JP2000321158A - プーリ荷重測定方法およびプーリ荷重測定装置 - Google Patents

プーリ荷重測定方法およびプーリ荷重測定装置

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JP2000321158A
JP2000321158A JP11130386A JP13038699A JP2000321158A JP 2000321158 A JP2000321158 A JP 2000321158A JP 11130386 A JP11130386 A JP 11130386A JP 13038699 A JP13038699 A JP 13038699A JP 2000321158 A JP2000321158 A JP 2000321158A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ベルトが走行しているときのプーリの設計に必
要な荷重の状態を測定できるようにする。 【解決手段】ベルト14が巻き付けられてあるプーリ1
2にかかる荷重を測定するのに、プーリ12に対するベ
ルト14の張り側巻き付け接線方向と緩み側巻き付け接
線方向にかかる両負荷荷重を用いてプーリ12にかかる
荷重の状態を測定するものであり、ベルト14の張り側
張力と緩み側張力それぞれによりプーリ12にかかる各
回転モーメント間のモーメント差が、前記両負荷荷重そ
れぞれによる対応する負荷点それぞれでの各回転モーメ
ント間のモーメント差と釣り合うことを示す等式と、前
記両張力と前記両負荷荷重とが等しいことを示す等式と
を用いて、プーリ12に作用する荷重を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベルトが巻き付け
られてあるプーリにかかる荷重を測定するプーリ荷重測
定方法およびこれに用いるプーリ荷重測定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車エンジン等においては、そのエン
ジンのクランクシャフトを駆動プーリとし、補機が装備
するプーリを従動プーリとして、両プーリ間にプーリを
巻き付け、駆動プーリの回転を従動プーリに伝達させる
ようになっている。このようなベルト系における従動プ
ーリには軸受けが使用されているものがある。この軸受
けはプーリ軸受けとも称されていて、例えば、内輪と、
外輪と、両輪間の玉とで構成された玉軸受け構造のもの
がある。このようなプーリ軸受けでは、実際の条件に即
してそれに作用する荷重(軸受け荷重ということにす
る)の変化を測定することでそれの設計を行うことが必
要であるが、その一つとしてベルトの張力を実際に即し
て変化させ、このときの軸受け荷重の測定結果から、プ
ーリ軸受けの設計を行うようにしている。このような軸
受け荷重を測定する従来の測定方法においては、ベルト
の張力=プーリ軸受けに作用する荷重であるとして、プ
ーリにラジアル荷重を作用させて測定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、走行中のベ
ルトはその張り側と緩み側で張力が異なるが、プーリ軸
受けの設計では、このようなベルトの張り側張力と緩み
側張力それぞれがいかなる値であるか、またそれらがど
のように変化するかも考慮することが必要な場合があ
る。しかしながら、従来の測定方法では、単にラジアル
荷重を変化させるものであるために、このような張り側
張力と緩み側張力の測定は困難であるうえ、まして、そ
れら張力の変化を測定することができず、プーリ軸受け
を実際に即して正確に設計するえうでは不十分な測定方
法であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のプーリ荷重測定
方法においては、ベルトが巻き付けられてあるプーリに
かかる荷重を測定するプーリ荷重測定方法において、ベ
ルトを走行させた状態でベルトの張り側と緩み側それぞ
れの張力を測定し、この測定した張力からプーリにかか
る荷重の状態を測定するようにしたものであり、プーリ
軸受けの設計を十分に行うことが可能となる。
【0005】なお、好ましくは、測定条件としてプーリ
への初期荷重を設定してもよい。また、好ましくは測定
条件としてプーリに対するベルトの巻き付け角度を設定
してもよい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0007】図1ないし図3を参照して本発明のプーリ
