JP3674755B2 - プーリ荷重測定方法およびプーリ荷重測定装置 - Google Patents

プーリ荷重測定方法およびプーリ荷重測定装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ベルトが巻き付けられてあるプーリにかかる荷重を測定するプーリ荷重測定方法およびこれに用いるプーリ荷重測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車エンジン等においては、そのエンジンのクランクシャフトを駆動プーリとし、補機が装備するプーリを従動プーリとして、両プーリ間にプーリを巻き付け、駆動プーリの回転を従動プーリに伝達させるようになっている。このようなベルト系における従動プーリには軸受けが使用されているものがある。この軸受けはプーリ軸受けとも称されていて、例えば、内輪と、外輪と、両輪間の玉とで構成された玉軸受け構造のものがある。このようなプーリ軸受けでは、実際の条件に即してそれに作用する荷重(軸受け荷重ということにする)の変化を測定することでそれの設計を行うことが必要であるが、その一つとしてベルトの張力を実際に即して変化させ、このときの軸受け荷重の測定結果から、プーリ軸受けの設計を行うようにしている。このような軸受け荷重を測定する従来の測定方法においては、ベルトの張力=プーリ軸受けに作用する荷重であるとして、プーリにラジアル荷重を作用させて測定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、走行中のベルトはその張り側と緩み側で張力が異なるが、プーリ軸受けの設計では、このようなベルトの張り側張力と緩み側張力それぞれがいかなる値であるか、またそれらがどのように変化するかも考慮することが必要な場合がある。しかしながら、従来の測定方法では、単にラジアル荷重を変化させるものであるために、このような張り側張力と緩み側張力の測定は困難であるうえ、まして、それら張力の変化を測定することができず、プーリ軸受けを実際に即して正確に設計するえうでは不十分な測定方法であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明のプーリ荷重測定方法においては、ベルトが巻き付けられてあるプーリにかかる荷重を測定するプーリ荷重測定方法において、プーリの回転中心を通りかつベルトの張り側巻き付け接線方向および緩み側巻き付け接線方向にそれぞれ直交する線上にプーリから荷重がかかる負荷点をそれぞれ設定し、ベルトを走行させた状態で該ベルトの張力により前記各負荷点それぞれにかかる負荷荷重を測定し、この測定した負荷荷重からプーリにかかる荷重の状態を測定するようにしたものであり、プーリ軸受けの設計を十分に行うことが可能となる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0007】
図1ないし図3を参照して本発明のプーリ荷重測定方法について説明する。図1はこの方法に用いるプーリ荷重測定装置とこれにより荷重が測定されるプーリ等の平面図であり、図2は図1のAーA線に沿う断面図であり、図3は図1の要部の斜視図である。実施の形態の方法においては、駆動プーリと従動プーリとの間にベルトが巻き付けられて走行しているときのプーリに作用する荷重を測定する場合について説明するが、このプーリとしては、上述したように自動車などのエンジンのクランクシャフトを一方のプーリとし、補機が装備するプーリを他方のプーリとするなど、その用途はなんでもよい。また、プーリの数とそれに巻き付けられるベルトの巻き付け形態はなんでもよい。
【0008】
本実施の形態のプーリ荷重測定方法の説明に先だって、この方法に用いられるプーリ荷重測定装置を説明する。不図示の基台上には駆動プーリ2が回転可能に配備されている。また、基台上には摺動レール4が固定されている。この摺動レール4上にはこれに沿って摺動可能に摺動台6が取り付けられている。摺動台6は摺動溝6aを有し、この摺動溝6aに摺動レール4が入り込んだ状態で摺動レール4に沿って摺動可能であるとともに、不図示の手段により摺動レール4上の所要の摺動位置で固定し得るようになっている。摺動台6上には適宜のネジあるいは溶接等の固定手段でもってプーリ支持テーブル8が固定されている。プーリ支持テーブル8は、それぞれが円柱形の大径部8aとこの大径部8a上の小径部8bとで構成されている。プーリ支持テーブル8はその小径部8bの外周で従動プーリ(プーリ軸受け)12を支持するが、摺動台6と共に摺動レール4上に沿って移動することでプーリ12にかかる荷重を調整できる機構としても機能するようになっている。駆動プーリ2と従動プーリ12との間にベルト14が巻き付けられている。従動プーリ12は、基本構造として内輪16と外輪18と両輪間の玉20とを有する玉軸受け構造となっているが、このような軸受け構造に限定されない。内輪16はプーリ支持テーブル8の外周に不図示の適宜の手段で固定される。ベルト14はこの外輪18の外周に巻き付けられることになる。なお、従動プーリ12はこの外輪18だけを指しても構わず、要するにベルト14が巻き付けられる回転体構造であればよい。ベルト14はエンジンのクランクシャフト等の駆動プーリ2の回転により駆動されることで補機内のプーリ等の従動プーリ12を回転駆動する。
