JP2000322225A - 印刷データ伝送システム、印刷データ伝送方法及びこれを実現するための記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータネットワークを介して印刷デー
タを伝送してプリンタ等の印刷手段に印刷を行わせる際
に、送り手側コンピュータにおいて、受け手側コンピュ
ータにインストールされていないフォントが指定された
場合であっても、支障なく印刷を行わせることができる
印刷データ伝送システム、並びに方法、及びそれを実現
するためのコンピュータプログラムを記録した記録媒体
を提供する。 【解決手段】 中間ファイルとフォント変換テーブルと
が送り手側コンピュータからコンピュータに送信され、
受け手側コンピュータにおいて、フォント変換テーブル
に基づき、入力されたフォントが、受け手側コンピュー
タにインストールされているフォントに変換され、中間
ファイルに格納された印刷データが処理される。従っ
て、受け手側コンピュータにインストールされていない
フォントがユーザによって指定された場合であっても、
支障なく印刷を行わせることができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、複数のコンピュー
タがそれぞれ接続されたコンピュータネットワークにお
いて、所定のコンピュータから他のコンピュータに、フ
ォント変換テーブルを添付して印刷データを伝送するた
めの技術に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の印刷データ伝送システムとして
は、例えば、コンピュータネットワークに接続された所
定の送り手側コンピュータから、同じコンピュータネッ
トワークに接続された受け手側コンピュータに印刷デー
タを送信して、その受け手側コンピュータに接続された
印刷データの内容を印刷させるものが知られている。

【０００３】上記従来の印刷データ伝送システムにおい
ては、通常、ネットワークプリンタに印刷を行わせるた
めに、送り手側コンピュータにはそのネットワークプリ
ンタ専用のプリンタドライバがインストールされてい
る。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、送り手
側コンピュータにおいて受け手側コンピュータにインス
トールされていないフォントが指定された場合、受け手
側では指定されたフォントを用いて印刷を行うことがで
きない。

【０００５】そこで、本発明は、上記の問題点を解決し
て、コンピュータネットワークを介して印刷データを伝
送してプリンタ等の印刷手段に印刷を行わせる場合に、
送り手側コンピュータにおいて、受け手側コンピュータ
にインストールされていないフォントが指定された場合
であっても、支障なく印刷を行わせることができる印刷
データ伝送システム、印刷データ伝送方法、及びそれを
実現するためのコンピュータプログラムを記録した記録
媒体を提供することを課題とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記課題に鑑み、請求項
１に記載の発明は、複数のコンピュータがそれぞれ接続
されたコンピュータネットワークにおいて、第１コンピ
ュータから第２コンピュータに前記コンピュータネット
ワークを介して印刷すべき内容を示す印刷データを伝送
する印刷データ伝送システムであって、前記第１コンピ
ュータが、所定のフォントを入力するための入力手段
と、前記印刷データを格納する中間ファイルと、入力さ
れたフォントが第２コンピュータにインストールされて
いるか否かを判定するための判定手段と、第２コンピュ
ータにインストールされていないフォントを、第２コン
ピュータにインストールされているフォントに変換する
ためのフォント変換テーブルと、入力されたフォントが
第２コンピュータにインストールされていないと判定さ
れた場合に、前記中間ファイルと、前記フォント変換テ
ーブルとを第２コンピュータに送信する送信手段と、を
備え、前記第２コンピュータが、前記中間ファイルと前
記フォント変換テーブルとを受信するための受信手段
と、前記フォント変換テーブルに基づき、前記入力され
たフォントを、第２コンピュータにインストールされて
いるフォントに変換して、前記中間ファイルに格納され
た印刷データを処理する印刷処理手段と、を備えて構成
される。

【０００７】以上のように構成された印刷データ伝送シ
ステムによれば、複数のコンピュータがそれぞれ接続さ
れたコンピュータネットワークにおいて、第１コンピュ
ータから第２コンピュータに前記コンピュータネットワ
ークを介して印刷すべき内容を示す印刷データが伝送さ
れる。

【０００８】まず、第１コンピュータにおいては、入力
手段によって、所定のフォントが入力され、中間ファイ
ルに前記印刷データが格納され、判定手段によって、入
力されたフォントが第２コンピュータにインストールさ
れているか否かが判定される。そして、第１コンピュー
タにおいては、さらに、第２コンピュータにインストー
ルされていないフォントを、第２コンピュータにインス
トールされているフォントに変換するためのフォント変
換テーブルが設けられ、判定手段によって、入力された
フォントが第２コンピュータにインストールされていな
いと判定された場合、送信手段によって、前記中間ファ
イルと、前記フォント変換テーブルとが第２コンピュー
タに送信される。

【０００９】また、前記第２コンピュータにおいては、
受信手段によって、前記中間ファイルと前記フォント変
換テーブルとが受信され、印刷処理手段によって、前記
フォント変換テーブルに基づき、前記入力されたフォン
トを、第２コンピュータにインストールされているフォ
ントに変換して、前記中間ファイルに格納された印刷デ
ータを処理する。

【００１０】上記課題に鑑み、請求項２に記載の発明
は、複数のコンピュータがインターネットを介してそれ
ぞれ接続され、第１コンピュータから第２コンピュータ
に前記インターネットを介して印刷すべき内容を示す印
刷データを伝送する印刷データ伝送システムであって、
前記第１コンピュータが、所定のフォントを入力するた
めの入力手段と、前記印刷データを格納する中間ファイ
ルと、入力されたフォントが第２コンピュータにインス
トールされているか否かを判定するための判定手段と、
第２コンピュータにインストールされていないフォント
を、第２コンピュータにインストールされているフォン
トに変換するためのフォント変換テーブルと、入力され
たフォントが第２コンピュータにインストールされてい
ないと判定された場合に、前記中間ファイルと、前記フ
ォント変換テーブルとを第２コンピュータに送信する送
信手段と、を備え、前記第２コンピュータが、前記中間
ファイルと前記フォント変換テーブルとを受信するため
の受信手段と、前記フォント変換テーブルに基づき、前
記入力されたフォントを、第２コンピュータにインスト
ールされているフォントに変換して、前記中間ファイル
に格納された印刷データを処理する印刷処理手段と、を
備えて構成される。

