JP2000321926A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000321926A
JP2000321926A JP11130484A JP13048499A JP2000321926A JP 2000321926 A JP2000321926 A JP 2000321926A JP 11130484 A JP11130484 A JP 11130484A JP 13048499 A JP13048499 A JP 13048499A JP 2000321926 A JP2000321926 A JP 2000321926A
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JP11130484A
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Inventor
Junji Nakai
順二 中井
Masanori Katsuki
政徳 香月
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザによる画像形成用紙の仕分け作業の効
率化あるいは画像形成速度の高速化を計ることにより、
生産性を向上させる。 【解決手段】 複数部が設定され、且つソートモードあ
るいはスタックモードが設定されたとき、CPU609
が、ROM610内のプログラムに従い、書き込みユニ
ット607を含むプロッタ(画像形成手段)による画像
形成を同一部単位あるいは同一頁単位で行なわせ、その
同一部の先頭頁又は最終頁あるいは同一頁の先頭部又は
最終部の画像形成を行なわせるのに先立ち、該当する画
像情報が90度又は270度回転されるように、その画
像情報を画像メモリコントローラ608により画像メモ
リ612から読み出す際のアドレスを変換すると共に、
現在選択中の給紙口にセットされている用紙と同一サイ
ズでセット方向が異なる用紙が給紙されるように、給紙
口を変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、デジタル複写
機,ファクシミリ装置,プリンタ等の各種の画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、画像形成装置であるデジタル複
写機では、リピートコピー(予め設定された部数分のコ
ピー)を行なう場合、原稿の画像情報をスキャナにより
読み取って画像記憶手段に記憶した後、その画像情報を
読み出して給紙手段によって給紙した用紙(転写紙)上
に画像形成(コピー)する画像形成処理を予め設定され
た部数分だけ繰り返し行なうようにしている。
【0003】このような画像形成装置として、例えば複
数部が設定され、且つ排出される画像形成後の用紙を同
一部毎に揃えるソートモードが設定されたとき、同一部
のコピー(画像形成)が終了する毎に、次の部のコピー
に必要な画像情報が頁単位で90度又は270度回転さ
れるように、その画像情報を画像記憶手段から読み出す
際のアドレスを変換すると共に、給紙手段における現在
選択中の給紙口にセットされている用紙と同一サイズで
セット方向が異なる用紙が給紙されるように、給紙口を
変更するようにしたものがある(例えば特開平2−46
065号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像形成装置においては、ソートモードが設
定された場合、横向きの用紙(長手方向が給紙方向と直
交する用紙)の給紙と縦向きの用紙(長手方向が給紙方
向と一致する用紙)の給紙を、同一部のコピー(画像形
成)が終了する毎に切り替えて行なうことになるため、
次のような問題があった。
【0005】すなわち、縦向きの用紙は横向きの用紙に
比べて搬送方向長が長いため、縦向きの用紙の給紙を行
なっている時はコピー時間が長くなってしまい、結果的
にユーザによる操作パネル上のキー操作によってコピー
開始が指示されてからユーザによるコピー用紙(画像形
成用紙)の仕分け作業が終了するまでに多くの時間がか
かり、生産性の低下につながる。
【0006】また、上述したような従来の画像形成装置
においては、部数を複数設定することができないため、
例えばX宛に20部,Y宛に10部,Z宛に30部のコ
ピー用紙が必要な場合、合計60部のコピーを行なった
後、ユーザが60部のコピー用紙をX宛に20部,Y宛
に10部,Z宛に30部と仕分けしなければならず、非
常に作業性が悪く、やはり生産性の低下につながる。
【0007】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、画像形成装置において、ユーザによる画像形成
用紙の仕分け作業の効率化あるいは画像形成速度の高速
化を計ることにより、生産性を向上させることを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、画像形成条
件を設定する画像形成条件設定手段と、画像情報を少な
くとも1頁分以上記憶する画像記憶手段と、転写紙を給
紙する複数の給紙口を有する給紙手段と、画像記憶手段
から読み出される画像情報を給紙手段によって給紙され
た用紙上に画像形成する画像形成手段と、画像形成条件
設定手段によって設定された画像形成条件に従って給紙
手段および画像形成手段の動作をそれぞれ制御する制御
手段とを有する画像形成装置において、上記の目的を達
成するため、次のようにしたことを特徴とする。
【0009】請求項1の発明は、画像形成条件設定手段
に、同一頁の画像形成枚数である部数を設定する手段
と、排出される画像形成後の用紙を同一部毎に揃えるソ
ートモードを設定する手段と、排出される画像形成後の
用紙を同一頁毎に揃えるスタックモードを設定する手段
とを備え、制御手段に、画像形成条件設定手段により、
複数部が設定され、且つソートモードあるいはスタック
モードが設定されたとき、画像形成手段による画像形成
を同一部単位あるいは同一頁単位で行なわせ、その同一
部の先頭頁又は最終頁あるいは同一頁の先頭部又は最終
部の画像形成を行なわせるのに先立ち、該当する画像情
報が90度又は270度回転されるように、その画像情
報を画像記憶手段から読み出す際のアドレスを変換する
と共に、給紙手段における現在選択中の給紙口にセット
されている用紙と同一サイズでセット方向が異なる用紙
が給紙されるように、給紙口を変更する手段を設けたも
のである。
【0010】請求項2の発明は、画像形成条件設定手段
に、同一頁の画像形成枚数である部数を複数設定する手
段を備え、制御手段に、画像形成条件設定手段により部
数が複数設定されたとき、画像形成手段による上記設定
されたいずれかの部数分の画像形成が終了する毎に、上
記設定された他の部数分の画像形成を行なわせるために
必要な画像情報が頁単位で90度又は270度回転され
るように、その画像情報を画像記憶手段から読み出す際
のアドレスを変換すると共に、給紙手段における現在選
択中の給紙口にセットされている用紙と同一サイズでセ
ット方向が異なる用紙が給紙されるように、給紙口を変
更する手段を設けたものである。
【0011】請求項3の発明は、画像形成条件設定手段
に、複数の宛先を設定する手段と、該手段によって設定
される宛先毎に同一頁の画像形成枚数である部数を設定
する手段とを備え、制御手段に、画像形成条件設定手段
により複数の宛先およびその各宛先毎に部数が設定され
たとき、画像形成手段による上記設定されたいずれかの
宛先に対応する通常の画像形成を開始させる直前あるい
はその画像形成が対応する部数分終了する毎に、その宛
先を示す画像形成を画像形成手段に行なわせる手段を設
けたものである。
【0012】請求項4の発明は、請求項3の画像形成装
置において、制御手段に、上記宛先を示す画像形成を行
なわせる際に、給紙手段における現在選択中の給紙口に
セットされている用紙と異なる用紙が給紙されるよう
に、給紙口を変更する手段を設けたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図2は、この発明の一実
施形態であるデジタル複写機の機構部の構成例を示す図
である。
【0014】このデジタル複写機は、概略的に、複写機
本体1と、自動原稿給送装置(以下「ADF」という)
100,排紙トレイ200,給紙ユニット(バンク)3
00とによって構成されている。ADF100は、原稿
