JPH09243482A - 摩擦力の測定装置 - Google Patents

摩擦力の測定装置

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JPH09243482A
JPH09243482A JP5630696A JP5630696A JPH09243482A JP H09243482 A JPH09243482 A JP H09243482A JP 5630696 A JP5630696 A JP 5630696A JP 5630696 A JP5630696 A JP 5630696A JP H09243482 A JPH09243482 A JP H09243482A
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JP
Japan
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pulley
winding angle
mounting jig
detector
frictional force
Prior art date
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Pending
Application number
JP5630696A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Kurita
康史 栗田
Kiyoomi Tanaka
清臣 田中
Kazuya Okubo
和也 大窪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitta Corp
Original Assignee
Nitta Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻付け角度を広い範囲(0°〜180°超
える範囲)で設定することができ、巻付け角度を変化
させても同一条件下での摩擦力(静止摩擦力を含む)の
測定が可能な摩擦力の測定装置を提供することを課題と
する。 【解決手段】 プーリ1に測定したい巻付け角度でベル
ト2を巻き付け、前記ベルト2の一端を荷重検出器3に
取り付けた状態で他端部に引張力を加え、この状態でプ
ーリ1に回転駆動を加えるようにしてベルト2とプーリ
1間の摩擦力を測定する装置において、プーリ1と、前
記プーリ1と同一回転中心で回動可能な検出器取付ジグ
4を具備し、荷重検出器3は検出器取付ジグ4に固定配
置してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プーリとこれに
巻き付けられたベルトとの間の摩擦力の測定する装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の摩擦力の測定装置としては、例
えば図7に示すようなものがある。
【0003】この測定装置は、図7に示すように、プー
リ1にベルト2を巻き付けると共に前記ベルト2の一端
を荷重検出器3に取り付けた状態で他端部に重りW等で
引張力を加え、この状態でプーリ1に回転駆動を加える
ようにしてベルト2とプーリ1間の摩擦力を測定するも
のである。なお、この装置では荷重検出器3を鉛直方向
に上下動させ得るようにしてあり、これによりベルト2
のプーリ1への巻付け角度(以下、単に巻付け角度とい
う)を変えることができるようになっている。
【0004】上記測定装置を使用すると、アナライザー
等の装置との組み合わせにより摩擦力(Y軸)−時間
(X軸)グラフ上に図10に示すような線LCとして表
現させることができ、測定者は、この線LCの最大点P
の摩擦力を読み取ることにより静止摩擦力の大きさを、
ピーク後の摩擦力の挙動により動摩擦力の大きさを、そ
れぞれ知ることができる。
【0005】しかしながら、この装置では以下のに
示すような問題がある。 装置の構成上、図7〜図9に示すように、巻付け角度
を0°やその付近、又は180°以上に設定することが
不可能である。 巻付け角度をかえると、図7〜図9に示すように、ベ
ルト2のプーリ1の巻き付け端から荷重検出器3からま
でのベルト2の長さLが変化するから、摩擦力の測定は
同一条件下のものではなくなり、したがって巻付け角度
の変化に伴う摩擦力の変化を正確に測定することができ
ない。尚、このような問題が発生するのは、弾性率の違
いにより引き起こされる張力−伸び特性の違い、すなわ
