JP2003106988A - ベルト摩擦係数測定装置及びベルト荷重測定用プーリ - Google Patents

ベルト摩擦係数測定装置及びベルト荷重測定用プーリ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベルト駆動走行時にベルトに付加される荷重
の測定に用いるベルト荷重測定用プーリにおいて、周方
向荷重(摩擦力)と径方向荷重(面圧)を同時に測定す
ることにより摩擦係数を即座に算出することができるベ
ルト摩擦係数測定装置を提供する。 【解決手段】 ベルト2が巻き掛けられる少なくとも一
つのプーリ10と、プーリ10に巻き掛けられたベルト
2に張力を付与する張力付与手段3と、プーリ10を回
転駆動させる駆動手段と、回転駆動されるプーリ10と
ベルト2との滑りに起因してベルト2がプーリ10に及
ぼす周方向荷重を検出する第1検出部10aと、ベルト
2がプーリ10に及ぼす径方向荷重を検出する第1検出
部10aと同じプーリに設けられた第2検出部10b
と、第1検出部10aからの検出信号と第2検出部10
bからの検出信号とをプーリ10の回転位置に応じて入
力させ、これら信号に基づいてプーリ10の回転位置に
応じた摩擦係数を演算する演算手段4とからなるベルト
摩擦係数測定装置1とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動走行時にベル
トとプーリに生じる摩擦係数を測定するために用いるベ
ルト摩擦係数測定装置、及び駆動走行時のベルトにより
プーリに付加される荷重を測定するために用いるベルト
荷重測定用プーリに関し、特に平ベルト、Vベルト、V
リブベルト等のベルトの径方向荷重(面圧)及び周方向
荷重(摩擦力)を測定し、摩擦係数を即座に算出すこと
ができるベルト摩擦係数測定装置及びベルト荷重測定用
プーリに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、駆動走行時のベルトとプーリに生
じる摩擦係数を測定するベルト摩擦係数測定装置では、
所定の長さに切断されたベルトを用いるデッドウェイト
式の測定装置を用いる場合は特開平9−243482の
ように、張り側の張力(T1)、ゆるみ側の張力(即
ち、重錘による張力:W)及びベルト巻き付き角度
(θ)を測定することによって、オイラーの公式(μ=
(1/α)×ln(T1/W))より摩擦係数を算出す
る必要があった。また、無端状態のベルトを用いる連続
式の測定装置を用いる場合も特開2000−10518
9のように、張り側とゆるみ側の張力及びベルト巻き付
き角度を測定することによって、オイラーの公式より摩
擦係数を算出する必要があった。
【0003】更に、従来の摩擦係数の測定は、張り側と
ゆるみ側の張力を測定し、その張力比から算出している
ため、プーリ回転位置による摩擦係数の変化があったと
しても検出することはできなかった。
【0004】面圧(径方向荷重)は、スリット加工を行
い、径方向の荷重を検知する歪みゲージを貼付したプー
リにより測定されていた。ベルトに接触するスリットは
面圧検出部のみであり、一つのプーリによって面圧と摩
擦力の二つの力を同時に測定することはできなかった。
【0005】また、駆動走行時にベルトがプーリに及ぼ
す力(荷重)を測定するには、ベルト荷重測定用プーリ
にスリット加工を行い、歪みゲージにより歪みを検出す
るのが一般的であった。
【0006】
【発明の解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みてなされたものであり、従来のように張り側とゆるみ
側の張力比から摩擦係数を算出するのではなく、ベルト
荷重測定用プーリによってベルトの面圧と摩擦力をプー
リの接触部で同時に測定することにより、即座にプーリ
の回転位置に応じた摩擦係数が算出することができるベ
