媒体の厚
さより狭い隙間を存して対向するローラを有し、前記搬
送手段によって搬送される媒体を前記磁気ヘッドとロー
ラとの間の隙間に通過させて磁気処理を施す磁気処理部
と、前記磁気ヘッド及びローラの一端側を支持する支持
部材と、この支持部材に支持された前記磁気ヘッド及び
ローラの他端側を取付けるベースと、前記支持部材に前
記ローラの軸方向に沿って設けられ、前記磁気ヘッドと
ローラとの間を媒体が通過する際、前記ローラが磁気ヘ
ッドから離間する方向へ撓むことを規制する規制部材
と、前記ローラを前記磁気ヘッドに対向する第1の位置
と前記磁気ヘッドに対向しない第2の位置との間で移動
自在に支持するローラ支持手段と、を具備する。
【0024】請求項7記載のものは、一定位置に穿孔さ
れる第1の媒体及び任意の位置に穿孔される第2の媒体
を搬送する搬送手段と、磁気ヘッドとこの磁気ヘッドに
前記媒体の厚さより狭い隙間を存して対向するローラを
有し、前記搬送手段によって搬送される第1或いは第2
の媒体を前記磁気ヘッドとローラとの間の隙間に通過さ
せて磁気処理を施す磁気処理部と、この磁気処理部で磁
気処理された第1或いは第2の媒体に穿孔する穿孔手段
と、この穿孔手段により穿孔された前記第1或いは第2
の媒体に情報を印刷する印刷手段と、前記搬送手段によ
って搬送される第1の媒体を当接させることにより前記
穿孔手段に対向する穿孔位置に停止させる第1のストッ
パと、この第1のストッパで前記第1の媒体が停止され
たのち、前記第1の媒体が前記印刷手段での印刷が可能
となる速度まで前記搬送手段の搬送速度を減速させる第
1の制御手段と、この第1のストッパの媒体搬送方向上
流側に設けられ、前記搬送手段によって搬送される第2
の媒体を当接させて停止させる第2のストッパと、この
第2のストッパで前記第2の媒体が停止されたのち、前
記第2の媒体が前記穿孔手段に対向する穿孔位置で停止
可能な速度になるまで前記搬送手段の搬送速度を減速さ
せる第2の制御手段と、を具備する。
【0025】請求項8記載のものは、一定位置に穿孔さ
れる第1の媒体及び任意の位置に穿孔される第2の媒体
を搬送ベルトにより挟持して搬送する搬送手段と、磁気
ヘッドとこの磁気ヘッドに前記媒体の厚さより狭い隙間
を存して対向するローラを有し、前記搬送手段によって
搬送される第1或いは第2の媒体を前記磁気ヘッドとロ
ーラとの間の隙間に通過させて磁気処理を施す磁気処理
部と、この磁気処理部で磁気処理された第1或いは第2
の媒体に穿孔する穿孔手段と、この穿孔手段により穿孔
された前記第1或いは第2の媒体に情報を印刷する印刷
手段と、前記搬送手段によって搬送される第1の媒体を
当接させることにより前記穿孔手段に対向する穿孔位置
に停止させる第1のストッパと、この第1のストッパで
前記第1の媒体が停止されたのち、前記第1の媒体が前
記印刷手段での印刷が可能となる速度まで前記搬送手段
の搬送速度を減速させる第1の制御手段と、この第1の
ストッパの媒体搬送方向上流側に設けられ、前記搬送手
段によって搬送される第2の媒体を当接させて停止させ
る第2のストッパと、この第2のストッパで前記第2の
媒体が停止されたのち、前記第2の媒体が前記穿孔手段
に対向する穿孔位置で停止可能な速度になるまで前記搬
送手段の搬送速度を減速させる第2の制御手段と、前記
搬送手段の搬送ベルトが前記穿孔手段で穿孔しない媒体
を挟持搬送する場合、或いは第1及び第2のストッパで
停止された媒体を再度、挟持搬送する場合、前記搬送ベ
ルトを押圧してその媒体挟持力を高める押圧手段と、を
具備する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図面に示す一実
施の形態を参照して詳細に説明する。
【0027】図1は、媒体処理装置としての自動改札装
置を示す概略図である。
【0028】自動改札装置の本体10には、駅構内への
入場時または駅構内からの出場時に乗車券媒体が投入さ
れる投入口12と、この投入口12で受入れられた乗車
券媒体を排出する排出口14とがそれぞれ設けられてい
る。
【0029】投入口12の近傍には、乗車券媒体の投入
を阻止するためのシャッタ(図2参照)が設けられてい
る。このシャッタは、乗車券媒体が投入されてから所定