【００１１】以上のように構成された印刷データ伝送シ
ステムによれば、複数のコンピュータがインターネット
を介してそれぞれ接続され、第１コンピュータから第２
コンピュータに前記インターネットを介して印刷すべき
内容を示す印刷データが伝送される。

【００１２】まず、第１コンピュータにおいては、入力
手段によって、所定のフォントが入力され、中間ファイ
ルに前記印刷データが格納され、判定手段によって、入
力されたフォントが第２コンピュータにインストールさ
れているか否かが判定される。そして、第１コンピュー
タにおいては、さらに、第２コンピュータにインストー
ルされていないフォントを、第２コンピュータにインス
トールされているフォントに変換するためのフォント変
換テーブルが設けられ、判定手段によって、入力された
フォントが第２コンピュータにインストールされていな
いと判定された場合、送信手段によって、前記中間ファ
イルと、前記フォント変換テーブルとが第２コンピュー
タに送信される。

【００１３】また、前記第２コンピュータにおいては、
受信手段によって、前記中間ファイルと前記フォント変
換テーブルとが受信され、印刷処理手段によって、前記
フォント変換テーブルに基づき、前記入力されたフォン
トを、第２コンピュータにインストールされているフォ
ントに変換して、前記中間ファイルに格納された印刷デ
ータを処理する。

【００１４】また、請求項３に記載の発明は、請求項１
又は２に記載の印刷データ伝送システムであって、前記
入力されたフォントが、前記フォント変換テーブルの第
２コンピュータにインストールされていないフォントに
属さない場合に、前記印刷処理手段が、第２コンピュー
タにインストールされているフォントの中から所定のフ
ォントを選択し、当該選択されたフォントに基づき前記
中間ファイルに格納された印刷データを処理する。

【００１５】上記課題に鑑み、請求項４に記載の発明
は、複数のコンピュータがそれぞれ接続されたコンピュ
ータネットワークにおいて、第１コンピュータから第２
コンピュータに前記コンピュータネットワークを介して
印刷すべき内容を示す印刷データを伝送する印刷データ
伝送方法であって、前記第１コンピュータが、所定のフ
ォントを入力するための入力工程と、前記印刷データを
中間ファイルとして格納する第１格納工程と、入力され
たフォントが第２コンピュータにインストールされてい
るか否かを判定するための判定工程と、第２コンピュー
タにインストールされていないフォントを、第２コンピ
ュータにインストールされているフォントに変換するた
めのフォント変換テーブルを格納する第２格納工程と、
入力されたフォントが第２コンピュータにインストール
されていないと判定された場合に、前記中間ファイル
と、前記フォント変換テーブルとを第２コンピュータに
送信する送信工程と、を備え、前記第２コンピュータ
が、前記中間ファイルと前記フォント変換テーブルとを
受信するための受信工程と、前記フォント変換テーブル
に基づき、前記入力されたフォントを、第２コンピュー
タにインストールされているフォントに変換して、前記
中間ファイルに格納された印刷データを処理する印刷処
理工程と、を備えて構成される。

【００１６】以上のように構成された印刷データ伝送方
法によれば、複数のコンピュータがそれぞれ接続された
コンピュータネットワークにおいて、第１コンピュータ
から第２コンピュータに前記コンピュータネットワーク
を介して印刷すべき内容を示す印刷データが伝送され
る。

【００１７】まず、前記第１コンピュータにおいては、
入力工程によって、所定のフォントが入力され、第１格
納工程によって、前記印刷データが中間ファイルとして
格納され、判定工程によって、入力されたフォントが第
２コンピュータにインストールされているか否かが判定
される。そして、第２格納工程によって、第２コンピュ
ータにインストールされていないフォントを、第２コン
ピュータにインストールされているフォントに変換する
ためのフォント変換テーブルが格納され、前記判定工程
によって、入力されたフォントが第２コンピュータにイ
ンストールされていないと判定された場合、送信工程に
よって、前記中間ファイルと、前記フォント変換テーブ
ルとが第２コンピュータに送信される。

【００１８】また、前記第２コンピュータにおいては、
受信工程によって、前記中間ファイルと前記フォント変
換テーブルとが受信され、印刷処理工程によって、前記
フォント変換テーブルに基づき、前記入力されたフォン
トが、第２コンピュータにインストールされているフォ
ントに変換されて、前記中間ファイルに格納された印刷
データが処理される。

【００１９】上記課題に鑑み、請求項５に記載の発明
は、複数のコンピュータがインターネットを介してそれ
ぞれ接続され、第１コンピュータから第２コンピュータ
に前記インターネットを介して印刷すべき内容を示す印
刷データを伝送する印刷データ伝送方法であって、前記
第１コンピュータが、所定のフォントを入力するための
入力工程と、前記印刷データを中間ファイルとして格納
する第１格納工程と、入力されたフォントが第２コンピ
ュータにインストールされているか否かを判定するため
の判定工程と、第２コンピュータにインストールされて
いないフォントを、第２コンピュータにインストールさ
れているフォントに変換するためのフォント変換テーブ
ルを格納する第２格納工程と、入力されたフォントが第
２コンピュータにインストールされていないと判定され
た場合に、前記中間ファイルと、前記フォント変換テー
ブルとを第２コンピュータに送信する送信工程と、を備
え、前記第２コンピュータが、前記中間ファイルと前記
フォント変換テーブルとを受信するための受信工程と、
前記フォント変換テーブルに基づき、前記入力されたフ
ォントを、第２コンピュータにインストールされている
フォントに変換して、前記中間ファイルに格納された印
刷データを処理する印刷処理工程と、を備えて構成され
る。

【００２０】以上のように構成された印刷データ伝送方
法によれば、複数のコンピュータがインターネットを介
してそれぞれ接続され、第１コンピュータから第２コン
ピュータに前記インターネットを介して印刷すべき内容
を示す印刷データが伝送される。

【００２１】まず、前記第１コンピュータにおいては、
入力工程によって、所定のフォントが入力され、第１格
納工程によって、前記印刷データが中間ファイルとして
格納され、判定工程によって、入力されたフォントが第
２コンピュータにインストールされているか否かが判定
される。そして、第２格納工程によって、第２コンピュ
ータにインストールされていないフォントを、第２コン
ピュータにインストールされているフォントに変換する
ためのフォント変換テーブルが格納され、前記判定工程
によって、入力されたフォントが第２コンピュータにイ
ンストールされていないと判定された場合、送信工程に
よって、前記中間ファイルと、前記フォント変換テーブ
ルとが第２コンピュータに送信される。