台101上に積載された原稿を1枚ずつ自動給送して複
写機本体1側のコンタクトガラス10上にセットし、ス
キャナによる画像情報の読み取り後、原稿排出トレイ1
05上に排出するように構成されている。
【0015】原稿台101上の原稿は、図示しないサイ
ドフェンスにより幅方向が揃えられ、給送ローラ102
により一番下の原稿から分離されて給送され、搬送ベル
ト103によりコンタクトガラス10上に搬送される。
原稿給送部107には、原稿幅検知センサ108及び原
稿長さ検知センサ109が設けられている。その両セン
サ108,109により、原稿台101上から給送され
る原稿のサイズを検知する。
【0016】コンタクトガラス10上の原稿は、その画
像情報の読み取りが終了した後、搬送ベルト103及び
排出ローラ104により、原稿排出トレイ105上に排
出される。
【0017】また、原稿両面の画像情報を読み取る場合
には、原稿台101上の原稿は給送ローラ102により
一番下の原稿から分離されて給送され、搬送ベルト10
3によりコンタクトガラス10上を通過して反転爪10
6により反転され、再びコンタクトガラス10上に搬送
されて裏面の画像情報が読み取られる。
【0018】裏面の画像情報の読み取りが終了した原稿
は、搬送ベルト103により搬送されて反転爪106に
より再び反転され、再びコンタクトガラス10上に搬送
されて表面の画像情報が読み取られる。表面の画像情報
の読み取りが終了した原稿は、搬送ベルト103及び排
出ローラ104により、原稿排出トレイ105上に排出
される。
【0019】ここで、例えば図3に示すように、ADF
100はヒンジ81,82を中心に矢示方向に開閉可能
であり、ヒンジ81の近傍の複写機本体1の上面には爪
83が設けられ、ADF100を閉じた時に爪83が対
向する位置のADF100の下面には図示しない孔が設
けられており、ADF100を閉じると爪83が孔に挿
通されるようになっている。
【0020】また、この孔に隣接して、その孔に挿通さ
れる爪83の有無を検出するリフトアップ検知センサ8
5および原稿検知タイミングセンサ86が設けられてい
る。リフトアップ検知センサ85は、ADF100が完
全に閉じられている(リフトダウン)時に爪83を検出
してオン状態になり、ADF100が開いている(リフ
トアップ)時にオフ状態になる。なお、完全に閉じられ
ている状態とは、ADF100の下面側の一部が複写機
本体1の上面に接触している状態をいう。
【0021】原稿検知タイミングセンサ86は、後述す
る原稿サイズ検知センサの検出結果に基づいてコンタク
トガラス10上にある原稿のサイズを検知するタイミン
グを制御するために設けられており、ADF100の開
放角度が所定角度以内になると、爪83を検知してオン
状態になるようになっている。
【0022】この所定角度はわずかな角度であり、オペ
レータが手でADF100を開くと、リフトアップ検知
センサ85および原稿検知タイミングセンサ86の両方
がオフ状態になるようになっている。87,88は、端
面スケールである。コンタクトガラス10の下方には、
例えば図4に示すように、原稿サイズ検知センサ91〜
93が設けられている。
【0023】原稿サイズ検知センサ91は、例えば図5
に示すように、1個の発光ダイオード91aから発せら
れた光を3ビームに分散させて照射して、その反射光を
光学系内部の3個の受光素子91bで受光する反射型の
センサであり、光学系内部からコンタクトガラス10を
透視して原稿面からの反射光のみを受光して原稿の有無
を検知するものである。なお、他の原稿サイズ検知セン
サ92,93も同様の構成なので、その図示及び説明は
省略する。
【0024】原稿サイズ検知センサ91〜93は常に作
動しており、その各受光素子はコンタクトガラス10上
の原稿を検出したときにはオン状態となり、原稿を検出
していないときにはオフ状態となっている。原稿サイズ
検知センサ91〜93は、コンタクトガラス10上の所
定位置に載置された複数種類の原稿のサイズに応じて配
置されている。これより、コンタクトガラス10上の原
稿の有無を判定すると共に、原稿がある場合にはそのサ
イズを検知することができる。
【0025】図2に戻り、複写機本体1は原稿の画像情
報を読み取るスキャナ,画像処理部,及びプロッタなど
を有する。スキャナは原稿を載置するためのコンタクト
ガラス10と光学走査系を有し、その光学走査系は露光
ランプ11,第1ミラー12,第2ミラー13,第3ミ
ラー14,レンズ15,フルカラーCCD(以下単に
「CCD」と略称する)16を有する。
【0026】露光ランプ11及び第1ミラー12は第1
キャリッジに装備され、第1キャリッジは原稿の画像情
報の読み取り時にステッピングモータにより一定の速度
で副走査方向に移動する。第2ミラー13及び第3ミラ
ー14は第2キャリッジに装備され、第2キャリッジは
原稿の画像情報の読み取り時にステッピングモータによ
り第1キャリッジの1/2の速度で移動する。この第
1,第2のキャリッジの移動によりコンタクトガラス1
0上の原稿が光学的に走査され、レンズ15によりCC
D16の受光面に結像されて光電変換される。
【0027】CCD16により赤(R),緑(G),及
び青(B)の各色に分離された画像信号(画像情報)
は、後述する画像処理コントローラ502(図7)内の
画像処理回路を構成するAD変換器602(図1)等の
各回路によりA/D変換等の各処理が施され、画像処理
部604(図1)により各種の画像処理が施された後、
プロッタの画像形成手段を構成する後述する書き込みユ
ニット607(図1)等により用紙上にコピー(画像形
成)される。
【0028】書き込みユニット607のうち、レーザ書
き込みユニットはレーザ出力ユニット20,fθレンズ
21,ミラー22を有し、そのレーザ出力ユニット20
はレーザ光源であるレーザダイオード(LD),ポリゴ
ンミラー,及びポリゴンモータを有する。レーザ出力ユ
ニット20からはコピー時にスキャナにより読み取られ
た画像情報に応じて変調された黒信号のレーザ光が出射
され、感光体30の表面(図示しない帯電器により予め
帯電されている)が露光されて潜像が形成される。
【0029】感光体30の回りには、黒の第1現像器3
2,赤信号の画像を書き込むためのLED書き込みユニ
ット31,赤の第2現像器33,図示しない転写器及び
分離器などが配置され、感光体30上のトナー画像が用
紙に転写される。用紙は、給紙手段の各給紙口から選択
的に給紙される。つまり、複写機本体1内の両面ユニッ
ト40及び第1トレイ50、給紙ユニット300内の第
2トレイ310,第3トレイ320,及び第4トレイ3
30から、フィードローラ42及び分離コロ43のロー
ラ対,第1給紙装置51,第2給紙装置311,第3給
紙装置321,及び第4給紙装置331により選択的に
給紙される。
【0030】各トレイにセットされている用紙のサイズ
及びセット方向は、例えば図6に示すように、トレイ内
のサイズレバー400の位置を複数連のプッシュスイッ
チ401のON/OFFの組み合わせによって検知して
いる。両面ユニット40あるいは第1トレイ50から給
紙された用紙は縦搬送ユニット60により上方向に搬送
され、また第2トレイ310,第3トレイ320,ある
いは第4トレイ330から給紙された用紙はバンク縦搬
送ユニット340及び縦搬送ユニット60により上方向
に搬送される。
【0031】そして、この用紙は先端がレジストセンサ
52により検出された後の所定時間経過後にレジストロ
ーラ53に突き当たって一旦停止し、副走査有効期間信
号(FGATE)に同期してレジストローラ53により
再搬送され、感光体30上のトナー画像が転写される。
【0032】次いで、この用紙は感光体30から分離さ
れた後、搬送装置54により搬送され、定着装置55内
の定着ローラによりトナー画像が定着される。この定着
後の用紙は、片面コピー(片面画像形成)時と両面コピ
ー(両面画像形成)後には、切り換え爪57及び排紙ロ
ーラ56により排紙トレイ200に排紙される。
【0033】一方、両面コピー時の表面コピー後の用紙
は、切り換え爪57により両面搬送路41に導かれ、フ
ィードローラ42及び分離コロ43により反転されて両
面ユニット40上に集積される。両面ユニット40上の
用紙は、トレイが上昇することによりフィードローラ4
2に当接し、フィードローラ42が回転することにより
縦搬送ユニット60に送られて裏面にトナー画像が転写
される。
【0034】図7は、このデジタル複写機の制御系の構