時間後に他の乗車券媒体の投入を所定期間禁止する。こ
のシャッタの働きにより、引き続く利用者により別の乗
車券媒体が連続して投入されるのを防ぐ。
【0030】投入口12の前方には、利用者に対して種
々の案内を表示する投入口側表示部16が設けられてい
る。この投入口側表示部16は、例えば、プリペイドカ
ード等の残額を表示する。
【0031】排出口14の前方には、利用者に対して種
々の案内を表示する排出口側表示部18が設けられてい
る。
【0032】自動改札装置2の本体10の側面部には、
閉じることにより乗車券媒体の投入者の通行を阻止する
ドア部20が設けられている。
【0033】自動改札装置2の本体10の上部には、自
動改札装置本体10に対応する通路を区分する仕切とな
るフレーム22が設けられている。このフレーム22に
は、小児券の投入、無効券(後述)または異常券(後
述)が投入されたこと、および機器の異常を知らせるた
めの表示器26が設けられている。
【0034】本体10の側面部とフレーム22には、利
用者が通過したことおよび通過中の動作を検知する検知
センサ24が複数設けられている。検知センサ24は、
利用者の通過を検知するものであり、例えば透過型や反
射型等が用いられる。
【0035】磁気シートである乗車券媒体は、普通乗車
券、定期券、特急券、回数券、乗継券等の媒体とプリペ
イドカード等のシート状のカード類とに分類される。こ
のような乗車券媒体には所定の情報、例えば有効期限情
報および乗車可能区間情報が所定の形式で磁気記録され
ている。
【0036】また、これらの乗車券媒体は、発券される
際に、その表面または裏面に発券駅名、発券日時、有効
期限等の情報が印刷される。なお、上述した乗車券媒体
の中には、自動改札装置を通過する際、すなわち、利用
者により自動改札装置に投入され、所定の処理が施され
て排出される際に、例えば、入場記録(乗車駅情報)等
の所定情報が(自動改札装置2内で)印刷されるものが
ある。すなわち、プリペイドカードに代表される料金一
括先払い方式の乗車券媒体には、自動改札装置により、
使用日時、自動改札装置を通過した駅名、プリペイドカ
ードの残額等の情報が印刷される。また、回数券には、
使用日時、改札処理時に自動改札装置を通過した駅名等
の情報が印刷される。また、乗継券には、乗継時に自動
改札装置を通過した乗継駅の駅名、途中下車際入場可能
な旨のメッセージ等の情報が印刷される。
【0037】なお、無効券とは、他の乗車券媒体と組み
合わせても使用できない券のことであり、例えば、有効
期限切れの乗車券媒体がこれに該当する。また、異常券
とは、自動改札装置で読み取ることができない券であ
り、例えば、記録形式の異なる他システム用のプリペー
ドカード、磁気記録が施されていない乗車券がこれに該
当する。
【0038】図2は、図1に示した自動改札装置2の内
部機構を示す概略図である。
【0039】投入口12の下流側近傍には、所定期間の
間、引き続く利用者からの投入口12への新たな乗車券
媒体の投入を禁止するシャッタ28及び乗車券媒体の投
入を検知するセンサ57が設けられている。シャッタ2
8の下流側には乗車券媒体を一枚ずつ分離するための分
離機構30が設けられている。分離機構30と排出口1
4との間には、分離機構30により分離された乗車券媒
体を排出口14に搬送する主搬送路32が形成されてい
る。
【0040】主搬送路32には、乗車券媒体を搬送する
搬送手段として機能する複数の搬送ローラおよび搬送ベ
ルトが配置されている。なお、搬送ローラおよび搬送ベ
ルトは、後述するメインモータ59によって駆動され
る。主搬送路32には、分離機構30により1枚ずつに
分離されて主搬送路32に沿って搬送される乗車券媒体
を整列する整列部34が設けられている。整列部34
は、投入口12に投入された乗車券媒体の所定方向を搬
送方向とし、かつ任意の辺を基準として乗車券媒体を整
列させる。
【0041】整列部34の下流側には、乗車券媒体が、
乗車券媒体の入場駅情報や料金情報等が印刷処理される
表面を上に向けて、または表面が下に向いた状態のいづ
れの状態で投入された場合であっても記録されている磁
気情報を読み取るための磁気処理部を構成する第1およ