【００２２】また、前記第２コンピュータにおいては、
受信工程によって、前記中間ファイルと前記フォント変
換テーブルとが受信され、印刷処理工程によって、前記
フォント変換テーブルに基づき、前記入力されたフォン
トが、第２コンピュータにインストールされているフォ
ントに変換されて、前記中間ファイルに格納された印刷
データが処理される。

【００２３】また、請求項６に記載の発明は、請求項４
又は５に記載の印刷データ伝送方法であって、請求項４
又は５に記載の印刷データ伝送方法において、前記入力
されたフォントが、前記フォント変換テーブルの第２コ
ンピュータにインストールされていないフォントに属さ
ない場合に、前記印刷処理工程において、第２コンピュ
ータにインストールされているフォントの中から所定の
フォントを選択し、当該選択されたフォントに基づき前
記中間ファイルに格納された印刷データを処理するよう
に構成される。

【００２４】上記課題に鑑み、請求項７に記載の発明
は、複数のコンピュータがそれぞれ接続されたコンピュ
ータネットワークにおいて、第１コンピュータから第２
コンピュータに前記コンピュータネットワークを介して
印刷すべき内容を示す印刷データの伝送を実行させるた
めのコンピュータプログラムを記録したコンピュータに
よって読取可能な記録媒体であって、前記第１コンピュ
ータが、所定のフォントを入力するための入力処理と、
前記印刷データを中間ファイルとして格納する第１格納
処理と、入力されたフォントが第２コンピュータにイン
ストールされているか否かを判定するための判定処理
と、第２コンピュータにインストールされていないフォ
ントを、第２コンピュータにインストールされているフ
ォントに変換するためのフォント変換テーブルを格納す
る第２格納処理と、入力されたフォントが第２コンピュ
ータにインストールされていないと判定された場合に、
前記中間ファイルと、前記フォント変換テーブルとを第
２コンピュータに送信する送信処理と、を備え、前記第
２コンピュータが、前記中間ファイルと前記フォント変
換テーブルとを受信するための受信処理と、前記フォン
ト変換テーブルに基づき、前記入力されたフォントを、
第２コンピュータにインストールされているフォントに
変換して、前記中間ファイルに格納された印刷データを
処理する印刷処理と、を前記コンピュータに実行させる
ためのプログラムを記録し、コンピュータによって読取
可能に構成される。

【００２５】以上のように構成されたコンピュータによ
って読取可能な記録媒体によれば、複数のコンピュータ
がそれぞれ接続されたコンピュータネットワークにおい
て、第１コンピュータから第２コンピュータに前記コン
ピュータネットワークを介して印刷すべき内容を示す印
刷データの伝送を実行させるためのコンピュータプログ
ラムが記録されている。当該プログラムがコンピュータ
によって実行されると、以下の処理が実行される。

【００２６】まず、前記第１コンピュータにおいては、
入力処理によって所定のフォントが入力され、第１格納
処理によって前記印刷データが中間ファイルとして格納
され、判定処理によって、入力されたフォントが第２コ
ンピュータにインストールされているか否かが判定され
る。そして、第２格納処理によって、第２コンピュータ
にインストールされていないフォントを、第２コンピュ
ータにインストールされているフォントに変換するため
のフォント変換テーブルが格納され、送信処理によっ
て、入力されたフォントが第２コンピュータにインスト
ールされていないと判定された場合に、前記中間ファイ
ルと、前記フォント変換テーブルとが第２コンピュータ
に送信される。

【００２７】また、前記第２コンピュータにおいては、
受信処理によって、前記中間ファイルと前記フォント変
換テーブルとが受信され、印刷処理によって、前記フォ
ント変換テーブルに基づき、前記入力されたフォント
が、第２コンピュータにインストールされているフォン
トに変換され、前記中間ファイルに格納された印刷デー
タが処理される。

【００２８】上記課題に鑑み、請求項８に記載の発明
は、複数のコンピュータがインターネットを介してそれ
ぞれ接続され、第１コンピュータから第２コンピュータ
に前記インターネットを介して印刷すべき内容を示す印
刷データの伝送を実行させるためのコンピュータプログ
ラムを記録したコンピュータによって読取可能な記録媒
体であって、前記第１コンピュータが、所定のフォント
を入力するための入力処理と、前記印刷データを中間フ
ァイルとして格納する第１格納処理と、入力されたフォ
ントが第２コンピュータにインストールされているか否
かを判定するための判定処理と、第２コンピュータにイ
ンストールされていないフォントを、第２コンピュータ
にインストールされているフォントに変換するためのフ
ォント変換テーブル格納する第２格納処理と、入力され
たフォントが第２コンピュータにインストールされてい
ないと判定された場合に、前記中間ファイルと、前記フ
ォント変換テーブルとを第２コンピュータに送信する送
信処理と、を備え、前記第２コンピュータが、前記中間
ファイルと前記フォント変換テーブルとを受信するため
の受信処理と、前記フォント変換テーブルに基づき、前
記入力されたフォントを、第２コンピュータにインスト
ールされているフォントに変換して、前記中間ファイル
に格納された印刷データを処理する印刷処理と、を前記
コンピュータに実行させるためのプログラムを記録し、
コンピュータによって読取可能に構成される。

【００２９】以上のように構成されたコンピュータによ
って読取可能な記録媒体によれば、複数のコンピュータ
がそれぞれ接続されたインターネットにおいて、第１コ
ンピュータから第２コンピュータに前記インターネット
を介して印刷すべき内容を示す印刷データの伝送を実行
させるためのコンピュータプログラムが記録されてい
る。当該プログラムがコンピュータによって実行される
と、以下の処理が実行される。

【００３０】まず、前記第１コンピュータにおいては、
入力処理によって所定のフォントが入力され、第１格納
処理によって前記印刷データが中間ファイルとして格納
され、判定処理によって、入力されたフォントが第２コ
ンピュータにインストールされているか否かが判定され
る。そして、第２格納処理によって、第２コンピュータ
にインストールされていないフォントを、第２コンピュ
ータにインストールされているフォントに変換するため
のフォント変換テーブルが格納され、送信処理によっ
て、入力されたフォントが第２コンピュータにインスト
ールされていないと判定された場合に、前記中間ファイ
ルと、前記フォント変換テーブルとが第２コンピュータ
に送信される。