ルト摩擦係数測定装置、及びそれに用いられるベルト荷
重測定用プーリを提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明の請求項1に記載のベルト摩擦係数測定装置
は、プーリの周面とその周面に巻き掛けられたベルトと
の摩擦係数を測定する摩擦係数測定装置において、前記
ベルトが巻き掛けられる少なくとも一つのプーリと、前
記プーリに巻き掛けられた前記ベルトに張力を付与する
張力付与手段と、このプーリを回転駆動させる駆動手段
と、回転駆動される前記プーリと前記ベルトとの滑りに
起因して、前記ベルトが前記プーリに及ぼす周方向荷重
を検出する第1検出部と、前記第1検出部が設けられた
プーリに設けられ、前記ベルトが前記プーリに及ぼす径
方向荷重を検出する第2検出部と、前記第1検出部から
の検出信号と前記第2検出部からの検出信号とを前記プ
ーリの回転位置に応じて入力させ、これら信号に基づい
て前記プーリの回転位置に応じた摩擦係数を演算する演
算手段と、を備えてなることを特徴としている。
【0008】この請求項1の構成によると、一つのベル
ト荷重測定用プーリにおいて、第1検出部により周方向
荷重を検出し、同時に第2検出部により径方向荷重を検
出することができるため、摩擦係数を即座に算出するこ
とができる。また、プーリの回転位置に応じて当該検出
信号を入力させることにより、プーリの回転位置に応じ
た摩擦係数を演算することができる。
【0009】請求項2に記載のベルト荷重測定用プーリ
は、プーリ周面に巻き掛けられたベルトが前記周面に及
ぼす荷重を検出するベルト荷重測定用プーリであって、
前記周面の一部を含んで形成され、前記ベルトが前記周
面に及ぼす荷重を受ける受け片と、この受け片から径方
向に延びる第1支持梁と、この第1支持梁の端から第1
支持梁と交叉する方向に延び、その両端が前記プーリに
支持された第2支持梁と、前記第1支持梁の変位を検出
する第1歪みゲージと、前記第2支持梁の変位を検出す
る第2歪みゲージとを備えてなることを特徴としてい
る。
【0010】この請求項2の構成によると、第1支持梁
に貼付された第1歪みゲージにより周方向荷重を検出す
ることができ、また、第2支持梁に貼付した第2歪みゲ
ージにより径方向荷重を検出することができるため、一
つのベルト荷重測定用プーリが有する共用の受け片によ
り、プーリとベルトの接触面からベルトの周方向荷重と
径方向荷重を同時に測定することができ、摩擦係数を即
座に算出することができる。
【0011】請求項3に記載のベルト荷重測定用プーリ
は、請求項2に記載のベルト荷重測定用プーリであっ
て、前記第1歪みゲージは、前記第1支持梁の前記端付
近に設けられ、前記第2歪みゲージは、前記第2支持梁
の前記両端付近に設けられていることを特徴としてい
る。
【0012】この請求項3の構成によると、ベルトがプ
ーリ周面に及ぼす荷重により受け片が周方向に滑ること
によって第1支持梁の端付近が撓む変位を、周方向荷重
を検出する第1歪みゲージにより測定することができ
る。また、同時に、ベルトがプーリ周面に及ぼす荷重に
より受け片が径方向に押圧される押圧力に比例して第2
支持梁の両端付近が撓む変位を、径方向荷重を検出する
ための第2歪みゲージにより測定することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
ベルト摩擦係数測定装置及びベルト荷重測定用プーリの
一実施形態例について説明する。
【0014】図1は、本発明に係るベルト摩擦係数測定
装置の実施形態の一例を示したもので、(a)はベルト
摩擦係数測定装置の概略図、(b)はプーリの周面に設
けられた第1検出部及び第2検出部の概略図である。
【0015】図1(a)に示すように、ベルト摩擦係数
測定装置1は、ベルト2と、張力付与手段3と、駆動手
段Mと、演算手段4と、プーリ10と、を備えてなる。