成例を示すブロック図である。同図において、操作部コ
ントローラ500は操作パネルの表示部511を構成す
る液晶ディスプレイおよび各種LEDの表示制御、入力
部512を構成する各種キーの設定制御を行なう。な
お、操作部コントローラ500等の各部が画像形成条件
を設定する画像形成条件設定手段としての機能を果た
す。
【0035】システムコントローラ(SCU)501
は、予め設定された画像形成条件に従ってプロッタにお
ける給紙,搬送,定着,両面コピー,プロセス制御を含
むこのデジタル複写機全体の制御を統括的に行なう。画
像処理コントローラ502は画像制御及びスキャナの読
み取り制御を、ADFコントローラ503はADF10
0の制御を、給紙トレイコントローラ504は各給紙ト
レイの制御を、FAXコントローラ(FCU)505は
ファクシミリ(FAX)送受信管理及びファイル管理
を、プリンタコントローラ(PCU)506は外部から
のプリンタデータ(画像情報)の受信管理及びファイル
管理をそれぞれ行なう。
【0036】図1は、図7に示したシステムコントロー
ラ501,画像処理コントローラ502等の制御系にお
ける要部構成例を示すブロック図である。コンタクトガ
ラス10上の原稿600が露光ランプ11により照明さ
れ、反射光がCCD16により読み取られる。
【0037】CCD16によりR,G,Bに分離された
アナログの画像信号は、画像処理コントローラ502内
の信号処理回路601により増幅されて光量補正され、
AD変換器602によりデジタルの画像信号に変換さ
れ、シェーディング補正回路603によりシェーディン
グ補正され、画像処理部604に送られる。
【0038】画像処理部604は、シェーディング補正
回路603からの画像信号に対してMTF補正,γ補
正,黒画像生成,カラー画像生成,2値処理,多値処理
などの画質処理を施し、黒データとカラーデータをシス
テムコントローラ501内のセレクタ605に出力す
る。セレクタ605は、画像信号の送り先を変倍部60
6または画像メモリコントローラ608に切り換える。
【0039】変倍部606は、セレクタ605からの画
像信号を変倍率に合わせて拡大又は縮小し、書き込みユ
ニット607に送る。画像メモリコントローラ608と
セレクタ605との間は、双方向に画像信号を入出力可
能な構成となっている。画像メモリコントローラ608
等への設定や、読み取り部,書き込み部の制御を行なう
CPU(中央処理装置)609は、そのプログラムやデ
ータを格納するROM610,RAM611と共に、図
7のシステムコントローラ501に備えられている。
【0040】CPU609は、ROM610内のプログ
ラムに従って、画像メモリコントローラ608経由で画
像メモリ612に対する画像信号(画像情報)の書き込
み及び読み出しを行なうなど、このデジタル複写機全体
を統括的に制御する。原稿600から読み取られ、画像
メモリコントローラ608へ送られた画像情報は、画像
メモリコントローラ608内にある圧縮装置によって圧
縮された後、画像メモリ(画像記憶手段)612に送ら
れる。
【0041】画像圧縮を行なうことにより、限られた画
像メモリ612を有効に利用することができる。また、
一度に多くの原稿の画像情報(1頁以上の画像情報)を
蓄積(記憶)できるため、蓄積した画像情報(イメージ
データ)をページ順に出力することができる。このと
き、画像メモリ612から読み出された画像情報は、画
像メモリコントローラ608内の伸長装置によって順次
伸長される。
【0042】なお、このように蓄積された原稿の画像情
報をページ順に出力し、同一部数毎に原稿の画像情報を
回転させて用紙に形成することは、例えば本出願人が先
に提出した特願昭63−195313号(特開平2−4
6065号公報)に詳細に記載されている。一方、FA
X送信時には、セレクタ605により黒データ(画像情
報)がFAX用イメージメモリ613に転送される。
【0043】また、FAX受信時には、回線から受信デ
ータ(画像情報)が復調,伸長された後にFAX用イメ
ージメモリ613において展開された後、セレクタ60
5により書き込みユニット607に送られる。さらに、
プリンタデータ受信時には、外部から入力された画像情
報がプリンタ用イメージメモリ614において展開され
た後、セレクタ605により書き込みユニット607に
送られる。
【0044】次に、CPU609を含むシステムコント
ローラ501による請求項1の発明に係わる制御につい
て、図8〜図10を参照して具体的に説明する。この場
合、システムコントローラ501が、請求項1の制御手
段としての機能を果たす。また、操作部コントローラ5
00と操作パネルの表示部511,入力部512が、同
一頁の画像形成枚数である部数を設定する手段、排出さ
れる画像形成後の用紙を同一部毎に揃えるソートモード
を設定する手段、排出される画像形成後の用紙を同一頁
毎に揃えるスタックモードを設定する手段としての機能
を果たす。
【0045】図8,図9は、システムコントローラ50
1による請求項1の発明に係わる制御の一例を示すフロ
ーチャートである。システムコントローラ501は、操
作部コントローラ500からの操作信号(パーソナルコ
ンピュータ等のホスト装置からのコマンドでもよい)に
より、部数,ソートモード又はスタックモードを含む画
像形成条件を予め設定することができる。
【0046】なお、操作部コントローラ500からの操
作信号によって用紙サイズも予め設定することができる
が、この例では、スキャナの読み込み動作時に、実際に
読み込んだ原稿の画像情報に基づいてその原稿サイズを
認識し、その原稿サイズと同じ用紙サイズ(出力画像サ
イズ)を自動的に設定し、そのサイズの用紙がセットさ
れている給紙口を選択する。
【0047】システムコントローラ501は、上述した
ような画像形成条件が設定され、且つ原稿台101上に
複数枚の原稿が載置された状態で操作部コントローラ5
00からの操作信号によりコピー開始の指示があった時
に、画像処理コントローラ502によってADFおよび
スキャナにそれぞれ前述した原稿給送動作,読み込み動
作を原稿台101上の原稿がなくなる(原稿エンドにな
る)まで繰り返し行なわせた後、図8,図9の処理ルー
チンをスタートし、まずステップS1で予め設定された
画像形成条件をチェックする。
【0048】そして、ステップS2で上記チェック結果
からソートモードあるいはスタックモードが設定されて
いるかどうかを判断し、それらのモードが設定されてい
なければステップS14で通常の画像形成処理を行な
う。
【0049】すなわち、給紙トレイコントローラ504
によりプロッタに現在選択中の給紙口から用紙を順次給
紙させると共に、スキャナの読み込み動作によって画像
メモリ612に蓄積された複数頁(複数枚の原稿)の画
像情報を順次読み出して書き込みユニット37に送出
し、図2の第1現像器(黒現像器)32,第2現像器
(赤現像器)33を選択的に動作させて黒トナー又は赤
トナーを用いて各用紙上に順次画像形成させ、その各画
像形成用紙(コピー用紙)を順次排紙トレイ200に排
出させる。
【0050】また、ソートモードあるいはスタックモー
ドが設定されている場合は、ステップS3で1部当たり
の頁数を、ステップS4で設定された出力画像サイズお
よび全ての給紙口にそれぞれセットされている用紙のサ
イズをそれぞれチェックし、ステップS5でそのチェッ
ク結果から出力画像サイズで且つ縦向きの用紙と横向き
の両方の用紙が存在するかどうかを判断する。
【0051】そして、出力画像サイズで且つ縦向きの用
紙と横向きの両方の用紙が存在しない場合は、ステップ
S15でソートモード又はスタックモードを使用して画
像形成処理を行なうことができない旨を示すメッセージ
を操作部コントローラ500によって表示部511に表
示させる処理(ソートモード又はスタックモード使用不
可処理)を行なわせる。また、出力画像サイズで且つ縦
向きの用紙と横向きの両方の用紙が存在する場合は、縦
向きの用紙を給紙する(給紙口を変更する)時の頁を設
定する。
【0052】このとき、ソートモードが設定されていれ
ば同一部の先頭頁又は最終頁を、スタックモードが設定
されていれば同一頁の先頭部又は最終部を設定する。こ
の設定は、操作部コントローラ500からの操作信号に
よって行なうようにしてもよいが、この実施形態ではソ
ートモードが設定されていれば同一部の最終頁を、スタ
ックモードが設定されていれば同一頁の最終部を自動的