【００３１】また、前記第２コンピュータにおいては、
受信処理によって、前記中間ファイルと前記フォント変
換テーブルとが受信され、印刷処理によって、前記フォ
ント変換テーブルに基づき、前記入力されたフォント
が、第２コンピュータにインストールされているフォン
トに変換され、前記中間ファイルに格納された印刷デー
タが処理される。

【００３２】また、請求項９に記載の発明は、請求項７
又は８に記載の記録媒体において、前記入力されたフォ
ントが、前記フォント変換テーブルの第２コンピュータ
にインストールされていないフォントに属さない場合
に、前記印刷処理において、第２コンピュータにインス
トールされているフォントの中から所定のフォントを選
択し、当該選択されたフォントに基づき前記中間ファイ
ルに格納された印刷データを処理するように構成され
る。

【００３３】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。

【００３４】図１は、本発明の実施の形態に係る印刷デ
ータ伝送システムを示すブロック図であり、図２は、図
１に示す印刷データ伝送システムをインターネット上で
実現した場合の一例を示す構成図である。

【００３５】当該実施の形態に係る印刷データ伝送シス
テムは、印刷データを受信する受け手側コンピュータ１
００と、印刷データを送信する送り手側コンピュータ２
００とを備えている。

【００３６】受け手側コンピュータ１００は、図１に示
すように、コンピュータプログラムに従って種々の処理
及び制御を行うためのＣＰＵ１１０と、各種周辺システ
ムとの間でデータのやりとりを行うためのＩ／Ｏ部１２
０と、上記コンピュータプログラムを記憶したり、処理
中に得られたデータ等を一時的に記憶するためのメモリ
１３０と、キーボード、マウス又はタブレットなどから
なり、ユーザからの指示などを入力するための入力装置
１４０と、ＣＲＴや液晶ディスプレイからなり、データ
内容などを表示するためのモニタ１５０と、モニタ、タ
ーミナルアダプタ又はネットワークカードからなり、ネ
ットワークを介して他のシステムと通信を行うための通
信装置１６０と、各種データを格納するためのハードデ
ィスク装置１７０と、印刷データ内容(すなわち、カラ
ー画像など)を印刷することが可能なプリンタ１８０
と、ＣＤ−ＲＯＭドライブ装置１９０と、を備えてい
る。

【００３７】また、ＣＰＵ１１０は、上記コンピュータ
プログラムに従って動作することにより、送受信制御部
１１１、入力処理部１１２、表示処理部１１３及び印刷
処理部１１４として機能する。さらに、印刷処理部１１
４は、フォント変換処理部１１５と、印刷データをドッ
ト単位の色情報に変換するラスタライザ１１７と、ドッ
ト単位に変換された画像情報（階調データ）に対してプ
リンタ１８０の発色の特性に応じた色補正を行う色補正
部１１８と、色補正された後の画像情報からドット単位
のインクの有無によりある面積での濃度を表現するいわ
ゆるハーフトーンの画像情報を生成するＨ／Ｔ処理部１
１９と、を備えている。印刷処理部によって種々の処理
が施された生成された印刷データが、Ｉ／Ｏ部１２０を
介してプリンタ１８０に供給される。

【００３８】ハードディスク装置１１７には、送り手側
コンピュータ２００から送信された印刷コマンドを格納
するスプールファイル１７１と、受け手側コンピュータ
１００にインストールされているフォントデータ１７２
と、が格納される。

【００３９】一方、送り手側コンピュータ２００も、受
け手側コンピュータ１００とほぼ同様に、ＣＰＵ２１０
と、Ｉ／Ｏ部２２０と、メモリ２３０と、入力装置２４
０と、モニタ２５０と、通信装置２６０と、ハードディ
スク装置２７０と、ＣＤ−ＲＯＭドライブ装置２９０
と、を備えている。

【００４０】また、ＣＰＵ２１０も、上記コンピュータ
プログラムに従って動作することによって送受信制御部
２１１、入力処理部２１２、及び表示処理部２１３とし
て機能する。

【００４１】入力処理部２１２は、印刷ジョブを受信し
て、当該印刷ジョブを印刷データとしての中間言語に変
換し、当該印刷データをハードディスク装置２７０内に
中間ファイル２７１として格納する。ここで、「中間フ
ァイル」とは、印刷するページ内の全オブジェクトを記
述できる高級言語（PDL）によって記述された中間言語
のファイルのことをいう（当該明細書中、単に「中間フ
ァイル」と称する）。

【００４２】送受信制御部２１１は、中間ファイル２７
１として格納されている印刷データを、通信装置２６０
を介して受け手側コンピュータ１００に送信する。

【００４３】さらに、ハードディスク装置２７０内に
は、送信すべき印刷データを有する中間ファイル２７１
と、受け手側コンピュータ１００にインストールされて
いないフォントをユーザが指定した場合に、その指定さ
れたフォントを、受け手側コンピュータにインストール
されている他のフォントに変換するためのフォント変換
テーブル２７２と、が格納される。フォント変換テーブ
ルの一例を表１に示す。

【００４４】

【表１】

【００４５】表１において、左欄に受け手側コンピュー
タにインストールされていないフォントを示し、右欄に
受け手側コンピュータにインストールされている、変換
されるフォントを示す。具体的には、例えば、ユーザ
が、受け手側コンピュータにインストールされていない
フォント「細明朝体」を指定した場合には、受け手側コ
ンピュータにインストールされているフォント「平成明
朝体」に変換される。

【００４６】なお、送り手側コンピュータ２００が第１
コンピュータに対応し、入力装置２４０が入力手段に対
応し、ハードディスク装置２７０内に格納される中間フ
ァイル２７１が中間ファイルに対応する。そして、ＣＰ
Ｕ２１０が判定手段に対応し、ハードディスク装置２７
０内に格納されるフォント変換テーブル２７２がフォン
ト変換テーブルに対応し、送受信制御部２１１及び通信
装置２６０が送信手段に対応している。また、受け手側
コンピュータ１００が第２コンピュータに対応し、通信
装置１６０及び送受信制御部１１１が受信手段に対応
し、印刷処理部１１１が印刷処理手段に対応している。