荷重測定方法について説明する。図1はこの方法に用い
るプーリ荷重測定装置とこれにより荷重が測定されるプ
ーリ等の平面図であり、図2は図1のAーA線に沿う断
面図であり、図3は図1の要部の斜視図である。実施の
形態の方法においては、駆動プーリと従動プーリとの間
にベルトが巻き付けられて走行しているときのプーリに
作用する荷重を測定する場合について説明するが、この
プーリとしては、上述したように自動車などのエンジン
のクランクシャフトを一方のプーリとし、補機が装備す
るプーリを他方のプーリとするなど、その用途はなんで
もよい。また、プーリの数とそれに巻き付けられるベル
トの巻き付け形態はなんでもよい。
【0008】本実施の形態のプーリ荷重測定方法の説明
に先だって、この方法に用いられるプーリ荷重測定装置
を説明する。不図示の基台上には駆動プーリ2が回転可
能に配備されている。また、基台上には摺動レール4が
固定されている。この摺動レール4上にはこれに沿って
摺動可能に摺動台6が取り付けられている。摺動台6は
摺動溝6aを有し、この摺動溝6aに摺動レール4が入
り込んだ状態で摺動レール4に沿って摺動可能であると
ともに、不図示の手段により摺動レール4上の所要の摺
動位置で固定し得るようになっている。摺動台6上には
適宜のネジあるいは溶接等の固定手段でもってプーリ支
持テーブル8が固定されている。プーリ支持テーブル8
は、それぞれが円柱形の大径部8aとこの大径部8a上
の小径部8bとで構成されている。プーリ支持テーブル
8はその小径部8bの外周で従動プーリ(プーリ軸受
け)12を支持するが、摺動台6と共に摺動レール4上
に沿って移動することでプーリ12にかかる荷重を調整
できる機構としても機能するようになっている。駆動プ
ーリ2と従動プーリ12との間にベルト14が巻き付け
られている。従動プーリ12は、基本構造として内輪1
6と外輪18と両輪間の玉20とを有する玉軸受け構造
となっているが、このような軸受け構造に限定されな
い。内輪16はプーリ支持テーブル8の外周に不図示の
適宜の手段で固定される。ベルト14はこの外輪18の
外周に巻き付けられることになる。なお、従動プーリ1
2はこの外輪18だけを指しても構わず、要するにベル
ト14が巻き付けられる回転体構造であればよい。ベル
ト14はエンジンのクランクシャフト等の駆動プーリ2
の回転により駆動されることで補機内のプーリ等の従動
プーリ12を回転駆動する。
【0009】プーリ荷重測定装置は、プーリ支持テーブ
ル8の大径部8aの外周に備えられた負荷体としての一
対の突出体22,24を有している。第1突出体22
は、従動プーリ12の回転中心Oを通りかつベルト14
の張り側巻き付け接線方向に直交する線L1上に位置し
ている。第2突出体24は、従動プーリ12の回転中心
Oを通りかつベルト14の緩み側巻き付け接線方向に直
交する線L2上に位置している。この場合、ベルト14
の従動プーリ12に対する巻き付け角度θは180度で
あり、したがって、両突出体22,24は、従動プーリ
12の回転中心Oから180度方向に対向されているの
で、両線L1,L2は一致することになる。またこれら
突出体22,24は、具体的には、プーリ支持テーブル
8と一体物であってプーリ支持テーブル8の大径部8a
外周から径方向外方に突出した突出構造であるとか、プ
ーリ支持テーブル8とは別体物でプーリ支持テーブル8
の大径部8a外周に接着剤とかネジ等で固定装着した突
出構造となっている。
【0010】プーリ荷重測定装置はまた、従動プーリ1
2の回転に伴い第1突出体22に当接可能であるととも
に当接によりそれから負荷荷重を受ける第1荷重測定器
26と、第2突出体24に当接可能であるとともに当接
によりそれから負荷荷重を受ける第2荷重測定器28と
を有している。これら荷重測定器26,28はいずれも
後述の負荷点に当接する測定子30,32をそれぞれ有
し、測定子30,32が荷重を受けて押し込まれた物理
変位量を電気量に変換し、この電気量を出力可能となっ
ている。荷重測定器26,28はその他の構造を有する
ものでもよく、例えば測定子30,32を感圧構造とし
各突出体22,24から受ける圧力に応じた電気信号を
出力するものなどなんでもよい。
【0011】プーリ支持テーブル8には摺動台6の移動
方向に沿う形状の開口34が形成されており、両荷重測
定器26,28それぞれは、基台上に固定されこの開口
34を介して対応する各突出体22,24それぞれに相
対向するようになっている。ここで、第1および第2突
出体22,24それぞれは、対応する荷重測定器26,