に設定するものと仮定する。
【0053】次に、ステップS7で現在選択中の給紙口
にセットされている用紙が横向きの用紙かどうかを判断
し、横向きの用紙であればそのままステップS8に進む
が、横向きでなく縦向きの用紙であればステップS16
で該当する画像情報が頁単位で90度又は270度回転
されるように、その画像情報を画像メモリ612から読
み出す際のアドレスを変換する画像回転処理を行ない、
ステップS17で現在選択中の給紙口にセットされてい
る用紙と同一サイズでセット方向が異なる用紙が給紙さ
れるように、給紙口を変更した後、ステップS8に進
む。
【0054】ステップS8では、給紙トレイコントロー
ラ504によってプロッタの現在選択中の給紙口から横
向きの用紙を1枚給紙させると共に、スキャナの読み込
み動作によって画像メモリ612に蓄積された1頁目の
画像情報を読み出して書き込みユニット607に送出
し、図2の第1現像器32,第2現像器33を選択的に
動作させて黒トナー又は赤トナーを用いて用紙上に画像
形成させ、その画像形成用紙を排紙トレイ200に排出
させる。
【0055】続いて、ステップS9で次の頁あるいは部
が同一部の設定頁(ここでは最終頁)あるいは同一頁の
設定部(ここでは最終頁)かどうかを判断する。つま
り、ソートモードが設定されている場合は次の頁が同一
部の最終頁かどうかを、スタックモードが設定されてい
る場合は次の部が同一頁の最終部かどうかをそれぞれ判
断する。
【0056】なお、ステップS8以降の処理はソートモ
ードが設定されている場合とスタックモードが設定され
ている場合とではだいぶ異なる。そこで、まずソートモ
ードが設定されている場合について説明する。
【0057】ソートモードが設定されている場合、ステ
ップS9で次の頁が同一部(1部目)の最終頁でないと
判断すると、ステップS8に戻り、給紙トレイコントロ
ーラ504によってプロッタの現在選択中の給紙口から
横向きの用紙を1枚給紙させると共に、スキャナの読み
込み動作によって画像メモリ612に蓄積された2頁目
の画像情報を読み出して書き込みユニット607に送出
し、第1現像器32,第2現像器33を選択的に動作さ
せて黒トナー又は赤トナーを用いて用紙上に画像形成さ
せ、その画像形成用紙を排紙トレイ200に排出させ
る。
【0058】次に、再びステップS9で次の頁が同一部
の最終頁かどうかを判断し、同一部の最終頁でなければ
ステップS8に戻って3頁目の画像形成処理を行なわせ
るが、同一部の最終頁であればステップS10で最終頁
の画像情報が90度又は270度回転されるように、そ
の画像情報を画像メモリ612から読み出す際のアドレ
スを変換する画像回転処理を行なう。
【0059】続いて、ステップS12で現在選択中の給
紙口にセットされている用紙と同一サイズでセット方向
が異なる用紙が給紙されるように、給紙口を変更した
後、ステップS12で給紙トレイコントローラ504に
よって現在選択中の(変更された)給紙口から縦向きの
用紙を1枚給紙させると共に、スキャナの読み込み動作
によって画像メモリ612に蓄積された最終頁の画像情
報を読み出して書き込みユニット607に送出し、第1
現像器32,第2現像器33を選択的に動作させて黒ト
ナー又は赤トナーを用いて用紙上に画像形成させ、その
画像形成用紙を排紙トレイ200に排出させる。
【0060】その後、ステップS13で予め設定された
部数分の全頁(全原稿)のコピー(画像形成)が終了し
たかどうかを判断し、終了していなければステップS1
8で最終頁の画像情報が90度又は270度回転される
(横向きの用紙に画像形成できる)ように、その画像情
報を画像メモリ612から読み出す際のアドレスを変換
する画像回転処理を行なう。
【0061】なお、ソートモード時には、設定頁(最終
頁)の画像情報は、縦向きの用紙に画像形成するために
他の頁の画像情報に対して常に90度又は270度回転
する必要があるため、ステップS11で最終頁の画像情
報に対して画像回転処理を一旦行なった後は、ステップ
S18でその画像情報に対して画像回転処理を行なって
その画像情報を元の状態に戻すようにしなくてもよい。
但し、そのようにした場合は、ステップS11の処理が
1回しか行なわれないようにする必要がある。
【0062】次に、ステップS19で最初に選択した給
紙口(ステップS17で給紙口が変更されている場合は
その変更後の給紙口)を再び選択する給紙口変更処理を
行なった後、ステップS8に戻り、給紙トレイコントロ
ーラ504によってプロッタの現在選択中の給紙口から
横向きの用紙を1枚給紙させると共に、スキャナの読み
込み動作によって画像メモリ612に蓄積された1頁目
の画像情報を読み出して書き込みユニット607に送出
し、第1現像器32,第2現像器33を選択的に動作さ
せて黒トナー又は赤トナーを用いて用紙上に画像形成さ
せ、その画像形成用紙を排紙トレイ200に排出させ、
以後予め設定された部数分の全頁のコピーが終了するま
で上述と同様の処理を繰り返す。
【0063】一方、スタックモードが設定されている場
合、ステップS9で次の部が同一頁(1頁目)の最終部
でないと判断すると、ステップS8に戻り、再び給紙ト
レイコントローラ504によってプロッタの現在選択中
の給紙口から横向きの用紙を1枚給紙させると共に、ス
キャナの読み込み動作によって画像メモリ612に蓄積
された1頁目の画像情報を読み出して書き込みユニット
607に送出し、第1現像器32,第2現像器33を選
択的に動作させて黒トナー又は赤トナーを用いて用紙上
に画像形成させ、その画像形成用紙を排紙トレイ200
に排出させる。
【0064】次に、再びステップS9で次の部が1頁目
(同一頁)の最終部かどうかを判断し、その最終部でな
ければステップS8に戻って再び1頁目の画像形成処理
を行なわせるが、1頁目の最終部であればステップS1
0で1頁目の画像情報が90度又は270度回転される
ように、その画像情報を画像メモリ612から読み出す
際のアドレスを変換する画像回転処理を行なう。
【0065】続いて、ステップS11で現在選択中の給
紙口にセットされている用紙と同一サイズでセット方向
が異なる用紙が給紙されるように、給紙口を変更した
後、ステップS12で給紙トレイコントローラ504に
よって現在選択中の給紙口から縦向きの用紙を1枚給紙
させると共に、スキャナの読み込み動作によって画像メ
モリ612に蓄積された1頁目の画像情報を読み出して
書き込みユニット607に送出し、第1現像器32,第
2現像器33を選択的に動作させて黒トナー又は赤トナ
ーを用いて用紙上に画像形成させ、その画像形成用紙を
排紙トレイ200に排出させる。
【0066】その後、ステップS13で予め設定された
部数分の全頁のコピーが終了したかどうかを判断し、終
了していなければステップS18で1頁目の画像情報が
90度又は270度回転される(横向きの用紙に画像形
成できる)ように、その画像情報を画像メモリ612か
ら読み出す際のアドレスを変換する画像回転処理を行な
う。
【0067】次に、ステップS19で最初に選択した給
紙口(ステップS17で給紙口が変更されている場合は
その変更後の給紙口)を再び選択する給紙口変更処理を
行なった後、ステップS8に戻り、給紙トレイコントロ
ーラ504によって現在選択中の給紙口から横向きの用
紙を1枚給紙させると共に、スキャナの読み込み動作に
よって画像メモリ612に蓄積された2頁目の画像情報
を読み出して書き込みユニット607に送出し、第1現
像器32,第2現像器33を選択的に動作させて黒トナ
ー又は赤トナーを用いて用紙上に画像形成させ、その画
像形成用紙を排紙トレイ200に排出させ、以後予め設
定された部数分の全頁のコピーが終了するまで上述と同
様の処理を繰り返す。
【0068】ここで、従来は、同一部(又は同一頁)の
画像形成(コピー)が終了する毎に、次の部(又は次の
頁)の画像形成に必要な画像情報が頁単位で90度又は
270度回転されるように、その画像情報を画像メモリ
から読み出す際のアドレスを変換すると共に、現在選択
中の給紙口にセットされている用紙と同一サイズでセッ
ト方向が異なる用紙が給紙されるように、給紙口を変更
していたため、画像形成用紙は図10の(b)に示すよ
うに排出されていたが、そうすると搬送方向長が長い縦
向きの用紙の枚数が多いために、コピー開始が指示され
てからユーザによる画像形成用紙の仕分け作業が終了す
るまでに多くの時間がかかり、生産性の低下につながっ
ていた。