び第2(主搬送路32を挟む一対)の読取ヘッド36
a,36bが主搬送路32に沿って設けられている。す
なわち、乗車券媒体が表面投入された場合には乗車券媒
体の磁気記録部が主搬送路32の下を向くため、主搬送
路32の下方に設けられた読取ヘッド36bによって磁
気情報が読み取られる。また、乗車券媒体が裏面投入さ
れた場合には、乗車券媒体の磁気記録部が主搬送路32
の上を向くため、主搬送路32の上方に設けられた読取
ヘッド36aによって磁気情報が読み取られる。
【0042】読取ヘッド36aおよび36bの下流側に
は、後段に設けられる1組の印字ヘッドによる所定事項
の書き込みを可能とするために搬送路32により搬送さ
れている乗車券媒体の表裏を揃えるために利用される反
転部38を含み、複数枚の組み合わせによる乗車券媒体
の有効性、例えば、乗車可能区間が連続しているか否か
をチェックするために、投入口12(分離機構30)に
投入された全ての乗車券媒体を一時的に保留する第1保
留部38aが設けられている。
【0043】第1保留部38aの下流側には、第1保留
部38aから放出された乗車券媒体の裏面に設けられて
いる磁気記録領域に所定の磁気情報を記録する磁気処理
部を構成する書込ヘッド40、書込ヘッド40で記録さ
れた情報を確認する読取ヘッド42、乗車券媒体に穴を
開けるパンチ装置46、乗車券媒体に乗車駅名等を印刷
する熱転写式の印刷手段としてのサーマルヘッド44等
が順に配置されている。
【0044】主搬送路32のさらに下流側には、排出口
14に向けて搬送される乗車券媒体を一括して排出口1
4に排出するために、主搬送路32を搬送される全ての
乗車券媒体を一時的に保持する第2保留部48が設けら
れている。
【0045】なお、第2保留部48には、詳述しない保
留部、振分ゲート80、券検知センサ等が設けられ、排
出口14に排出すべき全ての乗車券媒体が一時的に保留
される一方で、回収すべき、例えば普通乗車券あるいは
回数乗車券等は、後段に引き続く詳述しない回収部への
搬送路50に向けて分岐される。
【0046】図3は自動改札装置の制御系を示すブロッ
ク図である。
【0047】図中55はCPUで、このCPU55には
検知回路56を介してセンサ57、搬送制御回路58を
介してメインモータ59、通過検知回路61を介して人
間検知センサ24がそれぞれ接続されている。
【0048】また、CPU55には、ドア制御回路62
及びドア開閉機構63を介してドア部20、表示制御回
路64を介して表示部16、表示制御回路65を介して
表示器26がそれぞれ接続されている。さらに、CPU
55には、パンチ処理制御回路66を介してパンチ処理
部46、シャッタ制御回路67を介してシャッタ28、
一括プール制御回路68を介して一括プール部38aが
接続されている。
【0049】一方、CPU55にはROM68、RAM
69、及び運賃メモリ70が接続されている。また、C
PU55には読取回路72を介して読取ヘッド36a
(36b)、書込回路73を介して書込ヘッド40、読
取回路74を介して読取ヘッド42がそれぞれ接続され
ている。さらに、CPU55には振分け制御回路76を
介して振分けゲート80、サーマルヘッド制御回路77
を介してサーマルヘッド44がそれぞれ接続されてい
る。また、CPU55には監視盤インターフェース79
を介して監視盤80が接続されている。
【0050】図4は上記した磁気処理部を示す斜視図
で、図4はその縦断正面図、図5はその縦断側面図であ
る。
【0051】磁気処理部は全て同様に構成されるため、
磁気ヘッド36aを有する磁気処理部について説明す
る。
【0052】磁気処理部は支持部材81を介してベース
82に取付けられている。支持部材81は側板部83と
天板部84とからなり、磁気ヘッド36aとゴムローラ
87が支持されている。磁気ヘッド36aとゴムローラ
87との間には媒体の厚さよりも狭い隙間が形成され、
この隙間に媒体が通過される。支持部材81の天井部8
4にはゴムローラ87に対し平行に規制手段としての軸
89が挿通され、この軸89はバネ90によりベース8
2方向に付勢されている。軸89の挿入端側は図7に示
すように針状に形成され、ベース82に穿設された係合
孔91内に挿入されている。この軸89とベース82の