また、ここではデッドウェイト式によるベルト摩擦係数
測定装置1を示している。
【0016】ベルト2は、図1(a)に示すように、所
定の長さに切断され、プーリ10に巻き掛けてある。張
力付与手段3は、重錘3aと、フレーム3cとを有して
おり、ベルト2の一方の端部に重錘3aを取り付け、ベ
ルト2のもう一方の端部をフレーム3cに固定し、ベル
ト2に張力を付与することによりプーリ10周辺にベル
ト荷重が作用するようにしてある。駆動手段Mは、減速
機付のモーターを用いて、プーリ10を所定の回転数で
回転させる。
【0017】プーリ10は、図1(b)に示すように、
第1検出部10aと、第2検出部10bを有する。第1
検出部10aは、プーリ10とベルト2の滑りに起因し
て、ベルト2がプーリ10に及ぼす周方向荷重を検出す
る。第2検出部10bは、第1検出部10aと荷重受け
片12を共用するように一体に設けられている。また、
第2検出部10bは、ベルト2がプーリ10に及ぼす径
方向荷重を検出する。
【0018】演算手段4は、図1(a)に示すように、
第1検出部10aに電気的に接続された周方向荷重用動
歪み計5と、第2検出部10bに電気的に接続された径
方向荷重用動歪み計6と、FFTアナライザー7と、エ
ンコーダー8と、PC9とを有している。周方向荷重用
動歪み計5は、第1検出部10aから検出された電気信
号が入力されるように構成されており、周方向荷重の大
きさに比例して周方向荷重用動歪み計5に出力される電
圧が大きくなるようにしてある。同様に、径方向荷重用
動歪み計6は、第2検出部10bから検出された電気信
号が入力されるように構成されており、径方向荷重の大
きさに比例して径方向荷重用動歪み計6に出力される電
圧が大きくなるようにしてある。周方向荷重用動歪み計
5及び径方向動歪み計6で検出された電圧は、増幅され
てFFTアナライザー7で演算処理されるようになって
いる。
【0019】エンコーダー8は、プーリ10の回転位置
を検出してFFTアナライザー7に入力させることによ
り、プーリ10の回転位置に応じて第1検出部10aか
らの検出信号と第2検出部10bからの検出信号とのデ
ータを取得し、プーリ10の回転位置に応じた摩擦係数
を演算してPC9に表示するようになっている。
【0020】図2は、本発明に係るベルト荷重測定用プ
ーリの実施形態の一例を示したもので、(a)は正面
図、(b)は側面断面図である。
【0021】図2(a)に示すように、荷重測定用プー
リ10は、ベルト懸架部11と、受け片12と、第1支
持梁13と、第2支持梁14と、第1歪みゲージ15
と、第2歪みゲージ16と、測定用孔(スリット)17
と、固定用孔18と、固定用筒19とを備えてなる。
【0022】プーリ10の周面の一箇所には測定用孔1
7が設けてある。この測定用孔17は、図2(a)に示
すように、プーリ10の両面で開口するスリットとして
形成してある。また、測定用孔17は縦穴部17aと、
第1空洞部17bと、第2空洞部17cから構成されて
いる。縦穴部17aの一方の端部はプーリ10の周面に
開口させてあり、縦穴部17aのもう一方の端部は第1
空洞部17b内に開口させてある。また、第1空洞部1
7b及び第2空洞部17cもプーリ10の両側に開口さ
せて設けてある。
【0023】受け片12は、プーリ10の周面の一部を
含んで構成されており、受け片12が縦穴部17a内に
位置するように、測定孔17内に配置している。受け片
12は、プーリ10周面に巻き掛けられたベルトがプー
リ10周面に及ぼす荷重を受けるようになっている。受
け片12は、径方向側を第1支持梁13と接合すると共
に、第1支持梁13に接合された第2支持梁14を介し
てプーリ10と一体に固定している。受け片12と縦穴
部17aの内面との間に隙間が形成される構成されてい
る。この隙間の寸法aは、正確に荷重測定をすることが