28の測定子30,32と当接する箇所をそれぞれ第1
および第2負荷点として有する。
【0012】作用を説明する。
【0013】まず、測定条件を設定する。
【0014】ベルト14の従動プーリ12への巻き付け
角度は180度である。プーリ支持テーブル8を摺動台
6と共に摺動レール4上に沿って所定距離移動させるこ
とで静止状態でのベルト14にかかる張力つまり従動プ
ーリ12の初期荷重を設定する。こうして測定条件を設
定した後、次の(1)(2)でそれぞれ従動プーリ12
への荷重を測定する。
【0015】(1)ベルト14の静止状態 このような測定条件下において、かつ、ベルト14が静
止状態にあるときでは、第1荷重測定器26の測定子3
0が第1突出体22の負荷点から受ける第1負荷荷重
(R10)と、第2荷重測定器28の測定子32が第2
突出体24の負荷点から受ける第2負荷荷重(R20)
とが等しくR10=R20であり、ベルト14の張り側
張力(T10)と緩み側張力(T20)とが等しくT1
0=T20であり従動プーリ12には回転モーメントは
作用しない。このようなベルト14が静止状態にあると
きのベルト14の張り側接線方向の従動プーリ12への
荷重とベルト14の緩み側接線方向の従動プーリ12へ
の荷重は共に等しい。
【0016】(2)ベルト14の走行状態 次いで、駆動プーリ2を所定の回転数で回転させてベル
ト14を走行させ、これによって、従動プーリ12を図
中矢印方向に回転駆動させる。このようにして走行中の
ベルト14ではその張り側と緩み側とで張力(T1>T
2)が異なってくるので、それに対応して第1荷重測定
器26の測定子30は第1突出体22の負荷点から第1
負荷荷重(R11)を受け、第2荷重測定器28の測定
子32は第2突出体24の負荷点から第2負荷荷重(R
21)を受ける。そうすると、ベルト14の張り側張力
(T11)により従動プーリ12にかかる回転モーメン
ト(M1)とベルト14の緩み側張力(T21)により
従動プーリ12にかかる回転モーメント(M2)とのモ
ーメント差(M1−M2)と、第1負荷荷重(R11)
による第1負荷点での回転モーメント(M1’)と第2
負荷荷重(R21)による第2負荷点での回転モーメン
ト(M2’)とのモーメント差(M1’−M2’)とが
釣り合う。また両張力の合計(T11+T21)と両負
荷荷重の合計(R11+R21)とが等しい。
【0017】したがって、ベルト14の張り側張力(T
11)、緩み側張力(T21)、第1負荷荷重(R1
1)、第2負荷荷重(R21)との間には、従動プーリ
12の半径をr1、従動プーリ12の回転中心Oから第
1および第2負荷点それぞれまでの距離が共に等しくr
2とすると、次に示す不等式(1)と等式(2)(3)
が成立することになる。
【0018】 T11>T21 … (1) (M1−M2)−(M1’−M2’)=0 … (2) T11+T21=R11+R21 … (3) ここで、M1 −M2 =r1(T11−T21)、M
1’−M2’=r2(R11−R21)である。
【0019】これら式に対しr1,r2は既知の値であ
るから、各荷重測定器26,28それぞれで測定した負
荷荷重(R11,R21)それぞれを用いることで、ベ
ルト14の張り側張力(T11)と緩み側張力(T2
1)それぞれを求めることができる。なお、実施の形態
では図示していないが、各荷重測定器26,28それぞ
れにマイクロコンピュータ等の演算手段を接続し、マイ
クロコンピュータに各荷重測定器26,28それぞれか
ら負荷荷重を入力させ、この入力した負荷荷重をマイク
ロコンピュータ内で前記式に対応した演算を行わせるこ
とでベルト14の張り側張力と緩み側張力それぞれを測
定することができる。
【0020】このような測定により得た張り側張力と緩
み側張力とにより、従動プーリ12にかかるベルト14
の張り側巻き付け接線方向に作用する荷重、緩み側巻き
付け接線方向に作用する荷重をそれぞれ測定することが
できる。
【0021】このような測定方法では、ベルトの従動プ
ーリに対する巻き付け角度とか初期荷重あるいは従動プ
ーリの回転数等の測定条件をどのように変えても、それ
ぞれの測定条件に対応して従動プーリ12にかかるベル
ト14の張り側巻き付け接線方向に作用する荷重、緩み
側巻き付け接線方向に作用する荷重をそれぞれ測定する
ことができるから実際の条件に即してプーリ軸受けを設
計することができる。
【0022】例えば前記ベルトの巻き付け角度に関し、
本実施の形態は、図4で示されるように、駆動プーリ2