ち時間に対する応答性の違いにより、グラフ上の線LC
の勾配や、ピーク値である最大摩擦力(静止摩擦力)
値、ピーク後の動摩擦力の挙動が、従来法では異なるこ
とが原因の一つに挙げられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明で
は、巻付け角度を広い範囲(0°〜180°超える範
囲)で設定することができ、巻付け角度を変化させて
も同一条件下での摩擦力(静止摩擦力を含む)の測定が
可能な摩擦力の測定装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、プーリ1に
測定したい巻付け角度でベルト2を巻き付け、前記ベル
ト2の一端を荷重検出器3に取り付けた状態で他端部に
引張力を加え、この状態でプーリ1に回転駆動を加える
ようにしてベルト2とプーリ1間の摩擦力を測定する装
置において、プーリ1と、前記プーリ1と同一回転中心
で回動可能な検出器取付ジグ4を具備し、荷重検出器3
は検出器取付ジグ4に固定配置してある。
【0008】なお、検出器取付ジグ4は、固定ブレーキ
5により回動・回動不能状態にできるようにしてあるこ
とが好ましい。
【0009】この摩擦力の測定装置では、検出器取付ジ
グ4を回転させると巻付け角度は変化するが、前記検出
器取付ジグ4はプーリ1と同一回転中心で回動可能なも
のとしてあるから、ベルト2のプーリ1の巻き付け端か
ら荷重検出器3からまでのベルト2の長さLは変化しな
い。したがって、巻付け角度が変化しても同一条件下で
の摩擦力の測定が可能となる。
【0010】また、例えば、ベルトコンベア等において
はベルト2の振れにより、真の巻付け角度はたえず変化
しているが、検出器取付ジグ4を回動可能状態して測定
途中に回動させることにより、巻付け角度が変化する場
合の摩擦力(静止摩擦力を含む)の変化を測定すること
も可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に従って説明する。
【0012】この実施形態の摩擦力の測定装置は、図1
や図2に示すように、平行配置されたプーリ1と検出器
取付ジグ4とに軸7を貫通させると共に、前記プーリ1
を軸7と一体回転するように、検出器取付ジグ4を軸7
と相対回転自在となるように構成してある。そして、図
1や図2に示すように、検出器取付ジグ4に荷重検出器
3を設けると共に、前記軸7をモータ6により回転駆動
せしめられるようにし、更に、検出器取付ジグ4を固定
ブレーキ5により回動可能・回動不能状態にできるよう
にしてある。
【0013】プーリ1は、図2に示すように、キー10
により軸7と回転方向に対して一体的となるようにして
あり、モータ6の回転が軸7を介して伝達されるように
してある。
【0014】荷重検出器3は市販されているロードセル
により構成してあり、図1に示すように、これの入力軸
がプーリ1の外周の接線上に一致する態様で設けてあ
る。
【0015】検出器取付ジグ4は、図1や図2に示すよ
うに、プーリ1の3倍程度の直径を有し且つ軸7が挿通
される中央部分をベアリング40としてあり、プーリ1
の回転中心と同軸上で軸7とは別に回動できるようにし
てある。
【0016】固定ブレーキ5は、図2に示すように、一
対の縦片50,50を有する断面コ字状のもので、検出
器取付ジグ4を回動不能にする場合にはこれを縦片5
0,50で挟持させる。
【0017】この測定装置により摩擦力を測定する場
合、以下の手順で行う。 ベルト2の一端を荷重検出器3の入力部に取り付ける
と共に前記ベルト2の他端に重りWを取り付け、前記ベ
ルトの中程部部分をプーリ1に巻き付ける。 巻付け角度を所定に設定するため固定ブレーキ5を緩
めて検出器取付ジグ4を回転させる。巻付け角度が所定
になったとき、固定ブレーキ5により検出器取付ジグ4
を挟持させる。 この測定装置を使用し、アナライザー等の装置との組
み合わせにより摩擦力(Y軸)−時間(X軸)グラフ上
に図6の実線に示すような線LCとして表現させること
ができる。測定者はこの線LCの最大点Pの摩擦力を読
み取ることにより静止摩擦力を知ることができる。
【0018】ここで、この測定装置は、巻付け角度の変
更を、検出器取付ジグ4をプーリ1と同一回転中心で回
動させるようにして行うものであるから、図1、図3〜
図5に示すように、ベルト2のプーリ1の巻き付け端か
ら荷重検出器3からまでのベルト2の長さLは変化しな
い。したがって、巻付け角度が0°〜180°超の範囲
で変化しても同一条件下での摩擦力の測定が可能とな