できるように、受け片12の周方向への変動により接触
しない程度に十分な距離を設ける必要がある。
【0024】第1支持梁13は、一方の端を受け片12
に支持され、受け片12から径方向に延びて、もう一方
の端を第2支持梁14の中央に支持されるように形成さ
れている。第2支持梁14は、第1支持梁13の端から
第1支持梁13と直交する方向に延び、両端をプーリ1
0に支持されるように形成されている。第2支持梁14
とプーリ10との間には、隙間ができるように空洞部1
7cが設けられている。この隙間の寸法bは、正確に荷
重測定をすることができるように、第2支持梁14の径
方向の変動によりプーリ10に接触しない程度に十分な
距離を設ける必要がある。
【0025】第1支持梁13及び第2支持梁14の幅の
寸法は、共に、変形可能な程度(1mm程度)に設定す
るのが好ましい。第1支持梁13の幅の寸法を細くする
ほど、第1支持梁13が撓む感度が高くなり、適切な歪
み量を第1歪みゲージ15において測定することができ
るからである。また、第2支持梁14の幅の寸法を細く
すると、受け片12が受ける押圧力に比例して第2支持
梁14が撓む感度が高くなることにより、第2歪みゲー
ジ16において検出される電気信号が小さすぎて正確に
荷重測定することができなくなる、という恐れがなくな
るからである。また、第2支持梁14の長さの寸法は、
短く設定することが好ましい。第2支持梁14の長さの
寸法を短くすると、歪みの程度が十分大きくなるため、
第2歪みゲージ16による荷重の測定が容易になるから
である。
【0026】第1歪みゲージ15及び第2歪みゲージ1
6は、歪みに伴う電気抵抗値の変化を検出することによ
って、歪みを電気信号に変換して出力するようにしたゲ
ージである。第1歪みゲージ15は周方向の荷重を測定
するための歪みゲージであり、第2歪みゲージ16は径
方向の荷重を測定するための歪みゲージである。第1歪
みゲージ15は、第1支持梁13の端付近の両側に貼付
されている。また、第2歪みゲージ16は、第2支持梁
14の両端付近の両側に貼付されている。第1歪みゲー
ジ15及び第2歪みゲージ16は、4枚または8枚(図
示では第1歪みゲージ15及び第2歪みゲージ16をそ
れぞれ2枚)取り付けてホイーストンブリッジを形成す
るようにしている。
【0027】固定用筒19は、図2(b)に示すよう
に、プーリ10の片面の中央部にベルト懸架部11と一
体に突設して設けられており、この固定用筒19内を通
してプーリ10の両面に開口する固定用孔18が形成し
てある。
【0028】上記のように形成されるベルト荷重測定用
プーリ10は、図3に示すように、シャフト20の先端
にプーリ10の固定用孔18を被挿し、固定用筒19に
連結具21を嵌め込むと共に連結具21からボルト22
をシャフト20にねじ込むことによって、シャフト20
に取り付けて使用されるものである。
【0029】また、ベルト荷重測定用プーリ10に設け
た第1歪みゲージ15及び第2歪みゲージ16はスリッ
プリング23を介してそれぞれ周方向荷重用動歪み計5
及び径方向荷重用動歪み計6に接続するようにしてあ
る。スリップリング23は互いに回転自在な固定側リン
グ23aと可動側リング23bから構成してあり、固定
側リング23aに設けた電気端子と可動側リング23b
に設けた電気端子はブラシによって常に電気的に接続さ
れるようにしてあり、第1歪みゲージ15及び第2歪み
ゲージ16を可動側リング23bの電気端子に、周方向
荷重用動歪み計5及び径方向荷重用動歪み計6を固定側
リング23aの電気端子に、それぞれ接続することによ
って、ベルト荷重測定用プーリ10を回転させても第1
歪みゲージ15及び第2歪みゲージ16からの電気信号
がスリップリング23を介して周方向荷重用動歪み計5
及び径方向荷重用動歪み計6に入力されるようにしてあ
る。
【0030】図4は、本発明に係るベルト摩擦係数測定