係合孔91との係合により、磁気ヘッド36aとゴムロ
ーラ87との間の隙間に媒体が通過してゴムローラ87
が押し上げれても撓むことがないように規制されるよう
になっている。
【0053】ゴムローラ87はコ字状をなす保持部93
に保持軸94を介してベアリング支持されている。コ字
状の保持部93は支軸95を介して支持部材81の天井
部84に回動自在に支持されている。
【0054】保持軸94の一端部は支持部材81の側板
83から突出され、この突出部にはその軸方向にスライ
ド自在に撮み部97が取付けられている。撮み部97の
内部にはバネ98が設けられ、このバネ98により、撮
み部97はゴムローラ87の方向に付勢されている。撮
み部97の端部には図8に示すように山形の切欠部10
0が形成されている。支持部材81の側板部83には山
形の突起部99が突設され、この突起部99は撮み部9
7の切欠部100に嵌め込まれている。
【0055】撮み部97をバネ98の付勢力に抗して引
出すと、撮み部97の端部の切欠部100が側板部83
の突起部99から離脱し、この状態から撮み部97を矢
印方向に移動させると、ゴムローラ87が支軸95を中
心にして回動し、磁気ヘッド36aに対向する第1の位
置から対向しない第2の位置に退避される。
【0056】一方、支軸95はバネ材101,101に
より下方に付勢され、この付勢によりゴムローラ87が
磁気ヘッド86に向って付勢されるようになっている。
支軸95の両端部は保持レバー103により保持されて
いる。保持レバー103の一端側は支軸ピン104によ
り回動自在に支持され、他端側は調整ネジ105により
支持されている。これにより、ゴムローラ87の保持部
93は吊り下げられた構造をなしている。この構造によ
り、ゴムローラ87は常に、磁気ヘッド86方向に付勢
され、保持部93で磁気ヘッド86とゴムローラ87間
の隙間寸法を任意に調整することが可能となる。
【0057】また、磁気ヘッド86とゴムローラ87と
の間にバネ101,101で支持された力より大きな荷
重がかかった場合には、磁気ヘッド86とゴムローラ8
7との間の隙間が開く方向にゴムローラ87が移動し、
噛み込みなどの故障を防ぐことができるようになってい
る。
【0058】図9はパンチ装置46を詳細に示すもの
で、磁気処理部及び印刷部に対し直列に配置されてい
る。
【0059】パンチ装置46は媒体を穿孔するパンチ部
107及びこのパンチ部107に媒体を挟持搬送する上
下部の搬送ベルト108,109を備えている。
【0060】パンチ部107の下方部には媒体を停止さ
せてパンチ部107に対向させる第1のストッパとして
のパンチストッパ111が設けられ、このパンチストッ
パ111の媒体搬送方向上流側には媒体を停止させる第
2のストッパとしての減速ストッパ112が設けられて
いる。減速ストッパ112の上部側には上下動自在に押
圧手段としてのグリップローラ115が設けられ、グリ
ップローラ115により上下部の搬送ベルト108,1
09の挟持力が高められるようになっている。
【0061】また、主搬送路32中には磁気処理された
媒体のベリファイ後の媒体を検知するベリファイ後検知
センサ117、媒体のパンチ前の位置を検知するパンチ
前位置センサ118、パンチ後の媒体を検知するパンチ
後検知センサ119、印刷前の媒体を検知する印刷前検
知センサ120が配設されている。
【0062】図10はパンチ装置46の制御系を示すブ
ロック図、図11はそのタイミングチャート図である。
【0063】図中122は制御手段で、この制御手段1
22に信号路を介して磁気ベリファイ後検知センサ11
7、パンチ前検知センサ118、パンチ後検知センサ1
19及び印刷前検知センサ120が接続されている。ま
た、制御手段122には制御回路を介して搬送ベルト1
08,109の駆動モータ123、パンチストッパ11
1の第1の駆動ソレノイド125、減速ストッパ112
の第2の駆動ソレノイド126が接続されている。
【0064】さらに、制御手段122には制御回路を介
してサーマルヘッド44の第3の駆動ソレノイド127
及びパンチ部107が接続されている。
【0065】次に、媒体に対するパンチ動作について説
明する。