【００４７】当該実施の形態においては、図１に示す受
け手側コンピュータ１００と、送り手側コンピュータ２
００とは、図２に示すように、インターネット６００を
介して接続されている。図２では、受け手側コンピュー
タ１００を受け手側コンピュータ本体１０１及びプリン
タＡ（１８０）として表し、送り手側コンピュータ２０
０を送り手側コンピュータ本体２０１として表してい
る。当該実施の形態において、コンピュータ本体は、例
えば、図１に示すＣＰＵ、メモリ、Ｉ／Ｏ部、通信装置
及びハードディスク装置で構成されているものとする。
従って、入力装置、モニタ及びプリンタはコンピュータ
本体には含まれない。なお、これらのうち、図２では入
力装置及びモニタは省略されている。

【００４８】インターネット６００には、その他にも、
送り手側コンピュータ本体４０１及び受け手側コンピュ
ータ本体３０１、５０１が接続されている。このうち、
受け手側コンピュータ本体３０１には、２つのプリン
タ、すなわちプリンタＢ（３１０）及びプリンタＣ（３
２０）とが接続されている。一方、受け手側コンピュー
タ本体５０１には、ＬＡＮ（ローカルエリアネットワー
ク）７００を介して、３つのプリンタ、すなわちプリン
タＤ（５１０）、プリンタＥ（５２０）及びプリンタＦ
（５３０）が接続されている。

【００４９】従って、当該実施の形態の場合、送り手側
コンピュータ本体２０１又は４０１から印刷データをイ
ンターネット６００を介して送信して、その印刷データ
によって表される内容を印刷できるプリンタは、図２か
ら明らかなように、プリンタＡ〜プリンタＦの６つのプ
リンタである。

【００５０】なお、当該実施の形態では、上記のよう
に、コンピュータ本体は、ＣＰＵ、メモリ、Ｉ／Ｏ部、
通信装置及びハードディスク装置で構成されているもの
としたが、コンピュータの形態によっては、入力装置、
モニタ、又はプリンタなどもコンピュータに含まれる場
合、すなわちコンピュータ本体と一体化している場合も
ある。

【００５１】また、図２においては、各コンピュータ本
体はインターネット６００に直接接続されているが、多
くの場合、インターネット６００には、電話通信網、Ｌ
ＡＮなどの他のネットワークを介して間接的に接続され
ている。

【００５２】ところで、上記のように、受け手側コンピ
ュータ１００内では、ＣＰＵ１１０がコンピュータプロ
グラムに従って動作することによって、送受信制御部１
１１、入力処理部１１２、表示処理部１１３及び印刷処
理部１１４として機能し、受け手側コンピュータ２００
内では、ＣＰＵ２１０がコンピュータプログラムに従っ
て動作することによって、送受信制御部２１１、入力処
理部２１２及び表示処理部２１３として機能する。当該
実施の形態では、このようなコンピュータプログラム
は、それぞれ、記録媒体であるＣＤ−ＲＯＭ１９５、２
９５に記録された形態で提供され、ＣＤ−ＲＯＭドライ
ブ装置１９０、２９０により読み出され、受け手側コン
ピュータ１００内、送り手側コンピュータ２００内に取
り込まれる。取り込まれたコンピュータプログラムは、
それぞれのハードディスク装置１７０、２７０に転送さ
れ、その後、起動時などに各メモリ１３０，２３０に転
送される。

【００５３】このように、当該実施の形態では、コンピ
ュータプログラムをコンピュータによって読取可能に記
録する「記録媒体」としてＣＤ−ＲＯＭを利用すること
を説明したが、その他にも、フレキシブルディスク、光
磁気ディスク、ＩＣカード、ＲＯＭカートリッジ、パン
チカード、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、
コンピュータの内部記憶装置（ＲＡＭやＲＯＭなどのメ
モリ）及び外部記憶装置などの、コンピュータが読取可
能な種々の媒体を利用することができる。

【００５４】また、コンピュータプログラムは、このよ
うな記録媒体に記録された形態での提供の他ネットワー
クを介して、コンピュータを供給するプログラムサーバ
（図示せず）にアクセスして、プログラムサーバから受
け手側コンピュータ１００内や送り手側コンピュータ２
００内に取り込むようにしても良い。

【００５５】また、上記コンピュータプログラムの一部
は、オペレーティングシステムプログラムによって構成
するようにしても良い。さらにまた、当該実施の形態に
おいては、受け手側コンピュータ１００において、送受
信制御部１１１、入力処理部１１２、表示処理部１１３
及び印刷処理部１１４を、送り手側コンピュータ２００
において、送受信制御部２１１、入力処理部２１２、及
び表示処理部２１３をそれぞれソフトウエアによって実
現しているが、これらはハードウエアによって実現する
こともできる。

【００５６】図３は、図１の印刷データ伝送システムに
おける処理手順を示すフローチャートである。以下、図
３を参照して、図１の印刷データ伝送システムの動作を
説明する。

【００５７】まず、送り手側のコンピュータ２００のＣ
ＰＵ２１０は、ユーザが入力装置２４０を用いて印刷デ
ータ送信処理開始の指示を入力したか否かを判定し（ス
テップ２）、当該送信処理開始の指示が入力されるまで
待機する。そして、送り手側コンピュータ２００のユー
ザが入力装置２４０を用いて印刷データ送信処理開始の
指示を入力すると（ステップ２、YES）、入力処理部２
１２は当該指示を送受信制御部２１１に送信する。

【００５８】そして、送受信制御部２１１は、通信装置
２６０を介して、印刷データを送信する受け手側コンピ
ュータ１００との間で通信を確立した後、その受け取っ
た送信処理開始の指示を受け手側コンピュータ１００に
向かって送信する（ステップ４）。

【００５９】次に、ＣＰＵ２１０は、印刷設定情報及び
印刷データ送信指示の入力があったか否かを判断し（ス
テップ６）、印刷設定情報及び送信指示の入力があるま
で待機する（ステップ６、NO）。印刷設定情報として
は、印刷データの内容を印刷させるプリンタの選択；フ
ォントの選択；ユーザ定義の用紙サイズ、給紙方法、印
刷の向き、印刷サイズなど印刷設定項目；印刷部数、印
刷範囲、印刷品質、用紙の種類、インクの色などの印刷
指定項目；ユーザ定義の透かし文字列情報、各文字の大
きさ・位置・回転角度・文字色・円（四角囲み）を付す
るか否かなどの透かし情報などが含まれる。