装置1及びベルト荷重測定用プーリ10で用いられる、
多溝Vリブベルトで代表される伝動ベルト2の一部断面
図を示している。ベルト2の心線ロープ2bには、ポリ
エステル繊維、ポリアミド繊維、芳香属ポリアミド繊
維、ガラス繊維等からなる高強力低伸度のロープが使用
されており、圧縮ゴム層2a及び伸張ゴム層2cには、
クロロプレンゴム、天然ゴム、ニトリルゴム、ブチルゴ
ム、ブタジエンゴム、あるいはウレタンエラストマー等
が使用されている。また、背面帆布層2dには、経緯糸
で織成されたゴム付き帆布がバイアス状に少なくとも一
枚積層貼着されている。
【0031】図5は、エンコーダー8によるプーリ10
の回転位置を検出するためのトリガ位置について定義す
るものである。即ち、図5はトリガ信号とプーリ10の
スリット位置の関係について示している。図5による
と、トリガ信号はA位置(入口側で受け片12が完全に
ベルト2と接触した位置)と、B位置(出口側で受け片
12が完全にベルト2と接触した位置)とに設定されて
いる。従って、エンコーダー8は、プーリ10のA位置
とB位置とを検出し、その間における第1検出部10a
からの摩擦力に関する検出信号と、第2検出部10bか
らの面圧に関する検出信号とをFFTアナライザー7に
入力して摩擦係数を算出するようになっている。
【0032】次に、ベルト摩擦係数が算出されるときの
手順について、図6を参照して説明する。図6は、ベル
ト摩擦係数が算出されるときの手順を示すフローチャー
トである。
【0033】まず、ステップS1において、張力付与手
段3を調整することによって、プーリ10周面に巻き掛
けられたベルト2に付加される張力を設定する。次に、
ステップS2において、回転駆動手段によりプーリ10
を回転駆動させる。
【0034】ステップS3では、ベルト2が回転駆動す
るプーリ10周面に及ぼす荷重により受け片12が周方
向に滑り、第1支持梁13が撓むことによって生じた歪
み量(周方向荷重)を第1歪みゲージ15により検出す
る。そして、第1歪みゲージ15で検出された周方向荷
重は、電気信号に変換されて周方向荷重用動歪み計5に
出力され、出力された電気信号は電圧が増幅されてFF
Tアナライザー7へ入力される。同様に、ステップS3
´では、ベルト2が回転駆動するプーリ10周面に及ぼ
す荷重により受け片12が径方向に押圧され、受け片2
が受ける押圧力に比例して第2支持梁14が撓むことに
よって生じる歪み量(径方向荷重)を第2歪みゲージ1
6により検出する。そして、第2歪みゲージ16で検出
された径方向荷重は、電気信号に変換されて径方向荷重
用動歪み計6に出力され、出力された電気信号は電圧が
増幅されてFFTアナライザー7へ入力される。
【0035】ステップS4及びステップS4´では、エ
ンコーダー8によりプーリ10の回転位置を検出し、プ
ーリ10のスリット位置が図5に示すA位置にあるかど
うかが判断される。そして、プーリ10のスリット位置
がA位置にあると判断されると(ステップS4及びステ
ップS4´:YES)、ステップS5及びステップS5
´において、受け片12の入口側に設定されたトリガ信
号がエンコーダー8を介してFFTアナライザー7へ入
力される。
【0036】次に、ステップS6及びステップS6´で
は、エンコーダー8によりプーリ10の回転位置を検出
し、プーリ10のスリット位置が図5に示すB位置にあ
るかどうかが判断される。そして、プーリ10のスリッ
ト位置がB位置にあると判断されると(ステップS6及
びステップS6´:YES)、ステップS7及びステッ
プS7´において、受け片12の出口側に設定されたト
リガ信号がエンコーダー8を介してFFTアナライザー
7への入力される。
【0037】ステップS8において、トリガ信号に基づ
いて、A位置からB位置間の周方向荷重のデータが取得
される。同様に、ステップS8´において、トリガ信号