【0066】(1)普通乗車券等のエドモンソン券にパ
ンチする場合について説明する。
【0067】普通乗車券が駆動モータ123により通常
の速度で走行される搬送ベルト108,109の走行に
より挟持搬送され、パンチ前検知センサ118により検
知されると、制御手段122により、第1の駆動ソレノ
イド125を励磁される。この励磁によりパンチストッ
パ111が動作されて搬送路32中に突出される。これ
により、普通乗車券はパンチストッパ111に当接して
上下部の搬送ベルト108,109間で滑ることにより
停止される。この停止後、パンチ部107が動作されて
普通乗車券を穿孔する。普通乗車券に対する穿孔後、搬
送ベルト108,109の走行速度を印刷可能な速度ま
で減速し、しかるのち、第1の駆動ソレノイド125を
消磁してパンチストッパ111を搬送路32から退避さ
せる。これにより、普通乗車券が搬送されてパンチ後検
知センサ119により検知されると、サーマルヘッド押
圧信号が出され、印刷前検知センサ120により検知さ
れると、所定のタイミングで第3の駆動ソレノイド12
7が励磁されてサーマルヘッド44が動作されて普通乗
車券に押圧され、ついで、サーマルヘッド44が発熱さ
れて印字が行われる。
【0068】(2)SFカードを穿孔する場合について
説明する。
【0069】SFカードが磁気ベリファイ後検知センサ
117により検知されると、制御手段122により搬送
ベルト108,109が通常の速度で走行されるととも
に、第2の駆動ソレノイド126が励磁されて減速スト
ッパ112が動作されて搬送路32中に突出される。こ
れにより、SFカードは減速ストッパ112に当接して
上下部の搬送ベルト108,109間で滑ることにより
停止される。この停止後、パンチ位置にSFカードが停
止可能となる速度まで搬送ベルト108,109の走行
速度を減速させる。この減速により、SFカードがパン
チ位置に停止可能な速度に到達したら、第2の駆動ソレ
ノイド125を消磁させて減速ストッパ112を搬送路
32から退避させてSFカードを搬送させる。この搬送
によりSFカードが所望する任意の位置に達したら停止
させ、パンチ部107を動作させてSFカードを穿孔す
る。この穿孔後、搬送ベルト108,109の走行速度
を印刷速度まで加速してSFカードを搬送し、パンチ後
検知センサ119により検知されると、サーマルヘッド
押圧信号が出され、印刷前検知センサ120により検知
されると、所定のタイミングで第3の駆動ソレノイド1
27が励磁される。これにより、サーマルヘッド44が
動作されてSFカードに押圧され、ついで、サーマルヘ
ッド44が発熱されて印字が行われる。
【0070】ところで、この実施の形態では、搬送経路
が媒体先端をパンチストッパ111、或いは減速ストッ
パ112に当接させることにより、保留部として機能さ
れるため、搬送ベルト108,109で媒体を挟持する
力を強くできない。
【0071】しかし、媒体を搬送する場合、つまり、パ
ンチ処理をしない媒体、或いは、パンチのために保留し
た媒体を再度、搬送させる場合には、搬送ベルト10
8,109と媒体との間の挟持力を確保する必要があ
る。
【0072】そこで、この実施の形態では、減速ストッ
パ112の上流側にグリップローラ115を設け、この
グリップローラ115により、搬送ベルト108,10
9を押圧することにより、媒体の搬送力を確保するよう
にしている。グリップローラ115は専用のアクチュエ
ータで動作される。
【0073】上記したように、この実施の形態によれ
ば、磁気ヘッド36aとゴムローラ87との間を媒体が
通過する際、ゴムローラ87の一端側が磁気ヘッド36
aから離間する方向へ撓むことを規制する規制軸89を
備えるから、磁気ヘッド36aとゴムローラ87との間
の隙間寸法の変化を極力抑えることができ、磁気処理を
良好に行うことができる。
【0074】また、ゴムローラ87を磁気ヘッド36a
に向って弾性的に付勢する逃がし手段としてのバネ材1
01,101を有し、磁気ヘッド36aとゴムローラ8
7との間に導入される媒体の厚さに応じてバネ材10
1,101の付勢力に抗してローラ87を磁気ヘッド3
6aから離間する方向へ逃がすから、磁気ヘッド36a
とゴムローラ87との間に媒体を噛み込んでしまうこと