【0009】
プーリ荷重測定装置は、プーリ支持テーブル8の大径部8aの外周に備えられた負荷体としての一対の突出体22,24を有している。第1突出体22は、従動プーリ12の回転中心Oを通りかつベルト14の張り側巻き付け接線方向に直交する線L1上に位置している。第2突出体24は、従動プーリ12の回転中心Oを通りかつベルト14の緩み側巻き付け接線方向に直交する線L2上に位置している。この場合、ベルト14の従動プーリ12に対する巻き付け角度θは180度であり、したがって、両突出体22,24は、従動プーリ12の回転中心Oから180度方向に対向されているので、両線L1,L2は一致することになる。またこれら突出体22,24は、具体的には、プーリ支持テーブル8と一体物であってプーリ支持テーブル8の大径部8a外周から径方向外方に突出した突出構造であるとか、プーリ支持テーブル8とは別体物でプーリ支持テーブル8の大径部8a外周に接着剤とかネジ等で固定装着した突出構造となっている。
【0010】
プーリ荷重測定装置はまた、従動プーリ12の回転に伴い第1突出体22に当接可能であるとともに当接によりそれから負荷荷重を受ける第1荷重測定器26と、第2突出体24に当接可能であるとともに当接によりそれから負荷荷重を受ける第2荷重測定器28とを有している。これら荷重測定器26,28はいずれも後述の負荷点に当接する測定子30,32をそれぞれ有し、測定子30,32が荷重を受けて押し込まれた物理変位量を電気量に変換し、この電気量を出力可能となっている。荷重測定器26,28はその他の構造を有するものでもよく、例えば測定子30,32を感圧構造とし各突出体22,24から受ける圧力に応じた電気信号を出力するものなどなんでもよい。
【0011】
プーリ支持テーブル8には摺動台6の移動方向に沿う形状の開口34が形成されており、両荷重測定器26,28それぞれは、基台上に固定されこの開口34を介して対応する各突出体22,24それぞれに相対向するようになっている。ここで、第1および第2突出体22,24それぞれは、対応する荷重測定器26,28の測定子30,32と当接する箇所をそれぞれ第1および第2負荷点として有する。
【0012】
作用を説明する。
【0013】
まず、測定条件を設定する。
【0014】
ベルト14の従動プーリ12への巻き付け角度は180度である。プーリ支持テーブル8を摺動台6と共に摺動レール4上に沿って所定距離移動させることで静止状態でのベルト14にかかる張力つまり従動プーリ12の初期荷重を設定する。こうして測定条件を設定した後、次の(1)(2)でそれぞれ従動プーリ12への荷重を測定する。
【0015】
(1)ベルト14の静止状態
このような測定条件下において、かつ、ベルト14が静止状態にあるときでは、第1荷重測定器26の測定子30が第1突出体22の負荷点から受ける第1負荷荷重(R10)と、第2荷重測定器28の測定子32が第2突出体24の負荷点から受ける第2負荷荷重(R20)とが等しくR10=R20であり、ベルト14の張り側張力(T10)と緩み側張力(T20)とが等しくT10=T20であり従動プーリ12には回転モーメントは作用しない。このようなベルト14が静止状態にあるときのベルト14の張り側接線方向の従動プーリ12への荷重とベルト14の緩み側接線方向の従動プーリ12への荷重は共に等しい。
【0016】
(2)ベルト14の走行状態
次いで、駆動プーリ2を所定の回転数で回転させてベルト14を走行させ、これによって、従動プーリ12を図中矢印方向に回転駆動させる。このようにして走行中のベルト14ではその張り側と緩み側とで張力(T1>T2)が異なってくるので、それに対応して第1荷重測定器26の測定子30は第1突出体22の負荷点から第1負荷荷重(R11)を受け、第2荷重測定器28の測定子32は第2突出体24の負荷点から第2負荷荷重(R21)を受ける。そうすると、ベルト14の張り側張力(T11)により従動プーリ12にかかる回転モーメント(M1)とベルト14の緩み側張力(T21)により従動プーリ12にかかる回転モーメント(M2)とのモーメント差(M1−M2)と、第1負荷荷重(R11)による第1負荷点での回転モーメント(M1’)と第2負荷荷重(R21)による第2負荷点での回転モーメント(M2’)とのモーメント差(M1’−M2’)とが釣り合う。また両張力の合計(T11+T21)と両負荷荷重の合計(R11+R21)とが等しい。
【0017】