に基づいて、A位置からB位置間の径方向荷重のデータ
が取得される。
【0038】ステップS9において、ステップS8で取
得されたA位置からB位置間の周方向荷重のデータ、及
びステップS8´で取得されたA位置からB位置間の径
方向荷重のデータ、の比を求めることにより摩擦係数が
算出される。その後、ステップS10で、算出された摩
擦係数がPC9に表示される。
【0039】次に、上記実施例におけるベルト摩擦係数
測定装置1及びベルト荷重測定用プーリ10を用いた摩
擦係数の測定結果について説明する。測定は、平ベルト
を用い、ゆるみ側張力一定のデッドウェイト式測定法に
よる測定方法を用いる。平ベルトについては、ベルト幅
がリブベルトの3山相当で、ベルト厚みが5.0mmの
ものを使用した。また、ベルト2のプーリ10への巻き
付き角(図1のα)が90度である。測定波形のトリガ
信号は、図5におけるA位置とB位置で設定している。
この条件での測定結果を図10に示す。図10(a)は
ゆるみ側張力4kgfの荷重を与えたものである。図1
0(b)はゆるみ側張力8kgfの荷重を与えたもので
ある。
【0040】図10にみられるように、径方向荷重(即
ち面圧)が常に周方向荷重(即ち摩擦力)よりも大きく
なっており摩擦係数は1を超えていない。また、測定結
果から摩擦力と面圧は分離して測定することが可能であ
る。なお、摩擦力方向と面圧方向に分けて荷重を与え、
それぞれ一方に荷重している場合に他方の出力がどの程
度出るのかひずみゲージの較正結果を確認したところ、
摩擦力方向に荷重した場合の面圧方向に加わる荷重は2
%であり、また面圧方向に荷重した場合の摩擦力方向へ
加わる荷重は1%であることから、それぞれ他方の影響
は小さいと考えられるため、補正は行う必要はない。
【0041】以上のように、本実施の形態のベルト荷重
測定用プーリ10によると、ベルト2の周方向荷重と径
方向荷重を同時に測定することができる。また、本実施
の形態のベルト摩擦係数測定装置1によると、エンコー
ダー8がプーリ10の回転位置を検出することにより、
プーリ10の回転位置に応じて周方向荷重と径方向荷重
のデータを取得することができる。これにより、即座に
プーリの回転位置に応じた摩擦係数が算出することがで
きるようになる。
【0042】なお、本発明に係るベルト摩擦係数測定装
置及びベルト荷重測定用プーリは、前記実施例に限定さ
れるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにお
いて様々な設計変更が可能なものである。
【0043】例えば、ベルト荷重測定用プーリ30は、
図7に示すように、プーリ30の周面に設けてある測定
用孔37を台形状にスリット加工し、受け片32から径
方向に延びた第1支持梁33をプーリ30に支持させ、
第2支持梁34は第1支持梁33の途中に四角枠状に形
成して第1支持梁33に支持させてもよい。この場合、
第1支持梁33の基端に周方向荷重を検出する第1歪み
ゲージ35を設け、第1支持梁33から直交して延在す
る第2支持梁34の両端に径方向荷重を検出する第2歪
みゲージ36を設ける。
【0044】また、別の実施例に係るベルト荷重測定用
プーリ40は、図8に示すように、周方向の荷重を受け
るT字型の受け片41と径方向の荷重を受ける逆T字型
の受け片42とをプーリ40の周面に近接して形成して
も良い。なお、T字型受け片41と逆T字型受け片42
の周方向の幅cが等しくなるよう構成する。この場合
は、T字型受け片41から径方向に延びる梁43の端に
周方向荷重を検出する第1歪みゲージ45を設け、逆T
字型受け片42の梁44の両端に径方向荷重を検出する
第2歪みゲージ46を設ける。なお、受け片41と受け
片42とを所定回転角度だけ離した場合、周方向荷重と
径方向荷重とは前記所定回転角度だけ、一方の荷重をず
らせたうえで合成される。