【0069】しかし、図8,図9の処理によれば、複数
部が設定され、且つソートモードあるいはスタックモー
ドが設定されたとき、プロッタによる画像形成を同一部
単位あるいは同一頁単位で行なわせ、その同一部の最終
頁(又は先頭頁)あるいは同一頁の最終部(又は先頭
部)の画像形成を行なわせるのに先立ち、該当する画像
情報が90度又は270度回転されるように、その画像
情報を画像記憶メモリ612から読み出す際のアドレス
を変換すると共に、現在選択中の給紙口にセットされて
いる用紙(横向きの用紙)と同一サイズでセット方向が
異なる用紙(縦向きの用紙)が給紙されるように、給紙
口を変更することにより、画像形成用紙は図10の
(a)に示すように排出されるため、搬送方向長が長い
縦向きの用紙はほとんど使用されなくなる。したがっ
て、結果的に画像形成(コピー)速度が向上し、全体の
画像形成時間が短縮され、しかもユーザが排出された画
像形成用紙の仕分け作業を容易に効率的に行なえるた
め、生産性が向上する。
【0070】次に、システムコントローラ501による
請求項2の発明に係わる制御について、図11,図12
を参照して具体的に説明する。この場合、システムコン
トローラ501が、請求項2の制御手段としての機能を
果たす。また、操作部コントローラ500と操作パネル
の表示部511,入力部512が、同一頁の画像形成枚
数である部数を複数設定する手段としての機能を果た
す。
【0071】図11,図12は、システムコントローラ
501による請求項2の発明に係わる制御の一例を示す
フローチャートである。システムコントローラ501
は、操作部コントローラ500からの操作信号(パーソ
ナルコンピュータ等のホスト装置からのコマンドでもよ
い)により、複数の部数(部数A,B,Cとする)を含
む画像形成条件を予め設定することができる。
【0072】なお、操作部コントローラ500からの操
作信号によって用紙サイズも予め設定することができる
が、この例では、スキャナの読み込み動作時に、実際に
読み込んだ原稿の画像情報に基づいてその原稿サイズを
認識し、その原稿サイズと同じ用紙サイズ(出力画像サ
イズ)を自動的に設定し、そのサイズの用紙がセットさ
れている給紙口を選択する。
【0073】システムコントローラ501は、上述した
ような画像形成条件が設定され、且つコンタクトガラス
10に原稿が1枚セットされた状態で操作部コントロー
ラ500からの操作信号によりコピー開始の指示があっ
た時に、画像処理コントローラ502によってスキャナ
に読み込み動作を行なわせる。あるいは、原稿台101
上に複数枚の原稿が載置された状態でコピー開始の指示
があった時には、画像処理コントローラ502によって
ADFおよびスキャナにそれぞれ原稿給送動作,読み込
み動作を原稿台101上の原稿がなくなるまで繰り返し
行なわせる。
【0074】その後、図11,図12の処理ルーチンを
スタートし、まずステップS21で予め設定された画像
形成条件をチェックし、ステップS22で設定された出
力画像サイズおよび全ての給紙口にそれぞれセットされ
ている用紙のサイズをそれぞれチェックし、ステップS
23でそのチェック結果から出力画像サイズで且つ縦向
きの用紙と横向きの両方の用紙が存在するかどうかを判
断する。
【0075】そして、出力画像サイズで且つ縦向きの用
紙と横向きの両方の用紙が存在しない場合は、ステップ
S34で画像回転処理を行なうことができない旨を示す
メッセージを操作部コントローラ500によって表示部
511に表示させる処理(回転不可処理)を行なわせ
る。また、出力画像サイズで且つ縦向きの用紙と横向き
の両方の用紙が存在する場合は、画像形成処理を行な
う。
【0076】すなわち、スキャナの読み込み動作によっ
て画像メモリ612に蓄積された画像情報が1頁分しか
なければ、プロッタの現在選択中の給紙口から縦向き又
は横向きの用紙を給紙させると共に、画像メモリ612
に蓄積された画像情報を読み出して書き込みユニット6
07に送出し、図2の第1現像器32,第2現像器33
を選択的に動作させて黒トナー又は赤トナーを用いて用
紙上に画像形成させ、その画像形成用紙を排紙トレイ2
00に排出させる。
【0077】あるいは、画像メモリ612に蓄積された
画像情報が複数頁分あれば、現在選択中の給紙口から縦
向き又は横向きの用紙を順次給紙させると共に、画像メ
モリ612に蓄積された各頁の画像情報を順次読み出し
て書き込みユニット607に送出し、図2の第1現像器
32,第2現像器33を選択的に動作させて黒トナー又
は赤トナーを用いて各用紙上に順次画像形成させ、その
各画像形成用紙を順次排紙トレイ200に排出させる。
【0078】次に、ステップ25で予め設定された部数
A分のコピーが終了したかどうかを判断し、終了してい
なければステップS24に戻って上述と同様の処理を部
数A分のコピーが終了するまで繰り返し行ない、その後
ステップS26で予め設定された部数B分のコピーを行
なわせるために必要な画像情報が頁単位で90度又は2
70度回転されるように、その画像情報を画像メモリ6
12から読み出す際のアドレスを変換する画像回転処理
を行なう。
【0079】続いて、ステップS27で現在選択中の給
紙口にセットされている用紙と同一サイズでセット方向
が異なる転写紙が給紙されるように、給紙口を変更し、
ステップS28でステップS24と同様に画像形成処理
を行なった後、ステップ29で予め設定された部数B分
のコピーが終了したかどうかを判断し、終了していなけ
ればステップS28に戻って上述と同様の処理を部数B
分のコピーが終了するまで繰り返し行なう。
【0080】その後、ステップS30で予め設定された
部数C分のコピーを行なわせるために必要な画像情報が
頁単位で90度又は270度回転されるように、その画
像情報を画像メモリ612から読み出す際のアドレスを
変換する画像回転処理を行ない、ステップS31で現在
選択中の給紙口にセットされている転写紙と同一サイズ
でセット方向が異なる用紙が給紙されるように、給紙口
を変更する。
【0081】次に、ステップS32でステップS24と
同様に画像形成処理を行なった後、ステップ33で予め
設定された部数C分のコピーが終了したかどうかを判断
し、終了していなければステップS32に戻って上述と
同様の処理を部数C分のコピーが終了するまで繰り返し
行なう。
【0082】ここで、従来は、例えばX宛にA部,Y宛
にB部,Z宛にC部の画像形成用紙が必要な場合、(A
+B+C)部の画像形成処理を行なった後、ユーザが
(A+B+C)部の画像形成用紙をX宛にA部,Y宛に
B部,Z宛にC部と仕分けしなければならず、非常に作
業性が悪く、生産性の低下につながっていた。
【0083】しかし、図11,図12の処理によれば、
部数が複数設定されたとき、プロッタによる上記設定さ
れたいずれかの部数分の画像形成が終了する毎に、上記
設定された他の部数分の画像形成を行なわせるために必
要な画像情報が頁単位で90度又は270度回転される
ように、その画像情報を画像メモリ612から読み出す
際のアドレスを変換すると共に、現在選択中の給紙口に
セットされている用紙と同一サイズでセット方向が異な
る用紙が給紙されるように、給紙口を変更することによ
り、複数部の画像形成用紙が宛先別の複数のブロックに
分けられて排出されるため、ユーザは排出された画像形
成用紙の各宛先毎の仕分け作業を容易に効率的に行な
え、生産性が向上する。
【0084】次に、システムコントローラ501による
請求項3の発明に係わる制御について、図13,図14
を参照して具体的に説明する。この場合、システムコン
トローラ501が、請求項3の制御手段としての機能を
果たす。また、操作部コントローラ500と操作パネル
の表示部511,入力部512が、複数の宛先を設定す
る手段,該手段によって設定される宛先毎に同一頁の画
像形成枚数である部数を設定する手段としての機能を果
たす。
【0085】図13,図14は、システムコントローラ
501による請求項3の発明に係わる制御の一例を示す
フローチャートである。システムコントローラ501
は、操作部コントローラ500からの操作信号(パーソ
ナルコンピュータ等のホスト装置からのコマンドでもよ
い)により、複数の宛先(X,Y,Zとする),その宛
先毎の部数(部数A,B,Cとする)を含む画像形成条
件を予め設定することができる。
【0086】なお、操作部コントローラ500からの操
作信号によって用紙サイズも予め設定することができる