の半径を大きくし、これによって、測定条件として、従
動プーリ12に対するベルト14の巻き付け角度θを大
きく設定しても、第1および第2突出体22,24それ
ぞれを従動プーリ12の回転中心Oを通りかつベルト1
4の張り側巻き付け接線方向および緩み側巻き付け接線
方向にそれぞれ直交する線上に位置して従動プーリ12
の回転による負荷をかけられるように配置し、また、各
荷重測定器も従動プーリ12の回転に伴い前記両負荷点
それぞれから負荷荷重を受け得るように配置すること
で、上述と同様にして従動プーリ12に作用する荷重を
測定することができる。
【0023】また、本実施の形態では、上述したような
測定形態に限定されるものでは一切なく、例えば図5
(a)(b)(c)で示されるようなプーリの関係およ
びベルトの巻き付け関係でも同様に実施できる。図5
(a)(b)(c)ではいずれも駆動プーリ2と、従動
プーリ12と、ベルトの巻き付け角度設定機構としての
プーリ36とで構成されており、このプーリ36により
従動プーリ12に対するベルト14の巻き付け角度が図
5(a)では60度に設定され、図5(b)では120
度に設定され、図5(c)では180度に設定されてい
る。いずれの場合も例えば図6で示されるようなプーリ
荷重測定装置を用いて従動プーリ12に作用する荷重を
測定することができる。図6では、駆動プーリ2と従動
プーリ12と巻き付け角度設定プーリ36との間にベル
ト14が巻き付けられている状態が示されており、基台
38と基台40との間にプーリ36を図中矢印で示すよ
うに上下左右方向に移動させる巻き付け角度設定用移動
機構42と、基台40と基台42との間にプーリ支持テ
ーブル8を図中矢印で示すように左右方向に移動させる
荷重設定用移動機構44とが設けられている。詳細は省
略するが巻き付け角度設定用移動機構42によりプーリ
36を移動させて図5(a)(b)(c)のようにそれ
ぞれ巻き付け角度を60度、120度、180度に設定
させるものである。荷重設定用移動機構44は、ハンド
ル形態となっていてその回転操作でプーリ支持テーブル
8を図中左右方向に摺動させることで従動プーリ12へ
の荷重を設定するものである。プーリ支持テーブル8に
は従動プーリ12が設けられているとともに、負荷体と
しての複数の突出体46a〜46hが60度間隔で配備
されている。そして、これら突出体それぞれの間に荷重
測定器48a〜48hが対向配備されている。ベルト1
4の巻き付け角度θが60度、120度、180度それ
ぞれに対応する突出体とそれに対向する荷重測定器との
組み合わせで、それぞれの荷重を測定するようになって
いる。このようにして、図6の装置も、負荷体としての
突出体それぞれが、従動プーリ12の回転中心Oを通り
かつベルト14の張り側巻き付け接線方向および緩み側
巻き付け接線方向にそれぞれ直交する線上に位置し、荷
重測定器それぞれが、従動プーリ12の回転に伴い前記
突出体それぞれから負荷荷重を受けることで従動プーリ
12に作用する荷重を測定することができるとともに、
巻き付け角度が変化しても、それに対応する突出体およ
び荷重測定器を選定することで従動プーリ12への荷重
を測定することができて便利である。
【0024】なお、上述の実施の形態でベルトはプーリ
間に巻き付けられるが、このプーリの意味は狭く限定さ
れるものではなく、ベルトが巻き付けられる回転体構造
であればその形態および名称は何でもよい。
【0025】なお、上述の実施の形態では、従動プーリ
は、軸受けで構成されたプーリ軸受けとなっているが、
これに限定されるものではなく、軸受けとは別体構成の
プーリであっても構わない。
【0026】なお、上述の実施の形態のプーリ荷重測定
装置は、これをベルト張力測定装置に応用することがで
きる。すなわち、従動プーリ12等のプーリに巻き付け
られて走行状態にあるベルト14の張力を測定する装置
であって、従動プーリ12の回転中心を通りかつベルト
14の張り側巻き付け接線方向および緩み側巻き付け接
線方向にそれぞれ直交する線上に位置する負荷体として
の突出体22,24それぞれと、従動プーリ12の回転
に伴いこれら突出体22,24それぞれから負荷荷重を
受け得る位置に配置される荷重測定器26,28それぞ
れとでベルト張力測定装置を構成しても構わない。この
ようなベルト張力測定装置の場合、ベルト14が走行状
態であっても容易にベルト14の張り側張力と緩み側張
力を正確に測定でき、また、簡単な構造でありながら、
ベルト14の従動プーリ12に対する巻き付け角度が変
化しても、また、従動プーリ12の回転数が変化して