【0045】また、本実施の形態に係るベルト摩擦係数
測定装置1においては、デッドウェイト式の測定装置を
用いたが、これに限らず、連続式の測定装置を用いても
良い。図9は連続式のベルト摩擦係数測定装置101の
概略図を示したものである。
【0046】図9において、ベルト摩擦係数測定装置1
01は、駆動プーリ130と、従動プーリ140と、ベ
ルト荷重測定用プーリ110の3軸で構成され、駆動プ
ーリ130の軸は、図示されない軸受台に支承された歯
付プーリ又はチェーンスプロケット132に接続されて
いる。同様に、従動プーリ140の軸は、図示されない
軸受台に支承された歯付プーリ又はチェーンスプロケッ
ト142に接続されている。この歯付プーリ又はチェー
ンスプロケット132、142は、それぞれ歯付ベルト
又はチェーン133、143を介してモーター150軸
上の歯付プーリまたはチェーンスプロケット131、1
41に連結されている。また、ベルト荷重測定用プーリ
110は、所定の軸受台160に搭載され、所定の方向
に移動可能に構成されており、その端部には重錘Wが滑
車を介して懸架されている。
【0047】このような構成のベルト摩擦係数測定装置
101において、駆動プーリ130、従動プーリ140
及びベルト荷重測定用プーリ110に無端ベルト102
そ巻きつけ、この状態でモーター150を回転させる
と、無端ベルト102は、駆動プーリ130の上では早
く回ろうとし、従動プーリ140の上では遅く回ろうと
する。その結果、第1検出部によりベルト荷重測定用プ
ーリ110とベルト102との滑りに起因して生じる周
方向荷重を周方向荷重用動歪み計105検出する。ま
た、第1検出部が設けられたプーリに設けられた第2検
出部によりベルト102がベルト荷重測定用プーリ11
0に及ぼす径方向荷重を径方向荷重用動歪み計106に
より検出する。更に、エンコーダー108で回転位置を
検出する。そして、検出された電気信号の電圧を増幅し
てFFTアナライザー107に入力し、摩擦係数を算出
して、PC109に表示することができる。
【0048】また、本実施の形態に係るベルト摩擦係数
測定装置1のように、第2支持梁は、第1支持梁と直交
する方向に設けることが好ましいが、軸方向に荷重がか
かることにより第2支持梁が撓むものであればよく、第
1支持梁と交叉する方向に設けられているものであって
もよい。例えば、第1支持梁の端から周方向に延び、第
2支持梁が湾曲するものであってもよい。
【0049】更に、本実施の形態に係るベルト摩擦係数
測定装置1のように、第1検出部と第2検出部は一体又
は近接して設けられることが好ましいが、ベルトの長手
方向の位置で摩擦係数が変動することはないため、同じ
プーリに設けられていれば離れて設けられていてもよ
い。例えば、第1検出部と第2検出部とを、180°ず
らして設け、演算する際に位相をずらしてを重ね合わせ
るものであってもよい。
【0050】なお、本実施の形態に係るベルト摩擦係数
測定装置1及びベルト荷重測定用プーリ10の測定実験
(図10)においては、平ベルトを用いているが、その
ほか、Vベルト、Vリブベルト等についても摩擦係数の
測定が可能である。
【0051】
【発明の効果】本発明のベルト摩擦係数測定装置による
と、ベルトがプーリに接触する部分において、径方向荷
重(面圧)及び周方向荷重(摩擦力)を同時に測定する
ことができる。このため、その比を算出することにより
接触部の摩擦係数を即座に求めることが可能である。ま
た、プーリ巻き付き位置による摩擦係数の変化があった
としても、径方向荷重(面圧)及び周方向荷重(摩擦
力)を検出することが可能である。また、本発明のベル
ト荷重測定用プーリによると、プーリに設けられた共有
の受け片により、同時に径方向荷重及び周方向荷重を測
定することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るベルト摩擦係数測定装置の一実施