【００６０】印刷設定情報及び印刷データ送信指示の入
力があると（ステップ６、YES）、入力処理部２１２に
よる処理及び送り手側送受信制御部２１１による処理が
行われる（ステップ８）。

【００６１】図４に、入力処理部２１２による処理手順
を示し、図５に、送り手側送受信制御部２１１による処
理手順を示す。

【００６２】まず、図４を参照して、入力処理部２１２
による処理手順を説明する。

【００６３】印刷ジョブが入力されると、入力処理部２
１２は、中間ファイル２７１にジョブ開始コマンドを出
力して（ステップ２２）、印刷ジョブを印刷データとし
ての中間言語に変換するとともに、変換された印刷デー
タとしての中間言語を中間ファイル２７１に記録する
（ステップ２４）。ステップ２４は、印刷ジョブの終了
が通知されるまで（ステップ２６、NO）繰り返される。

【００６４】一方、入力処理部２１２は、印刷ジョブの
終了が通知されると（ステップ２６、YES）、終了コマ
ンドを中間ファイル２７１に出力して中間ファイル２７
１への印刷データ出力を終了する。

【００６５】次に、入力処理部２１２は、受け手側コン
ピュータにインストールされていないフォントがユーザ
によって指定されたか否かを判断し（ステップ２８）、
受け手側コンピュータにインストールされていないフォ
ントがユーザによって指定された場合（ステップ２８、
YES）には、フォント変換指示を送受信制御部２１１に
出力する（ステップ３０）。

【００６６】その後、受け手側コンピュータにインスト
ールされているフォントがユーザによって指定された場
合（ステップ２８、NO）、又は受け手側コンピュータに
インストールされていないフォントがユーザによって指
定された場合（ステップ２８、YES）には、フォント変
換指示を送受信制御部２１１に出力後（ステップ３
０）、ジョブ終了コマンドを中間ファイル２７１に出力
して（ステップ３２）、中間ファイル２７１への印刷コ
マンドデータ出力を終了する。

【００６７】次に、図５を参照して、送り手側送受信制
御部２１１の処理手順を説明する。

【００６８】送り手側送受信制御部２１１は、中間ファ
イル２７１の生成が終了したか否かを判断し（ステップ
４０）、中間ファイル２７１の生成が終了するまで待機
する。中間ファイル２７１の生成が終了すると（ステッ
プ４０、YES）、送り手側送受信制御部２１１は、中間
ファイル２７１を受け手側コンピュータ１００に対して
送信する（ステップ４２）。

【００６９】次に、送り手側送受信制御部２１１は、中
間ファイルの送信終了後（ステップ４６、YES）、入力
処理部２１１からステップ３０におけるフォント変換指
示が送信されたか否かを判断し（ステップ４８）、入力
処理部２１１からステップ３０におけるフォント変換指
示が送信された場合（ステップ４８、YES）には、フォ
ント変換指示とともに、前記中間ファイルにフォント変
換テーブル２７２を付加して、受け手側コンピュータ１
００に対して送信して（ステップ５０）、処理を終了す
る。入力処理部２１１からステップ３０におけるフォン
ト変換指示が送信されなかった場合（ステップ４８、N
O）には、中間ファイルの送信終了後、処理を終了す
る。

【００７０】このようにして、入力処理部２１２による
処理（図４）及び送り手側送受信制御部２１１による処
理（図５）が終了すると、受け手側コンピュータ１００
による処理が行われる（ステップ１０）。

【００７１】図６に、受け手側コンピュータ１００によ
る処理手順を示す。以下、図６を参照して、受け手側コ
ンピュータ１００による処理手順を説明する。

【００７２】まず、受け手側コンピュータ１００では、
通信装置１６０を介して、送信されてきた中間ファイル
２７１を受信すると、当該受信した中間ファイルを一旦
ハードディスク装置１７０内のスプールファイル１７１
内に格納してから、中間ファイル内の印刷データを順次
印刷処理部１１４に供給する（ステップ６０）。

【００７３】次に、受け手側コンピュータ１００のＣＰ
Ｕ１１０は、送り手側コンピュータ２００からフォント
変換の指示が送信されたか否かを判断する（ステップ６
２）。送り手側コンピュータ２００からフォント変換の
指示が送信された場合（ステップ６２、YES）には、フ
ォント変換テーブルを受信してハードディスク装置１７
０内に一旦格納してから、印刷処理部１１４に供給する
（ステップ６４）。

【００７４】そして、印刷処理部１１４は、ユーザによ
って指定されたフォントがフォント変換テーブルの「ユ
ーザ指定のフォント（表１の例では、左欄）」に存在す
るか否かを判断する（ステップ６６）。ユーザによって
指定されたフォントがフォント変換テーブルの「ユーザ
指定のフォント」に存在しない場合（ステップ６６、N
O）、フォント変換処理部１１５は、フォントデータ１
７２に格納されたフォントの中から最も類似するフォン
トを選択して、これをラスタライザ１１７に送信する
（ステップ６８）。

【００７５】一方、ユーザによって指定されたフォント
がフォント変換テーブルの「ユーザ指定のフォント」に
存在する場合（ステップ６６、YES）、フォント変換処
理部１１５は、フォント変換テーブルに基づき、ユーザ
が指定したフォントの代わりに、受け手側コンピュータ
にインストールされている所定のフォントに関するフォ
ントデータをハードディスク装置１７１のフォントデー
タ格納領域１７２から取得して、ラスタライザ１１７に
送信する（ステップ７２）。表１の例では、ユーザが
「細明朝体」を指定した場合には、「細明朝体」に対応
する表１右欄の「平成明朝体」に関するフォントデータ
が取得され、ラスタライザ１１７に供給される。

【００７６】その後、印刷コマンドデータ及びフォント
データに基づき、ラスタライザ１１７での処理が行われ
る（ステップ７４）。ラスタライザ１１７は、プリンタ
１８０の解像度に合わせたビットマップへの展開を行う
とともに、ユーザによって指定されたフォント（ステッ
プ６２がNOの場合）、変換されたフォント（ステップ６
６、YES及びステップ７２の場合）、又は選択されたフ
ォント（ステップ６６、NO及びステップ６８の場合）の
データに基づきフォント展開を行う。