も、従動プーリ12への荷重が変化しても、正確に走行
状態にあるベルト14の張力を測定することができる。
この場合、従動プーリ12への荷重は図6の荷重設定機
構で、巻き付け角度は図6の巻き付け角度設定機構で設
定調整してもよい。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ベルトが
走行しベルトの張力が張り側と緩み側とで異なり、また
両張力が変化しても、これによるプーリに作用する荷重
の変化を測定できるから、これに対応したプーリの設計
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るプーリ荷重測定方法に
用いられるプーリ荷重測定装置等の構成を示す平面図
【図2】図1のAーA線に沿う断面図
【図3】図1の要部の斜視図
【図4】本発明の実施形態に係るプーリ荷重測定方法に
用いられるプーリ荷重測定装置等の構成を示す平面図
【図5】本発明の実施形態に係るプーリ荷重測定方法で
荷重が測定されるプーリ等の構成を示す平面図
【図6】図5の方法の実施に用いるプーリ荷重測定装置
を示す側面図
【符号の説明】
2 駆動プーリ 4 摺動レール 6 摺動台 8 プーリ支持テーブル 10 軸受け 12 従動プーリ 14 ベルト 22,24 突出体 26,28 荷重測定器 30,32 測定子

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベルトが巻き付けられてあるプーリにかか
    る荷重を測定するプーリ荷重測定方法において、 ベルトを走行させた状態でベルトの張り側と緩み側それ
    ぞれの張力を測定し、この測定した張力からプーリにか
    かる荷重の状態を測定する、ことを特徴とするプーリ荷
    重測定方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のプーリ荷重測定方法にお
    いて、 測定条件としてプーリへの初期荷重を設定する、ことを
    特徴とするプーリ荷重測定方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載のプーリ荷重測定
    方法において、 測定条件としてプーリに対するベルトの巻き付け角度を
    設定する、ことを特徴とするプーリ荷重測定方法。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3いずれかに記載のプーリ
    荷重測定方法において、 プーリの回転中心を通りかつ
    ベルトの張り側巻き付け接線方向および緩み側巻き付け
    接線方向にそれぞれ直交する線上にプーリから荷重がか
    かる負荷点をそれぞれ設定し、 走行状態にあるベルトの張力により前記各負荷点それぞ
    れにかかる負荷荷重を測定し、 この測定した負荷荷重からプーリにかかる荷重の状態を
    測定する、 ことを特徴とするプーリ荷重測定方法。
  5. 【請求項5】請求項4に記載のプーリ荷重測定方法にお
    いて、 ベルトのプーリに対する張り側と緩み側それぞれの張力
    とその張り側と緩み側それぞれの接線方向の負荷荷重と
    による所定の回転モーメントの釣り合いの等式と、前記
    張り側と緩み側それぞれの張力と前記両負荷荷重とが等
    しいことを示す等式とを用いる、ことを特徴とするプー
    リ荷重測定方法。
  6. 【請求項6】ベルトが巻き付けられてあるプーリにかか
    る荷重を測定するプーリ荷重測定装置において、 プーリの回転中心を通りかつベルトの張り側巻き付け接
    線方向および緩み側巻き付け接線方向にそれぞれ直交す
    る線上に位置してベルトの張力によりプーリにかかる負
    荷を受けるための負荷体それぞれと、 前記両負荷体それぞれから負荷荷重を受け得る位置に配
    置される荷重測定器それぞれと、 を具備したことを特徴とするプーリ荷重測定装置。
  7. 【請求項7】請求項6に記載のプーリ荷重測定装置にお
    いて、 プーリにかかる荷重を設定する荷重調整機構を有する、
    ことを特徴とするプーリ荷重測定装置。
  8. 【請求項8】請求項6に記載のプーリ荷重測定装置にお
    いて、 ベルトのプーリに対する巻き付け角度を設定する巻き付
    け角度設定機構を有する、ことを特徴とするプーリ荷重
    測定装置。
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