を防止することができる。
【0075】また、ゴムローラ87を磁気ヘッド36a
に対向する第1の位置と磁気ヘッド36aに対向しない
第2の位置との間で移動自在に支持する支軸95を備え
るから、清掃等の点検時等にはゴムローラ87を第2の
位置に移動させて退避でき、作業性を向上させることが
できる。
【0076】また、減速ストッパ112で普通乗車券を
停止させて、普通乗車券が穿孔手段に対向する穿孔位置
で停止可能な速度になるまで搬送ベルト108,109
の搬送速度を減速させるから、短い搬送距離で、所望す
る穿孔位置に普通乗車券を搬送して停止でき、小型化を
図ることができる。
【0077】さらに、搬送ベルト108,109を押圧
してその媒体挟持力を高めるグリップローラ115を備
えるから、搬送ベルト108,109がパンチ部107
で穿孔しない媒体を搬送する場合、或いはパンチストッ
パ111、減速ストッパ112で停止された媒体を再度
搬送する場合等には、媒体を確実に搬送することができ
る。
【0078】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、磁気ヘッ
ドとローラとの間を媒体が通過する際、ローラの一端側
が磁気ヘッドから離間する方向へ撓むことを規制する規
制部材を備えるから、磁気ヘッドとローラとの間の隙間
寸法の変化を極力抑えることができ、磁気処理を良好に
行うことができる。
【0079】また、ローラを磁気ヘッドに向って弾性的
に付勢する付勢部材を有し、磁気ヘッドとローラとの間
に導入される媒体の厚さに応じて付勢部材の付勢力に抗
してローラを磁気ヘッドから離間する方向へ逃がす逃が
し手段を備えるから、磁気ヘッドとローラとの間に媒体
を噛み込んでしまうことを防止することが可能となる。
【0080】また、ローラを磁気ヘッドに対向する第1
の位置と磁気ヘッドに対向しない第2の位置との間で移
動自在に支持するローラ支持手段を備えるから、清掃等
の点検時等にはローラを第2の位置に移動させて退避で
き、作業性を向上させることができる。
【0081】また、第2のストッパで第2の媒体が停止
されたのち、第2の媒体が穿孔手段に対向する穿孔位置
で停止可能な速度になるまで搬送手段の搬送速度を減速
させるから、短い搬送距離で、所望するパンチ位置に第
2の媒体を搬送して停止でき、小型化を図ることができ
る。
【0082】さらに、搬送ベルトを押圧してその媒体挟
持力を高める押圧手段を備えるから、搬送手段が穿孔手
段で穿孔しない媒体を搬送する場合、或いは第1及び第
2のストッパで停止された媒体を再度搬送する場合等に
は、媒体を確実に搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態である自動改札装置を
示す斜視図。
【図2】自動改札装置の内部構成を示す概略的構成図。
【図3】自動改札装置の制御系を示すブロック図。
【図4】磁気処理部を示す斜視図。
【図5】磁気処理部を示す正断面図。
【図6】磁気処理部を示す側断面図。
【図7】支軸とベースの係合孔との係合状態を示す図。
【図8】撮み部の係合状態を示す図。
【図9】パンチ装置を示す構成図。
【図10】パンチ装置の制御系を示すブロック図。
【図11】媒体の処理動作を示すタイミングチャート
図。
【符号の説明】
32…主搬送路 36a…磁気ヘッド(磁気処理部) 44…印刷ヘッド(印刷手段) 46…パンチ装置(穿孔手段) 81…支持部材 82…ベース 87…ゴムローラ 89…軸(規制手段) 90…バネ 91…係合孔 93…保持部 94…保持軸 95…支軸 98…バネ 101…バネ材(付勢部材) 105…調整ネジ(調整手段) 107…パンチ部 108…搬送ベルト(搬送手段) 109…搬送ベルト(搬送手段) 111…パンチストッパ(第1のストッパ) 112…減速ストッパ(第2のストッパ) 115…グリップローラ(押圧手段) 122…制御手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】媒体を搬送する搬送手段と、 磁気ヘッドとこの磁気ヘッドに前記媒体の厚さより狭い
    隙間を存して対向するローラを有し、前記搬送手段によ