【００７７】ラスタライザ１１７での処理の後、色補正
部１１８及びＨ／Ｔ処理部１１９での処理が行われる
（ステップ７６）。色補正部１１８は、図示しないルッ
クアップテーブル（ＬＵＴ）によってレッドＲ、グリー
ンＧ、ブルーＢを、シアンＣ、マゼンタＭ、イェロー
Ｙ、ピュアブラックＫにそれぞれ変換する。また、Ｈ／
Ｔ処理部１１９は、ディザ、誤差拡散等の既知のハーフ
トーン処理を行う。そして、用紙の種類によって、例え
ば、専用光沢紙の場合は誤差拡散が選択され、普通紙の
場合はディザが選択される等して、Ｈ／Ｔ処理が変更さ
れる。

【００７８】印刷処理部１１４は、以上の処理が終了す
ると、印刷データをＩ／Ｏ部１２０を介してプリンタ１
８０に出力して（ステップ７８）、プリンタ１８０は入
力された印刷データに基づき印刷用紙に印刷データの内
容を印刷する（ステップ１２）。

【００７９】以上のようにして、中間ファイル２７０
に、フォント変換テーブル２７２を付加して、送り手側
コンピュータ２００から受け手側コンピュータ１００に
送信するので、受け手側コンピュータ１００にインスト
ールされていないフォントがユーザによって指定された
場合であっても、受け手側コンピュータ１００の印刷処
理部１１４において、フォント変換テーブルに基づいて
フォント変換が行われるので、支障なく印刷を行うこと
ができる。

【００８０】

【発明の効果】本発明による印刷データの伝送を実行さ
せるためのコンピュータプログラムの実行による印刷デ
ータ伝送システム及び方法によれば、第１コンピュータ
において、入力されたフォントが第２コンピュータにイ
ンストールされていないと判定された場合、中間ファイ
ルと、フォント変換テーブルとを第２コンピュータに送
信し、第２コンピュータにおいて、フォント変換テーブ
ルに基づき、入力されたフォントを、第２コンピュータ
にインストールされているフォントに変換して、中間フ
ァイルに格納された印刷データを処理しているので、第
２コンピュータにインストールされていないフォントが
ユーザによって指定された場合であっても、支障なく印
刷を行わせることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一つの実施の形態に係る印刷データ伝
送システムを示すブロック図である。

【図２】図１の印刷データ伝送システムをインターネッ
ト上で実現した場合の一例を示す構成図である。

【図３】図１の印刷データ伝送システムにおける処理手
順を示すフローチャートである。

【図４】入力処理部２１２による処理手順を示すフロー
チャートである。

【図５】送り手側送受信制御部２１１による処理手順を
示すフローチャートである。

【図６】受け手側コンピュータによる処理手順を示すフ
ローチャートである。

【符号の説明】

１００ 受け手側コンピュータ ２００ 送り手側コンピュータ １１０、２１０ ＣＰＵ １１１、２１１ 送受信制御部 １１２、２１２ 入力処理部 １１３、２１３ 表示処理部 １１４ 印刷処理部 １１５ フォント変換処理部 １１７ ラスタライザ １１８ 色補正部 １１９ Ｈ／Ｔ処理部 １２０、２２０ Ｉ／Ｏ処理部 １３０、２３０ メモリ １４０、２４０ 入力装置 １５０、２５０ モニタ １６０、２６０ 通信装置 １７０、２７０ ハードディスク装置 １７１ スプールファイル １７２ 付加情報データ １８０ プリンタ １９０、２９０ ＣＤ−ＲＯＭドライブ装置 １９５、２９５ ＣＤ−ＲＯＭ ２７１ 中間ファイル ２７２ 付加情報