が、この例では、スキャナの読み込み動作時に、実際に
読み込んだ原稿の画像情報に基づいてその原稿サイズを
認識し、その原稿サイズと同じ用紙サイズ(出力画像サ
イズ)を自動的に設定し、そのサイズの用紙がセットさ
れている給紙口を選択する。
【0087】システムコントローラ501は、上述した
ような画像形成条件が設定され、且つコンタクトガラス
10に原稿が1枚セットされた状態で操作部コントロー
ラ500からの操作信号によりコピー開始の指示があっ
た時に、画像処理コントローラ502によってスキャナ
に読み込み動作を行なわせる。あるいは、原稿台101
上に複数枚の原稿が載置された状態でコピー開始の指示
があった時には、画像処理コントローラ502によって
ADFおよびスキャナにそれぞれ原稿給送動作,読み込
み動作を原稿台101上の原稿がなくなるまで繰り返し
行なわせる。
【0088】このとき、複数の宛先X,Y,Zが設定さ
れているので、その各宛先X,Y,Zをそれぞれ示す画
像情報を上記読み込み動作によって読み込んだ画像情報
と共に画像メモリ612に蓄積する。
【0089】その後、図13,図14の処理ルーチンを
スタートし、まずステップS41で予め設定された画像
形成条件をチェックし、ステップS42で宛先Xを示す
画像形成処理を行なう。つまり、プロッタの現在選択中
の給紙口から用紙を給紙させると共に、画像メモリ61
2に蓄積された宛先Xを示す画像情報を読み出して書き
込みユニット607に送出し、図2の第1現像器32,
第2現像器33を選択的に動作させて黒トナー又は赤ト
ナーを用いて用紙上に画像形成させ、その画像形成用紙
を排紙トレイ200に排出させる。
【0090】次に、ステップS43で宛先Xに対応する
通常の画像形成処理を行なう。つまり、スキャナの読み
込み動作によって画像メモリ612に蓄積された通常の
画像情報が1頁(原稿1枚)分しかなければ、現在選択
中の給紙口から用紙を給紙させると共に、画像メモリ6
12に蓄積された通常の画像情報を読み出して書き込み
ユニット607に送出し、図2の第1現像器32,第2
現像器33を選択的に動作させて黒トナー又は赤トナー
を用いて用紙上に画像形成させ、その画像形成用紙を排
紙トレイ200に排出させる。
【0091】あるいは、画像メモリ612に蓄積された
通常の画像情報が複数頁(原稿複数枚)分あれば、現在
選択中の給紙口から用紙を順次給紙させると共に、画像
メモリ612に蓄積された各頁の画像情報を順次読み出
して書き込みユニット607に送出し、図2の第1現像
器32,第2現像器33を選択的に動作させて黒トナー
又は赤トナーを用いて各用紙上に順次画像形成させ、そ
の各画像形成用紙を順次排紙トレイ200に排出させ
る。
【0092】次に、ステップS44で予め設定された部
数A分のコピーが終了したかどうかを判断し、終了して
いなければステップS43に戻って上述と同様の処理を
部数A分のコピーが終了するまで繰り返し行なった後、
ステップS45で宛先Yを示す画像形成処理を行なう。
つまり、現在選択中の給紙口から用紙を給紙させると共
に、画像メモリ612に蓄積された宛先Yを示す画像情
報を読み出して書き込みユニット607に送出し、図2
の第1現像器32,第2現像器33を選択的に動作させ
て黒トナー又は赤トナーを用いて用紙上に画像形成さ
せ、その画像形成用紙を排紙トレイ200に排出させ
る。
【0093】次に、ステップS46で宛先Yに対応する
通常の画像形成処理を宛先Xに対応する通常の画像形成
処理と同様に行ない、ステップS47で予め設定された
部数B分のコピーが終了したかどうかを判断し、終了し
ていなければステップS46に戻って上述と同様の処理
を部数B分のコピーが終了するまで繰り返し行ない、そ
の後ステップS48で宛先Zを示す画像形成処理を行な
う。
【0094】すなわち、現在選択中の給紙口から用紙を
給紙させると共に、画像メモリ612に蓄積された宛先
Zを示す画像情報を読み出して書き込みユニット607
に送出し、図2の第1現像器32,第2現像器33を選
択的に動作させて黒トナー又は赤トナーを用いて用紙上
に画像形成させ、その画像形成用紙を排紙トレイ200
に排出させる。
【0095】次に、ステップS49で宛先Zに対応する
通常の画像形成処理を宛先Xに対応する通常の画像形成
処理と同様に行ない、ステップS50で予め設定された
部数C分のコピーが終了したかどうかを判断し、終了し
ていなければステップS49に戻って上述と同様の処理
を部数C分のコピーが終了するまで繰り返し行なう。
【0096】このように、複数の宛先およびその各宛先
毎に部数が設定されたとき、プロッタによるその設定さ
れたいずれかの宛先に対応する通常の画像形成を開始さ
せる直前毎に、その宛先を示す画像形成をプロッタに行
なわせることにより、複数部のコピー用紙(通常の画像
形成用紙)がそれぞれ異なる宛先が形成された複数枚の
用紙によってその宛先別の複数のブロックに分けられて
排出されるため、ユーザは排出された画像形成用紙の各
宛先毎の仕分け作業を容易に効率的に行なえ、しかもそ
の仕分け後の整理に戸惑うこともなくなり、生産性が大
幅に向上する。
【0097】なお、複数の宛先およびその各宛先毎に部
数が設定されたとき、プロッタによるその設定されたい
ずれかの宛先に対応する通常の画像形成が対応する部数
分終了する毎に、その宛先を示す画像形成をプロッタに
行なわせることもできる。よって、上述と同様の効果を
得ることができる。
【0098】また、その処理あるいは図13,図14に
示した処理に加え、プロッタによる予め設定されたいず
れかの宛先に対応する通常の画像形成が対応する部数分
終了する毎に、上記設定された他の宛先に対応する通常
の画像形成を行なわせるために必要な画像情報が頁単位
で90度又は270度回転されるように、その画像情報
を画像メモリ612から読み出す際のアドレスを変換す
ると共に、現在選択中の給紙口にセットされている用紙
と同一サイズでセット方向が異なる用紙が給紙されるよ
うに、給紙口を変更することもできる。よって、ユーザ
による排出された画像形成用紙の各宛先毎の仕分け作業
を一層容易に効率的に行なうことができる。
【0099】次に、システムコントローラ501による
請求項4の発明に係わる制御について、図15,図16
を参照して具体的に説明する。この場合、システムコン
トローラ501が、請求項4の制御手段としての機能を
果たす。また、操作部コントローラ500と操作パネル
の表示部511,入力部512が、複数の宛先を設定す
る手段,該手段によって設定される宛先毎に同一頁の画
像形成枚数である部数を設定する手段としての機能を果
たす。
【0100】図15,図16は、システムコントローラ
501による請求項3の発明に係わる制御の一例を示す
フローチャートである。システムコントローラ501
は、操作部コントローラ500からの操作信号(パーソ
ナルコンピュータ等のホスト装置からのコマンドでもよ
い)により、複数の宛先(X,Yとする),その宛先毎
の部数(部数A,Bとする)を含む画像形成条件を予め
設定することができる。
【0101】なお、操作部コントローラ500からの操
作信号によって用紙サイズも予め設定することができる
が、この例では、スキャナの読み込み動作時に、実際に
読み込んだ原稿の画像情報に基づいてその原稿サイズを
認識し、その原稿サイズと同じ用紙サイズ(出力画像サ
イズ)を自動的に設定し、そのサイズの用紙がセットさ
れている給紙口を選択する。
【0102】システムコントローラ501は、上述した
ような画像形成条件が設定され、且つコンタクトガラス
10に原稿が1枚セットされた状態で操作部コントロー
ラ500からの操作信号によりコピー開始の指示があっ
た時に、画像処理コントローラ502によってスキャナ
に読み込み動作を行なわせる。あるいは、原稿台101
上に複数枚の原稿が載置された状態でコピー開始の指示
があった時には、画像処理コントローラ502によって
ADFおよびスキャナにそれぞれ原稿給送動作,読み込
み動作を原稿台101上の原稿がなくなるまで繰り返し
行なわせる。
【0103】このとき、複数の宛先X,Yが設定されて
いるので、その各宛先X,Yをそれぞれ示す画像情報を
上記読み込み動作によって読み込んだ画像情報と共に画
像メモリ612に蓄積する。
【0104】その後、図15,図16の処理ルーチンを
スタートし、まずステップS61で予め設定された画像
形成条件をチェックし、ステップS62で設定された出
力画像サイズおよび全ての給紙口にそれぞれセットされ