    って搬送される媒体を前記磁気ヘッドとローラとの間に
    通過させて磁気処理を施す磁気処理部と、 前記磁気ヘッド及びローラの一端側を支持する支持部材
    と、 この支持部材に支持された前記磁気ヘッド及びローラの
    他端側を取付けるベースと、 前記支持部材に設けられ、前記磁気ヘッドとローラとの
    間の隙間を媒体が通過する際、前記ローラが磁気ヘッド
    から離間する方向へ撓むことを規制する規制部材と、 を具備することを特徴とする媒体処理装置。
  2. 【請求項2】媒体を搬送する搬送手段と、 磁気ヘッドとこの磁気ヘッドに前記媒体の厚さより狭い
    隙間を存して対向するローラを有し、前記搬送手段によ
    って搬送される媒体を前記磁気ヘッドとローラとの間の
    隙間に通過させて磁気処理を施す磁気処理部と、 前記磁気ヘッド及びローラの一端側を支持する支持部材
    と、 この支持部材に支持された前記磁気ヘッド及びローラの
    他端側を取付けるベースと、 前記支持部材に前記ローラの軸方向に沿って挿通されそ
    の挿通端部を前記ベースに係合させることにより、前記
    磁気ヘッドとローラとの間を媒体が通過する際、前記ロ
    ーラが磁気ヘッドから離間する方向へ撓むことを規制す
    る規制シャフトと、 を具備することを特徴とする媒体処理装置。
  3. 【請求項3】媒体を搬送する搬送手段と、 磁気ヘッドとこの磁気ヘッドに前記媒体の厚さより狭い
    隙間を存して対向するローラを有し、前記搬送手段によ
    って搬送される媒体を前記磁気ヘッドとローラとの間の
    隙間に通過させて磁気処理を施す磁気処理部と、 前記磁気ヘッド及びローラの一端側を支持する支持部材
    と、 この支持部材に支持された前記磁気ヘッド及びローラの
    他端側を取付けるベースと、 前記支持部材に前記ローラの軸方向に沿って挿通されそ
    の針状の挿通端部を前記ベースに穿設された係合孔に係
    合させることにより、前記磁気ヘッドとローラとの間を
    媒体が通過する際、前記ローラが磁気ヘッドから離間す
    る方向へ撓むことを規制する規制シャフトと、 を具備することを特徴とする媒体処理装置。
  4. 【請求項4】媒体を搬送する搬送手段と、 磁気ヘッドとこの磁気ヘッドに前記媒体の厚さより狭い
    隙間を存して対向するローラを有し、前記搬送手段によ
    って搬送される媒体を前記磁気ヘッドとローラとの間の
    隙間に通過させて磁気処理を施す磁気処理部と、 前記磁気ヘッド及びローラの一端側を支持する支持部材
    と、 この支持部材に支持された前記磁気ヘッド及びローラの
    他端側を取付けるベースと、 前記支持部材に前記ローラの軸方向に沿って設けられ、
    前記磁気ヘッドとローラとの間を媒体が通過する際、前
    記ローラが磁気ヘッドから離間する方向へ撓むことを規
    制する規制部材と、 前記支持部材に設けられ、前記磁気ヘッドとローラとの
    間のギャップを調節するギャップ調節手段と、 を具備することを特徴とする媒体処理装置。
  5. 【請求項5】媒体を搬送する搬送手段と、 磁気ヘッドとこの磁気ヘッドに前記媒体の厚さより狭い
    隙間を存して対向するローラを有し、前記搬送手段によ
    って搬送される媒体を前記磁気ヘッドとローラとの間の
    隙間に通過させて磁気処理を施す磁気処理部と、 前記磁気ヘッド及びローラの一端側を支持する支持部材
    と、 この支持部材に支持された前記磁気ヘッド及びローラの
    他端側を取付けるベースと、 前記支持部材に前記ローラの軸方向に沿って設けられ、
    前記磁気ヘッドとローラとの間を媒体が通過する際、前
    記ローラが磁気ヘッドから離間する方向へ撓むことを規
    制する規制部材と、 前記ローラを前記磁気ヘッドに向って弾性的に付勢する
    付勢部材を有し、前記磁気ヘッドとローラとの間に導入
    される媒体の厚さに応じて前記付勢部材の付勢力に抗し
    て前記ローラを前記磁気ヘッドから離間する方向へ逃が
    す逃がし手段と、 を具備することを特徴とする媒体処理装置。
  6. 【請求項6】媒体を搬送する搬送手段と、 磁気ヘッドとこの磁気ヘッドに前記媒体の厚さより狭い