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数のコンピュータがそれぞれ接続され
   たコンピュータネットワークにおいて、第１コンピュー
   タから第２コンピュータに前記コンピュータネットワー
   クを介して印刷すべき内容を示す印刷データを伝送する
   印刷データ伝送システムであって、 前記第１コンピュータが、 所定のフォントを入力するための入力手段と、 前記印刷データを格納する中間ファイルと、 入力されたフォントが第２コンピュータにインストール
   されているか否かを判定するための判定手段と、 第２コンピュータにインストールされていないフォント
   を、第２コンピュータにインストールされているフォン
   トに変換するためのフォント変換テーブルと、 入力されたフォントが第２コンピュータにインストール
   されていないと判定された場合に、前記中間ファイル
   と、前記フォント変換テーブルとを第２コンピュータに
   送信する送信手段と、 を備え、 前記第２コンピュータが、 前記中間ファイルと前記フォント変換テーブルとを受信
   するための受信手段と、 前記フォント変換テーブルに基づき、前記入力されたフ
   ォントを、第２コンピュータにインストールされている
   フォントに変換して、前記中間ファイルに格納された印
   刷データを処理する印刷処理手段と、 を備えている印刷データ伝送システム。
2. 【請求項２】 複数のコンピュータがインターネットを
   介してそれぞれ接続され、第１コンピュータから第２コ
   ンピュータに前記インターネットを介して印刷すべき内
   容を示す印刷データを伝送する印刷データ伝送システム
   であって、 前記第１コンピュータが、 所定のフォントを入力するための入力手段と、 前記印刷データを格納する中間ファイルと、 入力されたフォントが第２コンピュータにインストール
   されているか否かを判定するための判定手段と、 第２コンピュータにインストールされていないフォント
   を、第２コンピュータにインストールされているフォン
   トに変換するためのフォント変換テーブルと、 入力されたフォントが第２コンピュータにインストール
   されていないと判定された場合に、前記中間ファイル
   と、前記フォント変換テーブルとを第２コンピュータに
   送信する送信手段と、 を備え、 前記第２コンピュータが、 前記中間ファイルと前記フォント変換テーブルとを受信
   するための受信手段と、 前記フォント変換テーブルに基づき、前記入力されたフ
   ォントを、第２コンピュータにインストールされている
   フォントに変換して、前記中間ファイルに格納された印
   刷データを処理する印刷処理手段と、 を備えている印刷データ伝送システム。
3. 【請求項３】 請求項１又は２に記載の印刷データ伝送
   システムにおいて、前記入力されたフォントが、前記フ
   ォント変換テーブルの第２コンピュータにインストール
   されていないフォントに属さない場合に、前記印刷処理
   手段が、第２コンピュータにインストールされているフ
   ォントの中から所定のフォントを選択し、当該選択され
   たフォントに基づき前記中間ファイルに格納された印刷
   データを処理する印刷データ伝送システム。
4. 【請求項４】 複数のコンピュータがそれぞれ接続され
   たコンピュータネットワークにおいて、第１コンピュー
   タから第２コンピュータに前記コンピュータネットワー
   クを介して印刷すべき内容を示す印刷データを伝送する
   印刷データ伝送方法であって、 前記第１コンピュータが、 所定のフォントを入力するための入力工程と、 前記印刷データを中間ファイルとして格納する第１格納
   工程と、 入力されたフォントが第２コンピュータにインストール
   されているか否かを判定するための判定工程と、 第２コンピュータにインストールされていないフォント
   を、第２コンピュータにインストールされているフォン
   トに変換するためのフォント変換テーブルを格納する第
   ２格納工程と、 入力されたフォントが第２コンピュータにインストール
   されていないと判定された場合に、前記中間ファイル
   と、前記フォント変換テーブルとを第２コンピュータに
   送信する送信工程と、 を備え、 前記第２コンピュータが、 前記中間ファイルと前記フォント変換テーブルとを受信
   するための受信工程と、 前記フォント変換テーブルに基づき、前記入力されたフ
   ォントを、第２コンピュータにインストールされている
   フォントに変換して、前記中間ファイルに格納された印
   刷データを処理する印刷処理工程と、 を備えている印刷データ伝送方法。
5. 【請求項５】 複数のコンピュータがインターネットを
   介してそれぞれ接続され、第１コンピュータから第２コ
   ンピュータに前記インターネットを介して印刷すべき内
   容を示す印刷データを伝送する印刷データ伝送方法であ
   って、 前記第１コンピュータが、 所定のフォントを入力するための入力工程と、 前記印刷データを中間ファイルとして格納する第１格納
   工程と、 入力されたフォントが第２コンピュータにインストール
   されているか否かを判定するための判定工程と、 第２コンピュータにインストールされていないフォント
   を、第２コンピュータにインストールされているフォン
   トに変換するためのフォント変換テーブルを格納する第
   ２格納工程と、 入力されたフォントが第２コンピュータにインストール
   されていないと判定された場合に、前記中間ファイル
   と、前記フォント変換テーブルとを第２コンピュータに
   送信する送信工程と、 を備え、 前記第２コンピュータが、 前記中間ファイルと前記フォント変換テーブルとを受信
   するための受信工程と、 前記フォント変換テーブルに基づき、前記入力されたフ
   ォントを、第２コンピュータにインストールされている
   フォントに変換して、前記中間ファイルに格納された印
   刷データを処理する印刷処理工程と、 を備えている印刷データ伝送方法。
6. 【請求項６】 請求項４又は５に記載の印刷データ伝送
   方法において、前記入力されたフォントが、前記フォン
   ト変換テーブルの第２コンピュータにインストールされ
   ていないフォントに属さない場合に、前記印刷処理工程
   において、第２コンピュータにインストールされている
   フォントの中から所定のフォントを選択し、当該選択さ
   れたフォントに基づき前記中間ファイルに格納された印
   刷データを処理する印刷データ伝送方法。
7. 【請求項７】 複数のコンピュータがそれぞれ接続され
   たコンピュータネットワークにおいて、第１コンピュー
   タから第２コンピュータに前記コンピュータネットワー
   クを介して印刷すべき内容を示す印刷データの伝送を実
   行させるためのコンピュータプログラムを記録したコン
   ピュータによって読取可能な記録媒体であって、 前記第１コンピュータが、 所定のフォントを入力するための入力処理と、 前記印刷データを中間ファイルとして格納する第１格納
   処理と、 入力されたフォントが第２コンピュータにインストール
   されているか否かを判定するための判定処理と、 第２コンピュータにインストールされていないフォント
   を、第２コンピュータにインストールされているフォン
   トに変換するためのフォント変換テーブルを格納する第
   ２格納処理と、 入力されたフォントが第２コンピュータにインストール
   されていないと判定された場合に、前記中間ファイル
   と、前記フォント変換テーブルとを第２コンピュータに
   送信する送信処理と、 を備え、 前記第２コンピュータが、 前記中間ファイルと前記フォント変換テーブルとを受信
   するための受信処理と、 前記フォント変換テーブルに基づき、前記入力されたフ
   ォントを、第２コンピュータにインストールされている
   フォントに変換して、前記中間ファイルに格納された印
   刷データを処理する印刷処理と、 を前記コンピュータに実行させるためのプログラムを記
   録したコンピュータによって読取可能な記録媒体。
8. 【請求項８】 複数のコンピュータがインターネットを
   介してそれぞれ接続され、第１コンピュータから第２コ
   ンピュータに前記インターネットを介して印刷すべき内
   容を示す印刷データの伝送を実行させるためのコンピュ
   ータプログラムを記録したコンピュータによって読取可
   能な記録媒体であって、 前記第１コンピュータが、 所定のフォントを入力するための入力処理と、 前記印刷データを中間ファイルとして格納する第１格納
   処理と、 入力されたフォントが第２コンピュータにインストール
   されているか否かを判定するための判定処理と、 第２コンピュータにインストールされていないフォント
   を、第２コンピュータにインストールされているフォン
   トに変換するためのフォント変換テーブル格納する第２
   格納処理と、 入力されたフォントが第２コンピュータにインストール
   されていないと判定された場合に、前記中間ファイル
   と、前記フォント変換テーブルとを第２コンピュータに
   送信する送信処理と、 を備え、 前記第２コンピュータが、 前記中間ファイルと前記フォント変換テーブルとを受信
   するための受信処理と、 前記フォント変換テーブルに基づき、前記入力されたフ
   ォントを、第２コンピュータにインストールされている
   フォントに変換して、前記中間ファイルに格納された印
   刷データを処理する印刷処理と、 を前記コンピュータに実行させるためのプログラムを記
   録したコンピュータによって読取可能な記録媒体。
9. 【請求項９】 請求項７又は８に記載の記録媒体におい
   て、前記入力されたフォントが、前記フォント変換テー
   ブルの第２コンピュータにインストールされていないフ
   ォントに属さない場合に、前記印刷処理において、第２
   コンピュータにインストールされているフォントの中か
   ら所定のフォントを選択し、当該選択されたフォントに
   基づき前記中間ファイルに格納された印刷データを処理
   する記録媒体。