る。
【0019】また、搬送ベルトや動力伝達ベルトにおい
ては、ベルトの振れにより、真の巻付け角度はたえず変
化しているが、検出器取付ジグ4を回動可能状態して測
定途中に回動させることにより、巻付け角度が変化する
場合の摩擦力(静止摩擦力を含む)を測定することも可
能である。なお、図6はこれを示すもので同図中、一点
鎖線や二点鎖線は測定途中に検出器取付ジグ4を回動さ
せて巻付け角度を変化させた場合(変化させた点をa,
bで示す)の線LCである。
【0020】なお、上記実施形態にかえて、プーリ1を
複数並列に配置すれば、同一条件下での複数同時測定が
可能になる。
【0021】
【発明の効果】この発明は上記構成を有するものである
から次の効果を奏する。 (請求項1記載の発明)巻付け角度を広い範囲(0°〜
180°超える範囲)で設定することができ、巻付け角
度を変化させても同一条件下での摩擦力の測定が可能な
摩擦力(静止摩擦力を含む)の測定装置を提供できた。 (請求項2、3記載の発明)請求項1記載の発明の効果
を奏し、更に、測定途中において巻付け角度が変化する
場合の摩擦力を測定することも可能な摩擦力の測定装置
を提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態の摩擦力の測定装置の正面
図。
【図2】前記測定装置の断面図。
【図3】前記測定装置において、巻付け角度を90°と
した場合の正面図。
【図4】前記測定装置において、巻付け角度を180°
とした場合の正面図。
【図5】前記測定装置において、巻付け角度を210°
とした場合の正面図。
【図6】巻付け角度を測定途中で変化させた場合の摩擦
力−時間のグラフ。
【図7】先行技術の摩擦力の測定装置の正面図。
【図8】前記測定装置において、巻付け角度を45°と
した場合の正面図。
【図9】前記測定装置において、巻付け角度を160°
とした場合の正面図。
【図10】前記測定装置を利用して測定した摩擦力−時
間のグラフ。
【符号の説明】
1 プーリ 2 ベルト 3 荷重検出器 4 検出器取付ジグ 5 固定ブレーキ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プーリ(1)に測定したい巻付け角度で
    ベルト(2)を巻き付け、前記ベルト(2)の一端を荷
    重検出器(3)に取り付けた状態で他端部に引張力を加
    え、この状態でプーリ(1)に回転駆動を加えるように
    してベルト(2)とプーリ(1)間の摩擦力を測定する
    装置において、プーリ(1)と、前記プーリ(1)と同
    一回転中心で回動可能な検出器取付ジグ(4)を具備
    し、荷重検出器(3)は検出器取付ジグ(4)に固定配
    置してあることを特徴とする摩擦力の測定装置。
  2. 【請求項2】 検出器取付ジグ(4)は、固定ブレーキ
    (5)により回動・回動不能状態にできるようにしてあ
    ることを請求項1記載の摩擦力の測定装置。
  3. 【請求項3】 検出器取付ジグ(4)は、プーリ(1)
    に回転駆動中に独立して回動できるようにしてあること
    を特徴とする請求項1又は2記載の摩擦力の測定装置。
JP5630696A 1996-03-13 1996-03-13 摩擦力の測定装置 Pending JPH09243482A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100858566B1 (ko) * 2007-01-20 2008-09-16 주식회사 네오플러스 왕복동 마찰마모시험 변환장치
JP2010185744A (ja) * 2009-02-12 2010-08-26 Honda Motor Co Ltd プーリの摩擦力測定方法およびプーリの摩擦力測定装置
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CN108333104A (zh) * 2018-01-30 2018-07-27 太原理工大学 一种测试柔性材料表面摩擦力的测试装置及方法
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CN113092360A (zh) * 2021-03-30 2021-07-09 燕山大学 一种振动条件下弧形表面摩擦测试装置及方法

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