したがって、ベルト14の張り側張力(T11)、緩み側張力(T21)、第1負荷荷重(R11)、第2負荷荷重(R21)との間には、従動プーリ12の半径をr1、従動プーリ12の回転中心Oから第1および第2負荷点それぞれまでの距離が共に等しくr2とすると、次に示す不等式(1)と等式(2)(3)が成立することになる。
【0018】
T11>T21 … (1)
(M1−M2)−(M1’−M2’)=0 … (2)
T11+T21=R11+R21 … (3)
ここで、M1 −M2 =r1(T11−T21)、
M1’−M2’=r2(R11−R21)である。
【0019】
これら式に対しr1,r2は既知の値であるから、各荷重測定器26,28それぞれで測定した負荷荷重(R11,R21)それぞれを用いることで、ベルト14の張り側張力(T11)と緩み側張力(T21)それぞれを求めることができる。なお、実施の形態では図示していないが、各荷重測定器26,28それぞれにマイクロコンピュータ等の演算手段を接続し、マイクロコンピュータに各荷重測定器26,28それぞれから負荷荷重を入力させ、この入力した負荷荷重をマイクロコンピュータ内で前記式に対応した演算を行わせることでベルト14の張り側張力と緩み側張力それぞれを測定することができる。
【0020】
このような測定により、張り側張力であるベルトの張り側巻き付き接線方向に作用する荷重、および緩み側張力であるベルトの緩み側巻き付き接線方向に作用する荷重を求めることができる。
【0021】
このような測定方法では、ベルトの従動プーリに対する巻き付け角度とか初期荷重あるいは従動プーリの回転数等の測定条件をどのように変えても、それぞれの測定条件に対応して従動プーリ12にかかるベルト14の張り側巻き付け接線方向に作用する荷重、緩み側巻き付け接線方向に作用する荷重をそれぞれ測定することができるから実際の条件に即してプーリ軸受けを設計することができる。
【0022】
例えば前記ベルトの巻き付け角度に関し、本実施の形態は、図4で示されるように、駆動プーリ2の半径を大きくし、これによって、測定条件として、従動プーリ12に対するベルト14の巻き付け角度θを大きく設定しても、第1および第2突出体22,24それぞれを従動プーリ12の回転中心Oを通りかつベルト14の張り側巻き付け接線方向および緩み側巻き付け接線方向にそれぞれ直交する線上に位置して従動プーリ12の回転による負荷をかけられるように配置し、また、各荷重測定器も従動プーリ12の回転に伴い前記両負荷点それぞれから負荷荷重を受け得るように配置することで、上述と同様にして従動プーリ12に作用する荷重を測定することができる。
【0023】
また、本実施の形態では、上述したような測定形態に限定されるものでは一切なく、例えば図5(a)(b)(c)で示されるようなプーリの関係およびベルトの巻き付け関係でも同様に実施できる。図5(a)(b)(c)ではいずれも駆動プーリ2と、従動プーリ12と、ベルトの巻き付け角度設定機構としてのプーリ36とで構成されており、このプーリ36により従動プーリ12に対するベルト14の巻き付け角度が図5(a)では60度に設定され、図5(b)では120度に設定され、図5(c)では180度に設定されている。いずれの場合も例えば図6で示されるようなプーリ荷重測定装置を用いて従動プーリ12に作用する荷重を測定することができる。図6では、駆動プーリ2と従動プーリ12と巻き付け角度設定プーリ36との間にベルト14が巻き付けられている状態が示されており、基台38と基台40との間にプーリ36を図中矢印で示すように上下左右方向に移動させる巻き付け角度設定用移動機構42と、基台40と基台42との間にプーリ支持テーブル8を図中矢印で示すように左右方向に移動させる荷重設定用移動機構44とが設けられている。詳細は省略するが巻き付け角度設定用移動機構42によりプーリ36を移動させて図5(a)(b)(c)のようにそれぞれ巻き付け角度を60度、120度、180度に設定させるものである。荷重設定用移動機構44は、ハンドル形態となっていてその回転操作でプーリ支持テーブル8を図中左右方向に摺動させることで従動プーリ12への荷重を設定するものである。プーリ支持テーブル8には従動プーリ12が設けられているとともに、負荷体としての複数の突出体46a〜46hが60度間隔で配備されている。そして、これら突出体それぞれの間に荷重測定器48a〜48hが対向配備されている。ベルト14の巻き付け角度θが60度、120度、180度それぞれに対応する突出体とそれに対向する荷重測定器との組み合わせで、それぞれの荷重を測定するようになっている。このようにして、図6の装置も、負荷体としての突出体それぞれが、従動プーリ12の回転中心Oを通りかつベルト14の張り側巻き付け接線方向および緩み側巻き付け接線方向にそれぞれ直交する線上に位置し、荷重測定器それぞれが、従動プーリ12の回転に伴い前記突出体それぞれから負荷荷重を受けることで従動プーリ12に作用する荷重を測定することができるとともに、巻き付け角度が変化しても、それに対応する突出体および荷重測定器を選定することで従動プーリ12への荷重を測定することができて便利である。