    隙間を存して対向するローラを有し、前記搬送手段によ
    って搬送される媒体を前記磁気ヘッドとローラとの間の
    隙間に通過させて磁気処理を施す磁気処理部と、 前記磁気ヘッド及びローラの一端側を支持する支持部材
    と、 この支持部材に支持された前記磁気ヘッド及びローラの
    他端側を取付けるベースと、 前記支持部材に前記ローラの軸方向に沿って設けられ、
    前記磁気ヘッドとローラとの間を媒体が通過する際、前
    記ローラが磁気ヘッドから離間する方向へ撓むことを規
    制する規制部材と、 前記ローラを前記磁気ヘッドに対向する第1の位置と前
    記磁気ヘッドに対向しない第2の位置との間で移動自在
    に支持するローラ支持手段と、 を具備することを特徴とする媒体処理装置。
  7. 【請求項7】一定位置に穿孔される第1の媒体及び任意
    の位置に穿孔される第2の媒体を搬送する搬送手段と、 磁気ヘッドとこの磁気ヘッドに前記媒体の厚さより狭い
    隙間を存して対向するローラを有し、前記搬送手段によ
    って搬送される第1或いは第2の媒体を前記磁気ヘッド
    とローラとの間の隙間に通過させて磁気処理を施す磁気
    処理部と、 この磁気処理部で磁気処理された第1或いは第2の媒体
    に穿孔する穿孔手段と、 この穿孔手段により穿孔された前記第1或いは第2の媒
    体に情報を印刷する印刷手段と、 前記搬送手段によって搬送される第1の媒体を当接させ
    ることにより前記穿孔手段に対向する穿孔位置に停止さ
    せる第1のストッパと、 この第1のストッパで前記第1の媒体が停止されたの
    ち、前記第1の媒体が前記印刷手段での印刷が可能とな
    る速度まで前記搬送手段の搬送速度を減速させる第1の
    制御手段と、 この第1のストッパの媒体搬送方向上流側に設けられ、
    前記搬送手段によって搬送される第2の媒体を当接させ
    て停止させる第2のストッパと、 この第2のストッパで前記第2の媒体が停止されたの
    ち、前記第2の媒体が前記穿孔手段に対向する穿孔位置
    で停止可能な速度になるまで前記搬送手段の搬送速度を
    減速させる第2の制御手段と、 を具備することを特徴とする媒体処理装置。
  8. 【請求項8】一定位置に穿孔される第1の媒体及び任意
    の位置に穿孔される第2の媒体を搬送ベルトにより挟持
    して搬送する搬送手段と、 磁気ヘッドとこの磁気ヘッドに前記媒体の厚さより狭い
    隙間を存して対向するローラを有し、前記搬送手段によ
    って搬送される第1或いは第2の媒体を前記磁気ヘッド
    とローラとの間の隙間に通過させて磁気処理を施す磁気
    処理部と、 この磁気処理部で磁気処理された第1或いは第2の媒体
    に穿孔する穿孔手段と、 この穿孔手段により穿孔された前記第1或いは第2の媒
    体に情報を印刷する印刷手段と、 前記搬送手段によって搬送される第1の媒体を当接させ
    ることにより前記穿孔手段に対向する穿孔位置に停止さ
    せる第1のストッパと、 この第1のストッパで前記第1の媒体が停止されたの
    ち、前記第1の媒体が前記印刷手段での印刷が可能とな
    る速度まで前記搬送手段の搬送速度を減速させる第1の
    制御手段と、 この第1のストッパの媒体搬送方向上流側に設けられ、
    前記搬送手段によって搬送される第2の媒体を当接させ
    て停止させる第2のストッパと、 この第2のストッパで前記第2の媒体が停止されたの
    ち、前記第2の媒体が前記穿孔手段に対向する穿孔位置
    で停止可能な速度になるまで前記搬送手段の搬送速度を
    減速させる第2の制御手段と、 前記搬送手段の搬送ベルトが前記穿孔手段で穿孔しない
    媒体を挟持搬送する場合、或いは第1及び第2のストッ
    パで停止された媒体を再度、挟持搬送する場合、前記搬
    送ベルトを押圧してその媒体挟持力を高める押圧手段
    と、 を具備することを特徴とする媒体処理装置。
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