形態例を示すものであり、(a)は概略図、(b)はプ
ーリの周面に設けられた第1検出部及び第2検出部の概
略図である。
【図2】本発明に係るベルト荷重測定用プーリの一実施
形態例を示すものであり、(a)は正面図、(b)は側
面断面図である。
【図3】図2におけるベルト荷重測定用プーリの使用状
態を示す断面図である。
【図4】本発明に係るベルト摩擦係数測定装置1及びベ
ルト荷重測定用プーリ10で用いられる、多溝Vリブベ
ルトで代表される伝動ベルト2の一部断面図である。
【図5】本発明に係るベルト荷重測定用プーリ10のス
リット位置とトリガ信号との関係を示すグラフである。
【図6】本発明に係るベルト摩擦係数測定装置1及びベ
ルト荷重測定用プーリ10を用いて、ベルト摩擦係数が
算出されるときの手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係るベルト荷重測定用プーリの他の一
実施形態例を示すものであり、ベルト荷重測定用プーリ
の一部を拡大した正面図である。
【図8】本発明に係るベルト荷重測定用プーリの他の一
実施形態例を示すものであり、ベルト荷重測定用プーリ
の一部を拡大した正面図である。
【図9】本発明に係るベルト摩擦係数測定装置の他の位
置実施形態例を示す概略図である。
【図10】(a)、(b)はそれぞれ本発明に係るベル
ト摩擦係数測定装置及びベルト荷重測定用プーリ用いた
場合の荷重測定の結果を示すグラフである。
【符号の説明】
1 ベルト摩擦係数測定装置 2 ベルト 3 張力付与手段 4 演算手段 5 周方向荷重用動歪み計 6 径方向荷重用動歪み計 10 ベルト荷重測定用プーリ 12 受け片 13 第1支持梁 14 第2支持梁 15 第1歪みゲージ 16 第2歪みゲージ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プーリの周面とその周面に巻き掛けられ
    たベルトとの摩擦係数を測定する摩擦係数測定装置にお
    いて、 前記ベルトが巻き掛けられる少なくとも一つのプーリ
    と、 前記プーリに巻き掛けられた前記ベルトに張力を付与す
    る張力付与手段と、 このプーリを回転駆動させる駆動手段と、 回転駆動される前記プーリと前記ベルトとの滑りに起因
    して、前記ベルトが前記プーリに及ぼす周方向荷重を検
    出する第1検出部と、前記第1検出部が設けられたプー
    リに設けられ、前記ベルトが前記プーリに及ぼす径方向
    荷重を検出する第2検出部と、 前記第1検出部からの検出信号と前記第2検出部からの
    検出信号とを前記プーリの回転位置に応じて入力させ、
    これら信号に基づいて前記プーリの回転位置に応じた摩
    擦係数を演算する演算手段と、を備えてなるベルト摩擦
    係数測定装置。
  2. 【請求項2】 プーリ周面に巻き掛けられたベルトが前
    記周面に及ぼす荷重を検出するベルト荷重測定用プーリ
    であって、前記周面の一部を含んで形成され、前記ベル
    トが前記周面に及ぼす荷重を受ける受け片と、この受け
    片から径方向に延びる第1支持梁と、この第1支持梁の
    端から第1支持梁と交叉する方向に延び、その両端が前
    記プーリに支持された第2支持梁と、前記第1支持梁の
    変位を検出する第1歪みゲージと、前記第2支持梁の変
    位を検出する第2歪みゲージとを備えてなるベルト荷重
    測定用プーリ。
  3. 【請求項3】 前記第1歪みゲージは、前記第1支持梁
    の前記端付近に設けられ、前記第2歪みゲージは、前記
    第2支持梁の前記両端付近に設けられている請求項2に
    記載のベルト荷重測定用プーリ。
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