ている用紙のサイズをそれぞれチェックし、ステップS
63でプロッタの現在選択中の給紙口にセットされてい
る用紙と色,サイズ,又は厚さ等の種類が異なる用紙が
給紙されるように給紙口を変更する。
【0105】次に、ステップS64で宛先Xを示す画像
形成処理を行なう。つまり、現在選択中の給紙口から用
紙を給紙させると共に、画像メモリ612に蓄積された
宛先Xを示す画像情報を読み出して書き込みユニット6
07に送出し、図2の第1現像器32,第2現像器33
を選択的に動作させて黒トナー又は赤トナーを用いて用
紙上に画像形成させ、その画像形成用紙を排紙トレイ2
00に排出させる。
【0106】次に、ステップS65で最初に選択した給
紙口を再び選択する給紙口変更処理を行ない、ステップ
S66で宛先Xに対応する通常の画像形成処理を行な
う。つまり、スキャナの読み込み動作によって画像メモ
リ612に蓄積された通常の画像情報が1頁(原稿1
枚)分しかなければ、現在選択中の給紙口から用紙を給
紙させると共に、画像メモリ612に蓄積された通常の
画像情報を読み出して書き込みユニット607に送出
し、図2の第1現像器32,第2現像器33を選択的に
動作させて黒トナー又は赤トナーを用いて用紙上に画像
形成させ、その画像形成用紙を排紙トレイ200に排出
させる。
【0107】あるいは、画像メモリ612に蓄積された
通常の画像情報が複数頁(原稿複数枚)分あれば、現在
選択中の給紙口から用紙を順次給紙させると共に、画像
メモリ612に蓄積された各頁の画像情報を順次読み出
して書き込みユニット607に送出し、図2の第1現像
器32,第2現像器33を選択的に動作させて黒トナー
又は赤トナーを用いて各用紙上に順次画像形成させ、そ
の各画像形成用紙を順次排紙トレイ200に排出させ
る。
【0108】次に、ステップS67で予め設定された部
数A分のコピーが終了したかどうかを判断し、終了して
いなければステップS66に戻って上述と同様の処理を
部数A分のコピーが終了するまで繰り返し行なった後、
ステップS68で現在選択中の給紙口にセットされてい
る用紙と色,サイズ,又は厚さ等の種類が異なる用紙が
給紙されるように給紙口を変更する。
【0109】続いて、ステップS69で宛先Yを示す画
像形成処理を行なう。つまり、プロッタにおける現在選
択中の給紙口から用紙を給紙させると共に、画像メモリ
612に蓄積された宛先Yを示す画像情報を読み出して
書き込みユニット607に送出し、図2の第1現像器3
2,第2現像器33を選択的に動作させて黒トナー又は
赤トナーを用いて用紙上に画像形成させ、その画像形成
用紙を排紙トレイ200に排出させる。
【0110】次に、ステップS70で最初に選択した給
紙口を再び選択する給紙口変更処理を行ない、ステップ
S71で宛先Yに対応する通常の画像形成処理を宛先X
に対応する通常の画像形成処理と同様に行ない、ステッ
プS72で予め設定された部数B分のコピーが終了した
かどうかを判断し、終了していなければステップS71
に戻って上述と同様の処理を部数B分のコピーが終了す
るまで繰り返し行なう。
【0111】このように、複数の宛先およびその各宛先
毎に部数が設定されたとき、プロッタによるその設定さ
れたいずれかの宛先に対応する通常の画像形成を開始さ
せる直前毎に、その宛先を示す画像形成をプロッタに行
なわせる(その際に現在選択中の給紙口にセットされて
いる用紙と色,サイズ,又は厚さ等の種類が異なる用紙
が給紙されるように給紙口を変更する)ことにより、複
数部の通常の画像形成用紙(コピー用紙)がそれぞれ異
なる宛先が形成された複数枚の用紙によってその宛先別
の複数のブロックに分けられて排出されるため、ユーザ
は排出された画像形成用紙の各宛先毎の仕分け作業を一
層容易に効率的に行なえ、しかもその仕分け後の整理に
戸惑うこともなくなり、生産性が大幅に向上する。
【0112】なお、複数の宛先およびその各宛先毎に部
数が設定されたとき、プロッタによるその設定されたい
ずれかの宛先に対応する通常の画像形成が対応する部数
分終了する毎に、その宛先を示す画像形成をプロッタに
行なわせる(その際に現在選択中の給紙口にセットされ
ている用紙と色,サイズ,又は厚さ等の種類が異なる用
紙が給紙されるように給紙口を変更する)こともでき
る。よって、上述と同様の効果を得ることができる。
【0113】また、宛先を示す画像形成をプロッタに行
なわせる際に、該当する画像情報を90度又は270度
回転されるように、その画像情報を画像メモリ612か
ら読み出す際のアドレスを変換する画像回転処理を行な
うと共に、現在選択中の給紙口にセットされている用紙
と同一サイズでセット方向が異なる用紙が給紙されるよ
うに給紙口を変更することもできる。よって、その給紙
口の変更時にのみ搬送方向長が長い縦向きの用紙が給紙
されるようにすれば、通常の画像形成時は搬送方向長が
短い横向きの用紙が給紙されることになるため、結果的
に画像形成速度が向上し、全体の画像形成時間が大幅に
短縮され、より生産性が向上する。
【0114】さらに、前述した請求項2〜4の発明に係
わる処理にそれぞれ請求項1の発明に係わる処理を組み
合わせることもできるが、請求項4の発明に係わる処理
に請求項1の発明に係わる処理を組み合わせるようにし
た場合は、ソートモードあるいはスタックモードが設定
された場合でも、宛先が形成された用紙は通常のコピー
用紙と色,サイズ,又は厚さが異なるため、大量に排出
される用紙のうちの宛先が形成された用紙を識別でき、
通常の画像形成用紙を宛先別に容易に効率的に仕分けす
ることができる。
【0115】以上、この発明をデジタル複写機に適用し
た実施形態について説明したが、この発明はこれに限ら
ず、レーザプリンタやファクシミリ装置等の各種の画像
形成装置に適用し得るものである。
【0116】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
画像形成装置によれば、複数部が設定され、且つソート
モードあるいはスタックモードが設定されたとき、画像
形成手段による画像形成を同一部単位あるいは同一頁単
位で行なわせ、その同一部の先頭頁又は最終頁あるいは
同一頁の先頭部又は最終部の画像形成を行なわせるのに
先立ち、該当する画像情報が90度又は270度回転さ
れるように、その画像情報を画像記憶手段から読み出す
際のアドレスを変換すると共に、現在選択中の給紙口に
セットされている用紙と同一サイズでセット方向が異な
る用紙が給紙されるように、給紙口を変更するので、次
のような効果を得ることができる。
【0117】すなわち、上記給紙口の変更時にのみ搬送
方向長が長い縦向きの用紙が給紙されるようにすれば、
通常は搬送方向長が短い横向きの用紙が給紙されること
になるため、結果的に画像形成速度が向上し、全体の画
像形成時間が大幅に短縮され、しかもユーザが排出され
た画像形成用紙の仕分け作業を容易に効率的に行なえ、
生産性が向上する。
【0118】請求項2の発明の画像形成装置によれば、
部数が複数設定されたとき、画像形成手段による上記設
定されたいずれかの部数分の画像形成が終了する毎に、
上記設定された他の部数分の画像形成を行なわせるため
に必要な画像情報が頁単位で90度又は270度回転さ
れるように、その画像情報を画像記憶手段から読み出す
際のアドレスを変換すると共に、現在選択中の給紙口に
セットされている用紙と同一サイズでセット方向が異な
る用紙が給紙されるように、給紙口を変更するので、複
数部の画像形成用紙が宛先別の複数のブロックに分けら
れて排出される。したがって、ユーザは排出された画像
形成用紙の各宛先毎の仕分け作業を容易に効率的に行な
え、生産性が向上する。
【0119】請求項3,4の発明の画像形成装置によれ
ば、複数の宛先およびその各宛先毎に部数が設定された
とき、画像形成手段によるその設定されたいずれかの宛
先に対応する通常の画像形成を開始させる直前あるいは
その画像形成が対応する部数分終了する毎に、その宛先
を示す画像形成を画像形成手段に行なわせるので、複数
部の通常の画像形成用紙がそれぞれ異なる宛先が形成さ
れた複数枚の用紙によってその宛先別の複数のブロック
に分けられて排出される。したがって、ユーザは排出さ
れた通常の画像形成用紙の各宛先毎の仕分け作業を容易
に効率的に行なえ、しかもその仕分け後の整理に戸惑う
こともなくなり、生産性が大幅に向上する。
【0120】さらに、請求項4の発明によれば、上記宛