【0024】
なお、上述の実施の形態でベルトはプーリ間に巻き付けられるが、このプーリの意味は狭く限定されるものではなく、ベルトが巻き付けられる回転体構造であればその形態および名称は何でもよい。
【0025】
なお、上述の実施の形態では、従動プーリは、軸受けで構成されたプーリ軸受けとなっているが、これに限定されるものではなく、軸受けとは別体構成のプーリであっても構わない。
【0026】
なお、上述の実施の形態のプーリ荷重測定装置は、これをベルト張力測定装置に応用することができる。すなわち、従動プーリ12等のプーリに巻き付けられて走行状態にあるベルト14の張力を測定する装置であって、従動プーリ12の回転中心を通りかつベルト14の張り側巻き付け接線方向および緩み側巻き付け接線方向にそれぞれ直交する線上に位置する負荷体としての突出体22,24それぞれと、従動プーリ12の回転に伴いこれら突出体22,24それぞれから負荷荷重を受け得る位置に配置される荷重測定器26,28それぞれとでベルト張力測定装置を構成しても構わない。このようなベルト張力測定装置の場合、ベルト14が走行状態であっても容易にベルト14の張り側張力と緩み側張力を正確に測定でき、また、簡単な構造でありながら、ベルト14の従動プーリ12に対する巻き付け角度が変化しても、また、従動プーリ12の回転数が変化しても、従動プーリ12への荷重が変化しても、正確に走行状態にあるベルト14の張力を測定することができる。この場合、従動プーリ12への荷重は図6の荷重設定機構で、巻き付け角度は図6の巻き付け角度設定機構で設定調整してもよい。
【0027】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、ベルトが走行しベルトの張力が張り側と緩み側とで異なり、また両張力が変化しても、これによるプーリに作用する荷重の変化を測定できるから、これに対応したプーリの設計が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るプーリ荷重測定方法に用いられるプーリ荷重測定装置等の構成を示す平面図
【図2】図1のAーA線に沿う断面図
【図3】図1の要部の斜視図
【図4】本発明の実施形態に係るプーリ荷重測定方法に用いられるプーリ荷重測定装置等の構成を示す平面図
【図5】本発明の実施形態に係るプーリ荷重測定方法で荷重が測定されるプーリ等の構成を示す平面図
【図6】図5の方法の実施に用いるプーリ荷重測定装置を示す側面図
【符号の説明】
2 駆動プーリ
4 摺動レール
6 摺動台
8 プーリ支持テーブル
10 軸受け
12 従動プーリ
14 ベルト
22,24 突出体
26,28 荷重測定器
30,32 測定子

Claims (4)

  1. ベルトが巻き付けられてあるプーリにかかる荷重を測定するプーリ荷重測定方法において、
    プーリの回転中心を通りかつベルトの張り側巻き付け接線方向および緩み側巻き付け接線方向にそれぞれ直交する線上にプーリから荷重がかかる負荷点をそれぞれ設定し、
    ベルトを走行させた状態で該ベルトの張力により前記各負荷点それぞれにかかる負荷荷重を測定し、
    この測定した負荷荷重からプーリにかかる荷重の状態を測定する、
    ことを特徴とするプーリ荷重測定方法。
  2. 請求項に記載のプーリ荷重測定方法において、
    ベルトのプーリに対する張り側と緩み側それぞれの張力とその張り側と緩み側それぞれの接線方向の負荷荷重とによる所定の回転モーメントの釣り合いの等式と、前記張り側と緩み側それぞれの張力の合計値と前記両負荷荷重の合計値とが等しいことを示す等式とを用いる、ことを特徴とするプーリ荷重測定方法。
  3. ベルトが巻き付けられてあるプーリにかかる荷重を測定するプーリ荷重測定装置において、
    プーリの回転中心を通りかつベルトの張り側巻き付け接線方向および緩み側巻き付け接線方向にそれぞれ直交する線上に位置してベルトの張力によりプーリにかかる負荷を受けるための負荷体それぞれと、
    前記両負荷体それぞれから負荷荷重を受け得る位置に配置される荷重測定器それぞれと、
    プーリにかかる荷重を設定する荷重調整機構と、
    を具備したことを特徴とするプーリ荷重測定装置。
  4. ベルトが巻き付けられてあるプーリにかかる荷重を測定するプーリ荷重測定装置において、
    プーリの回転中心を通りかつベルトの張り側巻き付け接線方向および緩み側巻き付け接線方向にそれぞれ直交する線上に位置してベルトの張力によりプーリにかかる負荷を受けるための負荷体それぞれと、
    前記両負荷体それぞれから負荷荷重を受け得る位置に配置される荷重測定器それぞれと、
    ベルトのプーリに対する巻き付け角度を設定する巻き付け角度設定機構と、
    を具備したことを特徴とするプーリ荷重測定装置。
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