先を示す画像形成を画像形成手段に行なわせる際に、現
在選択中の給紙口にセットされている用紙と異なる用紙
が給紙されるように、給紙口を変更するので、ユーザに
よる通常の画像形成用紙の各宛先毎の仕分け作業を一層
容易に効率的に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図7に示したシステムコントローラ501,画
像処理コントローラ502等の制御系における要部構成
例を示すブロック図である。
【図2】図2は、この発明の一実施形態であるデジタル
複写機の機構部の構成例を示す図である。
【図3】図2の複写機本体1とADF100との接合部
分周辺を示す斜視図である。
【図4】図3のコンタクトガラス10周辺を示す斜視図
である。
【図5】図4の原稿サイズ検知センサ91の構成例を示
す斜視図である。
【図6】図2の各トレイ50,310,320,330
の構成例を示す斜視図である。
【図7】図2に示したデジタル複写機の制御系の構成例
を示すブロック図である。
【図8】図7のシステムコントローラ501による請求
項1の発明に係わる制御の一例を示すフロー図である。
【図9】その続きを示すフロー図である。
【図10】図8,図9の制御による効果を説明するため
の図である。
【図11】図7のシステムコントローラ501による請
求項2の発明に係わる制御の一例を示すフロー図であ
る。
【図12】その続きを示すフロー図である。
【図13】図7のシステムコントローラ501による請
求項3の発明に係わる制御の一例を示すフロー図であ
る。
【図14】その続きを示すフロー図である。
【図15】図7のシステムコントローラ501による請
求項4の発明に係わる制御の一例を示すフロー図であ
る。
【図16】その続きを示すフロー図である。
【符号の説明】
1:複写機本体 16:CCD 100:ADF 500:操作部コントローラ 501:システムコントローラ 502:画像処理コントローラ 503:ADFコントローラ 504:給紙トレイコントローラ 505:FAXコントローラ 506:プリンタコントローラ 511:表示部 512:入力部 601:信号処理回路 602:AD変換器 603:シェーディング補正回路 604:画像処理部 605:セレクタ 606:変倍部 607:書き込みユニット 608:画像メモリコントローラ 609:CPU 610:ROM 611:RAM 612:画像メモリ 613:FAX用イメージメモリ 614:プリンタ用イメージメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/00 108 H04N 1/00 108L 5C076 1/387 1/387 Fターム(参考) 2H027 DA46 DE07 ED06 ED17 EE07 EF09 FA24 FA27 FD08 ZA07 2H072 AA01 AA12 AA18 AA23 AA24 AA31 AB01 FC11 3F050 CA01 CB07 CE08 LA02 LA05 LA07 LB03 3F343 FA02 FB02 FB03 FB04 GA01 GB01 GC01 GD01 HA36 KB03 KB18 LC04 LC19 MA60 MB02 MB09 MC21 5C062 AA05 AB30 AB35 AB42 AC22 AC24 AF02 AF07 AF09 AF10 BA04 5C076 AA18 AA24 BA04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成条件を設定する画像形成条件設
    定手段と、画像情報を少なくとも1頁分以上記憶する画
    像記憶手段と、転写紙を給紙する複数の給紙口を有する
    給紙手段と、前記画像記憶手段から読み出される画像情
    報を前記給紙手段によって給紙された用紙上に画像形成
    する画像形成手段と、前記画像形成条件設定手段によっ
    て設定された画像形成条件に従って前記給紙手段および
    画像形成手段の動作をそれぞれ制御する制御手段とを有
    する画像形成装置において、 前記画像形成条件設定手段に、同一頁の画像形成枚数で
    ある部数を設定する手段と、排出される画像形成後の用
    紙を同一部毎に揃えるソートモードを設定する手段と、
    排出される画像形成後の用紙を同一頁毎に揃えるスタッ
    クモードを設定する手段とを備え、 前記制御手段に、前記画像形成条件設定手段により、複
    数部が設定され、且つ前記ソートモードあるいは前記ス
    タックモードが設定されたとき、前記画像形成手段によ
    る画像形成を同一部単位あるいは同一頁単位で行なわ
    せ、その同一部の先頭頁又は最終頁あるいは同一頁の先
    頭部又は最終部の画像形成を行なわせるのに先立ち、該
    当する画像情報が90度又は270度回転されるよう
    に、その画像情報を前記画像記憶手段から読み出す際の
    アドレスを変換すると共に、前記給紙手段における現在
    選択中の給紙口にセットされている用紙と同一サイズで
    セット方向が異なる用紙が給紙されるように、給紙口を
    変更する手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 画像形成条件を設定する画像形成条件設
    定手段と、画像情報を少なくとも1頁分以上記憶する画
    像記憶手段と、転写紙を給紙する複数の給紙口を有する
    給紙手段と、前記画像記憶手段から読み出される画像情
    報を前記給紙手段によって給紙された用紙上に画像形成
    する画像形成手段と、前記画像形成条件設定手段によっ
    て設定された画像形成条件に従って前記給紙手段および
    画像形成手段の動作をそれぞれ制御する制御手段とを有
    する画像形成装置において、 前記画像形成条件設定手段に、同一頁の画像形成枚数で
    ある部数を複数設定する手段を備え、 前記制御手段に、前記画像形成条件設定手段により部数
    が複数設定されたとき、前記画像形成手段による前記設
    定されたいずれかの部数分の画像形成が終了する毎に、
    前記設定された他の部数分の画像形成を行なわせるため
    に必要な画像情報が頁単位で90度又は270度回転さ
    れるように、その画像情報を前記画像記憶手段から読み
    出す際のアドレスを変換すると共に、前記給紙手段にお
    ける現在選択中の給紙口にセットされている用紙と同一
    サイズでセット方向が異なる用紙が給紙されるように、
    給紙口を変更する手段を設けたことを特徴とする画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】 画像形成条件を設定する画像形成条件設
    定手段と、画像情報を少なくとも1頁分以上記憶する画
    像記憶手段と、転写紙を給紙する複数の給紙口を有する
    給紙手段と、前記画像記憶手段から読み出される画像情
    報を前記給紙手段によって給紙された用紙上に画像形成
    する画像形成手段と、前記画像形成条件設定手段によっ
    て設定された画像形成条件に従って前記給紙手段および
    画像形成手段の動作をそれぞれ制御する制御手段とを有
    する画像形成装置において、 前記画像形成条件設定手段に、複数の宛先を設定する手
    段と、該手段によって設定される宛先毎に同一頁の画像
    形成枚数である部数を設定する手段とを備え、 前記制御手段に、前記画像形成条件設定手段により複数
    の宛先およびその各宛先毎に部数が設定されたとき、前
    記画像形成手段による前記設定されたいずれかの宛先に
    対応する通常の画像形成を開始させる直前あるいはその
    画像形成が対応する部数分終了する毎に、その宛先を示
    す画像形成を前記画像形成手段に行なわせる手段を設け
    たことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の画像形成装置において、 前記制御手段に、前記宛先を示す画像形成を行なわせる
    際に、前記給紙手段における現在選択中の給紙口にセッ
    トされている用紙と異なる用紙が給紙されるように、給
    紙口を変更する手段を設けたことを特徴とする画像形成
    装置。
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